「グラフィックボードの性能が分からない」性能比較と解説

「こんな用途を考えているんですが、このグラボで行けますかね。」「スコアは良いらしいんですが、実際どれくらい動くか分からない。」と、こんな感じでグラフィックボードの性能について質問する人は必ずいる。

実際のところ、確かにスコアだけではグラボの性能って見極めづらい。慣れてる人からすれば、点数を見ただけでどれくらい動くか検討はつくが、そうでない人のほうが圧倒的に多いのだ。だからこの記事ではグラボのスコアをまとめつつも、性能について解説をしてみたいと思う。

 更新情報

  • 2017/07/18:R9 Nanoを追加。R9 Fury Xの評価を調整。RX 580をミドルクラス編に移動。
  • 2017/10/19:RX Vega 56 / 64を追加。
Sponsored Link

もし…この時点で「こんなに多いのかよ。読んでられない…かも…。」と感じた人は、特にオススメなグラフィックボードだけを重点的に解説した記事を用意したのでそちらをどうぞ。

ハイエンドGPU編

Amazonの新品価格が3万円を超えている「ハイエンドクラス」のグラフィックボードから行きます。グラボの並び順はPassmark Scoreが高い順にしました。上に行くほど理論上の性能は高くなります。

 各項目の説明

  • ゲーミング性能の高さをゲージ化したもの。Passmarkとは違う。
  • Passmark:というベンチマークスコア。グラフィックボードの理論上の性能を数値化したもの。
  • 価格:Amazonの新品価格。記事を書いた時点で確認できた、最安価格を採用している。
  • VRAM:規格と容量だけ。
  • TDP:消費するであろう電力のこと。グラボ選びでは意外に重要なポイント。
  • ランク:主観でオススメ度をつけています。

Radeon RX Vega 64

Passmark : 11802点

価格:110000円

HBM2 8GB

TDP:295W

B

「RX Vega 64」はAMDが2017年9月に投入した、Vega世代のハイエンドGPU。膨大な数のシェーダユニット(コア)数を備え、GDDR5Xを超える転送速度を持つ「HBM2」を採用している。

正直なところ…カタログスペックでは明らかにGeForce 10シリーズと渡り合えるはずなんだが、実際のゲーミングパフォーマンスはGTX 1080と互角で、ゲームによってはGTX 1070と同等まで落ちることも。

不安定な最適化具合や、GTX 1080相当の割には優れていないワットパフォーマンス(295Wに対してGTX 1080は180W)。しかし性能以前の問題がある。国内価格がMSRPの2倍近くと、あまりにもボッタクリな点…。

※MSRPは599ドルで、国内価格は11万円前後。明らかにボッタクリです。AMDによればHBM2の調達が滞っていて、十分な在庫を用意できていないのが原因とのこと。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★
評価
☆☆☆☆☆
★★

Radeon RX Vega 56

Passmark : 11404点

価格:75000円

HBM2 8GB

TDP:210W

B

「RX Vega 56」はAMDが2017年9月に投入した、Vega世代のハイエンドGPU下位モデル。Vega 64と同様に、膨大なシェーダユニット数や高速なHBM2を搭載するのが特徴。

カタログスペックではライバルとして想定しているGTX 1070を明らかに上回るが実際のゲーミング性能はGTX 1070をやや下回る。ソフト側の最適化に問題があるのは間違いないが…。

やはり国内価格のボッタクリ状況がひどい。MSRPは399ドルに対し、実際に国内で流通している価格は70000~90000円と2倍近い状態。4万円前後で購入できれば魅力的ですが、今は全く魅力がない。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
評価
☆☆☆☆☆
★★

NVIDIA Titan Xp

Passmark : 13959点

価格:238000円

GDDR5X 12GB

TDP:250W

B

「Titan Xp」は2017年上半期の時点で、Passmark最高のスコアをマークしているシングルボード最強のGPUです。だんだん流行りつつある「4K」や「VR」でのゲーミングにも耐える、高性能GPU。

ただ、価格が1200ドル(国内では20万円超え)もするくせに、性能はGTX 1080 Tiと比べて5~10%程度しか変わらない。正直言ってコストパフォーマンスは悪いので、NVIDIAの大ファンでもない限り買う必要はないだろう。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
評価
☆☆☆☆☆
★★

NVIDIA GTX 1080 Ti

Passmark : 13383点

価格:89200円

GDDR5X 11GB

TDP:250W

S

シングルボードで2番目の性能を持つハイエンドGPU。あらゆるゲームをフルHD~WQHD画質で快適に動かすことが可能な性能を持っていて、4K画質に関しても完全とは言わないがほとんどのゲームで動かせる。

価格は699ドル(国内8~10万円)で、この価格帯のグラボでは最強。Titan Xpには劣るが、倍近い値段を払ったところで性能が10%程度しか伸びないため、コスパは確実にGTX 1080 Tiが優秀

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA Titan X Pascal

Passmark : 13085点

価格:238000円

GDDR5X 12GB

TDP:250W

C

2016年の後半に発売された、Pascal世代の「Titan X」です。GTX 1080より性能は高いが、その後に登場した「GTX 1080 Ti」に最強の座を明け渡しています。これを買うなら1080 Tiを買いましょう、ということです。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA GTX 1080

