Radeon RX 6000シリーズのエントリークラス「RX 6500 XT」を自腹で買ったので、ベンチマークしてレビューします。
国内外から酷評を食らっているグラボですが、実は新規ユーザーにとっては魅力あるグラボの可能性が高いです。既存ユーザーの切り捨てが反感を買っている理由かもしれません。
(公開:2022/2/8 | 更新:2022/2/8)
「Radeon RX 6500 XT」の仕様とスペック
GPU | RX 6500 XT | GTX 1650 G6 | GTX 1050 Ti |
---|---|---|---|
プロセス | 6 nm製造 : TSMC | 12 nm製造 : TSMC | 14 nm製造 : Samsung |
シェーダー数CPUのコア数に相当 | 1024 | 896 | 768 |
RTコア数レイトレ用の特化コア | 16 | 0 | 0 |
ブーストクロック | 2815 MHz | 1590 MHz | 1392 MHz |
VRAM | GDDR6 4 GB | GDDR6 4 GB | GDDR5 4 GB |
理論性能(FP32) | 5.765 TFLOPS | 2.849 TFLOPS | 2.138 TFLOPS |
SLI対応 | – | – | – |
PCIe | PCIe 4.0 x4 | PCIe 3.0 x16 | PCIe 3.0 x16 |
TDP | 107 W | 75 W | 75 W |
補助電源 | 6 pin | – | – |
MSRP | $ 199 | $ 149 | $ 139 |
参考価格2022/02時点 | 29700 円 | 27500 円 | 21480 円 |
発売価格 | 27273 円 | 19778 円 | 18340 円 |
発売 | 2022/1/21 | 2020/4/1 | 2016/10/25 |
GPU | RX 6500 XT | GTX 1650 G6 | GTX 1050 Ti |
---|---|---|---|
世代 | RDNA 2 | Turing | Pascal |
プロセス | 6 nm製造 : TSMC | 12 nm製造 : TSMC | 14 nm製造 : Samsung |
トランジスタ数 | 54.0 億 | 47.0 億 | 33.0 億 |
ダイサイズ | 107 mm2 | 200 mm2 | 132 mm2 |
シェーダー数CPUのコア数に相当 | 1024 | 896 | 768 |
TMU数Texture Mapping Unitのこと | 64 | 56 | 48 |
ROP数Render Output Unitのこと | 32 | 32 | 32 |
演算ユニット数 | 16 | 14 | 6 |
Tensorコア数機械学習向けの特化コア | 0 | 0 | 0 |
RTコア数レイトレ用の特化コア | 16 | 0 | 0 |
L1キャッシュ演算ユニットあたり | 128 KB | 64 KB | 48 KB |
L2キャッシュコア全体で共有 | 1.0 MB | 1.0 MB | 1.0 MB |
L3キャッシュコア全体で共有 | 16.0 MB | – | – |
クロック周波数 | 2310 MHz | 1410 MHz | 1291 MHz |
ブーストクロック | 2815 MHz | 1590 MHz | 1392 MHz |
VRAM | GDDR6 4 GB | GDDR6 4 GB | GDDR5 4 GB |
VRAMバス | 64 bit | 128 bit | 128 bit |
VRAM帯域幅 | 143.9 GB/s | 192.0 GB/s | 112.1 GB/s |
理論性能(FP32) | 5.765 TFLOPS | 2.849 TFLOPS | 2.138 TFLOPS |
SLI対応 | – | – | – |
PCIe | PCIe 4.0 x4 | PCIe 3.0 x16 | PCIe 3.0 x16 |
TDP | 107 W | 75 W | 75 W |
補助電源 | 8 pin | – | – |
MSRP | $ 199 | $ 149 | $ 139 |
参考価格 | 29700 円 | 27500 円 | 21480 円 |
発売価格 | 27273 円 | 19778 円 | 18340 円 |
発売 | 2022/1/21 | 2020/4/1 | 2016/10/25 |
「RX 6500 XT」はAMD Radeonの最新世代RDNA 2を採用する、エントリークラスのグラフィックボードです。
電力効率が高いとの定評がある台湾TSMC 6 nmプロセスで製造された、マトモな価格で買える最先端のエントリーグラボといえます。現在の販売価格がとても近い「GTX 1650 G6」と比較すると、RX 6500 XTはたしかにお買い得です。
実際に両者を比較して、2000円の差額でGTX 1650 G6をどこまで打ち負かせるかどうかが注目ポイントになります。
