AMDが1年に渡って無視しつづけた2万円台の市場に、インテルから第12世代Alder Lake設計を採用する「Core i5 12400F」が投入されます。約2.5万円の安さで、4万円近いRyzen 5 5600Xにどこまで迫るのか?・・・実際にベンチマークするよ。
(公開:2022/1/8 | 更新:2022/1/8)
Core i5 12400Fの仕様とスペック
CPU | Core i5 12400F | Core i5 12600K | Ryzen 5 5600X |
---|---|---|---|
ロゴ | |||
世代 | 12th Alder Lake S | 12th Alder Lake S | 4th Zen 3 |
プロセス | Intel 10 nm | Intel 10 nm | TSMC 7 nm |
TIMCPU内部の熱伝導材 | ソルダリング※詳細は不明 | ソルダリング薄化ダイ & IHSを分厚く | ソルダリング |
ソケット | LGA 1700 | LGA 1700 | Socket AM4 |
チップセット | Intel 600 | Intel 600 | AMD 400 / 500 |
コア数 | 6 | 10 | 6 |
スレッド数 | 12 | 16 | 12 |
ベースクロック | 2.50 GHz | 3.70 GHz | 3.70 GHz |
ブーストクロック全コア使用時 | 4.40 GHz | 4.90 GHz | ~ 4.60 GHz |
内蔵GPU | なし | UHD 770 | なし |
GPUクロック | – | 300 ~ 1450 MHz | – |
TDP | 65 W | 125 W | 65 W |
MSRP | $ 174 | $ 299 | $ 299 |
参考価格 | 24800 円 | 39000 円 | 36980 円 |
CPU | Core i5 12400F | Core i5 12600K | Ryzen 5 5600X |
---|---|---|---|
世代 | 12th Alder Lake S | 12th Alder Lake S | 4th Zen 3 |
プロセス | 10 nm | 10 nm | 7 nm |
TIMCPU内部の熱伝導材 | ソルダリング詳細は不明 | ソルダリング薄化ダイ & IHSを分厚く | ソルダリング |
ソケット | LGA 1700 | LGA 1700 | Socket AM4 |
チップセット | Intel 600 | Intel 600 | AMD 400 / 500 |
コア数 | 6 | 10 | 6 |
スレッド数 | 12 | 16 | 12 |
ベースクロック | 2.50 GHz | 3.70 GHz | 3.70 GHz |
ブーストクロック全コア使用時 | 4.40 GHz | 4.90 GHz | ~ 4.60 GHz |
手動OC | 不可 | 可能 | 可能 |
L1 Cache | 480 KB | 864 KB | 384 KB |
L2 Cache | 7.5 MB | 9.5 MB | 3 MB |
L3 Cache | 18 MB | 20 MB | 32 MB |
対応メモリ | DDR5-4800 DDR4-3200 | DDR5-4800 DDR4-3200 | DDR4-3200 |
チャネル | x2 | x2 | x2 |
最大メモリ | 128 GB | 128 GB | 128 GB |
ECCメモリ | 不可 | 不可 | U-DIMMのみ |
PCIeレーン | Gen5 + Gen4 | Gen5 + Gen4 | Gen4 |
16 + 4 | 16 + 4 | 16 + 4 | |
レーン構成 | 1×16 + 4 | 1×16 + 4 | 1×16 + 1×4 |
2×8 + 4 | 2×8 + 4 | 2×8 + 1×4 | |
– | – | 1×8 + 2×4 + 1×4 | |
内蔵GPU | なし | UHD 770 | なし |
GPUクロック | – | 300 ~ 1450 MHz | – |
TDP | 65 W | 125 W | 65 W |
MSRP | $ 174 | $ 299 | $ 299 |
参考価格 | 24800 円 | 39000 円 | 36980 円 |
Core i5 12400Fのスペック表は以上です。Alder Lake世代の特徴である異種コア混合(PコアとEコアを含むヘテロジニアス設計)は見送られ、従来世代のCore i5と同じ6コア12スレッドを踏襲します。
同じ6コア12スレでも、ライバルのZen3設計より高性能なGolden Cove設計を採用するため、1コアあたりの性能は格段に上がっています。インテル自社製プロセス「Intel 7(10 nm)」で製造を行い、コスト競争力も非常に高いです。
実際、2022年1月時点でCore i5 12400Fの正規価格が24800円(MSRPは174ドル)に対して、Ryzen 5 5600Xの正規価格は約4.2万円(MSRPは299ドル)と約1.7倍の価格設定です。
他社に製造を丸投げするとコスト競争力が弱まる例はCPUに限らず、他のハードウェア製品(例:LGの有機ELテレビなど)でも多々見られるので、台湾TSMCに製造を丸投げするRyzen 5000シリーズの価格がなかなか下がらない背景も同じでしょう。
高性能コア「Golden Cove」と省エネコア「Gracemont」
第12世代Alder Lake世代の最大の特徴が、高性能コアと省電力コアを合体する「ヘテロジニアス設計」です。
Pコア 高性能コア | Eコア 省エネコア | |
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設計 | Golden Cove | Gracemont |
性能 | Cypress Cove比 +19% | 第6世代Sky Lake比 +80% |
面積比 | – | Pコアの25% |
高性能コア「Golden Cove」、第11世代の「Cypress Cove」コアを正統進化させた超高性能なCPUコアです。インテルは高性能コアを「Pコア(Performance Core)」と名付けています。
もうひとつの省電力コア「Gracemont」、ローエンド向けやモバイル向けで使われていたAtomシリーズを大幅に進化させ、第6世代Sky Lakeのおよそ80%に相当する性能を持つ意外にパワフルな脇役です。
