Ryzen 7 5800X3Dが登場した頃から、しばしば「両方のCCDに3D V-Cacheを搭載した夢のようなCPUはまだ?」と、一部のAMD愛好家から話題にされていました。
2026年4月、ついにデュアル3D V-Cacheを積んだ最初のCPU「Ryzen 9 9950X3D2 Dual Edition」が発売されました。
CCD0とCCD1どちらにも3D V-Cache(96 MB)が搭載され、L3キャッシュの総容量は驚異の192 MBです。しかし、AMD公式のアピール資料いわく、一般ユーザーに適さないと宣伝しています。
本当に9950X3D2はコレクターズアイテム的な商品に過ぎず、9950X3Dに対して性能面でのメリットがないのか。実際に1つ買ってみたので詳しく比較ベンチマークします。
(公開:2026/5/12 | 更新:2026/5/12)
Ryzen 9 9950X3D2のスペック解説
3D V-Cacheを「2基」搭載 = Dual Edition
| CPU | Ryzen 9 9950X3D2 Dual Edition | Ryzen 9 9950X3D | Ryzen 9 9950X |
|---|---|---|---|
| プロセス | TSMC N4 (TSMC 4 nm FinFET) | TSMC N4 (TSMC 4 nm FinFET) | TSMC N4 (TSMC 4 nm FinFET) |
| ソケット | Socket AM5 | Socket AM5 | Socket AM5 |
| コア数 | 16 | 16 | 16 |
| スレッド数 | 32 | 32 | 32 |
| ベースクロック | 4.30 GHz | 4.30 GHz | 4.30 GHz |
| ブーストクロック | 5.60 GHz | 5.70 GHz | 5.70 GHz |
| L3 Cache | 192 MB | 128 MB | 64 MB |
| 対応メモリ (UDIMM) | DDR5-5600 | DDR5-5600 | DDR5-5600 |
| 内蔵GPU | Radeon Graphics(2CU) | Radeon Graphics(2CU) | Radeon Graphics(2CU) |
| GPUクロック | 2200 MHz | 2200 MHz | 2200 MHz |
| TDP | 200 W / 270 W | 170 W / 200 W | 170 W / 200 W |
| MSRP | $ 899 | $ 699 | $ 599 |
| 参考価格 | 178000 円 | 116500 円 | 99800 円 |

(実物撮影:2026/5ごろ | 個体識別コードは伏せています)
| CPU | Ryzen 9 9950X3D2 Dual Edition | Ryzen 9 9950X3D | Ryzen 9 9950X |
|---|---|---|---|
| 世代 | 6th Zen 5 | 6th Zen 5 | 6th Zen 5 |
| プロセス | TSMC N4 (TSMC 4 nm FinFET) | TSMC N4 (TSMC 4 nm FinFET) | TSMC N4 (TSMC 4 nm FinFET) |
| TIMCPU内部の熱伝導材 | ソルダリング | ソルダリング | ソルダリング |
| ソケット | Socket AM5 | Socket AM5 | Socket AM5 |
| チップセット | AMD 600 / 800 | AMD 600 / 800 | AMD 600 / 800 |
| コア数 | 16 | 16 | 16 |
| スレッド数 | 32 | 32 | 32 |
| ベースクロック | 4.30 GHz | 4.30 GHz | 4.30 GHz |
| ブーストクロック | 5.60 GHz | 5.70 GHz | 5.70 GHz |
| 手動OC | 可能 | 可能 | 可能 |
| L1 Cache | 1280 KB | 1280 KB | 1280 KB |
| L2 Cache | 16.0 MB | 16.0 MB | 16.0 MB |
| L3 Cache | 192 MB | 128 MB | 64 MB |
| 対応メモリ (UDIMM) | DDR5-5600 | DDR5-5600 | DDR5-5600 |
| チャネル | x2 | x2 | x2 |
| 最大メモリ | 256 GB | 256 GB | 256 GB |
| ECCメモリ | U-DIMMのみ | U-DIMMのみ | U-DIMMのみ |
| PCIeレーン | Gen5 | Gen5 | Gen5 |
| 24 | 24 | 24 | |
| レーン構成 | 1×16 + 1×4 + 1×4 | 1×16 + 1×4 + 1×4 | 1×16 + 1×4 + 1×4 |
| 2×8 + 1×4 + 1×4 | 2×8 + 1×4 + 1×4 | 2×8 + 1×4 + 1×4 | |
| – | – | – | |
| 内蔵GPU | Radeon Graphics(2CU) | Radeon Graphics(2CU) | Radeon Graphics(2CU) |
| GPUクロック | 2200 MHz | 2200 MHz | 2200 MHz |
| TDP | 200 W / 270 W | 170 W / 200 W | 170 W / 200 W |
| 内蔵NPU | – | – | – |
| 処理性能 | – | – | – |
| MSRP | $ 899 | $ 699 | $ 599 |
| 参考価格 | 178000円 | 116500円 | 99800円 |
「Ryzen 9 9950X3D2 Dual Edition」は、Ryzen 9 9950X3Dの最終進化エディションです。

現行のRyzen 9シリーズでは、8コア内蔵のCCDダイを2個合体させて作る「デュアルCCD」設計を採用します。しかし、2個あるCCDのうち片方だけ3D V-Cacheを搭載し、残った一方が無印版のままでした。
X3D版と無印版の性能差が非常に大きいため、基本的にX3Dが乗っているCCD側にゲームタスク負荷を寄せて、「9800X3D + 9700X」として使うのが主流です。
せっかく16コアCPUなのに、ゲーム的に見ると実質8コアCPUだったわけです。余っている片方の8コアにゲーム以外のタスクを割り振れば、リソースに余裕ができてゲーム性能が伸びる場合もありますが、おおむね9800X3Dと変わりません。

なら、両方のCCDに3D V-Cacheを搭載すれば解決する可能性があるのでは・・・?「Dual Edition」の登場です。
Dual Editionの名前どおり、両方のCCDに3D V-Cacheを搭載してL3キャッシュ容量が1.5倍(128 MB → 192 MB)に増えます。ゲーム的に見て8コア状態から、一気に2倍の16コア状態に大化けです。
しかし、3D V-Cacheを2基搭載するだけで解決する問題なら、もっと速くDual Editionが発売されていたはずです。

今まで発売されなかった経緯はやはり「CCD to CCD遅延」です。全部で2個あるCCDダイと、I/Oダイ間を「IFOP(AMD Infinity Fabric On-Package)」と呼ばれる通信インターフェースでつなぎ合わせています。
両方のCCDに3D V-Cacheをせっかく搭載しても、両者の物理的な距離が遠いせいで、2個のCCDに処理を波及させると無視できない遅延が必ず生じます。
さらに問題があり、物理的に2個に別れている3D V-Cacheを上手く使うには、おそらくソフトウェア側の最適化が必要です。
- CCD to CCD遅延
- 分割された3D V-Cacheを巧みに使えるか不透明
以上の物理的に解決困難な問題により、AMDは今までDual Editionアプローチを避けてきました。製造コストが約1.2~1.3倍に増えて、販売価格も高騰する割に、費用に見合った効果が得られないからです。
それでもAMDの熱烈なファンからDual Editionを望む声が意外と少なくないうえ、AI特需で冷え込むデスクトップPC市場を盛り上げる意図もあり、9950X3D2が本当に発売されてしまいました。

わざわざ「Dual Edition」と付けているあたり、本製品はあくまでもコレクターズアイテム(記念品)に近いです。
デュアル3D V-Cache(192 MB)の特性
ここまでが発売日の先行レビューでも語られている、典型的な一般論です。実際にRyzen 9 9950X3D2内部で何が起こっているのか、各CCDダイへメモリアクセスを行い特性を調べます。
従来の9950X3Dと違い、9950X3D2では両CCDどちらにアクセスしてもデータサイズ:96 MB程度まで広大なメモリ帯域幅を維持できます。
アクセスする物理コア数を9コア以上(コア8~15)まで増やしても、メモリ帯域幅の大幅な減衰がまったく発生せず※1、常に一貫して3D V-Cacheの驚異的な効果を発揮しています。
※1 : 微妙に帯域幅が下がっているのは、CCD0とCCD1でブーストクロック周波数がわずかに違うためです。
さらに、2つのCCDに対して同時にアクセスするとメモリ帯域幅を維持できるデータサイズ範囲が広がる傾向も見られます。
データサイズ:96 MB時、シングルアクセスよりも同時アクセスの方が約650 GB/sから約990 GB/sへ、約1.5倍の帯域幅向上です。データサイズ:256 MB時ですら、約180 GB/sから約425 GB/sへ約2.4倍の向上です。
3D V-Cahce技術の真髄は、Ryzenシリーズの目立った欠点であるメモリ帯域幅の弱さを大幅に補える点にあります。9950X3D2の場合、両CCDアクセス時のメモリ帯域幅がざっくり2倍程度です。
世の中には、CPUの性能よりもメモリ帯域幅に影響を大きく受けるゲームがいくつか存在します。

(従来モデルと同等のゲーム性能をアピール)
「ゲームに効果がない」と、AMD公式すらもマーケティング資料で語っていますが、メモリ帯域幅依存の最適過不足ゲームならチャンスはあるでしょう。

