PCゲーマーから根強い人気を集める60番台に、最新モデル「RTX 4060」が少し値下げして登場。実際に1枚買ったので、前世代のRTX 3060 12GBや値段が近いRX 7600と実際に比較ベンチマークします。
(公開:2023/9/29 | 更新:2024/10/1)
「RTX 4060」の仕様とスペック
GPU | RTX 4060 | RTX 3060 Ti | RTX 3060 |
---|---|---|---|
プロセス | 5 nm製造 : TSMC | 8 nm製造 : Samsung | 8 nm製造 : Samsung |
シェーダー数CPUのコア数に相当 | 3072 | 4864 | 3584 |
RTコア数レイトレ用の特化コア | 24 | 38 | 28 |
ブーストクロック | 2460 MHz | 1665 MHz | 1777 MHz |
VRAM | GDDR6 8 GB | GDDR6 8 GB | GDDR6 12 GB |
理論性能(FP32) | 15.11 TFLOPS | 16.20 TFLOPS | 12.74 TFLOPS |
PCIe | PCIe 4.0 x8 | PCIe 4.0 x16 | PCIe 4.0 x16 |
TDP | 115 W | 200 W | 170 W |
補助電源 | 16-pin | 12-pin | 12-pin |
MSRP | $ 299 | $ 399 | $ 329 |
参考価格2024年10月時点 | 41500 円 | 57980 円 | 40980 円 |
発売価格 | 49800 円 | 54780 円 | 56900 円 |
発売 | 2023/6/29 | 2020/12/2 | 2021/2/26 |
GPU | RTX 4060 | RTX 3060 Ti | RTX 3060 |
---|---|---|---|
世代 | Ada Lovelace | Ampere | Ampere |
プロセス | 5 nm製造 : TSMC | 8 nm製造 : Samsung | 8 nm製造 : Samsung |
トランジスタ数 | 189.0 億 | 174.0 億 | 132.5 億 |
ダイサイズ | 159 mm2 | 392 mm2 | 276 mm2 |
シェーダー数CPUのコア数に相当 | 3072 | 4864 | 3584 |
TMU数Texture Mapping Unitのこと | 96 | 152 | 112 |
ROP数Render Output Unitのこと | 48 | 80 | 48 |
演算ユニット数 | 24 | 38 | 28 |
Tensorコア数機械学習向けの特化コア | 96 | 152 | 112 |
RTコア数レイトレ用の特化コア | 24 | 38 | 28 |
L1キャッシュ演算ユニットあたり | 128 KB | 128 KB | 128 KB |
L2キャッシュコア全体で共有 | 24.0 MB | 4.0 MB | 3.0 MB |
L3キャッシュコア全体で共有 | – | – | – |
クロック周波数 | 1830 MHz | 1410 MHz | 1320 MHz |
ブーストクロック | 2460 MHz | 1665 MHz | 1777 MHz |
VRAM | GDDR6 8 GB | GDDR6 8 GB | GDDR6 12 GB |
VRAMバス | 128 bit | 256 bit | 192 bit |
VRAM帯域幅 | 272.0 GB/s | 448.0 GB/s | 360.0 GB/s |
理論性能(FP32) | 15.11 TFLOPS | 16.20 TFLOPS | 12.74 TFLOPS |
SLI対応 | – | – | – |
PCIe | PCIe 4.0 x8 | PCIe 4.0 x16 | PCIe 4.0 x16 |
TDP | 115 W | 200 W | 170 W |
補助電源 | 16-pin | 12-pin | 12-pin |
MSRP | $ 299 | $ 399 | $ 329 |
発売価格 | 49800 円 | 54780 円 | 56900 円 |
発売 | 2023/6/29 | 2020/12/2 | 2021/2/26 |
RTX 4060とRTX 3060 Tiのスペックをざっくり比較すると、こんな感じ↓
- シェーダー数:RTX 4060 < RTX 3060 Ti
3072シェーダー:4864シェーダー - 最大クロック:RTX 4060 > RTX 3060 Ti
2460 MHz:1665 MHz - VRAM容量:RTX 4060 = RTX 3060 Ti
8 GB(272 GB/s):8 GB(448 GB/s) - 消費電力:RTX 4060 < RTX 3060 Ti
TDP 115 W:TDP 200 W - 新品価格:RTX 4060 < RTX 3060 Ti
約4.3万円~:約5.3万円~
シェーダー(コア)数を大きく減らした代わりに、最大ブーストクロックが約2.5 GHzまで引き上げられています。
VRAMに容量8 GB(GDDR6メモリ)を搭載しますが、帯域幅は448 GB/sから272 GB/sへ大幅に削減。そのまま削減するだけだと性能に悪影響が出るため、NVIDIAはL2キャッシュ容量を5 MBから24 MBへ増量して、実質的な帯域幅を稼ぐ設計です。
ただし、増量したL2キャッシュでカバーし切れない処理だと、キャッシュから溢れて性能が下がるリスクがあります。
RTX 4060 Tiと同じく、RTX 4060も低コスト志向な設計です。低コスト設計を極めた結果、チップのサイズは半分以下(159 mm2)に小型化でき、価格設定を従来モデルから30ドル値下げしました。
製造コストが約3倍と試算されるTSMC 4N(TSMC 5 nm)プロセスを使用していながら、従来比で30ドルも値下げできる程度に低コストな設計です。
日本国内の販売価格(新品で正規品)は約4.1万円から。すでに終売したRTX 3060 Tiより約1.5万円(約30%)近くも安く、もうすぐ終売しそうなRTX 3060 12GBより2000円ほど高いです。
RTX 4060の性能をベンチマーク比較
テスト環境 「ちもろぐ専用ベンチ機(2023)」 | ||
---|---|---|
CPU | Core i9 13900K24コア32スレッド | |