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2018/08/mochi-pro-icon.png)
RX 6500 XTの性能をベンチマーク
テスト環境(スペック)
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/02/rx-6500-xt-supphire.jpg)
テスト環境「ちもろぐ専用ベンチ機」 | ||
---|---|---|
![]() | Core i9 12900K | |
![]() | NZXT X63 280 mm簡易水冷クーラー | |
![]() | ASUS TUF GAMINGZ690-PLUS WIFI D4 | |
![]() | DDR4-3200 16GB x2使用メモリ「G.Skill Trident Z C16」 | |
![]() | RX 6500 XT | |
![]() | NVMe 1TB使用SSD「Samsung 970 EVO Plus」 | |
![]() | 1200 W(80+ Platnium)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | |
![]() | Windows 11 Pro(Build 22000) 修正パッチ「KB5006746」導入済み | |
ドライバ | NVIDIA 511.32 / AMD 22.1.2 | |
ディスプレイ | 3840 x 2160@60 Hz使用モデル「BenQ EL2870U」 |
グラフィックボードの検証に使うベンチ機のスペックです。CPUはRyzen 9 5950Xより安いのに最強クラスのゲーミング性能を持つ「Core i9 12900K」を使います。
32 GBのメモリ、容量1 TBのメインSSDなど、CPU以外のスペックは基本的に従来のセットアップと同じままです。OSは修正パッチを適用した最新版のWindows 11 Proを使用します。
グラフィックボードの足を引っ張らないよう、可能な限りCPUボトルネックを抑えたテストスペックになっているので、グラフィックボードの性能をかなり正確にテスト可能です。
テスト時のグラフィックドライバは、Radeon Driver 22.1.2 WQHL(RX 6500 XTに対応する最初のドライバ)にて検証します。
用意したグラボ
![SUPPHIRE RX 6500 XT GAMING OC](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/02/rx-6500-xt-supphire-1.jpg)
今回のRX 6500 XTベンチマークで使用するグラボは、SAPPHIRE製「PULSE Radeon RX 6500 XT GAMING OC」です。ツクモ通販より、34760円で自腹で購入しました(※2022年2月時点は31200円まで値下がり・・・買い急ぎすぎたかも)。
![SUPPHIRE RX 6500 XT GAMING OC](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/02/rx-6500-xt-supphire-2.jpg)
SAPPHIRE PULSEはRadeonを搭載するオリジナルモデルとしては、超定番のひとつです。厚み40 mmのスタンダードな設計に、90 mm径のデュアルファンを搭載します。
映像出力はDisplay Port 1.4aとHDMI 2.1の2つだけです。SAPPHIREに限らず、全メーカーのRX 6500 XTが最大2つの映像出力しか搭載できない仕様です。
今どき1~2万円台のローエンドグラボでも4画面は余裕で出せるので、2画面しか出せない仕様は完全に時代錯誤です。
RX 6500 XTのゲーミング性能
今回のちもろぐ版グラフィックボードレビューでは、以下2つのベンチマークと12個のゲームタイトルを使って、「RX 6500 XT」のゲーム性能を詳しくテストしました。
テスト時の解像度はフルHD(1920 x 1080)です。RX 6500 XTは低予算なグラボなので、最高設定と中設定の2つを検証します。
- 3DMark(FireStrike / TimeSpy / Port Royaleを使用)
- VRMark(Orange / Cyan / Blueすべて使用)
- Apex Legends(ベンチマークまとめ)
- VALORANT(New !!)
- Escape from Tarkov(ベンチマークまとめ)
- フォートナイト(ベンチマークまとめ)
- Rainbow Six Siege(ベンチマークまとめ)
- Assassin’s Creed Valhalla
- Cyberpunk 2077(ベンチマークまとめ)
- Forza Horizon 5
- FF14:暁月のフィナーレ
- モンスターハンターライズ
- Microsoft Flight Simulator 2020(ベンチマークまとめ)
- マインクラフト:RTX(New !!)
