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WD Green SN3000レビュー:SSD高騰時代の「ちょうどいい」になる未来

価格設定が妙に高くて、存在そのものが無視されているSanDisk SNシリーズ最下位モデル「WD Green SN3000」を買ってレビューします。

今まで推してきたTLC NAND採用の定番SSDが値上がりする未来がまもなく到来するから、値上げ時代に備えて、あえてSN3000を検証します。

(公開:2025/11/16 | 更新:2025/11/16

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WD Green SN3000のスペックと仕様

WD Green SN3000
(WDS000T4G0E-00CPS0)
容量0.5 TB
(500 GB)
1 TB
(1000 GB)
2 TB
(2000 GB)
インターフェイスPCIe 4.0 x4
フォームファクタM.2 2280(片面実装)
コントローラ非公開
NANDSanDisk QLC 3D NAND
DRAMなし
HMB(DRAMレス)方式
SLCキャッシュ非公開
読込速度
シーケンシャル
5000 MB/s
書込速度
シーケンシャル
4100 MB/s4200 MB/s
消費電力(最大)非公開
消費電力(アイドル)非公開
TBW
書き込み保証値
100 TB150 TB250 TB
MTBF
平均故障間隔
100 万時間
保証3年
MSRP$ 45$ 68$ 120
参考価格
2025/11時点
7580 円11280 円23393 円
GB単価15.2 円11.3 円11.7 円

WD Green SN3000」は、定番SSDシリーズ「SanDisk SN」三兄弟の最下位グレードです。

最下位グレードの割に、さほど価格が安くないです。上の二兄弟(SN7100 / SN5100)と価格が近すぎて、あえて買うメリットは見当たりません。

しかし、NAND製造メーカー各社が減産を進めて供給を絞りつつあるため、近い将来に上位モデルの価格がもとに戻ります。

ラインナップ間の価格が調整され、相対的にWD Green SN3000の存在感が改善されてくるでしょう。

WD Green SN3000をレビュー

パッケージデザインと付属品

というわけで、今回はレビュー用に容量2 TB版(型番:WDS200T4G0E)を買いました

メーカー定価が約2.2~2.3万円ですが、楽天市場(楽天ビック店)なら実質1.8万円です。これでも、まだ安くはないものの、値上げ後の新世界が到来すれば安いクラスに入ります。

SanDisk / NAND : KIOXIA製 3D QLC NAND / 性能 : 最大5000 MB秒 / 容量 : 2 TB / 耐久性 : 250 TBW / 保証 : 3年

付属品は説明書のみ。

SSD本体が、プラスチック製の透明ブリスターパックに収納されています。

基板デザインを目視でチェック

シンプルな基板デザインです。

上位モデルと同じように、マットブラック塗装されたプリント基板に、各パーツが剥き出しの状態で配置されてます。

基板の中央に、「WD Green」のラベルシールが貼られ、保証を受けるときに必要なシリアルナンバー(S/N)も記載されてます。

やかもち
よく見ると基板の中央に部品が何もないから、SanDiskがその気になれば、ハンドヘルドPC向け(M.2 2230規格)のラインナップも用意できそうです。

