RX 5600 XTの後継モデル「Radeon RX 6600 XT」を自腹で購入してベンチマークします。
従来モデルからかなり値上がりましたが、販売価格はRTX 3060より安いです。多くのゲーマーが求めるシンプルに高性能なグラボかどうかが、RX 6600 XTの価値を決めるポイントです。
(公開:2021/8/27 | 更新:2022/2/2)
「Radeon RX 6600 XT」の仕様とスペック
GPU | RX 6600 XT | RTX 3060 | RX 5600 XT |
---|---|---|---|
プロセス | 7 nm製造 : TSMC | 8 nm製造 : Samsung | 7 nm製造 : TSMC |
シェーダー数CPUのコア数に相当 | 2048 | 3584 | 2304 |
RTコア数レイトレ用の特化コア | 32 | 28 | 36 |
ブーストクロック | 2359 MHz | 1777 MHz | 1560 MHz |
VRAM | GDDR6 8 GB | GDDR6 12 GB | GDDR6 6 GB |
理論性能(FP32) | 10.60 TFLOPS | 12.74 TFLOPS | 7.188 TFLOPS |
PCIe | PCIe 4.0 x8 | PCIe 4.0 x16 | PCIe 4.0 x16 |
TDP | 160 W | 170 W | 150 W |
補助電源 | 8 pin | 12-pin | 8 pin |
MSRP | $ 379 | $ 329 | $ 279 |
参考価格2022/02時点 | 63800 円 | 69800 円 | 不明 |
発売価格 | 54780 円 | 56900 円 | 38480 円 |
発売 | 2021/8/12 | 2021/2/26 | 2020/1/25 |
GPU | RX 6600 XT | RTX 3060 | RX 5600 XT |
---|---|---|---|
世代 | RDNA 2 | Ampere | RDNA |
プロセス | 7 nm製造 : TSMC | 8 nm製造 : Samsung | 7 nm製造 : TSMC |
トランジスタ数 | 110.6 億 | 132.5 億 | 103.0 億 |
ダイサイズ | 237 mm2 | 276 mm2 | 251 mm2 |
シェーダー数CPUのコア数に相当 | 2048 | 3584 | 2304 |
TMU数Texture Mapping Unitのこと | 128 | 112 | 144 |
ROP数Render Output Unitのこと | 64 | 48 | 64 |
演算ユニット数 | 32 | 28 | 36 |
Tensorコア数機械学習向けの特化コア | 0 | 112 | 0 |
RTコア数レイトレ用の特化コア | 32 | 28 | 36 |
L1キャッシュ演算ユニットあたり | 128 KB | 128 KB | 128 KB |
L2キャッシュコア全体で共有 | 2.0 MB | 3.0 MB | 3.0 MB |
L3キャッシュコア全体で共有 | 32.0 MB | – | – |
クロック周波数 | 1968 MHz | 1320 MHz | 1130 MHz |
ブーストクロック | 2359 MHz | 1777 MHz | 1560 MHz |
VRAM | GDDR6 8 GB | GDDR6 12 GB | GDDR6 6 GB |
VRAMバス | 256 bit | 192 bit | 192 bit |
VRAM帯域幅 | 256.0 GB/s | 360.0 GB/s | 288.0 GB/s |
理論性能(FP32) | 10.60 TFLOPS | 12.74 TFLOPS | 7.188 TFLOPS |
SLI対応 | – | – | – |
PCIe | PCIe 4.0 x8 | PCIe 4.0 x16 | Gen 4.0 |
TDP | 160 W | 170 W | 150 W |
補助電源 | 8 pin | 12-pin | 8 pin |
MSRP | $ 379 | $ 329 | $ 279 |
発売価格 | 54780 円 | 56900 円 | 38480 円 |
発売 | 2021/8/12 | 2021/2/26 | 2020/1/25 |
「RX 6600 XT」は一応RX 5600 XTの後継モデルですが、希望小売価格は100ドルも上がりました。日本国内の販売価格も、およそ1.7万円の値上がりです。
とはいえ、RX 6600 XTに限らず他のグラフィックボードも値上がりはひどい状況。希望小売価格で50ドルも安いライバルグラボ「RTX 3060」は、2022年2月時点で7万円前後と、かなりふっかけた値段です。
