「Apex LegendsのためにゲーミングPCを買いたい」けれど、どれくらいのスペックがあればApexを快適にプレイできるか分からない・・・。というPC初心者向けに、実際にグラボとCPUを大量に使ってApexの推奨スペックを検証しました。
(公開:2020/06/17 | 更新:2024/4/3)
Apex Legendsの必要動作スペック
まずはApex Legendsの公式サイトより、PC版の公式推奨スペックを確認します。
スペック | 必要動作環境 | 推奨動作環境 |
---|---|---|
OS |
| |
CPU | Core i3 6300 | Core i5 3570T |
AMD FX-4350 | – | |
メモリ | 6 GB | 8 GB |
グラボ | GeForce GT 640 | GeForce GTX 970 |
Radeon HD 7730 | Radeon R9 290 | |
VRAM | 1 GB以上 | 8 GB以上 |
ストレージ | 22 GB以上 |
公式スペックは基本的に控えめな内容になりがちで、Apex Legendsも例にもれず控えめな内容ですが、CPUの要求スペックが低いかわりにグラフィックボードの要件はやや高め。
推奨動作にはGTX 970やR9 290相当のグラボが必要と書いてあり、加えてVRAM(ビデオメモリ)は8 GBも欲しいと書いています。
メモリは少なくとも6 GB以上で、容量8 GBを推奨とのこと。CPUもメモリもそれほど必要ないみたいですが、グラボだけは若干スペックの要求が高いです。
推奨スペックを検証する前に
どのくらいApex Legendsが動いたら「推奨スペック」とみなすのか、合格ラインを先に決めておきましょう。
2024年時点で、144 Hz以上に対応するゲーミングモニターがかなり安くなりました。ゲーミングモニターを使ってApexをプレイするゲーマーが増えているため、平均144 fpsくらい欲しいです。
- 200 fps超え:240 Hzゲーミングモニターを使うなら
- 144 fps以上:144 Hzゲーミングモニターを使うなら
- 100 fps以上:ゲーミングモニターで遊ぶなら欲しい
- 60 fps以上:最低限欲しいフレームレート
- 60 fps以下:ガタガタな動作で入力遅延もつらい
まとめるとこの通り。
少なくとも「100 fps以上」が最低ラインで、ゲーミングモニターの性能を100%活かすなら「144 fps以上」をおすすめします。
ベンチマーク環境とテスト方法
テスト環境 「ちもろぐ専用ベンチ機(2024)」 | |
---|---|
スペック | パーツの詳細 |
CPU | Core i9 13900K |
マザーボード | ASUS TUF GAMING Z690-PLUS WIFI D4 |
メモリ | DDR4-3200 16GB x2使用モデル「Elite Plus UD-D4 3200」 |
グラボ | 全部で32枚 |
SSD | NVMe 1TB使用モデル「Samsung 970 EVO Plus」 |
OS | Windows 11 Pro(23H2) |
今回のApex Legendsベンチマーク検証では、ちもろぐ専用ベンチ機を使います。基本スペックは以上の通り。
CPUはゲーミング性能がトップクラスに高い「Core i9 13900K(24コア)」を使い、メモリはBTOパソコンで標準的な「DDR4-3200」を32 GB(16 GBを2枚)です。
Apex Legendsのインストール先はもちろんNVMe SSDです。
検証用に用意したグラボは、RTX 4090やRTX 4070 Tiなどハイエンドはもちろん、RX 7600やIntel Arc A770やRTX 3050などミドルクラス~エントリークラスまで幅広く取り揃えました。
検証で使用されたグラボは全部で32枚です。グラボごとにApex Legendsでどれくらいフレームレートを出せるか、総当たりで推奨スペックを調べる総力戦です。
テスト方法をいろいろと考え、最新のApexベンチマークは過去もっとも重量級な内容に更新します。
FPSゲームの検証データは軽すぎるよりも、重たい方が重視される傾向が強いと分かったため、高い負荷を安定してかけられる「射撃訓練場」を使います。
単にマップ内を走ってアルティメットアビリティ(ウルト)を撃つだけでは、実際のプレイよりかなり軽いです。バンガロールのスモークやテルミット爆弾、スコープを覗き込みながらエイム射撃するなど。
複数のアクションを同時に組み合わせて、実際のゲームプレイでも珍しい※高負荷を掛けています。