基板の裏面に、各国の規制認証ロゴをザラッと網羅します。「SanDisk」のロゴデザインも見つかりました。

基板の表面(オモテ側)だけに部品を実装する、スタンダードな片面実装(single-sided)」です。

取付スペースが非常に狭い、ノートパソコンやゲーム機に増設するときに重宝します。

基板コンポーネント(部品)を紹介

  1. SSDコントローラ
  2. 電源管理コントローラ
  3. NANDメモリ

WD Green SN3000は、主に3つの部品で構成されます。筆者が分かる範囲で、部品の詳細を1つずつ確認します。

SSDコントローラ
  • SanDisk(Polaris 3)
    A101-000101-A1 5167ZRWA23Q CHINA

SSDコントローラは、SanDiskが自社開発した「Polaris 3」を搭載。PCIe 4.0(Gen4)対応のDRAMレスコントローラです。

DRAMレスSSDで最強格「SN7100」と同じコントローラを踏襲します。三兄弟の最下位グレードなのに、ずいぶんと贅沢なコントローラです。

なお、Polaris 3コントローラの具体的な仕様は不明です。

初めてPolaris 3が搭載されたWD SN770が登場してから約3年が経過しましたが、SanDiskは技術的な詳細を未だに語りません。

電源管理コントローラ(PMIC)
  • 228060B 452128

電源管理コントローラ(PMIC)も詳細不明ですが、刻印「228060B」は、歴代のSanDisk SNシリーズで同様に確認されています。

DRAMキャッシュ(バッファ)
  • DRAMなし

WD Green SN3000は、DRAMキャッシュを搭載しない「DRAMレスSSDです。

ここ最近DRAMの値上げが酷いですから、DRAMの省略で得られるコストカット効果は非常に大きく、販売価格を維持する上で重要です。

しかし、DRAMが無いと書き込み性能を維持しづらい傾向が強まります。SN3000では以下のノウハウで性能低下を緩和します。

  • HMB(ホストメモリバッファ)
  • SRAM内蔵SSDコントローラ

メインメモリのごく一部(SN3000の場合:最大64 MB)を、DRAMキャッシュの代わりに使う「HMB(ホストメモリバッファ)」方式を採用します。

加えて、SSDコントローラに内蔵されたSRAMも巧みに使って、NANDメモリの性能を効率よく引き出します。

やかもち
SanDiskが作るDRAMレスSSDは特に性能が高いから、DRAMが無くてもそこまで気にしなくて大丈夫。
NANDメモリ(フラッシュ)
  • キオクシア製 162層 3D QLC NAND
    SanDisk 027207 2T00 CHINA 5287DUKPROFL

SanDiskはWD東芝連合と呼ばれるタッグを組んでいて、NANDメモリの大部分をキオクシア(旧東芝メモリ)から供給します。

WD Green SN3000に搭載されたNANDメモリは、1世代型落ちの「BiCS 6」です。

「SN3000」のNAND構成
ブランド名KIOXIA BiCS 6
基本スペック積層数:162層 ※1
記憶方式:QLC(4 bit)
記憶容量:1 Tb(1テラビット)
記憶密度:13.86 Gbit/mm² ※2
I/O速度:2000 MT/s
構成合計2048 GB
1024 Gb x 16 x 1 = 16384 Gb

※1:81 + 81層の2デッキ構造(CuA方式) / 2:ISSCC 2021公表値の10.4 Gbit/mm²をQLC換算(*1.333…)した数値

キオクシアが現時点で製造する最新世代が「BiCS 8」です。SN3000の「BiCS 6」は1世代落ちですが、今でもなかなか優秀な特性。

記憶容量が1 Tb(1テラビット)もあり、たった1個のチップで容量2 TBを実現します。

ただし、記憶方式は悪名高い「QLC NAND(別名:4-bit MLC NAND)」です。

理論上、TLC NAND方式と比較して同じ製造コストで容量を約1.33倍に増やせますが、代わりに書き込み性能を少なくとも半分以上も犠牲にします。

実際にどれくらい書き込み性能が悪くなるかは・・・ 実機ベンチマークのお楽しみです。

TBW(書き込み保証値)の比較

SSD500 GB1 TB2 TB
WD Green SN3000150 TBW250 TBW
WD Blue SN5000
WD Blue SN5000:レビュー
600 TBW900 TBW
WD Black SN7100
WD Black SN7100:レビュー
600 TBW1200 TBW

「WD Green SN3000」の書き込み保証値は、容量1 TBあたり150 TBです。容量2 TB版だと250 TB(= 125 TB)に減ってます。

上の二兄弟と比較して、4~5分の1まで保証値が削られ、メーカー保証年数も5年から3年にカットされます。

【用途別】TBWを使い切る目安
  • 普通に使った場合:約13.7年
    1日あたり平均50 GBの書き込みを想定)
  • 毎日AAAゲームをDLする:約6.8年
    1日あたり平均100 GBの書き込みを想定)
  • 毎日一眼レフの写真を入れる:約2.7年
    1日あたり平均250 GBの書き込みを想定)
  • 毎日一眼レフの4K~8K素材を入れる:約0.7年
    1日あたり平均1000 GBの書き込みを想定)

