第9世代のインテルCPUで自作パソコンを作るなら、おすすめなマザーボードはやはり「Z390」搭載モデル。第9世代を正式にサポートするチップセットですし、第9世代のi7やi9を前提にした電力設計になっているのが特に魅力です。
本記事では50種を超えるZ390マザーボードから、おすすめなマザボを7個に絞って紹介する。
「Z390」チップセットの仕様とスペック
初心者向けに、そもそもZ390チップセットとは何なのか。仕様やスペック上の特徴について解説しておきます。
チップセット「Intel 300シリーズ」と比較
チップセット | Z390 | Z370 | H370 | B360 | H310 |
---|---|---|---|---|---|
ロゴ | |||||
拡張性 | |||||
PCIeリビジョン | 3.0 | 2.0 | |||
PCIeレーン数 | x24 | x20 | x12 | x6 | |
レーンの分割単位 | x1 / x2 / x4 | ||||
USB 3.1 Gen1 | x10 | x8 | x6 | x4 | |
USB 3.1 Gen2 | x6 | x0 | x4 | x0 | |
最大USBポート数 | x14まで | x12まで | x10まで | ||
最大SATAポート数 | x6 | ||||
メモリチャネル | デュアルチャネル(x2) | ||||
1チャネルのメモリ枚数 | 2枚まで | 1枚まで | |||
機能性 | |||||
出力モニター数 | 最大3枚 | 最大2枚 | |||
PCIe分割パターン | x16 | x16 | |||
x8 / x8 | – | ||||
x8 / x4 / x4 | – | ||||
対応RAID | PCIe 0 / 1 / 5 | なし | |||
SATA 0 / 1 / 5 / 10 | なし | ||||
Intel Optane Memory | 対応 | なし | |||
Intel RST | 対応 | ||||
PCIe用RST | 対応 | なし | |||
最大RST数 | 3 | 2 | 1 | 0 | |
WiFi(802.11ac) | 対応 | なし | 対応 | ||
SDXCカード | 対応 | なし | |||
CPUオーバークロック | 対応 | 不可 | |||
メモリオーバークロック | 対応 | 不可 | |||
Intel Smart Sound | 対応 | ||||
Intel vPro | なし | ||||
その他 | |||||
DMI規格 | 3.0 | 2.0 | |||
DMI帯域幅 | 8 GT/s | 5 GT/s | |||
HSIOレーン | 30 | 24 | 14 | ||
TDP | 6 W |
ものすごくザックリと言うと、Z390は現行のチップセット「Intel 300シリーズ」の中で、もっとも柔軟性と拡張性に優れているハイエンドチップセットということです。
Z390の前身にあたるZ370との違いは、主にUSB 3.1 Gen2とWiFiモジュールをネイティブにサポートしているかどうか、のみ。基本的な機能はほぼ同じですが、Z370は既に終息しています。
よって、新品のマザーボードを購入する場合、「Z390かZ370か?」で悩むことはほとんど無い。
知っておきたい「Z390」の優位性
Z370との比較だとZ390はかなり地味ですが、他のH370やB360といったミドルからローエンド級のチップセットと比較すると、何かと優位性が多いので知っておいて損は無い。
- 汎用PCIeレーンは24本
- USBポートが多い
- グラボ用にPCIeレーンを分割可能
- PCIeストレージのRSTに対応
- RSTできるストレージは最大3個
- CPUとメモリのオーバークロックが可能
- HSIOレーンが30本と多め
機能性は一部H370とかぶっているが、Z390は全体的に「柔軟」かつ「拡張性に優れ」ている。
NVMe SSDやキャプチャボードなどを接続するために使われている、汎用PCIeレーンは24本もあるので、計算上はNVMe SSDをフル帯域で6個まで使うことが出来る(マザーボードに端子があれば…の話)。
そして一番優位性になるのが、オーバークロック機能です。H370以下のチップセットは、オーバークロックに対応したCPUやメモリを使っていても、オーバークロックは不可能になってしまう。
オーバークロックが可能な「K付き」のCPUは無印版より若干値段が高いので、せっかくならオーバークロックに対応したZ390マザーボードを選ぶ価値はそこそこ大きいと思って良いです。
他には、Z390はグラフィックボード用のPCIeレーン(要するにCPU側が持っているPCIeレーン)を、細かく分割できるのもメリット。H370以下は、16本あるレーンを16本より細かく分割できません。
これがどういう不都合を生み出すかと言えば、グラボを複数使ったマルチGPUに支障があります。特にNVIDIAの場合は、グラボ1枚につきPCIeレーンを8本与える必要があるので、無条件にH370以下はNVIDIA SLIに対応しない。
AMD CrossFireは汎用PCIeレーンと組み合わせることでマルチGPUを実現するが、片方の帯域がチップセット経由の4レーンしか無いので効率は落ちます(そもそもCrossFire自体の効率が…)。
あと、HSIOレーンが30本と多めですが、これはSATAポートやUSBポートの数や実行速度に影響する。HSIOレーン1本あたり、8 Gbpsの帯域幅があるので、30本で最大240 GBpsになります。