一方、今回レビューするRX 6600 XTは約6.4万円から購入できます。RTX 3060は約7万円から、RX 6600 XTが約6.4万円、価格差は6000円(約10%)にもなります。
「ゲームをする分にはコスパがいい」・・・そんな美味しいRadeonが返ってきた可能性が高いです。
RX 6600 XTの性能をベンチマーク
テスト環境(スペック)
テスト環境「ちもろぐ専用ベンチ機」 | ||
---|---|---|
CPU | Ryzen 9 5950X | |
CPUクーラー | Corsair H100i Pro RGB240 mm簡易水冷クーラー | |
マザーボード | ASUS ROG STRIXX570-E GAMING | |
メモリ | DDR4-3200 16GB x2使用メモリ「G.Skill Trident Z C16」 | |
グラフィックボード | RX 6600 XT | |
SSD | NVMe 500GB使用SSD「Samsung 970 EVO Plus」 | |
SATA 2TB使用SSD「Micron 1100」 | ||
電源ユニット | 1200 W(80+ Platnium)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | |
OS | Windows 10 Pro 64bit検証時のバージョンは「2009」 | |
ドライバ | NVIDIA 471.41 / AMD 21.8.1 | |
ディスプレイ | 3840 x 2160@60 Hz使用モデル「BenQ EL2870U」 |
前回のレビューから、グラフィックボードの検証に使うベンチ機のCPUを更新しています。Core i9 10900Kから、コンシューマ向けで最高の性能を誇る「Ryzen 9 5950X」を採用。
Ryzen 9 5950Xの採用により、今まで以上にCPUボトルネックの影響を避けられ、結果的により正確なグラフィックボードの性能評価が可能です。
テスト時のグラフィックドライバは、AMD Radeon Adrenalin 21.8.1(RX 6600 XTに対応する最初のドライバ)にて検証します。
用意したグラボ
今回のRX 6600 XTベンチマークで使用するグラボは、PowerColor製「Hellhound Radeon RX 6600XT」です。パソコン工房さんより、発売日に約5.8万円で自腹で購入しました。
ボードの厚みは実測で45 mmほど、比較的スタンダードなサイズ感のグラボです。冷却ファンを95 mm径を2つ搭載します。廉価モデルながら必要十分な作りを兼ね備えた、パワカラらしいコスパの高いオリファンモデルです。
RX 6600 XTのゲーミング性能
今回のちもろぐ版グラフィックボードレビューでは、以下2つのベンチマークと13個のゲームタイトルを使って、「RX 6600 XT」のゲーム性能を詳しくテストしました。
- 3DMark(FireStrike / TimeSpy / Port Royaleを使用)
- VRMark(Orange / Cyan / Blueすべて使用)
- FF14 : 漆黒のヴィランズ
- FINAL FANTASY XV
- Apex Legends(ベンチマークまとめ)
- Call of Duty : Black Ops Cold War(New !!)
- Cyberpunk 2077(ベンチマークまとめ)(New !!)
- Escape from Tarkov(ベンチマークまとめ)(New !!)
- Rainbow Six Siege(ベンチマークまとめ)
- Fortnite : Battle Royale
- Overwatch
- Assassin’s Creed Valhalla(New !!)
- Watch Dogs Legion
- モンスターハンターワールド(ベンチマークまとめ)
レビューに使用するベンチマーク対象ソフトは以上の12個です。ベンチマークに使いやすいソフト、日本国内で人気のあるゲームを中心に選んでます。
定番ベンチマーク:3DMark
「3DMark」はグラフィックボード用の定番ベンチマークです。グラボの性能をざっくりとスコア化(Graphics Score)して、性能を分かりやすく比較できます。
DX11で動作するフルHD向けベンチマーク「FireStrike」では、RX 6600 XTは27600点。ライバルのRTX 3060を3割近く引き離します。実際のゲーミングでも同じくらいの性能を見せてくれると嬉しいです。
