AMDの新型グラボ「RX 5700 XT」に対抗するべく、NVIDIAがぶつけてきた「RTX 2070 Super」。価格帯は5.9~7.5万円ですが、その中でもっとも安い「Palit GeForce RTX 2070 SUPER JS」を検証レビュー。最安モデルの実力を試します。
スペックと仕様を解説:最安モデルですが侮れない
「Palit GeForce RTX 2070 SUPER JS」のスペック
「Palit GeForce RTX 2070 SUPER JS」は、RTX 2070 Superを搭載するオリファンモデルの中でもっとも低価格なグラボです。記事を執筆した時点では、価格は6万円をギリギリ割り込み、ドスパラのキャッシュレス還元5%を含めると実質5.7万円になります。
ドスパラWebでしか入手できず、無料で付いてくる保証は1年(追加保証で3年間に延長可能※)など。一定のデメリットはあるものの、ダントツに安いというメリットを覆すのはかなり難しいです。
※ドスパラの追加保証は「パソコン保険」というオプションで、1年あたり商品価格の5%で追加可能(最大3年まで)。通常保証の対象は「自然故障のみ」で、パソコン保険は「物損」も対象になるのが大きな違いです。
GPU | Palit RTX 2070 SUPER JS | RTX 2070 Super | RTX 2070 |
---|---|---|---|
世代 | Turing | Turing | |
プロセス | 12nm製造 : TSMC | 12nm製造 : TSMC | |
トランジスタ数 | 136.0 億 | 108.0 億 | |
ダイサイズ | 445 mm2 | 445 mm2 | |
シェーダー数CPUのコア数に相当 | 2560 | 2304 | |
TMU数Texture Mapping Unitのこと | 160 | 144 | |
ROP数Render Output Unitのこと | 64 | 64 | |
演算ユニット数 | 40 | 36 | |
Tensorコア数機械学習向けの特化コア | 320 | 288 | |
RTコア数レイトレ用の特化コア | 40 | 36 | |
クロック周波数 | 1605 MHz | 1410 MHz | |
ブーストクロック | 1815 MHz | 1770 MHz | 1620 MHz |
VRAM容量 | 8 GB | 8 GB | |
VRAM規格 | GDDR6 | GDDR6 | |
VRAMバス | 256 bit | 256 bit | |
VRAM帯域幅 | 448.0 GB/s | 448.0 GB/s | |
理論性能(FP32) | 9.293 TFLOPS | 9.062 TFLOPS | 7.465 TFLOPS |
TDP | 215 W | 175 W | |
補助電源 | 8 + 8 pin | 8 + 6 pin | 8 pin |
MSRP | – | $ 499 | $ 499 |
参考価格最安Top5の平均価格 | 59980 円 | 62840 円 | 59930 円 |
「Palit GeForce RTX 2070 SUPER JS」は最安モデルでありながら、オーバークロックモデルです。リファレンスモデル(定格版)と比較して、ゲーム時のブーストクロックは3%高い1815 MHzに設定されています。
3%のオーバークロックの影響で、補助電源コネクタは「8 + 6」から2ピン増えて「8 + 8」に変更されています。
価格は現在59980円で、キャッシュレス還元5%を含めると56981円になります。2番目に安い玄人志向のRTX 2070 Superと比較して、約3500円ほど安い価格です。
ここまで安い理由はザックリ2つあります。1つは、代理店を経由せずに、グラフィックボードを製造しているベンダーから直接卸しているためです。代理店の取り分を価格転嫁する必要がない分、販売価格を抑えられる仕組みです。
2つめの理由は、Palit(正式にはPalit Microsystems)というメーカーが世界最大級のVGAベンダーだから。グラフィックボードを大量生産しているため、NVIDIAからGPUチップを安く買い付けることができ、結果的に単価が抑えられます。
決して品質度外視で作っているから安いというわけではありません。製造する側(Palit)、販売する側(ドスパラ)、両者の努力があってこそ実現できる「圧倒的な低価格」というわけです。
外観とデザインをレビュー
付属品は必要最低限のモノだけが入ってます。グラフィックボードのドライバと、Palit独自のユーティリティソフトが入ったCD。ドライバとソフトのインストール方法を解説した説明書の2つです。
- ドライバのダウンロード先(Palit公式サイト)
なお、今回はドライバCDが付属していますが、順次ドライバCDは付属品から外される予定です。もしCDが入っていない場合は、Palit公式サイトより最新版をダウンロードして使ってください。