(IFOPの妙に低い動作クロックも、帯域幅が狭い要因のひとつ)
なお、天才アーキテクト「ジム・ケラー(Jim Keller)」の発明品が、まさに「IFOP(AMD Infinity Fabric On-Package)」インターフェースです。
AMD Ryzenの低コストで多コア戦略を可能にした陰の立役者ですが、高帯域を持つDDR5メモリが当たり前になった現代において、やや時代遅れな性能だったりします。
| 接続バス | 2 GB | 4 GB | 8 GB |
|---|---|---|---|
| IFOP #0 (Infinity Fabric On-Package) | 50.8 GB/s | 50.8 GB/s | 48.5 GB/s |
| IFOP #0 + #1 | 65.2 GB/s | 60.8 GB/s | 58.5 GB/s |
| IFOP #1 | 50.7 GB/s | 51.1 GB/s | 48.9 GB/s |
| D2D (FDI) (Foveros Die Interconnect) | 81.0 GB/s | 79.4 GB/s | 77.9 GB/s |
JEDEC準拠のネイティブDDR5-5600メモリx2(理論値:89.6 GB/s)で測定
同じDDR5-5600メモリで帯域幅を測定すると、IFOPは1基で50 GB/s程度しか出せないのに対し、Intel Core Ultra(FDI)なら1基で約80 GB/s台をあっさり叩き出せます。
その代わりレイテンシ(遅延)でIntel Core Ultra(FDI)を20 nsほど上回るものの、ゲーム次第でレイテンシより帯域幅が効いたりするので、現状の勝ったり負けたりする同等の性能にとどまります。
でも、3D V-Cache技術があればCPUに近いエリアでの帯域幅を極端に向上※2でき、帯域幅の観点で届いていないはずのIntel Core Ultraを軽く凌駕するゲーム性能を出せる理由です。
※2 : non-X3Dモデルと比較して、256 MB時で約4倍(50 → 180 GB/s)、96 MB時で約3倍(260 → 760 GB/s)など
面倒な「手動スレッド制御」から解放される可能性
3D V-Cache搭載CCDダイと、そうでないnon-X3D版でメモリ帯域幅が何倍も違うと分かりました。もはや別世代のCPUが混在していると言っても過言でないレベルで、non-X3D版の性能は低いです。
- メモリ帯域幅の大幅な減衰
- CCD to CCD遅延
片方だけに3D V-Cacheが搭載されている従来方式(9950X3Dなど)の場合、上記の “二重苦” を避けられない仕様です。
しかし、今作9950X3D2 Dual Editionなら両方のCCDに3D V-Cacheが入っています。
メモリ帯域幅の大幅な減衰Resolved !!- CCD to CCD遅延
残された弱点はCCD to CCD遅延だけです。 “二重苦” から “一重苦” に改良されていますので、以前よりWindows 11のスレッド制御に悩まされる心配が減っています。

non-X3D側にタスクを降ってしまうと性能が著しく悪化する可能性があるから、Windows 11スケジューラーはゲーム系タスクを3D V-Cache搭載CCDに割り振る挙動です。
ゲーム設定から「ゲームモード」を有効化すると、Microsoftがゲームだと認知しているアプリに限り、スレッド制御がそこそこ正確に働きます。
・・・残念ながら、Microsoftのゲーム判定はとんでもなく大味で、特に中華ゲームやインディーゲームだと誤判定が相次いでいます。”二重苦” を避けるためのシステムが、あまり信用できない状況です。
一方で、”一重苦” に改善された9950X3D2なら、どちらにアクセスしてもメモリ帯域幅は極めて広大です。CCD to CCD遅延はともかく、メモリ帯域幅由来の性能低下を大幅に軽減できるはずです。
ゲームモードやProcessLassoなど、スレッド制御アプリに頼らずとも、高いゲーム性能をそのまま維持できてしまう可能性が高いです。
結局のところ、CPUの性能は足し算と引き算の結果です。デュアル3D V-Cacheで得られる利益(足し算)と、スレッド制御ミスによるCCD to CCD遅延で受ける損失(引き算)の結果、多く残ったほうが勝ちます。
デュアル3D V-Cacheシステムが「ゲームモードなんて要らない」と証明できるかどうか、検証してみましょう。
ベンチマーク用のゲーミングPC(テスト環境)
| テスト環境 (Ryzen 9000 ベンチ機) | ||
|---|---|---|
![]() | ||
| 対応世代 | AMD Ryzen 7000 ~ ・5th Zen4 ・6th Zen5 | |
| マザーボード | AMD B850 ・ASUS TUF B850-PLUS WIFI | |
| メモリ | DDR5-5600 32GB(16GB x2) ・Crucial JEDEC DDR5-5600 | |
| グラボ | GeForce RTX 5090 32GB ➡ RTX 5090の詳細ベンチマーク | |
| SSD(システム) | NVMe SSD 1TB | |
| SSD(ゲーム) | NVMe SSD 8TB ➡ WD Black SN850X 8TB | |
| CPUクーラー | 280 mm水冷クーラー ・NZXT Kraken 280 (2023) | |
| 電源ユニット | 容量1000 W ➡ CORSAIR RM1000x (ATX 3.1) | |
| OS | Windows 11 Pro (25H2) ・レビュー時点で最新のWindows Updateを適用 ・電源プラン「バランス」 ・Windows VBSは有効のまま | |
| 備考 | ・AGESA PI_1.3.0.0a.適用済み | |
| テスト環境 (Core Ultra 200S ベンチ機) | ||
|---|---|---|
![]() | ||
| 対応世代 | Intel Core Ultra 200S (Plus) ・2nd Arrow Lake (Refresh) | |
| マザーボード | Intel Z890 ・ASUS TUF Z890-PLUS WIFI (Version 3012) | |
| メモリ | DDR5-5600 32GB(16GB x2) ・Crucial JEDEC DDR5-5600 | |
| SSD(システム) | NVMe SSD 1TB | |
| 備考 | ・BIOS 0x114適用済み ・Intel PPP導入済み ・Intel APO (BOT) を適用しない | |
Core Ultra 200Sシリーズに対応したベンチマーク機です。「ASUS TUF Z890-PLUS WIFI」で処理します。
レビュー時点で最新のBIOSアップデートを適用済みです。
| テスト環境 (AMD Ryzenシリーズ対応ベンチ機) | ||
|---|---|---|
![]() | ||
| 世代 | Ryzen 7000 ~ ・5th Zen4 ・6th Zen5 | Ryzen 2000 ~ ・2nd Zen+ ・3rd Zen2 ・4th Zen3 |
| マザーボード | AMD B850 ・ASUS TUF B850-PLUS WIFI | AMD X570 ・ASUS ROG X570-E GAMING |
| メモリ | DDR5-5600 32GB(16GB x2) ・CPUの仕様により DDR5-5200または5600 | DDR5-3200 32GB(16GB x2) |
| SSD(システム) | NVMe SSD 1TB ・Samsung 970 EVO Plus | |
| 備考 | ・AGESA PI_1.3.0.0a.適用済み | ・AGESA PI 1.2.0.F適用済み |
AMD Ryzenシリーズに対応したベンチマーク機です。Socket AM5世代を「ASUS TUF B850-PLUS WIFI」、Socket AM4世代は「ASUS ROG X570-E GAMING」で処理します。
レビュー時点で最新のBIOSアップデートを適用済みです。
| テスト環境 (Intel Coreシリーズ対応ベンチ機) | ||
|---|---|---|
![]() | ||
| 世代 | Intel Core 12000 ~ ・12th Alder Lake ・13th Raptor Lake ・14th Raptor Lake Refresh | Intel Core 10000 ~ ・10th Comet Lake ・11th Rocket Lake |
| マザーボード | Intel Z790 ・ASUS TUF Z790-PRO WIFI | Intel Z590 ・ASUS ROG Z590-E GAMING |
| メモリ | DDR5-5600 32GB(16GB x2) ・CPUの仕様により DDR5-4800または5600 | DDR5-3200 32GB(16GB x2) |
| SSD(システム) | NVMe SSD 1TB ・Samsung 970 EVO Plus | |
| 備考 | ・BIOS 0x12B適用済み | ・BIOS 0x5E適用済み |
Intel Coreシリーズに対応したベンチマーク機です。LGA1700(Alder Lake以降)世代を「ASUS TUF Z790-PRO WIFI」、LGA1200(Comet Lake以降)世代を「ASUS ROG Z590-E GAMING」で処理します。
レビュー時点で最新のBIOSアップデートを適用済みです。
| 共通スペック (各ベンチ機で揃えるパーツ) | ||
|---|---|---|
![]() | ||
| グラボ | GeForce RTX 5090 32GB ➡ RTX 5090の詳細ベンチマーク | |
| SSD(ゲーム) | NVMe SSD 8TB ・WD Black SN850X 8TB | |
| CPUクーラー | 280 mm水冷クーラー ・NZXT Kraken 280 (2023) | |
| 電源ユニット | 容量1000 W ・CORSAIR RM1000x (ATX 3.1) | |
| OS | Windows 11 Pro (25H2) ・レビュー時点で最新のWindows Updateを適用 ・電源プラン「バランス」 ・Windows VBSは有効のまま | |
| PMD | Powernetics V2 ・ISO 17025認証取得「Cybenetics」製 ・ノートパソコン経由で外部モニター化 | |
プラットフォーム間で共有するPCパーツの一覧です。
容量8 TBもある巨大なSSD「WD Black SN850X」に、大量のベンチマークやゲームソフト群をインストールしています。プラットフォーム間でSSDを使いまわして※、インストール時間の節約に充てています。
※誤解がないように補足すると、Windows 11を入れるシステム用SSDは各プラットフォーム間で独立です。システムごとにSSDを用意して、ドライバ関連の競合を避けます。
冷却システムに280 mm水冷クーラー(NZXT Kraken 280)を採用して、テスト結果を歪める可能性のあるサーマルスロットリング現象を未然に防ぎます。
グラフィックボード(RTX 5090)含め、システム全体に電力を供給する電源ユニットは「CORSAIR RM1000x」です。システム全体で1000 Wを超える負荷が発生しても、極めて安定した動作を維持できます。
「Windows 11 Pro(25H2)」をインストールし、レビュー時点で最新のWindows Updateも適用済み。
スケジューラーの挙動に大きな影響を与えるリスクがある電源プランは、デフォルト設定「バランス」を使います。仮想化ベースのセキュリティ(VBS)はデフォルト設定で有効化されているため、パフォーマンスに悪影響を与える可能性があったとしても有効化したままです。
「Ryzen 9 9950X3D2 Dual Edition」の比較ベンチマークに使用するテスト機材です。
第三者の意思を反映させたくないので、予算が許す限りすべてのPCパーツを自分で用意しています。
9950X3D2本体は、ちもろぐ読者さんの協力(Ryzen X3Dシリーズでいつもお世話になっております)により、発売日に入手できました。・・・せっかく発売日にゲットしたのに、筆が遅すぎて意味が。
CPUの電力設定は「定格準拠」です。自作PC系のベンチマークにありがちな「全力モード」ではなく、CPUメーカーが定めた基準値を設定します。
具体的に以下のとおりです。
| Intel CPU | PL2瞬発電力 | PL1定格電力 | Tau※PL2持続時間 | IccMax許容電流 |
|---|---|---|---|---|
| Core Ultra 7 270K Plus | 177 W | 125 W | 56 秒 | 287.00 A |
| Core Ultra 7 265K | 177 W | 125 W | 56 秒 | 287.00 A |
| Core Ultra 5 250K Plus | 159 W | 125 W | 56 秒 | 287.00 A |
| Core Ultra 5 245K | 159 W | 125 W | 56 秒 | 287.00 A |
| Core Ultra 5 225 | 121 W | 65 W | 28 秒 | 287.00 A |
| Core i7 14700K | 253 W | 125 W | 56 秒 | 307.00 A |
| Core i5 14400 | 154 W | 65 W | 28 秒 | 255.75 A |
| Core i5 12400 | 117 W | 65 W | 28 秒 | 255.75 A |
| Core i5 11400 | 154 W | 65 W | 28 秒 | 255.75 A |
| Core i7 10700K | 224 W | 65 W | 28 秒 | 255.75 A |
| Ryzen CPU | PPTパッケージ電力 | TDPCPU単体電力 | – | – |
| Ryzen 9 9950X3D2 | 270 W | 200 W | ||
| Ryzen 9 9950X3D | 200 W | 170 W | ||
| Ryzen 7 9800X3D | 105 W | 88 W | ||
| Ryzen 7 9700X | 88 W | 65 W | ||
| Ryzen 5 9600X | 88 W | 65 W | ||
| Ryzen 7 7800X3D | 88 W | 65 W | ||
| Ryzen 7 7700 | 88 W | 65 W | ||
| Ryzen 5 7500F | 88 W | 65 W | ||
| Ryzen 7 5700X | 105 W | 65 W | ||
| Ryzen 5 4500 | 88 W | 65 W | ||
| Ryzen 5 3600 | 88 W | 65 W |
※Intelの説明書いわく「秒」ではなく「移動平均の参照範囲」なので、負荷の掛け方次第でPL2の持続時間はやや変動します。
CPUの電力設定や、使用するメモリクロックは一般的なBTOパソコンに準拠します。
DDR5プラットフォームなら、JEDEC準拠のDDR5-5600ネイティブメモリ(※CPUの仕様により4800~5200で動作する場合あり)を、DDR4プラットフォームも同様にJEDEC準拠のDDR4-3200ネイティブメモリを使います。
マザーボードもできる範囲で同じメーカーの同グレード品を揃え、ベンチマーク用のSSDはすべて「WD Black SN850X 8TB」で統一します。