CPUクーラー | NZXT Kraken X63280 mm簡易水冷クーラー | |
マザーボード | ASUS TUF GAMINGZ690-PLUS WIFI D4 | |
メモリ | DDR4-3200 16GB x2使用メモリ「Elite Plus UD-D4 3200」 | |
グラフィックボード | ZOTAC RTX 4060 SOLO | |
SSD | NVMe 1TB使用SSD「FireCuda 520」 | |
電源ユニット | 850 W(80+ Platnium)使用モデル「Corsair HX850i」 | |
OS | Windows 11 Pro検証時のバージョンは「22H2」 | |
ドライバ | NVIDIA 536.67 | |
ディスプレイ | 3840 x 2160@144 Hz使用モデル「INNOCN 32M2V」 |
「RTX 4060」を比較するために用意した専用PCスペックです。
CPUにゲーミング性能でトップクラスの「Core i9 13900K」を使います。メモリは普通のDDR4-3200(ネイティブ)で容量32 GBで、テスト時のドライバは「536.67」です。
テスト用のRTX 4060は「ZOTAC RTX 4060 SOLO」を使います。
全長163 mm、厚み39.5 mm(2スロット占有)、手のひらサイズのコンパクトな設計です。シングルファン仕様で静音性がやや不利なものの、場所を選ばない互換性の高さが大きな強みです。
参考までに、購入時の価格は52800円(実質4.4万円~)でした。
メーカーを選ばなければ、最安で約3.9万円から買えます。
競技FPS:VALORANTなど
まずは競技性が重視されるFPSゲームで、設定別にフレームレート(性能)を比較しました。
Apex Legendsの「低設定」「高設定」で比較したグラフです。
RTX 4060は従来比(RTX 3060)で約1.2倍の性能に、3世代前のGTX 1660 Superと比較して約1.7倍の性能に伸びています。
フォートナイトの「中設定」「高設定」で比較したグラフです。
Apex Legendsと同じく、フォートナイトも順当に性能が伸びています。従来比で約1.2倍の性能、3世代前で約1.8倍もの性能アップです。
競技FPSの代表的タイトル、VALORANTを最高設定で比較したグラフです。
負荷がとても軽いゲームゆえに、どのグラフィックボードを使っても実用上の大きな性能差が出ません(※500 Hzゲーミングモニターを使うなら意味はありますが)。
Apex Legends
Apex Legendsを最高設定で比較したグラフです。従来(RTX 3060)比でRTX 4060は約1.2倍の性能アップ、3世代前(GTX 1660 Super)比較で約1.6倍の性能です。
Escape from Tarkov(タルコフ)
Escape from Tarkov(タルコフ)の重たいマップ、Streets of Tarkovで比較したグラフです。
設定はタルコフYoutuber「らっしーRushy_ve」さんを参考に、SSRをオフにしたり、Reflex Low Latencyをboost onにするなど、やや高画質な競技設定(→ 設定画面はこちら)を使用しました。
結果は残念ながらRTX 3060とRTX 4060でなぜか逆転します。タルコフはVRAMを酷使する性質があり、VRAMのスペックが128 bitと弱いRTX 4060が不利になりやすいです。
VRAMの使用量が多いタルコフに限っては、RTX 4060よりRTX 3060を選んだ方が安定した性能を得られます。
Overwatch 2
オーバーウォッチ2をエピック設定(解像度100%)で比較したグラフです。
グラフィックボードの世代差が反映されやすいゲームです。RTX 4060はRTX 3060から見て約15%の伸び、GTX 1660 Superから見ると約1.8倍も性能が伸びています。
Fortnite(フォートナイト)
フォートナイトを最高設定(NANITE:無効)で比較したグラフです。
RTX 4060はRTX 3060から約1.2倍の伸び、GTX 1660 Superから約76%(約1.8倍)の性能アップです。
R6S(レインボーシックスシージ)
レインボーシックスシージを最高設定、マップをファベーラにて比較したグラフです。
RTX 4060はRTX 3060比較で約1.2倍の性能、GTX 1660 Super比較だと約1.7倍の性能に。フルHD環境ならNVIDIAが意図したとおりに性能が伸びています。
AC6(アーマードコア6)
アーマードコア6を最高設定、ミッション「武装採掘艦破壊(ストライダー戦)」の冒頭エリアで比較したグラフです。
これまで比較したゲームと同様に、RTX 4060はRTX 3060比較で約14%ほど性能アップ、GTX 1660 Superと比較して約54%の性能アップでした。
Cyberpunk 2077
重量級ベンチマークの代表例「サイバーパンク2077」をウルトラ設定(レイトレなし)で比較したグラフです。
非常に高負荷かつVRAMへの依存度も強いゲームなので、1世代前と比較すると思うように性能が伸びていません。4K解像度だとまったく同じです。
GTX 1660 Superから見ると約1.7倍の性能アップを実現しているため、古いグラフィックボードから乗り換える前提なら悪く・・・ないと思われます。
エルデンリング
エルデンリングを最高設定で比較したグラフです。
RTX 4060はフルHDならRTX 3060 Tiに迫る性能を見せますが、WQHD~4KはRTX 3060から控えめな性能アップにとどまります。
原神(Genshin Impact)
原神を最高設定(精度:1.5 / シーン細部:最高)で比較したグラフです。
RTX 4060はRTX 3060に対してフルHDで約15%、WQHDで約20%、4K解像度で約15%と思ったより伸びています。しかし、RTX 3060 Tiにはあと一歩届かない性能です。
Forza Horizon 5
Forza Horizon 5を最高設定(レイトレなし)で比較したグラフです。
付属のベンチマークを使っているため、性能差がきれいに反映されます。Forza Horizon 5はRTX 4000シリーズやRadeon(RDNA)シリーズが得意な傾向です。
フルHDから4Kまで、すべての解像度でRTX 4060がRTX 3060を上回り、RTX 3060 Tiにかなり近い性能を示します。