Passmark : 11983点

価格:67600円

GDDR5X 8GB

TDP:180W

A

「GTX 1070」と比べると、ややコスパは落ちる。性能はさすがGTX 1000番台のハイエンドクラスというだけあって非常に高く、WQHD画質までなら大抵はケロッと動かしてしまう。立ち位置としてはGTX 1070では不安な人向けといったところ。

逆に4K画質で万全を期すのであれば、これより更に上の「GTX 1080 Ti」が選択肢になるだろうし。GTX 1080 Tiが存在する今では、なんだかんだ言って中途半端な位置にいるグラボです。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA GTX 980 Ti

Passmark : 11319点

価格:60500円

GDDR5 6GB

TDP:180W

B

GeForce 10(GTX 1000番台)シリーズよりひとつ前の世代です。「980 Ti」は2015年当時はシングル最強クラスでしたが、今では「GTX 1060」より少し高いくらいの性能です。

Passmarkスコアは確かにGTX 1070並ですが実際のゲーミング性能はGTX 1070よりも劣るため、今から新品を購入するのはあまり賢い選択とはいえません。中古で格安で売っているなら別ですが…。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA GTX 1070

Passmark : 11025点

価格:51200円

GDDR5 8GB

TDP:150W

S+

非常にコストパフォーマンスに秀でた、ハイエンドGPU。これさえあれば、フルHD(1920×1080)でのゲーミングはほぼ無敵であり、WQHDの場合も2017年以降の最新タイトルで無ければ、それなりに動きます。

WQHD画質の場合、例えば「PUBG」であれば平均55~58fpsで動作します。フルHDなら最高設定でも平均80~84fpsで動作するため、極めて高い性能を持っていると言える。価格的にも、購入して失敗する確率が極めて低いグラボです。

なお、当然のことながらシングルボードでは4K画質での平均60fps超えは厳しい。あくまでも想定しているディスプレイサイズがWQHDまでならコスパ最高のグラボという意味。詳細は以下の記事にまとめた。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA Titan X

Passmark : 10660点

価格:298000円

GDDR5 12GB

TDP:250W

C

新品価格は約30万円ですが、中古なら8万円程度で入手可能。しかしながら、たとえ8万円台で入手できたとしても価格に見合った性能なのか、と言われると「はい」とはいえない性能。

性能的には「GTX 1080」「GTX 1070」よりも格下なので、VRAM容量が12GBということ以外にまったく良い部分がない。特別な理由がない限り選択肢にはならないグラフィックボードだろう。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

AMD Radeon Vega Frontier Edition

Passmark : 10660点

価格:184800円

HBM2 16GB

TDP:300W

C

AMDが2017年に投入したVega世代のGPU搭載ボード。米国価格は999ドルですが、国内では18万円台から開始している。性能としては残念ながら「GTX 1070」と同格なのでゲーミング目的なら購入してはいけない。

詳細は以下の記事で。ゲーミング性能はパッとしないが、OpenGL系のソフトには強い。NVIDIAのQuadroと競合する製品だから、本来はこの記事にまとめるべきではないのだろうが。気になる人もいると思い、一応入れておいた。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA GTX 980

Passmark : 9585点

価格:54500円

GDDR5 4GB

TDP:165W

B

GeForce 9(GTX 900番台)のハイエンドモデル。当時としては十分にすさまじい性能でしたが、2017年現在はなんとも言えない立ち位置。

新品価格は54000円以上だが、性能は「GTX 1060」よりも5~10%程度高いだけです。VRAMの容量も2GB少ないし、TDPも45W高いためランニングコストも微妙。

コストパフォーマンスを考えれば間違いなく「GTX 1060」に軍配が上がるため、新品でグラボを入手するつもりなら選択肢にならない。ただ、中古価格も安くても3万円程度はするので、どちらにせよコスパは悪い。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

AMD Radeon Pro Duo

Passmark : 9456点

価格:162000円

HBM 4GB x2

TDP:350W

C

Vega FEが登場する前は、Passmarkで最高スコアをマークしているAMD製のGPUでした。「Radeon Fury X」を2つ搭載したデュアルGPUなので、TDPが350Wと恐ろしいことになっている…。

ゲーミング性能は当然「GTX 1070」を突破している。フルHD画質なら「GTX 1080」に劣ることが多いが、WQHD以上の画質になると「Pro Duo」の方が上になることが多い。

デュアルGPUでゴリ押ししたような性能ですから、コスパは悪い。これを買うならGTX 1080 Tiを買ったほうが良いだろう。Pro Duoは熱狂的なAMDファンでもない限り、手は出せないグラボです。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA GTX 780 Ti

Passmark : 8898点

価格:49900円

GDDR5 3GB

TDP:250W

C

GeForce 7(GTX 700番台)のハイエンドGPU。2014年初頭のグラボだから当然、コスパはとても悪いです。TDPも250Wとかなりの電力食い。ゲーミング性能は「GTX 970」よりは高いが、新品をあえて買う理由は見当たらない…。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA Titan Black