インテルは省エネコアを「Eコア(Efficiency Core)」と呼びます。
これら2種類のコアに対して、優先順位の違うタスクを割り当てて効率よく性能を高めます。スマホで現在使われているやり方だと、今まさに行っている作業を高性能コアにあてて、バックグラウンドアプリを省エネコアに当てる、といった方法です。
インテルは「Thread Director コントローラー」をCPU内部に実装し、扱われているタスクの傾向※を自動で分析、重たそうなタスクなら高性能コアに仕事をまわして、そうでないなら省エネコアに回します。
※タスクの傾向:処理のパターン、メモリアクセスの時間、レイテンシ、ロードやストアの頻度などから自動的にタスクの種類を分類。
第12世代が本気を出すために必要とされるWindows 11自体は、実は補助輪に過ぎません。「このタスクは高性能コアに当てたほうが良いかも?」といったヒントを示すだけで、実際にタスクの割り当てを行うのはCPU内部のThread Directorコントローラーです。
よってWindows 10においても、第12世代Coreは高い性能を示します。
インテル10 nmプロセスによる物量設計
動作クロックをそのままに性能を向上させる方法は、「同じ時間内に複数の処理を実行できる」設計をとにかく詰め込むことです。
たとえば、初期のAMD Ryzenは動画エンコードが性能の割に遅い欠点がありました。次世代のRyzenでは、AVX演算器の256 bit化(128 bitを2つずつではなく、256 bit単体にした)を行い、エンコード性能を大幅に改善しています。
第12世代Alder Lakeの高性能コア(Golden Cove)と省エネコア(Gracemont)も同じように、同じ時間内に複数の処理を実行できる設計をたくさん盛り込んで、クロックあたりの処理性能を大幅にパワーアップしています。
μOPキャッシュのエントリー数を倍増(2.25K → 4.0K)L1 iTLBエントリー数を倍増(128 → 256)、分岐予測に失敗したときのペナルティを最小限に抑えるため、L2分岐ターゲットバッファを2.4倍(5K → 12K = Zen3の約2倍)まで強化。
さらに、アウトオブオーダー実行のバッファサイズを352 → 512(Zen3の2倍以上)まで強化するなど、物量投入のオンパレードです。
ゴリ押しとも言える新設計の導入により、インテルは第11世代と比較して「IPCを平均19%も改善した」と主張します。
同じクロック周波数で性能が約1.2倍です。10世代と11世代でも約1.2倍の伸びだったので、インテルCPUは2世代のうちに約1.44倍もIPCを改善した計算に。
物量投入に伴ってチップ面積も大型化しますが、今回のインテルは長らく使い古したIntel 14 nmプロセスから、ついに10 nmプロセス(ブランド名はIntel 7)への微細化を伴います。
プロセス | トランジスタ密度 |
---|---|
TSMC 7 nm | 91.20 MTr / mm2 |
Intel 10 nm | 100.76 MTr / mm2 |
Samsung 7 nm | 95.08 MTr / mm2 |
Intel 10 nmプロセスのトランジスタ密度は約101 MTr/mm2で、AMDがRyzen製品の製造を委託しているTSMC 7 nmプロセスの密度が91.2 MTr/mm2と推定されています。
つまり、TSMC 7 nmプロセス以上に部品を詰め込めるからこそ、第12世代Alder Lakeのゴリゴリな物量設計が可能になったわけです。従来の14 nmプロセスで同じ設計を採用すると、チップが巨大化しすぎて採算が取れないでしょう。
もう一点付け加えると、インテルのCoreシリーズは内蔵グラフィックス(Xe Graphics)も搭載します※。ライバルのZen3と戦えるCPU性能を確保するだけでも割と大変なのに、内蔵グラフィックスを詰め込む面積も必要でカツカツです。
※Core i5 12400Fは内蔵グラフィック無しです。
DDR5メモリとPCIe 5.0をサポート
一般ユーザーにとって必要性がなくとも、先進性をアピールするために最新規格を先取りする例はよくあります。今回のAlder Lakeも同様に、まだ対応する製品がまったく出回っていない状況で、DDR5メモリとPCIe 5.0をサポートします。
世代 | 12th Alder Lake S | 11th Rocket Lake S | 10th Comet Lake S |
---|---|---|---|
PCIeレーン | Gen5 + Gen4 | Gen4 | Gen3 |
16 + 4 | 16 + 4 | 16 | |
レーン分割 | 1×16 + 4 | 2×8 + 1×4 | 1×16 |
2×8 + 4 | 1×8 + 3×4 | 2×8 | |
– | – | 1×8 + 2×4 |
PCIe 5.0はCPU側から16レーン(8レーン x2に分割可)です。記事を書いた時点で、PCIe 5.0に対応したグラフィックボードもNVMe SSDも無いので、現状はマーケティング的な意味合いが強いです。
世代 | 12th Alder Lake S | 11th Rocket Lake S | 10th Comet Lake S |
---|---|---|---|
対応メモリ |
|
|
|
メモリch | x2 | x2 | x2 |
DDR5メモリはDDR5-4800(デュアルチャネル)をサポート。メモリクロックに影響を受けやすいタスク(例:ゲーミング、動画編集、圧縮や解凍など)で恩恵がありそうに思えて、メモリのレイテンシが伸びているため期待した効果は得られないかもしれないです。
さらにDDR5メモリはDDR4メモリと比べて2倍近い価格で、入手も難しい状況。DDR5対応マザーボードの驚くほど高い価格も考慮すると、コストパフォーマンスが完全に終わってます。初期の頃は一部のメモリ好きが遊ぶだけでしょう。
互換性は終わり:LGA 1700に大型化
第12世代Alder Lakeから、新しいCPUソケット「LGA 1700」を導入。第10~11世代でつづいたLGA 1200との互換性は消滅します。
新型ソケットのLGA 1700は写真を見て分かる通り、シンプルにソケットのピン数が大幅に増えました。CPUソケットのピン折れに今まで以上に注意が必要です。
Core i5 12400FのCPU性能:11400や5600Xはどうなる?