(コンシューマ向けで最速のグラボ)
グラフィックボードは「RTX 5090 32GB」を採用。
レビュー時点で最速のグラフィックボードなため、CPUボトルネックが極めて発生しやすいです。「CPUフレームレート」を正確に測定するうえで絶対に欠かせない道具です。

(最大480 Hzで動作するゲーミングモニター)
検証用ゲーミングモニターは引き続き「LG 32GS95UE-B」を続投します。
4Kで最大240 Hz、フルHDで最大480 Hz対応のOLEDゲーミングモニターです。ベンチマークソフトによって、垂直同期が切れず測定ミスの原因になるケースがあるため、ネイティブ高Hzモニターを使って事前に回避します。

(最大120 Hzで動作する定番HMD)
一部VRゲームのベンチマークに限り「Meta Quest 3(512 GB)」も併用します。
Metaアプリストアで販売されている「Virtual Desktop」を使って、ゲーミングPCとQuest 3を無線で接続して使います。実際にVRゲームをプレイされている方のnoteを見た限り、Virtual Desktopが一種のデファクトスタンダード(定番)です。
Ryzen 9 9950X3D2のゲーム性能(vs RTX 5090)
- VALORANT
- Escape from Tarkov
- サイバーパンク2077
- モンスターハンターワイルズ
- 紅の砂漠
- アークナイツ:エンドフィールド
- 鳴潮
- ゼンレスゾーンゼロ
- Cities:Skylines II
- マインクラフト:Java
- VRChat(Quest 3)

ちもろぐでは、3種類のフレームレートをグラフに掲載します。
- 平均フレームレート(Average)
- 最低フレームレート(Min 1%)
- 急落フレームレート(Min 0.2%)
「平均フレームレート(Average)」は文字どおり、ベンチマーク区間の平均値です。ベンチ中に記録したフレーム数を、ベンチ時間で割って出しただけの数値です。
平均値が高ければ高いほど、そのCPUは高性能だと評価できます。
しかし、平均値はあくまでも平均に過ぎず、「カクつき」「ガタガタ」とした主観的にイライラする挙動※を正しく評価できません。
※「スタッター」「不均一なフレーム遷移」などと呼ばれる現象
「最低フレームレート(Min 1%)」の出番です。ベンチマーク区間で記録されたフレームレートのうち、下から数えて1%に該当する数値を抜き出します。
急激なフレームレートの落ち込みが発生すれば、最低フレームレート(Min 1%)に記録が残ります。
さらに「急落フレームレート(Min 0.2%)」も追加して、スタッターと呼ばれる現象をグラフから捉えやすく改良しました。

3種類のフレームレートが互いに近ければ近いほど、安定したフレームレートです。逆に3種類のフレームレートがバラバラに離れていると、おそらく不均一なフレームレートです。
「CPUフレームレート」をざっくり説明すると、CPUが1秒あたりに処理できるフレーム数です。
レビュー時点の傾向ですが、CPUの毎秒フレーム数よりも、GPU(グラボ)の毎秒フレーム数が高いです。
グラフィックボードが200 fpsを処理できる性能を持っているのに、CPUが100 fpsしか処理できない場合、ゲーミングモニターに表示されるフレームレートは「100 fps」となります。
- 最大値- 両者の差分 = 実際のフレームレート
200 fps – (200 – 100 fps) = 100 fps
CPUフレームレートとGPUフレームレートのうち、低い数値が最終的に表示されます。
そしてCPUフレームレートを正確に知るためには、可能なかぎり速いグラフィックボードが必要です。
よくあるツッコミが「RTX 5090を実際に使ってる人はほとんどいない」ですが、RTX 5090を使う予定がなくても、RTX 5090を使った測定値がもっとも信頼できます。
なぜなら各CPUが処理できるフレーム数が分かっているからです。CPUフレームレートを把握できれば、同じくらいのフレームレートを持つグラボを選ぶだけです。
平均100 fpsのグラボなら、平均110 fpsくらいのCPUを選べば間違いないでしょう。逆に平均100 fpsのグラボに、平均50 fpsしか出せないCPUを選ぶのは無駄が多いでしょう。
VALORANT

| WQHD (2560 x 1440) | 4K (3840 x 2160) |
|---|---|
![]() | ![]() |
競技性が非常に高い、人気のeSportsタイトル「VALORANT」をベンチマーク。マップ「THE RANGE」でボットを召喚して、重火器「オーディン」を乱射しながらエイムを振ります。
VALORANTはゲームモードによりCCD0側へセットされ、おおむね9950X3Dや9800X3Dと同じ性能です。
ゲームモードを無効化すると全スレッドを使いますが、平均フレームレートがやや悪化します。VALORANTは帯域幅よりもレイテンシに敏感なゲームでした。
といっても、どちらにせよ平均500 fps台を軽く出しています。最大500 Hz超なフラグシップ級の競技ゲーミングモニターも問題なく使える性能です。
基本的にゲームモードに任せつつ、空いているCCD1側へ配信アプリやDiscordなど、ゲーム以外のタスクを振り分けると安定性がさらに増します。
Escape from Tarkov(タルコフ)

| WQHD (2560 x 1440) | 4K (3840 x 2160) |
|---|---|
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今もなお、カルト的な人気を誇るPvPvE脱出シューター「Escape from Tarkov」をベンチマーク。重たいと定評のある「Streets of Tarkov」にて、PvEモードを模した練習モード※で出撃します。
ローカル環境のPvEモードの場合、自分以外のプレイヤー(SCAVなど)もすべてCPUで処理する必要があり、CPUとメモリ帯域の両方に驚異的な負荷がかかります。
ゲームモード任せだと、タルコフをゲームタスクと認識してCCD0側へ自動的にセットされます。9950X3Dとほぼ同じ性能にとどまります。
ゲームモードを無効化してから再度ベンチマークしてみると、平均フレームレートが約1.2倍に向上します。
もともとメモリ帯域幅に敏感に反応するゲームと言われているとおり、デュアルCCDアクセスで得られた広大なメモリ帯域幅が見事に効いている様子です。
ゲーム側が頻繁にアクセスするデータサイズ次第で、デュアル3D V-CacheはCCD to CCD遅延を上回る利益を残します。念のため、1日おいてから再度ベンチマークしましたが、1~2%程度の誤差で再現しました。
タルコフにおいて、9950X3D2(ゲームモード無効)は効果ありです。