※実際のゲームプレイで測定したデータの平均を下回る(下位10%に分布)レベルの負荷を作りました。参考までに、もっとも重たい負荷はフライト時にマップ全景を眺める行為ですが、実際のゲームプレイは「陸に降りて行われる」ため今回のテストでは見送りました。
(クリックすると拡大します)
テストする設定は「低設定」「中設定」「最高設定」の3パターンです。低設定と最高設定でどれくらい画質が変わるのか?・・・は、以下の比較画像を参考にどうぞ。
キャラクターモデルの造形やディティール感には、意外と影響が出ないようです。
鉄格子や地面のテクスチャは露骨に省略されています。
スコープを覗き込んだときのディティール感はほとんど影響が無いです。
鉄格子のジャギー、樹木の細かさやシャドウの描写、練習用ボットのテクスチャ感は分かりやすく省略されています。
全体的に画質設定で影響が出るのはテクスチャやシャドウの細かい描写です。
エイム時に中央に表示されるエリアや、敵キャラクターのモデリング品質はそれほど省略されない傾向があり、グラフィック設定による競技性への影響を考えて実装されている印象です。
Apex Legendsの推奨グラフィックボード
フルHD(1920×1080)の場合
平均フレームレート最低フレームレート1%
フルHD(1920×1080)の「低設定」はそこそこ軽い動作です。「RTX 4060」や「RTX 4060 Ti」など、ミドルクラスのグラフィックボードで平均180~200 fps前後でプレイできます。
実際のゲームプレイだと平均200 fpsを軽く超えるシーンもあり、コスパよくApexを快適にプレイするなら・・・とりあえず「RTX 4060」で良いでしょう。
平均フレームレート最低フレームレート1%
「中設定」のフレームレートです。低設定より少しだけフレームレートが下がりますが、引き続き「RTX 4060」や「RTX 4060 Ti」で不便なくプレイ可能です。
実際にプレイすると平均200 fpsを超える場面も多く、敵からテルミットやスモークを食らうと一時的に80 fps前後まで落ち込む程度です。基本的にフルHDの中設定は「RTX 4060」で問題なし。
平均フレームレート最低フレームレート1%
「最高設定」はテクスチャの描写がかなり細かくなり、エフェクト発生時の落ち込みが大きいです。落ち込みに引っ張られて平均フレームレートも大きく下がり、RTX 4060で平均144 fpsを維持できません。
よってApex LegendsをフルHDの最高設定でプレイするなら、「RTX 4060 Ti」や「RX 7600」をおすすめしたいです。もう少し予算に余裕があれば「RTX 4070 SUPER」も候補でしょう。
WQHD(2560×1440)の場合
平均フレームレート最低フレームレート1%
Shroud氏をはじめ、一部のプロゲーマー界隈でも使用者が増えてきたWQHD(2560×1440)ですが、やはりフルHDより約1.7倍大きい分だけ処理も重たいです。
WQHDで平均144 fpsを出せるコスパが良いグラボは「RTX 4070」または「RTX 4070 SUPER」に限られます。
両者の価格差がそれほど大きくないから、これから新品を買うなら基本的に「RTX 4070 SUPER」をおすすめします。上位モデルの「RTX 4070 Ti」に近いゲーム性能です。
4K(3840×2160)の場合
平均フレームレート最低フレームレート1%
ディティールが非常に細かく描写される4K解像度(3840×2160)で、わざわざApex Legendsをプレイする人はほとんどいないです。参考程度に見てください。
Apexの4Kで平均144 fpsを出せるグラボは「RX 7900 XTX」または「RTX 4090」です。
非常に重たい動作ですが、今回のベンチマークに使ったスモークとテルミット爆弾の影響が大きいです。実際に陸に降りてプレイすると、RTX 4080で平均185 fpsを記録します。
RTX 4070 Ti SUPERでも平均160 fps前後を推移したため、Apexの4Kを快適に遊ぶなら「RTX 4070 Ti SUPER」以上で大丈夫です。Radeonに抵抗がないなら「RX 7900 XTX」も候補でしょう。
Apex Legendsの推奨グラボまとめ
解像度 | 平均144 fpsで プレイ可能 | 200 fps以上で プレイ可能 |
---|---|---|
フルHD(低設定)1920 x 1080 | RTX 4060 または RX 6600 | RTX 4060 Ti または RX 7600 |
フルHD(中設定)1920 x 1080 | ||
フルHD1920 x 1080 | RTX 4060 または RX 7600 | RTX 4070 または RTX 4070 SUPER |