Passmark : 8561点

価格:267000円

GDDR5 6GB

TDP:250W

C

このGPUを搭載しているグラボ自体が少なく(主にEVGA製ばかりで、国内では高値になりがち)、入手は難しい。肝心の性能も「GTX 780 Ti」とだいたい同格なのでコスパも悪い。そもそも…Titan系はコスパが悪いのが定番ですけどね。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

AMD Radeon R9 390X

Passmark : 8453点

価格:69000円

GDDR5 8GB

TDP:275W

C

GTX970や980に対抗するべく2015年に登場したAMDのハイエンドGPU。ゲーミング性能はGTX 970と拮抗したため、VRAMが2倍のR9 390Xはそれなりに魅力的な存在ではある。当時、8GBものVRAMは珍しかったので。

2017年の時点では残念ながら過去のグラボという存在。時期によっては中古価格が暴落したり、VGAメーカーのSapphireが在庫処分を行ったりしてかなりの安価で入手することもできた。

…今は暗号通貨のマイニング需要が原因で在庫が大幅に消化されたので、そういった安値拾いも困難。よって、特段選ぶ事情は見当たらないグラボです。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

AMD Radeon R9 Nano

Passmark : 8345点

価格:53800円

HBM 4GB

TDP:175W

C

性能が上がるたびに巨大化するボード長。ハイエンドなGPUを載せるために、PCケースも巨大なものを選ばなければならない。この実態に目をつけたAMDが、小型だがパワフルというコンセプトに作ったのが「R9 Nano」です。事実、これが出た当時(2015年)はMini-ITXサイズにおいては最強性能でした※。

※2017年時点では、GTX 1050 Tiのミニボード(170mm前後)と競合しそうだが、純粋に性能だけで比較すれば依然としてMini-ITXで最強のグラフィックボードです。

コンセプト通り、小型ながらも他の大型グラボと比較してなかなか強力な性能を持っている。ゲーミング性能は「GTX 980」「R9 Fury」「R9 390X」「RX 290X」などを総合的には上回る。タイトルによってバラツキはあるが、GTX 980よりも10~15%程度高いパフォーマンスを示すことも。

なお、コストパフォーマンスはあまり良くないです。新品価格は安い時でも55000円前後していたため、GTX 1070を買ったほうが「お得」という結果に。ハイスペックな小型PCを作りたいなど、特殊な目的がなければ買いづらい。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

AMD Radeon R9 Fury X

Passmark : 8343点

価格:80900円

HBM 4GB

TDP:275W

C

「R9 Nano」と同様に、Micro-ATXなどの比較的狭いPCケースにも取り付けられるというメリットを持つ。性能も短いボード全長を考慮すれば、相当にパワフルな部類に入ります。HBMという超高速メモリの影響と最適化具合によって、性能のバラツキが大きいですが概ね…。

「GTX 980 Ti」「GTX 1060 6GB」などを上回る性能を出せます。もちろん、最適化がひどいタイトルだとGTX 980 Tiよりも低い場合もあるものの。潜在的にはGTX 1060と1070の中間に位置する性能と言える。小さくてパワフルなのは違いないが、消費電力は大きい。平均220Wで、最大450Wに達することも(ゲーム時)。

8万円という価格、275Wというかなりの電力食い。コスパを重視するなら選択肢にはならないが、小型ゲーミングPCを作るつもりでGTX 1060~1070相当のパワーがほしいなら唯一無二の存在かもしれない。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA GTX 780

Passmark : 7982点

価格:40300円

GDDR5 3GB

TDP:250W

C

GTX 780 Tiの下位互換。タイトルによってばらつきが大きいものの、基本的には「GTX 970」よりも格下の性能です。2014年のGPUですから、こんなもんでしょう…という感じ。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

AMD Radeon R9 390

Passmark : 7939点

価格:30000円

GDDR5 8GB

TDP:230W

C

主にGTX 970に対抗するために2015年に投入されたAMDのGPUです。性能としてはGTX 970より一応は格上ではあるが、ゲームタイトルの最適化具合によってバラツキが大きい。

例えば「PUBG」の場合だと、GTX 970が平均50fps前後で動くのに対してR9 390は平均44fps前後に落ち着いています。そしてWQHD画質になると差は埋まるが、このグラボはフルHDまでが適任でしょう。

そして、適正価格(30000円前後)で入手できた頃はそれなりにコスパ良好なグラボだったんですが、暗号通貨のマイニング需要を受けて在庫が消失。価格はややプレミア化してしまいました。無理に選ぶ理由は見当たらない。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA Titan Z

Passmark : 7781点

価格:433000円

GDDR5 6GB x2

TDP:300W

D

1個1000ドルもする「Titan Black」を贅沢に2個搭載して、デュアルGPU化したのが「Titan Z」です。米国価格は3000ドルで、国内価格は43万円ほど。頭のネジが吹っ飛んだような価格ですが、性能は別に大したことありません…。

ゲームタイトルによってややバラツキますが、基本的にTitan Blackを素直に2枚刺し(SLI)にしたほうが概ね高い性能を得られるので、これ1枚を買うより安上がりなんですよ。わざわざシングルボードを使うメリットはTDPが低いくらいしか無いが…それでも買う必要があるかと言われると微妙。

