CPUについて少し詳しくなると、Core i7の上には「Xeon」というブランドが用意されていることに気づくはず。ネーミングがとても強そうだし、価格も中々のモノなのでi7やi9よりも上位の存在に感じてしまう。
しかし実態は「用途次第のCPU」であり、ほとんどの人にとってはi7やi9の方が満足できる結果を得やすい。
企業やサーバー向けのCPU「Xeon」
Xeon(ジーオン)は1998年に、インテルがエンタープライズ市場向けに開発したCPUブランドのこと。一般向けにパソコンショップ屋で売られているような、安くて数千~高くて数万のCPUには無い、拡張機能を備えているのが強み。
Xeonは「ECCメモリ」に対応している
パソコン用メモリは大きく2種類ある。「普通のメモリ」と「ECCメモリ」。画像を見ての通り、普通のメモリとECCメモリに実装されているチップの数が違うことがわかります。
この1つ余分に追加されているチップに、メモリの信頼性を高める保護機能が備わっています。この保護機能のおかげで、ECCメモリは「データの破損を検出し、自動的に訂正する」ことが可能になっているんだよね。
データの正確性が非常に求められるような局面でECCメモリは多用されています。たとえば、大規模サーバーや顧客データを管理するシステムだとか…、パソコンを普通に使う分にはほとんど必要にならない。
XeonはそのECCメモリを使える機能を備えている。普通のPentiumやCore i7には備わっていない。これが1つ目の大きな違いです。
Xeonの特権「マルチソケット」
普通のCPUはマザーボード1枚に対して、1個しかCPUを搭載できません。しかしXeonはスケーラビリティという機能を備えているため、デュアルソケットやクアッドソケットのマザーボードを使用可能。
例えば、CPUソケットが2個ついているマザーボードに「Xeonを2つ搭載して、コア数を倍増。」なんていう荒業が使えるわけです。そしてXeonのブランドによって、対応しているソケット数が違うのも特徴。
- 5世代以前のXeon:型番4桁の最初の1文字で判別可能
- 6世代以降のXeon:ブランドで判別可能
世代によってルールが違うので注意。分かりやすいように例もまとめてみました。
Xeonの世代 | 型番の例 | 対応ソケット数 |
---|---|---|
5世代以前のXeon | Xeon E3 1246 V3 | シングルソケットのみ(CPU1個) |
Xeon E5 2460 V3 | デュアルソケット対応(CPU2個) | |
Xeon E5 4627 V2 | クアッドソケット対応(CPU4個) | |
6世代以降のXeon | Xeon Bronze | デュアルソケット対応(CPU2個) |
Xeon Silver | デュアルソケット対応(CPU2個) | |
Xeon Gold | クアッドソケット対応(CPU4個) | |
Xeon Platinum | オクタソケット対応(CPU8個) |
こんな具合ですね。「Xeon Platinum」って4コアしか入っていないのに7000ドルも掛かるわけですが、最大で8個のCPUを連携できるのが大きな理由。仮に28コアのXeonを8個使えば、224コア448スレッドになる。
もちろん莫大なマルチスレッド性能だけでなく、大規模なシステムを構成可能になるのもマルチソケット化の強み。Xeon PhiやNVIDIA Teslaといったアクセラレーター系のハードウェアを何十枚も束ねるなら、複数のCPUは大いに役立つということ。
8枚のグラボをつなごうとするとPCIeレーン数が足りなくなってしまうが、Xeon2個使えば何とかなる…という発想ですね(これでもx16接続を2枚、x8接続を6枚という具合にやや不足気味ですが)。
4つのXeonを搭載可能な超大型マザーボード。メモリスロットは48レーンあるので、64GBモジュールを詰め込めば最大3TBのメモリ容量に(Xeon Platinum1個で768GBサポートなので、4個で3TB対応になりますね)。
と…こんな感じで、とにかく馬鹿でかいシステムを組むならXeonのマルチソケット機能は重宝するというわけ。もちろん、ほとんどの人にとって必要な機能ではない。本当に企業向けの仕様と言えますね。
Intelの公式カタログスペック(ARK)には「4S」「S4S」と、2種類の表記が存在する。接頭辞に「S」がついている場合は、CPUにQPIリンクが3つ搭載されており、そうでない場合は2つしかない。
「S4S」でクアッドソケット構成にする場合、各CPUが直接接続されることになるが「4S」で構築する場合は間接的な接続になるCPUが出て来てしまう。
大量のコア数による、圧倒的なマルチスレッド性能
Xeonで目立つのが「コア数」だと思う。ECC対応やマルチソケットがXeonの特権だが、大抵の人は「Xeonでコア数ものすごく多そう。」というイメージを持っているはず(ぼくも最近までそうだった)。
CPU | 最大コア数 | スレッド数 | 該当CPU |
---|---|---|---|
Ryzen 7 | 8 | 16 | Ryzen 7 1700 など |
Ryzen Threadripper | 16 | 32 | Ryzen Threadripper 1950X |
AMD EPYC | 32 | 64 | EPYC 7601 など |
Core i7 | 6 | 12 | Core i7 8700 / 8700K など |
Core i9 | 18 | 36 | Core i9 7980XE |
Xeon Bronze | 8 | 8 | Xeon Bronze 3106など |
Xeon Silver | 12 | 24 | Xeon Silver 4116など |
Xeon Gold | 22 | 44 | Xeon Gold 6161 など |
Xeon Platinum | 28 | 56 | Xeon Platinum 8180 など |