WQHD2560 x 1440 | RTX 4070 SUPER | RTX 4070 Ti Super |
4K3840 x 2160 | RTX 4070 Ti SUPER または RX 7900 XTX | RTX 4090 |
Apex Legendsグラボ別フレームレートまとめ | |||
---|---|---|---|
グラボ | フルHD1920 x 1080 | WQHD2560 x 1440 | 4K3840 x 2160 |
RTX 4090 | 279.5 fps | 241.4 fps | 169.1 fps |
RX 7900 XTX | 283.3 fps | 247.0 fps | 149.5 fps |
RTX 4080 Super | 249.6 fps | 205.4 fps | 133.2 fps |
RTX 4080 | 245.4 fps | 199.5 fps | 127.4 fps |
RTX 4070 Ti Super | 239.7 fps | 188.7 fps | 117.6 fps |
RTX 4070 Ti | 224.2 fps | 175.7 fps | 107.9 fps |
RTX 4070 Super | 219.3 fps | 172.7 fps | 104.4 fps |
RX 6800 XT | 224.4 fps | 170.4 fps | 98.7 fps |
RTX 4070 | 198.8 fps | 154.1 fps | 94.9 fps |
RTX 3090 | 189.3 fps | 150.8 fps | 95.2 fps |
RTX 3080 10GB | 189.4 fps | 148.9 fps | 92.6 fps |
RTX 2080 Ti | 163.1 fps | 127.7 fps | 80.5 fps |
RTX 3070 Ti | 166.9 fps | 127.3 fps | 75.4 fps |
RTX 3070 | 161.3 fps | 123.6 fps | 73.4 fps |
RTX 4060 Ti | 162.8 fps | 123.0 fps | 71.3 fps |
RTX 3060 Ti | 145.8 fps | 110.2 fps | 63.7 fps |
RX 7600 | 147.9 fps | 104.8 fps | 57.2 fps |
ARC A770 | 134.9 fps | 106.6 fps | 63.0 fps |
RTX 2070 Super | 132.9 fps | 99.6 fps | 59.9 fps |
RX 6600 XT | 138.3 fps | 98.4 fps | 53.0 fps |
GTX 1080 Ti | 131.2 fps | 98.1 fps | 56.9 fps |
RTX 3060 12GB | 118.7 fps | 86.5 fps | 49.1 fps |
RX 6600 | 116.3 fps | 80.2 fps | 42.8 fps |
RTX 2060 | 101.9 fps | 75.0 fps | 42.5 fps |
GTX 1660 Super | 89.4 fps | 63.7 fps | 35.2 fps |
RTX 3050 | 79.5 fps | 60.1 fps | 33.8 fps |
RX 6500 XT | 81.4 fps | 55.2 fps | 29.2 fps |
GTX 1060 6GB | 65.2 fps | 45.1 fps | 24.2 fps |
GTX 1650 G6 | 50.6 fps | 36.7 fps | 21.3 fps |
GTX 1050 Ti | 40.0 fps | 26.7 fps | 14.1 fps |
GT 1030 | 19.8 fps | 13.0 fps | 13.0 fps |
総当たりベンチマークの結果わかった、Apex Legendsにおすすめなグラフィックボードを表にまとめました。
実際のゲームプレイより重たい傾向のある「射撃訓練場ベンチマーク」で、平均144 fps前後、または平均200 fps以上を出せるグラボを表にまとめています。
もっともプレイヤー層が多いであろうフルHD(1920×1080)の場合、平均144 fpsなら「RTX 4060」や「RX 7600」、平均200 fps以上を狙うなら「RTX 4060 Ti」や「RTX 4070」が現時点でのおすすめグラボです。
Apex Legendsに必要なCPUは?