話題性は抜群だった、その程度のグラフィックボードだと思っておけば大丈夫です。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

AMD Radeon R9 295X2

Passmark : 7436点

価格:375000円

GDDR5 4GB x2

TDP:500W

D

「R9 290X」を2つ使ってデュアルGPU化したのが「295X2」。モンスター級GPUとも呼ばれていて、その理由は500Wという強烈な消費電力。2017年時点でも500Wを超えるTDPのグラボは「295X2」以外に出現していない。

500Wも消費するだけあって、性能は当時としては強烈なものでした。オーバークロックを施さない場合は普通に「Titan Z」よりも高いパフォーマンスを出せていたので。

ちなみに「GTX 1080」と比べるとどうなのかと言うと、だいたい20~30%程度は「295X2」の方が速い。しかし、約3倍近い消費電力、5倍超えの価格に見合った性能とは到底言えないですね。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

AMD Radeon R9 290X

Passmark : 7324点

価格:66000円

GDDR5 4GB

TDP:300W

C

「Titan」とほぼ互角の性能を持つハイエンドグラフィックボード。ドスパラ中古で3万円ほどで入手できる頃はそれなりにコスパは良いという評価だったが、今は入手困難になり特に選ぶ理由は無くなってしまったグラボ。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

AMD Radeon R9 290

Passmark : 7043点

価格:57900円

GDDR5 4GB

TDP:230W

C

「R9 290X」の下位互換。TDPが70Wほど少なく、ゲーミング性能は「GTX 780」と同じくらい。2017年時点で主流の「GTX 1060」よりも劣っているため特に選ぶ理由はない。なぜなら「GTX 1050 Ti」という選択肢もありますから、中途半端なんですよね。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
style=”width: 30%;”★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA GTX 770

Passmark : 6102点

価格:35600円

GDDR5 2GB

TDP:230W

C

過去の産物。性能としては「GTX 1050」と「GTX 1050 Ti」のちょうど真ん中あたりに位置します。2017年のミドルクラスが2013年のハイエンドに匹敵する性能とは、グラボの進化ってすごい…。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA GTX 680

Passmark : 5693点

価格:52900円

GDDR5 2GB

TDP:195W

C

同様に過去の産物。ミドルクラスの「GTX 960」や「GTX 1050 Ti」よりも格下な性能…。中古品が2017年では2万円台で購入可能だが、それでもわざわざ選ぶ理由が見当たらない。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

AMD Radeon HD 7990

Passmark : 5484点

価格:79800円

GDDR5 3GB x2

TDP:375W

D

登場した頃は、GTX 690やGeForce Titanに対抗できるGPUとして期待されていた。実際の性能は、まぁ勝ったり負けたりでパッとしないものだが、フルHD以上の高解像度では安定するというAMDらしい性質を持っていました。

もちろん、2017年現在は入手する必要のないグラボです。「GTX 1050 Ti」や「GTX 1050」にも劣る性能ですから。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA GTX 690

Passmark : 5324点

価格:101300円

GDDR5 2GB x2

TDP:300W

D

「GTX 680」を2個使ったデュアルGPU。「Titan」とほぼ互角の性能を誇る。もちろん今となっては完全に過去の産物。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

AMD Radeon R9 280X

Passmark : 5248点

価格:33500円

GDDR5 3GB

TDP:250W

C

新品価格だと特にお得感の無いグラボ。ただ、中古で18000~20000円程度で購入できればそれなりにコスパは良いグラボだったりする。実際に知り合いが、これの中古を使っていて「黒い砂漠」もケロッと動いているんですよ。

他のグラボと比較すると「GTX 960」や「GTX 1050 Ti」に近い。ということは、別にこれを買わなくても「GTX 1050 Ti」で済んでしまう話です。中古価格でもコスパは微妙…無念。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

ハイエンド編まとめ

他にも「GTX 670」「GTX 760 Ti」や「HD 7970」など、価格が3万円超えのハイエンドGPUはいくつかありますが極めて入手が難しい上に、2017年では間違いなく選択肢にならない。だから、とりあえずこれくらいで終わっておきます。

グラボの性能は新しいシリーズ(世代)が出るたびに大幅に進化しており、1~2年前はハイエンドだったGPUが今のミドルクラスが同格…なんてことが当たり前に。これだけありながら、実際に選択肢として有力なグラボは。

GTX 1080 Ti4KやVRゲーミングを想定しているなら最もベストなグラボ
GTX 1070WQHD画質までは確実に抑えたいなら一番コスパがいい

意外にもこれくらいしか無い。4KやVRを想定するなら「GTX 1080 Ti」、WQHDまでを確実に抑えたいなら「GTX 1070」。

Sponsored Link

ミドルクラス編

Amazonの新品価格が1万~3万円の範囲にある「ミドルクラス」のグラフィックボードをまとめる。ミドルクラスであっても、性能は割りとピンキリです。世代が上がるたびに性能も大幅に進化するのが原因。

 NVIDIA GTX 1060 6GB

Passmark : 8713点

価格:29800円

GDDR5 6GB

TDP:120W

S+

性能的にはハイエンドGPUの「GTX 980」に匹敵し、ゲーミング性能でもやや上回る。それだけの高性能のくせに、価格は3万円を割り始めている。ミドルクラスのGPUでは最強クラスです(2017年上半期)。