レビューに使用するベンチマーク対象ソフトは以上の12個です。ベンチマークに使いやすいソフト、日本国内で人気のあるゲームを中心に選んでます。
定番ベンチマーク:3DMark
「3DMark」はグラフィックボード用の定番ベンチマークです。グラボの性能をざっくりとスコア化(Graphics Score)して、性能を分かりやすく比較できます。
![Radeon RX 6500 XTのベンチマーク比較:3DMark FireStrike](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/02/1-rx-6500-xt-graph.png)
DX11で動作するフルHD向けベンチマーク「FireStrike」では、RX 6500 XTは15068点。意外にもRTX 3050に迫るスコアを見せており、2000円しか差がないGTX 1650 G6に対して約1.5倍のスコアです。
![Radeon RX 6500 XTのベンチマーク比較:3DMark TimeSpy](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/02/2-rx-6500-xt-graph.png)
DX12で動作する、WQHD向けかつ比較的新しいゲーム向けの「TimeSpy」では、RX 6500 XTは4887点。RTX 3050とGTX 1650 G6のちょうど真ん中に位置します。
他のグラフィックボードとベンチマークスコアの比較をしたい方は、↑こちらのグラボ性能まとめ表も参考にどうぞ。
VRゲーム性能:VRMark
日本はヨーロッパ圏を超えるVRゲーム大国でして、VRゲームのためにグラボを求める人も少しずつ増えています。VRゲーム向けの定番ベンチマーク「VRMark」を使って、RTX 3050のVRゲーム性能を検証します。
![Radeon RX 6500 XTのベンチマーク比較:VRMark Orange Room](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/02/4-rx-6500-xt-graph.png)
「Orange Room」はVRMarkで一番軽い(HTC ViveまたはOculus Riftの動作チェック的な)テストです。RX 6500 XTのスコアは約8200点、GTX 1650を軽く上回ります。
![Radeon RX 6500 XTのベンチマーク比較:VRMark Cyan Room](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/02/5-rx-6500-xt-graph.png)
「Cyan Room」はDX12で動作するVRベンチマークで、2番目に重たいです。RX 6500 XTのスコアは約5400点、GTX 1660 Superに迫りますが、RTX 3050には引き離される結果に。
![Radeon RX 6500 XTのベンチマーク比較:VRMark Blue Room](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/02/6-rx-6500-xt-graph.png)
「Blue Room」は将来のハードウェアを前提として用意された、5K解像度の重量級VRベンチマークです。
Radeon RX 6000シリーズ(RDNA 2世代)は解像度が高いほど性能を出せなくなる弱点があるので、RX 6500 XTのスコアはGTX 1650と大差ない結果です。
負荷の軽い普通のVRゲームをする分には、RX 6500 XTはなかなかコスパの良い性能ですが・・・どちらにせよ容量4 GBのVRAMはVRゲームと相性がイマイチ。もう一声がんばって6 GBくらい乗せれくれればベストでした。
Apex Legends
6500 XT平均fps最低fps(下位3%)
定番のFPSタイトル「Apex Legends」のテスト結果です。Radeon RX 6000シリーズはApexを得意としており、RX 6500 XTもすさまじい性能を発揮します。
最高設定だと平均78.8 fpsで、GTX 1650をかんたんに打ち負かし、RTX 3050にすら迫ります。中設定では平均96.9 fpsとさらに性能が伸びて、GTX 1660 Superとの差は10%程度です。
「Apex Legendsをとにかく低予算でプレイしたい」ニーズを満たすのに、RX 6500 XTは極めてぴったりなグラボです。
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2018/08/mochi-pro-icon.png)
VALORANT
![Radeon RX 6500 XTのベンチマーク比較:VALORANT](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/02/14-rx-6500-xt-graph.png)
6500 XT平均fps最低fps(下位3%)
無料でプレイできる競技FPS「VALORANT」のテスト結果です。とても動作が軽いため、最高設定だけでテストします。RX 6500 XTは平均247.9 fpsで、240 fpsを軽々と超えています。
Escape from Tarkov(タルコフ)
6500 XT平均fps最低fps(下位3%)
ロシア産の硬派なリアル系FPS「Escape from Tarkov(タルコフ)」のテスト結果です。
