Magnate IMをレビュー:必要最低限で作られた格安パソコン

ドスパラの一般向けパソコンで一番売れてるらしい「Magnate IM(マグネイトIM)」を、あえてレビューします。グラフィックボードは入ってないのでゲームは厳しいですが、公式サイトいわく増設が可能とのこと。拡張性やパーツの互換性についても、少し詳しめに調べました。

Magnate IMのスペックと概要

ドスパラ / CPU : Core i5 9400 / メモリ : DDR4-2666 4GB x2 / グラボ : Intel UHD 630 / SSD : 240GB
Magnate IM
スペック標準仕様推奨カスタマイズ
CPUCore i5 9400
冷却ノーマルCPUファン※92 mm小型空冷ファン
グリスノーマルグリス
グラボIntel UHD Graphics 630
※CPU内蔵グラフィックス
メモリDDR4-2666 4GB x2(合計8GB)
マザーボードIntel H310搭載(Micro ATX規格)
SSD240 GBメーカー不明Samsung 500 GB SSD高耐久なSamsung「860 EVO」を推奨
HDD
ドライブDVDスーパーマルチドライブ
電源400W 静音電源メーカー不明 / 80+ Standard認証※カスタマイズ不可
OSWindows 10 Home 64bit
保証1年間 / 持込修理保証
参考価格59980円(税抜き)最新価格をチェックする
スペック表は2020/5時点の製品ページに基いてまとめたモノです。最新のスペック状況は、必ず公式サイトで確認してください。

マグネイトIM」は、グラフィックボードを搭載しない、いわゆる事務用・普段使いなパソコンです。

CPUはCore i5 9400(6コア6スレッド)、メモリは容量8 GB、ストレージは動作がキビキビするSSDを搭載。快適な動作に必要な最低限のパーツ構成なので、ごく一般的なパソコンの使い方であれば、それほど不満なく使えます。

たとえば、ネットでYoutubeを見たり、オフィスソフトを使ったり、ビデオチャットで通話するなど。逆に考えると、それ以上の使い方(最新の3Dゲームやゲーム配信など)をしようとすると・・・簡単に性能が不足するスペックです。

自作歴28台のやかもち
ドスパラさんに用意してもらった貸出機で、マグネイトIMのパーツや拡張性をチェックします。

Magnate IMを実機レビュー

外観とデザイン

マグネイトIMを実機レビュー:外観とデザイン
Diginnos EM041
規格MicroATXまで
マウントベイ5.25インチベイ x2
3.5インチベイ x4
対応ケースファン前面 : 90 ~ 120 mm(1個)
背面 : 90 ~ 120 mm(1個)
拡張スロット4スロット

マグネイトIMはミニタワー型のPCケース「Diginnos EM041」を採用。Micro ATXサイズに対応する、少しコンパクトなPCケースです。素材はアルミニウム製ですが、分厚いわけではないのでゲーミングモデルの「ガレリア」ほど剛性は高くないです。

側面のスリットは空気を吸い込むために使われています。ただし、ケースファンの取り付けには対応していません。

マグネイトIMを実機レビュー:外観とデザイン

ケース反対側は特に何もなし。マットブラック塗装のフラットな平面だけです。

マグネイトIMを実機レビュー:外観とデザイン

背面は塗装無しで、ケースのアルミニウムがむき出しです。

マグネイトIMを実機レビュー:インターフェイス類

インターフェイスパネル(リアパネル)の内容を確認します。

  1. PS/2
  2. DVI-D
  3. D-Sub
  4. HDMI
  5. USB 3.1 Gen1 x2
  6. USB 2.0 x2
  7. LANポート
  8. オーディオ入出力
端子解説
WiFiアンテナWiFiモジュールを取付可能
USB 3.1 Gen1約500 MB/sの速度で転送できるUSBポート
USB 3.1 Gen2 TypeA約1000 MB/sの速度で転送できるUSBポート
USB 3.1 Gen2 TypeCTypeAと違って、左右対称・小型なポート
LANポートここにLANケーブルを挿すとネットにつながる
オーディオ入出力緑が「出力」で、ピンクが「マイク入力」
PS/2超古いキーボードやマウスを使うための端子
HDMI最近のモニターなら大抵はついてる端子
Display Port値段が高めのモニターについてる端子
DVI-D安物のモニターに多い端子(最近は減ってきた)
D-Sub安物のモニターで見かける端子(最近は減ってきた)