※出現するボットの分布にかなりムラがあるため、ベンチマークの再現性(バラツキ)が悪いです。3~5%程度の小さな差は「誤差」と見なした方が安全かもしれません。
Cyberpunk 2077

| WQHD (2560 x 1440) | 4K (3840 x 2160) |
|---|---|
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SFオープンワールドの傑作として知られる「サイバーパンク2077」をベンチマーク。
発売から日がたったタイトルですが、優れたレイトレーシング効果や、NPCが密集した高密度のオープンワールドで構成されています。CPUに大きな負荷がかかりやすく、まだまだ現役のCPUベンチマークです。
名前の知れた有名なゲームだけあり、スケジューラーの挙動が正常です。サイバーパンク2077をゲームタスクと見なし、CCD0側にセットされました。
しかし、CCD0だけで動かすと9950X3Dに対して約5%ほど性能が下がります。試しにCCD1側へセットしてみると、性能がやや改善して9950X3Dを上回る結果に。
ゲームモード無効化は逆効果で、7800X3Dを超える程度まで性能が下がります。よって、Ryzen 9 9950X3D2(CCD1)は過去最高の性能です。

モンスターハンターワイルズ

| WQHD (2560 x 1440) | 4K (3840 x 2160) |
|---|---|
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有名な国産ゲームタイトル「モンスターハンターワイルズ」をベンチマーク。巨大な森林生態系と水辺の鏡面反射(レイトレーシング)が広がるマップ「緋の森(豊穣期)」にて、高いCPU負荷を与えます。
9950X3DだとフルHD時にフレームレートが伸びない傾向でしたが、9950X3D2なら安定して9800X3D相当まで出せます。WQHD ~ 4KでCPU負荷が増えても同じ傾向です。
ゲームモードを切っても9950X3Dに匹敵するあたり、おそらくゲームモードが正常に機能していない可能性があります。
たしかにモンハンワイルズをCCD0側に割り当てるところまで正常ですが、実際にはミリ秒単位でCCD1へ漏れる瞬間があり、平均フレームレートをわずかに押し下げています。
9950X3D2であれば、どちらにアクセスしようと得られるメモリ帯域幅は同じです。”二重苦” のひとつ「メモリ帯域幅の大幅な減衰」から解放されているため、スケジューラーがポンコツでも性能が安定しやすいです。
紅の砂漠

| WQHD (2560 x 1440) | 4K (3840 x 2160) |
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超広大なオープンワールドと何百時間も遊べるコンテンツ量の暴力で500万本も売り上げた、韓国パールアビスの最新作「紅の砂漠」をベンチマーク。
一般的にCPUボトルネックが発生しないと紹介されるゲームですが、メインコンテンツのひとつに挙げられる「拠点占拠」でCPUボトルネックが発生しやすいです。

(映ってる範囲だけで約20人、その周囲もNPCだらけ)
広いマップに100人単位の味方NPCと敵Mobが密集して出現するうえ、それぞれが複雑な戦闘を繰り広げます。CPUが処理しなければならない仕事量は非常に大量で、当然ながらCPUボトルネックも発生します。
おそらく効果があるはず、と踏んでいたゲームです。結果はやはり想定どおり、ゲームモード有効時で9950X3D超え、ゲームモードを切っても性能が下がるどころか逆に上昇します。
マルチスレッド性能とメモリ帯域幅どちらも求められるゲームシーンなので、全スレッド使用時の9950X3D2が強いです。しかし、伸び幅の少なさを見る限り、CCD to CCD遅延が足を引っ張っている印象あり。
アークナイツ : エンドフィールド

| WQHD (2560 x 1440) | 4K (3840 x 2160) |
|---|---|
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美麗なテクスチャ品質のキャラクターモデリングや独自の工業要素で人気を集める、中国産ARPGタイトル「アークナイツ:エンドフィールド」をベンチマーク。
意外にも工業コンテンツ自体はそれほどCPUボトルネックが発生せず、NPCや敵Mobが密集するエリアでフレームレートが伸びづらいです。
エンドフィールドに限らず、鳴潮や原神から最新作のNTEまで。NPCが大量に出現すると途端にCPUボトルネックが顕在化するゲームは決して珍しくなく、むしろ一般的な傾向です。
Ryzen 9 9950X3D2は「武陵城」にて、9950X3Dや9800X3Dと同等です。ゲームモードの有無もあまり関係がなく、性能差に変化なし。
ゲームモードが効いていてもCCD1側へ処理が漏れる傾向があるので、てっきり9950X3D2がもう少しと伸びると予想していたものの、ほとんど変化が出なくて残念です。
鳴潮(Wuthering Waves)

| WQHD (2560 x 1440) | 4K (3840 x 2160) |
|---|---|
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いわゆる中国産オープンワールドRPGタイトルの中で、最高峰のグラフィック品質とアクション性を兼ね備えている「鳴潮(Wuthering Waves)」をベンチマーク。
CPUボトルネックの魔境「スタートーチ学園」にて、一定のコースをバイクでツーリングしながら測定します。
ゲームモードに関係なく、鳴潮をゲームタスクと認識しません。どちらを使っても全スレッドを使う挙動ですが、フレームレートがさらに伸びて9950X3Dを超えています。
9800X3Dだと微妙にスレッド数が不足して性能が安定しづらく、9950X3Dで安定感が増し、9950X3D2でさらに性能が向上します。安定したマルチスレッド性能と、メモリ帯域幅が重要なゲームです。

(DMCライクなアクション性もあるから高fpsが欲しい)

ゼンレスゾーンゼロ

| WQHD (2560 x 1440) | 4K (3840 x 2160) |
|---|---|
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原神で知られるHoYoverseが送る、アクション特化タイトル「ゼンレスゾーンゼロ(ZZZ)」をベンチマーク。
ロケ地をルミナスクエアから新マップ「澄輝坪」に移しました。以前にも増してCPU負荷が増えており、フルHD ~ 4Kまで一貫してCPUボトルネックが発生します。
エンドフィールド「武陵城」や鳴潮「スタートーチ学園」と同じく、CPUボトルネック(もしくはメモリ帯域幅ネック)が深刻なゲームです。
しかし、ゲームモード無効で全スレッドを使ってみると、逆に性能が悪化しました。てっきりメモリ帯域幅が効く予想でしたが、CCD to CCD遅延の損失が上回るようです。
ゲームモードを有効にしてCCD0側へゼンゼロを割り振ると、一気に伸びて9950X3D2が過去最高の性能です。
9800X3Dだと少し性能不足、9950X3Dならマルチスレッド性能は改善するもののCCD1漏れが足を引っ張り帳消し、漏れてもペナルティが少ない9950X3D2で性能アップを実現できます。
Cities : Skylines II

| WQHD (2560 x 1440) | 4K (3840 x 2160) |
|---|---|
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都市シミュレーターの著名なタイトル「Cities : Skylines II(シティスカ2)」をベンチマーク。
前回のベンチマークから人口を5倍(約50万人)に増やし、並のCPUで到底耐えられない負荷を与えます。検証の結果、ほとんどのCPUがフレームレートをマトモに出せなかったです。
フルHD ~ 4Kまで関係なく、安定したフレームレートを出力できないです。
ただし、シミュレーション速度(Smooth Speed)は明確にCPU性能差が反映されます。詳しくは「➡ シミュレーション速度の比較」をどうぞ。
マインクラフト(Java版)

| WQHD (2560 x 1440) | 4K (3840 x 2160) |
|---|---|
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全世界で少なくとも4000万本以上を売り上げている、超人気なサンドボックスゲーム「マインクラフト(Java版)」をベンチマーク。
Bedrock版がリリースされていても、優れたMOD互換性のために今でもJava版をプレイするユーザーが多いです。全世界で約1700万ダウンロードを誇る人気MODパック「ATM10(All the Mods 10)」も導入して、CPUに計算負荷を供給します。
計算量が多くてフレームレートが伸びづらい過酷なベンチマークですが、Ryzen 9 9950X3D2はゲームモード無効時に記録を塗り替えます。
ゲームモード有効だとマインクラフトをゲームタスクと認識して、自動的にCCD0側へ寄せてくれますが、性能は9950X3Dにやや劣ってしまいいます。

(All the Mods 10を導入したセーブデータ)

VRChat(SteamVR)

| WQHD (2560 x 1440) | 4K (3840 x 2160) |
|---|---|
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ヘッドマウントディスプレイ「Meta Quest 3」を装着して、Virtual Desktop経由でVRChat(SteamVR)をベンチマーク。
レンダリング解像度をできる限りフルHD ~ 4K相当に調整してから、VRChatの性能を評価する専用ワールド「VRCMark v2」でフレームレートを測定します。
- ➡ Room C1:数人がインスタンスにいる普通のワールド
- Room C2:参加人数の多い集会イベントを模したワールド
- Room G1:リッチな表現が組み込まれた景観系のワールド
- Room G2:精細な景色が詰め込まれた大規模なワールド
VRCMark v2に4種類のベンチマークが収録されていて、今回はやや軽量な「Room C1」を使いました。「Room C2」の結果も興味深いですが、そちらはVRChatベンチ特集に掲載する予定です。
Room C1でベンチマークした結果、Ryzen 9 9950X3D2は若干の改善にとどまります。
- CCD0側に寄せる:--affinity=FFFF
- CCD1側に寄せる:--affinity=FFFF0000
いつもどおり、Steamの起動オプションでVRChatをCCD0側に寄せると、9950X3Dと大差ない平均フレームレートとスタッター頻度です。
サイバーパンク2077の事例と同様に、あえてVRChatをCCD1側へ寄せてみます。結果、ややスタッターが減って平均値の底上げに成功します。
ゲームモードを無効化して全スレッドにVRChatを振り分けた場合、平均値がかなり悪化するものの、スタッターが目に見えて快適性がむしろ上がります。
・・・結局のところ、デュアルCCD設計とVRChatの相性はあまり良くないです。運用の簡単さを考慮すると、やはりシングルCCD設計の9800X3D(9850X3D)が万人向けと評価せざるを得ないです。
実際にVRChatについて解説されている人も9950X3D系は玄人向けとの評価です。ベンチマークの結果からも、おおむね妥当な評価でしょう。

