SamsungのハイエンドAndroidタブレット「Galaxy Tab S8+(Plus)」を買いました。
もともとApple M1搭載のiPad Pro 2021にするか悩んでいたのですが、12.4インチSuper AMOLED(120 Hz)パネルの誘惑に負けてしまい、結局Galaxy Tab S8+を買ってしまいました。
せっかく買ったわけですし、割りと詳しく性能をレビューします。
(公開:2022/12/26 | 更新:2022/12/26)
Samsung Galaxy Tab S8+(Plus)のスペック
Samsung Galaxy Tab S8+(Plus) | |
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SoC | Snapdragon 8 Gen 1 (Samsung 4 nm製 / 8コア8スレッド) |
GPU | Adreno 730 |
メモリ / ストレージ |
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ディスプレイ | 12.4″ Super AMOLED (2800 x 1752 / 120 Hz / グレア / Gorilla Glass Victus+) |
ペンタブ | タッチペン対応 (遅延:2.8ミリ秒 / 筆圧レベル:4096) |
カメラ |
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サウンド | ステレオスピーカー内蔵 (Tuned by AKG / クアッドスピーカー) |
無線対応 | Wi-Fi 6E (Bluetooth 5.2) |
インターフェイス |
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バッテリー | 10090 mAh (45 W急速充電対応) |
重量 | 567 g |
サイズ | 285 x 185 x 5.7 mm (防水認証:なし) |
保証 |
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「Galaxy Tab S8+(Plus)」は、2022年4月頃に発売されたGalaxyシリーズの最新Androidタブレットです。
iPadシリーズが猛威を振るうタブレット市場ですが、Tab S8+は圧倒的なiPadに対して唯一対抗できる数少ないタブレット製品だったりします。
非常に優れた画質に定評があるSamsung製「Super AMOLED」ディスプレイを搭載し、実質0ミリ秒の応答速度と最大120 Hzの高リフレッシュレートでヌルヌルと画面が動きます。
AMOLEDパネルは量子ドット技術を搭載していないものの、性能特性はかなり酷似しており、驚異的に広い色域もメリット(後ほど機材を使って調べます)。
ペンタブ機能も優秀。Galaxy Tabシリーズ過去最速の遅延2.8ミリ秒で、筆圧レベルはミドルクラスのペンタブ並みに高い4096レベルに対応。デジタル絵制作もそこそこ行けそうです。
Galaxy Tab S8専用のスタイラスペン「S Pen」が付属するのも嬉しいです。iPad Proだとペンが別売りで、しかも約1.6~1.8万円もかかってしまい、二の足を踏むのに十分な弱点でした。
というわけで、タブレットのハードウェア性能は現行のiPad Proクラスに優秀です。そもそもiPad Proは未だに液晶パネルですし、画質ではSuper AMOLEDに勝てません。
しかし、性能は1世代遅れです。搭載されているSoCが、Samsung 4 nm製「Snapdragon 8 Gen 1(8コア8スレッド)」なのが残念ポイント。
TSMC 4 nm製の「Snapdragon 8 Gen 2」だったら本当に最高のAndroidタブレットだったし、性能面でiPad Pro 2021に対抗できる可能性がありました。
Samsung Galaxy Tab S8+(Plus)レビュー
開封の儀:パッケージと付属品について
真っ白な背景にGalaxy Tab S8+本体とロゴが描かれた、簡素でシンプルなパッケージで到着。
パカッと開けると、Galaxy Tab S8+本体が登場。不織布パッケージで保護されています。
SIMピン、USB Type-Cケーブル、S Penが付属します。充電器は付属しないので、別売りモデルが必要です(・・・充電器くらい付属しようよ?)。
デザイン:片手持ちは難しいけど軽量薄型でいい
12.4インチの大画面OLEDディスプレイ(表面加工:Gorilla Glass Victus+)を搭載。素手で触ると指紋がけっこう付きやすい表面です。
画面のベゼル幅がやや分厚いように見えますが、ベゼルが薄すぎると手で持ったときに誤作動を起こして面倒です。少し分厚いくらいがタブレットに適しています。
高級感あふれるグラファイトブラックカラーの背面。サラサラすべすべの触り心地で、指紋がつきにくいです。
金属製シャーシの厚みはわずか5.7 mmでかなり薄いです。10 mm近いスマートフォンと比較して、Galaxy Tab S8+の5.7 mmはとても薄すく、若干グリップ感を損なっている感じがします。
背面に2眼リアカメラを搭載。
ハードウェア仕様をたどると、CMOSセンサーはSK Hynix製の1300万画素と800万画素センサーを搭載。GalaxyCore製の500万画素はおそらく超広角レンズ用のセンサーです。
自撮りカメラ(フロントカメラ)もSK Hynix製1300万画素CMOSセンサーです。
右側面に電源ボタン、音量ボタン、microSDカードスロットが配置されています。
12.4インチの筐体を片手持ちで使うのは、少し難しいです。重量が574 gかつ厚み5.7 mmでグリップ感が少ないため、手で持って使う場合は両手持ちが基本になりそうです。
両手持ちだと安定しますが、タブレットを操作するときは一時的に片手持ちになってしまい、操作性が微妙。
縦画面モードの片手持ちは、横画面モードより重量の偏りが少なく持ちやすいですが、常用はちょっとつらいです。
タブレットスタンドと組み合わせて、ノートパソコンのように使う方が良さそうです。そもそも対抗製品がiPad Proですし、手持ちで常用をあまり想定されたタブレットでは無いと思います。