Xeon Phi | 72 | 288 | Xeon Phi 7295 |
POWER 9 | 24 | 96 | POWER 9 (PowerNV) |
※ Xeon Phiは「Knights Landings」世代が登場するまでは、CPU感があまり無いので数えないほうが良いかな。
「Core i9」が登場するまでは、たしかに10コア以上の世界はXeonの特権※だったかもしれない。今は最大で18コアを持つ「Core i9 7980XE」が存在するので、大量のコア数はXeonの特権という感じはなくなりました。
※ Core i7の一部Extreme Editionを除いて。
それでも20コア以上の世界は依然としてIntel製品の中ではXeonにしか無いため、マルチスレッド性能の強さはスゴイ。加えて先程解説したマルチソケット化で更にマルチスレッド性能を伸ばすことが可能(これはCore i9には出来ない)。
参考例はこの動画。「Xeon Platinum 8180」(28コア)を4基搭載するので、112コア224スレッドという驚愕のコア数を実現している。スコアは最大で「11584cb」。レンダリングマシンとしては最強ですね。
一方、コア数の増加に伴いクロック周波数が低下するため、シングルスレッド性能に優位性はありません。しかもコア数が多ければ多いほど、その性能を使い切れるアプリケーションが限定的になっていくため用途も特殊な方向性になる。
「Ryzen 7」や「Core i5」(8世代)に代表される6~8コアで一般ユーザー向けには十分過ぎる性能が得られている現状…、一般ユーザーにとって20コア以上の処理性能が必要になることはまず無いだろう。
豊富な拡張機能
Intel ARKに掲載されているカタログスペックを確認すると、Core i7 7700Kには「38個」の拡張機能が搭載されている。一方のXeon Pentium 8156には「50個」もの拡張機能が搭載されています。
CPU | Core i7 7700K | Xeon Platinum 8156 | ||
---|---|---|---|---|
拡張機能 | MMX | MMX Extension | MMX | MMX Extension |
EMMX | Extended MMX Extension | EMMX | Extended MMX Extension | |
SSE | Streaming SIMD Extensions | SSE | Streaming SIMD Extensions | |
SSE2 | Streaming SIMD Extensions 2 | SSE2 | Streaming SIMD Extensions 2 | |
SSE3 | Streaming SIMD Extensions 3 | SSE3 | Streaming SIMD Extensions 3 | |
SSSE3 | Supplemental SSE3 | SSSE3 | Supplemental SSE3 | |
SSE4.1 | Streaming SIMD Extensions 4.1 | SSE4.1 | Streaming SIMD Extensions 4.1 | |
SSE4.2 | Streaming SIMD Extensions 4.2 | SSE4.2 | Streaming SIMD Extensions 4.2 | |
AVX | Advanced Vector Extensions | AVX | Advanced Vector Extensions | |
AVX2 | Advanced Vector Extensions 2 | AVX2 | Advanced Vector Extensions 2 | |
ABM | Advanced Bit Manipulation | AVX-512 | Advanced Vector 512-bit | |
BMI1 | Bit Manipulation Instruction Set 1 | AVX512F | AVX-512 Foundation | |
BMI2 | Bit Manipulation Instruction Set 2 | AVX512CD | AVX-512 Conflict Detection | |
FMA3 | 3-Operand Fused-Multiply-Add | AVX512BW | AVX-512 Byte and Word | |
AES | AES Encryption Instructions | AVX512DQ | AVX-512 Double and Quad | |
RdRand | Hardware RNG | AVX512VL | AVX-512 Vector Length | |
ADX | Multi-Precision Add-Carry | ABM | Advanced Bit Manipulation | |
CLMUL | Carry-less Multiplication Extension | BMI1 | Bit Manipulation Instruction Set 1 | |
F16C | 16-bit Floating Point Conversion | BMI2 | Bit Manipulation Instruction Set 2 | |
x86-16 | 16-bit x86 | FMA3 | 3-Operand Fused-Multiply-Add | |
x86-32 | 32-bit x86 | AES | AES Encryption Instructions | |
x86-64 | 64-bit x86 | RdRand | Hardware RNG | |
Real | Real Mode | ADX | Multi-Precision Add-Carry | |