(VRCMark v2 : リザルト画面)

ゲーミング性能【11ゲーム平均】

| WQHD (2560 x 1440) | 4K (3840 x 2160) |
|---|---|
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ここまでベンチマークした11個のゲーム結果を、平均値(幾何平均)にまとめました。
Ryzen 9 9950X3D2はゲーミング性能をわずかに改善し、Ryzen 9 9950X3DやRyzen 7 9800X3Dと同程度の性能です。WQHD ~ 4Kでもほぼ同じ性能です。
タルコフやサイバーパンク2077など、一部のゲームで目立った性能差がありますが、平均的に見れば控えめな性能差にとどまっています。

AMD公式がアピールする「同程度のゲーミング性能」に嘘偽りはありません。
しかし、9950X3D2はゲームモードの有無に影響を受けづらくなっていて、スケジューラーが誤ったスレッド振り分けをしても意外とゲーム性能が下がらないです。
| ゲームモード無効時 | 平均fpsが・・・ (スタッター含まず) |
|---|---|
| VALORANT | 低下 |
| Escape from Tarkov | 逆に向上✅ |
| サイバーパンク2077 | 低下 |
| モンスターハンターワイルズ | 同等✅ |
| 紅の砂漠 | 逆に向上✅ |
| アークナイツ:エンドフィールド | 同等✅ |
| 鳴潮 | 同等✅ |
| ゼンレスゾーンゼロ | 低下 |
| Cities : Skylines II | 同等✅ |
| Minecraft : Java | 逆に向上✅ |
| VRChat | 低下 |
検証した11本のゲームで、ゲームモード無効時に平均フレームレートが下がったゲームが4本です。残り7本が同等、もしくは逆に性能アップでした。
片方がnon-X3Dな従来モデルだと基本的にゲームモード(CCD0優先)を避けられないですが、両方ともX3D版になった9950X3D2なら、ゲームモード不要なケースが半数(7本 / 11本中)です。
筆者おすすめの運用方法は、常時ゲームモードを無効化しておいて、CCDを跨ぐとフレームレートが下がりやすいゲームに限って「CCD1に寄せる」です。

Ryzen 9 9950X3D2のCPU性能をベンチマーク
- シングルスレッド性能
- オフィスソフトの性能
- ブラウザ(Edge)の性能
- 写真編集(画像処理)の性能
- 動画編集(4K~6K)の性能
- イラストソフトの性能
- マルチスレッド性能
- 数値計算の処理性能
- Cities:Skylines IIの演算性能
- ローカル生成AI(LLM)の性能
シングルスレッド性能

| Cinebench R15 (スコア) | VVenC (平均fps) |
|---|---|
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パソコンのサクッとした体感性能にそこそこ関係性がある、シングルスレッド性能を調べます。
Ryzen 9 9950X3D2は、Cinebench R23とR15で二番手クラスです。動画エンコード(VVenC)はわずかに性能が向上し、最高クラスのシングルスレッド性能です。実際の体感性能も申し分なく、フラグシップCPUらしいサクサク度でした。
オフィスソフトの性能

| Excel (平均値) | PowerPoint (平均値) |
|---|---|
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PCMark 10スコアによる比較グラフはこちら
➡ Word / Excel / PowerPoint
有償版PCMark 10(Professional Edition)限定で使えるCLIモードを使って、Microsoft Office 365(または買い切り版のOffice 2024)の動作速度をベンチマーク。
Ryzen 9 9950X3D2が記録したオフィス性能を見ていくと、Word(文書作成)で平均0.258秒(258ミリ秒)、Excel(表計算)は平均0.211秒(211ミリ秒)で非常に速いです。
PowerPoint(パワポ作成)は平均0.173秒(173ミリ秒)で特に問題なし。実用上ほとんど瞬時のレスポンス性を出せています。
ブラウザ(Edge)の性能

| PCMark 10 Edge (スコア) | Speedometer 3.1 (スコア) |
|---|---|
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Windows標準搭載ブラウザ「Edge」の動作速度をベンチマーク。
PCMark 10 Proを用いた測定で、Ryzen 9 9950X3D2は平均0.062秒(62 ms)です。ほとんど瞬時の反応性でEdgeを動かせていて基本的に快適な動作に感じます。
幾何平均スコアに換算すると26434点、Core Ultra 7 270K Plusに匹敵します。実際の処理速度なら1 ms未満の差だから、人間にとって同一の性能です。
Speedometer 3.1を用いた測定では、Ryzen 9 9950X3D2と9950X3Dに約7%もの性能差が出ました(45.7点 / 2位)。
写真編集(画像処理)の性能

フリーソフト「XnConvert」を使って、圧縮率が悪いPNG画像(4K解像度)を圧縮率の高いWebP画像(4K解像度)に変換します。
Ryzen 9 9950X3D2は100枚あたり134秒で完了です。キャッシュ容量やメモリ帯域がほとんど効果を見せず、ほとんどシングルスレッド性能に依存しています。大量のコアを備えていながら、Ryzen 7 9700Xと大差ない性能です。

Adobe CameraRAWを使って、Sony a7Vで撮影した約3300万画素のRAW写真(20枚)をJPG画像に現像します。
RAW現像の処理内容に、コントラスト調整や彩度補正など基本的な編集に加え、AIマスク処理によるノイズ除去やモアレ除去も入れています。
Ryzen 9 9950X3D2は過去最速となる31.1秒でRAW現像を終え、Ryzen 9 9950X3Dの43.5秒を約14%も上回る性能です。
単純なシングルスレッド性能よりも、メモリ帯域幅が効きやすいベンチマークなので、両方のCCDがX3D化された9950X3D2が勝つのは必然です。
9950X3Dの場合、non-X3D側に処理が振られる瞬間が無駄でした。一方の9950X3D2なら、どちらのCCDに処理を振っても広大なメモリ帯域幅の恩恵にあやかれます。
スレッド振り分けの最適化をせずとも安定したパフォーマンスを引き出せる主な要因です。

| 一般処理 (スコア) | フィルター処理 (スコア) |
|---|---|
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写真編集の代表的ソフト「Adobe Photoshop CC」の処理速度を、PugetBench for Psバッチで測定します。
シングルスレッドに依存するテスト内容、かつRyzenシリーズが妙に高いスコアを記録する傾向です。
Ryzen 9 9950X3D2は13600点台で、歴代最高のスコア。Core Ultra 200S Plusシリーズに対して約1.2~1.3倍のスコアですが、価格差(ほぼ3倍)を考慮すると、費用対効果がかなり悪いです。
動画編集(4K~6K)の性能
無料で使える動画編集の代表的ソフト「DaVinci Resolve Studio」の処理性能を、PugetBench for DRバッチで測定します。
プリセット「Extended」を用いて4K~6K素材の動画編集を行い、処理のグループごとにスコアを分けて集計しました。なお、LongGOPやGPU EffectsグループはCPUと無関係なので除外済みです。
Ryzen 9 9950X3D2の総合スコアは114700~114900点でした。9950X3Dをたった2%超える微妙な性能差にとどまり、グループごとの性能差も同様の傾向です。
CPU単品価格が3分の1で済む、Core Ultra 7 270K Plusと比較して性能差があまりにも小さすぎて、やはり費用対効果(コスパ)の観点で大幅に見劣りします。
もし、写真編集や動画編集のために9950X3D2を買うか考えているなら、おすすめしません。Core Ultraのような高度な内蔵グラフィックス機能もありません。
コスパ良く編集マシンを買うならCore Ultra 200S Plusシリーズがコスパ良し。CPU単品で約12万円も予算を浮かせられ、メモリ容量やグラフィックボードのアップグレードに充てられます。
イラストソフト(クリスタ)の性能

| 水彩ブラシ(16px) (平均fps) | 水彩ブラシ(64px) (平均fps) |
|---|---|
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2Dイラスト制作で覇権をとる定番ソフト「CLIP STUDIO PAINT PRO(クリスタPRO)」の処理性能をベンチマーク。
約2560万画素(6144 x 4168 px)の巨大な編集データに対し、レイヤー操作(回転)やブラシ入れ(水彩ブラシ)を加えたときの、リアルタイムな滑らかさをフレームレートで評価します。
差分フレーム推定法で評価してみた
Ryzen 9 9950X3D2のイラスト性能は優秀です。レイヤー回転が平均30 fps前後に達し、ソフト側の上限が見えています。
16 pxの細いブラシは平均59 fps、ソフト側の上限(60 fps)に迫ります。64 pxの太いブラシになると平均27.7 fpsまで下がりトップクラスの性能ですが、9800X3Dに勝てません。
クリスタPROは一部の処理だけマルチスレッド化され、肝心のペン入れ作業のほとんどがシングルスレッド依存です。16コアをフルパワーに活かせるシーンはほぼ見当たりません。