電子書籍との相性はさすがに優秀。手のひら全体でタブレット本体を持ちながら、高解像度でズーム不要なままページをめくってガンガン読めます。
画面中央の下の方に光学式指紋スキャナーを内蔵。
精度は非常に高く、レビュー中に指紋認証で失敗なし。スキャン時間は1~2秒で、十分に速いです。
コネクタ:SDカード、USB Type-C、Wi-Fi 6E対応
付属品のSIMピンでmicroSDカードスロットを開けられます。
CPDT BenchmarkでSDカードスロットの転送速度をテスト。書き込み性能が約47 MB/s、読み込みが性能が約82 MB/sで、SDカード側の公称値に近い性能が出ています。
システムストレージはUFS 3.1規格のSSDを搭載。書き込み性能が約190 MB/s、読み込み性能は約590 MB/sでSATA SSD並の性能ですが、ランダムアクセス性能は10 MB/s台であまり速くないです。
USB Type-Cコネクタは、USB 3.1 Gen1(最大5 Gbps)に対応。DP Alt Modeによる、映像出力も可能です。
Galaxy Tab S8+のUSB Type-CポートでデスクトップPCに接続して、動画ファイルをコピーすると最大300 MB/s近い性能を確認できました。
Galaxy Tab S8+はWiFi 6E対応モデルですが、日本国内は総務省の意味不明な規制により、未だにWi-Fi 6のまま動作します。
Wi-Fi 6対応ルーターに接続すると、1080 Mpbsでリンクアップを確認。
OOKLA Speedtestアプリで、IPA CyberLab 400Gに対して通信速度をテストした結果がこちら。
ダウンロード速度が800 Mpbs前後(= 100 MB/s)、アップロード速度が720 Mbps前後(= 90MB/s)で、とても快適なインターネット速度が出ています。
リンクアップ速度が1080 Mbpsですので、理論値に対して80%もの性能を維持できている計算に。なかなか優秀なWi-Fi 6モジュールです。
- SBC(Sub Band Codec)
- AAC(Advanced Audio Coding)
- aptX
- LDAC
- Scalable Codec
画面:120 Hzで動くOLEDディスプレイは超高画質
Galaxy S8+(Plus)のディスプレイは、タブレット向けの小型パネルで最高の画質に期待できるSamsung Display製「Super AMOLED(有機EL)」パネルを搭載。
12.4インチに2800 x 1752(WQXGA+)解像度を詰め込み、266 ppiもの高い画素密度を実現。ドット感の目立たない細かいディティールを表示できます。
iPad Proの「ProMotion」と同じく、最大120 Hzのリフレッシュレートでヌルヌルと画面が動きます。
赤・緑に対して、4倍もの面積比がある巨大な青色画素を配置した、Super AMOLEDパネル特有のピクセル配置パターンです。
RGBで発色するOLEDパネルなので、赤・緑・青それぞれの色がはっきりと出やすく、色の純度を落とさずに画面外へ引き出せます。スペクトラム分析を見ると、QD-OLED(量子ドット有機EL)にかなり似たパターンが見られます。
色域カバー率 | ||
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規格 | CIE1931 | CIE1976 |
sRGBもっとも一般的な色域 | 100% | 100% |
DCI P3シネマ向けの色域 | 99.8% | 99.9% |
Adobe RGBクリエイター向けの色域 | 95.5% | 98.4% |
色の純度が非常に高いため、表示できる色の広さ(色域カバー率)も非常に広いです。
もっとも一般的な規格「sRGB」で100%をカバー。HDRコンテンツで重要なシネマ向けの規格「DCI P3」ですら99.9%カバーします。
印刷前提の写真編集で重視される「AdobeRGB」規格のカバー率は98.4%です。
量子ドットを使った10万円を超えるOLEDディスプレイやMini LEDディスプレイすら上回る、驚異的な表示性能を記録しています。
OLEDパネルの性質上、「色ムラ(均一性)」はほとんど出ません。IPSパネルにありがちな、パネルの四隅に近い位置ほど暗くなる症状「IPSグロー」も当然発生しないです。
画面全体に白色を表示したときの色ムラは、平均でわずか0.1%でした。
OLEDパネルだから視野角も広いです。角度がズレても色がほとんど変化しません。(参考:液晶パネルの違いを解説するよ)。
ただし、極端な角度から見ると画面の輝度が下がって見える傾向があります。実際に極端な角度で見るシーンがほぼ無いため、実用上の問題はまったく無いです。
Galaxy Tab S8+(Plus)の色は「鮮やかモード(初期設定)」だと、全体的に色が鮮やかに強調され、パッと見たときに映像美と感じやすいチューニングが施されています。
グレーの正確さがΔE = 2.8でそこそこ正確、しかしカラーの正確さはΔE = 5.5で派手にズレてます。あえてsRGB規格からズラして、鮮やかさを強調する調整は記憶色に合わせた設定です。
人間の脳は実際に見えている色よりも鮮やかに処理して記憶する傾向があるため、良くも悪くも地味なsRGB規格を無視して、人間の目で見て美しいと感じやすい調整にするメーカーは少なくないです。
ゲーミングモニター業界だと、BenQが代表例です。
sRGBに準拠した落ち着いた色合いで見たい場合は、ディスプレイの設定から「ナチュラルモード」に切り替えると、色精度がある程度改善します。
ナチュラルモード時のグレーはΔE = 2.1でほぼ正確、カラーの正確さはΔE = 2.2でこちらもほぼ正確に一致します。
なお、ナチュラルモードの色温度は6300K前後で、やや暖色より。日本人の網膜だと尿液晶に見えるリスクがあります(※ナチュラルモード時は色温度の調整ができません)。
(sRGB:ΔE = 5.5 / 色温度:6650K / 輝度:350 cd/m²)
発色の良さは正しくは「色の正確さ」と呼ばれ、規格どおりの色が出ているかどうかを「色差(ΔE)」という単位で表現します。ΔEが平均値で2.0以下なら「正確」です。
