あけましておめでとです。2022年もたくさん「ちもろぐ」を読んでくれて感謝します。
2022年もいろいろとPCパーツやハードウェアを購入して、レビュー記事にしました。本記事では買った中で「良かったモノ」を紹介します。
レビュー記事を書くひまが無かったモノも含めて、本記事でミニレビューを兼ねてまとめて紹介してしまいます。
(公開:2023/1/1 | 更新:2023/1/1)
2022年:買ってよかったPCパーツとハード【10選】
1.【腰に先行投資】ハーマンミラーエンボディチェア
あえて前傾姿勢に適さない高級チェアで前のめりをやめさせる
3年ほど使っていた「E-Win CL」のクッションがヘタって沈み込み、腰をサポートする性能を失いつつあったので、少なくとも5年以上使い続けるつもりでハーマンミラーの「エンボディチェア」を購入。
「アーロンチェア」の方が、オフィスワークでなりがちな前傾姿勢に適したモデルですが、ぼくの場合は前傾姿勢のし過ぎで「反り腰」を見事に発症させているため、いい加減この忌々しい前傾姿勢をやめたいです。
だから、あえて前傾姿勢に適していない、ニュートラルから後傾姿勢に向いている「エンボディチェア」を選びました。
座り始めはエンボディチェアが体に馴染まず、「前のほうが良かったかも・・・」と25万円近い投資を後悔しかけますが、1ヶ月くらいで普通のチェアに戻れなくなりました。
腰周辺のサポート性能が本当に優秀で、座っている間の腰から背筋にかけての負担が軽減されています。肩こりも改善効果があり、1日あたり10時間近くゲームやタイピングをしていても、特にこっていないです。
主観的な評価でもこっていないし、他人に触ってもらういわゆる肩もみでも「全然硬くないから肩こってないよ」とのこと。
加えて本来の狙いだった「前のめり」の時間が割りと削減された結果、酸素の吸引量が増加して集中力やパフォーマンスにプラスの影響があります(※がっつり個人の感想です)。
なお、筆者はまだ慢性腰痛を発症していないため腰痛への影響は不明ですし、腰痛の潜在リスクになりうる反り腰は特に改善しません。
当たり前です。数ある高級チェアのほぼすべては医学的に効果が証明された医療器具ではなく、単なる値段の高いオフィスチェアです。もし医学的な効果をアピールしている代理店や販売者がいたら・・・、薬機法で即アウトです。
2.【ゴロ寝で動画】Vivobook Pro 15 OLED
Samsung OLEDパネルで超高画質な良コスパノートパソコン
ASUS直販ストアのセール中に、約11万円で購入したノートパソコンです。
Ryzen 5 5600H(6コア12スレッド)にRTX 3050 Laptopを搭載した、スペック的にはごく普通のありふれたミドルクラスノートパソコンですが、ディスプレイの性能が別次元です。
ディスプレイにSamsung Display製「AMOLED」パネルを搭載し、WQHD+(2880×1620)で公称値0.1ミリ秒の応答速度と最大120 Hzのリフレッシュレート、Display HDR True Black 600認証を提供します。
しかも11万円で・・・。10万円台のノートパソコンでおそらく最高の画質を実現しており、画質のコスパは文句なしに最高です。
ちもろぐの測定結果も良好です。
OLEDに適した透明感あるグレア加工(※映り込みやすいので背景に注意)、sRGB・DCI P3・Adobe RGBをほぼ100%カバーする驚異的な表示性能、平均0.5%の色ムラ、最初から正確な色精度(ΔE < 2.0)などなどパネルの特性が優秀。
画面の明るさを約5~400 cd/m²の範囲で調整でき、たいていの用途に適した明るさに調整できます。1桁台の最低輝度はEIZO FlexScan並の暗さです。
OLEDパネルだから応答速度も非常に高速、実測で0.5ミリ秒を記録します。
ぼくの使い方はごろ寝で動画を見る用です。
胸あたりにノートパソコンを置いて、Bluetooth接続のノイキャンイヤホンをつないで寝ながらPrime Videoでアニメを見たり、WiFi経由でNASに置いている動画を見たり、便利です。