公式サイトいわく、Apex LegendsはそれほどCPUの性能を要求しない印象ですが、実際に検証してみないと分かりません。21個のCPUを使って、フレームレートが変化するか比較テストします。
(CPUボトルネックデータ更新:2024/11/21)
よくApex Legendsのベンチマークに使われている「射撃訓練場」ですが、実はCPUボトルネックがほとんど出ない問題があります。
実際にキングスキャニオンなど実地エリアに降りてみると、射撃訓練場で発生しなかったCPUボトルネックが割と発生するように挙動が変わります。
だから、あえてキングスキャニオンに降りてCPUベンチマークを行っていますが、毎回まったく同じ行動パターンを取るのが難しいです。周囲の状況も変化しますし、完全に同一条件が揃わないです。
ここから掲載したCPU比較ベンチデータを見るとき、CPU間の微妙な性能差は基本的に「誤差」だと見てください。多少の性能差なんて、周囲の戦況次第でかんたんに逆転します。
わずかな性能差ではなく、明らかに大きな性能差に注目してください。たとえば30~60 fpsも性能差があれば誤差と扱わず・・・ 深刻なCPUボトルネックだと捉えた方が自然な見方です。
フルHD(1920×1080)の場合
平均フレームレート最低フレームレート1%
フルHD(1920×1080)のCPU別フレームレートです。
実際のゲームシーンだとCPUボトルネックの影響をはっきりと確認できます。CPUの世代が新しくなるごとに、平均フレームレートがワンランク上がっている様子が明らか。
少なくとも今からRyzen 5000シリーズなど、古い世代のCPUを選ぶメリットはほとんど無いです。
最低でもCore i5 12400F以上を選び、予算とグラボに合わせてRyzen 5 9600XやCore i7 13700(14700)以上がおすすめです。
ただし、あくまでも上記ベンチマーク比較はRTX 4090を使って測定されています。グラボの性能が高いほど、CPUも高性能を要求されますが、グラボの性能が低いならCPUもほどほどで大丈夫。
- RTX 4060 ~ 4060 Tiなら「Core i5 12400F」「Ryzen 5 7500F」
- RTX 4070以上は「Ryzen 7 7700」「Core i7 13700」
- RTX 4080以上は「Ryzen 7 9700X」「Core i7 14700」
- RTX 4090以上で「Ryzen 7 9800X3D」など
ぐらいのイメージです。
Apex Legends 「フルHD(最高画質)」 | ||
---|---|---|
CPU | 平均fps | 最低fps(1%) |
Ryzen 7 9800X3D | 298.4 fps | 192.2 fps |
Ryzen 7 7800X3D | 291.0 fps | 194.5 fps |
Core Ultra 9 285K | 272.3 fps | 210.6 fps |
Ryzen 7 9700X | 272.9 fps | 201.5 fps |
Core i9 13900K | 263.1 fps | 206.5 fps |
Ryzen 9 9950X | 267.9 fps | 199.9 fps |
Ryzen 5 9600X | 269.8 fps | 197.5 fps |
Core i7 13700K | 260.2 fps | 204.4 fps |
Core i5 13600K | 258.9 fps | 198.8 fps |
Ryzen 9 7950X | 230.9 fps | 179.6 fps |
Ryzen 7 7700X | 229.0 fps | 175.8 fps |
Core i9 12900K | 218.5 fps | 183.9 fps |
Core i7 12700K | 217.0 fps | 181.0 fps |
Ryzen 5 7500F | 216.9 fps | 160.1 fps |
Core i5 13400 | 202.2 fps | 169.0 fps |
Core i5 12400F | 200.4 fps | 167.4 fps |
Core i9 11900K | 168.8 fps | 131.2 fps |
Ryzen 7 5700X | 167.9 fps | 127.1 fps |
Core i5 11400 | 163.0 fps | 124.9 fps |
Ryzen 5 4500 | 122.0 fps | 89.0 fps |
WQHD(2560×1440)の場合
平均フレームレート最低フレームレート1%
WQHD(2560×1440)のCPU別フレームレートです。
フルHDより重たいWQHDでも、高性能なグラボと組み合わせると意外とCPUボトルネックが分かりやすく出ます。フルHDと同じく、CPUの世代が新しいほど平均フレームレートが高い傾向です。
少なくともRyzen 5 7500F以上をおすすめします。予算とグラボの組み合わせ次第でRyzen 7 9700XやCore i7 13700(14700)以上を要検討です。
Apex Legends 「WQHD(最高画質)」 | ||
---|---|---|
CPU | 平均fps | 最低fps(1%) |
Ryzen 7 9800X3D | 291.5 fps | 195.4 fps |
Core Ultra 9 285K | 272.5 fps | 211.4 fps |
Ryzen 7 9700X | 272.3 fps | 205.8 fps |
Ryzen 9 9950X | 270.2 fps | 202.0 fps |
Ryzen 7 7800X3D | 286.7 fps | 184.7 fps |
Core i9 13900K | 261.1 fps | 203.3 fps |
Ryzen 5 9600X | 269.9 fps | 193.0 fps |