Protected | Protected Mode | CLMUL | Carry-less Multiplication Extension | |
SMM | System Management Mode | F16C | 16-bit Floating Point Conversion | |
FPU | Integrated x87 FPU | x86-16 | 16-bit x86 | |
NX | No-eXecute | x86-32 | 32-bit x86 | |
HT | Hyper-Threading | x86-64 | 64-bit x86 | |
TBT 2.0 | Turbo Boost Technology 2.0 | Real | Real Mode | |
EIST | Enhanced SpeedStep Technology | Protected | Protected Mode | |
VT-x | VT-x (Virtualization) | SMM | System Management Mode | |
VT-d | VT-d (I/O MMU virtualization) | FPU | Integrated x87 FPU | |
TSX | Transactional Synchronization Extensions | NX | No-eXecute | |
MPX | Memory Protection Extensions | HT | Hyper-Threading | |
SGX | Software Guard Extensions | TBT 2.0 | Turbo Boost Technology 2.0 | |
Secure Key | Secure Key Technology | EIST | Enhanced SpeedStep Technology | |
SMEP | OS Guard Technology | SST | Speed Shift Technology | |
IPT | Identity Protection Technology | TXT | Trusted Execution Technology (SMX) | |
– | – | vPro | Intel vPro | |
VT-x | VT-x (Virtualization) | |||
VT-d | VT-d (I/O MMU virtualization) | |||
EPT | Extended Page Tables (SLAT) | |||
TSX | Transactional Synchronization Extensions | |||
VMD | Volume Management Device | |||
NM | Node Manager | |||
KPT | Key Protection Technology | |||
PTT | Platform Trust Technology | |||
Run Sure | Run Sure Technology (RAS Capability) | |||
MBE Ctrl | Mode-Based Execute Control | |||
Node Ctrlr | Node Controller Support |
主に「AVX-512」に関連する拡張機能の他、「vPro」「Trusted Execution Technology」「Key Protection Technology」などセキュリティに関わる拡張機能も一般向けCPUよりずっと多く搭載済み。
企業向けのCPUなので、やはり保守性や信頼性に重きを置いていることが分かる。
Xeonの「違い」まとめ
- ECCメモリに対応している
- 複数のCPUをまとめて利用できる(マルチソケット)
- デュアルソケットなどを活用することで、次元の違うマルチスレッド性能を得られる
- 一般向けCPUより幅広い拡張機能が実装されている
だいたい大きな違いは以上の通りです。
想定している「用途」が特殊なので、一般的なパソコンやゲーミングマシンを使っている人が使うとなると性能の殆どを活かせないかと。せいぜい「Cinebench自慢」が出来るくらいかな。
ゲーミングや単純な動画エンコード(シングルパス)の場合は、シングルスレッド性能が高いCPUの方がコスパよく高いパフォーマンスを得られるのが事実ですね…。
以上「XeonはCore i7やi9と比べて何が違うのか?」について、自分の知識整理もかねて書いてみました。
3~4年前だったかな。詳しい型番を忘れてしまったが、Core i5と同じ価格なのに「4コア8スレッド」構成のXeonが売っている時代があったんですよ。「内蔵GPUは無いけれど8スレッドは魅力的。」みたいな感じで割りと好評だった記憶が。
でも、最新の「Xeonスケーラブルプロセッサ」(Skylake-SP世代)はそういう要素は無いですから。あえて言えば「Xeon Silver 4108」が約400ドルで8コア搭載なのでコスパ良さげに見えます。
…見えるとかと思いきや、対応ソケットはLGA 3647ですし、そもそも8コアで良いなら300ドル台の「Ryzen 7 1700」もありますからやっぱり微妙。今後のXeonは本当にエンタープライズ向けですね。
あと10年後にはXeonもクロック上がってるんだろうな。もうその頃にはXeonが普通でCoreiを懐かしむようなことになっているのかもな。
xeonの立ち位置わかってなさそう
おまえがな。
32コア64スレッド(2CPUで64コア128スレッド)のEPYCがどこまでくいこめれるかですねぇ(´・ω・`)
iMac Proはなぜi7ではなく(i9は設計当初ロードマップになかったAMDによる偶然の産物でしょうから一旦省く)Xeonを採用したのでしょうか?