ボードの外装はプラスチック製です。白い部分はアルミのようにも見えますが、アルミっぽく塗装が施されているようです。ボードの長さは292 mm、奥行きが130 mm、高さは59.6 mm(2.7スロット占有)でした。
冷却ファンは「TurboFan 2.0」を2つ搭載。100 mm径の少し大きめのファンで、ファンの軸に入っているファンモーターは、強いトルクと低振動を実現する「6極」仕様です。
ヒートシンクはかなり厚みがあり、Palit GeForce RTX 2070 SUPER JSの占有スロットは2.7スロット(59.6 mm)にもなります。しかもGPUチップが熱を回収する受熱ベースプレート、そこからヒートシンクに熱を運ぶヒートパイプともに「銅製」です。
ブーストクロックを定格より45 MHz高い、1815 MHzに設定したれっきとしたオーバークロックモデルなので、最安値モデルとは思えないほど力の入った冷却設計になっています。
映像出力端子はDisplay Port(1.4a)を3つ、HDMI(2.0b)を1つ搭載します。最大出力モニター数は4枚です。ただし、Virtual Linkに対応したUSB Type-Cコネクタは省かれています※。
※JetStreamの上位モデルにあたる「GameRock Premium」にはUSB-Cが搭載されているので、コストカットの影響と推測できます。Virtual Link対応のVR機器を使わないなら、USB-C出力は無くても困ることないです。
天面には「JetStream風」とデザインされた、マットブラック塗装のバックプレートを装着済み。本体重量は実測で1345 gもありますが、ほとんどたわむことなく支えてくれる頑丈なバックプレートです。
NVLink端子のすぐそばに位置するスイッチで「Dual BIOS」を切り替えられます。BIOS 1はベンダーOCが施される「OC Speed」で、BIOS 2は「Standard Speed」で定格クロックとして動作する設定です。
最初はBIOS 1にスイッチが入っていて、特に理由がなければそのままで問題ありません。60℃未満でファンの回転が停止する「0 dBモード」を使いたい場合は、BIOS 2にスイッチを入れてください。
- Palit Thunder Master(ダウンロード)
LEDはグラフィックボードの底面に実装されています。1680万色対応で、専用ソフトウェア「Palit Thunder Master」を使って自由なLED設定が可能です。
「Palit GeForce RTX 2070 SUPER JS」の性能を検証
テスト環境
テスト環境「ちもろぐ専用ベンチ機」 | ||
---|---|---|
CPU | Core i9 9900K | |
CPUクーラー | ASSASSIN III140 mm x2の大型空冷 | |
マザーボード | ASRock Z390 Phantom Gaming 6 | |
メモリ | DDR4-2666 8GB x2使用メモリ「G.Skill FlareX C14」 | |
グラフィックボード | RTX 2070 Super 8GB | |
SSD | SATA 500GB使用SSD「Samsung 860 EVO」 | |
SATA 2TB使用SSD「Micron 1100」 | ||
電源ユニット | 1200 W(80+ Platnium)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | |
OS | Windows 10 Pro 64bit検証時のバージョンは「1903」 | |
ドライバ | NVIDIA 431.68 / AMD 19.9.2 | |
ディスプレイ | 3840 x 2160@60 Hz使用モデル「Acer ET430Kbmiiqppx」 |
「Palit GeForce RTX 2070 SUPER JS」の性能を検証するテストPCのスペックです。
現状もっともボトルネックが生じづらい、ゲーミング最強のCPU「Core i9 9900K」を軸に、適当なパーツを組み合わせています。メモリはごく標準的なDDR4-2666を合計で16 GBです。
グラフィックドライバは、NVIDIA GeForce Driverが431.68、AMD Radeon Softwareは19.9.2を使って検証しました。
比較のために用意したグラボ
主役はもちろんPalit Microsystemsの「GeForce RTX 2070 SUPER JS」です。ドスパラ様より提供していただいたサンプル機になりますが、製品仕様は一般品とまったく変わりありません。
性能比較のために使ったグラボは以上の通り。スペック的に競合するRX 5700 XTに加えて、RTX 2060、GTX 1080 Ti(Pascal世代の最上位)、Radeon VII(Vega世代の最上位)を使いました。
ゲーミング性能をテスト
3DMark FireStrike