テスト環境
テスト環境 「ちもろぐ専用ベンチ機(2021)」 | |||
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PC | ver.Intel | ver.Intel | ver.AMD |
CPU | Core i5 12400F | Core i5 11400 | Ryzen 5 5600X |
冷却 | NZXT X63 280 mm簡易水冷クーラー | ||
マザーボード | ASUS TUF GAMINGZ690-PLUS WIFI D4 | ASUS ROG STRIXZ590-E GAMING | ASUS ROG STRIXX570-E GAMING |
メモリ | DDR4-3200 16GB x2使用モデル「G.Skill TridentZ C16」 | ||
グラボ | RTX 3080使用モデル「MSI VENTUS 3X OC」 | ||
SSD | NVMe 1TB使用モデル「Samsung 970 EVO Plus」 | ||
電源ユニットシステム全体 | 1200 W(80+ Platnium)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | ||
電源ユニットCPUのみ | 850 W(80+ Gold)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | ||
OS | Windows 11 Pro(Build 22000) 修正パッチ「KB5006746」導入済み | Windows 11 Pro(Build 22000) 修正パッチ「KB5006746」導入済み AMD「3.10.08.506」導入済み | |
ドライバ | NVIDIA 496.76 DCH |
Core i5 12400Fをベンチマークしていく、ちもろぐ専用ベンチ機のスペック表です。なるべくプラットフォーム間で同じようなスペックになるように調整しています。
Alder Lake世代はDDR5メモリに対応するプラットフォームですが、残念ながらDDR5メモリと対応するマザーボードの価格があまりにも高額すぎるため、本レビューでは両プラットフォームでDDR4-3200メモリを使って性能比較します。
OSはWindows 11 Proを新品の「Samsung 970 EVO Plus 1TB」にインストール済み。
Windows 11のバージョンはBuild 22000かつ、ゲーミング性能の不具合を解消した「KB50006746」パッチを適応、さらにAMD Ryzen側は性能低下を防ぐ最新版のチップセットドライバ(3.10.08.560以降)をインストール済みです。
おおむね同じスペックに揃えられていますが、マザーボードに関しては第12世代Coreだけ1ランク低いマザーボードを使います。今回のASUS E-GAMINGはDDR5対応となり、DDR4メモリの互換性が無いので断念しました。
※AMD Ryzenでは「1:1モード」、Intel CPUでは「Gear 1モード」と呼ばれています。互換性重視の「1:2」や「Gear 2」モードは実効性能が悪いので使わないです。
レンダリング性能
CPUの性能をはかるベンチマークとして、「CPUレンダリング」は定番の方法です。ちもろぐでは、下記3つのソフトを用いてCPUレンダリング性能をテストします。
- Cinebench R15
- Cinebench R23
- Blender(BMW)
日本国内だけでなく、国際的にも定番のベンチマークソフトです。なお、CPUレンダリングで調べた性能はあくまでも目安であり、CPUの性能を代表するスコアではない点は注意してください。
Cinebench R15のスコアはRyzen 5 5600Xにあと一歩届かないです。一方で、Cinebench R23だと5600Xより1割も高いスコアを示します。体感性能に影響するシングルスレッド性能は2万円台のCPUで最強です。
Blender(2.93.1)のBMWレンダリングのテスト結果はおよそ200秒で、Ryzen 5 5600Xより約12%(26秒)も高速です。レンダリングで測るシンプルな性能において、Core i5 12400Fはわずか24800円で4万円のCPUに並ぶ性能を発揮します。
動画エンコード
CPUレンダリングと並んで、動画エンコードはCPUの性能を調べる定番の方法です。
- Handbrake
- Aviutl(rigaya氏の拡張プラグインを使用)
ちもろぐでは、フリー動画エンコードソフト「Handbrake」と、日本国内で人気の動画編集ソフト「Aviutl」における動画エンコード速度をテストします。
動画エンコード性能の傾向としては、処理内容(圧縮率)が重たいほどCore i5 12400FとRyzen 5 5600Xの性能差が縮まります。もっとも重たい「MKV 1080p(x265)」だとまったく同じ性能に。
軽い処理でRyzen 5 5600Xの方が若干早い理由は、おそらく高負荷時の動作クロックの違いが原因かもしれません。Core i5 12400Fはあくまでも定格モデルですが、Ryzen 5 5600Xはオーバークロックモデルです。
Aviutlにて、拡張プラグイン「x264guiEx」「x265guiEx」を使って動画エンコードをしました。処理が軽い「x264」だとRyzen 5 5600Xの方が若干速く、「x265」ではCore i5 12400Fが逆転します。処理が重たいほどi5 12400Fが有利です。
Core i5 12400Fの動画エンコード性能はおおむね優秀です。24800円で4万円を超えるRyzen 5 5600Xに迫り、重たいエンコード内容だと打ち負かします。8コア16スレッドあるはずのCore i7 10700Kに迫るあたりもインパクトが強いですね。
動画編集
「Davinci Resolve」はフリー動画編集ソフトとして、Aviutlと並んで完成度の高いソフトです。カラーグレーディングやVFX合成などプロ仕様な機能に加え、PCスペックをフルに活用できる洗練された設計が大きな強み。
ちもろぐでは、Puget Systems社のベンチマークプリセットを使って、Davinci Resolve 17における動画編集のパフォーマンスを計測します。バッチ処理でDavinci Resolveを動かして、それぞれの処理にかかった時間からスコアを出す仕組みです。
Davinci Resolve 17 / 4K動画編集 | |||
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テスト内容 | Core i5 12400F | Core i5 11400 | Ryzen 5 5600X |
Standard Overall Score | 1483/1000 | 1397/1000 | 1370/1000 |
4K Media Score | 94 | 93 | 103 |
GPU Effects Score | 130 | 127 | 126 |