ポート | 最大数 | 帯域幅 | HSIOレーン(消費数) | HSIO合計 | |
---|---|---|---|---|---|
USB 3.1 Gen2 | 6 | 10 Gbps | 2 | 12 | 26 |
USB 3.1 Gen1 | 8 | 5 Gbps | 1 | 8 | |
SATA | 6 | 6 Gbps | 1 | 6 |
そのためZ390の仕様では「USB 3.1 Gen2が最大6ポート、Gen1は最大8ポート(USBは最大14ポートまでです)、SATAが6ポート」となっているが、全て問題なくフル帯域で動作可能な計算です。
そもそも、Z390チップセットは第9世代にネイティブ対応する点も優秀なところ。H370やB360も第9世代に対応しているが、BIOSの更新を必要とするため、通販だと古いBIOSに当たる確率が高い。
確実に第9世代に対応しているという意味でも、Z390チップセットは意外と自作初心者にやさしい仕様です。
おすすめなZ390搭載マザーボード:7選
ここからはようやく本題の、筆者から見ておすすめできるZ390マザーボードの紹介です。消費電力が大きい傾向にある第9世代を安定さえる上で重要な、電力回路の設計が選定で重視するポイント。
デザインや機能性は、やや重要度(ウェイト)を落としている。やはりCPUが安定しなければ話になりませんから、ぼくは電力回路の設計を重視してマザーボードを選びます。
安価なのにフェーズ重視な GIGABYTE Z390 UD
スペック | Z390 UD |
---|---|
ソケット | LGA 1151 |
チップセット | Intel Z390 |
フォームファクタ | ATX305 mm x 230 mm |
メモリスロット |
|
VRMフェーズ |
|
CPU用コネクタ | 8 + 4 pin |
LANチップ | Realtek 8118(1.0 GBps) |
サウンドチップ | Realtek ALC 887 |
マルチGPU | 2-Way AMD CrossFire |
PCIeスロット | x16スロット:1本(16レーン接続) |
x16スロット:2本(4レーン接続) | |
x1スロット:3本 | |
M.2スロット | 1スロット(SATA or NVMe / type 2242~22110) |
USBポート |
|
映像出力 |
|
音声出力 | 3.5mmプラグ:3個 |
レガシー端子 |
|
保証 | 2年 |
参考価格 | 13800 円 |
- PS/2マウス
- PS/2キーボード
- USB 3.1 Gen1 x6
- HDMI 1.4
- LANポート
- 3.5mmプラグ x3
GigabyteはZ370ボードだと微妙な製品もありましたが、Z390で大幅に改善されたようです。Gigabyteのマザーボードでもっとも廉価ブランドに位置する「UD」ですら、フェーズは10 + 2なので驚いた。
PWMコントローラは「ISL69138」で、対応フェーズ数は5 + 2です。増幅ダブラー「ISL6617A」を5個取り付けてあるため、フェーズが2倍に増幅されて合計「10 + 2」となる仕様。
CPU用に10本もフェーズがあるなら、Core i9 9900Kを定格で使う程度の負荷には、ケロッと耐えて安定動作してしまうでしょう。13800円という価格を考えれば、コストパフォーマンスはとても良好です。
消費電力が更に大人しいCore i7 9700Kやi5 9600Kなら、オーバークロックも問題ない。空冷クーラーでVRMフェーズに風をあてるなど、VRMの熱対策は必須ですが、基本的にOCは十分に耐えられる。
Z390 UDの良いところ- 安価なのにフェーズ回路はしっかりしてる
- 良好なコストパフォーマンス
- NVIDIA SLIに対応していない
- LANチップはRealtek製
- サウンドチップは廉価なALC 887
- 全体的に拡張性は控えめ
これだけの安さでフェーズ回路に力を入れた分だけ、他の機能性は当然落ちています。LANチップはRealtek製ですし、サウンドチップはごく普通のALC 887を採用している。
Z390チップセットを搭載していながら、NVIDIA SLIに対応していないのも廉価マザーボードならではの仕様です。拡張性は必要十分と言えるが、他と比較すれば控えめなのは間違いない。
Gigabyte Z390 UDは、とにかく安くCore i9 9900Kやi7 9700Kを使いたい人向けにオススメです。
コスパ良くハイエンド級の堅牢性 ASRock Z390 Extreme4
スペック | Z390 Extreme4 |
---|---|
ソケット | LGA 1151 |
チップセット | Intel Z390 |
フォームファクタ | ATX305 mm x 244 mm |
メモリスロット |
|
VRMフェーズ |
|
CPU用コネクタ | 8 + 4 pin |
LANチップ | Intel I219V(1.0 Gbps) |
サウンドチップ |
|
マルチGPU |
|
PCIeスロット | x16スロット:3本(Z390の仕様通りに分割) |
x1スロット:2本 | |
M.2スロット |
|
SATAポート |
|
USBポート |
|
映像出力 |
|
音声出力 |
|
レガシー端子 | PS/2 |
保証 | 2年 |
参考価格 | 21200 円 |
- PS/2
- USB 3.1 Gen1 x4
- USB 3.1 Gen2 Type-A
- USB 3.1 Gen2 Type-C
- HDMI 1.4
