ドスパラの一般向けパソコンで一番売れてるらしい「Magnate IM(マグネイトIM)」を、あえてレビューします。グラフィックボードは入ってないのでゲームは厳しいですが、公式サイトいわく増設が可能とのこと。拡張性やパーツの互換性についても、少し詳しめに調べました。
Magnate IMのスペックと概要
Magnate IM | ||
---|---|---|
スペック | 標準仕様 | 推奨カスタマイズ |
CPU | Core i5 9400 | – |
冷却 | ノーマルCPUファン※92 mm小型空冷ファン | – |
グリス | ノーマルグリス | – |
グラボ | Intel UHD Graphics 630 ※CPU内蔵グラフィックス | – |
メモリ | DDR4-2666 4GB x2(合計8GB) | – |
マザーボード | Intel H310搭載(Micro ATX規格) | – |
SSD | 240 GBメーカー不明 | Samsung 500 GB SSD※高耐久なSamsung「860 EVO」を推奨 |
HDD | – | – |
ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ | – |
電源 | 400W 静音電源メーカー不明 / 80+ Standard認証 | ※カスタマイズ不可 |
OS | Windows 10 Home 64bit | – |
保証 | 1年間 / 持込修理保証 | – |
参考価格 | 59980円(税抜き)最新価格をチェックする |
「マグネイトIM」は、グラフィックボードを搭載しない、いわゆる事務用・普段使いなパソコンです。
CPUはCore i5 9400(6コア6スレッド)、メモリは容量8 GB、ストレージは動作がキビキビするSSDを搭載。快適な動作に必要な最低限のパーツ構成なので、ごく一般的なパソコンの使い方であれば、それほど不満なく使えます。
たとえば、ネットでYoutubeを見たり、オフィスソフトを使ったり、ビデオチャットで通話するなど。逆に考えると、それ以上の使い方(最新の3Dゲームやゲーム配信など)をしようとすると・・・簡単に性能が不足するスペックです。

この記事の目次
Magnate IMを実機レビュー
外観とデザイン

Diginnos EM041 | |
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規格 | MicroATXまで |
マウントベイ | 5.25インチベイ x2 |
3.5インチベイ x4 | |
対応ケースファン | 前面 : 90 ~ 120 mm(1個) |
背面 : 90 ~ 120 mm(1個) | |
拡張スロット | 4スロット |
マグネイトIMはミニタワー型のPCケース「Diginnos EM041」を採用。Micro ATXサイズに対応する、少しコンパクトなPCケースです。素材はアルミニウム製ですが、分厚いわけではないのでゲーミングモデルの「ガレリア」ほど剛性は高くないです。
側面のスリットは空気を吸い込むために使われています。ただし、ケースファンの取り付けには対応していません。

ケース反対側は特に何もなし。マットブラック塗装のフラットな平面だけです。

背面は塗装無しで、ケースのアルミニウムがむき出しです。

インターフェイスパネル(リアパネル)の内容を確認します。
- PS/2
- DVI-D
- D-Sub
- HDMI
- USB 3.1 Gen1 x2
- USB 2.0 x2
- LANポート
- オーディオ入出力
端子 | 解説 |
---|---|
WiFiアンテナ | WiFiモジュールを取付可能 |
USB 3.1 Gen1 | 約500 MB/sの速度で転送できるUSBポート |
USB 3.1 Gen2 TypeA | 約1000 MB/sの速度で転送できるUSBポート |
USB 3.1 Gen2 TypeC | TypeAと違って、左右対称・小型なポート |
LANポート | ここにLANケーブルを挿すとネットにつながる |
オーディオ入出力 | 緑が「出力」で、ピンクが「マイク入力」 |
PS/2 | 超古いキーボードやマウスを使うための端子 |
HDMI | 最近のモニターなら大抵はついてる端子 |
Display Port | 値段が高めのモニターについてる端子 |
DVI-D | 安物のモニターに多い端子(最近は減ってきた) |
D-Sub | 安物のモニターで見かける端子(最近は減ってきた) |
USBポートは4つだけで、USB 3.1に至っては2つしかありません。割とすぐに使い切れるUSBポート数なので、別途USBハブを用意したほうが良いです。

フロントパネルのデザインは、見るからに「事務的」な感じです。スタイリッシュでもないし、ダサくもない、ごく普通のデザイン。

- USB 3.1 Gen1
- イヤホン入出力
- USB 3.1 Gen1
- 再起動ボタン
- HDDアクセスランプ
- 電源ボタン
USBは合計2ポート。USB接続のヘッドセットやポータブルストレージを使う分には、問題なく足りるポート数です。SDカードスロットはありません。