ワークロード別の想定耐用年数をざっくり試算してみた。

PS5の増設ストレージやゲーミングPCのメインSSDなど。ごく普通の使い方なら約10年以上もかかる計算になり、3年間のメーカー保証を余裕で消費できます。

仮に1日100 GB書き込んでも、TBWを使い切るのに約7年です。

一見少ないように見えて、自作PC(ゲーミングPC)で使う分には十分な保証値(TBW)です。

ただし、デジタル一眼カメラ(RAW写真)が趣味の方、プロの映像作家(映像クリエイター)の方はもっともっと保証値の高いSSDを推奨します。

【レビュー済み】超高耐久なSSD

「SN850X」(容量8 TB)の保証値は4800 TBWです。業務レベルの過酷なワークロードにある程度の耐性があります。

まだ足りない?・・・なら、保証値10000 TBW(= 10 PBW)を誇る石板級SSD「NE1N8TB」も検討する価値あり。

SSD500 GB1 TB2 TB
WD Black SN8100
WD SN8100:レビュー
600 TBW1200 TBW
Samsung 990 PRO
990 PRO:レビュー
600 TBW1200 TBW
MOVE SPEED Panther
MOVE SPEED Panther:レビュー
400 TBW800 TBW
KIOXIA EXCERIA PRO
EXCERIA PRO:レビュー
400 TBW800 TBW
WD Blue SN5000
WD Blue SN5000:レビュー
600 TBW900 TBW
KIOXIA EXCERIA PLUS G3
KIOXIA EXCERIA G3 PLUS:レビュー
600 TBW1200 TBW
CFD SFT6000e
CFD SFT6000e:レビュー
600 TBW1200 TBW
Samsung 990 PRO
990 PRO:レビュー
600 TBW1200 TBW
Samsung 980 PRO
980 PRO:レビュー
300 TBW600 TBW1200 TBW
Solidigm P44 Pro
Solidigm P44 Pro:レビュー
500 TBW750 TBW1200 TBW
Crucial P5 Plus
Crucial P5 Plus:レビュー
300 TBW600 TBW1200 TBW
Lexar NM790
Lexar NM790:レビュー
1000 TBW1500 TBW
HIKSEMI FUTURE SSD
HIKSEMI FUTURE SSD:レビュー
1800 TBW3600 TBW
SK Hynix Gold P31
SK Hynix Gold P31:レビュー
500 TBW750 TBW1200 TBW
WD_BLACK SN770
WD_BLACK SN770:レビュー
300 TBW600 TBW1200 TBW
KIOXIA EXCERIA PLUS G2
KIOXIA EXCERIA G2 PLUS:レビュー
200 TBW400 TBW800 TBW
KIOXIA EXCERIA G2
KIOXIA EXCERIA G2:レビュー
200 TBW400 TBW800 TBW
WD Blue SN570
WD Blue SN570 NVMe:レビュー
300 TBW600 TBW
Crucial MX500
Crucial MX500:レビュー
180 TBW360 TBW700 TBW
FireCuda 530
FireCuda 530:レビュー
640 TBW1275 TBW2550 TBW
WD Black SN850
SN850:レビュー
300 TBW600 TBW1200 TBW

WD Green SN3000の性能をベンチマーク

テスト環境を紹介

テスト環境
「ちもろぐ専用:SSDベンチ機」
CPUCore i7 13700K16コア24スレッド(TDP:125 W)
CPUクーラー虎徹Mark III120 mmサイドフロー空冷
マザーボードBIOSTARZ790 Valkyrie
メモリDDR5-6000 16GB x2G.Skill Trident Z5 Neo RGB
グラフィックボードRTX 4060 Ti
テスト対象WD Green SN3000 1TB
システムSSDHIKSEMI FUTURE70-02TB 2TB
電源ユニット1000 WCorsair RM1000x ATX3.1
OSWindows 11 Pro検証時のバージョンは「22H2」
ドライバNVIDIA 536.40 WHQL
ディスプレイ3840 x 2160@160 Hz使用モデル「TCL 27R83U

SSDベンチマークに使用する専用の機材です。

最大15.76 GB/sまで対応できるPCIe 5.0世代の「Intel Z790」マザーボードに、シングルスレッド性能が非常に速い「Core i7 13700K」を搭載。

Ryzen 9000シリーズなど最新プラットフォームと比較して、絶対的な性能ですでに型落ち気味ですが、SSDに対する遅延の少なさで依然として最高峰です。

SSDのセットアップについて
SSDベンチマークのセットアップ

原則として、CPUに直結したM.2スロットまたはPCIeスロットにテスト対象のSSDを接続します。チップセット経由だと応答速度が低下※してしまい、SSD本来の性能を検証できません。

ベンチ機に採用した「Z790 Valkyrie」は、PCIe 5.0対応のM.2スロットを1本、PCIeスロットを2本備えます。複数の爆速SSDをCPUに直結できる稀有なマザーボードです。

※チップセット経由による性能低下はAMDチップセットだと緩和されますが、CPU直結時と比較して性能が下がる傾向自体は同じです。

そのほか、「BitLocker」と呼ばれるWindows環境で使えるハードウェア暗号化機能も無効化済みです。BitLockerを有効化すると、SSDのランダムアクセス性能が最大50%も下がります。

正確なベンチマークを取るならBitLockerを必ず無効化しましょう。

SSDの冷却について
SSDベンチマークのセットアップ

SSDを熱から保護するサーマルスロットリングによって性能に悪影響が出ないように、以下のような手段でテスト対象のSSDを冷却しながらベンチマークを行います。

  • M.2ヒートシンク「Thermalright HR-09」を装着
  • 120 mmケースファンを至近距離に設置して冷却

SSDを徹底的に冷やして、サーマルスロットリングがテスト結果に影響を与えないように対策しています。

なお、10分間の温度テスト時のみM.2ヒートシンクとケースファンを取り除いて、温度の上昇を観察します。

SSDドライブ情報と利用できる容量

WD Green SN3000をベンチマーク(Crystal Disk Info)
  • インターフェース:NVM Express
  • 対応転送モード:PCIe 4.0 x4
  • 対応規格:NVM Express 2.0
  • 対応機能:S.M.A.R.T. / TRIM / VolatileWriteCache

「WD Green SN3000」の初期ステータスをCrystal Disk Infoでチェック。「PCIe 4.0 x4」で接続されています。

最新規格のNVM Express 2.0対応です。

WD Green SN3000をベンチマーク(フォーマット時の空き容量)