タブレットの明るさを25%ずつ(4分の1ゲージずつ)ズラしながら、画面の明るさ(輝度)を測定しました。
一番暗い状態(0%設定)で「1.7 cd/m2」、最大設定(100%設定)で「350.3 cd/m2」でした。普段使いに十分な明るさですが、日中の屋外で使うには心もとない明るさです。
画面の明るさを25%ずつ変更しながら、オシロスコープを使ってフリッカーの有無を測定したグラフです。
小型なOLEDパネルを使ったスマートフォンやタブレット製品では、基本的に一定周期ごとに画面の明るさがほんのわずかに変動しています。
Galaxy Tab S8+の場合、明るさ0%と50~100%の間は人間の目で感じ取るのはほぼ不可能に近いレベルの揺れ幅です。明るさ25%時のみ、やや明るさの変動が大きく、240 Hz周期でフリッカーが出ています。
Galaxy Tab S8+の応答速度120 Hz / オーバードライブ:なし | |
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平均値 | 0.77 ms |
最速値 | 0.50 ms |
最遅値 | 1.40 ms |
明るく | 0.86 ms |
暗く | 0.67 ms |
応答速度 | 0 | 50 | 100 | 150 | 200 | 255 |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | – | 1.40 ms | 0.97 ms | 0.97 ms | 1.07 ms | 1.12 ms |
50 | 0.67 ms | – | 0.90 ms | 0.81 ms | 0.85 ms | 0.82 ms |
100 | 0.75 ms | 0.63 ms | – | 0.61 ms | 0.65 ms | 0.80 ms |
150 | 0.71 ms | 0.63 ms | 0.50 ms | – | 0.65 ms | 0.71 ms |
200 | 0.73 ms | 0.67 ms | 0.64 ms | 0.56 ms | – | 0.58 ms |
255 | 0.74 ms | 0.73 ms | 0.69 ms | 0.67 ms | 0.78 ms | – |
エラー率 | 0 | 50 | 100 | 150 | 200 | 255 |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | – | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % |
50 | 0.0 % | – | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % |
100 | 0.0 % | 0.0 % | – | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % |
150 | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | – | 0.0 % | 0.0 % |
200 | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | – | 0.0 % |
255 | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | – |
↑こちらの記事で紹介している方法で、「モニターの応答速度」を測定します。
モニターのメーカー公称値はまったくアテにならないので、測定機材できちんと測らないと本当の応答速度は分かりません。
Galaxy Tab S8+(Plus)の応答速度はさすがOLEDパネルとしか言えない、圧倒的な速さです。
120 Hz時で平均わずか0.77 ミリ秒で、0ミリ秒台に入る応答速度を記録します。残像感がとても少ない、キレのある映像を表示できます。
120~165 以上のゲーミングモニターと応答速度を比較しました。言うまでもなく・・・、最強クラスの応答速度です。OLEDパネルだからある意味当然の結果です。
HDRモード(HDR10 / HLG / HDR10+)対応
Galaxy Tab S8+(Plus)はHDRコンテンツの再生に対応しています。HDR10 / HLG / HDR10+のコンテンツに対応しており、Dolby Visionは不明です。
実際に試したところ、YoutubeアプリやNETFLIXのHDRコンテンツを正しく再生できますが、VLC for AndroidやMX Player ProでローカルドライブのHDR動画を再生すると画面がなぜか暗くなる挙動でした※。
便利な機能 > 動画の明るさを「明るい」に変更しても、HDR時の明るさに目立った変化が見られず。オフライン環境でHDR動画を再生するユーザーがいるとは想定していない可能性あり。
※基本的にVODサービスを使ってHDRコンテンツを見る方が圧倒的な多数派ですので、実用上の大きな問題ではないと思います。
HDRモード時の画面の明るさは、ピーク時でも約580 cd/m²にとどまり、全画面(100%)時で約480 cd/m²まで下がります。
OLEDパネルとしては明るい部類ですが、Mini LEDを使った液晶パネル(iPad Pro 12.9など)と比較してしまうと大きく劣る水準です。
他のHDR対応ゲーミングモニターと明るさを比較しました。
Galaxy Tab S8+が記録した約480 cd/m²はハイエンド液晶パネルと比較すると劣っていても、同じOLEDパネルの中ではぶっちぎりでトップクラスの明るさだと分かります。
AW3423DW(OLEDゲーミングモニター)が約260 cd/m²程度で、LG CX OLED(OLEDテレビ)ですらたった150 cd/m²です。
完璧な黒色を表示できるOLED(有機EL)パネルなので、HDRコントラスト比は1000000:1(無限)となります。
OLEDらしい、暗い部分と明るいシーンでメリハリが効いています。液晶パネルだと、黒い部分がうっすら白くなる光漏れ(ハロー)が見られますが、OLEDでは一切白浮きしないです。
1ドット1ドットが独立点灯できる性質ゆえに、花火や星空のようなごく一部だけが光るシーンが相手でも、光漏れやにじみを一切起こさないまま580 cd/m²近い明るさをピンポイントで叩き出します。