3DMark FireStrike1920 x 1080 / Graphics Score |
定番のGPUベンチマーク「FireStrike」で、DirectX11ベースの性能をテスト。
3DMark TimeSpy
3DMark TimeSpy1920 x 1080 / Graphics Score |
「TimeSpy」はDirectX12ベースの性能を検証します。Turing世代はやはりDX12で強いです。
他のグラフィックボードとベンチマークスコアの比較をしたい方は、↑こちらのグラボ性能まとめ表も参考にどうぞ。
FF14 : 漆黒のヴィランズ
FF14:漆黒のヴィランズ1920 x 1080 / 最高品質 |
FF14:漆黒のヴィランズ(フルHD)は平均154.7 fpsで余裕。
FF14:漆黒のヴィランズ2560 x 1440 / 最高品質 |
WQHDでも問題ありません。
FINAL FANTASY 15
FINAL FANTASY XV : Benchmark1920 x 1080 / 高品質 |
「FF15」のベンチマークはGTX 1080 Tiに近い性能を記録しました。
FINAL FANTASY XV : Benchmark2560 x 1440 / 高品質 |
WQHDに解像度を引き上げても、GTX 1080 Tiに迫る勢いは変わりません。
Apex Legends
Apex Legends1920 x 1080 / 最高設定 |
Apex Legendsでは平均189 fpsで圧倒的。
Apex Legends2560 x 1440 / 最高設定 |
WQHDでも、GTX 1080 Tiを2割近くも引き離すなど、健闘しました。
CS:GO
Counter Strike : Global Offensive1920 x 1080 / 最高設定 |
CSGOは問題なし。
Counter Strike : Global Offensive2560 x 1440 / 最高設定 |
WQHDでも同様に安定しています。
Call of Duty : Black Ops IV
Call of Duty : Black Ops IV1920 x 1080 / 最高設定 |
Call of Duty : Black Ops IVでは、GTX 1080 Tiを超える性能でした。
Call of Duty : Black Ops IV2560 x 1440 / 最高設定 |
WQHDになると、VRAM容量の違いなど。スペック違いによる性能差が出ています。
Rainbow Six Siege
Rainbow Six Siege 1920 x 1080 / 最高設定 |
レインボーシックスシージは、付属ベンチマークで検証しました。
Rainbow Six Siege 2560 x 1440 / 最高設定 |
WQHDに引き上げてもトップの座は変わりません。
Fortnite : Battle Royale
Fortnite : Battle Royale1920 x 1080 / エピック設定 |
Fortnite : Battle Royale2560 x 1440 / エピック設定 |
フォートナイトは、プレイグラウンドモードにて「プレザントパーク」を1週して計測しました。
Overwatch
Overwatch 1920 x 1080 / エピック設定(100%) |
オーバーウォッチではGTX 1080 Tiには追いつけないものの、実用上はまったく問題ない性能です。
Overwatch 2560 x 1440 / エピック設定(100%) |
WQHDでは全体的に差が縮まりますが、傾向はそれほど変わりません。
PUBG
PUBG1920 x 1080 / ウルトラ設定 |
PUBGではGTX 1080 Tiに並ぶ結果でした。
PUBG2560 x 1440 / ウルトラ設定 |
WQHDになると若干引き離されてしまいます。
Assassin Creed Odyssey
Assassin Creed Odyssey 1920 x 1080 / 最高設定 |
アサシンクリードオデッセイは非常に重たいですが、軽々と平均60 fpsをクリアしています。
Assassin Creed Odyssey 2560 x 1440 / 最高設定 |
WQHDになるとギリギリ60 fpsに届きません。
ARK Survival Evolve
ARK Survival Evolve 1920 x 1080 / 最高設定 |
さらに超重量級なARK Survival Evolveでも、すんなりと平均60 fpsを超えています。
ARK Survival Evolve 2560 x 1440 / 最高設定 |
ただしWQHDに引き上げると平均60 fpsの維持はできません。
Deus Ex : Mankind Divided
Deus Ex : Mankind Divided 1920 x 1080 / ウルトラ設定 |