DX12で動作する、WQHD向けかつ比較的新しいゲーム向けの「TimeSpy」では、若干スコアが落ちてRTX 2060 Superより少し良い程度に。高解像度だと性能が出づらい可能性を示唆します。
他のグラフィックボードとベンチマークスコアの比較をしたい方は、↑こちらのグラボ性能まとめ表も参考にどうぞ。
VRゲーム性能:VRMark
日本はヨーロッパ圏を超えるVRゲーム大国でして、VRゲームのためにグラボを求める人も少しずつ増えています。VRゲーム向けの定番ベンチマーク「VRMark」を使って、RX 6600 XTのVRゲーム性能を検証します。
「Orange Room」はVRMarkで一番軽い(HTC ViveまたはOculus Riftの動作チェック的な)テストです。RX 6600 XTのスコアは約13800点、先代のRX 5600 XTやライバルのRTX 3060を2割近く上回るスコアです。
「Cyan Room」はDX12で動作するVRベンチマークで、2番目に重たいです。全体的に性能差が縮小するものの、RX 5600 XTやRTX 3060をしっかりと抑えています。
「Blue Room」は将来のハードウェアを前提として用意された、5K解像度の重量級VRベンチマークです。OrangeやCyanで高スコアを記録するRX 6600 XTですが、Blue Roomになると途端にスコアが急落しました。
RTX 3060に逆転され、RTX 2060とほとんど変わらないスコアです。どうやらRX 6600 XTは、WQHD以上の高解像度になると性能を伸ばせなくなる可能性が高いです。
【1920 x 1080】フルHDゲーミングの性能
12個のゲームの検証データを平均化して、RX 6600 XTのフルHD(1920 x 1080)における平均パフォーマンスをグラフにまとめました。
RX 6600 XTのフルHDゲーム性能は「平均119.8 fps(下位3%:93.3 fps)」です。1世代前のRX 5600 XTから約20%の性能アップ、ライバルのRTX 3060を約5%ほど上回ります。
なお、平均値はあくまでも参考値で真剣に受け止めないように注意してください。プレイするゲームによって性能はかなり変わるため、平均値の中身も重要です。
RX 6600 XT平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)
フルHDゲーム(1920 x 1080)における、検証したそれぞれのデータはこちら↑のスライドをじっくり見てください。
検証したほぼすべてのゲームで、RX 6600 XTとRTX 3060の性能は僅差です。アサシンクリード:ヴァルハラ、ウォッチドッグスなど、一部のゲームではRTX 3060を完全に打ち負かしています。
Apex LegendsではRTX 3060との性能差は約10%ですが、設定を下げるほどRX 6600 XTの方が高性能になる傾向を確認しているため、FPSゲーマーにとってRX 6600 XTはかなり魅力的です。
【2560 x 1440】WQHDゲーミングの性能
12個のゲームの検証データを平均化して、RX 6600 XTのWQHD(2560 x 1440)における平均パフォーマンスをグラフにまとめました。
RX 6600 XTのWQHDゲーム性能は「平均78.7 fps(下位3%:65.1 fps)」です。RX 5600 XTと比較して約20%の性能アップですが、ライバルのRTX 3060との性能差はほとんど僅差まで追いつかれます。
RX 6600 XT平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)
WQHDゲーミング(2560 x 1440)における、検証したそれぞれのデータはこちら↑のスライドをじっくり見てください。
個別のデータを見て分かる通り、WQHD解像度だとRX 6600 XTの性能が全体的に下がっています。RX 6600 XTが得意とするアサクリやウォッチドッグスですら、フレームレートが低下しており、高解像度と相性が悪い様子が見て取れます。
【3840 x 2160】4Kゲーミングの性能
12個のゲームの検証データを平均化して、RX 6600 XTの4K(3840 x 2160)における平均パフォーマンスをグラフにまとめました。
RX 6600 XTの4Kゲーム性能は「平均37.6 fps(下位3%:31.6 fps)」です。解像度が高いほど性能が下がり、ライバルのRTX 3060に追い抜かされる展開に・・・。
ただ、一応補足しておくと、RX 6600 XTとRTX 3060どちらも4Kゲーミングを快適にプレイするには絶対的に性能が足りていません。快適な4KゲーミングにはRTX 3070以上が必要です。
RX 6600 XT平均フレームレート最低フレームレート(下位3%)