Core i7 13700K | 258.9 fps | 202.2 fps |
Core i5 13600K | 258.2 fps | 200.9 fps |
Ryzen 9 7950X | 231.3 fps | 178.1 fps |
Ryzen 7 7700X | 229.1 fps | 179.0 fps |
Core i9 12900K | 217.8 fps | 179.0 fps |
Core i7 12700K | 217.6 fps | 178.9 fps |
Ryzen 5 7500F | 217.6 fps | 162.3 fps |
Core i5 13400 | 201.3 fps | 168.0 fps |
Core i5 12400F | 200.2 fps | 166.2 fps |
Core i9 11900K | 169.6 fps | 134.3 fps |
Ryzen 7 5700X | 164.8 fps | 125.0 fps |
Core i5 11400 | 160.0 fps | 122.2 fps |
Ryzen 5 4500 | 121.7 fps | 86.5 fps |
4K(3840×2160)の場合
平均フレームレート最低フレームレート1%
4K解像度(3840×2160)のCPU別フレームレートです。ベンチマークをよく見ている人なら知っていると思いますが、4KゲーミングでCPUボトルネックはそこまで発生しません。
世代が古すぎるCPUは無駄が多いものの、基本的にCore i5 12400F以上から選べば問題なし。
値段がお高いRyzen 7 9700XやCore i7 14700を選んでも、Apex Legendsの4K解像度(3840×2160)だと金額に見合った性能差を得られません。
だからCPUをほどほどに抑えて予算を節約し、浮いた予算でもっと高性能なグラフィックボードに投資したほうが確実です。
Apex Legends 「4K(最高画質)」 | ||
---|---|---|
CPU | 平均fps | 最低fps(1%) |
Ryzen 7 9800X3D | 230.5 fps | 170.1 fps |
Core i9 13900K | 228.9 fps | 153.1 fps |
Core i7 13700K | 229.0 fps | 153.0 fps |
Core i5 13600K | 228.5 fps | 152.4 fps |
Ryzen 7 9700X | 225.2 fps | 154.4 fps |
Ryzen 9 9950X | 227.4 fps | 151.6 fps |
Core Ultra 9 285K | 225.6 fps | 153.2 fps |
Ryzen 7 7700X | 220.0 fps | 157.8 fps |
Ryzen 7 7800X3D | 223.5 fps | 152.5 fps |
Ryzen 5 9600X | 224.7 fps | 151.0 fps |
Ryzen 9 7950X | 217.8 fps | 151.2 fps |
Ryzen 5 7500F | 213.6 fps | 154.1 fps |
Core i9 12900K | 215.8 fps | 150.3 fps |
Core i7 12700K | 216.0 fps | 149.9 fps |
Core i5 13400 | 199.3 fps | 145.3 fps |
Core i5 12400F | 198.8 fps | 145.5 fps |
Core i9 11900K | 165.7 fps | 134.1 fps |
Ryzen 7 5700X | 167.0 fps | 125.0 fps |
Core i5 11400 | 161.1 fps | 122.2 fps |
Ryzen 5 4500 | 119.4 fps | 88.1 fps |
Apex Legendsに最適なCPUまとめ
用途と目的 | 最適なCPU |
---|---|
コスパ重視CPUは妥協、グラボに予算を |
|
性能重視ハイエンドグラボを使うなら |
|
ゲーム実況配信 |
|
Apex Legendsは高性能なグラフィックボードと組み合わせるなら、CPUの性能も重要です。
RTX 4060やRTX 4060 Ti程度ならCore i5 12400Fで十分に間に合う一方で、RTX 4070 SUPER以上になるほどRyzen 5 7500FやRyzen 7 9700Xなど。CPUの要求度もぐんぐん伸びていきます。
使う予定のグラボに合わせて、ちょうどいいCPUを選びましょう。
Apex Legendsに必要なメモリ
公式サイトいわく、Apex Legendsは8 GB以上のメモリ容量を推奨しています。
メモリの使用量は使っているグラフィックボードによって変化するため、グラフィックボードと解像度別にメインメモリの使用量をチェックします。
メモリは16 GBあれば十分です
GT 1030(VRAM:2 GB)、RTX 3050(VRAM:8 GB)、RTX 3060(VRAM:12 GB)でテストした結果です。
GT 1030のみVRAMからデータが溢れてメモリの使用量が増えていますが、RTX 3050とRTX 3060では平均8.9 GB前後で安定します。実際にプレイすると、あと1~2 GBほど増えます。
Apex Legendsをプレイするだけなら、容量16 GBのメモリで大丈夫です。
ただし、ブラウザ(ChromeでYoutubeなど)や通話ソフト(Discord)を同時に起動するなど。マルチタスクを想定すると・・・メモリ容量が16 GBだとややカツカツかも。
Chromeのタブを開いたまま片付けない人や、ゲーム配信や動画編集を想定している方はメモリ容量32 GBをおすすめします。
VRAM(ビデオメモリ)はどれくらい使う?