フォーマット時の初期容量は「1.81 TB」でした。

搭載されたNANDメモリ(2048 GB分)のうち、約2.3%(24 GB)を予備領域に割り当てる、一般的な設定です。

Crystal Disk Mark 8

世界的に有名な定番SSDベンチマークツール「Crystak Disk Mark 8」を使って、SSDの基本的な性能をテストします。

初期設定「1 GiB」と最大設定「64 GiB」で、テスト容量による性能変化も簡易的にチェック可能です。

Crystal Disk Mark 8の結果※クリックで画像拡大します
WD Green SN3000をベンチマーク(Crystal Disk Mark 8)WD Green SN3000をベンチマーク(Crystal Disk Mark 8)
テストサイズ:1 GiB(MB/s)テストサイズ:64 GiB(MB/s)
WD Green SN3000をベンチマーク(Crystal Disk Mark 8)WD Green SN3000をベンチマーク(Crystal Disk Mark 8)
テストサイズ:1 GiB(レイテンシ)テストサイズ:64 GiB(レイテンシ)

シーケンシャル読込速度が約5100 MB/sに達し、メーカー公称値(5000 MB/s)をきっちり上回ります。

シーケンシャル書き込み速度は約4200~4400 MB/s前後、こちらもメーカー公称値(4200 MB/s)を見事にクリアします。

テスト容量による性能変化(1 GiB → 64 GiB)もごくわずか、DRAMレス(HMB:ホストメモリバッファ)方式SSDとして珍しく一貫性が高いです。

WD Green SN3000(Crystal Disk Mark 8で応答時間を比較)

SSDの技術的な進化度合いをはかる「4KBランダムアクセス(RND4K Q1T1)」のレイテンシ(応答時間)を比較したグラフです。

WD Green SN3000は約46.21 μsを記録します。上位モデル「SN7100」に30%以上の大差を付けられますが、過去レビュー平均値を上回る性能です。

WD Green SN3000(Crystal Disk Mark 8で応答時間を比較)

書き込みレイテンシは平均的です。上位をPhison系コントローラに独占されています。

ATTO Disk Benchmark

WD Green SN3000をベンチマーク(ATTO Disk Benchmark)

ATTO Disk Benchmarkは、細かく分割したテストサイズごとにSSDの帯域幅(シーケンシャル性能)を測定するベンチマークです。

Windowsの日常的な負荷をシミュレーションするため、テストサイズを小さくして、並列処理を無効化します。

リザルト画面からSSDの評価が分かりにくいので、表計算ソフトでグラフ化して他のSSDと比較します。

 
WD Green SN3000をベンチマーク(ATTO Disk Benchmark)
WD Green SN3000をベンチマーク(ATTO Disk Benchmark)

テストサイズごとの読み出し性能は正直やや平凡な印象です。

ごく小さな領域(512 B)で上位モデルSN7100と拮抗するものの、16 KB以上から大きく水を開けられます。

 
WD Green SN3000をベンチマーク(ATTO Disk Benchmark)
WD Green SN3000をベンチマーク(ATTO Disk Benchmark)

書き込み性能はさらに伸びが悪く、すべてのファイルサイズでSN7100に届きません。

やかもち
基本的なベンチマークは以上です。SNシリーズ最下位グレードらしい地味な性能でした。次は実戦テストでWD Green SN3000の実力を確かめます。

WD Green SN3000を実運用で試す

FF14のロード時間を比較

FF14:暁月のフィナーレ(ベンチマークモード)で、ゲームロード時間を測定します。ベンチマーク終了後に、ログファイルからロード時間を読み取ります。

WD Green SN3000をベンチマーク(FF14のゲームロード時間)

WD Green SN3000のロード時間は「6.40秒」でした。

可も不可もない普通のロード時間です。中華ハイエンドSSD(蝉族)にも追いつかないです。

FPSタイトルのロード時間を比較

PCMark 10(Pro版)を使って、「Battlefield V」「Call of Duty Black Ops IV」「Overwatch 2」のロード時間を測定します。

なお、測定されたロード時間は各スコアから逆算された概算値(ざっくりとした予想値)です。実際のロードとは異なっているので注意してください。

WD Green SN3000をベンチマーク(Battlefield Vのゲームロード時間)
WD Green SN3000をベンチマーク(Call of Duty Black Ops IVのゲームロード時間)
WD Green SN3000をベンチマーク(Overwatch 2のゲームロード時間)

テストされたゲームタイトル3本(Battlefield V / Call of Duty / Overwatch 2)すべてで、WD Green SN3000はSN7100に10%ほど遅れるロード時間です。

HP FX700やLexar NM790など、人気の高い中華ハイエンドSSDにあと一歩及ばない性能です。

DirectStorageのロード時間を比較

DirectStorage APIとは何か?