USBポートは4つだけで、USB 3.1に至っては2つしかありません。割とすぐに使い切れるUSBポート数なので、別途USBハブを用意したほうが良いです。

マグネイトIMを実機レビュー:外観とデザイン

フロントパネルのデザインは、見るからに「事務的」な感じです。スタイリッシュでもないし、ダサくもない、ごく普通のデザイン。

マグネイトIMを実機レビュー:インターフェイス類
  1. USB 3.1 Gen1
  2. イヤホン入出力
  3. USB 3.1 Gen1
  4. 再起動ボタン
  5. HDDアクセスランプ
  6. 電源ボタン

USBは合計2ポート。USB接続のヘッドセットやポータブルストレージを使う分には、問題なく足りるポート数です。SDカードスロットはありません。

マグネイトIMを実機レビュー:外観とデザイン

天面は完全な平面デザインになっています。メッシュ(通気口)などは一切ありません。

マグネイトIMを実機レビュー:外観とデザイン

通気口などが一切ない完全に平面な天板になっているおかげで、このように収納スペースとして活用できます。

マグネイトIMを実機レビュー:外観とデザイン

底面はゴム足が4つ。滑り止めや制震性は期待できない安っぽいゴム足なので、底面からケース外の空気を吸い込むためのスペースを作る効果しかありません。

マグネイトIMを実機レビュー:外観とデザイン

エアフローのイメージです。底面のスリットから吸気して、背面のケースファンから排気します。

中身とパーツをチェック

両側のサイドパネル(フタ)を開けて、マグネイトIMの内部コンポーネントをレビューしていきます。

マグネイトIMを実機レビュー:中身とパーツをチェック

ケース内部はとてもスッキリとした中身です。マットブラックに塗装されていないので見た目はダサいかもですが、それぞれのパーツが見やすいメリットはあります。後からパーツ増設・交換をしやすいです。

マグネイトIMを実機レビュー:中身とパーツをチェック

配線はCPUファンなどの可動部分に当たらない程度に、ゆるっとまとめてあります。どの配線がどこにつながっているか、パッと見で分かりやすいです。

マグネイトIMを実機レビュー:中身とパーツをチェック

反対側のパネルを開くと、5.25インチベイ(DVDドライブなど)、3.5インチベイ(HDDなどを収納する場所)にアクセスできるように。

マグネイトIMを実機レビュー:中身とパーツをチェック

マウントベイの空き状況をチェック。DVDドライブが収まる「5.25インチベイ」は1スロット、HDDまたはSSDを増設できる「3.5インチベイ」は3スロット空きがあります。

フルタワー型のPCケースと比較すると拡張性は少ないと言えますが、3.5インチベイがあと3スロットあれば、とりあえずは間に合うかと。

マグネイトIMを実機レビュー:中身とパーツをチェック

CPUクーラーは、DeepCool製の92 mm小型空冷クーラーを採用。すぐそばに120 mmのケースファンが配置され、CPUクーラー周辺の熱気をすばやくケース外へ排出します。

マグネイトIMを実機レビュー:拡張性をチェック

マザーボードはASUS製「PRIME H310M-A R2.0」です。拡張性は控えめで、スペックも必要最低限の格安マザーボードですね。Core i5 9400(TDP : 65W)など、大人しいCPUを使う分には、動作に問題はありません。

  1. M.2スロット
  2. PCI Express x16
  3. PCI Express x1
  4. PCI Express x1
  5. SATA 3.0(空き2本)

拡張性は控えめですが、空いているスロットが多いのでアップグレードの余地はかなり残されています。

M.2スロットには、超高速なNVMe SSDをセット可能。PCI Expressは「x16」スロットが1つあり、ここにグラフィックボードを増設可能。PCI Expressの「x1」スロットは、サウンドカードやUSBポートを増設できます。

SATAポートは4つあり、内2つはDVDドライブとSSDに使用済み。残りの2つに、HDDやSSDを追加可能です。これでも拡張性としては控えめな方ですが、意外とアップグレードして遊べる仕様です。