Fusion Score | 221 | 199 | 182 |
「4K Test(4K動画編集)」の総合スコアは、Core i5 12400Fが「1483点」、ライバルのRyzen 5 5600Xが「1370点」でした。
シンプルな4K MediaスコアだとRyzen 5 5600Xの高クロック動作に押し負けている感があるものの、グラフィックボードをぶん回すGPUスコアやFusionスコアだと、シングルスレッド性能の高さが効いてCore i5 12400Fがライバルを打ち負かします。
「Premiere Pro」は言わずもがな、超有名な動画編集ソフトです。Ryzenが登場した頃はマルチコアが効きづらい残念ソフトでしたが、2020年以降よりマルチコアが効きやすく最適化されています。
総合スコアはCore i5 12400Fが「771点」、Ryzen 5 5600Xが「772点」と完全に互角です。プレビュー性能を見てもi5 12400Fが「83.4」、Ryzen 5 5600Xは「83」でやはり互角のスコア。
Core i5 12400Fは、たった24800円の価格で40000円以上の性能を発揮します。スコア的にはCore i7 10700Kにも迫っており、予算重視で動画編集用のCPUを選ぶならCore i5 12400Fは非常に魅力的な選択肢です。
圧縮と解凍
ファイルの圧縮と解凍のスピードを、有名なフリー解凍ソフト「7-Zip」を使って計測。付属のベンチマークツールで、圧縮と解凍のスピードを「MIPS」という単位で分かりやすく表示してくれます。
圧縮スピードは「63969 MIPS」で、Ryzen 5 5600Xに届かない性能。解凍スピードはさらに低い「65722 MIPS」で、ライバルどころか1世代前のCore i5 11400と互角のスコアにとどまります。
なぜ圧縮と解凍でRyzenシリーズに勝てないのか、原因はまだよく分かっていません。以前のレビュー記事では「Eコアが活用されていないのでは?」と結果から推測しましたが、今回のCore i5 12400Fの結果を見る限りEコアの有無は性能差につながります。
現状のデータから分かる範囲でさらに推測すると、Alder Lakeに入ってるGolden Coveコアが圧縮と解凍において全力を出せない設計になってる可能性が考えられます。
たとえばCPUの性能を飛躍的に高める分岐予測の精度がZen3コアより低いとか、アウトオブオーダー実行のバッファサイズが大容量でも命令実行時のレイテンシがZen3よりも長いとか、スペックシートからは見えない部分が原因かもしれません。
ブラウザの処理速度
PCMark 10 Professional版の「Microsoft Edgeテスト」と、ブラウザ上で動作するベンチマーク「mozilla kraken 1.1」を使って、CPUのブラウザ処理性能をテストします。
Edgeブラウザ(Chromium)の処理速度はCore i7 10700K並ですが、Ryzen 5 5600Xには1割ほど及ばないスコアに。
krakenテストもシングルスレッド性能が反映されやすいです。i5 12400Fの結果は512.2ミリ秒で、Ryzen 5 5600Xとほとんど同じです。Core i5 11400から見ると約19%も処理速度が速くなってます。
なお、mozilla krakenは1000 ミリ秒が大きな目標のひとつで、ここでテストしたCPUはすべて1000 ミリ秒を下回っています。つまり、どれを選んでも実用上はまったく問題ない性能です。
Photoshop CC
写真編集の定番ソフト「Adobe Photoshop CC」の処理速度をテストします。Puget Systems社のプリセットを用いて、Photoshopを実際に動かして、各処理にかかった時間からスコアを算出する仕組みです。
Photoshop CC 2021 1800万画素の写真編集 | |||
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テスト内容 | Core i5 12400F | Core i5 11400 | Ryzen 5 5600X |
総合スコア | 1077 /1000 | 949 /1000 | 1123 /1000 |
GPUスコア | 120.9 | 105.3 | 127.7 |
一般処理のスコア | 97.1 | 86.8 | 104.6 |
フィルタ系のスコア | 118.3 | 118.3 | 120 |
Core i5 12400FのPhotoshop総合スコアは「1077点」です。Ryzen 5 5600Xよりわずかに低いスコアですが、3万円未満のCPUではCore i5 12400Fがもっとも高いスコアです。
実用上十分とされる1000点満点を軽く超えており、コスパ重視でPhotoshop用CPUを選ぶならCore i5 12400Fは圧倒的におすすめできます。
Microsoft Office
パソコンの一般的なワークロードといえば、Microsoftの「Office」ソフトが代表例です。しかし、Microsoft Officeにベンチマークモードはありませんので、ちもろぐでは「PCMark 10 Professional版」を使います。
単なる再現テストではなく、PCMark 10が実際にMicrosoft Office(Word / Excel / PowerPoint)を動かして、各処理にかかった時間からスコアを算出します。
傾向がバラバラです。WordとExcelだとRyzen 5 5600Xになぜか勝てず、PowerPointだけCore i5 12400Fがライバルを打ち負かす展開に・・・。
とはいえ、どのスコアもPCMark 10公式が快適な目安とする4500点を突破しているので、実用上はどれを選んでも性能に大差ないでしょう。Core i5 12400Fのオフィスワーク性能は普通に高性能です。
ビデオチャット(VC)の処理性能
コロナウイルスの流行によって、テレワーク(在宅勤務)の導入が進み、ビデオ通話(VC)ソフトも出番が増えています。
検証は「PCMark 10」のビデオ会議テストを使います。ビデオ通話のフレームレート、顔認識の処理速度、エンコード(アバター着用など)の処理速度から、ビデオ通話の性能をスコア化します。
ビデオ通話テストはまったく振るわない結果に。特に「顔識別」のCPUフレームレートが足を引っ張っています。おそらく処理がAlder Lakeに最適化されていません。
「IPC」でCPUの真の進化をチェック
最後は「IPC(クロックあたりの処理性能)」をテストします。IPCが高いとは、つまるところ「同じクロックなのに性能が高い」わけですから、CPUのクロック周波数を固定してベンチマークを行えばある程度は明らかにできます。
方法はシンプルで、クロック周波数を3.5 GHzに固定してCinebench R15をシングルスレッドモードで実行するだけ。
Cinebench R15 / シングルスレッド性能@3.5 GHz