寝るときはたいてい部屋の照明を消すため、HDR時の輝度の低さも(相対的に)気になりにくい程度に緩和されていい感じです。15.6インチは狭いですが、胸あたりに置くと体感画角が30インチ程度あって十分に大画面です。
部屋の暗さも相まって、映画館で見ているような感覚に陥りますし、並のIMAX映画館を超える画質です。
単なるPCスペックだけならLenovoやHPの方がコスパ優秀です。でも多少の性能差よりも、圧倒的なディスプレイ性能の方が得られる体験はハイクオリティで満足してます。
3.【本物のHDR 1000】INNOCN 27M2V
2022年最高の画質を映し出す4Kゲーミングモニター
2022年は15台のゲーミングモニターを実際にレビューしました。パネルの基本性能が向上してきた影響を受けて、最高評価の「Sランク」を取得するモニターも増えています。
しかし、測定された性能と価格比較を含めたスコアリングに基づいた評価とは別に、筆者の個人的な好みも含めた中では「INNOCN 27M2V」が2022年最高のゲーミングモニターです。
27M2Vは、台湾AU Optronics製の最新世代のQ-dot AHVA(量子ドットFast IPS)パネルを搭載した、4K@160 Hzゲーミングモニターです。
最新のQ-dot AHVAパネルには、真のHDR 1000に対応できるポテンシャルを兼ね備える「1152ゾーン分割のフルアレイローカル調光」も付いてきます。
かつて29万円以上の価格を払う必要があった1000ゾーン超えのFALD方式が、一気に10万円台に降りてきました。文字通り「価格破壊」であり、27M2Vにコスパで勝てる4Kゲーミングモニターは現状存在しないです。
唯一無二の性能と価格比(=コスパ)を提供できる、最高の4Kゲーミングモニターです。発売初日に即購入しレビューして、現実感のある優れたHDR表示性能に感動してます。
OLEDパネルが進化して1000 cd/m²近い輝度を広範囲にわたって出せるようになったら、1000ゾーン超えの液晶パネルに道はありません。
しかし、現実にはOLEDパネルの高輝度は極めて難しく、PCモニターに必要な20インチ以上では実現できる見込みすら立っていません(※27インチ全領域で1000 cd/m²を炊いたらすぐに壊れてしまう)。
Samsung Display製のQD-OLED(AW3423DW)ですら、ごく狭い領域で1000 cd/m²を出せるにとどまり、広範囲だと260~400 cd/m²程度に過ぎません。
27M2Vは広範囲で軽々と1000 cd/m²を叩き出し、100%領域でフラッシュ1260 cd/m²、持続660 cd/m²で圧倒的です。
これだけの輝度を使ってようやく現実感のあるHDRを表現できるようになりました。・・・しばらく、ゲームとHDR用モニターは27M2Vで運用します。
4.【爆速な光回線】eo光10G
実測で8000 Mbpsの下り速度を安定して提供する光回線業者
IPv6高速ハイブリッド方式のSoftBank光が、ベストエフォートの盾で好き放題やってくれました。すっかり筆者は呆れてしまい、自社で設備投資をアピールする「eo光 10G」に乗り換えました。
結果は大正解。NTTコラボレーション方式(PCパーツで例えると箱詰め業者のOEM品に近い?)のSoftBank光と比較して、ダウンロード速度が平均で約123倍に跳ね上がりました。
大容量なゲームダウンロードや、大型アップデートも実測100~200 MB/sを叩き出しており、SATA HDDのコピペ並みに速いスピードでアップデートが完了します。
ただし、アップロード速度はやや遅めです。300~3000 Mbpsまで幅があります。実際の使い方だとダウンロードの方がはるかに多いため、アップロード速度の遅さ(※と言ってもSoftBank光を凌駕してます)は気にならないです。
明らかにQOLが大きく変わり、満足度の高い買い物です。
5.【ボケ防止に?】Amazon Music Unlimited
好みのプレイリストから”好みの曲”を自動で錬成させよう