OLEDパネルとしては明るいHDRを楽しめます。
主観的な評価をすると、HDR 1000 > HDR True Black 600 > Galaxy Tab S8+ > HDR 600 > HDR 400の順番に高画質です。
ペンタブ:デジタル絵も描けるWacom並の使い心地
筆者やかもちの作者(イラストレーターさん)に使ってもらいました。
結果、デジタル絵を普通に描ける性能で、Wacomの液タブよりも描きやすいとのこと。絵描きで気になるほどの遅延がなく、接触面と表示エリアの距離がほぼ無いため、ペン先がズレにくい点も高評価。
最近の液タブはわからないですが、2~3年前の液タブは接触面と表示エリアの距離があって、ペン先が直感と合わなかったそうです。Galaxy Tab S8+では、ペン先のズレが少なく描きやすいです。
サムスンいわく、ペンタブ性能は遅延2.8ミリ秒、4096筆圧レベルです。筆圧レベルはイラストソフトによって体感しやすさが違います。
アイビスペイントのデフォルト設定だと思ったほど筆圧が効いていないように思えますが、CLIP STUDIO PAINTだと太い線から細い線までヌルッと出せます。
タッチパネル機能の同時押しポイントは最大10点(両手の全指)まで確認済み。
オーディオ:AKG製クアッドスピーカーで割りと高音質
Galaxy Tab S8+(Plus)は、AKG製(Tuned by AKG)クアッドスピーカーを内蔵。広い筐体面積と4つのスピーカーユニットを活かして、内蔵スピーカーの割には良い音を出せます。
Amazon Music HDでハイレゾ音源(Ultra HD音質)を再生すると、ソース側が24-bit / 192 kHzでも、出力側は24-bit / 48 kHzが上限です。
96 kHzの音源を試した結果もやはり48 kHzが上限で、Galaxy Tab S8+の内蔵スピーカーで実際に再生できる音源は最大24-bit / 48 kHzに制限されてしまいます。
多機能な有料音楽プレイヤー「Neutron Music Player」を使って、ハイレゾ音源の再生をテストします。
e-onkyoで購入した32-bit / 384 kHz形式の音源を再生すると、普通に問題なく音が出ているようです。
ハードウェアゲイン機能も不具合なく動作しており、384 kHzの再生が出来ているように見えます。
オーディオドライバー情報を確認すると、32-bit / 48 kHz形式で動作しています。
カスタム設定で強制的に32-bit / 384 kHz形式を指定しても、オーディオドライバー情報は更新されず。内蔵スピーカーで再生できる音源は32-bit / 48 kHzが上限でほぼ確定です。
サウンド設定 > 音質とエフェクトからサラウンド機能「Dolby Atmos」を有効化できます。
Amazon Music HDでアトモス音源を再生すると、問題なく出力側でアトモス再生となります。
聴き比べですぐに違いが分かるレベルで音質の傾向が変わります。ステレオ再生が若干シャカシャカのある普通の音に対して、ドルビーアトモス再生では音場に広がりが加わり周囲から音で包まれるような感覚です。
臨場感を得やすいので、ドルビーアトモスの方が音質的に良いかもしれません。特に映像コンテンツやゲーミングであれば、ドルビーアトモスと相性が良いです。
ソフトウェア:Android 12ベースの「One UI 4.1」
Galaxy Tab S8+のシステムOSは「Android 12」と「One UI 4.1」を搭載。
Galaxy独自の標準アプリや機能がデフォルトで有効化されています。キャリア端末ではないため、キャリアが入れがちな無駄なアプリは当然ながら皆無です。
「便利な機能」から、Galaxy独自機能(音声スマートAI:Bixbyなど)のオンオフや、サイドキーやジェスチャーの挙動を変更できます。
ロック画面と壁紙は、通常のGalaxy端末と同じく最大15枚のギャラリー表示に対応。ただし、Huaweiのようにランダム表示はやはりできず、ギャラリーに入れた順に表示される仕様です。
なお、壁紙の色に合わせてUIのカラーパレットを変更できる機能も使えます。Android 12以降のシステムOSであれば対応可能な機能らしいです。
ホーム画面のレイアウト、画面グリッドの変更に対応。
まだタブレットを使いこなせていないので、とりあえずホーム画面を消して、アプリ画面のみにすると使いやすかったです。わざわざホーム画面とアプリ画面を行き来するのは(個人的に)面倒くさい挙動です。
ホーム画面とアプリ画面のグリッドレイアウトは「6×5」「8×5」「10×5」から変更できます。1画面に表示可能なアプリ数は30~50個です。
ホーム画面の中央に大きく表示されている時計UIのデザイン変更です。文字盤のデザイン、カラーリングなど、自由にカスタマイズできます。
ステータスバーは従来のGalaxy端末と同じく、特に代わり映えしないデザインです。
ステータスバーをさらに展開すると、各種機能をワンタップでオンオフ切り替えできます。Wi-Fi接続、モバイルデータ通信(Wi-Fiモデルは無し)、機内モード・・・
- ライト
- GPS
- 画面録画
- クイック共有
- Samsung DeX
- Smart View
- 目の保護モード
- ダークモード
- 2番目の画面(サブディスプレイ化)
- Dolby Atmos
- QRコードスキャン
などなど・・・、たいていの機能をワンタップするだけで有効化、無効化できます。もちろん、ステータスバーに表示する機能のカスタマイズも可能です。
Snapdragon 8 Gen 1に内蔵されたNPUを駆使した「自動字幕起こし」機能などは、初期設定ではステータスバーに登録されていません。
アプリを小窓化して表示する「ピクチャーインピクチャー(PiP)」機能に対応。
MX Player Pro(動画プレイヤー)、Opera(ブラウザ)など、割りと多くのアプリで使えます。
便利な機能 > すべてのアプリでマルチウィンドウを有効化すると、複数のアプリを1つの画面で表示するマルチタスク特化の表示ができます。
サイドバーを開いて、マルチウィンドウボタン(アイコンが2つ入っているボタン)を押すと、マルチウィンドウが開きます。