「Xeonはエンタープライズ向け」というのはよく理解出来たのですが、iMac Pro(&Mac Pro)はエンタープライズのサーバー未満であるプロ・クリエーターのワークステーションとして、も想定顧客とするとXeonの特徴のうちマルチコアがニーズなのかと思われます。
コンシューマで言うところの「FFを高画質で楽しむならグラボのボトルネックにならないi7が良いよ」といった”i7ではなくXeonを採用すべきしきい値”のような用途はど程度にからになりますか?
恐らくマルチソケットと拡張機能を採用しないiMacPro/Mac ProこそThread Ripperが最適解だったのだろうなぁと思いつつ。。。
iMac Proの公式ページを見てきたら「Adobe」の画面があってビックリ。Adobeのように10コア以上のCPUに対して最適化が進んでいないソフトを使うことを想定するなら、コア数が多くてシングル性能が低いXeonは的はずれな選択になるんですよね。
ただ、レンダリングや3DCG編集、建築ソフトウェアを想定するならマルチコアが結構効きやすいので、iMac Proはレンダラー向けのマシンと言えそう。あとはXeon自体のブラント力や、価格的にプロ向けなのでプロのコンテンツクリエイター相手に売り込みやすいというインテル側の思惑も見られます。
< Xeonを採用すべきしきい値”のような用途はど程度にからになりますか?
Ryzen TRやCore i9で十分な気もするので、中々難しいですね。28コアもあれば、VMWareなどの仮想マシンソフトで2コア搭載の仮想マシンを10個くらい展開するとか…そういった使い方ですかね。仮想マシン10個も作って何に使うのかが思いつかないけれど。
あとは、超高解像度(4K@60fpsや8K@25fpsとか)でリアルタイムエンコードをするとか…かな。4K画質を限りなくドロップフレームなしで生配信するなら、Xeonが選択肢に入るかもしれません。
今更な話なのですが内蔵GPUがない場合のメリットってコア数を増やすだけなのでしょうか?シングルスレッドはOCで上がらない?
後シングルスレッドが~とよく見るけどマルチで使えるのはどういったゲームですか?たしかDirectXのバージョンで変わるとは聞きましたが10からでしょうか?
ゲーム側の対応次第だと思います。FFXVやCoD:WW2は、Ryzen 7(8コア)がCore i7(4~6コア)と同格のゲーミング性能を示すようになってます。
Ryzenが登場するまでメインストリームのCPUは基本的に「4コア一択」だったため、Ryzenが登場する以前のゲームソフトは全体的にシングルスレッドの方が重要な傾向です。
< DirectXのバージョンで変わる
比較的マルチスレッド性能に意味があるのはDirectX12かな。これもゲームによって結構変わってくるので一概にいえない部分ですが。
< 内蔵GPUがない場合のメリットってコア数を増やすだけなのでしょうか?
チップの面積は限られているので、GPUが無い方がコア数を増やしやすいと思います。あとは面積に余裕ができることで、キャッシュの大容量化・IO帯域幅の拡張がし易いのもメリットになるかと。
※個人的には内蔵GPUが無いCore i7という具合に、同スペック品よりやや安価なCPUを出して欲しいところですが、Intelにとって旨味が無いのでそのあたりは期待できそうにないです。
マイニング用?
Xeon Phi 7220(68コア・272スレッド)を8枚使って(=つまり544コア / 2176スレッド!!!)、Moneroを採掘しているマイナー(採掘者)はいます。
Monero採掘ガチ勢には「Vega FE」を8枚使う人が多いのですが、8枚分のコストは約8000ドルで合計TDPは3000Wほど。これでハッシュレートはだいたい17200H/s前後になる。
一方のXeon Phi 7220 x8だと、合計TDPは2200Wで、8枚買うのに約12000ドル。ハッシュレートは24000H/sなので、Phiを使ったほうが効率よくマイニングできる可能性は濃厚ですね(Moneroに関しては)。
※グラボの価格のみで考えた場合です。マザーボードや電源(2000Wや3000W級になると電気事業者に相談も必要かと)のことも考えると、もっとコストは高くなります。
参考:lukMinerさんのブログ
X付きcore i7やcore i9を使ってる人はどういう用途で使ってるのか最近気になってます。
Xeonと違って純粋に無印i7、K付きi7の更に上の性能が欲しい人向けでしょうか?(その性能で何をやるんだ?)