Microsoft Flight Simulator
MSFS(Flight Simulator)をUTLRA設定で比較したグラフです。
RTX 4060はフルHDならRTX 3060に迫るものの、WQHDや4K解像度になった途端にVRAMの性能差でかえって逆転されてしまいます。
ブループロトコル
MMORPGブループロトコルを最高設定で比較したグラフです。
意外と世代による性能差が出ています。RTX 4060はすべての解像度でRTX 3060を明確に超え、RTX 3060 Tiとほぼ同じ性能を発揮します。
なお、GTX 1660 Superが意外と健闘しているように見えますが、最低フレームレート(下位1%)が大きく落ち込むなど動作がやや不安定です。
FF14:暁月のフィナーレ
GPUベンチマークとしては不適切な・・・、FF14:暁月のフィナーレを最高設定で比較したグラフです。
なお、フレームレートが極端に跳ね上がる中盤以降をカットしたデータです。他のデータと同じく、RTX 4060は割りと順当に性能が伸びています。
VRChat
VRゲームの代表例でありながら、ベンチマークをほとんど見かけないVRChatを比較したグラフです。
グラフィック設定をUltra設定(異方性 x8)に、フレームレート上限を解除して、「Yayoi Forest House(作:猫屋敷やよい さん)」のプライベートモードで測定しました。
肝心の4K解像度で比較すると、RTX 4060はRTX 3060とほとんど変わらない性能です。しかもVRAM容量が4 GB減っているため、重たいワールドや人の多い環境で不安定になるリスクが高いです。
VRChatが目的ならRTX 3060 12GBを検討するべきでしょう。より詳細な比較データは↓こちらの記事を参考に。
14ゲームの平均フレームレート
テストしたゲームの平均フレームレートをまとめました(※注意:平均はしょせん平均なので参考にしすぎないように)。
今回テストした内容だと、RTX 4060はRTX 3060 12GBに対してフルHDで約15%、WQHDで約16%、4K解像度で約12%の性能アップでした。
3世代前のGTX 1660 Superから見ると、約64~68%(およそ1.7倍)の性能アップです。
RTX 3060 Tiに及ばない性能でしたが、NVIDIAの公式価格は100ドルも安いです。25%の値下げで10%前後の性能ダウンに相当し、コストパフォーマンスがやや改善されます。
fpsを底上げ「DLSS」を使った結果
- フルHDでいったんレンダリング
- 機械学習を使って4Kにアップスケーリング
- 実質4Kのフレームが完成します
4K解像度のレンダリングは非常に重たい作業ですが、DLSSを使えばフルHDやWQHD相当のレンダリングで済ませられるので、フレームレートを稼ぎやすくなります。
ちなみに、どの程度の解像度でレンダリングするかどうかはゲーム側の設定で調整できます。高画質な設定ならWQHD相当で、性能重視な設定だとフルHDやHD相当でレンダリングを行います。
RTX 4000シリーズは、コア内部に搭載された機械学習に特化した「Tensor」コアを用いて、高画質なアップスケーリングを用いたフレームレート底上げ機能「DLSS」を利用できます。
今回はDLSS 2以上に対応している4本のゲームで、DLSSの効果をテストしました。
高負荷なレイトレーシングとNVIDIA DLSS 2に対応している、マインクラフトBE版(16チャンク読み込み)で比較したグラフです。
GTX 1660 Superはそもそもレイトレ非対応で「0 fps」に、Radeon RXはDLSSが使えないため非常に不利な性能です。RTX 4060はフルHD~4KでRTX 3060を上回ります。
(NVIDIA:DLSSバランス / AMD:FSRバランス)
タルコフ(4K解像度)でDLSSを使った結果、RTX 4060のフレームレートがなんと約2.1倍に跳ね上がります。
大幅な性能アップですが、RTX 3060にすら届かないです。
次はRTX 4000シリーズ独自の強み「DLSS 3.0(フレーム生成」に対応したゲームで、旧世代を圧倒できるかチェックします。RTX 4070までなら、DLSS 3有効時の性能はまさに別次元でしたが・・・果たして?
(NVIDIA:DLSSバランス / AMD:FSRバランス)
サイバーパンク2077(4K解像度 + パストレーシングモード)の検証結果です。
DLSS 2だけだと厳しい動作ですが、RTX 4000シリーズ限定のDLSS 3(フレーム生成)を使うと、2倍を超える性能アップを実現。
しかし、DLSS 3を使ってもなお平均30 fpsにすら満たないです。RTX 4060で4Kレイトレゲーミングは厳しいです。
MSFS(4K解像度 + ウルトラ品質)でDLSSを使った検証結果です。
DLSS 3有効時で約2.4倍もの性能アップを得られますが、DLSS 2を有効にしたRTX 3060から約1.2倍の性能差にとどまります。
DLSS 3のフレーム生成はたしかに機能します、しかし元のネイティブ性能が悪ければ効果も限定的です。
- A Plague Tale: Requiem
- Atomic Heart
- Bright Memory: Infinite
- Cyberpunk 2077
- Conqueror’s Blade
- Dakar Desert Rally
- Deliver Us Mars
- Destroy All Humans! 2 – Reprobed
- Dying Light 2
- F1 22
- FIST: Forged In Shadow Torch
- Forza Horizon 5
- Hitman: World of Assassination
- Hogwarts Legacy
- Jurassic World Evolution 2
- Justice
- Loopmancer
- Marvel’s Midnight Suns
- Marvel’s Spider-Man: Miles Morales
- Marvel’s Spider-Man Remastered
- Microsoft Flight Simulator
- Mount & Blade II: Bannerlord
- Need For Speed Unbound
- Perish
- Portal with RTX