ゲームロード時間を大幅に高速化する「DirectStorage API」適用時のロード時間をベンチマーク。

  1. CPU展開(Core i7 13700K)
  2. GPU展開(RTX 4060 Ti)

以上2パターンのロード時間を比較しました。基本的に、シーケンシャル性能が速いほど、ロード時間を短縮できるはずです。

Windows 11はゲームのロード時間を大幅に短縮する「DirectStorage API」に対応しています。

SSDに保存されているゲームデータをメインメモリに送り込み、メインメモリからVRAMに流し込みます。入ってきたデータをCPU または GPUの凄まじい演算性能で展開(解凍)し、ゲームロード時間を短縮する技術です。

NVMe SSDからメインメモリにデータを転送する部分で、SSDのシーケンシャル性能が重視されます。SATA SSDよりNVMe SSD、同じNVMe SSDでもPCIe 4.0やPCIe 5.0の方が有利になる可能性が高いです。

WD Green SN3000をベンチマーク(DirectStorage APIのゲームロード時間)
WD Green SN3000をベンチマーク(DirectStorage APIのゲームロード時間)

CPUで展開する場合は、Core i7 13700K(CPU)の演算性能がボトルネックになってしまい、SSDの性能差が一定ラインで頭打ちに。

WD Green SN3000をベンチマーク(DirectStorage APIのゲームロード時間)
WD Green SN3000をベンチマーク(DirectStorage APIのゲームロード時間)

RTX 4060 Ti(GPU)で展開すると、シーケンシャル性能に比例した性能差ハッキリと出ます。

WD Green SN3000は0.22秒(18.8 GB/s)前後を叩き出し、Gen4世代(7000 MB/s超)SSDに近い性能です。

補足:絶対値でコンマ秒レベルの差に過ぎません。実用上のロード時間はおそらく同じに感じます。

ファイルコピーにかかった時間

Windows標準のコピペ機能と目視によるストップウォッチでは正確性に欠けるので、ファイルコピーに便利なフリーソフト「DiskBench」を使って、ファイルコピーに掛かった時間を計測します。

  • ゲームフォルダ(容量85.3 GB / 81424個)
  • 写真ファイル(容量113 GB / 5012枚)
  • 圧縮データ(容量256 GB / zipを2個)

以上3つの素材をファイルコピーテストに使います。ソース(基準となるストレージ)は安定した性能に定評がある「Optane SSD P5810X 400GB」です。

WD Green SN3000をベンチマーク(ファイルコピーに掛かった時間)
WD Green SN3000をベンチマーク(ファイルコピーに掛かった時間)
WD Green SN3000をベンチマーク(ファイルコピーに掛かった時間)

拡大グラフはこ

書き込み(Optane P5810X → WD Green SN3000)のコピペ時間です。

・・・かなり驚きました。QLC NANDを使っているから、もっと悲惨な結果を想像していたのに、実際の結果は意外と良好です。

ゲームフォルダ(85 GB)の書き込みに至っては、なんとSamsung 9100 PROに匹敵します。

SanDisk SNシリーズ最下位グレードでも、SSDコントローラが上位モデルと同じ「Polaris 3」なだけあり、弱点の隠し方が巧みです。

一度に巨大なpSLCキャッシュを即座に展開して吸収し、まるでTLC NANDかのように振る舞います。

写真フォルダ(113 GB)やZipファイル(256 GB)の書き込みも目詰まりなく終わらせ、軽く300 GB近い巨大なキャッシュ展開が見られます。

一般的な使い方において、SN3000が極端に遅くなるシーンはなかなか目にできないでしょう。

やかもち
さすが「nCache 4.0」技術です。広大かつスピーディーなpSLCキャッシュ制御で、QLC NANDの弱点を見事に隠蔽しました。
WD Green SN3000をベンチマーク(ファイルコピーに掛かった時間)
WD Green SN3000をベンチマーク(ファイルコピーに掛かった時間)
WD Green SN3000をベンチマーク(ファイルコピーに掛かった時間)

拡大グラフはこ

次は読み込み(WD Green SN3000 → Optane P5810X)のコピペ時間です。

おおむねシーケンシャル性能(最大5000 MB/s)に比例する、平凡な速度を出せています。

比較グラフをよく見ると、シーケンシャル性能の割にコピー時間が遅いSSDがポツポツと見られます。

なぜシーケンシャル性能の割に遅いSSDが出てしまうのか。理由は単に「間髪入れずに次のコピーテストを実行」しているからです。

  • Zip(256 GB)→ 写真(113 GB)→ ゲーム(85.3 GB)の順番

SSDは書き込み性能を稼ぐためにpSLCキャッシュを展開して耐える製品が多いですが、このpSLCキャッシュの回復が遅いと・・・次のコピーテストに間に合わずNANDメモリ本来の性能でテストが実行されます。

pSLCキャッシュをスピーディーに再展開できるかかどうかも実力の内と(筆者は)考えているので、コピーテストは間髪入れず次から次へと実行します。

なお、データコピー先のリファレンスSSD「Optane P5810X」は、pSLCキャッシュの概念すら無い特殊なSSDだからベンチマーク結果に悪影響を及ぼさないです。