これでIPCの違いをキレイに抽出できます。グラフを見ての通り、Core i5 12400FもといAlder Lake世代はIntel Core史上最高のIPCを達成し、Zen3世代のIPCすら上回ります。
2世代前のComet Lakeと比較して約28%、前任者のRocket Lake比で約14%のIPC改善です。
Comet LakeからRocket LakeでZen2を超え、Rocket LakeからAlder LakeでついにZen3超え。息抜きを挟まず2回連続で設計変更を行ったインテルですが、着実に性能を改善しており、今後のRaptor Lake世代やMeteor Lake世代も期待が持てます。
とはいえ、第5世代Ryzen(Zen4)では約29%のIPC改善が予想されているため、IPC競争はまだイタチごっこが続く可能性も高いです。両陣営にとっては苦しい展開かもしれませんが、消費者にとっては歓迎すべき状況です。競争は大事です。
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Core i5 12400Fのゲーミング性能
ゲームで100 fpsを軽く超えるハイフレームレートを出すなら、グラフィックボードの性能が重要です。と同時に、グラフィックボードが高性能であればあるほど・・・CPUの性能も影響が大きくなります。
ゲーマー向けグラフィックボードで、ほぼ最強の近い性能を持つ「RTX 3080」を使って、FF14ベンチマークのフレームレートを測定した結果です。
グラフを見ての通り、同じグラボなのに性能に差が出るのが分かります。これが「CPUボトルネック」と呼ばれる現象です。
フルHDゲーミング(11個)のテスト結果
ひとつずつグラフを掲載するとムダに長文になるので、テストした結果を以下のスライドにまとめました。
比較したCPUの性能がかなり拮抗していて分かりづらいですが、Core i5 12400Fのゲーミング性能は極めて優秀としか言えません。
上記グラフで比較に参加しているCPUはCore i5 11400と12400Fを除き、すべて3万円を軽く超えるハイエンドなCPUです。そんなハイエンドひしめく比較グラフの中で、24800円のCore i5 12400Fは中間にいたり上位にいたり、割と健闘してます。
最大クロックが4.4 GHzに制限される定格モデルでありながら、大幅に改善されたシングルスレッド性能(とIPC)でRTX 3080の性能をきちんと引き出します。
平均パフォーマンス
測定した11個のデータを平均パフォーマンスとしてまとめました。
Core i5 12400Fの平均ゲーミング性能は、旧世代のCore i5 11400を上回り、ライバルのRyzen 5 5600Xと互角です。「なんだ互角か・・・」と思いきや、i5 12400Fの値札は24800円です。
Ryzen 5 5600Xは正規代理店価格だと4万円を超えています(2022年1月時点)。i5 12400Fは1.5万円も安いのに、Ryzen 5 5600Xとほぼ同じ性能を提供します。凄まじい性能のミドルクラスCPUです。
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消費電力とCPU温度
ちもろぐのCPUレビューでは、電力ロガー機能が付いた電源ユニットを2台使って、CPU単体の消費電力を実際に測定します。
テスト環境 | ||
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電源ユニット #1システム全体 | 1200 W(80+ Platnium)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | |
電源ユニット #2CPUのみ | 850 W(80+ Gold)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 |
電源ユニットを2台に分けて電力供給を分割しているため、CPUに電力供給している電源ユニットの計測値(+12V Power)を見れば、CPU本体の消費電力が明らかになる仕組みです。
ゲーミング時の消費電力
比較的、CPU負荷が大きいFF15ベンチマークを実行中に、消費電力を測定した結果です。
Core i5 12400Fのゲーミング消費電力は平均65.4 Wでした。Core i5 11400の平均84.2 Wから20 Wも削減します。Ryzen 5 5600Xは平均で62.8 Wでi5 12400Fとほぼ同じです。
消費電力とワットパフォーマンス
Cinebench R23のストレステストを使って、CPU使用率を100%に維持します。
ストレステストの結果、Core i5 12400Fの消費電力は平均97.8 Wでギリギリ100 W未満にとどまります。なお、1世代前のCore i5 11400が平均130 Wも食っているので、i5 12400Fの電力効率はかなり改善されています。
それでもRyzen 5 5600Xは70 W台で済んでおり、単純なワットパフォーマンスは依然遅れをとる状況です。
※消費電力の制限にTDPを使うか、MTPを使うか、または無視して独自の制限(ときには無制限)を設けるかはマザーボードメーカーに委ねられています。使用するマザーボードによって、同じCPUでも実際の消費電力に大きく差が出る可能性があるので注意。
消費電力1ワットあたりのレンダリング性能(= ワットパフォーマンス)は、前世代と比較して大幅な改善が見られます。
- Core i5 12400F:Core i5 11400 = 約1.64倍
- Core i5 12400F:Ryzen 5 5600X = 約0.81倍
残念ながらRyzen 5 5600Xには約20%ほど劣っているワットパフォーマンスですが、前世代のCore i5 11400より約64%も効率的なCPUです。
CPU温度
Cinebench R23のストレステスト(10分間)を実行中に、CPU温度を記録します。Core i5 12400Fの平均値は53.2℃、ピーク時の温度が56℃です。
消費電力が100 W近くもある割に冷えやすいです。ライバルのRyzen 5 5600Xは消費電力が20 Wも少ないですが、CPUの発熱は多めで平均値で59.1℃に達します。i5 12400Fの冷えやすい理由は主に3つあります。
- ヒートスプレッダーの面積と厚みが従来世代より大きい
- チップ(ダイ)の厚みを従来世代よりさらに薄型化
- Ryzen 5000(Zen3)よりチップの面積が大きい
インテルが冷えやすいように工夫しています。チップの面積もAlder Lakeの方が大きいので、単純に熱密度が低いおかげで冷えやすいと推測できます。依然として、インテルCPUはRyzenより冷えやすい特性を維持します。
まとめ:ミドルクラスCPUの圧倒的強者がやっと登場
「Core i5 12400F」のデメリットと弱点
- ワッパはRyzen 5 5600Xに劣る
- 内蔵GPUなし
- オーバークロック不可
- 廉価マザーボードはどこですか?
