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【PSO2】コスパ重視で推奨スペックを満たすオススメPCまとめ

最近知りましたが。Phantasy Star Online 2…略して「PSO2」は国産MMORPGではFF14よりも人口が多いかもしれない大人気ゲームだということ。

※FF14は全世界で600万人。PSO2は国内だけで450万人の登録者数がいると、公式に発表されている。

だから、ドスパラなんかで「PSO2推奨モデル!」が大きめに宣伝されているんですね。それで「PSO2 推奨」とかも検索してみるのですが…案の定「闇」を感じてしまった。

3Dゲームだからって安易に「Core i7」だとか、お高いゲーミングPCを推奨と称するのは良くないと思う。ってことでこの記事では、PSO2の正しい推奨スペックなマシンをちゃんと説明してみる。

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PSO2の推奨動作環境

PSO2 推奨動作環境
OSWindows 7 32/64bit
Windows 8.1 32/64bit
Windows 10 32/64bit
CPUIntel Core 2 Duo E6300 以上
GPUGeForce 7800 GT
Radeon HD 2900XT
メモリ2GB 以上
ストレージ40GB 以上
解像度1280×720 以上
サウンドカードDX 9.0C 対応
DirectXDX 9.0C 以上

重量級3Dゲームの「黒い砂漠」や「Nier:Automata」の推奨スペックと比較すると、圧倒的にやさしい推奨スペックです。CPUに「Core 2 Duo」と書いてありますが、2017年現在はほぼ使われていない古いCPU。

グラフィックボード(GPU)も、最近は主流になっている「GeForce GTX」や「Radeon RX」ではなく…「GeForce GT」に「Radeon HD」ですから、これも相当に古い時代のグラフィックボード。

つまりPSO2は無駄に10万~20万するようなハイスペックモデルは必要ない可能性がとても高いということだ。

※GeForce GTは2006年頃。Radeon HDは2007年頃に登場した古いGPU。つまり10年も前の製品です。

PSO2の快適な動作

3Dゲーミングがどれくらい快適な動作をしているのか。今は「フレームレート」という指標で確かめる方法が主流だが、PSO2は専用のベンチマークソフトで計測できる「点数(スコア)」の高さで直感的に分かりやすくなっている。

PSO2公式によれば、画像の通り。

  • 2000点以下:動作は重たいので、描画設定を低くする必要がある
  • 5000点以下:それなりに動くけど、描画設定は調整する必要がある
  • 5000点以上:十分に快適なので、特に描画設定を気にせずに遊べます

つまりPSO2のベンチマークで「5000点以上」を確保できればそれで十分ってことになる。5000点以上あれば、フレームレートも最低で50ほど出るため、この点も実用上は十分です。

一昔前のGTX 950で動作検証

今ブログを書いているパソコンでPSO2の動作検証を行ってみました。スペックは以下の通り。

  • CPU:Core i5 2500K (4.0 Ghzにオーバークロック)
  • GPU:GeForce GTX 950 2GB
  • メモリ:16GB
  • SSD:250GB

GTX 950は2016年頃は、コストパフォーマンスの良いグラフィックボードでした。今となってはちょっと古いですけどね。価格は17000円ほどですが、このくらいのグラフィックボードでどれくらい動くのか?

ベンチマークは「14045点」の出ました。5000点を軽く突破しているし、フレームレートも70~110くらいで推移していたため安定性は十分です。1万円後半のグラフィックボードでここまで動くなら余裕ですね…。

 グラフィック設定について補足

PSO2は環境設定から、描画設定(グラフィックの質の高さ)の調整ができる。今回の検証はもちろん「最高設定」で行っているので安心を。

「簡易描画設定」は最高レベルの「6」に。

フルスクリーン表示にして、画面サイズは「1920×1080」(フルHD)です。

テクスチャの解像度も「高解像度」にしてシェーダー品質も「高品質」にした。

念のため、グラフィックボード別FPSを確認

GTX 950という比較的な安価なグラフィックボードで十分に動くことは確認できた。しかし、念のために他のグラフィックボードならどの程度動くのか。ドスパラのベンチマークデータなどを参考にまとめました。