天面は完全な平面デザインになっています。メッシュ(通気口)などは一切ありません。

通気口などが一切ない完全に平面な天板になっているおかげで、このように収納スペースとして活用できます。

底面はゴム足が4つ。滑り止めや制震性は期待できない安っぽいゴム足なので、底面からケース外の空気を吸い込むためのスペースを作る効果しかありません。

エアフローのイメージです。底面のスリットから吸気して、背面のケースファンから排気します。
中身とパーツをチェック
両側のサイドパネル(フタ)を開けて、マグネイトIMの内部コンポーネントをレビューしていきます。

ケース内部はとてもスッキリとした中身です。マットブラックに塗装されていないので見た目はダサいかもですが、それぞれのパーツが見やすいメリットはあります。後からパーツ増設・交換をしやすいです。

配線はCPUファンなどの可動部分に当たらない程度に、ゆるっとまとめてあります。どの配線がどこにつながっているか、パッと見で分かりやすいです。

反対側のパネルを開くと、5.25インチベイ(DVDドライブなど)、3.5インチベイ(HDDなどを収納する場所)にアクセスできるように。

マウントベイの空き状況をチェック。DVDドライブが収まる「5.25インチベイ」は1スロット、HDDまたはSSDを増設できる「3.5インチベイ」は3スロット空きがあります。
フルタワー型のPCケースと比較すると拡張性は少ないと言えますが、3.5インチベイがあと3スロットあれば、とりあえずは間に合うかと。

CPUクーラーは、DeepCool製の92 mm小型空冷クーラーを採用。すぐそばに120 mmのケースファンが配置され、CPUクーラー周辺の熱気をすばやくケース外へ排出します。

マザーボードはASUS製「PRIME H310M-A R2.0」です。拡張性は控えめで、スペックも必要最低限の格安マザーボードですね。Core i5 9400(TDP : 65W)など、大人しいCPUを使う分には、動作に問題はありません。
- M.2スロット
- PCI Express x16
- PCI Express x1
- PCI Express x1
- SATA 3.0(空き2本)
拡張性は控えめですが、空いているスロットが多いのでアップグレードの余地はかなり残されています。
M.2スロットには、超高速なNVMe SSDをセット可能。PCI Expressは「x16」スロットが1つあり、ここにグラフィックボードを増設可能。PCI Expressの「x1」スロットは、サウンドカードやUSBポートを増設できます。
SATAポートは4つあり、内2つはDVDドライブとSSDに使用済み。残りの2つに、HDDやSSDを追加可能です。これでも拡張性としては控えめな方ですが、意外とアップグレードして遊べる仕様です。
ただし、メモリスロットはたった2本しかなく、すでに2本とも使用済み。メモリの容量を増やすには、2枚まるごと交換する必要があるのはマグネイトIMの弱点といえます。
スロット | 解説 |
---|---|
PCI Express x16 | グラフィックボードや高性能なLANカードを増設できる |
PCI Express x8 | ローエンドなグラボや高性能なLANカードを増設できる |
PCI Express x4 | LANカードやサウンドカードを増設できる |
PCI Express x1 | 主にサウンドカードやキャプチャカードの増設に使う |
PCI スロット | ものすごく古い拡張カードなら出番があるかも…(化石) |
M.2 ソケット | M.2規格の小型SSDやWiFiモジュールを増設できる |
SATA 3.0 | 主にSATA規格のHDD / SSD / 光学ドライブの増設に使う |

電源ユニットはHuntkey製が入っていました。事務用ならそこそこ使えるかもしれませんが、正直に言うとあまり高品質な電源ではありません。ホントに必要最低限レベルの電源ユニットです。
そのまま使うなら神経質になる必要はないですが、グラフィックボードを追加してゲーミングPCとして使うつもりなら、この電源ユニットは交換してしまったほうが良いでしょう。ゲーミングは一気に消費電力が跳ね上がるため、格安電源だとかなり心配です。
値段が安くて比較的マトモな品質なら、コルセアの「CX550M」を挙げておきます。もう少し容量が欲しいなら、Antecの「NeoECO Gold(NE Gold)」シリーズも選択肢。こちらはSeasonicが製造しているので、信頼性は十分に合格レベルです。
グラフィックボードの増設
マグネイトIMにグラフィックボードを追加して、ゲーミングPCとして使いたい。と考えている人向けに、グラフィックボード増設のやり方を解説します。
シンプルな設計のPCケースで空きスペースも十分に空いているため、グラフィックボードの追加はとても簡単です。