ただし、メモリスロットはたった2本しかなく、すでに2本とも使用済み。メモリの容量を増やすには、2枚まるごと交換する必要があるのはマグネイトIMの弱点といえます。

スロット解説
PCI Express x16グラフィックボードや高性能なLANカードを増設できる
PCI Express x8ローエンドなグラボや高性能なLANカードを増設できる
PCI Express x4LANカードやサウンドカードを増設できる
PCI Express x1主にサウンドカードやキャプチャカードの増設に使う
PCI スロットものすごく古い拡張カードなら出番があるかも…(化石)
M.2 ソケットM.2規格の小型SSDやWiFiモジュールを増設できる
SATA 3.0主にSATA規格のHDD / SSD / 光学ドライブの増設に使う
マグネイトIMを実機レビュー:中身とパーツをチェック

電源ユニットはHuntkey製が入っていました。事務用ならそこそこ使えるかもしれませんが、正直に言うとあまり高品質な電源ではありません。ホントに必要最低限レベルの電源ユニットです。

そのまま使うなら神経質になる必要はないですが、グラフィックボードを追加してゲーミングPCとして使うつもりなら、この電源ユニットは交換してしまったほうが良いでしょう。ゲーミングは一気に消費電力が跳ね上がるため、格安電源だとかなり心配です。

Corsair / 容量 : 550 W / 効率 : 80+ Bronze(ETA-A-) / ファン : 120 mm(スリーブ軸) / 保証 : 5年 / 備考 : CWT製
Antec / 容量 : 650 W / 効率 : 80+ Gold(ETA-A) / ファン : 120 mm(スリーブ軸) / 保証 : 7年 / 備考 : Seasonic製

値段が安くて比較的マトモな品質なら、コルセアの「CX550M」を挙げておきます。もう少し容量が欲しいなら、Antecの「NeoECO Gold(NE Gold)」シリーズも選択肢。こちらはSeasonicが製造しているので、信頼性は十分に合格レベルです。

グラフィックボードの増設

マグネイトIMにグラフィックボードを追加して、ゲーミングPCとして使いたい。と考えている人向けに、グラフィックボード増設のやり方を解説します。

シンプルな設計のPCケースで空きスペースも十分に空いているため、グラフィックボードの追加はとても簡単です。

マグネイトIMを実機レビュー:グラフィックボードの増設

背面にある拡張スロットを固定しているネジを取り外します。

マグネイトIMを実機レビュー:グラフィックボードの増設

取り外しました。

マグネイトIMを実機レビュー:グラフィックボードの増設

グラフィックボードを挿し込む予定の拡張スロットを、2つ外します。

マグネイトIMを実機レビュー:グラフィックボードの増設

マザーボード上のPCI Express x16スロットに、グラフィックボードを挿し込みます。

マグネイトIMを実機レビュー:グラフィックボードの増設

配線の中から、使われていない補助電源コネクタを探してください。今回のマグネイトIMでは「6ピン」余っていました。グラフィックボードもちょうど「6ピン」だったので、問題なく増設ができます。

自作歴28台のやかもち
グラフィックボードによっては「8ピン」以上の場合もあるので注意してください。補助電源がなければ、グラフィックボードは動かないです。
マグネイトIMを実機レビュー:グラフィックボードの増設

外した拡張スロットのプレートをすべて元に戻して、グラフィックボードを固定します。

マグネイトIMを実機レビュー:グラフィックボードの増設

以上でグラフィックボードの増設が完了です。写真を見てのとおり、空きスペースはまだまだ余裕。補助電源コネクタが足りていれば、ほとんどのグラフィックボードを問題なく増設できます。

自作歴28台のやかもち
補助電源コネクタが足りないなら、もっと補助電源の多い電源ユニットに交換するしかないです。容量650 W以上を選べば、たいていは足ります。

Magnate IMの性能

定番ベンチマーク

ベンチマーク結果画像※クリックで画像拡大します
Cinebench R15シングルスレッド性能174 cbやや速い
Cinebench R15マルチスレッド性能955 cb普通
Cinebench R20シングルスレッド性能422 cbやや速い
Cinebench R20マルチスレッド性能2299 cb普通
Geekbench 4シングルスレッド性能4802やや速い
Geekbench 4マルチスレッド性能19357普通
PCMark 8Home / 日常的なアプリ4104上位30%
PCMark 8Creative / 写真や動画編集4771上位45%
PCMark 8Work / オフィスワーク5038上位13%
7-Zip / 圧縮25431 MIPS普通
7-Zip / 解凍23871 MIPS普通
Mozilla Kraken 1.1Webアプリの処理速度951.6 ms十分な速度