- CPUクーラーの互換性(LGA 1700)
「Core i5 12400F」のメリットと強み
- 優れたシングルスレッド性能
- 優れたゲーミング性能
- 高いマルチスレッド性能
- 汎用性の高いCPU性能
- 前世代より改善されたワッパ
- CPU温度がとても低い
- PCIe 5.0と4.0をサポート
- DDR5メモリに対応
- 「Intel 10 nm」プロセス採用
- 驚異的なコストパフォーマンス !!
「Core i5 12400F」はミドルクラスで最強のCPUです。約2.5万円の安さで、4万円オーバーのRyzen 5 5600Xと互角の性能を提供します。
・・・2019年に発売された破壊的なコスパの持ち主Ryzen 5 3600を彷彿とさせる、極めてコストパフォーマンスに優れたCPUです。シングルスレッド、マルチスレッド、ゲーミング性能まで2万円台のCPUで最高峰です。
ワットパフォーマンスだけはRyzen 5 5600Xに勝てませんでしたが、約60%もの価格差を肯定できるほどのプラス材料とは考えていません。総合的に見て、Core i5 12400Fの方がはるかに優秀なCPUです。
チップ面積が広いおかげでCPU自体は冷えやすく、自作PC初心者にとっても扱いやすいCPUでしょう。
というわけで、ちもろぐの評価は「Sランク」で決まりです。
マザーボードは下位チップセット「H670」「B660」「H610」がようやくリリースされ、最安モデルなら1.4万円から購入できます。しかし、値段の割にパッとしない内容のマザーボードが多いのが地味にデメリット。
それでもCPU本体の価格が圧倒的に安いため、評価はSランクにしています。Core i5 12400Fならマザーボード含めても4万円でギリ足りるのに対して、Ryzen 5 5600Xは並行輸入品に手を出しても最低3.7万円は必要ですから、どうあがいてもi5 12400Fの方がコスパ良です。
以上「Core i5 12400Fベンチマークレビュー:2.5万円で性能はRyzen 5 5600X【コスパ最高峰】」でした。
- 「パソコン工房」でCore i5 12400Fを買う
- 「Tsukumo通販」でCore i5 12400Fを買う
- 「マウスコンピューター」でCore i5 12400Fを買う
- 「Amazon.co.jp」でCore i5 12400Fを買う
後から出てくる新製品がライバルに負けていてはお話にならないわけで・・・
でも高値安定の今のAMDもどうかとおもう。まあ色々と事情もあるんだろうけど。
やっぱゲーマーならIntelですよね
ゲーミング時の消費電力テストは、上限60fpsでもチェックしたら面白そう。
みんな限界まで回してて、実践値的なテストって意外と見当たらない。
フルロード時のワッパでもある程度はわかるんだろうけど。
CPUのレビューお疲れさまです。
しかしマザーボードの種類が多すぎてどれを選べばいいか分からず……(同じメーカーのZシリーズ内ですら種類が多すぎる)。
ぜひおすすめマザーボードのレビューもお願いします!
10世代は1.6万11世代は1.95万まで下がったけど、こいつはAMDのやる気がないせいでそこまで値段下がらなそうやな
2.1万まで下がれば良い方かな
そもそも下がらない可能性も十分あるか
AMDよりインテルのほうが価格を自由に動かせる傾向があるので、最近の派手な円安を考慮しても2.3万円くらいは期待していところですね。
Valorantも検証ゲームに入れてほしい
RTX 3080でVALORANTを動かすと400 fps↑くらいは出るので、ちょっと悩みますね。でも一応、今後のテストで検討してみます。
VALORANTはFPSがCPUの性能にかなり依存しているので、現状のGPU高騰も加味して中位下位のグラボでも検証してみてほしいです
中々VALORANTをそういった検証をしている方が少ないのでもしして頂けたらとても助かります
FPS計測は射撃練習場だとかなり上振れてしまうのでデスマッチにて行うといいと思います
検討よろしくお願いします
過去のCPUとの比較用だがCinebench R15のベンチ結果はもういらないと思う
ユーザーが求めているのはCinebench R23の比較
現状、R15とR23どちらも掲載しているので、わざわざR15だけ掲載取りやめにする必要はないと思います。
ちなみに、あえてR15を掲載している理由は、Cinebench R15じゃないとスコアの感覚が分かりづらい人が一定数いるはずと考えているからです。
めちゃくちゃR15掲載助かります。Cinebench R15じゃないとスコアの感覚が分かりづらいんで。
Core2Duoは150前後でCore2Quadは250~350。旧世代のハイエンドは600~800。だとか過去のCPUの数値わかってる人なら分かりやすく比べやすい。逆にR20とかR23の数値でピンとくる人のほうが少ないんじゃないかな。
ちょっと掲載ベンチのお話が出てたので便乗
ゲームのWQHDも乗っけていただけると嬉しいんですけど
やっぱり差がつかないから乗っける意味は薄いですかね
まだ買い換えなくていいよねーと確認したい後ろ向きの理由なのが申し訳ない
12600Kのレビューで12400は10400Fの後継って評してるので
10400Fも比較に入れて欲しかった
> 第12世代が本気を出すために必要とされるWindows 11自体は、実は補助輪に過ぎません。「このタスクは高性能コアに当てたほうが良いかも?」といったヒントを示すだけで、実際にタスクの割り当てを行うのはCPU内部のThread Directorコントローラーです。
いつまで嘘を撒き散らすんだろう…
CPUが上げてくる情報がヒント。プロセッサーへのプロセスの割り当てはOSのプロセススケジューラーの仕事。
ソースは?