特に、使う予定のディスプレイがフルHD(1920×1080)の人にとってはもっともコスパが良い。例として「PUBG」を挙げると、最高設定で平均58~64fpsで動作可能。もちろんWQHD画質に耐えられないが、フルHD前提なら全く問題がない。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

 NVIDIA GTX 1060 3GB

Passmark : 8583点

価格:22700円

GDDR5 3GB

TDP:120W

S

先の「GTX 1060」の下位バージョンです。VRAM容量が3GB(半分)になっている。2015年以降、多くの3Dゲームは設定を最高にするとVRAMを2.5~3.5GBは消費するため「3GB」だとタイトルによっては不足する可能性があります。

しかし、6GB版と比べると価格が5000~8000円ほど安いためコスパが良いのも現実。「PUBG」の場合、6GBだと平均58~64fpsだったのが、3GBでは平均52~56fpsに落ちるため、このあたりを割り切れるかどうか。

個人的な考えでは、FPSやTPSなど競技性の高いゲームなら6GBモデル。オンラインゲームなどでコスパよく60fps付近を出したい、という使い方なら3GBモデルで良いと思ってます。オンラインゲーム(フルHD画質)前提であれば、恐ろしくコストパフォーマンスに秀でたグラボだ。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA GTX 970

Passmark : 8566点

価格:25800円

GDDR5 3.5GB

TDP:145W

C

過去、ハイエンドGPUだった。性能としては確実に「GTX 1060 3GB」に劣っている。VRAM容量は確かに500MB多いが、性能の低下も大きいためメリットは相殺されている。TDPも25Wほど多いし。

今はGTX 1060や1070が人気なので、新品であっても25000円前後で入手可能になったが、その金額を出すならGTX 1060を選んだほうが合理的なため、どちらにせよ選択肢になりづらいグラボだ…。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

AMD Radeon RX 480

Passmark : 8085点

価格:27100円

GDDR5 8GB

TDP:150W

B+

性能は「GTX 1060」よりも少々劣る傾向にあるものの、VRAM容量が8GBもあるのが強みです。そのため、WQHD画質など高解像度になってくると優位性を発揮しやすい。

とはいっても、性能としてはフルHDまで守備範囲でありそれ以上の画質は、グラフィック設定を妥協しないとあまり安定しない。「GTX 1060」の8GB版としての価値はあるものの、8GBというVRAMにどこまで価値を感じられるかが評価の分かれどころだろう。

ただ、2017年5月以降になると急激に価格が高騰。新品価格は27000円まで下がっていたのが、今は在庫がずいぶんと減って5万円近くするなどプレミア化。ゲーミング目的ならコスパが悪すぎるので選ぶメリットは無い。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

AMD Radeon RX 580

Passmark : 7979点

価格:32000円

GDDR5 8GB

TDP:185W

S

AMDが2017年初頭に投入したPolaris世代最新のGPU。その最上位に位置するGPUが、この「RX 580」です。性能の伸び幅としては前作の「RX 480」と比べて5~10%程度なので、大きな変化とはいえない。

ただ、Polaris最上位というだけあって、そのゲーミング性能は「GTX 1060」や「GTX 970」よりも僅かながら高い。GTX 1060 6GBモデルと同じくらいの価格で、その8GB版が手に入ると思えば分かりやすいかと。詳細は以下。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★
 2017年7月時点

暗号通貨のマイニング需要が爆発しており、在庫切れか転売勢による価格の高騰が起こっています。HIS製が32000円ほどで購入可能だが、入荷時期が不明瞭になっている。価格に十分に注意してください。

AMD Radeon RX 570

Passmark : 7381点

価格:25700円

GDDR5 4GB

TDP:150W

C

なぜか国内価格は「RX 480」と大きく変わらないのが難点。米国価格に合わせて18000~21000円くらいになれば良いのだが、この価格ではあまり高く評価できません。

しかもさっきも書いた通り、Radeon RX自体が2017年5月頃から暗号通貨マイニングの需要を受けて急速に売れています。特に中国人のまとめ買いは強烈で、在庫がすぐになくなってしまう。

よって価格が落ち着くまではゲーミング目的での購入は賢い選択とはいえません。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

AMD Radeon RX 470

Passmark : 7370点

価格:17200円

GDDR5 4GB

TDP:120W

C

「GTX 970」に相当する性能を持ちながら、18000~22000円で購入できるというコスパの良さが評価されたグラフィックボードです。しかし、このグラボも一気に在庫がなくなってしまいプレミア化。2017年7月時点はまったく評価出来ないグラボに。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

AMD Radeon R9 380X

Passmark : 6037点

価格:20800円

GDDR5 4GB

TDP:190W

C

「GTX 970」より劣る性能。特にNVIDIAに最適化されたゲームだとだいたい負けてしまいます。「PUBG」でも約20%程度はフレームレートが引き離されていますし…。

GTX 970が25000円前後で買えることを考えると、ちょっと微妙な立ち位置なんですよね。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