最高設定(Ultraプリセット)は平均48.2 fpsで、残念ながら60 fps台に届きません。中設定(Mediumプリセット)だと平均65.5 fpsに伸びて、なんとか60 fps台に。性能の伸びを見ると、RX 6500 XTはタルコフが苦手なようです。
フォートナイト
6500 XT平均fps最低fps(下位3%)
Apex Legendsと双璧をなす大人気FPSタイトル「フォートナイト」のテスト結果です。
最高設定で平均57.3 fpsと、60 fpsすら出ません。中設定まで妥協すると平均132 fpsで一気に余裕ある動作に。しかも、RTX 3050に匹敵する性能です。RX 6500 XTは得意なゲームだととことん高性能です。
レインボーシックスシージ
6500 XT平均fps最低fps(下位3%)
かなり競技性の強いFPSタイトル「レインボーシックスシージ」のテスト結果です。
最高設定で平均124.9 fps、高設定で平均143.7 fpsでした。レインボーシックスシージはRX 6500 XTで快適にプレイできます。
Assassin’s Creed Valhalla
6500 XT平均fps最低fps(下位3%)
動作の重たい重量級ゲームで知られる「アサシンクリード:ヴァルハラ」のベンチマーク結果です。
最高設定では平均わずか27.5 fps、30 fpsすら維持できないです。設定を妥協しても平均36.2 fpsで、厳しい動作はほとんど変わりません。
サイバーパンク2077
6500 XT平均fps最低fps(下位3%)
超高画質なサイバーパンク系RPG「サイバーパンク2077」のベンチマーク結果です。
ウルトラ設定だと平均25.9 fps、まったくダメ。中設定まで下げて平均42.1 fpsで、60 fps台にすら届きません。RX 6500 XTでサイバーパンク2077はプレイ困難です。
Forza Horizon 5
6500 XT平均fps最低fps(下位3%)
超美麗グラフィックのレーシングゲーム「Forza Horizon 5」のベンチマーク結果です。
エキストリーム設定だと平均23.3 fpsで、まともに動作しません。中設定では平均53.7 fpsまで改善し、割とプレイできます。
FF14:暁月のフィナーレ
6500 XT平均fps最低fps(下位3%)
定番MMORPG「FF14:暁月のフィナーレ」のベンチマーク結果です。
最高設定で平均87.9 fps、普通にプレイできます。標準設定だと平均157.2 fpsです。
モンスターハンターライズ
6500 XT平均fps最低fps(下位3%)
モンハンシリーズ最新作「モンスターハンターライズ」のテスト結果です。
とても動作が軽いゲームなので、最高設定(150%スケーリング)でも平均125.5 fpsと余裕の動作をみせます。中設定(150%)だと平均171.1 fpsです。
RX 6500 XTは最高設定と中設定のどちらもGTX 1650を軽く超え、RTX 3050にあと一歩まで迫ります。
Flight Simulator 2020
6500 XT平均fps最低fps(下位3%)
重量級フライトシミュレーター「Flight Simulator 2020」のテスト結果です。
国会議事堂から羽田空港へルートを設定して、オートパイロットモードで飛行させるだけのシンプルなフライトプランを使ってテストしました(天候は午前12時の晴天で固定)。
最高設定(ULTRA設定)では平均31.1 fpsとなかなか厳しい動作です。中設定(MEDIUM設定)だと平均55.2 fpsで割と遊べるフレームレートは出ますが、RTX 3050だと60 fpsを余裕で超えています。
VRAM容量が不足しているか、MSFS 2020とRX 6000シリーズの相性が悪い可能性が考えられます。
【1920 x 1080】フルHDゲーミングの性能
ここまでテストしたデータを平均化※して、RX 6500 XTのフルHD(最高設定)の平均パフォーマンスをグラフにまとめました。
RX 6500 XTのフルHDゲーム性能は「平均63 fps(下位3%:51.4 fps)」です。GTX 1650と比較して、約23%高い性能です。RX 6500 XTとGTX 1650の価格差はわずか2000円なので、RX 6500 XTのコスパは相当に高いです。
※フレームレートが高すぎる「VALORANT」は平均から除外します。
RX 6500 XTのフルHD(中設定)の平均パフォーマンスをグラフにまとめました。
RX 6500 XTのフルHDゲーム性能(中設定)は「平均94.8 fps(下位3%:70.8 fps)」です。GTX 1050 Tiより約70%、GTX 1650より約20%も高いパフォーマンスを示します。
なお、平均値の比較は真剣に受け止めないように注意してください。プレイするゲームによってはGTX 1650で良い場合もあるし、RX 6500 XTがベストな場合もあります。
今回のテストではApexとフォートナイトをプレイする分には、RX 6500 XTのコスパは圧倒的という事実が明らかです。ド定番のFPSタイトルを低予算でプレイするなら、RX 6500 XTはかなり魅力的な選択肢です。
RX 6500 XTはPCIe 4.0と3.0で性能が変わる?
![RX 6500 XTのPCIe幅](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/02/rx-6500-xt-pcie.jpg)
普通のグラフィックボードは接続インターフェイスに「PCIe 3.0 x16」か「PCIe 4.0 x8」のように、x8~x16幅のインターフェイスを使います。