4Kゲーミング(3840 x 2160)における、検証したそれぞれのデータはこちら↑のスライドをじっくり見てください。
全体的に性能が下がっていて、RTX 3060に逆転を許します。
RX 6600 XTは高解像度(というよりデータレートの多いゲーム)が苦手です。VRAMの帯域幅をコストカットするために「Infinity Cache」と呼ばれる独自の技術を使っているのが、高解像度における性能低下を招く要因です。
ライバルのRTX 3060(RTX 3000シリーズ)は特殊な技術を使わずに、物量でゴリ押す設計を採用しています。コスト増を招きやすい代わりに、VRAMの帯域幅がリアルに存在しているので、高解像度でも効率よく性能を出しやすいです。
RX 6600 XTのクリエイティブ性能
ゲーミング性能だけでなく、クリエイティブ性能も検証します。GPUレンダリングの定番「Blender」に加え、OpenCL系の「LuxMark」。それとOpenGL系の「SPECviewperf 2020」を使った検証を行います※。
※Blenderのバージョンを2.90 → 2.92に更新。SPECviewperfのバージョンを13 → 2020に更新。
GPUレンダリング
Blenderの公式サイトで無料配布されているCycles Render向けのベンチマーク「Blender Benchmark」を使って、GPUのみ使用する設定でレンダリングを行います。描画に掛かった時間が短いほど高性能です。
「BMW」のレンダリングは約80秒で完了します。ライバルのRTX 3060は約50秒で2倍近い性能です。一方「Koro」のレンダリングでは約143秒で描画を終え、RTX 3060の約164秒を上回る性能です。
LuxMarkはレンダリングソフト「LuxRender」のパフォーマンスを評価できるベンチマークソフト。Cycles Renderと違って、NVIDIA / AMDのどちらでも「OpenCL」を使ってテストが実行されます。
テスト結果はBlenderとおおむね似ています。順当にコア数(シェーダー数)の多さが処理速度に反映されており、RTX 3060はRX 6600 XTより約1.3倍スコアが高いです。
3DCG / CAD(OpenGL処理)
ワークステーション向けのベンチマークソフト「SPECviewperf 2020」を使って、有名な3DCG / 3DCAD系ソフト「3ds Max」「Maya」「Solidworks」の性能を検証します。
3ds Max、Maya、SolidworksすべてのテストでRX 6600 XTはRTX 3060に打ち負かされる結果に・・・。
RDNA世代のグラボはゲームに特化した設計だけあって、クリエイティブな用途だと性能を発揮しづらい傾向が強いです。RX 6600 XTはほぼ完全にゲーマー向けで、RTX 3060はゲーマーだけでなくクリエイターにも適したグラボと評価できます。
RX 6600 XTの温度と消費電力
消費電力を実際に計測
FF15ベンチマーク(設定:高品質)を実行中に、グラフィックボード本体の消費電力を計測します。なお、消費電力の比較は最大値ではなく「平均値」を使います。
RX 6600 XTの消費電力は130 W台に収まります。RX 5600 XTから微増、RTX 3060より少ない消費電力です。消費電力の伸び以上にゲーム性能が伸びているので、ワットパフォーマンスは相当に改善されています。
電力ロガー機能のついた電源ユニットを2台使って、CPUとマザーボード(CPU以外)に電力供給を分割します。
テスト環境 | ||
---|---|---|
電源ユニット #1システム全体 | 1200 W(80+ Platnium)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 | |
電源ユニット #2CPUのみ | 850 W(80+ Gold)使用モデル「Toughpower iRGB PLUS」 |
FF15ベンチマーク(高品質)のテスト中に、CPU以外の消費電力をロガー機能で測定した後、グラフィックボードを取り外した状態で再び同じテストを実行して測定を行います。
- A:グラボを取り付けた状態で消費電力を測定
- B:グラボを外した状態で消費電力を測定
以上2つのデータを取得したら、「AをBで引き算」でグラフィックボード本体の消費電力を抽出できる仕組みです。
グラボの消費電力はソフト読み(HWiNFO)で確認は可能ですが、グラフィックボードのモデルやメーカーによって表示される数値に差が生じる可能性があるので、ロガー機能のついた電源ユニットを使って測定しています。
少々手間は掛かるものの、ただのソフト読みよりは正確です。
ワットパフォーマンスは?