Premiere Pro CC:4K動画プレビュー

動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro CC」に、4K動画素材(448 MB/s)と2K動画素材(175 MB/s)を読み込み、2つの動画を同時にプレビューします。

Premiere Proの動画素材プレビューは、素材を配置しているストレージの性能に影響を受けやすく、SSDの性能が不足すると「コマ落ち」が発生しやすいです。

Premiere Proの標準機能「コマ落ちインジケータ」で落としたフレームを測定し、動画素材の総フレーム数で割ってドロップフレーム率を計算します。

WD Green SN3000をベンチマーク(Premiere Pro 4Kプレビュー)

4K + 2K動画プレビューのドロップフレーム率は約13.8%です。

10%の壁を超えられない平凡グループの仲間入りを果たします。

WD Green SN3000をベンチマーク(Premiere Pro 4Kプレビュー)

4K動画プレビューのドロップフレーム率は0%で見事に完封します。

やかもち
4Kプレビューの完封は嬉しいですが、グラフを見てのとおり、もう0%組は珍しくないです。

PCMark 10:SSDの実用性能

PCMark 10 Professional Editionの「Full System Drive Benchmark」を使って、SSDの実際の使用シーンにおける性能を測定します。

Full System Drive Benchmarkには23種類のテストパターン(Trace)が収録されており、パターンごとの転送速度や応答時間を測定し、SSDの実用性能をスコア化します。

なお、SSDは空き容量によって性能が大きく変化する可能性があるため、空き容量100%だけでなく容量を90%埋めた場合(= 空き容量10%)のテストも行いました(※2回:連続で約2時間のワークロード)

WD Green SN3000の実用性能(PCMark 10 ストレージスコア)
WD Green SN3000の実用性能(PCMark 10 ストレージスコア)
WD Green SN3000の実用性能(PCMark 10 ストレージスコア)

拡大グラフはこ

WD Green SN3000のストレージスコア(空き容量10%時)は「3058点」です。空き容量100%なら4034点です。

空き容量による性能低下は約24%とやや大きめ。

一般的にQLC NANDは空き容量が減ると、性能の下がる度合いも大きいですが、容量2 TBのおかげで低下幅を緩和できています。

やかもち
スコアの内訳を確認して、性能の下落幅が大きいタスクを見てみよう。
WD Green SN3000の実用性能(PCMark 10 Adobeソフト)
WD Green SN3000の実用性能(PCMark 10 ゲームロード時間)
WD Green SN3000の実用性能(PCMark 10 ファイルコピー)
WD Green SN3000の実用性能(PCMark 10 Microsoft Office)

PCMark 10ストレージテストの細かい内訳を確認します。

興味深い傾向です。

読み込みワークロードが占めるAdobe評価とゲームロード評価で、約30%近い大きな下落を記録します。

同じく読み込みワークロードのOffice評価もやや大きく、約20%の下落です。ファイルコピー評価が約9%しか下がっておらず、pSLCキャッシュの使い方が上手です。

つまり、WD Green SN3000はQLC NANDだけれど、本来苦手な書き込みよりも読み込みで性能低下が目立っています。

といっても・・・下がった後の性能ですら、WD Black SN770やSamsung 990 EVOに迫るスコアを維持していますし、実用上の性能はなかなか悪くないです。

実用スコアの内訳
Full System Drive Benchmark
Adobe ScoreAdobe Acorbatの起動
Adobe After Effectsの起動
Adobe Illustratorの起動
Adobe Premiere Proの起動
Adobe Lightroomの起動
Adobe Photoshopの起動
Adobe After Effets
Adobe Illustrator
Adobe InDesign
Adobe Photoshop(重たい設定)
Adobe Photoshop(軽量設定)
Game ScoreBattlefield Vの起動(メインメニューまで)
Call of Duty Black Ops 4の起動(メインメニューまで)
Overwatchの起動(メインメニューまで)
Copy Score合計20 GBのISOファイルをコピー(書き込み)
ISOファイルを作成してコピー(読み込みと書き込み)
ISOファイルをコピー(読み込み)
合計2.37 GBのJPEGファイルをコピー(書き込み)
JPEGファイルを作成してコピー(読み込みと書き込み)
JPEGファイルをコピー(読み込み)
Office ScoreWindows 10の起動
Microsoft Excel
Microsoft PowerPoint

