「メモリの容量が増えれば良い」のはずが、現在主流のDDR4メモリのラインナップは軽く1000種類を超えています。つまり、メモリは地味のように思えて、実は奥が深いPCパーツのひとつです。
本記事では、初心者向けにDDR4メモリの選び方とおすすめメモリについて解説します。
- 2018/09:記事を公開
- 2020/07:内容を更新しました
DDR4メモリの選び方
DDR4メモリを紹介する前に、基本的な知識としてメモリの規格やタイプについて解説します。基本的な知識がないと、DDR4メモリを選ぶのは大変だし、おすすめメモリを紹介されても分かりづらいはずです。
メモリの規格と互換性
メモリは数年ごとに「規格」をメジャーチェンジしています。2015年頃はDDR3が主流でしたが、2020年現在はもっぱら「DDR4」が主流です。では、具体的にDDR3とDDR4で何が違うのか?
もっとも大きく違うのは「ソケット形状」です。切り込みの位置が違いますし、DDR3が直線なデザインに対して、DDR4は中央が少しだけ膨らむ曲線的なデザインになってます。
形がまったく違う以上、DDR3とDDR4の間には「互換性」はありません。使う予定のマザーボード、CPUが対応しているメモリ規格をしっかりと確認しましょう。
インテルCPUのメモリ対応表※インテルの製品情報(Intel ARK)調べ | ||||
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世代 | シリーズ | 対応チャネル | メモリクロック | 最大容量 |
第10世代 | Core-X | クアッド(x4) | DDR4-2933 | 256 GB |
Core i9 / i7 | デュアル(x2) | DDR4-2933 | 128 GB | |
Core i5 / i3 | デュアル(x2) | DDR4-2666 | 128 GB | |
第9世代 | Core-X | クアッド(x4) | DDR4-2666 | 256 GB |
Core i9 / i7 / i5 | デュアル(x2) | DDR4-2666 | 128 GB | |
Core i3 | デュアル(x2) | DDR4-2400 | 128 GB | |
第8世代 | Core i7 / i5 | デュアル(x2) | DDR4-2666 | 128 GB |
Core i3 | デュアル(x2) | DDR4-2400 | 64 GB | |
第7世代 | Core-X | クアッド(x4) | DDR4-2666 | 128 GB |
Core i7 / i5 / i3 | デュアル(x2) | DDR4-2400 | 64 GB |
インテルCPUのメモリサポート表は以上の通りです。世代によって、対応しているメモリクロックや最大メモリ容量が違うので、よく確認してください。
最新の第10世代なら、Core i7以上は「DDR4-2933」が正式サポートの上限です。Core i5以下だと「DDR4-2666」で少しだけ低いクロックがサポートされています。
AMD Ryzenのメモリ対応表 | ||||
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世代 | メモリ枚数 | ランク | メモリクロック | 最大容量 |
第3世代 | 2枚 | シングル | DDR4-3200 | 64 GB |
4枚 | DDR4-2933 | 128 GB | ||
2枚 | デュアル | DDR4-3200 | 64 GB | |
4枚 | DDR4-2666 | 128 GB | ||
第2世代 | 2枚 | シングル | DDR4-2933 | 64 GB |
4枚 | DDR4-2666 | 128 GB | ||
2枚 | デュアル | DDR4-2133 | 64 GB | |
4枚 | DDR4-1866 | 128 GB | ||
第1世代 | 2枚 | シングル | DDR4-2666 | 64 GB |
4枚 | DDR4-2400 | 128 GB | ||
2枚 | デュアル | DDR4-2133 | 64 GB | |
4枚 | DDR4-1866 | 128 GB |
大人気のAMD Ryzenは、メモリサポートがインテルより複雑です。ザックリと覚えてほしいのは、メモリの容量が大きく、同時に使う枚数が多いほど不安定になりやすい※・・・ということ。
最近はマザーボードの設計やBIOSが最適化されてきたおかげで、ちゃんとしたメモリを選べば安定動作する確率はグッと上がってます。
それでも、大容量の4枚組(128 GBなど)を高いメモリクロックで動かす場合は、安定動作が難しい傾向です。
※インテルCPUも似たような傾向はありますが、AMD Ryzenの方が容量と枚数に対してシビアな傾向があります。
メモリの容量
メモリ選びで一番悩むのが「容量」です。容量が多いほどコストが高くなってしまうので、なるべく最適な容量を選びたいと考えるのが自然だし、よく議論になっています。
では、メモリの容量が少ないと具体的にどう困るのか?