FF15ベンチマークの平均フレームレートを、先ほど実際に測定した消費電力で割り算して、ワットパフォーマンス(= 消費電力1 Wあたりのフレームレート)を求めます。
RX 6600 XTのワットパフォーマンスは非常に高いです。得意とするフルHD(1920 x 1080)時のワットパフォーマンスは、比較した中で圧倒的トップの効率の良さを見せます。
一方、WQHDや4Kでは性能低下に合わせてワッパが悪化します。
グラボの温度をチェック
FF15ベンチマーク(3840 x 2160)を実行中に、HWiNFOを使ってGPUコア温度を計測します。
なお、グラフィックボードの温度はテストに使用したオリファンモデルの出来によって完全に左右されるため、各GPUの比較は参考程度に見てください。
最大温度(Max)平均温度(Avg)
厚み45 mmのデュアルファン設計は、130 W程度の熱に対して必要十分です。可もなく不可もなく普通に冷えて、動作音も普通です。
まとめ:フルHDでゲームするならコスパ最高の1枚
「RX 6600 XT」のデメリットと弱点
- レイトレは1世代遅れ
- 高解像度になるほど性能が下がる
- クリエイティブ性能が低い
- 「DLSS」に匹敵する機能なし
- 1世代前から100ドルの値上げ
グラフィックボードに何を求めるかで、RX 6600 XTの評価は大きく変わってきます。
もし、WQHDや4Kゲーミングで使うつもりなら、RX 6600 XTは適していません。高解像度でフレームレートを伸ばせる「DLSS」機能を使えないし、レイトレーシング性能も低いです。
「RX 6600 XT」のメリットと強み
- フルHDでRTX 3060以上の性能
- 負荷が軽いほど性能が伸びやすい
- 安定したハードウェアエンコード機能
- 並外れたワットパフォーマンス(フルHD)
- RTX 3060より価格が安い
- フルHD向けグラボとしてコスパ高い
RX 6600 XTはRTX 3060ほど多機能ではない代わりに、フルHDゲーミングでRTX 3060を打ち負かします。平均値で約5%高い性能で、ゲームによっては1.3倍にまで性能差が開きます。
フルHDゲーミング時の強さは相当なモノで、値段を抑えつつフレームレートがもっと欲しいゲーマーに相性ぴったりです。性能の割に消費電力がとても低いのでワッパも優秀です。
フルHDで普通のゲームをする前提でグラボを選ぶなら、6.4万円から買えるRX 6600 XTはシンプルにコスパが良いグラボです。
ハードウェアエンコード機能(AMD VCE)を使った動画エンコードやゲーム実況配信もできます。画質は若干悪いものの、配信性能は安定していてフレームレートもあまり下がらないです(※RTX 3060より下がりにくい)。
というわけで、ちもろぐの個人的な評価は「Aランク」とします。
以上「RX 6600 XTベンチマーク&レビュー:コスパでRTX 3060を打ち負かす」でした。
RX 6600 XTを入手する
価格変動が激しいので、ショップごとに「RX 6600 XT」と検索した場合のリンクをまとめておきました。
価格の目安は、6万円以下なら即買い、6.3~6.5万円は現時点でかなり適正な価格と見て大丈夫です。7万円オーバーは無視してください。
RX 6600 XTを搭載するBTO
RX 6600 XTを搭載するゲーミングPCなら、「G-Tune EM(6600 XT)」がおすすめです。Core i5 + RX 6600 XTのスペックで、価格は約13.2万円(送料込み)、在庫処分の兼ね合いもあって破格の値段設定になっています。
G-Tuneのレビュー記事はこちら↑を参考にしてください。RTX 3060版のレビューですが、基本的にグラボが違うだけなので十分参考になります。
やっぱゲーマーならNVIDIAですよね
出た時の値段なら状況も相まって最高のミドルグラボだったのにマイカスクソ共と転売クズのせいで一気に値段つり上がったな、このクラスのグラボ使う人間はdlssもレイトレもそんな重視せんし素直な性能がそこそこ有ればいい、それを満たすいいグラボ
出た時の価格どころか本来は3,4万クラスで売られるグラボやぞ
AMD自身が6700XTがWQHD向けと言っているので
6600XTで4K動かして厳しいって評価は流石に無理がありますね
比較対象のRTX3060も60fpsに届いていないですし
情報に弱い人が買うと損しそうw
記事内に両方とも4K向きじゃないって書いてあるのに、読み飛ばす様な輩は自業自得でしょう
記事の終わりの方にあるGeForce RTX 3060 Twin Edge OCの「Amazonで探す」リンクを開くと、50,000円という格安ですが、販売元がおかしな名前で、アメリカの住所でロシアの電話番号なページなんですが大丈夫ですか?