背面にある拡張スロットを固定しているネジを取り外します。

取り外しました。

グラフィックボードを挿し込む予定の拡張スロットを、2つ外します。

マザーボード上のPCI Express x16スロットに、グラフィックボードを挿し込みます。

配線の中から、使われていない補助電源コネクタを探してください。今回のマグネイトIMでは「6ピン」余っていました。グラフィックボードもちょうど「6ピン」だったので、問題なく増設ができます。


外した拡張スロットのプレートをすべて元に戻して、グラフィックボードを固定します。

以上でグラフィックボードの増設が完了です。写真を見てのとおり、空きスペースはまだまだ余裕。補助電源コネクタが足りていれば、ほとんどのグラフィックボードを問題なく増設できます。

Magnate IMの性能
定番ベンチマーク
CPUが6コア6スレッドの「Core i5 9400」だけあって、基本的な処理性能はなかなか速いです。ブラウザでYoutube動画再生や、オフィスソフトやイラストソフトを使う分には、不足を感じにくい性能です。
ビデオチャット(VC)の処理速度
PCMark 10の「Video Conference(ビデオ会議)」モードを使って、ビデオチャットの快適さをテストしました。

PCMark 10でテスト | |
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総合スコア | 72285000点以上ならOK |
ビデオチャットの快適度 | 28.77 /30.00 fps |
結果は7228点で、5000点以上をクリア。複数人とビデオチャットを同時に行った場合の、映像のスムーズさ(フレームレート)は約29 fpsで、ほぼ上限の30 fpsに近い結果です。CPUが6コアもあれば、ビデオ通話は余裕で動きます。
CGレンダリングの処理速度

CGレンダリングの処理速度を「Blender 2.79.7」を使って計測。BMWを描写するのに掛かった時間が速いほど優秀という意味です。
結果は、
- 6分25秒(385秒)
約6分ちょっと。6コア6スレッドのCPUらしい処理速度です。
写真編集(Photoshop)

写真編集は「Photoshop CC」で処理速度をテスト。Puget Systems社が配布しているベンチマーク用のバッチファイル※を使い、実際にPhotoshopを動かして性能をスコア化します。
マシン | Magnate IM | HP Pavilion Gaming 15 |
---|---|---|
CPU | Core i5 9400 | Core i5 8300H |
グラボ | Intel UHD 630 | GTX 1050 4GB |
メモリ | 8GB | 8GB |
総合スコア | 596.8 /1000 | 480.0 /1000 |
一般処理のスコア | 47.6 | 34.9 |
フィルタ系のスコア | 61.9 | 51.2 |
Photomergeのスコア | 79.4 | 67.8 |
GPUスコア | 49.9 | 45.1 |
値段が2倍も違うゲーミングノートPCと比較してみた。マグネイトIMは総合スコアが「596.8 点」で、とりあえずそこそこスムーズに動作しています。比較対象のノートパソコンは500 点すら下回っています。
マシン | Magnate IM | HP Pavilion Gaming 15 |
---|---|---|
CPU | Core i5 9400 | Core i5 8300H |
GPU | Intel UHD 630 | GTX 1050 4GB |
RAM | 8GB | 8GB |
総合スコア | 596.8 | 480 |
一般処理のスコア | 47.6 | 34.9 |
フィルタ系のスコア | 61.9 | 51.2 |
Photomergeのスコア | 79.4 | 67.8 |
GPUスコア | 49.9 | 45.1 |
テストの詳細結果 | ||
RAW画像の展開 | 7.52 | 8.76 |
500MBへのリサイズ | 12.96 | 7.2 |
回転 | 1.58 | 2.44 |
自動選択 | 18.89 | 23.82 |
マスク | 7.11 | 11.88 |
バケツ | 2.87 | 3.58 |
グラデーション | 1.25 | 2.86 |
塗りつぶし | 14.88 | 20.78 |
PSD保存 | 17.88 | 42.37 |
PSD展開 | 3.22 | 3.99 |
Camera Raw フィルタ | 9.99 | 21.76 |
レンズ補正フィルター | 20.59 | 28.61 |
ノイズ除去 | 27.44 | 36.42 |
スマートシャーペン | 48.29 | 45.76 |
フィールドぼかし | 23.26 | 28.96 |
チルトシフトぼかし | 20.33 | 25.3 |
虹彩絞りぼかし | 23.59 | 27.48 |
広角補正フィルター | 22.47 | 25.74 |
ゆがみツール(Liquify) | 17.89 | 15.04 |
Photomerge(2200万画素) | 97.95 | 112.54 |
Photomerge(4500万画素) | 136.66 | 163.23 |
※「Puget Systems Adobe Photoshop CC Benchmark」を使用しました。
動画エンコード