投稿者じゃないから、無視してもらっていいけど、Windows10と11両方のテストで、実際違いが出ているので、windowsに決定権があらるなら、同じ結果になるはず。ソースは、ASCIIの記事や、インテルの説明など、色々あります。
私も以前からこの部分の説明は気になっていました。
https://www.youtube.com/watch?v=3jU_YhZ1NQA&t=2374s
intelのプレゼンでは、あくまでTheread DirectorはOSのスケジューリングを補助するものであるという説明がされています。(38:40~)
その機能を活用して実際にタスクの割り当てを行うのはOSでしょう。
ミスした。さっきコメントだしたものだけどWindows側に決定権があり、CPU側が補助が正しいです。
ミスした。さっきコメントだしたものだけどWindows側に決定権があり、CPU側が補助が正しいです。
CPU側が決めてるなら、Windows11と10でベンチ結果が変わるのがおかしい。
ソース
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1344898.html
https://ascii.jp/elem/000/004/066/4066690/2/
動画なら・・
https://www.youtube.com/watch?v=LNwyGpjU_8Q&t=8624s
10:44あたりからインテルの安生という方が説明しています。
ただ、今回のCPUは、どちらにしても片方のコアしか搭載してないので、投稿者の方も、新しいCPUでて選択肢ふえた・・・とおもいましょう。
これとか
https://www.anandtech.com/show/16881/a-deep-dive-into-intels-alder-lake-microarchitectures/2
日本語だとこれとか
https://ascii.jp/elem/000/004/066/4066690/2/
同じ人
https://news.mynavi.jp/article/20210820-1951586/
この人って信頼性どうなんだっけ
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1344898.html
いずれにしてもこういうことで、主はOS、従はThread Directorです。
– Thread Directorはこれまでよりも細粒度の情報をThread Director対応OS(たぶん今はWindows11のみ)に渡す
– OSはそれを見てプロセスをスケジューリングする
そもそも、OSによる割り当てを無視されたらサーバーでは使えません(Xeonに実装されるかどうかわかりませんが)。
サーバーやワークステーション(のOS)では、ユーザーによる使用CPUコア指定機能が用意されることがあるので、それを無視してCPUが勝手にコアを変更するようなことがあれば計算機として成り立ちません。
i5ハスウェルおじさんのワイ、マザボも2万円台のが出て来てやっと替え時かと思ったがグラボが終わってて替えられない模様…
1060継続でマザボCPUメモリだけでも替えるか、待つか悩みますね。
12400KFか12700Fかで悩んでたけど、12400Fでも十分そうですね、良いレビュー感謝します。
12600KFか12700KFか、でした。間違えました…。
性能は5600xと同等です。
消費電力は5600xと同等です。
ワットパフォーマンスでは5600xに劣ります。
自分で書いてて疑問に思わなかったのかなw
消費電力が同等なのはゲーミング時のことで、
シネベンチでCPU100%で回した時が5600Xに劣るって書いてるよ?
シネベンチ見たくCPUを全力で回す機会なんて実用上は早々ないんだから、結論部分で「ワッパが悪い」と評するのはどうかと思うね
順当に性能上がってるから、10400Fから買い替えは性能だけ考えれば有り
でもトータルコスパなら様子見、11400Fからの買い替えは不要って感じかね
AMDが焦って5600無印出してくれれば嬉しいなぁ…
まぁzen4でブチ抜くからって考えっぽいし無いか
OEM向けの5800は存在します。
あまり冷えないけれど。
AMDはTSMCに依存してるから価格調整は難しいのだろうね
あとZEN4はハイエンド志向っぽいから色々お高くなりそう
ゲーム配信もあげて欲しい。
ゲーム配信やりたい人もいるから
i5 12400でゲーム配信とか考える人は普通はいないやろ
4コア8スレッドの時代からゲーム配信者は大勢いたんだが?
例えば誰??
動画サイト漁ってこい
それ以下で配信してる勢は沢山おるで
ゲーム機とつなげるなら十分贅沢な品物や
OBS
丸地コメントビューア
棒読みちゃん
アバター動かすやつは好みが激しいので保留
これにAPEXあたりの組み合わせの検証が無難なのかねぇ
PCゲームの場合は??
AMDの価格が下がらない限りはIntel一択になりそうな気がする
12400Fや10400FなどのFモデルが推奨されることが多いですが、個人的には内臓GPU付きを推したいです。Intelの内臓GPUはAPUに明らかに劣るのは間違いないですが、3Dゲーム以外なら十分使い物になるので取り扱いが楽ですよね。さらにAPUと違って制限も発生しませんし。
ただ、現状MBは玉石混交って感じですね。PCi-Ex4.0と5.0がぐちゃぐちゃに混ざってますし、素直にZ690の下位モデル買ったほうがお得までありますし。
ラインナップの整理して、上限2万円くらいまでにしてほしいなあ。
以前UHDBD再生のために内蔵GPUもでるを選べたのですが、
11世代からUHDBD再生ができなくなり、Intel内蔵GPUの4Kビデオ再生パフォーマンスも総合最下位で60FPSコマ落ち無しさえ保証できませんので、見送りしました。
圧縮解凍についてはAMDがIntelよりも整数演算を重視する思想なので、Alder Lakeにボトルネックが生じているとかではないと思います
性能をフルに発揮してあの程度というのが正解かと
今のゲームのインストーラーは16コアさえも1時間、4コアだと6時間がかかるものがあります。
それを用いて解凍ベンチしたいと思います。
ちなみに12600KFは1時間50分、10900Tは2時間20分でした。
12400最大のポイントは性能が上がっている上にMTPが11400どころか10400より低くなっている所
それでいてメモリコントローラも上位モデルより低いなんてケチな仕様もない
逆に10400と11400の燃費が悪いのを証明したのではありませんか?