- DP 1.2
- D-Sub
- LANポート
- WiFi取付口
- 3.5mmプラグ x5
- S/PDIF端子
2万円台のZ390マザーボードでは、最もコスパに優れた秀逸なマザーボード。それが「ASRock Z390 Extreme4」です。
特徴は60Aもの電流に耐える、高品位のプレミアムチョークを使ったASRockならではの堅牢なフェーズ設計にある。CPU向けに12フェーズを備え、スペック表に記載こそ無いが、アンコア向けに2フェーズまで備える。
それらフェーズを、アルミニウム合金製の大型ヒートシンクを覆い被すことで、高い放熱性も実現しています。空冷クーラーを使っていれば、CPUをOCしても発熱は40℃台に抑えられる。
エアフローのない状況でも70℃程度に抑えられ、しかも性能をほとんど犠牲にしないままCPUをオーバークロック状態で安定稼働が可能です。とにかく、OC耐性と安定性に力を込めた逸品でした。
- 優れたコストパフォーマンス
- i9 9900Kの5 GHzに耐えるフェーズ回路
- サウンドチップALC1220とアンプを搭載
- RGB LED機能もそこそこ豊富
- 十分な拡張性
- 価格的に上位のPhantom Gaming 6と悩む
- USB 2.0ポートがリアパネルに無い
2万円弱のマザーボードとして、非常に優秀。コストを抑えつつ、Core i9 9900Kやi7 9700Kをまじめにオーバークロックしたいユーザーにおすすめなマザーボードです。
実機レビューはこちらより。
デュアルLAN搭載の最安MB ASRock Z390 Phantom Gaming 6
スペック | Z390 Phantom Gaming 6 |
---|---|
ソケット | LGA 1151 |
チップセット | Intel Z390 |
フォームファクタ | ATX305 mm x 244 mm |
メモリスロット |
|
VRMフェーズ |
|
CPU用コネクタ | 8 + 4 pin |
LANチップ |
|
サウンドチップ |
|
マルチGPU |
|
PCIeスロット | x16スロット:3本(Z390の仕様通りに分割) |
x1スロット:2本 | |
M.2スロット |
|
SATAポート |
|
USBポート |
|
映像出力 |
|
音声出力 |
|
レガシー端子 | PS/2 |
保証 | 2年 |
参考価格 | 23800 円 |
- PS/2
- USB 3.1 Gen1 x4
- USB 3.1 Gen2 Type-A
- USB 3.1 Gen2 Type-C
- HDMI 1.4
- DP 1.2
- D-Sub
- LANポート(2.5 Gbps)
- LANポート(1.0 Gbps)
- WiFi取付口
- 3.5mmプラグ x5
- S/PDIF端子
同じくASRockのミドルクラスに位置するマザーボードです。基本的なスペックや設計は、「Z390 Extreme4」とほとんど同じですが、2.5 GbpsのLANポートを1つ追加してデュアルLAN仕様になっているのが特徴。
2つのLANを使うことで、最大3.5 Gbpsの速度で有線ネットワークが可能になるので、ネットワークNASを使っている人に恩恵がある。更に、レイテンシ(ping)を短縮できる効果もあるので、(理論上は)ゲーマーにも嬉しい。
Z390 Extreme4に+2000円のコストでPhantom Gaming 6を選べるため、多くのユーザーが「デュアルLANってなんか強そう。どうせならPG6にしようかな。」と、揺れてしまうでしょう。
Z390 Extreme4の良いところ- 優れたコストパフォーマンス
- i9 9900Kの5 GHzに耐えるフェーズ回路
- サウンドチップALC1220とアンプを搭載
- Creative Sound Blaster 5をサポート
- RGB LED機能もそこそこ豊富
- 2.5 + 1.0 GbpsのデュアルLAN対応
- 十分な拡張性
- USB 2.0ポートがリアパネルに無い
欠点はほとんど無い。デザインも、明暗のアクセントが効いたソリッドな仕上がりで洗練されている。Z390マザーボードで悩んだら、とりあえずこれで良いというレベルです。
もちろん、コスパを重視するならZ390 Extreme4がベストになる。デュアルLANに惹かれるなら、Phantom Gaming 6を選ぼう。
3万円台で最高のZ390マザボ GIGABYTE Z390 AORUS Master
スペック | Z390 AORUS Master [Rev.1] |
---|---|
ソケット | LGA 1151 |
チップセット | Intel Z390 |
フォームファクタ | ATX305 mm x 244 mm |
メモリスロット |
|
VRMフェーズ |
|
CPU用コネクタ | 8 + 8 pin |
LANチップ | Intel I219V(1.0 Gbps) |
WiFiモジュール | Intel 9560 802.11ac 2×2(1.73 Gb/s) |
サウンドチップ |
|
マルチGPU |
|
PCIeスロット |
|
M.2スロット |
|
SATAポート | 6本(Intel Z390) |
USBポート |
|
映像出力 |
|
音声出力 |
|
レガシー端子 | なし |
付属ソフト | XSplit Gamecaster + Broadcaster(12ヶ月版) |
保証 | 2年 |
参考価格 | 36000 円 |
- 再起動ボタン
- 起動ボタン
- WiFi取付口