マルチスレッド性能

| Cinebench R15 (スコア) | VVenC (平均fps) |
|---|---|
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CPUの理論性能(マルチスレッド性能)を、Cinebenchと動画エンコード(VVenC)でベンチマーク。
Ryzen 9 9950X3D2はさすが約18万円もするだけあり、過去最高のスコアを更新します。
しかしながら、あまり褒められた数値でもないです。物理16コアに平均265 W(ピーク時340 W)も突っ込んで、電力効率のスイートポイントを無視し、なんとかひねり出したスコアです。
かつてIntelがやっていた電力でごリ押す戦法を、今やAMDが使う側に回ってしまいました。・・・試しにPPT = 200 Wでベンチマークをすると、ものの見事に9950X3Dと同じスコアです。
両方のCCDに3D V-Cacheを積んでも、ほとんどのクリエイティブ性能で特に影響は出ません。だから電力プロファイルを約70 Wも増やして、最上位らしい見た目に仕上げただけです。
ちなみに、9950Xシリーズにつづく2番手をつけているCore Ultra 7 270K Plusは、平均180 W(ピーク時200 W)で約40600点です。ワットパフォーマンスはすっかりCore Ultra 200Sに後塵を拝する状態です。
レンダリングはマルチスレッド帯域幅にスケール(比例)しやすい一方、動画エンコードはおおよそ8スレッド以上からスケールが急速に鈍化します。
コア数が多ければ多いほどマルチスレッド帯域幅に一致するエンコード速度を出せなくなり、せっかくの多コアCPUをうまく活かせません。タイル分割エンコードを使ったり、ひとつのファイルに対して複数のエンコーダを併用したり、ちょっとした工夫が必要です。
当ブログのVVenCベンチマークは当然ながらマルチスレッド最適化を施しており、バニラ状態で測定するより約1.3~1.4倍ほど高速化しています。
数値計算の処理性能
| 7-Zip 圧縮 (スコア) | 7-Zip 展開 (スコア) |
|---|---|
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定番の圧縮ツール「7-Zip」を使って、圧縮と展開(解凍)スピードをベンチマーク。
Ryzen 9 9950X3D2は圧縮が200406 MIPS、展開は279607 MIPSです。両CCDが3D V-Cache化され、メモリ帯域幅の向上が反映されています。
PPT = 200 Wでもスコアが変わらない結果から、CPUの性能よりもメモリ帯域幅が先にボトルネックだと推測できます。

筆者がよく使っている「Python」の計算速度もベンチマーク。
物理コア数にスケールしやすく、論理スレッド数にスケールしづらいベンチマークなので、物理コアを大量に持つCore Ultraシリーズがやや有利な結果です。
それでも9950X3D2は毎秒1.29計算量でトップの性能を収めます。Cinebenchと同様に、Core Ultra 7 270K Plusをやや上回ります。
Cities:Skylines IIの演算性能

都市シミュレーター「Cities : Skylines II(シティスカ2)」において、人口50万人都市を3分以内にどれだけ速くシミュレーションできるかを競うベンチマークです。
Developer Modeで把握できるシミュレーション速度(Smooth Speed指標)を用いて評価します。
シミュレーション速度を「1.0倍」に設定しているので、「1.000」に近い数値を出せれば出せるほど高性能なCPUです。

(ごく短時間で演算速度を戻せるCPUが有利です)
Ryzen 9 9950X3D2はゲームモード有効のままだと、立ち上がりにやや遅れます。Ryzen 9 9950X3Dと大差ない x0.53~0.54程度しか出ないです。
ゲームモードを切って全スレッドを常時使える状態にすると、立ち上がりがかなり改善されて x0.60台に改善されます。9950X3Dと比較して約1.1倍の性能差です。
・・・正直、もっと伸びて3分で等倍速度が可能だと予想していたので、意外と伸びなくて残念です。
- 9950X → 9950X3D:約1.9倍
- 9950X3D → 9950X3D2:約1.12倍
9950X3Dの時点で、メモリ帯域幅はすでに十分なレベルに達していて、どちらかと言えばマルチスレッド性能がボトルネックになっている可能性が高いです。

ローカル生成AI(LLM)の性能

VRAMに入り切らない巨大なLLMモデルを、CPUと分担して効率的に処理する「CPU MOE」モードでベンチマーク。
llama-serverに送った起動コマンドと使用したLLMモデルを以下に示します。
llama-server -m model/Qwen3.6-35B-A3B-Uncensored-HauhauCS-Aggressive-Q8_K_P.gguf -np 1 --fit on --fit-ctx 128000 --fit-target 256 -ctk q8_0 -ctv q8_0 --jinja --reasoning off --temp 1.0 --top-p 1.0 --top-k 40 --min-p 0.00 --port 8001
指示内容は「予算50万円で以下のPCパーツ一覧から、AIイラスト生成におすすめなパソコン構成を6000語で提案してください。なお、口語気味の文体かつ、キャラクター設定は刻晴(原神)でお願いします。」です。

(提案内容も刻晴のキャラ再現もイマイチ・・・)
Ryzen 9 9950X3D2は毎秒50トークンで回答を終えました。
基本的に、CPU性能よりも先にメモリ帯域幅が壁になって性能差が出ないです。3D V-Cacheなら帯域幅を増やす効果がありますが、LLMで扱うデータ量があまりに多すぎて、ほとんど効果を発揮しません。

IPC(クロックあたりの処理性能)
最後はオタク向け情報「IPC(クロックあたりの処理性能)」で締めます。
CPUの動作クロックを3.5 GHzに固定してから、シングルスレッド性能をベンチマークすると、CPUの技術的な進化を示す「IPC」を抽出できます。
Ryzen 9 9950X3D2はCinebench R23で221.6点、現時点でCore Ultraシリーズに続くIPCです。演算器だけの性能なら、Core Ultraが一歩先を行くようです。
では、処理範囲にL3キャッシュ領域も含める7-ZipやVVenCだとどうでしょう。7-Zip(展開)とVVenCはほとんど効果がなく、Core Ultraと拮抗します。
7-Zip(圧縮)に限って広大なL3キャッシュ容量が効きやすく、9950X3D2が群を抜いて高いIPCです。

高負荷な「マルチタスク」耐性をベンチマーク
マルチタスクの設定:OBSでVtuberになってゲーム配信録画

現代のCPUベンチマークで決定的に欠けているデータが「マルチタスク負荷耐性」です。システム全体に “度を越した負荷” を供給して、それでもCPUが安定したフレーム遷移を続けられるか検証します。
“度を越した負荷” は以下のとおりです。

- OBS Studioでゲーム実況配信(2560 x 1440)
- VSeeFaceでVtuberアバターにモーションキャプチャーを実装
- 毎秒125サンプルの消費電力モニターを常駐
- YouTubeで「ヒビカセ 高ビットレートHEVC版」を再生
- Chromeで重たいWebサイト(例:App Store)を開く
- ゲーム「鳴潮」でスタートーチ学園に向かって移動する
- ゲームのダウンロード(約33 GB)を同時進行する
バラバラのアプリを多数起動して各スレッドを常時占有させつつ、最後の仕上げがゲームダウンロードです。
最近のSteamやWindows Updateは、ダウンロードしながら同時に解凍処理もするせいで、メモリ帯域からCPU内部まで染み渡る負荷が発生します。単純なアイデアながら、並のCPUがガタガタ言い出すので採用です。
テストコースを一部抜粋したサンプル動画(倍速)
ゲーム配信録画(マルチタスク)時のフレームレート

9950X3Dと目立った性能差が出なくて、少し落胆してます。最低フレームレートの落ち込みや、スタッターの頻度に有意な差があるものの、価格差に見合う分かりやすい性能差が欲しかったです。
しかし、スレッド管理の簡単さは9950X3D2だけに許された特権です。上記データの「GM:OFF(ゲームモード:無効)」が、スレッド管理を放棄した結果です。
9950X3DであればCCD0側にゲームを振り分けて、ゲーム以外をCCD1側に寄せないと性能が不安定化します。一方で9950X3D2は両方のCCDに3D V-Cacheがあり、どちらにアクセスしても同じ性能です。
加えて「鳴潮」はCCD to CCD遅延よりもメモリ帯域幅が効きやすい傾向だったため、これほどの高負荷マルチタスクですら、手動スレッド制御を必要としませんでした。
- ゲームモード有効:平均108.2 fps
- ゲームモード無効:平均106.9 fps
※スレッド制御を放棄(何もしない) - 明示的にCCD0指定:平均104.5 fps
- 明示的にCCD1指定:平均106.2 fps
やはりデュアル3D V-Cacheシステムの真髄は「初心者でも扱いやすい特性」です。何もせずにそのまま、手動調整をあれこれ施した9950X3Dに迫る結果を出せて驚きました。


配信の安定性を「ドロップフレーム率(コマ落ち)」で評価します。OBS Studioの統計タブから確認できます。
非常に重たいマルチタスク環境下でも、OBS自体の安定性にほとんど変化がないです。どれを使ってもコマ落ちしないゲーム配信が可能です。
ただし、実際に配信される映像とゲーム中のフレームレートはしっかり相関します。コマ落ちがなくてもゲーム中が30 fpsだったら、配信される映像も30 fpsです。
できればゲーム中で平均60 fps以上を出力できるCPUを選ぶといいでしょう。
マルチタスク時のPSOスタッター頻度
「鳴潮」はゲーム起動時にシェーダーコンパイルを実行しますが、残念ながらゲーム起動後もしばらくシェーダーコンパイルがランダムに挟まります。
突発的にコンパイル処理が入ったとき、CPUが瞬時にコンパイルを完遂できなければ、一時的にゲーム画面が硬直する「スタッター」としてプレイヤーのゲーム体験を損ないます。