AMD Radeon R9 380

Passmark : 6031点

価格:13400円

GDDR5 2GB

TDP:190W

C

意外にコスパ良好のグラボ。ゲーミング性能は「GTX 960」と「GTX 970」のちょうど間あたりです。フルHD画質のゲームなら、それなりに動く。平均fps60はキツイですが、30前後なら本当に動いてしまう。

筆者は実際に中古で入手した「R9 380」を使っていて、コスパのいい買い物が出来たと思ってます。新品価格は2GBモデルが最安13000円台、4GBモデルが17000円くらいにまで下がったことがあるが…。

2017年7月時点では20000~25000円くらいで安定しているため、お買い得感は全く無い。「GTX 1050 Ti」などがオススメだろう。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA GTX 960

Passmark : 5819点

価格:16200円

GDDR5 2GB

TDP:120W

C

フルHD画質のゲームをそつなくこなせる、コスパの良いミドルクラスGPU。ただし2017年時点では、この1個下にある「GTX 1050 Ti」の方がコスパは優秀です。ゲームにもよりますが、概ね同じ性能だからね。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA GTX 1050 Ti

Passmark : 5768点

価格:15200円

GDDR5 4GB

TDP:75W

S+

NVIDIAが放つ、ミドルクラスキラー。「GTX 960」や「R9 380」と匹敵する性能を持っていながら、TDPはわずか75Wで、価格も15000円前後と非常に安価。ミドルクラスの中で屈指のコストパフォーマンスを誇る逸品。

「黒い砂漠」「FF14」などをフルHD画質で、それなりに安定させたい(平均30~40fps)けど2万円以上は出せない…そんな人にオススメ。ちなみに「PUBG」では平均20~25fpsくらいで動作する。ちょっとキツイかな。

追記:GTX 1050 Tiについて詳細記事を作ったので、さらに気になる人はどうぞ。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA GTX 950

Passmark : 5207点

価格:14000円

GDDR5 2GB

TDP:90W

C

実際に筆者が使っているグラボのひとつです。当時は19000円ほどしましたが、2017年に入ってから14000~15000円でも購入可能に。そう考えるとコスパは良いんだろうが「GTX 1050 Ti」が存在する以上…選ぶ理由は特に無いですね。

性能としては「黒い砂漠」を最高設定で動かすと平均25~29fpsといったところ。正直そんなに高性能とはいえません。GTX 1050 Tiを選ぶのが賢明です。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

AMD Radeon R7 370

Passmark : 4644点

価格:12800円

GDDR5 2GB

TDP:110W

D

2014年当時。ミドルクラスで猛威を奮っていた「GTX 750 Ti」に対抗するべく登場したGPUです。性能としては確かにGTX 750 Ti相当ですが、2017年時点では「高性能」とは言えない。

価格的にも、あと2000~3000円出せば「GTX 1050 Ti」が手に届くためやはり微妙。特に選ぶ理由は無い、中古で8000~9000円程度で入手できるならアリかもしれないが、所詮その程度です。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

AMD Radeon RX 560

Passmark : 4621点

価格:14000円

GDDR5 2GB

TDP:80W

C

2017年になって投入された、AMDの最新ミドルクラスGPUです。最適化の影響を受けやすいため、発揮できるゲーミング性能は「GTX 1050」以下という残念性能。条件が揃えば強いですが、条件が揃うケースは少ない…。

その割には価格が13000~15000円くらいで推移しているため、コスパもよろしくない。これが9000~11000円で買えるなら評価は出来るんだが、この価格では「GTX 1050 Ti」と競合すら出来ません。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA GTX 1050

Passmark : 4437点

価格:12600円

GDDR5 2GB

TDP:75W

B

先ほどの「RX 560」よりも性能は優秀です。そして「GTX 1050 Ti」より10~20%程度、性能は悪い。価格は2000~3000円ほど安価だが、「どうせ買うなら心理」が働いて高い評価は出来ない。

そう「GTX 1050 Ti」があまりにもミドルクラスキラーな性能なので、いくら12000円台とは言え…。どうせ買うならあと3000円出して「GTX 1050 Ti」が欲しくなってしまう。GTX 1050はそんなグラボです。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

AMD Radeon RX 460

Passmark : 4335点

価格:12200円

GDDR5 2GB

TDP:75W

C

性能はだいたい「RX 560」と同格と思って構わない。価格は12000円台だが、GTX 1050やRX 560と同様に…。「GTX 1050 Ti」で良いんじゃないですか、という立ち位置なんですよね。

逆に、価格が9000円台なら全然評価は出来るんですけど、他の競合するグラボと似たような価格で争っているために評価できない。「GTX 1050 Ti」が無い時代なら良い選択肢だったと思います。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA GTX 750 Ti

Passmark : 3699点

価格:10600円

GDDR5 2GB

TDP:60W

D

2017年現在、ミドルクラスで猛威を奮っているのが「GTX 1050 Ti」です。そしてこの「GTX 750 Ti」は、2014年にミドルクラスで猛威を奮った、超コスパに優れたグラボだ。

もちろん、今は特段評価する部分は見当たらない。あくまでも過去の産物であり、1万円台でグラボを探しているなら素直に「GTX 1050 Ti」を選ぼう。

ちなみに知り合いがこのグラボで「黒い砂漠」をプレイしていますが、お世辞にも軽いとは言えません。最高設定だと平均20fps前後まで落ちるため、2017年現在はオススメできませんね。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA GTX 560 Ti