- USB 3.1 Gen1 x2(DAC-UP対応)
- USB 3.1 Gen2 Type-A x3
- USB 3.1 Gen2 Type-C
- USB 2.0 x4
- HDMI 1.4
- LANポート(1.0 Gbps)
- 3.5mmプラグ x5
- S/PDIF端子
この価格帯では10 Gbps LANを搭載するような、突出した機能面で勝負してくるマザーボードが目立つが、その中でも「Z390 AORUS Master」はあくまでも「マザボとしての機能」にしっかりと力を入れた製品です。
フェーズ回路は「IR35201」によって統率されており、ネイティブにCPU向けフェーズ6本 + メモリ向けフェーズ2本を制御できる。そこに増幅ダブラー「IR3599」を6個投入して、CPUフェーズを2倍の12本に倍増させた仕様。
回路設計が堅牢だと評されるASRock Taichiシリーズと全く同じコンポーネントを採用しているため、CPUに対するオーバークロック耐性はかなり優れており、大型ヒートシンクによって発熱も抑制できる。
2万円台のZ390マザーボードは70℃を超える発熱ですが、3万円台になると60℃台に落ち着く。AORUS Masterはその中でもトップクラスに冷えるため、簡易水冷ユニットを安心して使えるのが魅力的です。
Z390 AORUS Masterの良いところ- i9 9900Kの5 GHzに耐えるフェーズ回路
- ALC1220をES9118 DACで更に強化
- 配信ソフト「XSplit」が12ヶ月無料
- RGB LED機能が豊富
- インテル製のハイエンドWiFi搭載
- USB 3.1 Gen2が多め
- リアパネルに電源ボタンがある
- M.2ヒートシンクをすべて装備
- 十分な拡張性
- ちょっと値段が高い
さすがに36000円もするので、機能面や性能でほとんど不満のない出来栄えになってます。微妙なところは「高い。」ことだが、ハイエンドボードですし、気にしたら負けですね。
現行最強のZ390ゲーミングマザー MSI Z390 MEG Godlike
スペック | MEG Z390 Godlike |
---|---|
ソケット | LGA 1151 |
チップセット | Intel Z390 |
フォームファクタ | E-ATX305 mm x 272 mm |
メモリスロット |
|
VRMフェーズ |
|
CPU用コネクタ | 8 + 8 pin |
GPU用コネクタ | 6 pin |
LANチップ |
|
WiFiモジュール | Killer 1550 802.11ac 2×2(1.73 Gb/s) |
サウンドチップ |
|
マルチGPU |
|
PCIeスロット |
|
M.2スロット |
|
U.2ポート | NVMe:1本(M.2_2と排他制御) |
SATAポート | 6本(Intel Z390) |
USBポート |
|
映像出力 | なし |
音声出力 |
|
レガシー端子 | PS/2 |
付属品 |
|
保証 | 1年 |
参考価格 | 74700 円 |
- BIOSフラッシュバック
- CMOSクリアスイッチ
- WiFi取付口
- USB 3.1 Gen1 x4
- USB 3.1 Gen2 Type-A
- USB 3.1 Gen2 Type-C
- LANポート(1.0 Gbps)
- LANポート(1.0 Gbps)
- 6.3mm金メッキプラグ
- 3.5mmプラグ x5
- S/PDIF端子
現行のZ390マザーボードでは、まさに最強スペックに位置するのが「MSI Z390 MEG Godlike」です。
まずVRMフェーズ回路を見ていくと、Z390で最強の16フェーズを備える。しかも映像出力端子を省いているため、Z390 MEG Godlikeは内蔵GPUを使うことができません。
だから内蔵GPU向けのフェーズを省いて、16フェーズ全てをCPU向けに用意している。統率するコントローラは「IR35201」。本来6 + 2フェーズ仕様のコントローラを、本ボードでは8フェーズ仕様にカスタムした。
それら8フェーズを「IR3599」を8個使って倍増して、合計16フェーズ。残りの2フェーズは「Primarion」と言うコントローラと、On Semiconductor製のMOSFETを使って、メモリ(VCCSAとVCCIO)向けに用意している。
要するにフェーズ回路をCPUに極振りした設計になっている、ということです。ヒートシンクも非常に巨大で、パッシブ冷却でも発熱は50℃に達しない冷却性能を実現する。
280~360mmの大型簡易水冷ユニットを用いてゴリゴリと冷やして、Core i9 9900Kを常時5.0 GHz以上で運用したい、超ハイエンドゲーマーにおすすめです。
Z390 MEG Godlikeの良いところ- Z390マザーボードで最高のフェーズ回路
- ESS E9018で強化されたサウンド性能
- キャプチャボードが付属
- M.2スロット拡張ボードが付属
- OLEDを活用したギミックで洗練されたデザイン
- KillerブランドのデュアルLAN対応
- USB 3.1 Gen2が多め
- リアパネルに電源ボタンがある
- M.2ヒートシンクをすべて装備
- SLIを4スロット間隔で構築可能
- 抜群の拡張性
- 値段が高い
- 国内保証が短い
- 内蔵GPUは使えない(確かに必要性はない)
総じてぶっ飛んだ仕様で、最強のZ390マザーボードであることは疑いようが無い。コスパを度外視して、最高のゲーミングマシンを組むなら、これほど最適なマザーボードは無いと言える。