Amazon Music Unlimitedをかれこれ4年くらい(53ヶ月)契約し続けています。2022年も解約する気はまったくなく、引き続き使い続けています。
買ってよかったというより、買い続けてよかったモノです。特に今年はMusic Unlimitedでどうやって自分の知らない新しい曲を錬成させるか、コツが分かってきて余計に楽しいです。
- 自分好みのプレイリストを作成する
- 最後の1曲を再生し終える(残り5秒までスキップで可)
- そのままアルゴリズムに自動再生させる
まず、自分の好きな曲を詰め込んだプレイリストを作成します。20~30曲あれば十分です。プレイリストを作ったら、プレイリストの最後の曲を再生して、そのまま再生を終わらせます。
すると次の曲からAmazonのアルゴリズムがプレイリストに応じて、自動的に新しい曲を再生してくれます。この自分の好みに最適化したプレイリストを用いたアルゴリズムによる自動選曲が、思った以上にうまく機能して便利です。
Youtubeだと、高確率で継続再生されるであろうコンテンツを選定するアルゴリズムになっているため、どうしても人気作品しか出てこない挙動が(個人的に)かなり深刻な問題です。
一方のMusic Unlimitedでは、割りとニッチで知らないアーティストの音楽をけっこう拾ってくれます※。自分好みのプレイリストをベースに選曲しているのだから、当然の結果とは言えやはり便利です。
※Youtubeで調べると4~5桁しか再生されていないような楽曲を、Music Unlimitedのアルゴリズムは割りと引っ張り出せる傾向があります。
今では、画面が動いているのに価値があるMV(例:ぼっち・ざ・ろっく!の公式ライブ動画など)を見るのにYoutubeを使って、音楽探しはもっぱらMusic Unlimitedにお任せです。
オフラインのFoobar2000にこもっていると、基本的に同じ曲ばかりを周回再生するようになって、それはそれで心地悪くないものの頭には悪そうな状況に陥ります。
Music Unlimitedの自動選曲アルゴリズムをうまく扱ってやれば、好みの新曲をかなり確度で発見し続けられます。
なお、好みのタイプに飽きてきた場合は普通に最新プレイリストなどを再生して、最近の音楽をチェックしています。相変わらずK-POP人気がすごい傾向を感じますが、好みに合う曲はなかなか・・・。
「うっせぇわ」でなんとなく食わず嫌いをしていたadoさんは、「新時代」があまりにも良すぎて今では割りとハマってます。
6.【Blu-ray & PS5テスター】PlayStation 5
4K Ultra HD円盤の再生とPS5モニターの確認用に大活躍中
世間一般の認識では、PlayStation 5はコスパの良い高性能なゲーム機らしいです。
筆者の認識はやや違います。PlayStation 5は、ゲーミングモニターがPS5に対応しているかどうかを実機で確認できる便利な「PS5テスター」です。
- 120 Hz
- HDR
- PS5 VRR
- WQHDネイティブ表示
- 4Kダウンスケーリング表示
上記の機能と挙動に対して、ゲーミングモニター側がきちんと対応しているどうかを実際に確かめられます。
EDIDを読み取って対応している解像度やリフレッシュレートを調べる方法もありますが、やや精度が悪いです。実機での確認がベストです。
もうひとつの用途は「4K Ultra HD Blu-ray」ディスクの再生テスト機です。
2022年現在、パソコンでブルーレイを再生するのは非常に難しく、Intel SGXを捨てた最新のインテルプラットフォーム(※11世代Rocket Lake以降)ではそもそも再生自体ができません。
わざわざブルーレイを再生できる自作パソコンを組み立てるよりも、最初からブルーレイディスクの再生に対応しているPlayStation 5を買ったほうがコスパがいいです。
PS5コントローラーは再生・ストップやチャプター送りの操作感が良好で、普通のブルーレイプレイヤーより使い勝手が良い点も見逃せない大きなメリットです。
使おうと努力しましたが、やっぱり無理でした。