マルチウィンドウ化したいアプリをドラッグして放り込んで、マルチウィンドウを構築します。
左側にYoutubeアプリ、右側にAmazon MusicとCLIP STUDIO PAINTを表示した例です。
正しく機能するかどうかはアプリ側の対応次第ですが、Youtubeアプリで攻略動画を再生しながら「原神」をプレイしたり、参考画像を表示させながらCLIP STUDIO PAINTでイラストを描いたり。
割りとデスクトップPCのマルチタスクに近い動きが可能です。
CPU性能:タブレットとしては明らかに1世代落ち
Galaxy Tab S8+(Plus)の搭載SoCは「Snapdragon 8 Gen 1(製造:Samsung 4 nm)」です。
最大3.0 GHzで動作するCortex-X2コアを1個、最大2.5 GHzで動作するCortex-A710コアを3個、最大1.78 GHzで動作するCortex-A510コアを4個。合計で8コア8スレッドを備えます。
2022年12月時点で、2世代前のハイエンドSnapdragonです。標準設定のまま、各種CPUベンチマークをテストして性能をチェックします。
スマートフォンやタブレット向けの定番ベンチマーク「AnTuTu Benchmark v9」の総合スコアは、約806000点でした。
Snapdragon 8 Gen 1搭載モデルの平均値が約94万点に対して、今回のGalaxy Tab S8+は約14%低い約80.6万点にとどまります。発熱を抑えるため、あえて控えめな動作になっている可能性があります。
CPUスコアは約206000点です。Snapdragon 8 Gen 1の平均値とおおむね一致します。
TSMC 5 nmを使う最新世代のSnapdragon 8 Gen 2やApple M1は約20%も高いスコアです。
CPUの計算性能をテストする「Geekbench 5」のテスト結果です。Galaxy Tab S8+のシングルスレッド性能は1189点で、Apple M1に大きく遅れを取っています。
マルチスレッド性能もそれほど振るわない結果で、古い世代のSnapdragon 865の平均スコアにすら負けてしまいます。
最新世代のSnapdragon 8 Gen 2は約76%も高いスコアで、Apple M1にいたっては約2.5倍も高い別次元のスコアを叩き出しています。
ブラウザやオフィスソフトなど、一般的なタスクにおける性能をスコア化する「PCMark for Android」のテスト結果です。Galaxy Tab S8+のWork 3.0スコアは13100点。
Snapdragon 865と大差なく、Apple M1に対して約1.44倍も劣っている性能です。
ブラウザ上で動作するベンチマーク「mozilla kraken 1.1」で、ブラウザの処理速度をテストします。Galaxy Tab S8+の処理時間は849.3ミリ秒で、意外と速いです。
基本的にシングルスレッド性能の速さが反映されやすいテストなので、シングル性能が遅いSnapdragon 8 Gen 1がここまでいい結果を出せるのは意外でした。
ただし、L2キャッシュをたっぷり搭載しているApple M1には当然ながらまったく歯が立たないです。
まとめると、Galaxy Tab S8+に搭載のSnapdragon 8 Gen 1は動作が控えめに抑えられており、SD 8 Gen 1搭載モデルの中でも性能が低いクラスに入ります。
Apple M1を搭載するiPad Pro 2021と比較してしまうと・・・、はっきり1世代劣る性能です。普通に使っていて「もっさり感」をあまり感じないですが、ベンチマークスコアで見る限り1世代遅れに位置します。
ゲーム性能:原神を快適に動かすには力不足
Galaxy Tab S8+(Plus)の搭載GPUは「Adreno 730」です。動作クロックは最大818 MHzとかなり低め。シェーダー数など詳しいスペックは非開示らしく、不明なまま。
Qualcommいわく、Snapdragon 888(Adreno 660)よりALUが約30%増加しているため、前世代より確実に性能が改善されているとのこと。実際にベンチマークを動かして見てみましょう。
スマートフォンやタブレット向けの定番ベンチマーク「AnTuTu Benchmark v9」のGPUスコアは、約298000点でした。
他のAdreno 730搭載モデルと比較すると、突出して性能が低いのが明らかです。Snapdragon 865(Adreno 650)から見て、約24%しか性能が伸びていません。
最新世代のSnapdragon 8 Gen 2(Adreno 740)やApple M1(8-core GPU)から、ほぼダブルスコア(約2倍)の性能差をつけられています。
GPUベンチマークの定番「3DMark Wild Life」のスコアは約8000点でした。
AnTuTu GPUテストと同じく、やはり他のSnapdragon 8 Gen 1搭載モデルと比較して性能が伸びないです。Apple M1にはなんと約2.3倍も引き離されています。
負荷の重たい重量級GPUベンチマーク「3DMark Wild Life Extreme」のスコアは約2000点。
最新世代との性能差はさらに開き、Apple M1はGalaxy Tab S8+に対して約2.4倍の性能です。
「GFX Bench」結果まとめ ※タップで画像拡大 | ||
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設定 | スコア | 画像 |
Manhattan 1080p 軽量ベンチマーク | 106 fps | |
Car Chase 1080p やや重たいベンチマーク | 66 fps | |
Aztec Ruins High Tier 1440p 重量級ベンチマーク | 24 fps | |
Aztec Ruins High Tier 4K 超重量級ベンチマーク | 15 fps |
様々な負荷でテストできるスマートフォン向けのGPUベンチマーク「GFX Bench」をテスト。
負荷の軽いManhattan 1080pから、超重量なAztec Ruins High Tier 4Kまで、ベンチマークの結果は基本的にAnTuTuや3DMarkと似たような傾向です。