CPUGPUPSO2 ScoreFuturemark Score
Core i7 6850KGeForce GTX 1080 Ti 11GB8446127620
Core i7 7700KGeForce GTX 1080 8GB5971522050
Core i7 7700KGeForce GTX 1070 8GB4734418360
Core i7 7700GeForce GTX 1060 6GB3911713030
Core i5 7500GeForce GTX 1060 3GB3497412290
Core i7 6700GeForce GTX 970 4GB3143211880
Core i7 6700KGeForce GTX 960 2GB227157700
Core i7 6700GeForce GTX 960 2GB220227700
Core i5 7500GeForce GTX 1050 Ti 4GB218077750
Core i5 7500GeForce GTX 1050 2GB177166740
Core i5 2500KGeForce GTX 950 2GB140456560
Core i5 6500GeForce GTX 750 Ti 2GB86284590
参照元:ドスパラの各商品ページの「ベンチマーク」より

すべて簡易描画設定「6」で、解像度はフルHD画質(1920×1080)です。見ての通り、1万円弱で購入できるローエンドGPU「GTX 750 Ti」ですら、快適とされる5000点を軽く超えているのが分かる。

ミドルエンドで主流になりつつある「GTX 1050」ならスコアは17000点に達している。フレームレートは簡単に100を超えるので、PSO2を快適にプレイするのが目的なら意外と普通のスペックのマシンで十分だ。

実際にPSO2の推奨PCを紹介している他のサイトを見ると残念なことに。Core i7が搭載された無駄にハイスペックなPCをオススメしている傾向にある…。ぼくの経験上、ゲーミングPCのCPUは「Core i5」で十分。

コストパフォーマンスをもっと重視するならCPUは「Core i3」で構わないとすら思っています。PSO2は重量級のMMORPGではありませんから、2コア4スレッドで事足りる。ただ、PSO2と並行して他のゲームを同時に起動したい、といった場合はCore i5の方が良いですが。

4K画質のフレームレートは?

フルHD画質と比較して「4倍もの」情報量を持つ、4K画質。

  • フルHD:1920×1080(2073600画素)
  • 4K:3840×2160(8294400画素)

4倍も処理する必要があるため、簡単に言うとさっきのPSO2スコアを4で割れば、だいたいの目安が分かります。表も用意してみました。

CPUGPUPSO2 Score4Kの場合
Core i7 6850KGeForce GTX 1080 Ti 11GB8446121115
Core i7 7700KGeForce GTX 1080 8GB5971514929
Core i7 7700KGeForce GTX 1070 8GB4734411836
Core i7 7700GeForce GTX 1060 6GB391179779
Core i5 7500GeForce GTX 1060 3GB349748744
Core i7 6700GeForce GTX 970 4GB314327858
Core i7 6700KGeForce GTX 960 2GB227155679
Core i7 6700GeForce GTX 960 2GB220225506
Core i5 7500GeForce GTX 1050 Ti 4GB218075452
Core i5 7500GeForce GTX 1050 2GB177164429
Core i5 2500KGeForce GTX 950 2GB140453511
Core i5 6500GeForce GTX 750 Ti 2GB86282157

快適な5000点を突破するのは「GTX 960」あたりから。しかし、5000点を少し超えた程度だとフレームレートは少なくとも50程度になってしまう。フレームレートを60以上で安定させたいなら、PSO2スコアは7000点以上はほしいところ。

となると…4K画質で快適にPSO2をプレイしようと思ったら「GTX 970」や「GTX 1060」あたりを搭載しておけば問題無い。もちろん万全を期するなら10000点を突破している「GTX 1070」が妥当だが…予算と相談ということになる。

PSO2の推奨PC

パソコンは価格が高ければ高いほど、絶対的な性能は上昇していく。しかし一つだけ言えるのは、自分の使い方にマッチしているパソコンが必ず存在するということ。以下にPSO2をプレイする上で「最適」なマシンを紹介します。