たとえば「原神」ですが、自分のIDでログインしようと思ったものの、なぜかログイン画面すら表示されません。そのままゲームを開始すると、勝手にPS側で新規アカウントが作成される始末。
ログアウトしてログインし直そうとするも、ログアウトのボタンすら表示されず。初っ端からドン引きするレベルの非ユーザーフレンドリー仕様にげんなりして、ゲーム機としての運用を諦めています。
筆者にとってPS5は、あくまでも「テスター」の領域を出ていないです。
ゲーミングPCの方がはるかに「ゲーム機」として優秀で、運用の柔軟性も圧倒的に優れています。加えて、入手性の良さもゲーミングPCが抜群によく、誰にでもおすすめしやすいです。
PS5はおすすめか・・・?と聞かれれば、ぼくは「おすすめはしづらい(B+ランク相当)」と答えます。
7.【超小型でパワフル性能】M75q Tiny Gen2
マイクラサーバーや自動売買システムの24/365運用に!
8コア16スレッドの「Ryzen 7 PRO 4750GE」や「Ryzen 7 5750GE」を搭載した、省電力かつ超小型なオフィスパソコン「M75q Tiny Gen2」はとにかく便利です。
普通にオフィスワーク用のパソコンとしても優秀ですが、筆者の場合は24時間365日稼働のマイクラサーバーや、MetaTrader 4のExpert Advisor(自動売買システム)の運用で大活躍中です。
ダミーHDMIプラグを挿し込み、リモートデスクトップアプリ(有料版のSplashtop Personal)を使用して動作チェックしています。
Stop Updates 10を使ってWindows Updateを強制的に停止させているため、意図的にシャットダウンしない限りは稼働し続けてます。
パワフルな8コア16スレッドCPUで、マイクラサーバーやMT4の複数起動を難なくこなせて、月額3000円程度するVPNサービス(VULTRなど)を契約するよりコスパがいいです。
もちろん、ローカルPCより安全に24時間365日運用ができる安定性や、日本国内のFX業者が使いがちなEquinix TY3サーバーに対して1 msの超低pingで発注を出せるなど。
VPNならではのメリットもありますが、筆者の使い方だとM75q Tiny Gen2で十分だと判明しました。容量1500 WのUPSを経由しているため、瞬停に余裕で耐え、停電でも数時間なら持たせられます。
8.【手放せなくなった】Xiaomi Mi Band 6
スマートウォッチに興味がなかったのに意外とハマった
Xiaomiの手頃な価格(だった)スマートウォッチ「Mi Band 6」が予想外に気に入っています。
もともとスマートウォッチに興味がなかったのですが、筆者やかもちの作者(絵師)さんが使っていて便利だと言うので、ダメ元で使ってみたら意外と便利です。
ぼくの使い方だと・・・
- スマホを使わずに時間を見る
- 推しを壁紙にして癒やしアイテムにする
- 歩数を記録してログデータを取る
- 睡眠時間と状況を記録してログデータを取る
など、比較的ライトな使い方だったので、安価なXiaomi Mi Band 6でまったく不便なく使えています。
心拍数や血中酸素濃度も測定できますが、Mi Band 6では使っていないし精度も興味ないです。重要な数値は、ちゃんと日本精密測器製のパルスオキシメーターを使って対処しています。
ちなみに、Mi Band 6 対 NISEEIパルスオキシメーターを比較した結果。
心拍数は割りと合っています。パルスオキシメーターで87 BPMだと、Mi Band 6は85 BPMと表示します。
一方、血中酸素濃度の数値は測定に時間がかかる割に、5%くらい数値がズレています。パルスオキシメーターで99%表示のとき、Mi Band 6は95%などと表示します。
警戒すべき90%未満でどう表示されるかは、コロナにでも患らない限り確かめられないので不明です。基本的に、医療用パルスオキシメーターには勝てないと考えるべきでしょう。
睡眠スコアや歩数ログが便利 | |