6600XTはマイニング性能がやたら高いから価格が異様なのは仕方ない
(逆に言うと来年の夏まで待てばマイニングブームが終わって大量の中古品が市場に流れて神コスパグラボになれるかもしれんが)
最近更新がないからちょっと心配してました。やっぱりやかもちさんの自腹記事は面白いっすね
一度AmazonとAmazonマーケットプレイスの仕組みを調べてみることをお勧めします
ちなみにその出品者はまず間違いなく大丈夫ではありません
6600XTが現状の値段ではとても買えない性能を言うのは全く同意なのですが、それは3060無印の6万円台でも同じことに思います。
でも、某ライターさんなんか6600XTの発売時に高解像度とレイトレの弱さから+1万出してでも3060無印を買うべきと言っていたりで、なんでか日本では3060無印がやたら推されている感じ…。
AMDのグラボはどうしても
ドライバーの成熟を待たないと
真価を発揮出来ないという問題があるので
1年は待たないといけないのが厳しいですね
6600xtはマイナー用途としてはワッパに優れる様でこの点も先代と変わらず
何にせよゲーマーが選択するグラボでは無さそうです
3060無印だって、適正価格は3万円台だと思うんだけど。なんでこんなに推されてるのか、意味不明。不相応につり上がった価格で買う価値はないって。
AMDと言えばクリエイティブ性能と言いたいが3060のVRAMモリモリ構成なら動画編集もいけるよねってのがデカくてな
空き時間にマイニングさせて小遣い稼ぎもしたい、みたいな特殊運用を前提にしない限り選ぶ意味が……
細かい指摘になって申し訳ないのですが、
FSRは別に独自機能じゃないと思うのですが…
※厳密にはGeForce GTX 10シリーズ(Pascal)以降も使える
※最近の実装例だとFarCry6などで、3070で普通に使えるのは自分の方で確認済
3060は機能バランスに優れてDLSSなどテンサーコアの発展性も無視できないのでお勧めするとなると普通に6600XTより上ですが、3060は今現在で5万台で買えるのとで実売価格差も大きくもうどちらが良いかは明らか過ぎになっている感じですね。
というより60番モデルで8万円はそれはないというか、3060Tiや3070にも必然的に流れて実質的なシェアは水面下ではより大差になってしまっているでしょう。
TSMCに依存しすぎた・・・のは仕方がないとしても対策も後手かなと。
ゲーム目的で6600XTや3060買うのは金の無駄ですね
PS5やXboxより高価格で性能下なのはちょっと・・・
3060無印に至ってはNVIDIA公式にVR Readyから外されてますし、最低でも3060tiからって考えのようです
自作PCは冬の時代ですな。
2年前には3~4万出せば買えた性能を手に入れるには倍近くの金が必要に…
今のところ春が来る要素がないのが何とも・・・
RadeonVIIとは長い付き合いになりそうだ
最近銅箔も不足して20%値上がっているようで、今後さらに高騰化する要因の方が大きそうで倍で済んでいる今はまだ良いのかもしれない・・・
あと2~3年我慢しても去年の水準に戻ることは無さそう、かつてハイエンド512bitな290Xがサファイヤが出した日本での想定価格は6.9万円だったころの時代に戻らなかったように。
あのころは為替も1ドル70円台だったりでしたね・・・
大量生産できて市場がだぶつき投げ売りされるようになれば下がる流れになるとは思いますが・・・
やっぱり値段だよねぇ・・・
まぁ、インテルがこっちにも参入するみたいだから何とか楔を打ってほしいもんだ
正直ここまでグラボが高いと新しいゲームにも手が出せないわ
レビューありがとうございました
発売時に買おうか迷っていたので実力が見れて良かったです
素直に予算を積んでワンランク上を買ったほうが長い目でみると良さそうですね
6600XT 8万円~ 3060 5.8万円~
6700XT 9.1万円~ 3060Ti 7.7万円~
実質的に3060か3060Tiの2択状態という・・・
9万円以上出せるとしても6800と戦える3070もあるしで上も塞がっている
1920x1080 最高設定 13ゲーム平均
3060 113.4fps
6600XT 119.6fps
100fps超えていればより重いゲームでもいけそうなラインなので1080p用としてなら6600XTと3060はそこそこ満足はできそう。
1440pならばもう1ランク上は欲しいかなと。DLSS等は除いて考えて。
120Hz以上の高リフレッシュレートモニター環境ならば2ランク上がよりベターでしょうね。
FHD144hzモニター使いには結局RTX3060と60Tiどっちがいいんだろうか
DLSSもResizableBARも使える環境で
FHDなら3060で十分じゃないかな
DLSSだけかけて最低設定でFPSをやるなら多分どのゲームでもモニタの性能限界近くまでフレームレートが出る
サイパンもレイトレウルトラ+最高設定+DLSSなしみたいな無茶振りをしなきゃそれなりに遊べる
VRもやりたいならVRAMが多い分3060のが優秀って場合も多い
PS5が出たせいでゲームの要求スペックがあがる気もするが、3060以上が必要になるころには5060あたりが出ててそれに交換すればいい