解像度が大きい(フルHD < WQHD < 4K)ほど、VRAMの使用量が増えます。
フルHD時で平均2.4 GB前後、WQHDで平均2.8 GB前後です。4Kだと一気に増えて5 GBで、実際にプレイするとさらに増えて平均7 GB前後でした。
といっても最近のグラフィックボードはミドルクラスですら容量8 GBのVRAMを搭載しています。ApexをフルHD~WQHDでプレイする場合、VRAM容量が問題になる可能性はほとんど無いでしょう。
Apex Legendsの推奨スペックまとめ
グラボは「RTX 4060」「RTX 4070 SUPER」でOK
解像度 | 平均144 fpsで プレイ可能 | 200 fps以上で プレイ可能 |
---|---|---|
フルHD(低設定)1920 x 1080 | RTX 4060 または RX 6600 | RTX 4060 Ti または RX 7600 |
フルHD(中設定)1920 x 1080 | ||
フルHD1920 x 1080 | RTX 4060 または RX 7600 | RTX 4070 または RTX 4070 SUPER |
WQHD2560 x 1440 | RTX 4070 SUPER | RTX 4070 Ti Super |
4K3840 x 2160 | RTX 4070 Ti SUPER または RX 7900 XTX | RTX 4090 |
とりあえず迷ったら「RTX 4060」です。低~中設定で平均144 fpsを超え、実際のゲームプレイで平均200 fps近い性能も狙えます。
高画質でフルHDなら「RTX 4060 Ti」または「RX 7600」がおすすめ。発売当時は割高だったRTX 4060 Tiですが、今はずいぶんと価格がこなれてコスパ的に問題ないグラボです。
フルHDで平均200 fps超え、WQHDで平均144 fps以上を狙うガチゲーマーの方は「RTX 4070 SUPER」を推奨します。
CPUは「Ryzen 5」以上を推奨
用途と目的 | 最適なCPU |
---|---|
コスパ重視CPUは妥協、グラボに予算を |
|
性能重視ハイエンドグラボを使うなら |
|
ゲーム実況配信 |
|
Apex Legendsは意外とCPUボトルネックが出やすいゲームです。
RTX 4060くらいなら「Core i5 12400F(13400)」で十分。RTX 4060 Ti ~ 4070 SUPERぐらいは「Ryzen 5 7500F」や「Ryzen 7 7700」を。
RTX 4070 Ti SUPER以上から「Core i7 14700」や「Ryzen 7 9700X」をおすすめします。
予算の目安 | おすすめCPU |
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10万円台~ |
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20万円台~ |
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30万円台~ |
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予算別に分けてみました。上記の予算表に合わせてCPUを選べば、そこまで大きくハズレないはずです。
メモリは少なくとも16 GB以上
用途と目的 | メモリ容量 |
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Apexをプレイ | 最低16 GB |
同時にネット見る | 16 GB欲しい |
ゲーム実況配信 | 32 GB以上 |
WindowsとApex Legendsで、メモリを合計10~11 GBほど使います。最低でもメモリは16 GB必要です。
ゲームしながらDiscordでボイチャしたり、ゲーム配信をするなど。マルチタスクを想定するなら、なおさら16 GBあった方が安心です。
Apex LegendsにおすすめなゲーミングPC
【迷ったらこれ】LEVEL∞ THETA
RTX 4060 Ti搭載で平均140 fps以上を目指す
LEVEL-M1A6-R75F-TLX 2024年11月時点のスペック | |
---|---|