私両方とも所有したことがあり、GIGABYTE Z490I AORUS ULTRA(PL2制限無)でPrime95 Small FFTsでベンチしたことがありました。
10400(Q0)は99W、11400は145Wでした。
当然手放しました。
スマン、「12400のMTPがそんなに低いなら、性能は出し切れないじゃありませんか」と見間違いました。
10400はシネベンチやエンコベンチみたいなのではそれなりの消費電力になるが、
ゲーム時やアイドル時はかなり低いぞ。
MSRP 299ドルの5600Xと174ドルの12400Fなら、国内価格は倍近い差があっても良さそうですが12400Fはまだそこまで安くないので、今後まだ下がりそうでもうちょい待ちですね。
最近はライバルとの価格差が大きい対決が多いですが、12400Fは低クロックすぎるのか5600Xと比較するならもう10ドル高い12500Fのほうがより相応しいかなと。
と思いましたが12500にはFが今のところないようですので12500 219ドル。
もっとも5600Xとは12600KFの方なのでしょうけど、この際価格ではなく6コア12スレッドの比較としてもで。
>第12世代が本気を出すために必要とされるWindows 11自体は、実は補助輪に過ぎません。「このタスクは高性能コアに当てたほうが良いかも?」といったヒントを示すだけで、実際にタスクの割り当てを行うのはCPU内部のThread Directorコントローラーです。
いい加減、このミスを放置しスルーし続けるのはやめて欲しい。
このままだと、ただのなんちゃって知識だけで上っ面だけを見る知ったかに見えて、
他のレビュー記事も全て信頼できなくなる。
レビューありがとうございます。
7zipのベンチはバージョンの問題かな、同じ型番でも激しく上下しますね。
例えばここの5600xの7zip圧縮は前のベンチスコアよりかなり高いです。
https://chimolog.co/bto-cpu-ryzen-5-5600x/#i-7
いつも詳しいレビューありがとうございます!12100や今度出る3050も楽しみにしています!
zen3のRyzen出てから2世代intelが出してるんだから性能が勝ってるのが当たり前じゃないのかな?
逆に言えば性能勝つのにそれだけの期間必要とされたとと言う事なんだよね
それはAMDだって同じこと
党派性抜きに殴って殴られてを繰り返してお互い強くなるんだよ
逆に言えばAMDはそれだけの期間経っても2万円台の石用意できなかったってことでもあるしなぁ
ryzen5600出せてない以上現時点では負けは負けだろ
TSCMのせいとはいえ商品用意できてすらないんだから、この価格帯ではそもそも勝負の土俵に立つことすらできてない不戦敗状態
12100fも過去最高の4c8tとして
ローエンドの顔になりそう
AMDは最近三万以下の有力な製品を出せてないし値下げの動きも無い
ファブレス企業の辛いところですね
インテルはCPUのコスパが良くても、結局マザボごと買い替える羽目になるのがなぁ…。
それ込みで考えると、結局似たような値段になるし。
あぁ言葉足らずだったが、現Ryzen勢が乗り換える場合の話ね。
3600Xから乗り換え予定だったけど、ヒートスプレッダが凹み易いらしくて躊躇している。マザボが出揃うまで待ってたがどうしようかな~。
やっぱり1強はダメという事がわかりますね
intelも追い詰められてようやくまともな物を作り出した
すべてはTSMCのキャパを占めている林檎が悪い。
ちょっと気温が低いだけで使いものにならなくなるアイポンなんぞいらないからその分Zen3とZen4にまわしてほしい
今までAMDムーブ見てたら枠空いても自作には回さんかったでしょ
なんつか追い込まれなきゃ調子こくのはAMDも一緒だわ
価格コムだと既に2.25万位にまで下がってる
マザーと合わせて3.5万位で揃えられると
5600xは厳しい立場になる
arcも控えているので今年は久々にIntelのターンになるかな
しかもこちらに掲載されてる5600Xの最安価格って独自保証の輸入品なんですよねこれ
実際4万くらい
ASKがぼったくりって、輸入に関するリスクヘッジとか理解できないの?
そう言えば、うp主がこの文章を発表した後で分かったことですが、
12世代Non-KのメモリGear1性能はゴミですよ。
B660 Z690共、DDR4 XMP 3600 Gear1すら安定できないのです。
(参考:12600KはSamsung B-Dieを使えば、4000 CL14 Gear1に安定して動作できます)
さらにVCCSAもロックされたため、Z690を使っても救済になりません。
要は12世代Non-Kを選べば、一生3200 Gear1で動作する運命です。
3200 Gear1でもCL11とかすれば大きく向上しそう
まあ12世代Non-Kのメモコンがゴミと言うのはIntel自家製のめっちゃ強いIMCの持ち主がライバルのことですね。
同じくメモリOCが貧弱なZen3(一般的にFCLK 1:1だと3733が限界)をライバルとすれば、3200 Gear1は大したデメリットになりませんね。
ワッパで5600Xに負けているという話だけど、5600Xを
12400Fと同じスコアが出る周波数で動かすとワッパが悪化するんじゃないの?
逆にいうと12400Fを5600Xとおなじスコアで動く周波数まで落とせばワッパが改善するんじゃないの?
5600Xの価格が期間限定で暴落気味に値下がりしましたが、それでもまだ20~30%ほど12400Fの方が価格が低くコストでは比較にならないようですね
実際に組んでみるとわかりますが、現在インテルはマザーボード高騰中なのでコストあんま変わんないですよ。同じメーカーの同じグレードのマザーボードでAMDと5000~8000円の差はでかい…。Bラインで14000円ってなんやねん、6000円以下にせえやって感じです。
この情報が1クリックで見れるの素晴らしいですね。グラフすごく見やすいし補足もありがたい!
AMDのCPUが高いのは、ホンハイ会長がバイトテロ犯の1員だから
全世界から損害賠償請求されている
ホンハイ、ASUS、MSI、ACER、銀行を含む全12社の会長が台湾経済界
2020年5月中旬に検証が完了している
7zipのテストなんだけど、ddr5メモリ使えればAlderLakeは訳5割成績アップするらしい。
CinebenchR15マルチのスコアだけでなくシングルのスコアまで掲載してくれてるの助かります!!
なんだかんだ自社で製造しててライバルのAMDは日本代理店がマージンのせてるからコスパエグいですね。メーカー小売価格よりは円安の影響で高くなってはいますけどそれを加味してもコスパ良い!!intelの殿様商売を止めてくれたRyzenには感謝
13世代の記事の比較グラフのこのCPUの数値の計測条件が知りたくてこの記事見ました。
レビュー時はMTPの設定はいくつになっていたんでしょうか?
丸投げってあまり言い方じゃないですよ。言葉遣いを改めてほしいものです。