しかし、ローエンドのRX 6500 XTではコストカットの影響でインターフェイスがたったx4幅に制限されています。x8~x16なら性能にほとんど影響が出ないですが、さすがにx4は悪影響が出る可能性が高いので実際にテストした結果がこちら。
平均パフォーマンスはPCIe 4.0 x4で平均56.8 fpsで、PCIe 3.0 x4にすると平均51.1 fpsまで下がります。実に10%もの性能低下が見られ、やはりx4幅は削りすぎです。コストカットするにしても、せめてx8幅に抑えるべきでした。
平均値の中身は以上のとおりです。
負荷の軽いゲーム(モンハンライズやVALORANT)だと性能差はわずかで、負荷の重たいゲーム(Forza Horizon 5やアサクリ:ヴァルハラなど)では30~50%近い性能低下が見られます。
定番FPSタイトル(フォートナイトやApex Legends)の性能低下はおよそ1割です。
解決策はPCIe 4.0に対応したマザーボードとCPUを使います。マザーボードは最安値で約8000円から、CPUは約19000円からPCIe 4.0に対応したパーツが買えます。PCIe 4.0もずいぶんと価格がこなれて、導入のハードルは大幅に下がっています。
すでに何らかのパソコンを持っている既存ユーザーにとって、PCIe 4.0 x4仕様は忌々しいモノですが、まだ何も持っていないガチの新規ユーザーからすると意外と大した問題ではないです。これからPCIe 4.0対応パーツを買えば済む話です。
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2018/08/mochi-pro-icon.png)
RX 6500 XTのクリエイティブ性能
グラフィックボードはゲームだけでなく、3Dレンダリングやゲームの録画配信もこなせます。
GPUレンダリングの定番ソフト「Blender」、動画エンコード「Aviutl」、ゲーム実況配信ソフト「OBS」を使ってRX 6500 XTのクリエイティブ性能をテストします。
「OBS」でゲームの録画配信
ゲーム実況配信の定番ソフト「OBS Studio」を、グラフィックボードを使って快適に動くかどうかをチェックします。
OBSの録画配信は非常に負荷が重たいリアルタイムエンコードですが、グラボに搭載されているハードウェアエンコード機能を使うと、CPUにほとんど負荷をかけずに快適な録画と配信が可能です。
GeForce系のグラボは「NVEnc」、Radeon系だと「VCE」と呼ばれるハードウェアエンコード機能でリアルタイムなエンコードができます。
解像度はフルHD(1920 x 1080)、フレームレートは60 fps、ビットレートは9000 kbpsです。録画と配信どちらも同じ設定で、同時に実行します。
テストに使用するゲームは「Apex Legends(最高設定)」で、ゲーム側に144 fpsのフレームレート上限をかけています(※上限なしだとエンコードが安定しない場合があるため)。
OBSでゲーム配信と録画 | ||
---|---|---|
ドロップフレーム率 | 評価 | |
RX 6500 XT | 動作しない | |
GTX 1650 G6 | 0 % | 快適 |
GTX 1050 Ti | 0 % | 快適 |
RTX 3050 | 0 % | 快適 |
GTX 1660 Super | 0 % | 快適 |
RX 6600 XT | 0 % | 快適 |
残念ながら、RX 6500 XTは動画エンコードに対応していません。
一般的に、Radeonシリーズには「VCE」と呼ばれるハードウェアエンコード機能が搭載されているのですが、RX 6500 XTだけは非対応となっています。2022年発売の最新グラボでハードウェアエンコード非対応は時代錯誤としか・・・。
OBSでゲーム配信と録画 | |||
---|---|---|---|
フレームレート | 配信中 | 減少率 | |
RX 6500 XT | 動作しない | ||
GTX 1650 G6 | 58.5 fps | 49.8 fps | -14.9 % |
GTX 1050 Ti | 38.1 fps | 32.0 fps | -16.1 % |
RTX 3050 | 89.9 fps | 76.2 fps | -15.3 % |
GTX 1660 Super | 91.5 fps | 75.0 fps | -18.1 % |
RX 6600 XT | 133.7 fps | 121.8 fps | -8.9 % |
ゲーム実況配信を考えている方は、RX 6500 XTを選ぶべきではないです。
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2018/08/mochi-pro-icon.png)
「Aviutl」で動画エンコード
![グラフィックボードで動画エンコード(Aviutl)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/02/gpu-aviutl-test-1.jpg)
無料で使える有名な動画編集ソフト「Aviutl」に、rigaya氏の拡張プラグイン「NVEnc」「VCEEnc」を入れて、動画エンコードにかかった時間を比較してみる。
![Radeon RX 6500 XTのベンチマーク比較:動画エンコード(AviutlでNVEnc)](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/02/55-rx-6500-xt-graph.png)