CPU | Ryzen 5 7500F (6コア / 12スレッド) |
CPUクーラー | 空冷CPUクーラー |
マザーボード | AMD A620チップセット |
メモリ | 16 GB (DDR5-4800 / 2枚組) |
グラフィックボード | RTX 4060 Ti |
SSD | 500 GB (NVMe SSD) |
HDD | – |
無線LAN | – |
電源ユニット | 650 W (80 PLUS Bronze) |
OS | Windows 11 Home |
納期 | 最短2日 |
参考価格 | 約16.0万円(送料:無料) 最新価格をチェックする |
Apex LegendsのゲーミングPC選びで迷ったら、「LEVEL∞ THETA」がおすすめです。
CPUにRyzen 5 7500F(6コア12スレ)、グラボにRTX 4060 Ti、メモリ容量16 GBを搭載します。Apex Legendsを低~中設定で平均200 fps超、最高画質で平均160~180 fps前後でプレイ可能です。
マザーボードの拡張性は必要最低限です。
- メモリスロット:空き0本
- M.2 SSD:空きなし
- 拡張カード:あと1枚
(キャプチャボードやサウンドカードなど) - HDDやSSD:最大4台まで
(ケースの都合でHDDは最大1台まで)
メモリとM.2 SSDを後から増設できませんが、SATAポートが4本あるのでSATA SSDを最大4台まで増設できます。
一番下の空いているPCIeスロットに変換カードを使って、M.2 SSDをあと1枚まで増設できます。ゲーミングPC用としては、割りと十分な拡張性です。
限られた予算をゲーミング性能に集中させ、拡張性をあえて割り切った「最小最大戦略」をとったゲーミングPCです。
(LEVEL∞ THETAは白色版もあります)
【平均240 fps】NEXTGEAR JG
RTX 4070 SUPER搭載で平均240 fpsを狙う
NEXTGEAR JG-A7G7S 2024年11月時点のスペック | |
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CPU | Ryzen 7 7700 (8コア / 16スレッド) |
CPUクーラー | 240 mm水冷CPUクーラー |
マザーボード | AMD A620チップセット |
メモリ | 16 GB (DDR5-5200 / 2枚組) |
グラフィックボード | RTX 4070 SUPER |
SSD | 1 TB (NVMe SSD) |
HDD | – |
無線LAN | – |
電源ユニット | 750 W (80 PLUS Bronze) |
OS | Windows 11 Home |
納期 | 最短11日 |
保証 | 3年間 (センドバック修理保証 + 電話サポート) |
参考価格 | 約26.0万円(送料:無料) 最新価格をチェックする |
Apex Legendsを平均240 fpsでプレイするなら、「NEXTGEAR JG」がおすすめです。
CPUにRyzen 7 7700(8コア16スレッド)、グラボにRTX 4070 SUPER、メモリ容量16 GB(DDR5-5200規格)を搭載します。
Apex LegendsをフルHD(中設定)で平均300 fps前後、フルHD(最高設定)で平均240 fpsを実プレイで狙えるスペックです。
(筆者が購入したNEXTGEAR JGの中身)
標準仕様で240 mm水冷式クーラーが付いてくるので冷却性能に問題なし。
(メモリを16 → 32 GBに増量がおすすめ)
ただし、標準メモリが容量16 GBなので注文時に32 GBへ変更がおすすめ。
ちなみに自分で交換してもせいぜい2000円くらいしか節約できないので、注文時に増設したほうが賢いです。
実際にNEXTGEAR(7800X3Dモデル)を買ってみたレビューはこちらから。
【WQHDで快適】NEXTGEAR 9700X
RTX 4070 Ti SUPER搭載で快適なWQHDゲーミング
NEXTGEAR JG-A7G7A 2024年12月時点のスペック | |
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CPU | Ryzen 7 9700X (8コア / 16スレッド) |
CPUクーラー | 240 mm水冷CPUクーラー |