DLSSが使えるゲームは120程度はあるようですが、それが前提ならば3060でも割と満足できそうです。
ただサイバーパンク2077のようなレイトレありの最高設定も考慮すると、更に3割以上性能が高い60Tiでも144Hzとなると十分ではないので60Tiが良いのは間違いないですね。
このケースの場合は3080Tiか3090でなければ満足できないと思いますので、現時点では極端なゲーム例でもありますが。
レビューお疲れ様でした。該当モデルのレビューは他では見当たらなかったので参考になりました。
フルHDゲーミングだけが目的+発売時の値段で買えた人以外は満足度が低いでしょうね。マイナーの方はわかりませんが。
5000番台の性能で言うとRX5700XTの省電力版と思われるので、自作のベテランが価格に納得できないというのも頷けます。
初期の値段が最安値という流れが浸透していると、発売してからレビューサイトを見てじっくり購入を考える時間がないのが辛いですね。初期出庫分が売り切れると値段が高騰してしまうので…。
5万半ばで手に入る状況ならいい選択肢だったんですけどね。
いつもの様にUV耐性が高いのでワッパはかなりいいんですが、7万で買うにはちょっと辛い。
FSRに公式対応してないゲームが今の所多いのも辛いですが、有志のシェアウェアで汎用的に使えるLosslessScalingツールがあるのでそれで凌ぐという手もあります。
グラフにちょいちょい入ってくる1080tiもよく考えたらヤバいわ
3060や6600xtと互角に戦える性能
3年以上前に入手可能
今の代替品未満の値段
マジで名機だったんだなあれ
「以前に比べたら費用対性能比的に買う気にならない」ってのはそれ自体はそうなんだけど
半導体材料供給の問題やマイニング問題を鑑みると
「今は高い、安くなってから買え」っていう動きがもはや時代に即してない気もする
「マイニングブームが終わったら」「材料供給が戻ったら」っていうのが
希望的観測だしもう何年も言い続けてることだから・・
1000系や2000系持ってるなら中古価格も上がってるから、3080以下なら差額でちょうどいい金額になるんだよね。
RTX 2060が歴代でも息が長そうな状況ですが、レイトレコアもそうですがテンサーコア有がかなり効いてきてる状況になってますね。
結局3060を55000円くらいで買ってしまった
3060Tiが6万台まで落ちれば買ったんだけどなぁ
4K環境や高リフレッシュレート環境でなければ5.5万で3060は割と良い感じはします。
DLSSが使えるゲームが結構増えてきているのとで。
3060Tiは一月前には6万台で購入できるのもありましたがまた値上がってますね・・・
FHD144hzで不満が出ないくらいには快適なんでこれで良かった気がしますね
中古で買えば問題ないって言いたいが中古も馬鹿みたいに高いんだよなぁ。
やっぱり国産のグラボ作った方が良いよ企業さん。
Intelですら雲行き怪しいのに国産でグラボなんか作れるわけないだろ…
7nmはおろか14nmすら厳しいまであるぞ
TSMCに頼るくらいなら現状のままでいいし
グラボは値下がりする要素が全く無いのと仮想通貨の爆騰で今までスルーされていたハッシュ制限版のモデルまで買い占めの対象になりかねません、適正価格+3~4万でまだ買える今の内に買ってしまった方が良いのかも知れません。
ハッシュ制限版でもソフトによっては7割まで性能を出せる様になっていますのでこれが8割まで行けば再び市場からグラボは消滅してしまうでしょう、現状rtx2070クラス以下のモデルのユーザーは今買わねばはこのままでは2~3年は我慢を強いられる結果になるかもしれません。
半導体価格の高騰、マイニングブームの継続、転売の横行。
今後値上がりはすれど値下がりする要素は一切ないですね。
グラボはもう『ブームで今だけ値段が高くなってる』じゃなくて『需要が増えたから値段が上がった』って捉えるしかないね
食べ物とかガソリンの値段が変わってもせいぜい1週間ぐらいしか我慢できないように、グラボの値段が変わったことも『いつか安くなるからそれまで待つ』じゃなくて、『安くなるまで待てないから買うしかない』になってる
今だけ値段が高いという状況ではないというのはそうでしょうね。
TSMCレベルで1割程度値上げするという情報もあるので、まだまだ高くなるのではと。
なんとなく8~9月ごろ買っておけばよかったと12月になって思う状態になる流れですね。
年単位で待てないなら必要な時に買うしかない。
2~3年は価格落ち着く事無さそうだけどね。
新工場をつくっても本稼働は数年掛かりそうですし、また減価償却の面でもコスト高になりそうで5年くらいは高値が続きそうで、もうこのままずっと続くと思っていいのかもしれない。
特にGPUでつかうプロセスは高コスト化が進みそうなのと、中古市場も活発化しそうで中古も高値で安定しそうなのとで。
これはまたとんでもなく酷い偏向レビューだな
6600XTのレビューでここまであからさまなNVIDIA寄りの超偏向は見たことない
いくら3060無印の不出来さが知れ渡ってて市場で余りまくって在庫抱えてるからって、発売時5万台半ばで売られてた6600XTと、その当時7万円台で売ってた消費電力も性能も全負けのTGP170Wの3060無印を買えばいいとか・・・
ちもろぐってこんなとこだつたんだなと実感
んで、何MH/s出るんです?