あと、これは地味に見落としがちですが、1番目と3番目のPCIeスロットが4スロット離れているのも大きな特徴です。空冷グラボでNVLink SLI(グラボの2枚挿し)を組む場合、間隔が狭すぎると熱が問題になる。
だからZ390 MEG Godlikeのように4スロットも間隔があると、空冷のグラボでも比較的エアフローに余裕を持たせたままSLIを組むことが可能です。まさに超ハイエンドゲーマーのために存在するマザボです。
MicroATXでコスパ最高のZ390 ASRock Z390M Pro4
スペック | Z390M Pro4 |
---|---|
ソケット | LGA 1151 |
チップセット | Intel Z390 |
フォームファクタ | ATX244 mm x 244 mm |
メモリスロット |
|
VRMフェーズ |
|
CPU用コネクタ | 8 pin |
LANチップ | Intel I219V(1.0 Gbps) |
サウンドチップ | Realtek ALC 892 |
マルチGPU | 2-Way AMD CrossFire |
PCIeスロット |
|
M.2スロット | SATA or NVMe:2本(type 2230~2280) |
SATAポート |
|
USBポート |
|
映像出力 |
|
音声出力 | 3.5mmプラグ:3個 |
レガシー端子 | PS/2 |
保証 | 2年 |
参考価格 | 13500 円 |
- PS/2マウス
- PS/2キーボード
- USB 3.1 Gen1 x4
- USB 3.1 Gen2 Type-A
- USB 3.1 Gen2 Type-C
- D-Sub
- DVI-D
- HDMI 1.4
- LANポート(1.0 Gbps)
- 3.5mmプラグ x3
MicroATX規格のZ390マザーボードは、「MSI MPG Z390M」とかなり悩んだが、価格とフェーズ回路のバランスを吟味した結果、「ASRock Z390M Pro4」の方がコストパフォーマンスに優れているので選んだ。
情報が少ないので推測を含むが、VRMフェーズは全部10本。統率するのはルネサス製の「ISL95866C」で、対応フェーズは4 + 3です。よって、増幅ダブラー「ISL6608」を3個使って6本に倍増させ、CPU向けに7本のフェーズを確保している。
あとの3本は、おそらくは1本がCPUのアンコア向けフェーズ(内蔵グラフィックスなど)で、2本がメモリ(VCCSAとVCCIO)向けのフェーズと推測されます。
端的に言って、自分の経験では7フェーズだとCore i9 9900Kは著しく安定性が低下する。Core i7 9700Kまでなら余裕だが、9900Kになると特にオーバークロック耐性が目に見えて低下します。
定格で使うか、消費電力に制限を掛けて使うなら、問題なく使えるはずです(そもそもZ390M Pro4は、最大95 Wまで対応と公式サイトに書いてあるので、9900KのOCは無理がある)。
MicroATX規格のマザーボードとPCケースで、定格運用が前提のコンパクトマシンを組みたい。というユーザーに、Z390M Pro4は極めてコスパに秀でているのでオススメです。
Z390M Pro4の良いところ- 優れたコストパフォーマンス
- i7 9700Kまでなら余裕のあるフェーズ回路
- そこそこの機能性
- MicroATXとして標準的な拡張性
- 最大95 WまでのCPUに対応
- NVIDIA SLIには対応しない
- フェーズの発熱はややある
コストをかなり抑えて作られたMicroATXマザーボードなので、制約は何かとある。それでも、コンパクトにi7 9700程度なら動かせるフェーズ回路の設計はさすがASRockといったところです。
価格は40000円超えでMicroATXとしてトップクラスに高額だが、VRMフェーズは12本(10 + 2)備えるのでCore i9 9900Kのオーバークロックに余裕で耐える。
巨大なヒートシンクのおかげでVRMの発熱もかなり抑制されているため、PCケース内に一貫したエアフローを確保してあげれば、簡易水冷ユニットも使えます。弱点はメモリスロットが2本しか無いこと…。
Mini-ITXでOCに耐える ASRock Z390 Phantom Gaming-ITX/ac
スペック | Z390 Phantom Gaming-ITX/ac |
---|---|
ソケット | LGA 1151 |
チップセット | Intel Z390 |
フォームファクタ | Mini-ITX170 mm x 170 mm |
メモリスロット |
|
VRMフェーズ |
|
CPU用コネクタ | 8 pin |
LANチップ | Intel I219V(1Gbps) |
WiFiモジュール | Intel 9560 802.11ac 2×2(1.73 Gb/s) |
サウンドチップ |
|
マルチGPU | なし |
PCIeスロット | x16スロット:1本(16レーン接続) |
M.2スロット |
|
SATAポート |
|
USBポート |
|
映像出力 |
|
音声出力 |
|
レガシー端子 | PS/2 |
保証 | 2年 |
参考価格 | 24700 円 |
- CMOSクリアスイッチ
- WiFi取付口
- PS/2
- HDMI 2.0
- DP 1.2
- USB 3.1 Gen2 Type-A x4
- USB 3.1 Gen1 x2
- Intel Thunderbolt 3
- LANポート(1.0 Gbps)
- 3.5mmプラグ x5
- S/PDIF端子