DXMDでは、RX 5700 XTより1割高いパフォーマンス。
Deus Ex : Mankind Divided 2560 x 1440 / ウルトラ設定 |
WQHDでも傾向はおおむね同じです。
Grand Theft Auto V
Grand Theft Auto V1920 x 1080 / 最高設定(MSAA x2) |
Grand Theft Auto Vは全体的に性能が飽和しています。
Grand Theft Auto V2560 x 1440 / 最高設定(MSAA x2) |
WQHDになるとパフォーマンスの差が出てきて、実力差がわかりやすいです。
NieR : Automata
NieR : Automata 1920 x 1080 / 最高設定 |
ニーアオートマタでは、やや動作が不安定でした。NVIDIAドライバとの相性かもしれないです。
NieR : Automata 2560 x 1440 / 最高設定 |
WQHDでも動作は変わらずです。
※NieR : Automataはゲーム側で最大60 fpsに上限が設けられているため、平均59 fps前後が事実上の「上限値」になります。
Shadow of the Tomb Raider
Shadow of the Tomb Raider 1920 x 1080 / 最高設定(SMAA / DX12) |
トゥームレイダーではGTX 1080 Tiとほぼ同じ性能に。
Shadow of the Tomb Raider 2560 x 1440 / 最高設定(SMAA / DX12) |
WQHDでも傾向は同じです。
Watch Dogs 2
Watch Dogs 2 1920 x 1080 / 最大設定 |
Watch Dogs 2ではGTX 1080 Ti超えです。
Watch Dogs 2 2560 x 1440 / 最大設定 |
WQHDではほぼ互角の水準。
Witcher 3
Witcher 3 1920 x 1080 / 最高設定 + HairWorks x4 |
Witcher 3ではGTX 1080 Tiにあと一歩の性能です。
Witcher 3 2560 x 1440 / 最高設定 + HairWorks x4 |
WQHDも同様です。
モンスターハンターワールド
Monster Hunter World1920 x 1080 / 最高設定 |
モンスターハンターワールドでは、GTX 1080 Tiに並びます。
Monster Hunter World2560 x 1440 / 最高設定 |
WQHDに引き上げてもGTX 1080 Tiとそう変わらないパフォーマンスです。
黒い砂漠
黒い砂漠 1920 x 1080 / リマスター品質 |
無料MMORPG「黒い砂漠」のリマスター品質では、RX 5700 XTと同等の水準。
黒い砂漠 2560 x 1440 / リマスター品質 |
WQHDに引き上げると、GTX 1080 Tiに近い性能に。
平均パフォーマンス
Palit RTX 2070 SUPER JS 1920 x 1080 / 平均パフォーマンス |
フルHDゲーミングの平均パフォーマンスは、GTX 1080 Tiを僅差で上回りました。
Palit RTX 2070 SUPER JS 2560 x 1440 / 平均パフォーマンス |
WQHDゲーミングの平均パフォーマンスはGTX 1080 Tiに一歩劣るものの、「Palit RTX 2070 SUPER JS」の約5.7万円という安さを考えれば非常に優秀と言わざるを得ません。
熱と消費電力を実測テスト
ゲーミング時の実効クロック
「FF14:漆黒のヴィランズ」ベンチマークを実行中に、GPUコアクロックを記録してグラフ化しました。
GPUコアクロックは最大で2010 MHzに達し、ベンチマーク実行中の平均値は1974 MHzでした。ほぼ2 GHz近いクロックで動作しており、ブーストクロック1815 MHzの実力は確かなモノです。
グラボ温度とファン動作音
FF15ベンチマークを実行中に、HWiNFOを使ってGPU温度を計測しました。「Palit RTX 2070 SUPER JS」がTDP 215W(仕様値)のRTX 2070 Superをどこまで冷却できるのか、見てみましょう。
Palit RTX 2070 SUPER JS | |
---|---|
最大温度 | 67.7℃ |
平均温度 | 61.3℃ |
ファン回転数 | 1356 rpm |
ファンノイズ | 38.4 dBA |
Palitが「TurboFan 2.0」と呼ぶ、デュアル内排気ファンの冷却性能は想像以上に優秀です。オリファンモデルは価格が安いほど静音性が犠牲になる傾向があるだけに、最安モデルがここまで冷やせることに驚きました。
GPU温度は最大でも67.7℃(計測時の気温は27.2℃)なので、クーラーの効いていない夏場でも75~80℃くらいに抑えられる計算です。「Palit RTX 2070 SUPER JS」の冷却設計は、RTX 2070 Superに対して十分な水準です。