- Sackboy: A Big Adventure
- The Witcher 3: Wild Hunt – Game of the Year Edition
- Warhammer 40,000: Darktide
- WRC Generations
- Black Myth: Wukong
- Chernobylite
- Diablo IV
- Icarus
- Marauders
- Midnight Ghost Hunt
- Naraka: Bladepoint
- Ripout
- STALKER 2: Heart of Chornobyl
- Scathe
- Super People 2 (available now in early access)
- Sword and Fairy 7
- Synced
- The Cycle: Frontier
- The Day Before
- The Finals
- The Lord of the Rings: Gollum
- Throne and Liberty
- Tower of Fantasy
- Warhaven
- Witchfire
2023年3月時点、上記の50タイトルがDLSS 3.0に対応する予定です。
3DMark等の定番ベンチマークに興味がないので説明は省きます。
理論値だとRTX 4060はRX 7600に近い性能で、RTX 3060 Tiには届かない性能だと分かります。
RTX 4060のクリエイティブ性能を比較
GPU | RTX 4060 | RTX 3060 12GB |
---|---|---|
シェーダー数CPUのコア数に相当 | 3072 | 3584 |
ブーストクロック | 2460 MHz | 1777 MHz |
VRAM | GDDR6 8 GB | GDDR6 12 GB |
理論性能(FP32) | 15.11 TFLOPS | 12.74 TFLOPS |
グラフィックボードのクリエイティブ性能は基本的に、シェーダー数とクロック数から計算できる理論性能(FP32)に比例して高くなる傾向があります。
RTX 4060は約15テラフロップス、RTX 3060 12GBが約12.7テラフロップスで、数値上はRTX 4060の方が高性能です。実際にいくつか試して確認しましょう。
GPUレンダリング(Blender)
GPUレンダリングの定番ベンチマーク「Blender 3.5.0」では、RTX 4060がRTX 3060から約1.3倍も性能が伸びています。おおむねRTX 3060 Ti相当です。
スコアの内訳(Monster / Junkshop / Classroom)はそれぞれ以上のとおりです。
画像のAIアップスケーリング
AI(機械学習)を用いた画像のアップスケーリングをテストします。
シェアウェアだとTopaz Gigapixel AIが有名ですが、今回は無料で使えるStable Diffusion Web UIのExtrasから「R-ESRGAN x4+」を使って、画像の4倍超解像を試しました。
2048 x 2048 pxの4倍アップスケーリングは34.1秒かかり、RTX 3060より1割高速化しています。
AIイラスト(Stable Diffusion)
AIイラストの定番ソフト「Stable Diffusion(AUTOMATIC1111 web ui版)」を使って、AIイラストの生成時間を比較します。
使用するベンチマーク内容は以下のガイド記事より3点です。
- ハローアスカベンチ(512 x 512)
- 神里綾華(LoRA + ControlNet)ベンチ(512 x 768)
- 神里綾華(LoRA + Latent x2.0)ベンチ(1024 x 1536)
生成時間が短いほど高性能です。
ハローアスカベンチ(10枚分)の生成時間は、RTX 4060が33.7秒、RTX 3060 12GBが41.5秒でした。
神里綾華(LoRA + ControlNet)ベンチの生成時間は、RTX 4060が66.3秒、RTX 3060 12GBが79.9秒でした。VRAMが足りている状況だとRTX 4060が優位です。
神里綾華(LoRA + Latent x2.0)ベンチではHires Fix(アップスケーリング)でVRAMへの依存度が高まる影響で、RTX 4060はRTX 3060 12GBに逆転されてしまいます。
AIイラスト用途だとRTX 3060 12GBの方が適しています。
機械学習(Tensor Flow 2)
python 3.10.6にGPU版Tensor Flow 2を読み込み、kerasパッケージの「手書き文字の識別トレーニング(MNIST)」を実行します。25 epochの学習を合計5回実行して、処理にかかった平均時間を求めます。
RTX 4060は平均23.6秒も学習にかかり、RTX 3060 12GBよりも遅い結果に終わります。
理論性能(FP32)から期待される性能をまったく出せておらず、VRAMバス幅のボトルネックが疑われる結果です。
動画編集(PremiereとDavinci)
Puget Systemsのベンチマークプリセットを使って、動画編集の定番ソフト「Adobe Premiere Pro」と「Davinci Resolve Studio」のGPU性能をテストします。
テストに使用される動画素材は基本的に4K解像度以上で、割りと負荷の重たいワークロードです。
Premiere ProのGPUスコアは「63.9点」で、RTX 3060 TiどころかRTX 3060 12GBにすら届かないスコアです。
素材のプレビュー性能(Live Playback)も伸びがイマイチ悪く、RTX 3060 12GBに1割もの性能差をつけられています。
Davinci Resolve StudioのGPUエフェクト性能は「77点」で、RTX 3060 12GBと大差なし。RTX 3060 Tiに3割近くも引き離されています。
動画エンコード(NVEncなど)
世代 | RTX 4060 (Ada Lovelace世代) | RTX 3060 12GB (Ampere世代) |
---|---|---|
NVEncエンコーダー | 第8世代 | 第7世代 |
NVEncデコーダー | 第5世代 | 第5世代 |
AV1エンコード | 対応 | – |
AV1デコード | 対応 | 対応 |
RTX 4060に搭載されている第8世代NVEncエンコーダーを検証します。