ASRockはマザーボードメーカーの中では、特にフェーズ回路の設計技術や、そのコンパクト化(=フェーズ1つあたりの質を高める技術)に突出して長けている。世界初のRyzen対応の超小型ベアボーンを出したのも、ASRockでした。
そのASRockが生み出した魔物が「Z390 Phantom Gaming-ITX/ac」です。
ではVRMフェーズの回路設計を解説する。フェーズ数は全部で5 + 2で、「ISL69138」を使って統率している。そこに最大60Aの電流に耐える高性能MOSFET「ISL Smart Power Stage」を贅沢に7個も投入。
増幅ダブラーは使わず、ネイティブに7フェーズを用意した。7フェーズの内容は、CPU向けに5フェーズ、メモリ向けに2フェーズです。高さ4cmを超える分厚いヒートシンクで冷却する。
問題はCPU向けにたったの5フェーズでCore i7やi9を安定動作できるのかですが、驚くことにCore i9 9900Kのオーバークロックすらケロッとこなしてしまう性能を持っている。
競合には「Supermicro C9Z390-CG-IW」が立ちはだかるものの、CG-IWはフェーズの発熱が非常に激しく、メモリのオーバークロックが安定しないという弱点を抱えているため、総合的に見るとPG-ITX/acの圧勝です。
今のところZ390のMini-ITXボードで、ASRock Z390 Phantom Gaming-ITX/acは最強のマザボと言って良い。
Z390 Phantom Gaming-ITX/acの良いところ- 妥当なコストパフォーマンス
- i9 9900Kすら扱える強靭なフェーズ回路
- HDMI 2.0で4K HDRを利用可能
- 高速なインテル製ハイエンドWiFi搭載
- サウンドチップにALC1220を採用
- 何気にM.2ストレージを最大2枚使える
- Z390のMini-ITXマザボでは「最強」
- Mini-ITXなので拡張性は悪い(当たり前)
- メモリスロットは2個のみ
マザーボードとして高性能なだけでなく、高速WiFIを装備していたり、HDMI 2.0やThunderbolt 3を装備するなど。機能性もバッチリです。欠点らしい欠点はほとんど見当たらない。
変態的な機能性 Supermicro C9Z390-PGW
スペック | C9Z390-PGW |
---|---|
ソケット | LGA 1151 |
チップセット | Intel Z390 |
フォームファクタ | ATX305 mm x 244 mm |
メモリスロット |
|
VRMフェーズ |
|
CPU用コネクタ | 8 pin |
LANチップ |
|
WiFiモジュール | Intel 9560 802.11ac 2×2(1.73 Gb/s) |
サウンドチップ |
|
PLXチップ | Broadcom PEX8747 |
マルチGPU |
|
PCIeスロット |
|
M.2スロット |
|
U.2ポート |
|
SATAポート |
|
USBポート |
|
映像出力 |
|
音声出力 |
|
レガシー端子 | PS/2 |
保証 | 2年 |
参考価格 | 52700 円 |
- PS/2
- USB 3.1 Gen1 x2
- DP 1.2
- DP 1.2
- USB 3.1 Gen2 Type-A x3
- USB 3.1 Gen2 Type-C
- LANポート(1.0 Gbps)
- LANポート(10.0 Gbps)
- WiFi取付口
- HDMI 2.0a
- 3.5mmプラグ x5
- S/PDIF端子
サーバー向けにエンタープライズレベルのマザーボードを製造している、Supermicro社のゲーミングブランド「SuperO」のフラグシップモデルです。もちろん「C9Z390-PGW」はサーバーグレードの堅牢性を謳い文句にしています。
その割にはVRMフェーズ数が6 + 2で非常に少ない印象を受ける。が、ここがSupermicroの技術力の見せ所で、高品質なコンポーネントとフェーズ設計で、少ないフェーズ数でCore i9 9900KのOCに耐えられるようになっている。
5 GHz超えのオーバークロックだと、フェーズを冷やすためのエアフローは必須になるが、4.9 GHz以下までなら十分な余裕があります。フェーズ回路は他のハイエンドボードと互角に渡り合えるレベルを実現している
加えて、「C9Z390-PGW」は他のZ390マザーボードでは見られない極めて特殊な「変態的な機能性」が大きな特徴です。
まずPLXチップ「Broadcom PEX8747」。PCIeレーンの帯域を分割することが出来る特殊な機能を持つチップで、本来16本しかないCPUのレーンを、擬似的に32本に倍増させることが可能。
グラボのPCIe x16スロットに、それぞれ8レーンずつ分割できるため、構造上は4-Way NVIDIA SLIが可能です。と思いきや、驚くことに「C9Z390-PGW」はNVIDIA SLIをそもそもサポートしていない。
確かにPLXで分割されたレーンを使ったSLIは、普通にSLIをするより効率を叩き出すのが難しくなる。とはいえ、そんな理由でわざわざSLIだけサポートしていないのは不自然で、ライセンス的な問題があったか…インテルからの圧力か。
真相は分からないが、SLIをサポートしていない点は大きな欠点になる。せめて2-Way SLIはサポートするべきだった。せっかくPCIe x16の間隔が4スロットのマザーボードなのだから。
その点を除けば、U.2ポート、10 Gbps LANを備えていたり、HDMI 2.0aとDP 1.2を2個装備しているので、4K @60Hzでトリプルモニタ環境を構築できるなど。圧倒的な機能性は評価できます。