他のSnapdragon 8 Gen 1搭載モデルと比較して、Galaxy Tab S8+のGPU性能は低めで、Apple M1に対して大きく遅れを取っています。
実際にゲームを動かして平均fpsを記録
スマートフォン業界で重量級ベンチマークとして扱われているMMORPG「原神」を使って、Galaxy Tab S8+がどれほどの平均フレームレートを維持できるかチェックします。
原神のグラフィック設定は「中設定(初期設定)」のまま、動作フレームレートを30から60(上限)に変更してからテストします。
なお、テスト時の解像度はおそらくフルHD相当です。ディティールが非常に粗く表示されており、とてもWQXGA+(2800×1752)で表示できているように見えません。
設定から解像度を一切変更できないため、諦めてそのままフルHD相当の粗い解像度でテストを行いました。
原神Ver 3.0から実装された新マップ「スメール」に向かって飛行したときのフレームレートです。
ドット感の目立つ粗い画質で動作している割に、フレームレートが伸びないです。スメール飛行中の平均fpsは30にすら届かないです。
普通にデイリークエストや探索をこなせる程度の動作ですが、「快適」とは言い難い状況です。
原神Ver 2.0から実装されたマップ「稲妻」で、白狐の野から稲妻城まで徒歩で移動したときのフレームレートです。
スメールよりフレームレートの安定感が増すものの、平均fpsは30.8でやはり伸びが悪いです。
マップ「璃月港」の入り口ワープポイントから、璃月港の南部(錬金台)付近にあるワープポイントまで徒歩で移動したフレームレートです。
稲妻より若干動作が安定しますが、平均fpsは31.3で大差ないです。比較的、負荷が軽い璃月ですら平均30 fpsがやっとで、Snapdragon 8 Gen 1のGPU性能に少々がっかりしています。
マルチプラットフォームに対応した「マインクラフト:Bedrock Edition」もついでにテスト。サバイバル活動と攻略が進んでいるフレンドのマルチサーバー※にて、フレームレートを記録しました。
※サーバースペック:CPUにRyzen 7 PRO 4750GE(8コア16スレッド)、DDR4メモリを16 GB搭載。
村人や動物が大量に生息している村だと20~30 fpsまで下がり、村から離れた地下洞窟では40~60 fps前後で動作します。平均60 fps以上がベストですが、普通にプレイできる程度の動作だと思います。
熱処理:広い放熱面積で高負荷時もよく冷える
約30分ほど高い負荷を掛け続けるストレステスト「Wild Life Extreme Stress Test」で、Galaxy Tab S8+の安定性と熱処理を確認します。
テストの結果、バッテリーが約8%(100 → 92%)に減少し、温度はわずか27 → 29℃に上がっただけでした。
ソフト読みの消費電力がせいぜい6~7Wで推移しているため、12.4インチもの広い放熱面積があれば余裕で冷やし切れます。
負荷の重たい「原神」を約1時間プレイしてから、サーモグラフィーカメラでGalaxy Tab S8+の表面温度を撮影しました。
ディスプレイ面の表面温度は一番高い部分で35℃前後、低い部分で26~28℃程度です。手で触っていて、なんとも感じない温度です。
背面の表面温度もほぼ同じ傾向。カメラレンズの付近がもっとも熱く、36℃前後です。中央が30℃前後、冷えている部分だと28℃前後にとどまっています。
参考までに、原神をプレイ中の電流と電圧から計算した消費電力は、平均わずか5.88 Wです。
約6 Wの熱を12.4インチの巨大な金属製の筐体(実質ヒートシンクに相当)で冷やす設計ですから、室温+6~14℃程度で済むのはある意味当然の結果でしょう。
バッテリー:持ちはイマイチだけど45 W充電に対応
Galaxy Tab S8+のバッテリー容量はスペック値によると「10090 mAh」ですが、ハードウェア仕様を確認するソフトで見ると「9800 mAh」と表示されます。
正直、筆者はバッテリーに関して詳しくないため、なぜ表示されるバッテリー容量に差があるのか理由は分からないです。
それよりも、実際に負荷をかけてどれくらいバッテリーが持続して、どれくらいのスピードで充電できるかが重要です。
画面の明るさを200 cd/m²に調整します。画面の明るさ以外の設定は基本的に初期設定そのままです。
バッテリーの持続時間を調べる定番ベンチマーク「PCMark Work 3.0 battery life」のテスト結果は、5時間36分です。
10000 mAh近いバッテリー容量の割に、バッテリー持ちが悪い印象です。
「原神」を起動したまま、バッテリーの残量と消費電力を1分ずつ記録したグラフです。バッテリー残量が94% → 0%になるのに、約5時間30分(332分)かかりました。
原神をプレイ中の消費電力は約6 W前後(平均5.88 W)です。画面の明るさを5 cd/m²(5%)まで下げると、消費電力が約3 W前後に半減します。
12.4インチの大画面を維持するために必要な電力が、バッテリー持ちの足を引っ張る重荷になっている可能性が高いです。
USB PDテスターを使って、Galaxy Tab S8+の充電スピードをチェックします。
最大25 WのUSB給電に対応している「Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W」では、Galaxy Tab S8+に対して約19 Wの充電スピードです。
最大45 WのUSB給電に対応する「Anker PowerPort Atom III 65W Slim」だと、45 WのUSB Type-Cポートにつなぐと充電自体がうまく動作しないです。
20 WのUSB Type-Cポートだと、さきのモバイルバッテリーと同様に約19 W程度の充電スピードしか出ません。
サードパーティ製の45 W対応USB PD充電器で正常に動作するかどうかがイマイチ不透明なため、45 Wで充電させるならSamsung純正の「45W Travel Adapter」を使うのが無難だと思われます。
バッテリー充電 | 充電スピード | 充電時間 |
---|---|---|
80%まで充電 | 19.65 W | 96 分 |
100%まで充電 | 11.29 W | 139 分 |