ファン回転数は2つとも全く同じで、1350 rpm前後で止まります。この時のファンノイズ(騒音値)※はおおむね38~39 dBA前後で推移しており、普通に静かな動作音です。
※ファンノイズの計測は、バラック状態のグラフィックボードから30 cmの距離をとり、FF15ベンチマークを実行中に行います。実際の運用ではPCケース内になるため、動作音は更に小さくなります。
消費電力を実測してチェック
電力ロガー機能の付いた電源ユニットを2つ使って、グラフィックボードの消費電力を実測します。CPUを1つの電源ユニットで給電し、その他のパーツは2つ目の電源ユニットで給電します。
検証の後、マザーボードからグラフィックボードを外した状態でベンチマークを実行して消費電力を計測し、求められた計測値を引き算してグラフィックボード単体の消費電力を求めました。
FF14ベンチマーク(フルHD)を実行中に計測した結果です。
消費電力(平均値)
平均値は約171 Wです。仕様上のTDPは215 Wなので、それよりはかなり低い結果になっています。フルHDだと負荷が少ないせいかもしれません。WQHDに引き上げて計測してみます。
消費電力(平均値)
やや消費電力は増えましたが、それでも約192 Wでした。TDPの仕様値より実際の消費電力はかなり低いため、「Palit RTX 2070 SUPER JS」が最大67.7℃に抑えられるのも納得ですね。
まとめ:コスパ最高のRTX 2070 Super搭載グラボ
「Palit GeForce RTX 2070 SUPER JS」の微妙なとこ
- 省かれたUSB Type-C出力
- オーバークロックの余地は少なめ
最安値モデルのためか、USB Type-C出力が省かれている点は注意が必要です。普通に使う分にはまったく問題ありませんが、Virtual Link対応のVR機器を使うつもりなら、より高価格なオリファンモデルを推奨します。
オーバークロックはいくつか試したところ、常用できるマージン(余地)はほとんど無いことが判明しました。とはいえ、最初から1815 MHzに設定されているし、実効クロックは2 GHzを超えています。
「Palit GeForce RTX 2070 SUPER JS」をあえて手動オーバークロックするメリットは、リスク的にも性能的にも皆無に近いです。よってオーバークロックの余地のなさは大した弱点ではありません。
「Palit GeForce RTX 2070 SUPER JS」の良いところ
- RTX 2070 Super搭載ボードでは「最安値」
- GTX 1080 Tiと同程度のゲーム性能
- WQHDゲーミングも問題なし
- 高いワットパフォーマンス
- 十分に余裕のある冷却性能
- 静音性に優れたデュアルファン
- 自由に設定できるLEDライティング機能
- 優れたコストパフォーマンス
RTX 2070 Superを搭載するグラフィックボードとして、もっとも安い価格が最大のメリット。最安値モデルでありながら、冷却性能と静音性は優秀で、動作クロックもオーバークロック済みで高パフォーマンスです。
性能に関しては特に不満が見当たらず、デザインや機能性にこだわらないなら「Palit GeForce RTX 2070 SUPER JS」を選んでおけば間違いないと言える完成度です。とにかく総合的なコストパフォーマンスが優秀すぎます。
以上「Palit GeForce RTX 2070 SUPER JSをレビュー:コスパ最高のRTX 2070 Super搭載グラボ」でした。
Palit RTX 2070 SUPER 「JS」と書かれて卑猥なことを思い浮かんだ人は心が汚れてる人だと思います。ゼノブレ2のハナちゃん思い浮かんだ人は知らん。
そんなことより6万円GPUで多くのゲームがウルトラワイド+100fpsに到達できる時代になったのですか。すごいですね。
ただニーアオートマタとFF15・・・何とかならないんですかね・・・?
スクエニ作品だからかは知りませんが。
ただフルHDモニターもそこまで高負荷なゲームもやらない僕にとってはどーでもいいことですね・・・。
せいぜいDoom(古い方)とマイクラしかやらない人ですし・・・。
このグラボについての質問なのですが、冷却ファンを外した際(ヒートシンクが露出した状態)での、バックプレートからヒートシンクの1番高いところの厚みを教えて頂きたいです……!
4.1 mm
うお……これはかなり厚みがありますね……
パーツ選定に役立てたいと思います、ありがとうございます~~
こちらのレビューを参考に購入しました。確かに静かでよく冷えるのですが、ベンダーBIOSの場合ファンの最低回転数が35%なのはしっかり表記していただきたかった…
あと厚みは仰るとおり分厚いですね、ほぼ3スロット専有されました。M-ATXマザーなのでSATAコネクタに被さってしまい、慌ててL字コネクタを探して一緒に交換するはめに…
でもレビュー通りの良い製品で満足しています。