C9Z390-PGWの良いところ- i9 9900KのOCに耐えるフェーズ回路
- HDMI 2.0で4K HDRを利用可能
- 高速なインテル製ハイエンドWiFi搭載
- サウンドチップにALC1220を採用
- 10 Gbps LAN搭載
- 4-Way CrossFireに対応
- 4スロット間隔のPCIe x16
- 4K 60Hzで3画面出力が可能
- NVIDIA SLIをサポートしない
- 5.0 GHzを超えるとフェーズの発熱が大きい
- UEFI(BIOS)画面が分かりづらい
- コストパフォーマンスは微妙
NVIDIA SLIに対応していない。この一点だけで、コストパフォーマンスを大幅に損なっている極めて惜しいマザーボードです。
まとめ「Z390はASRockとGigabyteが魅力的」
ここまで、ぼくから見てオススメできるZ390マザーボードを「7選 +a」まとめてきた。
デザインだけを見ればASUSとMSIが依然として猛威を振るっているし、実際に人気を集めている。しかし、安定動作に大きく寄与するVRMフェーズ回路から見ていくと、ASRockはいつも通り安定しています。
大きく様子が変わったのがGigabyteです。Z370マザーボードでは、価格の割にフェーズが手抜き…な製品がぼちぼち目立っていたが、Z390では廉価モデルの「UD」ですら、Core i9 9900Kを動かせるレベルまで改善した。
リビジョン商法や偽フェーズなど、一時期は微妙な雰囲気が漂うメーカーだったのに、Z390からすっかり優良メーカーに化けてしまった感が凄い。
あとはSupermicroについて。ごく最近になって「SuperO」ブランドで一般市場に攻め込んで来たものの、惜しいマザーボードが多い。フェーズ回路は流石に優秀だけど、どうもゲーマーの需要を捉えられていない。
特にフラグシップである「C9Z390-PGW」が、SLIをサポートしていないのは致命的。CrossFireは対応しているが、4-Way CFをするなら他にも選択肢があります。
以上「おすすめな「Z390」マザーボード7選:Core i7やi9に最適なマザボとは?」について解説でした。
コスパ良くCore i9 9900Kを5 GHzでオーバークロックできるマザーボードが欲しいなら、Z390 Extreme4が非常におすすめ。実機レビューで、空冷でも5 GHz安定を確認しています。
マザーボードのスペック表の読み方や、選び方など。基本的なガイドはこちらの記事を読んでください。
Z390 Extreme4とZ390 AORUS MASTERのどっちがいいですかね…
価格帯が違うので、比較にならないような。3万円以上を出せるなら、AORUS MASTERで良いと思います。2万円台が良いならExtreme4やPG6で。
どっちもVRMに力を入れているような気がしたもので…
アドバイスありがとうございます。
GIGABYTE Z390 UDはPS/2端子を両方とも持ってるのも一つのアピールポイントになるような?
使う人は今でも使いますしね
MSI Z390 MEG Godlikeもさすがに国内価格は高いですよね
米尼で買っても輸送費とデポジット含めて65000ぐらいはするのでそうそう安くもないんですが・・・
あと誤字報告です
×本来16本しかCPUのレーンを、
○本来16本しかないCPUのレーンを、
誤字修正しました。ありがとうございます。
M-ATX については、ASUS ROG MAXIMUS XI GENE が忘れていたのですよ。
同じシリーズでも高価な方が部品の選別をしっかりしているからハズレを引く確率が少ないとかあるんですかね?
マザーボードの選別事情はよく分かりませんが、高価なマザーボードの方が使われている部品が高品位なので、結果的に壊れにくいというのはあるかもしれません。
ただ、自分の経験上、適切な使い方をしている限りマザーボードは驚くほど壊れないので…気にする必要はあまり無いです。PCパーツに似合ったマザーボードを選べばOKです。
すみません、基本的なことなのかもしれませんがチップセットの1チャネルのメモリ枚数とは何でしょうか?
デュアルチャネルを4枚で組めるか、2枚でしか組めないか。という違いです。だからメモリの最大枚数にも影響します。
なるほど、チップセットの1チャネルのメモリ枚数、2枚まで=4枚挿してのディアルチャネルまでということですね。ありがとうございます。
GIGABYTE Z390 AORUS MasterにてTaichiシリーズについて触れられていますが、Taichiシリーズが選ばれなかった理由はなんでしょうか?
正直なところ悩みましたが、3万円台だとAORUS Masterは何かとバランスが良いので選んでます。最大1.73 Gb/sのハイエンドWiFi、M.2ヒートシンクのフル装備、サウンドをESS製DACで強化、USBのDAC UP機能、リアパネルの電源ボタンなど。フェーズ以外の部分で付加価値を足しているのが魅力的です。
オーバークロック最優先なら、AORUS Masterの付加価値は必要のない機能に成り下がるため、5000円ほど安いTaichiで良いと思います。
返信ありがとうございます。
重ねての質問になってしまいますが、Taichi ultimateもOCを目的とした場合は最適なMBという認識でよろしいのでしょうか?
ですね~。Taichiの機能強化版がTaichi Ultimateです。フェーズ回路はほぼ同一になります。
MSI Z390 ACEのスペックはどうですか?