「Anker PowerPort Atom III 65W Slim」の20 Wポートにて、Galaxy Tab S8+の充電時間を測定したグラフです。
80%まで充電にかかった時間は96分(約1時間半)、100%充電にかかった時間が139分(約2時間20分)でした。
バッテリー残量が85%に達するまで、平均19.7 Wの充電スピードを維持します。85%以降は100%に近づくにつれて、充電スピードが少しずつ下がります。
バッテリーの劣化を考慮して、満充電に近づくほど充電スピードを遅くする仕様です。
まとめ:ハードとソフトは完成度よし・・・だが
「Galaxy Tab S8+(Plus)」のデメリットと弱点
- ゲーム性能が意外と低い
- 屋外で使うには輝度が不安
- 画面の色精度はイマイチ
(※ナチュラルモードでほぼ解消) - バッテリー持ちが平凡
- 45 W急速充電が難しい
- フリッカーフリーではない
- カメラの画質に期待しない
- 充電器が付属しない
- 標準保証は1年のみ
「Galaxy Tab S8+(Plus)」のメリットと強み
- 超高画質なSuper AMOLEDディスプレイ
- 最大120 Hzのリフレッシュレート
- もっさり感のないCPU性能
- 使いやすい「Sペン」が付属
- 高性能なペンタブレット性能
- 指紋認証が正確かつ高速
- 直感的に分かりやすい「One UI 4.1」
- Android 12搭載(5年サポート)
- 無線LAN(Wi-Fi 6)がとても速い
- クオリティの高い筐体デザイン
- AKG製クアッドスピーカーの音質
- 冷却性能が優秀(発熱はわずか)
- USB Type-Cポートあり
- microSDカードスロット(最大1TB)
数あるAndroidタブレット製品の中で、ハズレにくい堅実な選択肢が「Galaxy Tab S8+」です。
DCI P3でほぼ100%を表示できる超高画質なSuper AMOLEDディスプレイを搭載し、遅延2.8ミリ秒と筆圧4096レベルの実用的なペンタブ機能も付いてきます。
「One UI 4.1」は直感的に扱いやすいUIレイアウトで、複数アプリのマルチディスプレイ表示や、Samsung DeXやサブディスプレイ化(2つ目の画面)機能など便利機能もあります。
8コア8スレッドのSnapdragon 8 Gen 1搭載により、普通に使っていてもっさり感はそれほど無いです。スムーズで快適な動作で、フリーズやクラッシュ等の不安定な動作は一切なかったです。
ハードウェアとソフトウェアの完成度はすでに一級品ですが、妙に控えめに抑えられているGPU性能だけはハッキリと1世代遅れの水準にとどまっています。
結論、コンテンツを見たり作ったりできるハイエンドなAndroidタブレットを買うならGalaxy Tab S8+はアリです。しかし、ゲーマーにはオススメしづらいです。
以上「Samsung Galaxy Tab S8+(Plus)レビュー:一流のハードウェアと1世代遅れの性能」でした。
Androidタブレットとしては良さそうな選択肢ですね。音ゲー程度なら、SoCやディスプレイのレイテンシは十分そうです。また、HDR動画を気軽に視聴するにもいい選択肢になりそうです。
ただ、他端末の比較に入ると途端にApple M1の方が良さそうに見える…。負荷が大きいゲームだけでなく、動画編集とかのクリエイター職を考えるとiPad Pro1択なのかな…。(ただし値段が…)
なんだかんだ言って、AndroidかiPadOSかという絶対に変わらない違いがあるので、使用者がどっちのOSを使いたいかによるでしょうね。
Wacom並と書かれているので、ご存知かも知れないですが、SペンはWacomのOEMですよ。
https://www.wacom.com/ja-jp/about-wacom/news-and-events/2022/1469
コメありがとうございます。
SペンのOEMがまさかWacomとは知らなかったです。
描いてもらったイラストレーターさんが「ソフトに慣れれば普通に使える」と言うのも納得の理由です。
Galaxy端末で45w充電を行うにはPPS充電の5Aに対応している必要があります
こちらの方の動画が参考になるかと
詳しくありがとうございます。
45W対応のAnker充電器の対応プロファイルを確認すると、たしかにPPSの5.0A出力に対応していないようです。
サードパーティ製だとPPSで5A出せる充電器は65Wモデルが多いらしいので、45Wをピンポイントで狙うなら、純正品(Galaxy 45W Travel Adapter)が良さそうですね。
45W充電には5A対応ケーブルも必要だと思います(Type-Cケーブルは3A対応が多い)。ケーブル内蔵チップが5A対応である旨を通知した場合のみ、充電器が5A出力する仕組みです。3A対応充電器・ケーブルだとPPSでも25Wになります。
Galaxyのスマホの場合、PPSで充電中はロック画面や通知の表示が超急速充電に、PDなら急速充電になります、たぶんTabでも同じかと。またPPS充電は設定で超急速充電有効にする必要があります。
すみません、リンクを貼れていませんでした
https://youtu.be/XP-LRuUYnhw
ゲーミングpc買え あほすぎ
この記事はあくまでも、筆者個人が「Galaxy Tab S8+がどこまでやれるか?」を好奇心95%で調べた記事ですので、「ゲームはゲーミングPCでやるのが理論値最強」という正論は控えていただければ・・・。
輸入して無印のTab S8買ったけどこれより性能酷かった
熱の関係で相当抑えてるのか知らないけど865+載ったS7よりも性能劣ってたね
同じSnapdragonでも、製造元がTSMCかSamsungかで熱特性がかなり変わるらしいので、Samsung製SD 8 Gen 1搭載のGalaxy Tab S8シリーズではGPU性能をあえて抑えている可能性が高いですね。
あとは、性能をわざと抑えることによって、ヒートシンク等を含めた熱設計のコストを削減できるという話もあります。
GPU性能を低くしているあたり、Samsungはクリエイター向けにこのタブレットをチューニングしていて、ゲーマーにはあまり向かないようにしているのかもしれませんね。
おそらくGPUを控えめにしてバッテリーの持続時間を増やしているのではないでしょうか?