Passmark : 3538点

価格:18600円

GDDR5 1GB

TDP:170W

D

当然、過去の産物です。「黒い砂漠」が中間画質で平均20~25fpsくらいで動くような低性能。中古なら6000円台で買えるから、贅沢なローエンドという感覚で買うのはアリかもしれない(推奨はしません)。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

ミドルクラス編まとめ

個人的にすごく残念なのが、コスパが良くて重宝していたAMD Radeon系が暗号通貨マイニングの特需を受けて一気に値上がりしてしまったこと。本来の価格なら、十分にGeForce GTXに対して競争力のあるグラボなんだが…。

GTX 1060 6GBフルHDで遊ぶこと前提なら、もっともコスパが良く失敗しない
RX 580GTX 1060の8GB版というポジション、AMD好きならオススメ
GTX 1050 Ti15000円で「GTX 960」「R9 380」と互角の性能、超コスパのグラボです

おすすめの3枚はこんなところ。基本的に「GTX 1060」か「GTX 1050 Ti」の2択という状況になっている。フルHD画質でがっつり遊ぶなら「GTX 1060」だし、あまり予算を掛けずにFF14などを快適に遊びたいなら「GTX 1050 Ti」です。

「RX 580」はGTX 1060の8GBモデルというポジションです(あるいは暗号通貨マイニング用)。ただ、最適化の影響を本当に受けやすく、性能に差が出やすい。潜在的にはものすごく優秀だが、確実性を求めているなら注意したい。

Sponsored Link

ローエンド編

明らかにローエンドクラスのグラボをまとめます。米国価格が100ドル以下であっても、国内価格が1万円を下回らないことがあるのでコスパ良好なミドルクラスとよく競合する傾向がある。

AMD Radeon RX 550

Passmark : 3648点

価格:11400円

GDDR5 2GB

TDP:60W

S

RX 550はローエンドGPUとして開発されており、米国価格はわずか79ドルです。しかし国内価格はなかなか10000円を割れてくれない。米国価格に合わせて、8500円くらいになって欲しいのだが。

性能としては「RX 460」の60%くらいに相当する。ミドルクラスと比較すれば目も当てられない性能だが、ローエンドの中では「GT 1030」を超えて屈指の水準に達している。

内蔵GPUのIntel HD系と比べて3~4倍程度の性能にはなるため、内蔵GPUでは不安だからとりあえずグラボを積んでおきたい。という人にとって非常にコスパに優れた製品です。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA GT 1030

Passmark : 2285点

価格:9000円

GDDR5 2GB

TDP:30W

S+

2017年5月に、NVIDIAが約3年ぶりに投入したローエンドGPU。米国価格は79ドルで、国内では9000円程度に落ち着いてきた。

性能はライバルの「RX 550」よりも少々劣っていますが、TDPがわずか30Wであることや、GT 1030の方がやや国内価格が安いためコスパ重視ならGT 1030に軍配が上がる。性能重視ならRX 550で。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA GT 740

Passmark : 1581点

価格:10300円

GDDR5 1GB

TDP:64W

C

「GT 1030」が登場する前は、ローエンドの中でそれなりの性能を持っていたため意外と悩まれるグラボだった。しかし、当時から妙に価格が高いせいで「GTX 750 Ti」と「GT 730」の板挟みを食らっていた印象がある。

ちなみに性能はGT 1030の方が50%高い。完全に過去の産物である。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆

NVIDIA GT 730

Passmark : 925点

価格:8600円

GDDR5 1GB

TDP:38W

B

2014年頃、ファンレスモデルがものすごい人気を集めていたローエンドGPU。ミドルクラスの「GTX 750 TI」ともしっかり差別化できていたために、魅力的な存在でした。今は「GT 1030」があるので必要性は皆無です。

性能はGT 740の6~7割といったところ。内蔵GPUよりはマシという性能ですね。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

NVIDIA GT 720

Passmark : 704点

価格:6500円

GDDR5 1GB

TDP:19W

D

正直なところ、いまいちなグラボ。性能はGT 740と比べると40~50%と半分くらい。GT 730と比べると20~30%くらいは低い。「どうせ買うなら」GT 730で良いかな…ということで不人気に。

性能
☆☆☆☆☆
★★★★★
コスパ
☆☆☆☆☆
★★★★
評価
☆☆☆☆☆
★★★★★

ローエンド編まとめ

ローエンドGPUは最近まで進化が停滞していたのですが、2017年に入ってAMDが「RX 550」を、NVIDIAが「GT 1030」を投入したことで一気に進化。

RX 550ローエンドで最高の性能を持つ、内蔵GPUよりずっと頼りになる
GT 1030RX 550には一歩届かない性能だが、国内価格は安い

選択肢は実質2択までに縮小されてしまった。価格が両者ともに同じになれば、性能で勝っているRX 550に軍配が上がるだろう。

グラボ性能比較をまとめて

思った以上に大変でした。グラボ1枚につき、ちょろっと説明文を書いているつもりがそもそもグラボの数が多すぎて文字数が17000を超えてしまった。

今回、このグラボ図鑑のようなまとめを作ろうと思った理由ですが、

全123種のグラボを性能比較できる「表」を作ってみたんだが、あとあと重要なことに気づきました。ベンチマークスコアと、日本円換算した価格だけでは分かりづらいのでは…と。