やはりRX 6500 XTは動画エンコードに対応していないです。
グラボを使って動画エンコードやゲーム実況配信をするなら、GTX 1650で妥協するか予算をもう少しがんばってGTX 1660 SuperやRTX 3050を選ぶほかないです。
RTX 3050はTuring世代のNVEncエンコーダーを搭載しているので、予測変換とBフレームに対応した高画質かつ超高速の動画エンコードが可能です。
テスト時のエンコード設定 | |
---|---|
出力設定 | H.264/AVC High @ Level 5.2 1920 x 1080 @60 fps オーディオ:AAC(192 kbps) |
品質 | NVEnc:Quality VCE:slow |
ビットレート | 9000 kbps(VBR) |
最大ビットレート | 288000 kbps(VBR) |
VBVバッファ | 9000 kbit |
Lookahead | 32フレーム |
Bフレーム | NVEnc:3フレーム VCE:不可 |
参照フレーム | 3フレーム |
GOP長 | 600 |
その他 | deblock |
かなり細かい設定まで手動で決め打ちして、なるべく同じ内容のエンコードを実行できるように工夫してます。
上記のエンコード設定で容量1.5 GBの元ファイルが、NVEncだと192 MB前後、VCEでは197 MB前後に仕上がります。若干VCEのほうが容量が大きいので、ベンチマーク比較としてはRadeon(VCE)側が有利です。
「Blender」でGPUレンダリング
Blenderの公式サイトで無料配布されているCycles Render向けのベンチマーク「Blender Benchmark」を使って、GPUのみ使用する設定でレンダリングを行います。描画に掛かった時間が短いほど高性能です。
「BMW」のレンダリングは約152秒で完了します。GTX 1650より若干遅いです。
一方「Koro」のレンダリングは約260秒でクリアし、GTX 1650より約40%も速くレンダリングを終えています。
RX 6500 XTの消費電力と温度
消費電力を実際に計測
![Radeon RX 6500 XTのベンチマーク比較:グラボ本体の消費電力を比較](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/02/60-rx-6500-xt-graph.png)
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2019/08/ryzen-7-3700x-review-14.jpg)
電力ロガー機能のついた電源ユニットを2台使って、CPUとマザーボード(CPU以外)に電力供給を分割します。
テスト環境 | ||
---|---|---|
![]() | 1200 W(80+ Platnium)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | |
![]() | 850 W(80+ Gold)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 |
FF15ベンチマークを実行中に、CPU以外の消費電力をロガー機能で測定した後、グラフィックボードを取り外した状態で再び同じテストを実行して測定を行います。
- A:グラボを取り付けた状態で消費電力を測定
- B:グラボを外した状態で消費電力を測定
以上2つのデータを取得したら、「AをBで引き算」でグラフィックボード本体の消費電力を抽出できる仕組みです。
グラボの消費電力はソフト読み(HWiNFO)で確認は可能ですが、グラフィックボードのモデルやメーカーによって表示される数値に差が生じる可能性があるので、ロガー機能のついた電源ユニットを使って測定しています。
FF15ベンチマーク(2560 x 1440 / 高品質)を実行中に、2台の電源ユニットを使ってグラフィックボード本体の消費電力を計測します(※システム全体ではなくグラボ単体の消費電力)。
![Radeon RX 6500 XTのベンチマーク比較:グラボ本体の消費電力を比較](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/02/58-rx-6500-xt-graph.png)
測定した結果をグラフにまとめました。
RX 6500 XTの消費電力は平均83 Wで、公称スペックのTDP:107 Wに収まります。
83 W自体は少ない消費電力に見えますが、性能が2倍近い上位モデルRX 6600 XTはわずか139 Wです。つまり、RX 6500 XTは消費電力が下がった分よりも大きい性能を失っており、ワットパフォーマンスが大幅に劣化している可能性が高いです。
ワットパフォーマンスは?
FF15ベンチマークの平均フレームレートを、先ほど実際に測定した消費電力で割り算して、ワットパフォーマンス(= 消費電力1 Wあたりのフレームレート)を求めます。
![Radeon RX 6500 XTのベンチマーク比較:ワットパフォーマンスを比較](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/02/59-rx-6500-xt-graph.png)
RX 6500 XTのワットパフォーマンス(電力効率)は平凡です。
同じRX 6000シリーズのRX 6600 XTと比較して、RX 6500 XTのワッパは約19%も悪化しています。ライバルのGTX 1650は約10%効率的で、RTX 3050とはほぼ同等レベルのワッパです。