1. コスパ良くPSO2をフルHD画質で動かすマシン

GALLERIA DC
OSWindows 10 Home 64bit
CPUCore i3 7100
GPUGeForce 1050 2GB
メモリ4GB
M/BIntel B250 (MircoATX)
SSD250GB
USB2.0x2 (背面)
USB3.0x2 (前面)
x3 (背面)
電源400W 静音(80+ BRONZE)
キーボード付属
マウス付属
重量約8.2 kg
保証1年間 / 持込修理保証
価格69980円 (税込75578円)

 ガレリア DCの公式サイトへ

税込みで約75000円。ドスパラが販売しているゲーミングモデルの中ではほぼほぼ最安価に位置します。そんな最安価マシンで大丈夫なのかと言うと…。もうここまで読んだ人なら分かると思います。

グラフィックボード(GPU)には「GTX 1050 2GB」が搭載されており、最高設定のフルHD画質でもフレームレートは100周辺を叩き出せる。PSO2を楽しむ分には不十分が無い、コストパフォーマンスに秀でたマシンなんですよ。

CPUは「Core i3 7100」が搭載されている。2コア4スレッドなので、マルチタスク能力はまぁまぁ。PSO2をしながらYoutubeやニコ動で作業用BGMを再生したり、アニメを同時に見たりしたい。このくらいの使い方ならCore i3で足ります。

それに最近のCore i3は2~3年前のと比較すると性能もアップしましたから。余裕です。コスパ重視なPSO2推奨PCはこれ以外に考えられない。

 注意点

税込みで75000円と安いのですが、安価モデルという理由からメモリが「4GB」しか搭載されていない。Windows 10とPSO2をあわせて約3.3GBほどは消費するため、余裕を持って「8GB」は欲しいのが本音です。

Chromeを起動してニコ動やYoutubeを見始めれば、残りの0.7GBなんて簡単に埋まってしまいます。そのため、可能であればカスタマイズからメモリを8GBに増設することをオススメします…。

2. WQHD画質までなら余裕、マルチタスクもこなすマシン

GALLERIA DH
OSWindows 10 Home 64bit
CPUCore i5 7500
GPUGeForce GTX GTX 1050 Ti 4GB
メモリ8GB
M/BIntel B250 (MircoATX)
SSD120GB
HDD1TB
USB2.0x2 (背面)
USB3.0x2 (前面)
x3 (背面)
電源400W 静音(80+ BRONZE)
キーボード付属
マウス付属
重量約8.2 kg
保証1年間 / 持込修理保証
価格96980円 (税込104738円)

 ガレリアDHの公式サイトへ

税込みで10万円を超えてしまうが、総合的なコストパフォーマンスはそれなりに優秀です。

CPUには最新世代(Skylake = 7XXX)の「Core i5 7500」が搭載されていて、マルチタスク能力は高い。PSO2をしながら、他のゲーム(例:マイクラ、太鼓さん次郎など)を起動するという使い方をしても安心できる。

グラフィックボードは「GTX 1050 Ti 4GB」が搭載されている。フルHD画質でのPSO2スコアは約22000点なので余裕だ。4K画質ではギリギリ5000点になるので、フレームレートは40~50くらいは出せるといったところ。

合間のWQHD画質なら問題なく動くため、大きめのディスプレイでPSO2をプレイしたいという人にも最適なマシンです。

3. コスパ重視だがフルHDから4Kまで万全を期した推奨PC

GALLERIA DJ
OSWindows 10 Home 64bit
CPUCore i5 7500
GPUGeForce GTX GTX 1060 Ti 3GB
メモリ8GB
M/BIntel B250 (MircoATX)
SSD250GB
HDD1TB
USB2.0x2 (背面)
USB3.0x2 (前面)
x3 (背面)
電源400W 静音(80+ BRONZE)
キーボード付属
マウス付属
重量約8.2 kg
保証1年間 / 持込修理保証
価格103980円 (税込112298円)

 ガレリアDJの公式サイトへ

さっきのマシンより約8000円ほど高くなってしまうが、万全を期しておきたい。という人には非常にオススメできる推奨マシンです。

グラフィックボードが「GTX 1050 Ti」から「GTX 1060」へとアップグレードされたことで、PSO2 スコアが約30000点台になっている。これは4K画質であっても5000点を超えることが可能ということ。