ぼくのように自作慣れしていたり、ある程度知識がある人だと「Passmarkで1万超えか、ってことは性能はだいたいこれくらいかな。」というふうに体感でわかる。しかし、そうではない人のほうが多いはずなんですよね。

実際のところ、PC初心者さんにとっては「Passmarkでは確かに点は高いけど、実際のゲーミング性能はこっちの方が高い。」という情報のほうが有用だと思うんですよ。

性能を比較するには

今回まとめた記事を参考にグラボを選んでもいいが、もう少し自分の意志で性能を吟味して選んでみたい。という場合は。

上記のように、グラフィックボード別のフレームレートがまとまっている記事を参考にすると分かりやすい。あらゆるデータを見比べて、各グラボの相対的な性能を調べていく…という感じ。

以上「グラフィックボードの性能が分からない」性能比較と解説、でした。グラボ選びの参考になれば幸いです。

Sponsored Link

15 件のコメント

  • 見やすく分かりやすくてありがたいですがリファレンスで買う人は少ないと思うので
    次はオリジナルの紹介もあったらうれしいです。

    • AMDのボードはマイニング勢にものすごく買い漁られていて価格が高騰しているのと、品薄になっているのが残念なところ。AMDから見れば売上になるので良いですけど、純粋にゲーミング用に欲しい人にとっては微妙な心境。
      ちなみに僕自身は普通のAMD好きで、使ってきたグラボは「R9 290X」や「R9 380」。今のメインPCは「RX 470」を使ってます。

      • 少々気になったのがR9 Fury x が過小評価されていないかと言う点です。検索すると動画などででてきますが、gtx1070との比較で負けたり勝ったりとあるので、流石にgtx1060 3gbより僅かに高い程度というのには疑問が残ります。(価格や入手難度で勝ち目はないですが、、、)後r9 nanoが抜けていたりrx580はミドル向けだったはずで、現在入手も用意でないので勧めるにはいかがなものかなどと気になるところがあります。性能比較に関してはデータの表記などしていただけると嬉しいです。ですがいつもブログを楽しませていただいていて、フレームレートの記事などはとてもためになったので、これからもパソコンの分かりにくいところを記事にしていただけると嬉しいです。

    • 反論するなら感情的に書くよりGTX1070vs980tiなら
      ベンチマークの3DMarkスコアでは上だの下だの具体的に書いたほうが良いですよ

    • 何がどうどのようにおかしいのかまず詳しく説明しろ。
      やかもちの見解にはおおむね同意だぞ、fpsは思ったより伸びないし1070のほうが消費電力がだいぶ少ない。現状のコスパ考えると980tiは選択肢には入らん

  • 懐かしいカードが所々にあって面白かったです
    (´・ω・`)マイニング特需がなけりゃ現行のRadeonとか安値で買えたんですよね AMDファンとしては用途がどうであれ売れてるのは嬉しいけど暴騰しちゃってると今度はなんか残念な気分に

  • いつも記事を楽しく読ませていただいています。今回少々気になることがあったのでコメントさせていただきます。R9Fury xですが、ゲーム性能は海外のサイトや動画ですが一応gtx1070の下に付くくらいの性能はあり、gtx1060と比べると言うのは流石に過小評価と思います。後rx580ですがミドル向けに発売されたモデルで、ハイエンドに入れるには疑問が残ります。(入手難度も価格でも結局勧められないですけどね笑)おまけにrx580もマイニングの影響をしっかり受けているので、現在価格的にも勧めるにはいかがなものかと思います。このように今回の記事には少々ムラがあるような気がします。ですがパソコンの分かりにくいところを記事にしていただけるのにはとても価値があるので、これからも続けていただけたらなと思います。(余談ですがAMD好きとしてはR9 nanoものせて欲しかったなぁなんて笑)

  • Fury Xが過小評価かなと。
    一部のゲームでgtx1060を下回る場合もありはしますが、DX11ではgtx980Tiの下、DX12では上が平均的妥当な評価かなと。
    あとVEGA FEはgtx1070と同等以上の性能なので性能評価だけでも星を増やして欲しいかなと。
    ワットパフォーマンスも含めた判断ならば少ない星でも仕方がありませんが。

  • 指摘された内容を修正しました。
    「Fury X」は確かにGTX 1060相当の性能があり、タイトルによってはGTX 1070に迫ることも(例:Far Cry 4、Metro Last Lightなど)。

    • ですねー。データは探せば色々あって、基本的にGTX 1060とFury Xは勝ったり負けたりで、パフォーマンスが並ぶことはあまりない感じです。
      ・Rise of the Tomb Raider(DX12)
      ・Battle Field 4
      ・Crysis 3
      たとえば、上記3タイトルはパフォーマンスが互角になりやすい傾向。
      → https://www.youtube.com/watch?v=D5H30Acvf70
      こちらの動画も参考になると思います。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。