GPUチップ自体のワッパは理論上いいモノになるはずですが、容量4 GBの少ないVRAMや、性能の割に少ないVRAMの帯域幅が足を引っ張っている感が・・・。
グラボの温度をチェック
![Radeon RX 6500 XTのベンチマーク比較:グラボの温度を比較](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/02/62-rx-6500-xt-graph.png)
FF15ベンチマーク(2560 x 1440 / 高品質)を実行中に、HWiNFOを使ってグラフィックボードの温度(GPUコア温度)を測定します。テスト時の気温は27℃前後です。
なお、グラフィックボードの温度はテストに使用したオリファンモデルの出来によって完全に左右されるため、各GPUの比較は参考程度に見てください。
![Radeon RX 6500 XTのベンチマーク比較:グラボの温度を比較](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/02/61-rx-6500-xt-graph.png)
平均温度(Avg)最大温度(Max)
RX 6500 XT SAPPHIRE PULSEの温度は、最大66.2℃、平均64.2℃でした。
80 W程度の消費電力(発熱)を、厚み40 mmのスタンダードな設計と90 mm径のデュアルファンで冷やすので余裕があります。動作音もかなり静かです。
まとめ:RX 6500 XTは新規ユーザー向けのエントリーグラボ
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/02/rx-6500-xt-supphire-0.jpg)
「RX 6500 XT」のデメリットと弱点
- 進化の少ない性能
- 4 GBのVRAM容量
- ワットパフォーマンスの悪化
- レイトレ性能は実質使えない
- インターフェイスが狭い(x4幅)
- 実質的にPCIe 4.0が必須
- 動画エンコード機能なし
- 映像出力は最大2つまで
「RX 6500 XT」のメリットと強み
- GTX 1650より20%高性能
- ゲーム次第で1660 Superに迫る
- Apexとフォートナイトはすこぶる速い
- 安定した在庫状況
- マトモな価格設定(2.7万円~)
- コスパが良い(GTX 1650比較)
RX 6500 XTは「これから初めてPCゲームを始めたい新規ユーザー」向けのエントリーグラボです。すでにグラボやパソコンを持っている、既存のユーザーに向けた製品で無いのは明らか。
1世代前の同じグレードと比較して性能はほとんど変わっていないし、VRAM容量は半減、ハードウェアエンコード機能も省略されました。既存ユーザーから見て、なぜ発売したのか?と言われても仕方がないグラボです。
しかし、まだグラボやパソコンを持ってすらいない、ガチの新規ユーザーにとっては選択肢に入れていいグラボだったりします。
価格が比較的安定していて、(今のところ)在庫も安定しています。価格が2000円しか差がないGTX 1650に対して、RX 6500 XTは約20%高性能です。Apexやフォートナイトだと性能差は約1.4~1.5倍まで開きます。
「PCIe 4.0が必要だから結局コスパ悪いのでは?」と思いきや、PCIe 4.0に対応したマザーボードは8000円から、CPUは19000円から買えます。PCIe 4.0を導入するハードルは思っているより高くないです。
![Radeon RX 6500 XTのレビュー評価まとめ](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2022/02/rx-6500-xt-review-score.jpg)
というわけで、ちもろぐの個人的な評価は「Aランク」とします。
以上「RX 6500 XTベンチマーク & レビュー:新規ユーザーにおすすめな低予算グラボ」でした。
![](https://chimolog.co/wp-content/uploads/2018/08/mochi-pro-icon.png)
RX 6500 XTを入手する
価格変動が激しいので、ショップごとに「RX 6500 XT」と検索した場合のリンクをまとめておきました。
現状の適正価格は3万円以下、2.7万円台ならコスパは十分です。
RX 6500 XTを搭載するBTO
2022年時点、RX 6500 XTを搭載するBTOは安くても13万円(送料込み)を超えています。ハッキリ言ってまったく買う価値がないので・・・
↑こちらの「G-Tune EM」をおすすめしておきます。Core i5(6コア12スレッド)と、上位モデルのRX 6600 XTを搭載していながら、なんと税込み13万円(送料を入れて13.2万円)から。破格のコスパです。
検証ありがとうございます。新規で12100か12400と合わせて格安ゲーミングPC組むのに良い感じですね。やるゲーム決まってるなら全然アリみたいで驚きました。逆に3050は性能か価格かどちらかだけでももうちょっと頑張ってほしかったというか、上にも下にも中途半端でしたね…
得意なゲーム苦手なゲームがはっきりしていてゲームの設定落として割り切ってプレイするだけならいい感じなんですね
ただまぁ最近だと何かと配信してみたいって人が多いからやっぱり分かっている人じゃないと後悔しちゃいそうですね
パソコンはある(10世代i5)けどグラボ無しの場合は1650のが無難って所でしょうか?