CPUが6コア6スレッドの「Core i5 9400」だけあって、基本的な処理性能はなかなか速いです。ブラウザでYoutube動画再生や、オフィスソフトやイラストソフトを使う分には、不足を感じにくい性能です。

ビデオチャット(VC)の処理速度

PCMark 10の「Video Conference(ビデオ会議)」モードを使って、ビデオチャットの快適さをテストしました。

PCMark 10でビデオチャットの性能をテスト
PCMark 10でテスト
総合スコア72285000点以上ならOK
ビデオチャットの快適度28.77 /30.00 fps

結果は7228点で、5000点以上をクリア。複数人とビデオチャットを同時に行った場合の、映像のスムーズさ(フレームレート)は約29 fpsで、ほぼ上限の30 fpsに近い結果です。CPUが6コアもあれば、ビデオ通話は余裕で動きます。

CGレンダリングの処理速度

CGレンダリングの処理速度を「Blender 2.79.7」を使って計測。BMWを描写するのに掛かった時間が速いほど優秀という意味です。

結果は、

  • 6分25秒(385秒)

約6分ちょっと。6コア6スレッドのCPUらしい処理速度です。

写真編集(Photoshop)

ガレリアZGを実機レビュー(写真)

写真編集は「Photoshop CC」で処理速度をテスト。Puget Systems社が配布しているベンチマーク用のバッチファイル※を使い、実際にPhotoshopを動かして性能をスコア化します。

マシンMagnate IMHP Pavilion Gaming 15
CPUCore i5 9400Core i5 8300H
グラボIntel UHD 630GTX 1050 4GB
メモリ8GB8GB
総合スコア596.8 /1000480.0 /1000
一般処理のスコア47.634.9
フィルタ系のスコア61.951.2
Photomergeのスコア79.467.8
GPUスコア49.945.1

値段が2倍も違うゲーミングノートPCと比較してみた。マグネイトIMは総合スコアが「596.8 点」で、とりあえずそこそこスムーズに動作しています。比較対象のノートパソコンは500 点すら下回っています。

マシンMagnate IMHP Pavilion Gaming 15
CPUCore i5 9400Core i5 8300H
GPUIntel UHD 630GTX 1050 4GB
RAM8GB8GB
総合スコア596.8480
一般処理のスコア47.634.9
フィルタ系のスコア61.951.2
Photomergeのスコア79.467.8
GPUスコア49.945.1
テストの詳細結果
RAW画像の展開7.528.76
500MBへのリサイズ12.967.2
回転1.582.44
自動選択18.8923.82
マスク7.1111.88
バケツ2.873.58
グラデーション1.252.86
塗りつぶし14.8820.78
PSD保存17.8842.37
PSD展開3.223.99
Camera Raw フィルタ9.9921.76
レンズ補正フィルター20.5928.61
ノイズ除去27.4436.42
スマートシャーペン48.2945.76
フィールドぼかし23.2628.96
チルトシフトぼかし20.3325.3
虹彩絞りぼかし23.5927.48
広角補正フィルター22.4725.74
ゆがみツール(Liquify)17.8915.04
Photomerge(2200万画素)97.95112.54
Photomerge(4500万画素)136.66163.23

※「Puget Systems Adobe Photoshop CC Benchmark」を使用しました。

動画エンコード

動画エンコードは無料ソフト「Handbrake」を使って検証する。容量が約1 GBのフルHDアニメを「Fast 480p30(x264)」と「H.265 MKV 480p30(x265)」プリセットでエンコード。

動画エンコード※クリックで画像拡大します
x264x265
平均66.30 fps平均37.31 fps

6コアCPUなので、割と動画エンコードも速いです。少なくとも、2017年頃のCore i7を上回るスピードに進化しています。

動画エンコードの処理速度(x264)

過去ちもろぐでレビューしたゲーミングPCと比較すると、マグネイトIMはかなり下の方です。

軽めのゲーミング

ベンチマーク結果画像※クリックで画像拡大します
3DMarkFireStrike / ゲーミングPC向け1152
総合 : 1068 / 上位98%
3DMark
Sky Diver / 普通のパソコン向け
4015
総合 : 4455 / 上位87%
CS:GO
最高設定:1920 x 1080
22.2 fps
評価 : 重たい
FINAL FANTASY 14標準品質 : 1920×10802308
評価 : 普通
マインクラフト1.14.4 + Optifine : 12チャンク描画52.0 fps
評価 : 普通