動画エンコードは無料ソフト「Handbrake」を使って検証する。容量が約1 GBのフルHDアニメを「Fast 480p30(x264)」と「H.265 MKV 480p30(x265)」プリセットでエンコード。
動画エンコード※クリックで画像拡大します | |
---|---|
x264 | x265 |
![]() | ![]() |
平均66.30 fps | 平均37.31 fps |
6コアCPUなので、割と動画エンコードも速いです。少なくとも、2017年頃のCore i7を上回るスピードに進化しています。
動画エンコードの処理速度(x264)
過去ちもろぐでレビューしたゲーミングPCと比較すると、マグネイトIMはかなり下の方です。
軽めのゲーミング
マグネイトIMはグラフィックボードが入っておらず、内蔵グラフィックスの「Intel UHD Graphics 630」がゲーム描写を頑張っています。しかし、内蔵GPUの性能は必要最低限で、軽いゲームですらスムーズには動かないです。
Optifineを入れたマインクラフトや、Osu!などの音ゲーは問題なくプレイできます。

ストレージの性能と搭載パーツ
マグネイトIMの標準ストレージは、240 GBのSSDです。
ストレージ | 詳細 | ベンチマーク |
---|---|---|
SSD | ![]() | ![]() |
今回のマグネイトIMには、アメリカのメーカー「マイクロン」が販売しているエントリークラスのSSD「BX500」が搭載されています。
ベンチマークは読み込みが558 MB/s、書き込みは487 MB/sで十分SSDらしい性能です。普通に使っていても動作はキビキビとしていて、事務用パソコンとしては特に問題ない性能だと感じます。
ただ、BX500は容量の大きいファイルをコピペすると、HDD並の性能に落ち込むタイプの格安SSD※です。できれば、カスタマイズから「Samsung 500GB SSD」に変更するか、自分で交換してしまって良いです。
※DRAMキャッシュレスなSSDのこと。


2020年3月から始まった、新しいカスタマイズサービスです。Windows 10の再インストールが可能な「復元用USBメモリ」を付けてくれます。

復元用USBメモリは、Windows 10の再インストールにも使えます。ライセンス認証はインストール後に自動的に完了するので、新しいSSDのWindows 10を引っ越ししたい場合に便利です。ドスパラ側も、SSD交換を具体的なケースに挙げています。
- リカバリーメディア作成サービスとは
(公式サイト)
さらに詳しい内容については、公式サイトで確認してください。なお・・・一応言っておきますが、復元用USBメモリは自分でも作成できます。7000円(+税)の追加費用が割高に感じる人は、Microsoftの公式サイトを参考に自分で作ってもOKです。
- 回復ドライブを作成する(Microsoft)
こちらの方法で作ったUSBメモリも、Windows 10の再インストールが可能です。初期設定やソフトのインストールはすべてやり直しになるので、SSDを交換するつもりなら、なるべく早い時期にやってしまいましょう。
エアフロー

サーモグラフィーカメラを使って「マグネイトIM」の内部温度を撮影しました。背面に吸気ファンが1つあるだけの簡単なエアフローですが、熱源がCPUしかないため排気は間に合っているようです。

内部コンポーネントの温度

マザーボードのCPU周辺に配置されているVRMフェーズ回路の温度は、レンダリング中で40℃程度。CPUクーラーがトップフロー型なこともあり、非常に大人しい温度です。熱暴走などトラブルの心配は皆無です。

電源ユニットの内部温度は、CPUに負荷を掛けている状態で32~39℃でした。こちらもやはり温度がかなり大人しく、事務パソコンとして使うなら電源ユニットはこのままでも・・・動きます。
グラフィックボードを増設してゲーミングPCとして使う予定なら、交換したほうが良いです。
動作温度をチェック
CPUに100%の負荷がかかるCGレンダリング中に、CPU温度を計測しました。