最近の自作では、Core i9 7940Xを動画編集用マシンとして製作しました。Adobe系ソフトで4K~8K動画を編集するなら、シングル性能が強くてマルチスレッド性能もスゴイCore i9は適任です。
参考:【自作PC】予算100万円で作る、4K & 8K動画編集用マシン
あとはエンスージアストと呼ばれる、性能に燃えている人がX付きやCore i9を手に取る傾向もあります。「タスクマネージャーに窓がたくさん…」というところに燃えたり、「Cinebenchで3000点超え!!」が好きな人に人気があります。
どちらにせよ、Core i9はゲーマーよりクリエイター向けのCPUということです。
遅くなりましたが返信ありがとうございます。TwitterでCore i9の購入報告をしている人を見かけたのですが、おっしゃる通りクリエイターさんでした。
LGA1366世代なのですが、
4コア8スレッドではあるものの
ベースクロック3.6GHzとLGA1366の中では最強である
Xeon X5647を5000円で入手しました。
このCPUは強いといえるのでしょうか?
Xeon X5647という
LGA1366中で最強の定格3.6GHz、4コア8スレッドのCPUを入手しました。
そこで質問なのですが、
このCPUは普通にcore i7と同じように使えるのでしょうか?
クロックもコア数もcoreシリーズと似ているので
勢いで購入してしまったのですが・・・
4コア8スレッドで、3.6 GHz駆動のCPUが5000円なら普通に強いと思います。
Core i7と同じように使えるかと言うと、当然i7 8700Kなど6コア搭載の最新i7には敵いません。i7 3770Kやi7 4670くらいかと。
Xeon使う理由は、メモリーのハードエラーがログに残る。
Core iシリーズは、残らない。
映像処理、メモリ故障に気づかずノイズが乗る。
ログを見てわかるのがXeon、分からないのが、Core iシリーズ。
失敗を犯さないために、Xeon+ECCメモリは価値が有る。
Z97世代の頃のXeonですね。
E3-12xx v3の内蔵グラフィックス無し。
当時、i7-4790Kが買えなくて
でもOCしないしってことでXeonを買って未だに使ってます。
レンダリングとか分散処理できるのだと超高性能が1台よりそこそこの性能が2台もしくはそれ以上の方が高速とは言われますね。
ただし分散処理には台数文のライセンス代が必要となり、1ライセンスにうん十万、下手すると100万以上マルチソケットの利点はあったりと意外と悩ましい。特にそういうソフトは年間の保守契約というかサブスクリプションに入るだろうから塵も積もればに。
何か関係ない話にそれたきが。
パーソナル CPU は、ある意味退化したんだよな。1990年代中盤~2000年代初頭の CPU は、ECC メモリに標準対応しているものが主流であった。Core シリーズがでたあたりから、企業向けと個人向けの CPU が明確になって、個人向けの CPU は ECC 非対応になった。
HP Z420を使用して仕事をしています。先日、CPUをXeon E5-1620V2 3.7GHzからXeon E5-2637V2 3.5GHzに交換しグレードアップ図りました。メモリはDDR3 24GB ECCです。Display adapterはQuadro4000です。CPU交換により処理能力が向上すると期待していましたがベンチマークテストをした結果は逆に少し悪くなりました。なぜか??高価なCPUに交換したのに!!
その2つのCPU、値段の大きな違いはスケーラビリティですね…。後者のCPUはメモリをたくさん載せられ、最大2ソケットのマザーボードで利用できるのが大きなメリットであって、コア数やクロック周波数は若干大人しい仕様のようです。
単に性能アップを目指すなら、E5-1650 v2(6コア @3.5~3.9 GHz)の方が効果的です。コアが4から6に増えているので。
DDR5になるとECC必須になるという話も出ているので、将来的にはXEONはこの記事に出てくるようなサーバー、ワークステーション用途しか市場がなくなるかも。
かつては一般でも使えた物だけども、また手に届き易くなるのは楽しみです。現状いつ出るかが不透明ですが笑
[…] に蛇足ですが、Xeonの方が拡張機能が多く用意されています。深くは触れませんが、vPro,SMX,RAS等の拡張機能にも対応しています。また、Xeonプロセッサの内部メモリ(L1~L3キャッシュ)はECC […]
2003年に、秋葉原のOTTOで、ペンティアムを「4つ」搭載した
IBMの「中古」サーバーを、10万円で購入し、XPで使っていた。
欠点は、机ほどの大きさと放熱。冬は、暖房無しで平気だった。夏は、エアコン
をフル回転させてやっとの状態。
昔は、ペンティアムでもマルチソケット、ECCが流行ってたけど、時代の趨勢。