M1チップのipad proはストリーミングで5時間半ほどのバッテリーとのことですし
https://www.pcmag.com/reviews/apple-ipad-pro-129-inch-2021
Galaxyでゲームをするなら…
Game launcher内の代替ゲームパフォーマンス管理にチェックを入れる
同アプリ内のプラグインGame Booster Plusでゲームモードを変更する、などすると改善があるかも知れません
解像度の変更も出来るので画質も改善できる…かも?
galaxyはnote初代から10年以上ずっとワコムペンですね
これだけでイラスト用途でアドバンテージがあります
微小荷重での描画コントロールは他社でまともなのを見たことがない(applepencilは多少ましだけど重い)
原神は表示云々よりゲームパッド対応出来ないのがネックですね
この手の記事だいたい原神が出てくるな。
ドスケベベンチマークソフトと化した原神
最早スマホ界のサイバーパンク
この記事見て前回のセール時に買えばよかったなあと少し後悔してます
こういうのは買いたいときに無理してでも買ったほうがいいてすね
FPSの計測ツールはTakoStats-FPS&Perf overlayの無料版ですかね?
ちもろぐクラスの知名度ならPerfDogの審査は余裕で通りそうなもんですが…原神もマイクラも何で5分未満のプレイデータなのか謎…
GOSを切って、5分以上のゲームテストデータを出して欲しいですね
Samsungは環境に配慮と言うことでS21辺り?から充電器を標準搭載ではなくしています
アイコンってやかもちさんの自作じゃなかったんだ……
Galaxyで動作状況を確認するには開発者オプションにある「GPUWatch」を利用すると分かりやすいです。
フレームレートの動き、解像度(項目名RES)がいまいくつで動作してるのか等見れます。
これを使うと、Galaxyが初期状態だとディスプレイの解像度より何割か削った解像度を上限として動作させてるのが分かります。
解像度の制限はGameBoosterからGamePluginを導入して「Game Booster Plus」をオン、インストールしてるゲームアプリが一覧になってるのでそこからカスタムでグラフィックの質を100%にすることで解像度制限を外せます。
そもそもアプリ側のコントロールで制限してる場合やシーンではこの限りではないです。
あとゲーム起動後にGameBoosterの設定からラボ→代替ゲームパフォーマンス管理をオンにするとさらに制限が外れるようです。(GOS設定はこの辺の事らしい?)
ただS8に乗ってる8gen1の性能からするとこの解像度の負荷はきつい気がするので、制限を外す話をしておきながらも制限をかけてるGalaxyの意図は分からなくはないという感じです。
もっと分かりやすくしてほしいけどね、解像度関連は気づかずに扱ってる人がほとんどだと思う。
これ。気になってたんですけど買わなくてよかった…。
SamsungのGOSってそんな酷いんですね…。
半面発熱も少ないけど、だったらハイエンドSoC積んだ意味…ってなる。
ディテールが酷く粗いのはGalaxy Fold 4で私も体験しました。即メルカリで処分しました(パフォーマンス面では特に問題なかったです)
ついでにRES(解像度)が1284×1069でフルスクリーンにしてるのに明らかにGalaxy Fold 4の解像度とは一致してない感じだったんですよね。
Androidと言えばGalaxyってぐらいに知名度が高い企業なだけにこんな物作りをしてる事は残念極まりないです。Galaxy Fold 4を触った感想としても失望の一言に尽きます。ゲーマーが主要な顧客ではないから。と言われればそれまでですけど、それならゲーマー向け端末も出してほしい。
Androidだとphotoshopもprocreateもないし結局ipadでいい気が….
酷評レビューが多いですが絵描き的にはとても良かったのでiPadから乗り換えました。
・良かった点
◎クリスタでタブメイトが使える(iPadでは左手デバイスの有力な選択肢が無く辛かったのでこれが乗り換えの決め手でした)
〇ホバーカーソルが出る(iPadはM2Proのみ対応)
〇最初からSペンが付いておりペンの充電も不要、代替で描き味の良いワコムEMRペンが安価で使える。今はハイユニペンを使用しています
・いまいちな点
△アプリの選択肢が少ない
資料閲覧で多用していたVizRefやその代替アプリがないのが地味に辛かったです。アイビスも使えるので必要最低限のお絵描きアプリはあるっちゃあるんですが、何をするにせよiPadの方が選択肢が多くやれる事の幅が広いなとは度々感じます。
×アクセサリが少ない
これはしょうがないのですがiPadに比べケースやフィルムの選択肢が極端に少なく、買える製品も限られています。実店舗ではまず置いてないしカラーバリエーションも少ないです。
まとめるとクリスタをメインで使う絵描きのタブレットとしては素晴らしい機種だと思います。次世代も国内で発売される事を望みます
galaxyのタブレットとしては中々良さげですが、Appleを見てしまうとね…
ちょっと疑問だったのは、2022年12月時点での記事ということで、なぜ既に夏に出ていた最新のM2 iPad Proとの比較ではなく型落ちのM1との比較なのかと思いました。
型落ちのM1iPad Proであれば価格的にも優位性はあるので、だいぶ差はついてしまいますが…
それにご存じだとは思いますが、AntutuベンチマークはAndroidとiOSで数値の比較は出来ないことが公式で言及されていたはずなので、M1の数値を出してしまうのは可哀想かと。