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日常的な睡眠時間や運動量をメモして、ざっくりと目安を知るだけならMi Band 6で事足ります。
膝を痛めたのがデータからわかる・・・ | |
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膝を痛めた結果、運動量が激減している様子もデータをとっていれば悲しいほどに一目瞭然です。
1日およそ8000歩の散歩をしていただけなのに、ぼくの膝はハズレ個体だったのか、オーバーワーク発動であっさりダメになってしまいました・・・。PCパーツにも当たり外れはあるし、人間の部品にも当然ながら当たり外れがあります。
でもこうしてハズレ個体を引くとやっぱり悲しいですね。
9.【PCIe 4.0で超大容量】KIOXIA CM6-R
600ドルで約8TBもある大容量ゲーミングストレージ
KIOXIA(旧東芝メモリ)が製造する、エンタープライズ向けのNVMe SSDです。最大6900 MB/sの読み込み速度、最大4200 MB/sの書き込み性能をアピールする、PCIe 4.0 x4対応のGen4 NVMe SSDです。
PCIe 4.0対応のNVMe SSDはありふれた存在ですが、容量が7.68 TBもの大容量を備えるSSDはまだまだ数少ないレアな存在です。
一応、米国のSabrentが容量8 TBのNVMe SSDをリリースしているものの、価格が2000ドルと高すぎます。
KIOXIA CM6-R(7.68 TB)なら、eBayで約600ドル(およそ9万円)で、中国のTaobaoでは約8万円で購入できます。容量1 TBあたり約1万円で十分にコスパがいいです。
Windows向けに設計されていない影響なのか、スペック(公称値)通りの性能が出ませんが、常に2500 MB/s程度の書き込み性能を維持できるので実用上の問題はまったくありません。
そもそも、常時2000 MB/s超えの書き込み性能を維持できるSSD自体が珍しいです。コンシューマ向けだとFireCuda 530が代表例でしょうか。
逸般人向けで比較的に購入しやすいNVMe SSD(例:Samsung 983 ZETやOptane 905Pなど)なら多いのですが、普通のSSDだとなかなか書き込み性能を維持できません。
初期フォーマットではWindowsで使用できない仕様がありますが、Secure Eraseで512B or 4KBフォーマットをかければ使えるようになります。
大容量でハイスピードなストレージが欲しい方におすすめ。筆者も動画素材や大容量ゲーム置き場に、KIOXIA CM6-Rが大活躍です。
10.【普通のAIBじゃ不満】RTX 3080 Founder’s Edition
とんでもない高級感にあふれる「本物のグラフィックボード」
NVIDIA純正の自社製造モデル「Founder’s Edition」は、普通に買えるAIB(サードパーティ製オリジナルファンモデル)では得られない所有欲を満たしてくれる、数少ないPCパーツです。
実際に買って、触ってみればわかりますが、とにかく金属製パーツを使ったシャーシが高級感抜群です。何より、日本国内で入手が難しいNVIDIA純正モデルなだけで満足感が大きいです。
冷却性能や静音性もおおむね優秀です。最近のNVIDIAは秘密主義が行き過ぎで、AIBが早期に正しい仕様を手に入れられず設計が大変らしい話を聞きます。
でもNVIDIAが自ら設計・製造するFouder’s Editionなら、時間不足による設計ミスが発生する確率も低い・・・と思いきやRTX 4090の12-pinコネクタ溶解問題でさっそくやらかしていました。
+α.【HDRチェッカー】4K Ultra HD円盤たち
HDR対応ゲーミングモニターの良し悪しを実際に確かめる
ゲーミングモニターのHDR性能を主観的に評価するために、HDR対応の4K Ultra HDブルーレイディスクをいくつか買っています。
品質面で最高のクオリティは「ロボットカーニバル北米版」です。作品の内容はクリエイター集団によるいわゆる意識高い系コンテンツで見ていて特に面白くないですが、HDRのマスタリング担当者の腕の良さは確かです。