マザーボード | AMD A620チップセット |
メモリ | 16 GB (DDR5-5200 / 2枚組) |
グラフィックボード | RTX 4070 Ti SUPER |
SSD | 1 TB (NVMe SSD) |
HDD | – |
無線LAN | – |
電源ユニット | 750 W (80 PLUS Bronze) |
OS | Windows 11 Home |
納期 | 最短11日 |
保証 | 3年間 (センドバック修理保証 + 電話サポート) |
参考価格 | 約32.0万円(送料:無料) 最新価格をチェックする |
Apex LegendsをWQHDゲーミングモニターでプレイするなら、「NEXTGEAR 9700X」がおすすめです。
CPUにRyzen 7 9700X(8コア16スレッド)、グラボにRTX 4070 Ti SUPER(VRAM:16 GB)、メモリ容量16 GB(DDR5-5200規格)を搭載します。
Apex LegendsをフルHD(中~最高設定)で平均300 fps前後、WQHD(中~高設定)で平均240 fps前後を実プレイで狙えるスペックです。
(筆者が購入したNEXTGEAR JGの中身)
標準仕様で240 mm水冷式クーラーが付いてくるので冷却性能に問題なし。
(メモリを16 → 32 GBに増量がおすすめ)
ただし、標準メモリが容量16 GBなので注文時に32 GBへ変更がおすすめ。
ちなみに自分で交換してもせいぜい2000円くらいしか節約できないので、注文時に増設したほうが賢いです。
実際にNEXTGEAR(7800X3Dモデル)を買ってみたレビューはこちらから。
以上「Apex Legendsの推奨スペックを検証 & 解説:意外と重たいよ」について、解説でした。
RTX 4000搭載のおすすめゲーミングPC【解説】
- 2020/06/17:Apex Legendsの推奨スペックをアップ
- 2022/06/01:重量化したベンチマークで再テスト
- 2023/06/11:さらに重量化した新ベンチマークで再テスト
- 2024/04/03:RTX 40 Superシリーズを追加
- 2024/12/12:Ryzen 7 9800X3Dを追加(UPDATE !!)
Apexにおすすめなゲーミングモニター
実際にゲーミングPCを使ってみた【レビュー】
実際にベンチマークしてみた【ゲーム別fps】
4060Tiがしれっと混じってて草
何で4060Tiのレビューはないの?
っていうか買ったんだ・・・初日にアキバで一台しか売れなかったそうだけどw
7900XTXもですね。
遠くの敵も見つけやすいので私は4Kでプレイしてますけどね。いい加減4KでFPSをやる人なんていない!という固定概念は捨てた方がいいですよ
僕はあなたの言いたいことわかるなぁ
実際僕も、4KとまではいかなくてもフルHDからWQHDでプレイするようになってだいぶ視認性上がったし
居ねえよバカ
おすすめに原神が紛れ込んでますよ
AMB B550チップセット
CPUは訓練場ではなくカジュアルとかランク行くと差が出ますよ
といってもランダム性強すぎてベンチマーク結果取るの大変かもしれませんが
rtx4090なら4kでも画質最低なら240fpsかなり安定して出るから高解像度モニターが競技シーンで使われるようになるのもそんなに遠くない未来かも?
nc
Radeonのパターン少ないから増やしていただければ
現役ユーザーの視点から言わせていただくとこの検証かなり正確に実ゲームでのフレームレート値になっていて、今後GPUを買い替える場合にめちゃくちゃ参考になります。
よく調べたなぁ…
現時点で1年近く前の記事になってるけど、今後WQHDや4K画質にモニター環境を変え、動画編集やAI生成を兼ねつつ息抜きにゲームする様な層にとってこれから40番台を入手する人は増えていくので以後数年この記事は為になると思う。
良い記事や。ボリューム凄い。よくまとめたね…しかも実機で。
umivoa
d02rg6
時代遅れで最近APEXにハマりだしたのでNVIDIA reflexとRadeon Anti-Lagの相対的な効果の差なんかも出して下さったらと期待してしまいます。
WQHDと4Kの最低設定で何fpsでるのかも検討いただけると助かります
対人FPSであるAPEXを最高設定でプレイする人はいないと思うので