rigayaさん作のAviutl拡張プラグイン「NVEnc 7.26」を使って、RTX 4060 Tiの動画エンコード性能を検証しましょう。
テスト内容は1分30秒ほどのフルHD動画(原神のプレイ動画)を、VBR形式(ビットレート9000 kbpsでBフレーム挿入あり)でエンコードするのみ。ログに記録される処理速度(fps)で性能を比較します。
RadeonはNVEncを使えないので、AMD VCE(VCEEnc)を使います。VBR形式(ビットレート9000 kbps)で、プリセット:Qualityです。
VCEEncではBフレーム挿入を使っても画質がまったく改善せず、いたずらにエンコード速度を半減させるだけなので、Bフレーム挿入をあえて使いません。
遅い割に画質が変わらない「罠」です。
第8世代NVEncエンコーダーの処理速度はとても優秀です。特にAV1エンコードが平均300 fps前後とスピーディー。
もちろん、エンコード品質(VMAFスコア)も高いです。
ゲーム開発(Unreal Engine 5)
無料で使えるゲーム開発ソフト「Unreal Engine 5.1.1」のプレビュー性能をテストします。
無料で配布されている「City Sample(The Matrix Awakens)」から「Small_City_LVL」を読み込み、既定のルートを1周してフレームレートを測定します。
「Big_City_LVL」だとメインメモリ容量が不足して動作が不安定だったため、メモリ容量32 GBでもなんとか動作するSmall版をテストしました。
VRAM容量が8 GBしか無い割にRTX 4060が踏ん張った結果に。なお、VRAM容量を12 GBも持つRTX 3060には当然ながら届きません。
ゲーム実況配信(OBS Studio)
ゲーム配信で定番のソフト「OBS Studio」を使って、RTX 4060のゲーム配信性能を比較します。
フォートナイトのベンチマークモードを録画配信して、平均フレームレートやコマ落ち(ドロップフレーム率)を比較した結果がこちら↓
RTX 4060のフルHD配信性能は安定しています。配信していない場合と比較して、およそ1割の性能低下です。
H.264形式で配信と録画をした場合、AV1形式で行った場合、どちらもフルHDならほとんどコマ落ち(ドロップフレーム)せずテスト完了です。
(まだ)需要は少ないですが、4K解像度で配信と録画を同時に行った場合の性能もチェック。フルHDと同じく、1割くらいの性能低下で済みます。
ただし、コマ落ち(ドロップフレーム)が深刻です。
プリセット「P4:Medium」だとエンコード負荷が重たすぎて、H.264形式でほぼすべてのフレームを落とします。AV1形式なら、ほとんどコマ落ちせずにテストをクリアできました。
H.264でも設定を妥協すればコマ落ちを防げますが、妥協した分だけ画質も犠牲に。AV1エンコードを使えるRTX 4060の方が、ゲームの実況配信に有利なグラボです。
オーバーウォッチ2を4K解像度でリプレイモード中に録画して、AV1とH264で画質を比較しました。
画質の差が分かりやすいように、ビットレートを9000 kbps(フルHD換算で2250 kbps)まで下げている影響はありますが、AV1の方がはるかに高画質だと分かるはずです。
RTX 4060の消費電力を比較
電力ロガー機能のついた電源ユニットを2台使って、CPUとマザーボードに電力供給を分割します。
テスト環境 | ||
---|---|---|
電源ユニット #1システム全体 | 850 W(80+ Platnium)使用モデル「Corsair HX850i」 | |
電源ユニット #2CPUや水冷クーラーなど | 850 W(80+ Gold)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 |
システム全体を担当する電源ユニットから、+12Vレールの消費電力を見るとグラフィックボード単体の消費電力とほぼ一致します。
上記の接続方法だと、+12Vレールは基本的にグラフィックボード(6+2 pinとPCIeスロット)で使用されるため、CPUを取り除いておけば自ずとグラフィックボード単品の消費電力を抽出可能です。
ただし、電源ユニットの電力ロガーセンサーは刻み値が粗いです。変動幅が小さくなりがちな、低負荷時(低設定のフルHDなど)の精度はやや悪いです。
GPU単体の測定値を見るのではなく、他と比較して相対的に見るべきです。
誤:Aは平均200 Wらしい- 正:AはBと比較して50 W少ないらしい
これくらいのニュアンスでデータを見てくれると助かります。
特定のゲームをプレイ中の消費電力ではなく、テストした14個のゲームタイトルから平均消費電力を求めます。
タルコフやMSFSなど、CPUボトルネックの影響でGPU使用率が上がりにくいタイトルが含まれているため、RTX 4060のフルHD消費電力は平均116 Wに。
WQHDで平均120 Wに、4K解像度で平均123 Wの消費電力です。RTX 3060 12GBより40 W前後も減り、GTX 1660 Superとほぼ同じ水準です。
消費電力1ワットあたりの平均フレームレートを計算したグラフです。
消費電力が減ったおかげで、従来(RTX 3060)比でワットパフォーマンスが大きく改善されます。フルHDでおよそ1.5倍、WQHDも1.5倍、4Kで約1.4倍ワットパフォーマンスが向上します。
高負荷時のGPU温度は?
GPU使用率が100%に達する「3DMark Speed Way」を10分連続で動かして、RTX 4060(ZOTAC SOLO)のGPUコア温度を測定したグラフです(※テスト時の気温は27℃前後)。
RTX 4060(ZOTAC SOLO)は10分を通して平均64.2℃(ピーク66.7℃)でした。
消費電力が120 W前後しか無いおかげで、コンパクトなシングルファン設計の「ZOTAC SOLO」で問題なくRTX 4060を冷やし切れます。
グラフィックボードの温度比較は、テストに使用したボード設計に大きく左右されます。
同じRTX 4060搭載モデルでも、分厚くて全長の長いトリプルファンモデルなのか、今回のようにコンパクトなシングルファン設計かどうかで冷え方や騒音がまったく違います。
GPUチップ本体の発熱度合いではなく、ボード設計の上手さを比較しているため参考程度に見てください。
騒音を10分テスト(動作音はうるさい?)