ロボットカーニバルHDR版を見れば、いわゆる普通のHDRアニメだと表現の物足りなさを感じるようになってしまい困ります。
たとえば「閃光のハサウェイ」がイマイチなHDRアニメの一例です。ピーク輝度が1000 cd/m²を超える「27M2V」を持ってしても、パッとしない映像表現がまったく改善しません。
よって表示性能の問題ではなく、ソース側の問題だと判断できます。なお、作品の内容自体はとても良いです。アマプラで見てすぐにブルーレイを買った程度に気に入っています。
初ガンダムなので、ところどころ何を言っているのか分からないシーン(特にハサウェイとギギの会話)がありますが、おしゃれでよく動く作画と重低音の響く音響のおかげで初見でもあっさり見られます。
※見た中で特に良かった順に並べています。ぼざろとチェンソーマンは必ず2期を見たいので、円盤を全話購入して応援します。
まとめ:ゲーミングモニターの性能進化が目覚ましい1年
4Kで144 Hz以上、WQHDで240 Hz以上など、高リフレッシュレートのゲーミングモニターが買いやすい価格になった1年です。
性能面の進化も目覚ましい1年です。OLEDはSamsungから「QD-OLED(量子ドットOLED)」が登場し、色域と明るさと耐久性が大きく改善されています。
液晶パネルは量子ドットやMini LED技術の低価格化が進み、一般ユーザーへの普及が加速化する雰囲気を感じます。
特に、台湾AU Optronicsの最新世代Q-dot AHVA(量子ドットFast IPS)パネルは、HDRゲーミングモニターにブレイクスルーをもたらす可能性が非常に高いです。
たとえば「27M2V」の場合、同等スペックの従来製品が29万円以上もかかります。しかし最新パネルの登場により、いきなり11万円台まで安くなっています。
PCパーツに例えるなら、Core i9 13900K(約9万円)が、いきなり約3万円で買えるようになった状況です。完全に価格破壊であり、現時点で対抗できるゲーミングモニターが皆無なほどです。
AU OptronicsはIPSパネルの高速化でも進化を遂げています。
人気のあるIPSパネルはLG「Nano IPS」ですが、AUO「AHVA」はNano IPSに匹敵する色域を持ちながら、コントラスト比が1.3~1.4倍ほど高く、応答速度でNano IPSを超える製品も出ています。
低価格で高性能、つまりNano IPSの完全上位互換になる可能性が高いです。
しかもAUOはQ-dot搭載AHVAパネルの量産と低価格化も成功(例:27M2Vなど)しており、ますますIPSパネル選びの一極化が進む懸念があります。
色域の拡張では、ハイセンスのレーザーTVが興味深いです。量子ドットを使ったOLEDや液晶ではせいぜい86%程度しかカバーできないRec.2020領域を、レーザーTVなら100%カバーします。
超広色域プロジェクターの製品展開により、ハイセンスのプロジェクター部門の売上も直近1年で急成長を遂げ、一般ユーザー層から確かな支持を得ているようです。
今のところゲーミングモニターとしては期待していないですが、Rec.2020で100%を出せる例として興味深いです。
以上「【2022年】ちもろぐ的「買ってよかった」PCパーツやハードウェア【10選】」でした。
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おすすめなゲーミングモニター:解説まとめ
もう何度も書いてきたように、4Kゲーミング部門は「27M2V」の一人勝ちです。最新鋭のテクノロジーを使っている相手に、旧世代の技術じゃ太刀打ちできません。
王道のIPSパネルが「LG Nano IPS」から「AUO AHVA(Fast IPS)」に移り変わりつつあります。
WQHDは「MSI MAG274QRF-QD」が優秀です。フルHDでは「LG 24GN600-B」か「MOBIUZ EX2510S」が万人向けです。
おすすめなCPU:レビューまとめ