15分間の連続書き込みテスト

1 MBのテストファイルを15分間に渡って、ただひたすら連続して書き込み続ける過酷な検証方法です。

コンシューマ向けSSDのほとんどは、数分ほど連続して書き込むだけで「素の性能」を明らかにできます。

pSLCキャッシュの挙動やサイズ、キャッシュが切れた後の性能低下など。連続書き込みテストで様々な挙動が判明します。

WD Green SN3000の連続書き込み性能(15分)をテスト
WD Green SN3000の連続書き込み性能(15分)をテスト

(1枚目:比較グラフ / 2枚目:強調グラフ

テスト開始から3900 MB/s超のスピードを叩き出し、その後432 GB書き込んだあたりでpSLCキャッシュが切れてQLC NANDとの混合モードに移行し、平均350 MB/sへ鈍化します。

キャッシュ構造平均書込速度
(Average)
1段階
pSLCキャッシュ
2307 MB/s
2段階
pSLC + TLC
359 MB/s
3段階
TLCネイティブ
160 MB/s

ブロックファイルを約1800 GB書き込んで、キャッシュ構造をさらに深堀りします。

pSLCキャッシュによる平均2300 MB/s前後の高速モードから始まり、約396 GBほど書き込んだあたりで混合モード(pSLC + QLC)に移行します。

pSLCキャッシュが瞬間的に切れる挙動を定期的に繰り返しつつ、平均的にはテスト終了までずっと混合モードをほぼ途切れず維持します。

切れた瞬間のみ160 MB/sまで落ち込み、平均360 MB/sの書き込み速度です。

QLC NANDを使ったSSDとして過去に例がない性能です。TLC NANDを使った安物のSATA SSD※より、はるかにマトモな性能だったりします。

※Crucial BX500やCrucial T500など、TLC NAND採用でもSN3000より遅いSSDがたくさん実在します。

(空き容量:100%時)

実際の使用感をチェックしました。

十分な空き容量があれば、100 GB単位の巨大なpSLCキャッシュをサクッと展開でき、QLC NANDの割に安定した書き込み性能を発揮します。

キャッシュの再展開もスピーディーです。128 GB分の書き込みを終えて、直後にまた128 GBを投げても、きちんとpSLCキャッシュが展開されます。

SN8100やSN7100と同様に、SanDisk製「nCache 4.0」アルゴリズムはやはり優秀です。

(空き容量:10%時)

もちろん、空き容量10%は苦戦します。

60~70 GB程度のpSLCキャッシュ展開にとどまり、枯渇すると平均350 MB/sに落ち込みます。

やかもち
一応、ハイエンドクラスのSATA SSD(870 EVOなど)に匹敵する速度を維持できているから、QLC NANDの割に優秀な部類です。
WD Green SN3000の連続書き込み性能(15分)をテスト

時間あたりの書き込み量を比較したグラフです。

WD Green SN3000 2TBは15分で約703 GBを書き込みます。SN7100(TLC NAND)のざっくり半分程度にとどまります。

QLC化で約3~4分の1まで下がる事例も少なくないので、半分程度に抑えられるなら悪くないです。

SSDの動作温度をテスト

高負荷時のセンサー温度

WD Green SN3000で表示される温度センサー
  • ドライブ温度:NANDメモリの温度
  • ドライブ温度2:SSDコントローラの温度
  • ドライブ温度3:NANDメモリの温度

モニターソフト「HWiNFO」で表示できる温度センサーは3つです。3つとも独立した温度を表示します。

WD Green SN3000のSSD温度をテスト(高負荷時)

ケースファンによるエアフローを一切与えない環境で、SSDが激しく発熱しやすい「連続書き込みテスト」を10分間実行しました。

テスト開始から急速に温度が上昇し続け、最終的に115℃まで上昇します。これほど強烈な温度でも、サーマルスロットリングらしい症状が一切確認できないです。

性能をわずかに微振動させながら温度を調整※する、非常にきめ細かい制御が行われています。

※ 110℃が数秒くらい続くと「Warning: Temperature Exceeded Critical Threshold」トリガーが発動して、サーマルスロットリングモードに移行します。発生しても、制御があまりに細かすぎて体感はできないので安心を。

なお、一点興味深いパターンが発見できました。

テスト中に突如としてpSLCキャッシュが全回復し、書き込み性能が爆速化します。その時、NAND側の温度が下がり、代わりにSSDコントローラの温度が急上昇しています。

この反転パターンから、爆速モード時はNANDメモリを使っておらず、SSDコントローラ側(SRAM + HMB)でほとんど完結していると推測できます。

サーモグラフィーで表面温度を確認

テスト開始から約8~9分経過したあたりで、サーモグラフィーカメラを使ってSSDの表面温度を撮影します。

  • NANDメモリ(左):80 ~ 81
  • NANDメモリ(左):81 ~ 82
  • SSDコントローラ(右):107 ~ 109℃

SSDコントローラの表面温度は、HWiNFOが表示するセンサー読み温度とざっくり一致します。

NANDメモリ側が約10℃も上振れますが、上振れする分には問題なし。メーカー側に温度を不当に低く見せようとする意思がなく、安全な熱制御を優先する姿勢が明らかです。