デジタル騒音メーターを距離50 cmに置いて、騒音値を測定しました。
アイドル時ですらファンが微妙に回っていて微妙に音がします。テストを開始すると動作音がじわじわと上昇し、静かとは言えない「普通」な動作音でした。
120 W程度の熱源をシングルファンで冷やし切るため、かなりアグレッシブなファンプロファイルが適用されています。
グラフィックボードの動作音(騒音)比較も、温度と同じくテストに使用したボード設計に大きく左右されます。
単純に、ヒートシンクが分厚くて大口径な冷却ファンを搭載している設計の方が有利です。特定のGPUチップだから静か、ではなく巨大な設計だから静かに冷えやすい(またはコンパクトな設計だからうるさい)と見てください。
上記のグラフから確からしい情報は、特定のボード設計がどれくらい静かに動作できるかどうかに過ぎず、参考程度に見るべきです。
騒音値(dBA) | 評価 | 目安 |
---|---|---|
30 ~ 32.49 | 極めて静か | 耳を近づければ聞こえるレベル |
32.5 ~ 34.9 | 静か | ファンが回っているのが分かる |
35 ~ 39.9 | やや静か | 扇風機を「小」で回したくらい |
40 ~ 42.49 | 普通 | エアコンよりは静かな音 |
42.5 ~ 44.99 | やや騒音 | エアコンの動作音に近い |
45 ~ 50 | 騒がしい | 扇風機を「中~大」で回した音 |
50 ~ | うるさい・・・ | 換気扇を全力で回した音 |
まとめ:フルHD性能は良し(汎用性はやや悪化)
「RTX 4060」のデメリットと弱点
- 4K解像度で性能が伸びづらい
- VRAMを酷使するゲームに弱い
- DLSS 3.0対応ゲームが少ない
- 動画編集の性能がなぜか低い
- 従来モデルよりVRAMが4 GB減った
「RTX 4060」のメリットと強み
- フルHDで144 fps↑が可能
- fpsをドカッと増やす「DLSS 3.0」
- 驚異的なワットパフォーマンス
- 扱いやすいコンパクト設計あります
- そこそこ速いAIイラスト性能
- 高画質で超高速な「AV1エンコード」
- 安定した配信性能(コマ落ちが少ない)
- MSRPは30ドルの値下げ
- 4万円台の手頃な価格設定
RTX 4060はゲーム用途で確かな進化を遂げましたが、クリエイティブな性能で従来世代から悪化しており、使い方次第で悩ましいグラボです。
シンプルなゲーム性能はRTX 3060 12GBより約2割の性能アップで、RTX 3060 Tiに少し届かない程度です。加えて、独自のユニーク機能(DLSS 3やAV1エンコード)が付属します。
DLSS(フレーム生成)対応ゲームで最大2倍くらいまで性能を伸ばせる余地もあり、理論上の性能はRTX 3060を大きく超えられます(対応するゲームなら・・・の話)。
2024年10月時点、単品価格はRTX 3060 Tiより約1.1~1.5万円(20~30%)も安く買え、コストパフォーマンスもそこそこ優秀です。
AIイラストや高解像度な素材を使った動画編集など。重たいクリエイティブタスクは「RTX 4070 SUPER」など上位モデルを要検討ですが、フルHDゲーミングならRTX 4060でこなせます。
結論、RTX 4060は一般的なフルHDゲーマーにおすすめできるグラボです。
RTX 4060の発売当時まだ少なかったDLSS(フレーム生成)対応ゲームも、グラフィックが重たい大作AAAタイトルを中心に着実に増えていて、実際に役立つシーンが増えた印象です。
以上「RTX 4060とRTX 3060 Tiどっちがいい?【実際にベンチマーク性能比較】」でした。
RTX 4060を単品で買う
RTX 4060搭載ゲーミングPCを買う
手っ取り早く「完成品」が必要な方は、BTOメーカーのゲーミングPCを推奨します。
ゲーミングPC | 主なスペックと価格 2024年10月時点のスペック |
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RTX 4000搭載ゲーミングPC【解説】
RTX 4060におすすめなゲーミングモニター
フルHD(1920 x 1080)で120 Hz以上のゲーミングモニターがおすすめです。
「AOC 24G2SPE/11」は約1.5~1.6万円の安さで、高画質なFast IPSパネルを使ったコスパのいいゲーミングモニターです。ただし、ゲーム機能がやや弱いので、価格が安くて高画質で満足できる人向け。
画質はもちろん、ゲーム機能も重視したいなら「GIGABYTE G24F 2」がおすすめ。残像を軽減する「Aim Stabilizer(エイムスタビライザー)」機能を使えます。
そこまで高いリフレッシュレートを必要とせず、100 Hzくらいで十分なカジュアルゲーマーは「Xiaomi A24i」で十分かもしれません。わずか1万円で買える格安ゲーミングモニターです。
グラフィックボードのレビュー記事
アイドル時や60fpsで動かしたときの消費電力も検証してみてはどうだろうか?
NVIDIAのVRAM周りケチケチ戦略の被害者って感じですね。
4060のVRAMがせめて192bitだったなら分かりやすい弱点が1つ消えただろうに…
まぁそうするとコスパとワッパは少々悪化してたかもしれないけど。
個人的にDLSSはタルコフみたいなタイトルをプレイする時に視認性の悪化で成績落ちるという理由で使わないので、「RX7600や6650のコスパすげぇ」となってます。
DLSSやAAみたいに画像の輪郭をぼかして綺麗にする系の技術は対戦系ゲームやるのに不向き。
その場合は利点である消費電力の少なさも消えるだろうから何ともいえない
色々あるけどやはり最大の欠点は設定価格ではないだろうか?