  • フルHD画質でも超快適
  • WQHD画質も当然快適
  • 4K画質も問題なく軽快

この3つの条件を満たせるマシンが、この「ガレリアDJ」です。GTX 1060搭載マシンは、PSO2以外のゲームもそれなりに動かせる。例えば重量級MMOの「黒い砂漠」も、最高設定で平均フレームレートは50付近を叩き出す。

「大は小を兼ねる」と言うが、このマシンはまさにその通りといったところだ。

PSO2推奨マシンまとめ

PSO2(Phantasy Star Online 2)をプレイする。という目的を達成するなら、価格が15万~18万円するようなハイエンドモデルは必要ない。

この記事で紹介した7~11万円くらいのミドルエンドモデルで十分に事足りる。PSO2は、黒い砂漠やBLESSといったグラフィックが高画質なMMORPGと比較してずっと軽いからだ。

  • フルHD画質なら「GTX 1050」で十分
  • WQHD画質なら「GTX 1050 Ti」くらいで行ける
  • 4K画質は「GTX 1060」または「GTX 1070」なら問題ない
  • CPUは「Core i5」が搭載されているなら全然余裕

PSO2の推奨スペックについてはこのように覚えておけば大丈夫。自分が予定している使い道に合わせて、最適な推奨PCを選べれば最高です。モノには適正ってもんがあるからね。

【補足】ドスパラのPSO2推奨モデルについて

ドスパラでは簡易描画設定6で快適に動くという謳い文句の「PSO2推奨モデル」をいろいろと販売している。PCの中身を見たところ、ちょっと十分過ぎる性能のマシンばかりが推奨モデルとして売られているんですよね。

PSO2は公式が5000点以上出れば「快適」としているし、実際にベンチマークで計測した自分も「10000点あれば全然余裕だな」という感じでした。推奨モデルは3万点だとか、かなりぶっとんだ性能のマシンが多く、価格も15万を超えているモノがちらほら。

唯一、推奨モデルでバランスが良いと感じたのは、今回の記事で最後に紹介した「ガレリアDJ」と全く同じモデルですね。それ以外は微妙…。あえてPSO2推奨モデルを買う理由は見当たらない。

※推奨モデルは「ゲーム内特典」が付属してくるけれど、正直いいモノでもない。やはり無理して推奨モデルを買う理由は無いと思います。

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5 件のコメント

  • PSO2はMMOではありませんし、450万IDは無料でだれでも作れるアカウントの総数です。
    一方でFF14の600万人はパッケージ購入など課金が発生した人数で、ここにフリートライアル等の無料アカウントは含まれておりません。
    SimilarWebの公式・関連サイトトラフィック、Googleトレンド、有志によるアクティブ調査等からプレイヤー数は圧倒的にFF14のほうが多いという結果がでてます。
    国内限定では4gamerの大規模アンケートやTwitterツイート総数からFF14が2割程度アクティブプレイヤーが多いと推察されてます。

  • 推奨スペックとベンチはまったくアテになりません。
    スコア25000以上を考えてグラボは選択したほうがいいです。60fps安定しないと3D酔いしやすいです。
    フルHDでも1060以上の選択をおすすめします。
    4kは1080Tiが良いかと。

  • フルHD設定6のベンチスコア12000程度のPCを使っていますが、エフェクトが激しい場所では操作に支障が出ることが多々あったため設定5に落としてプレイしています。スコア25000ほどの設定5では特に問題は感じません。
    プレイヤーの間では設定6ならGTX1050Ti以上にしたほうが良いと言われていますね。
    このあたりは実際にレイドボスや高難度クエストに行かないとわからない部分ですが、参考になれば幸いです。

  • FF14に関しては、頭のおかしいファンが2ちゃんねるやAmazonレビューを始め、ネットの至る所で盛んに工作活動をしているので、情報の信頼性、信憑性が極めて疑問です。
    なので彼らの主張は全て無視して構いません。
    ゲームが好きなのは自由ですが、他のゲームを貶めるメンタリティはどうしても理解できませんね。だからオタクは嫌われるんですよ。

  • 狂信者は嫌いです へ返信する コメントをキャンセル

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