マイニングを推奨しているサイトとしてハッシュレートを載せないのはおかしいですよね?
↑×2
人がいなくなった頃を見計らって書き込むあたりが姑息ですね
さまざまな見解で自分が納得すれば良いのかな。色んな意味でこのような記事はすごくありがたいです。
RX570/8GBを1.8万で購入した後4.3万で売却。6.0万でRX6600XTを購入。RX570の売却時の差額2.5万をRX6600XT購入額から引いて→3.5万が1年前辺りの本製品価格なのかな。
現時の価格が今後の普通なんだと刷り込まれそうな雰囲気が気になります。
ほんと市井のグラボのレビュアーがいなくなるんじゃないかレベルで高いっすね…
3万で買えた1660が6万とか狂気の沙汰ですよ
何MH/s出るんですか?
前にマイニングを推奨する記事を挙げておいてマイニング性能をテストしないなんて無責任ですよ
今現在安めのモデルは7万前後まで値下がりして3060とどっこいどっこいくらいになってきてる模様
もうAMDとかNVIDIAが言ってる価格が機能してないから市場のその時の価格と動向を見ないと一概に価格がどうこう言えないのがまた面倒な時代ですな
その時とこれから予想される価格で見なければ
一日のすべての良い時間のために、私は良いオンラインカジノを見つけることができる長い時間のために考えたが、私はどこにもそれを見つけるこ 私はあなたがこのリンクに従えば、カジノエックス ログイン あなたは非常に満足すると確信しています
わろてぃん
どれだけ自腹で買ったのが悔しかったのやら。
ショップやメーカと真っ当な関係とは思えない
今だと価格は同等か逆転している感じなので悪くはないかな
このレベルのグラボでFHDよりも上の解像度で使うとか最初から無謀だし
随分と落ちぶれたなぁ
すこしづつですが値下がりしていますね
このままインテルのグラボがでる時に更に下がってくれればいんですが・・・
今見たら3060の方が6600XTよりも1万円高くてワロタ…ワロタ…(´・ω・`)ワロエナイ
どうしてこうなった
2月現在3060が平気で7万以上する中でなぜか6600xtは6.5万出せば十分買えるところまで値下がりしてるのでFHDゲーム目的だけなら6600xtの方が性能は同等以上でワッパ良く値段も安く調達できるのでおすすめしたい
今の状況を見ればFHD144Hzゲーミングでベストバイ(なお今は時期が悪い)
なんでここまで値段差がつくのだろう
グラフィックカードの相場は複雑怪奇
前から疑問やったんやけど、3060の補助電源って基本8pinでは?
一部は8+6pinだったり8+8pinだったりするけどかなり希少で
12(6+6)pinの3060って見たことないような
4月も半ば過ぎた現在はどちらも値下がりしてきて
6600XTとRTX6600が大体60000円と同じ値段なので
用途別でならいい勝負になってるのかなー
次のシリーズまで半年程度なのでグラボ更新すべきか迷う
RTX3060を購入しようと思いましたが、SAPPHIRE PULSE Radeon RX 6600XT GAMMING OC 8G DDR6が48,000円だったのでこちらを購入しました。販売元のアスクでは販売終了となっているので在庫一斉セールみたいですが、FHDではそこそこの性能で満足しています。