PCIe 3.0環境だとGTX 1650の方が無難ですが、動作の軽いゲームをプレイする分には、基本的にRX 6500 XTが高性能になります。
あとは・・・GTX 1650とRX 6500 XTの価格次第ですね。今みたいに差額がかなり狭い状況だと、RX 6500 XTの方がコスパ良いです。
フォートナイトのfpsが出ているのはi9-12900Kを使っているから
i3-12100やi5-12400だとあまりfpsが伸びず全体的にGeForceの方が有利です
意外と新規向けには悪くないのか
Quest向けに開発されたVRゲームをちょっとだけいい画質で動かすのにも良さそう
〉DX12で動作する、WQHD向けかつ比較的新しいゲーム向けの「TimeSpy」では、RTX 3050は4887点。RTX 3050とんでもないGTX 1650 G6のちょうど真ん中に位置します。
ここ誤表記ですね
ご指摘ありがとうございます。修正しました。
OSだけでVRAM400MBぐらい使ってたりするので、
iGPU付きのCPUでFF14+ソシャゲのような使い方をする場合、
ソシャゲをiGPU(メインメモリにVRAMを確保)に、FF14をRX6500XTに割り当てればVRAM4GBをまんまFF14に割り当てられます。
VRAM4GBのグラボを使う際は、出来るだけゲーム以外のアプリをiGPUに割り当ててVRAMを節約した方が良いです。
GTX1060との比較が出来ない理由がなければ
追記していただけるとありがたいですね。
GTX 1060は今も所有していますが、本記事を書いた時点で新品購入できない(価格comに登録がない)グラボなのでテスト対象から外しました。
大量のデータよりも、まずは直近の購入できるグラボ同士での比較を優先したかたちです。
今さら1660S以下のグラボって、と言いたいとこだが2万台で1660Sが買えた日々でもないししゃーないか
しかし4GBだとMOD遊びとかできんのだよなあ
まぁ、2~3年くらいグラボの価格を追いかけつづけている立場からすると、3万近くも払ってGTX 1660 Super以下はどうなのか?というのはとても理解できますが、グラボの値段が全部上がってしまっているのでホントどうしようもないですね・・・。
MOD盛りSkyrim辺りは景観を2kテクスチャ差し替え辺りですら過密地域なら余裕でVRAMを10GB使ってるので(4kや8kテクスチャ入れると12GB超)その辺をストレスなくやろうと思うならどの道VRAMは10GB以上の物しか眼中に入らない感じだしエントリー帯は端から関係ないかなと思う
MOD遊びは発売時のハイエンドでも無謀
二世代以上後のミドルハイ以上で楽しむくらいの印象
OBLIVIONあたりなら無理なく遊べるかな
ハードウェアエンコードが非搭載だったりPCIeレーンがx4しかなかったりするRX6500XT(Navi24)ですが、実はこれ、本来はデスクトップ向けに出るはずじゃなかった製品なんです。
海外の掲示板にてAMDの社員が証言しており、当初の計画では、Navi24はRyzen 6000シリーズAPUと組み合わせて搭載することを前提とした、ラップトップ専用のGPUになるはずだったようです。
ハードウェアエンコードが必要ならば、Ryzen側の内蔵GPUを使えばいいですし、PCIeレーンの少なさについてもラップトップならばあまり問題にはなりません。
しかし、理由は不明ですが、Navi24をデスクトップ向けにも販売するよう計画が変更され、その成れの果てがRX6500XTだった、というわけです。
もし当初の予定通りだったならば、デスクトップ向けRX6000シリーズの展開は、RX6600無印で打ち止めになっていたかもしれません。
参考リンク https://gazlog.com/entry/radeon-rx-6500-xt-limited-reason/
詳しい情報ありがとうございます!
たしかにモバイル向けと考えると、意味不明なカットオフ仕様の理由が少しは理解できそう。
AMDとしては、デスクトップ向けをRadeon RX 6600(無印)で止めたい思惑があったものの、NVIDIAがRTX 3050を出す可能性が出てきたので急遽モバイル向けGPUをRX 6500 XTに転用して、その場しのぎを狙った可能性が高そうですね。
性能的にPS4Proくらいなのかな?
PCはいろいろ用途あるけど、これはGPGPUを使えないからほぼゲーム専用。コスパという観点では厳しい
一つ上の6600との差が大きすぎるかもですね
数年使ってた2060(当時4万前後)が故障したのが辛い。
昨今こんな程度で3万なんてバカバカしすぎてこれっぽっちも買う気になれないわ。
いつまで高騰続くんだろうね・・・。
量販店のGPU在庫積み上がってるから、新製品が出る前の夏~秋には価格が暴落すると思われる。
こいつ、もしPCIe x4のスロットに挿されたら、神グラボになります。
挿されないとごく一部のゲームを除くと正真正銘の糞グラボですね。
仕事を絞ればそれなりに、というかそもそもゲーム以外に使ってもらうつもりで作ってなさそうだしgtx1650にゲーム性能で勝ててればもうそれで十分かなぁ…
3万円近くも出して、いまさらVRAM 4GBで割り切り度も大き過ぎなこれはお勧めまでできませんね。これこそゲーム専用機でいい。
6500XTを酷評されている皆さんは、すでに上位のグラボをお持ちだと思うので、値段が下がるのを生暖かい目で見守って頂ければよいと思うのですが・・・。
まさに12400Fと組み合わせてゲーム機を組んだところ。
配信しない、VRAM4GBで足りないゲームをプレイしていない人間には、ちょうどよい選択でした。ちと高いといえば高いけどね。
3060Ti買ったけどレイトレ使わんし重いゲームもやらんから完全にオーバースペックや
6nmで作られているだけあってクロックも高いしポテンシャルは本当にあるのに、時期と状況に振り回されてローエンドで手の届きやすいGPUとして、実力を無駄遣いするような設計にせざるを得なかったんですかね…本当にゴミなのはこの時期が悪いLv100みたいな時期だった…
だんだん価格は下がっているのでこれからに期待
値下がりしたけど値下がりしたせいでRX6600無印と値段差がほぼなくなってマジモンの産業廃棄物と化したな