SuperMicroのマザボの問題点に起動するたびに「ピポピポピーwwww」とか音がするとか、サーバー仕様で、コンセント刺すだけで起動するとか、そこらへんも書いた方が良いと思った
追加 米Amazonから
メモリ2133MHzにしないとPOSTすら起動しない。極端にメモリを選ぶ。最新BIOSがwebに公開されてなくて、SuperMicroに問い合わせるしかない。
Vcoreを+50mV上げると初めて安定した。
リアパネルの説明、ところどころ間違ってましたよ。
例えば、再起動ボタンとCMOSのクリアボタンを間違えてました。
確認します。
マザーボードメーカーによって独自のアプリや機能ありますが、そこの紹介とか別でいいので今後してほしいです。
MSIの特殊なメモリOC技術とか面白そう。
マザーボードの独自機能って…逆に不安定の原因になりがちなので、ぼくは基本的にマザーボード付属のツールやユーティリティは必要に迫られない限りは導入してません。LAN、サウンド、チップセットのドライバだけ入れて、後は無視です。(※RGB LED制御のツールを入れることはありますが。)
だから最近のマザーボードの独自機能については、あまり詳しくないんですよね。ただ、「紹介まとめ」的な感じで記事を書いてみようとは思ってます。
CPUのOCはしないのですが、メモリをOCで安定運用をしたい場合はマザボのどの部分の性能で判断するべきなのでしょう?メモリ向けフェーズというやつの見方がイマイチよく理解できていないので...一応3800mhzくらいまでは安定させたいです
asrock製ならphantom gaming 6で十分でしょうか?それともやはりtaichi ultimateが無難ですか?
メモリ向けにフェーズがあるかどうか、ですね。PG6もTaichiも、メモリ向けに2本のフェーズがあり、XMPプロファイル適用時はVCCSAとVCCIOを自動制御してくれます。よって安定性は高いですが、より高確率で2666 MHz以上を目指すなら「質の高いメモリ」を選ぶべきです。
安定性を最優先なら「Dominator Platinum」、安定性は置いておいて高クロックを最優先なら「G.Skill Trident Z」などが良いですね。
なるほど。メモリ用のフェーズが組み込まれているマザボであれば、その中で高価なマザボを選択するより、メモリ自体にお金を掛けた方が確実ということですね。
米尼でtaichi ultが$239.99になってますね。昨日くらいから一気に14%も値下げされてました
何かあったのかな
ROG Strix Z390-Fってどうなんですか?
値段の割にVRMフェーズ回路が緩い…です。i7 9700Kまでなら特に問題ないと思いますが、あえてオススメするほどでは無いかなと。
やかもちさんはじめまして!
何気にRADEON VIIと同日で目立ってませんけど、今日発売になったばかりのGIGABYTEのZ390 DESIGNAREってどう思われますか?
AORUS MASTERと同等と考えれば良いのでしょうか?
オーバークロック耐性はAORUS Masterとほぼ同格で、とにかく機能性が凄いマザーボードです。
ASUSのマザボがないってことは、ASUSはあまりオススメできないってことでふか?
それぞれの価格帯でベストなマザボに絞ると、結果的にASUSは入らなかった。ということです。デザインに惹かれたなら選んでもいいかと。i9 9900Kを定格運用するなら問題ない電力回路周りです。
ASRockからZ390 Steel Legendが発売されていますが、やかもちさんの評価はいかがでしょうか?
正直なところ、今の販売価格ならZ390 Extreme4やZ390 Phantom Gaming 6と比較して優位ではないので、あえて選ぶ理由が無いです。デザインが気に入ったなら、悪くないと思います。
あれ? ASUSは?ww
i9 9900k用にいいものを買いたいのですが、z390 godlikeを買えば良いのでしょうか?
2080tiなので良いマザーボードにしようかと考えています
ちなみにゲームが主な用途になる予定です
クーラーはnh-d15があるのでそのまま流用する予定で、水冷のがいいのかも悩んでいます(H150i PRO RGB CW-9060031-WWなど)
ゲーム用途なら、(現在は)ASRock Z390 Phantom Gaming Xの方が良いです。CPUクーラーはNH-D15で間に合うはず(※定格運用)。簡易水冷ユニットを考えているなら…↓
・H150i PRO RGB(ファンをNF-A12x25 PWMに交換)
・ROG RYUJIN 360
・Alphacool Eisbaer 420 LT(ファンをNF-A14 iPPC-3000 PWMに交換)
・Alphacool Eisbaer Extreme 280 Black(← 現在最強の簡易水冷ユニット)
このあたりを選ばないと、がっかりする結果になりやすいです。ぼくが検証した限りでは、冷えると思っていたNZXT X62やH100i PROは思ったより冷えず、NH-D15やASSASSIN IIIに劣る場合もありました(冷汗)。
返信ありがとうございます。詳細、大変参考になりました
それをふまえて買ってみます
x8接続のグラブボード2枚とGT 1030 2G LP OCを接続できるMBを探しているのですが、
候補となるのはSupermicroの製品ぐらいでしょうか?
x16 3つでx8/x4/x4はよく見かけるのですが・・・
いつも大変参考にしてます。
現在Core i3-8100、1660SUPERを使用していてCPUの交換をしようと思い、初めて自作しようと思っているのですがZ390シリーズは第9世代に正式対応ということはBIOS更新なしで運用可能なのでしょうか?
可能であればマザボをEXTREME4にしてグラボは今の物、CPUはCore i7-9700K、クーラーは白虎にしたいと考えているのですが電源は何Wあれば足りるのでしょうか?
Z390でも、Core i7 9700Kには「P0」と「R0」の2種類あって、「R0」の場合はBIOS更新が必要です。ただ、基本的にメーカーさんがBIOSアップデートした状態で出荷してたりするので、新品在庫なら問題ないと思います。
電源は550Wで足りますが、将来アップグレードする可能性を考えるなら650~750Wの方が良いです。
返信ありがとうございます!
もう少し熟考してみます!