万人向けおすすめは「Core i5 13600K」でほぼ確定、ハイエンド部門は「Ryzen 9 7950X」が最高峰です。低価格モデルは「Core i5 12400F」か、セール特価の「Ryzen 5 5600」で十分でしょう。
おすすめなグラボ:レビューまとめ
新作GPUでおすすめは現状「RTX 4090」のみ。ぶっちぎりの性能と電力効率で、他に追随を許さないです。RTX 4090未満のラインナップについては、革ジャン氏に猛省して欲しいです。
おすすめなSSD:レビューまとめ
NVMe SSDは、KIOXIA(旧東芝メモリ)の古いテクノロジーを活用した物量投入モデルのコスパが非常に優秀です。あえて旧世代のNANDを使い、最新鋭の他社モデルを超える書き込み性能を叩き出します。
とりあえず迷ったら「EXCERIA G2」または「EXCERIA G2 PLUS」で満足できるでしょう。ハイエンド部門は「SK Hynix P41 Platinum」で良いです。
原神のくだりは流石にPS5のせいではなく原神の問題だよ……
原神のログインの件はmihoyo側の問題ですよね
PS5版原神がフレームレートガクガクでエラー頻発するなら言い分もわかるのですが
ちもろぐさんみたいに数十万かけたPCあってSIE開発のHorizonやGOW等の自社タイトルに興味無いなら仕方ないですね
黙れお前SONY信者か?
クソニーが悪いに決まってるだろクソニーが任天堂やMSに勝てると思うな!
大衆ゲームハードのPS5とコアハードのゲーミングPCでは土俵が違うからね。
誰もがpcで原神を最高画質でプレイしたいわけじゃない。
冒頭で自己満要素が高まった記事が増えた的なこと自覚しているし、金ならたくさんあるだろうからもうやる気ないんじゃないかな
全体的に一般層から縁がほとんどない内容になってきているし
MSI MAG274QRF-QD買いました
届いたらここの記事を参考にセッティングしたいと思います!感謝
Discoveryから来ました
まだ活動されてたんですね
某窒息マザーの件から信用できなくて見てなかったです
久々に読みましたが、昔ほどの有意義な情報はなくなりましたね
LD3105さん、コメントありがとです。あけおめです。
最近はもっぱら実測レビュー、特に自分が読みたい知りたいと思っている情報を重視するスタンスに切り替わっているので、昔みたいなハウツー系やパーツ選定ノウハウ系の情報はたしかに減っています・・・。
「信用できないかも?」と思ったら読まれなくても大丈夫です。
他にも参考になる情報源はたくさんありますし、最近は中国や英語圏のコミュニティから出てくる情報も有用かつ濃厚で、普通のGoogle検索がますます機能しない状況が進んでいると思います。
お気持ち表明よくない
あけましておめでとうござます。今年も面白い記事を楽しみにしております。
さて、横から失礼します。
> 普通のGoogle検索がますます機能しない状況
もしよろしければ、この辺を詳しく解説して頂きたく。Google検索が抱えている欠陥とか、それを補うための情報収集法とか。
個別レスを求めているわけではありません。たまにはそういう記事も書いてくれると、読者としては嬉しいなということで。記事の多様性へのリクエストとでも受け止めて頂ければ幸いです。
本年もよろしくお願い申し上げます。
Vivobook Pro 15が11万になる瞬間を結局みることはなかったな
まぁお察しってことで
あけおめです。
11万円は言いすぎました、購入時にポイント込みで約11.7万円くらいです。最近は約12.2万円から動きがないですね。
ASUS Storeは在庫処分時にすごく安くなりやすいので、本当に11万円になるのは次のモデルチェンジになりそうです。
INNOCNの32インチが出ればなー
あけましておめでとうございます。
いつも楽しく読ませていただいています。
10〜15万の予算でHDRゲーム用モニタを購入検討中なのですが、HDR400(EX2780Q)の最大輝度で「目が痛い」となる人がHDRの質を求める場合はM2VではなくOLEDの物を選ぶ方が合うと思われますか…?