4060程度の電力なら多少増えても誤差程度
気に食わなければ20%くらいワット制限すればいいだけ
コスパで嘆いていただけの層なら単純に価格が落ち着く事で納得してくれるだろうね。
個人的には、せっかく性能が少しでも伸びたんだからバス幅はここまで絞って欲しくなかったな。
消費電力の数字が上がるのは精神的に宜しくないけども、数十W下がった所でグラボをがっつり使用するのが週末のゲームプレイ程度という俺の用法だと電気代の差額は月に100円も変わらんだろうし。
電気代だけでなく発熱も控えめになるのは有り難いと言えば有り難いけども、バス幅を犠牲にしてまで欲しいかとなると、要らんなぁ。
8GBまでなら割とまともなので、同じ128bitの4060Ti同様に16GBがでてくると性能的な汎用性は上がるとみるけど。しかし16GB版は4万円ではなく5万円台でおちついてしまうだろうけど。
NVIDIA的には「より性能が欲しい人は上位を買ってね」というお話なんでしょう
ワッパが良くなって本体の値段差以上に安く仕上がるのが強みですかね
デュアルファンなら温度と騒音も少し改善するので、あとは性能さえ安定してれば手放しに喜べるのですが…
世評はボロクソだけど、みんなが皆んな重いゲームをやったりゲームガチ勢じゃないんで、「そこそこ動けば良い」というマジョリティ層にとっては悪くない選択だと思う。
ごく普通の2連ファンで十分冷やせるはずだし、フルHDで普通にゲームやるなら3060Tiでも電力食いな割に過剰な性能だから、4060で4万円ちょっとというのは言われるほど酷くないんじゃないか。
激安特価まで落ちに落ちまくった1000番台の時の感覚が抜けきらず、価格の落ちてきた3000番台ですら「まだ高い」と言ってる人が多い所に微妙な性能向上で価格はしっかり上乗せされた4000番台が出てきたんで、イメージが相当悪かったんだろう。
その最新世代も早い段階で価格落ちてきたんで、今冷静に見ればコスパはそんなに悪くは無くなったね。
1000番台の夢が忘れられない人はずっと高い高い言い続けてるけど、メーカーが在庫調整をミスって大量に抱え込んだ結果生まれたイレギュラーな現象だったので、あれと同じ現象を待っていたら永久にグラボ買えないだろうな。
フツーの人はグラボなんかに金出さない
psとかスイッチとるわ
キミふくめてここにいる人はマヒしてるわ
PS5とか色々言われたけどパソコンと比べりゃ異次元のコスパだよなぁ
何を取るかでコスパ変わってくるよね
ゲームしかやらないんだったら言う通り異次元のコスパだし、PC買ってゲームもやるし他のこともやりたいとなるとCS機のコスパは一気に下がる
ゲーム性能だけ見たら、値段に対しての性能が良いから「コスパ良い」ってことになるけど、機械全体の能力として見ると、やれることが断然多いPCの方が値段高くてもコスパが良いとなるね。
GTX1060の初値は3万円台後半〜4万円で当時、ミドルクラスにしては高いと言われていました。
2018年頃に3万円台前半、2020年頃に2万円台前半くらいだったと思いますが、何をどう比較しても3000番台以降が高いのは間違いないですよね。
比較対象であるRX 7600はなんか性能の波がありますね。
4060tiに迫るゲームもあれば、先代の6600XTに負けたり…
設計思想が違う部分も少なくないからしゃーなしやね
しかもAV1とおそらくFSR3もパッとしない性能でワットパフォーマンスも向上していないので次世代感も薄く評価としては厳しくならず得ない。
4060が今日ならヤフショでポイント込み3.8万だから悩ましい
駿河屋からCPUが古い世代だけどRTX4060搭載ゲーミングPCが99800円で出ましたけど、あれとかどうです?
ボトルネックが発生しそうな組み合わせだなっていうのと、ストレージ容量は増設前提なのに保証がどうなってるのかよくわかんないのであんまり薦めないかな。
あとSSDとか電源あたりのメーカー選びが重要な部品がどこのを使ってるのかわからないので分解レビューをしてる人を探してから買った方がいい
アレ、OS入ってない上にZen2だから正直良心を疑うんですよね…
13万ぐらいまでのbtoだと大体4500積んでるのであれだけが悪質って訳では無いんですよね
あとosは入ってます
なのでbtoの中から選ぶのであれば意外と悪くなかったりします。
あれに不満があるなら15万以上出すか自作するしかない
悪質で草
13万程度でもしっかりしたの買ったほうがいいわ
いまFF14をi3-12100FとRTX3050で遊んでるので、来年の7.0に向けてグラボ選び中です。
候補として4060も入っているので参考になりました。
60や50番台はAdobe系ソフトを使いたい層も手を出すことが多いのに前世代よりベンチで負けてるのは致命的なんよ……何となくゲーミングPCが欲しいくらいの緩い希望を出されたら潰しが利いて価格も安い3060をとりあえず薦めておこうってならざるを得なくなる
RTX2000番台や3000番台持ちからだと魅力はほぼ無いけど、GTXから乗り換えや初めてゲーム用PC買うけど10万円くらいで欲しいって初心者にはおすすめできると思う。
FHDに限って言えば、DLSS3,0対応なら前世代の3090に並ぶフレームレート出せるし。FHDでそこそこ動けばいいという人も居るしね。
これで3万円台だったら手放しにおすすめできるんだがなぁ・・・
現状だと3060tiより約1万円安いのとワッパが圧倒的に良い(OCも容易)のでゲームするなら4060のほうが良いと思いますけどね。
まったく同じダイでまったく同じ性能が出てる4060laptopだと旧世代の3070laptopと競る性能で3060laptopよりVRAMが2GB多くワッパも抜群とめちゃくちゃ褒められるのにDesktopに持っていくだけで一転して評価がボロクソという悲哀
3060tiがあまりにも名機すぎるせいもあると思うがDesktopに持ってくるんだったらもうちょっと豪華にすべきだったと思う
PCIe接続が4.0 x8なので世代の古い3.0のMBに接続すると
3.0のx8になってしまうのも評価を難しくしているグラボよな。
それも割としっかり目に見える性能の落ち方するし
ちょっと前の環境のアップグレード用途にはお勧めしづらい。
デスクトップにおいて静音性以外でワッパが重要視されるのってロープロができるかどうかだからあとちょっと、75wとかで動いてくれればな
RTコアを外して1080並みの性能が出るロープログラボとかが出たら4000番台の評価も覆ると思う、というかそんなん出たらサブ用に買っちゃう
モブがゴチャゴチャ動くようなコロニーシム系のゲームメインで組むと
CPUがi7~i9をゴリゴリ使ってで電力食うから
逆にGPUはある程度までで抑えるんだ
Cities Skylines 2はグラも重すぎだけどw
ほんと、75w まで下げられることを期待したけど 90w 迄しか下げられないんだよね
不勉強で知らなかったけど4060のロープロってあるのね
スリムデスクトップの改造とかニッチな方面にはめちゃくちゃ強いぞこの子
4060使うなら価格的にCPUはi3やi5だと思いますけど
それだと前世代とほぼ差がなくなるのかな
Palitや玄人志向でいいなら4060tiが57000円くらいで買えますが、これもVRAMが8GBなのが気になるでしょうか?