マグネイトIMはグラフィックボードが入っておらず、内蔵グラフィックスの「Intel UHD Graphics 630」がゲーム描写を頑張っています。しかし、内蔵GPUの性能は必要最低限で、軽いゲームですらスムーズには動かないです。

Optifineを入れたマインクラフトや、Osu!などの音ゲーは問題なくプレイできます。

自作歴28台のやかもち
快適なゲームをするなら、グラフィックボードの増設が必須ですね。

ストレージの性能と搭載パーツ

マグネイトIMの標準ストレージは、240 GBのSSDです。

ストレージ詳細ベンチマーク
SSD

今回のマグネイトIMには、アメリカのメーカー「マイクロン」が販売しているエントリークラスのSSD「BX500」が搭載されています。

ベンチマークは読み込みが558 MB/s、書き込みは487 MB/sで十分SSDらしい性能です。普通に使っていても動作はキビキビとしていて、事務用パソコンとしては特に問題ない性能だと感じます。

ただ、BX500は容量の大きいファイルをコピペすると、HDD並の性能に落ち込むタイプの格安SSD※です。できれば、カスタマイズから「Samsung 500GB SSD」に変更するか、自分で交換してしまって良いです。

※DRAMキャッシュレスなSSDのこと。

自作歴28台のやかもち
SSDの交換を自分でやるなら、カスタマイズから「復元用USB」を付けてもらうか、自分で復元用USBを作ってください。それがあればWindows 10の再インストールが可能です。
ドスパラの「Windows復元用USBメモリ」サービスについて

2020年3月から始まった、新しいカスタマイズサービスです。Windows 10の再インストールが可能な「復元用USBメモリ」を付けてくれます。

ドスパラの「Windows復元用USBメモリ」サービスについて

復元用USBメモリは、Windows 10の再インストールにも使えます。ライセンス認証はインストール後に自動的に完了するので、新しいSSDのWindows 10を引っ越ししたい場合に便利です。ドスパラ側も、SSD交換を具体的なケースに挙げています。

さらに詳しい内容については、公式サイトで確認してください。なお・・・一応言っておきますが、復元用USBメモリは自分でも作成できます。7000円(+税)の追加費用が割高に感じる人は、Microsoftの公式サイトを参考に自分で作ってもOKです。

こちらの方法で作ったUSBメモリも、Windows 10の再インストールが可能です。初期設定やソフトのインストールはすべてやり直しになるので、SSDを交換するつもりなら、なるべく早い時期にやってしまいましょう。

エアフロー

サーモグラフィーカメラを使って「マグネイトIM」の内部温度を撮影しました。背面に吸気ファンが1つあるだけの簡単なエアフローですが、熱源がCPUしかないため排気は間に合っているようです。

自作歴28台のやかもち
グラフィックボードを増設するつもりなら、フロント(前面)側にケースファンを追加しましょう。

内部コンポーネントの温度

マザーボードのCPU周辺に配置されているVRMフェーズ回路の温度は、レンダリング中で40℃程度。CPUクーラーがトップフロー型なこともあり、非常に大人しい温度です。熱暴走などトラブルの心配は皆無です。

電源ユニットの内部温度は、CPUに負荷を掛けている状態で32~39℃でした。こちらもやはり温度がかなり大人しく、事務パソコンとして使うなら電源ユニットはこのままでも・・・動きます。

グラフィックボードを増設してゲーミングPCとして使う予定なら、交換したほうが良いです。

動作温度をチェック

CPUに100%の負荷がかかるCGレンダリング中に、CPU温度を計測しました。

Core i5 9400は最大で72℃(平均67℃)です。6コア6スレッドのCore i5は消費電力が小さいので、92 mmの小型CPUクーラーで十分に冷えています。

静音性能を騒音計で検証

校正済みのデジタル騒音メーターを使って、マグネイトIMの動作音(騒音レベル)を計測します。ケースパネルを閉じて、50 cmくらい距離をとって計測を行いました。

  • PC起動前:31.6 dBA(極めて静か)
  • アイドル時:35.8 dBA(やや静か)
  • CPUベンチ:38.0 dBA(やや静か)

それぞれの中央値(平均ではなく、真ん中に位置する数値)をまとめました。

動作音の比較(負荷時)