Core i5 9400は最大で72℃(平均67℃)です。6コア6スレッドのCore i5は消費電力が小さいので、92 mmの小型CPUクーラーで十分に冷えています。
静音性能を騒音計で検証
校正済みのデジタル騒音メーターを使って、マグネイトIMの動作音(騒音レベル)を計測します。ケースパネルを閉じて、50 cmくらい距離をとって計測を行いました。

- PC起動前:31.6 dBA(極めて静か)
- アイドル時:35.8 dBA(やや静か)
- CPUベンチ:38.0 dBA(やや静か)
それぞれの中央値(平均ではなく、真ん中に位置する数値)をまとめました。
動作音の比較(負荷時)
騒音値(dBA) | 評価 | 目安 |
---|---|---|
30 ~ 32.49 | 極めて静か | 耳を近づければ聞こえるレベル |
32.5 ~ 34.9 | 静か | ファンが回っているのが分かる |
35 ~ 39.9 | やや静か | 扇風機を「小」で回したくらい |
40 ~ 42.49 | 普通 | エアコンよりは静かな音 |
42.5 ~ 44.99 | やや騒音 | エアコンの動作音に近い |
45 ~ 50 | 騒がしい | 扇風機を「中~大」で回した音 |
50 ~ | うるさい・・・ | 換気扇を全力で回した音 |
グラフィックボードは無し。CPUファンとケースファンしか騒音源がないので、当然の結果ではありますが、動作音はかなり静かです。
「Magnate IM」レビューまとめ

- 普段使いには十分なCPU性能
- パーツの交換や増設がかんたん
- ややコンパクトなPCケース
- 静かな動作音
- お安い価格設定
- 「翌日出荷」に対応※
- 標準パーツは本当に「必要最低限」
- ゲームをするならグラボ増設は必須
- カスタマイズの自由度が低い
- メモリが2スロットしかない
「マグネイトIM」は、WordやPDF閲覧など事務用、一般家庭での普段使い用としては問題ない性能です。欲を言えばメモリは最初から16 GB入れて欲しいところですが、値段が安いので仕方ないところでしょう。
ゲーム用に使うなら、グラフィックボードの増設が必要です。幸い、マグネイトIMはとてもシンプルなデザインのPCケースで、配線もゆるっとまとめてあるのでパーツの増設・交換はやりやすいです。
ただ、標準で入っているSSDと電源ユニットは・・・本当に「必要最低限」のモノです。システムへの負荷が大きいゲーミングだと、特に電源ユニットは不安が残ります。カスタマイズから他の電源に交換したいですが、困ったことにマグネイトIMは電源ユニットを選べません。
後からパーツを追加するだけなら、パソコン初心者でもなんとか出来ると思います。しかし、すでにあるパーツを新しく交換したり、置き換えるのは若干面倒くさいです。
よって、普段使いやかんたんな事務用に買うなら問題なし。ゲーム用ならパーツの増設・交換が必要で、やや中級者向けのBTOモデルです(電源ユニットのカスタマイズさえできれば・・・惜しい感じです)。
以上「Magnate IMをレビュー:必要最低限で作られた格安パソコン」でした。
※カスタマイズすると翌日から3日後に遅れます。
ほー、
言い方悪いですがなんかあまり面白くない構成ですねw
あまり面白くないので、記事の最初に「あえてレビューしてみた」と一言入れてます・・・。
事務用パソコンにグラボを入れてアップグレードしたい、と考えてる人向けの記事ですね、これは。
>一応言っておきますが、復元用USBメモリは自分でも作成できます。
>こちらの方法で作ったUSBメモリも、Windows 10の再インストールが可能です。
ドスパラ側の説明はこのサービスで付属するものとユーザーがつくれるのとは機能が別とも読み取れたのですが、実際には同等のものが自分で作れるのですか?
間違っていたら申し訳ないですが、1世代前のこのPCを持っていてケースに磁石がくっつくので恐らくケースは鉄製だと思います。
推奨でサムソンSSDをやたら押してますが、正直この構成ならメモリを16GBにするのが最優先な気がする(笑)
安価なドスパラのPCにはPRIME H310M-A R2.0を搭載してる事が多いように思いますが、
こいつのM.2はASUSの表記通りだとPCIe3.0x2なんでしょうか?
だとすると超高速とは言えない気がします
x2が排他なだけでx4相当ならごめんなさい
電源が500wあればなあ
ゲーミングPC欲しい自作初心者に「あとはグラボ刺すだけで使えます」っておすすめできるのに
流石にゲーミングPCで400wは心もとない
いつも思うけど収納って言葉の使い方間違ってるよねw