VRAMはVRAMが必要な作業、例えばAIとかVRとかを主にするんなら欲しいんだけど、普通のゲームがメインならそこまで重要じゃないよ
例外としてStarfieldみたいなMOD導入前提のソフトだとテクスチャMODを大量導入したときにVRAMがあった方が安心できるけど、解像度が4Kとかじゃなけりゃなんとかなると思う
同じ128bit 8GBでも4060Tiなら地力の差がある。
4060Tiがこの円安で5万円台なら安いね。
5万あったらPS5買えるっていう
FSR3の今後の対応次第では3060Tiもまだまだ使えそうですね。
現状有名どころのタイトルだとForspokenくらいしかまだリリースされてませんが…
FSR3のレビューしてる人の話だと、画質面はDLSS2にも劣るみたいだね。
とはいえ、ミドルスペックのグラボを使う人は画質よりフレームレートだろうから問題は無さげ。FSR3ありなしで3倍以上のフレームレートの違うがあるから、すごいわ。
実際、自分は4060でスターフィールドをFHD最低設定FSR2、50%という低画質でやってる・・・
FSR3がRTX3000番台でも使えるようにしたのはよかったとは思います。
RX7600でも使えるAFMFはまだプレビュー版かつ、非対応タイトルで使う以上効果が得られるかは未知数なのを考えると
ゲーム側で組み込むFSR3がメーカー問わず使える場合、前世代持ってる人は画質にこだわらなければ無理に買い替えなくてもよくなるのかな
ろくに値下がりしてない前世代が比較対象になる時点でやばいんだよね
酷くない?
周辺機器触らずモニターとか興味なく小さなパソコンでそれなりに遊びたい人でAIやその他クリエイティブなことに興味ない人なら4060はいいと思うよ
いわゆるゴミ評価は、3060Tiが型落ちセールで5万切ってて、4060がご祝儀価格で5万以上だったときの評価です。
今は掘り出しセールあるかもしれんが、3060Tiの市場在庫が少なくなって価格が戻った状態。
過去モデルと比較しないレビューってあるのかな?
今の円安で4万円台で買えるモデルに期待しすぎもよくないかな。
あと3060に12GBは性能に合ってないのも確かなので、これから12GBにこだわる使い方なら7万円台になってしまうが4070までいったほうが細かい差ではなく12GBが有意義で断然良い。
さすがにそれは過小評価しすぎ
もうちょっと性能欲しかったとはいえ択の広がりって面ではそう極端に変わらん
ⅹ16ならまだマシだったのにⅹ8だからねぇ
新規に組むならアリなんだろうけど、置き換えだと価格も性能も微妙だもんな
4070や4070Ti買うよねそりゃ。既に3060/12G以上持ってるなら4000番台は我慢して5000番台待つだろうし
5000番は再来年で、かつウエハ価格また大幅に上昇確定で4万円台で買えるものはもっと期待外れの可能性ある。
ウエハ価格は安いモデルも痛いので、そこまで3000で待つのも時間的な満足度にも欠けそう。
4060で足りないならもうちょっと小遣いためて4060Tiとか上を買う方が現実的。
FHDゲーム用のグラボっすよ?4Kでのゲーム性能とか比較しても意味ないと思う。
総評的にはそうかもしれんけど、読者はいろんな層がいるんだから検証としては4Kゲーム性能も絶対あった方がいいでしょ。
やらなかったらそれはそれで文句言われるんだから情報が足りないより全然いいさね
4kの性能が低いと書いちゃってる時点で駄目でしょ
電気代高騰の昨今、電力消費が低くパフォーマンスがいいグラボは大変ありがたいです。
いつも興味深く拝見し色々と購入の参考にしております。
ゲームではないのですが写真の現像でadobe Lightroom ClassicにAIノイズ除去なる機能が追加されました。
VRAM要求が高くGPU世代により処理速度が異なるとの事。
ビデオカードの種類でどれくらい作業時間に違いが出るのかは実験の予定はありませんか?
執筆時の価格をベースにその時点での判断を下すのは良くないと思う。「財布が許すならRTX3060tiです」と言うのも2024年になり4060が値下げされた今では通用しない。性能差が何%であるかを述べるだけにし、値段を考慮に入れるのは避けるべき。
いうて、ワッパが良いのは大きな長所だと思いますがね……。
消費電力が多いと電源容量、排熱、他のパーツも含めた負担と
PC全体に目配せが必要ですが。
そもそも少ないなら、少し気をつけるだけで良いですし。
推奨2080が出てきて1060や1660Superじゃ苦しくなってきたところで、電源交換せずに乗り換えられる2080相当が出てきた。それだけのこと。
160Wの4060Ti が3060 12GBと同クラス、200Wの4070が3060Ti と同クラス
115Wの4060より170Wの3060 12GBは1つ上、 200Wの3060Tiはさらに一つ上
1世代前の消費電力が1.5倍近い一つ上のグラボに用途によっては劣る
1世代前の消費電力が1.7倍の二つ上のグラボには届かない
価格面はともかく20xx→30xxより伸び幅大きい
FSR3やDLSS3でFGが欲しいのはA Plague Tale Requiem以降の重たいゲームだけ
mod無しで動くのは30xxやラデにないメリット
補助電源「16-pin」「12-pin」「12-pin」と表にまとめていますが、これは間違いです。それぞれ以下の通りです(ただし製品によっては稀に異なる場合もあります)。このやかもち氏が書いた他のグラボ記事もざっと見ましたが、補助電源の項目は明らかに誤った情報だらけなのを確認しました。レビューを見に来た方々、この点は要注意とご忠告しておきます。
RTX 4060 → 8pin
RTX 3060 Ti → 8pin×2 合計すると16pin
RTX 3060 → 8pin