  • マグネイトIM
    38.0 dB
  • ガレリアRT5
    44.2 dB
  • ガレリアAXV
    41.4 dB
  • ガレリアAXZ
    41.8 dB
  • ガレリアXF
    39.9 dB
  • ガレリアRV5
    44.8 dB
  • ガレリアAXF
    40.5 dB
  • ガレリアXV
    44.3 dB
  • ガレリアRJ5
    45.0 dB
  • Legion Y540
    49.9 dB
騒音値(dBA)評価目安
30 ~ 32.49極めて静か耳を近づければ聞こえるレベル
32.5 ~ 34.9静かファンが回っているのが分かる
35 ~ 39.9やや静か扇風機を「小」で回したくらい
40 ~ 42.49普通エアコンよりは静かな音
42.5 ~ 44.99やや騒音エアコンの動作音に近い
45 ~ 50騒がしい扇風機を「中~大」で回した音
50 ~うるさい・・・換気扇を全力で回した音

グラフィックボードは無し。CPUファンとケースファンしか騒音源がないので、当然の結果ではありますが、動作音はかなり静かです。

「Magnate IM」レビューまとめ

Magnate IMの評価まとめ
Magnate IM
PROSメリットと強み
  • 普段使いには十分なCPU性能
  • パーツの交換や増設がかんたん
  • ややコンパクトなPCケース
  • 静かな動作音
  • お安い価格設定
  • 「翌日出荷」に対応※
CONSデメリットと弱み
  • 標準パーツは本当に「必要最低限」
  • ゲームをするならグラボ増設は必須
  • カスタマイズの自由度が低い
  • メモリが2スロットしかない
CONCLUSIONMagnate IM / レビューまとめ

「マグネイトIM」は、WordやPDF閲覧など事務用、一般家庭での普段使い用としては問題ない性能です。欲を言えばメモリは最初から16 GB入れて欲しいところですが、値段が安いので仕方ないところでしょう。

ゲーム用に使うなら、グラフィックボードの増設が必要です。幸い、マグネイトIMはとてもシンプルなデザインのPCケースで、配線もゆるっとまとめてあるのでパーツの増設・交換はやりやすいです。

ただ、標準で入っているSSDと電源ユニットは・・・本当に「必要最低限」のモノです。システムへの負荷が大きいゲーミングだと、特に電源ユニットは不安が残ります。カスタマイズから他の電源に交換したいですが、困ったことにマグネイトIMは電源ユニットを選べません。

後からパーツを追加するだけなら、パソコン初心者でもなんとか出来ると思います。しかし、すでにあるパーツを新しく交換したり、置き換えるのは若干面倒くさいです。

よって、普段使いやかんたんな事務用に買うなら問題なし。ゲーム用ならパーツの増設・交換が必要で、やや中級者向けのBTOモデルです(電源ユニットのカスタマイズさえできれば・・・惜しい感じです)

以上「Magnate IMをレビュー:必要最低限で作られた格安パソコン」でした。

※カスタマイズすると翌日から3日後に遅れます。

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8 件のコメント

    • あまり面白くないので、記事の最初に「あえてレビューしてみた」と一言入れてます・・・。
      事務用パソコンにグラボを入れてアップグレードしたい、と考えてる人向けの記事ですね、これは。

  • >一応言っておきますが、復元用USBメモリは自分でも作成できます。
    >こちらの方法で作ったUSBメモリも、Windows 10の再インストールが可能です。

    ドスパラ側の説明はこのサービスで付属するものとユーザーがつくれるのとは機能が別とも読み取れたのですが、実際には同等のものが自分で作れるのですか?

  • 間違っていたら申し訳ないですが、1世代前のこのPCを持っていてケースに磁石がくっつくので恐らくケースは鉄製だと思います。

  • 推奨でサムソンSSDをやたら押してますが、正直この構成ならメモリを16GBにするのが最優先な気がする(笑)

  • 安価なドスパラのPCにはPRIME H310M-A R2.0を搭載してる事が多いように思いますが、
    こいつのM.2はASUSの表記通りだとPCIe3.0x2なんでしょうか?
    だとすると超高速とは言えない気がします
    x2が排他なだけでx4相当ならごめんなさい

  • 電源が500wあればなあ
    ゲーミングPC欲しい自作初心者に「あとはグラボ刺すだけで使えます」っておすすめできるのに
    流石にゲーミングPCで400wは心もとない

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