ベンチマークのコースをウォームアップせずに測定します。CPUボトルネックの魔境「スタートーチ学園」に近づくほど、スタッターの頻度が上昇します。
基本的に物理コアが多いCPU、かつ異種コアを混載する場合は、異種コア間の性能差が少ないほどPSOスタッターを抑えやすい傾向です。
Ryzen 9 9950X3D2は「異種コア間の性能差が少ない」CPUです。両方のCCDに3D V-Cacheが搭載され、どちらにアクセスしても基本的に性能は同じだから、スタッターの頻度を半減させています。
スタッターの判定が引っかかりやすい平均100 fps領域で、スタッター頻度:1%台はまさに驚異です。
上位を占めるCore Ultraシリーズもスタッターを同程度に抑えているものの、平均フレームレートが約40%も低いため、9950X3D2が主観的に快適なゲームプレイだと感じやすいです。


(クリックするとグラフを大きく表示します)
生のフレームタイム記録を見てみます。
フレームタイムが可能なかぎり低いのは大前提として、上下の分散が少なく、突発的なヒゲ(スパイク)が少ないほど優秀です。
記録を見る限り、Ryzen 9 9950X3D2はスタッターの長さ(ヒゲの高さ)が低くなり、しっかりスタッターの頻度が下がっています。0.1秒(100 ms)を超えるスタッターも検出されなかったです。
同じ平均100 fps台のままスタッターだけ半減すると、配信しながらのゲームプレイがかなり快適です。

(クリックするとグラフを大きく表示します)
フレームタイムの分布量も確認します。
分布がグラフ左側に寄っているほど優秀です。基本的に両者ともに互角のフレームタイム分布量ですが、グラフ右側の頂点に性能差がハッキリ出ています。
9950X3D2が80 ms程度にスタッターを抑える中、9950X3Dはサクッと100 ms(0.1秒)を超えてしまいます。従来モデルの時点でかなり優秀な安定性だったと評価していますが、9950X3D2はさらに上の次元です。
“度を越した負荷” が加わっているイレギュラーな環境下において、平均100 fps台を維持しつつスタッター頻度1%台も両立するなんて信じられません。

Ryzen 9 9950X3D2の消費電力を測定

(定価975ユーロ:消費税と諸費込で約20万円)
各プラットフォーム間のCPU消費電力を正確に測定するため、Cybenetics Labsが製造する外部PMD「Powenetics V2」を使います。
よくある自作ツールと比較して、信頼性が非常に高いです。製造元のCybenetics Labsは「ISO/IEC 17025」認証を取得した厳格な測定ラボです。
もちろん、Powenetics V2も校正済みのツールで、マザーボード上の各コネクタから1ミリワット(0.001 W)単位で消費電力を正確に測定できます。
ブーストクロックの挙動を追跡

(クリックするとグラフを大きく表示します)
かつてのRaptor Lakeシリーズ(第13世代Intel Core)を超える、ド派手な電力プロファイルが標準化されています。
9950X3D(PPT = 200 W)ですら強烈な負荷だったのに、9950X3D2はさらにパッケージ電力(PPT)枠を引き上げ、なんとPPT = 270 Wが標準仕様です。
実際に測定してみると、平均265.5 W、スパイク(ピーク値)で337.6 W(!?!?)を記録します。
高負荷時の消費電力が極めて高く、マザーボードのVRM回路への負荷も相当に大きいです。TjMaxに達するとサーマルスロットリングが発動するため、性能を維持するために高性能な冷却クーラーも要求されます。
ツクモなど一部のBTOメーカーでは、Ryzen 9000シリーズのあまりに高い電力プロファイルを嫌って、独自のカスタム制御を導入する実例も見つかっています。


(クリックするとグラフを大きく表示します)
| クロック周波数 | CCD #0 | CCD #1 |
|---|---|---|
| シングルスレッド | ||
| 平均値 | 5327 MHz | 5159 MHz |
| ピーク値 | 5473 MHz | 5255 MHz |
| マルチスレッド | ||
| 平均値 | 4856 MHz | 4842 MHz |
| ピーク値 | 5042 MHz | 4968 MHz |
負荷ごとの実効クロック周波数を、参考程度に掲載しておきます。
| PPT : 200 W設定 (TDC : 160 A / EDC : 225 A) | |
|---|---|
| 平均値 | ![]() |
| ピーク値 | ![]() |
PPT = 200 W設定のグラフもついでに掲載します。
ゲームプレイ時の消費電力(平均値)

| WQHD (2560 x 1440) | 4K (3840 x 2160) |
|---|---|
![]() | ![]() |
Ryzen 9 9950X3D2のゲーミング性能は平均的には9950X3Dと大差がない割に、ゲーム中の消費電力(平均値)はしっかり増えています。
ゲームモード無効時の消費電力は特に増え方が顕著で、ワットパフォーマンス的な見方をすると、全スレッドのゲーム使用はやや非効率的です。
| ゲームタイトル | フルHD (1920 x 1080) | WQHD (2560 x 1440) | 4K (3840 x 2160) |
|---|---|---|---|
| VALORANT | 104.0 W | 100.0 W | 101.0 W |
| Escape from Tarkov | 85.1 W | 86.4 W | 84.8 W |
| サイバーパンク2077 | 136.8 W | 136.1 W | 132.1 W |
| モンスターハンターワイルズ | 111.5 W | 107.5 W | 104.4 W |
| 紅の砂漠 | 120.7 W | 119.2 W | 112.0 W |
| アークナイツ:エンドフィールド | 104.0 W | 105.6 W | 105.2 W |
| 鳴潮 | 125.0 W | 125.9 W | 126.5 W |
| ゼンレスゾーンゼロ | 104.3 W | 105.4 W | 106.4 W |
| Cities : Skylines II | 227.2 W | 228.3 W | 227.0 W |
| Minecraft : Java | 89.6 W | 90.1 W | 92.6 W |
| VRChat | 127.3 W | 128.8 W | 127.9 W |
ゲーム別の消費電力(個別)も参考程度にどうぞ。
ほとんどのゲームで約120 W前後の消費電力です。Cities : Skylines IIのみ約230 Wまで跳ね上がり、水冷クーラーでないとTjMaxに達する恐れがあります。
| ゲームタイトル | フルHD (1920 x 1080) | WQHD (2560 x 1440) | 4K (3840 x 2160) |
|---|---|---|---|
| VALORANT | 142.4 W | 148.3 W | 138.1 W |
| Escape from Tarkov | 123.0 W | 123.4 W | 124.6 W |
| サイバーパンク2077 | 161.5 W | 160.7 W | 158.8 W |
| モンスターハンターワイルズ | 151.6 W | 149.4 W | 143.3 W |
| 紅の砂漠 | 155.2 W | 154.9 W | 144.8 W |
| アークナイツ:エンドフィールド | 142.4 W | 142.9 W | 143.3 W |
| 鳴潮 | 125.7 W | 126.3 W | 127.3 W |
| ゼンレスゾーンゼロ | 140.6 W | 143.9 W | 144.5 W |
| Cities : Skylines II | 217.7 W | 221.5 W | 223.8 W |
| Minecraft : Java | 96.7 W | 97.2 W | 97.9 W |
| VRChat | 145.5 W | 145.0 W | 146.0 W |
ゲームモード無効時の消費電力(個別)データです。テストしたすべてのゲームで消費電力が増加します。
ゲームプレイ時のワットパフォーマンス

| WQHD (2560 x 1440) | 4K (3840 x 2160) |
|---|---|
![]() | ![]() |
ゲームプレイ時の電力効率(ワットパフォーマンス)を調べます。消費電力10 Wあたりの平均フレームレート(fps/10 W)です。
Ryzen 9 9950X3D2の電力効率はそこそこ悪くない数値で、9950X3Dに迫ります。ゲームモードを無効化すると、Ryzen 9 9950Xよりちょっと良い程度まで悪化します。
ワークロード別の消費電力(ゲーム以外)

Windows 11のデスクトップ画面を表示しただけの「ほぼ無負荷状態」な消費電力を調べます。
やはり「アイドルマスター」の異名を持つCore Ultraシリーズに敵わないですが、従来世代(Zen4世代)よりマシです。

(クリックするとグラフを大きく表示します)
平均11.3 Wです。スパイク(上位1%)で22 Wほど、瞬間的に50 W近いです。そこまで悪くないアイドル消費電力です。