GLOTRENDS / M.2 2280対応 / サイズ:22 x 70 x 3 mm

別売りのM.2ヒートシンクは不要です。マザーボード側の付属ヒートシンクがあれば十分、またはケースファンからゆるく風が当たっていれば余裕で冷やせます。

マザーボード付属のM.2ヒートシンクはネジの締めすぎに要注意。締めすぎると基板に圧力がかかりすぎてSSDの故障につながります。

SanDisk純正ソフトの対応状況

純正ソフト「SanDisk Dashboard」

「SanDisk Dashboard」※クリックで画像拡大します

SanDisk公式サイトから無料でダウンロードできる、純正ユーティリティ「SanDisk Dashboard」に対応します。

SSDの基本ステータス(S.M.A.R.T.情報)を見たり、書き込みキャッシュを有効 / 無効化したり、健康状態のレポートを出力する機能もあります。

ただし、Samsung SSDのようにOP領域(オーバープロビジョニング容量)を任意で指定する設定は見当たりませんでした。

SSD本体の制御ソフトウェア(ファームウェア)の更新も可能です。

クローンソフト「Acronis True Image」

「Acronis True Image for WD」※クリックで画像拡大します

WD Green SN3000を購入したユーザー限定で、SSDクローンソフト「Acronis True Image for WD」を5年間使えます

ダウンロードの権利は購入から3ヶ月以内です。
SSDのクローン画面※クリックで画像拡大します

ソースディスク(クローン元)と、ターゲットディスク(クローン先)を選んで、「ブータブルOSを含むクローンを作成」でSSDのクローンがあっさり完成です。

最後のオプション画面から、クローンしない領域(フォルダやファイル)を任意で選ぶ「除外設定」もできます。

やかもち
Samsung SSDと同じくらい充実したソフトウェア対応です。

まとめ:SSD暴騰時代の救世主になる予感

(QLC NANDでも東芝 x SanDiskタッグは強い)

「WD Green SN3000」のデメリットと弱点

  • QLC NAND採用
  • DRAMキャッシュなし
  • 平凡なランダムアクセス性能
  • 素の書き込み性能が遅い
  • 高負荷時の温度が高い
  • 空き容量による性能低下あり
  • 保証値が少ない(250 TBW)

「WD Green SN3000」のメリットと強み

  • 5000 MB/s超のシーケンシャル性能
  • ゲームロード時間はそこそこ
  • スピーディーかつ広大な
    pSLCキャッシュ(約400 GB)
  • 書き込みに強いキャッシュ構造
  • 片面実装で扱いやすい
  • SanDisk純正ソフトウェアに対応
  • ファームウェア更新に対応
  • 「Acronis True Image (5年)」
  • 3年保証

現時点の価格設定と市場にもとづくと、WD Green SN3000に高い評価は与えられないでしょう。

少ない差額を払えば、SNシリーズの上位モデル「SN7100」に手が届くため、あえてSN3000を選ぶ理由を見つけられないです。

しかし、将来的にSN3000は魅力的なオプションになる可能性を秘めています。

NAND製造メーカー各社がTLC NANDの減産を進め、おすすめするに値する定番SSDたちが今の価格で買えなくなる未来が到来します。

そうなってしまった時、相対的に価格が安く、それなりの性能とソフトウェア対応を備えるSN3000は・・・決して悪くない選択肢です。

SanDisk側も現状の歪なラインナップを自覚してるでしょうし、値下げではなく、上位モデルの値上げで「歪」を修正する可能性が高いです。

以上「WD Green SN3000レビュー:SSD高騰時代のちょうどいいになる未来」でした。

やかもち
値上がり予想は外れてほしいけど、すでにSN7100が値上がりしてて不穏な状況・・・。AI特需がコンシューマ向けNAND市場まで襲うなんて、少し困った話です。

「WD Green SN3000」を入手する

SanDisk / NAND : KIOXIA製 3D QLC NAND / 性能 : 最大5000 MB秒 / 容量 : 2 TB / 耐久性 : 250 TBW / 保証 : 3年

レビュー時点の価格は容量2  TBモデルが約1.8~万円です。

「WD Green SN3000」の代替案

安価な代替案がCrucial P3 Plusです。

容量1 TBに限りTLC NAND版が流通していて、運良くTLC版を引ければコストパフォーマンスが高いです。

少し値段が上がってしまいますが、まず間違いない定番モデルが「WD Black SN7100です。

Western Digital / NAND : KIOXIA製 3D TLC NAND / 性能 : 最大7250 MB秒 / 容量 : 2TB / 耐久性 : 1200 TBW / 保証 : 5年

ランダムアクセス、ゲームロード、キャッシュ制御。さらに省電力性まで。どこを取ってもバランスがいい最高のオールラウンダーモデル。

コスパ良く高性能な大容量モデルなら、典型的な蝉族に分類されるBiwin NV7400(4TB)」がおすすめ

現行Gen4ハイエンドに匹敵する性能を手頃な価格で買えます。

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