(OLEDの場合は輝度とグレアパネルに気を使って部屋を暗くする必要があるようなのでそのケアも大変そうかなと)
LGの42C2、DellのAW3423、InnocnのM2Vの3択で悩んでいますが、CESの新製品を見る際の参考にもしたく、よろしければ意見をいただけると幸いです。
あけおめです
やかもちさんの膝はCランク評価…ですかね
DELL G3223Qについて、
安く手放すとありますが、
どのサイトで販売予定でしょうか?
また、いくらくらいで販売予定でしょうか?
2023買ってよかったものにエレキギターと関連機材が入っちまうー!
記事投稿お疲れ様です。INNOCN 27M2V気になっちゃうーーー!!
AutoHDRの原神が良いとの話だし、買おうと思って手の届かない値段でもないしなぁ…。
一度買ったら数年使うものだし、人とのUIにはお金かかけるべきだし…。
いや、でもだからこそしっかり現物を見て判断を…なんて考えが頭の中でぐるぐるしている。
KIOXIAはすごい、いやまじに。
22年はコロナ渦の終焉やマイニングバブル崩壊で色々価格がお手頃になってきたのに
結局円安で台無しって状態でしたね
今年は円安が落ち着いてこんどこそ価格が正常化(?)してほしいもんです
M75q Gen2は名機ですよね〜
ダミードングルでリモート管理とか、おんなじことやってますwww
今年もSSDの性能比較楽しみにしてます
ASUSや東芝ごときを推薦するようになったらおしまいだぞ
レビュー屋にとっては少しの間使えればコスパがいいと言えるが、一般コンシューマーとしたらすぐ壊れるはずれを引く可能性が高いからな
製品の話じゃないんだが、このサイトを見てASUSの直販でVivobook Pro 15 OLEDを買おうとしたところ、決済の時に「決済が完了しませんでした」とかいうエラーメッセージが出て、そのあと決済会社から「このたび、弊社の不正取引の監視体制(詳細、後段)におきまして、第三者による不正利用の可能性を検知したため、お客さまのお取引をお止めいたしました。」っていうメールが来た。
色々通販サイトを使ってるが、こんなエラー&メールって初めて見たけど、ASUSって何かやばいの?それともおま環?
いつも参考にさせていただいています
ただ、4Kモニターのサンプル画像が原神だったりPS5の評価がちぐはぐなあたりはやはり気になりました
PCパーツサイトなのでゲーミングPC推しと言うのは至極真っ当だと思うのですが「買ってよかった」もの、だったので悪い部分を触れないというようなやり方でも良かったかと
内容と全然関係ないんですけどPG27AQDMレビュー予定ありますか?
INNOCN 27M2Vすごい高評価だけど4Kモニター27インチはあんまりおすすめできないみたいな話を以前読んだのに今回は画面サイズになにも言及されてないのだけ若干不安
レーザーTVのスペックはあくまで走査線のスペックですし、短波長レーザーにより作られる色がBT2020を上回るのは当然といえば当然なんですが、同じレーザー走査線方式の投影機を用いた映画館の映像がQDシートを用いたモニターと比べて鮮やかと言われればそうではないわけですから
…短波長レーザーのリアプロジェクションは目に悪そう