(クリックするとグラフを大きく表示します)
なお、PPT = 200 Wを設定するとアイドル消費電力が2倍に増えます。
アイドル消費電力の測定には「HWiNFO」など、ソフト読みがよく使われますが、HWiNFO自体に結構なCPU負荷があります。よってWindows内で消費電力を測定しようとすると、どうしてもWindows 11が無負荷状態に切り替わらないです。
アイドル消費電力を測定しているはずが、いつの間にか軽量負荷を測定してしまっています。アイドル消費電力、つまり無負荷状態を測定するなら、必ずWindowsの外側から消費電力を測定してください。
もし安価にやるなら、電源ユニットを2台に分割して、CPUを担当する電源ユニットにコンセント型ワットモニターを取り付けて測定する・・・などが考えられます。
ちもろぐでは「Powenetics V2」をEPS +12Vコネクタに接続して、別のパソコンのUSBポートにつないで対象システムの外から測定しています。
| 1. シングルスレッド (Cinebench R23) | 2. 軽量負荷 (Speedometer 3.1) | 3. マルチスレッド (Cinebench R23) |
|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() |
- シングルスレッド時の消費電力は約44 Wで、Ryzen 9 9950X3Dよりわずかに減っています。
- 軽量負荷(Speedometer 3.1)の消費電力は約69 Wで、Ryzen 9 9950Xと大差ないレベルです。
- マルチスレッド時の消費電力は約272Wに到達し、PPT = 270 Wを100%使い切ります。
ワークロード別の電力効率(ワットパフォーマンス)も一応チェックします。
| 1. シングルスレッド (Cinebench R23) | 2. 軽量負荷 (Speedometer 3.1) | 3. マルチスレッド (Cinebench R23) |
|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() |
- シングルスレッド時のワットパフォーマンスは特に褒められないです。
- 軽量負荷(Speedometer 3.1)のワットパフォーマンスもイマイチです。
- マルチスレッド時のワットパフォーマンスも悪いです。PPT = 270 Wの場合、Core Ultra 7 270K Plus(24コア)に約40%も劣っています。物理16コアに対して電力枠があまりに大きすぎて、ワットパフォーマンスが大きく後退します。
まとめ:扱いやすく進化した「9950X3Dの完成版」に相当

「Ryzen 9 9950X3D2」のデメリットと弱点
- 価格が非常に高い(約18万円)
- おまけ程度の内蔵GPU(RDNA 2)
- スケジューラーの判定がやや大味
- ワットパフォーマンスの後退
- コストパフォーマンスも悪化
- Raptor化する電力枠「PPT = 270 W」
※強靭なVRMと高性能CPUクーラーが必要
「Ryzen 9 9950X3D2」のメリットと強み
- 「3D V-Cache」を2基搭載
- スレッド管理がかんたん !!
※誤判定でも性能が意外と下がらない
- 最高峰のマルチタスク負荷耐性
- サクサクと快適な体感性能
- 強力なゲーミング性能(ときに最強)
- 強力なマルチスレッド性能
- アイドル時の消費電力が低い
- 「Socket AM5」はあと1世代使えます
Ryzen 9 9950X3D2は棒グラフを見て「%が上がった下がった」だけでは真価が見えないCPUです。
本CPUの真髄は何と言ってもスレッド管理のシンプルさです。従来の9950X3Dだと、誤ってnon-X3D側に処理が漏れると著しく性能が悪化するため、基本的にCCD0側へ負荷を寄せる工夫が求められます。
Windows 11標準のゲームモード(信頼度がやや低いですが)だったり、ProcessLassoを用いたスレッド制御など。何かしらの方法でCCD0側にスレッドを集中させます。
しかし、それだけ手動制御を施してやってもCCD1に漏れるときは漏れています。スタッターの頻度が意外と多かったり、特定のゲームで9800X3D相当の性能にすら届かない要因です。

一方で、両方のCCDをX3D化した「9950X3D2」は、従来モデルの面倒くさいスレッド制御をそれほど必要としません。

何ならゲームモードを無効にした方が逆にフレームレートが伸びるゲームすら出てくる状態です。デュアルCCD同時アクセスで得られるメモリ帯域幅は極めて広大で、メモリ帯域幅ボトルネックなゲームと相性がいいです。
マルチタスク負荷耐性もパーフェクトです。スレッド制御をまったく施していない状態で、設定済みの9950X3Dに迫るパフォーマンスを見せています。
9950X3Dが明確に玄人向けなCPUだったのに対し、9950X3D2は初心者でも扱いやすいです。
まとめると、9950X3D2は「9950X3Dの完成版」に相当します。マイクロソフトのスレッド判定がアテにならないなら、両CCDに同じ性能のCPUを乗せてしまえ・・・と、ある意味で直球な設計ですが効果は確かです。
なお、かつてのRaptor Lakeを思わせる強烈な電力プロファイルに注意が必要です。標準仕様でPPT = 270 Wを要求するため、そのまま使うつもりなら高性能なマザーボードとCPUクーラーを用意してください。
筆者はPPT = 200 W(TDC 160 A / EDC 225 A)でとりあえず様子見します。最近のRaptor Lake化が進むAMDには、とても付き合ってられません。
| 使い方 | 評価※ |
|---|---|
| ゲーミング性能 eSportsタイトルは500 Hz台の旗艦級ゲーミングモニターまで対応できます。ビジュアル重視のゲームなら平均80~90 fps台を叩き出し、DLSSマルチフレーム生成に必要なCPU性能を容易に満たします。 | |
| 一般的なオフィスワーク 遅延の少ないサクッとした体感性能です。Officeソフトやブラウザの処理性能も高速です。 | |
| プロの写真編集・動画編集 Photoshop、CameraRAW、DaVinci Resolve Studioなど。幅広い編集ソフトで平均以上の性能を発揮し、素材のプレビュー性能も良好な印象です。ただし、コスト効率を考慮すると、もう少し上の次元が欲しいです。 | |
| マルチタスク(ゲーム実況) 物理16コアと3D V-Cache技術の組み合わせで、度を越したマルチタスク負荷を掛けても飛び抜けて安定した性能を維持します。スレッド管理の煩雑さもかなり緩和され、扱いやすさの向上もメリット。 | |
| 拡張性と将来性 予算次第ですが、優れた拡張性をもつ「AMD X870E」マザーボードを選べます。Intel Z890ほどではないものの、クリエイター向けと評価できます。将来性も悪くなく、あと1世代(Zen6)まで使えるらしいです。パーツを取っ替えする自作PCユーザーに好まれやすい理由です。なお、使用期間が長く、丸ごと買い替えが前提のBTOパソコンユーザーは気にしない問題です。 | |
| 扱いやすさ デュアルCCD特有の “二重苦” を、デュアル3D V-Cacheの導入で “一重苦” に改良しました。誤ったスレッド判定をしても意外と性能が下がりづらく、ストレスを感じるシーンが減っています。複雑なスレッド管理がほぼ不要となり、パソコン初心者でもかなり扱いやすいです。「CCD1割り当て」テクニックはさらなる性能を目指すための工夫であり、別に何もしなくても基本的に高性能です。なお、初期設定の電力プロファイルはPPT = 270 Wと非常に大きく、発熱も凄まじい(280 mm 水冷でMT負荷時に平均95℃)です。PPTを減らすか、耐えられるだけのパーツを揃えましょう。 |
※用途別評価は「価格」を考慮しません。用途に対する性能や適性だけを評価します。
以上「Ryzen 9 9950X3D2 Dual Edition 買ってベンチマーク:9950X3Dと何が違うのか徹底比較」でした。

「Ryzen 9 9950X3D2」の代替案
主な代替案は「Ryzen 9 9950X3D」です。スレッドの誤判定が起きると性能低下が目立つ欠点がありますが、フリーソフト「ProcessLasso」などを使えば、かなり緩和できます。
ソフト代込でも9950X3D2を買うよりずっと安いため、代替案として魅力的です。
シンプルにゲーミング性能を重視される方は、シングルCCD設計の「9800X3D」を強く推奨します。スレッド管理をせずとも、そのまま使って最強クラスのゲーム性能です。
ゲーム性能はほどほど(9700X相当)でいいから、コスト効率よくクリエイティブ性能を求めるなら、物理24コアを5万円台から提供する「270K Plus」が現時点の最適解です。
クリエイティブ性能で9950X3D2に数%ほど劣るかもしれませんが、価格差は-67%・・・つまり3分の1です。浮いた12万円で、メモリ容量を増やしたり、ワンランク高いグラフィックボードを買えます。
【もっと詳しく】ゲーム別ベンチマーク
【グラボ別】おすすめなゲーミングPC
筆者イチオシが「RTX 5070 Ti」モデルです。フルHD~4Kゲーミングまで、幅広く対応できます。
RTX 5070 Tiが高すぎるなら、ひとつ下の「RTX 5070」をおすすめ。高画質なAI超解像「DLSS 4.5」や、フレームレートを補完する「DLSSマルチフレーム生成」により、思った以上に重たいゲームが動きます。







































































































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Game Barに、実行中のアプリケーションがゲームとして認識されていない場合にゲームとして記憶させる設定がありますが、これの効果はどうなんでしょうか。
「ゲームとして記憶する」が出現したり、しなかったりします。あと、Game Bar(ゲームモード)やProcessLassoなどでCCD0を強制しても、実際には少しだけCCD1に漏れてしまうゲームがあり、ゲーム次第でスタッターが逆に増える原因になってるみたいです。
有名なレビュー誌では、Microsoftからゲーム認定されやすい北米メジャーなAAAゲームしかベンチマークしないので、こういった問題は指摘されづらい傾向です。
CCD1側へ寄せて良くなった例に触れてるけどグラフは無いんですか?
それともCCD1に寄せた時はCCD0寄りの結果が省かれてる感じですかね
CCD0処理で著しく性能がダメだった場合は、CCD1で処理したデータに切り替えてます。今までの9950X3DはCCD0がダメでも、他にX3Dが無いからCCD0を使うしかないですが、9950X3D2ならCCD1にもX3Dが入ってるから使える芸当ですね。
GM:OFFのデータは全スレッド使用(CCD0 + CCD1)です。
9800を空冷で余裕状態で使うのが
一般ユーザーにはベストかな・・・
普通に配信するくらいのマルチタスクなら8コアで間に合いますし、9800X3DいいCPUですよね
待ってました
絶対に自分では買わないので、詳細なレビューを見て満足してます
タルコフの伸びは以外でしたが、タルコフはガチ勢が多いだけにもしかしたら購入検討する人がいるかもしれないですね
次世代はintelも3dvキャッシュ相当のCPUが出るし、intelとAMDの戦いが楽しみです