↑こちらの記事で、メモリ容量を4 / 8 / 16 / 32 GBの4パターンで性能比較を検証した結果・・・
- メモリをよく使う処理でハッキリと性能が低下
- Adobeソフトは特にメモリ容量に影響を受ける
- 少なすぎるとゲームでフレームレートが出ない
という傾向でした。
つまり使い方次第なわけですが、メモリの価格とのバランス(= コスパ)を考えると、少なくともメモリ容量は16 GBあれば問題ないでしょう。
メモリ容量の目安 | |
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一般的な使い方なら | 16 GB以上 |
マルチタスク多め | 32 GB以上 |
動画編集 or 写真編集 | |
4K ~ 8K動画編集 | 64 GB以上 |
Chromeのタブをよく開く、Adobeソフトで写真編集や動画編集をする、ゲーム実況配信など。メモリをよく使うタスクなら、32 GB以上がおすすめ。参考までに、ぼくはメモリを64 GB搭載してます。
メモリクロック
同じDDR4規格のメモリでも、「DDR4-2666」や「DDR4-2933」など。CPUの正式サポートクロックに合わせたメモリもあれば、「DDR4-3600」や「DDR4-4400」など、恐ろしく高いクロックに設定されたメモリもあります。
数字が大きいほうが性能が良さそう(※実際、性能は良い !!)なので、直感的に後者の恐ろしく高いメモリクロックに飛びつきたい。と思いますが、ちょっと待ってください。
↑こちらの記事で、DDR4-2400とDDR4-3600で性能比較をしたところ、性能差はかなり地味でした。
グラフィックボードを使う処理(ゲーミングなど)だと、確かに若干の差があります。しかし、メモリにお金を掛けるよりもCPUやグラフィックボードにお金を掛けたほうが、効率よく性能アップです。
メモリクロックが異常に高く設定された、いわゆる「OCメモリ」に手を出すのは、ある程度のパーツ構成で「もう一息 !!」を目指す場合で問題ありません。
DDR4メモリは軽く1000種類を超えるラインナップが存在しますが、その多くは「JEDEC準拠メモリ」と「オーバークロックメモリ」の2種類に分類できます。
種類 | プロファイル | BIOS設定 | 電圧 | 扱い |
---|---|---|---|---|
JEDEC準拠メモリ | SPD | 不要 | 1.20 V | 定格運用 |
オーバークロック | XMP | 必要 | 1.35 ~ 1.50 V | OC(自己責任) |
JEDEC準拠メモリ(またはネイティブ対応メモリ)には、CPUが対応しているメモリクロックに合わせた「SPDプロファイル」が収録されていて、システムに合わせたメモリクロックを自動的に適用してくれます。
JEDEC標準規格 | |||
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メモリクロック | タイミング | レイテンシ | データ転送量 |
DDR4-2133 | CL15 | 14.06 ns | 16.7 GB/s |
DDR4-2400 | CL17 | 14.17 ns | 18.8 GB/s |
DDR4-2666 | CL19 | 14.25 ns | 20.8 GB/s |
DDR4-2933 | CL21 | 14.32 ns | 22.9 GB/s |
DDR4-3200 | CL22 | 13.75 ns | 25.0 GB/s |
JEDEC準拠の標準規格をまとめました。
メモリクロックだけでなく、タイミング(CAS Latency)の数値にも注目してください。クロックだけを見てると、JEDEC準拠ではないメモリを「定格向け」と誤って選んでしまう場合があります。
たとえば、
- DDR4-2666(CL19-19-19 @1.2V)
- DDR4-2666(CL16-18-18 @1.2V)
実際にあった例です。どちらも標準でDDR4-2666に対応するメモリのように見えて、後者(DDR4-2666 CL16)はオーバークロックメモリです。
JEDEC準拠、ネイティブ対応をアピールするメモリは、何も設定しなくても自動的にメモリクロックの設定が読み込まれます。一方、JEDEC準拠ではないメモリは、自分でBIOSから設定を読み込む必要があります。
そこが結構危ういところです。
JEDEC準拠(ネイティブ対応)のメモリは、たとえばDDR4-3200に対応しているCPUとマザーボードに対して、DDR4-3200規格のメモリを使うと自動的に「DDR4-3200」で動作します。
一方で、JEDEC準拠ではない独自のクロック設定を保有するオーバークロックメモリには、「XMPプロファイル」と呼ばれるオーバークロック用の設定が収録されているんです。
XMPプロファイルは自動でロードされず、自分でBIOS画面から設定する必要があります。そして、XMPプロファイルは「あくまでもオーバークロック用の設定」であって、実際に動作するかどうかは別問題です。
- JEDEC準拠メモリ:安定動作する確率は極めて高い
- オーバークロックメモリ:XMP設定どおりに動くかは環境次第
初心者さんには当然「JEDEC準拠」「ネイティブ対応」のメモリをおすすめします。何もせずに自動で設定がロードされ、CPUの対応メモリクロックに合わせていれば、ほぼ確実に安定動作します(※相性は除く)。
オーバークロックメモリは、自作PC経験があって、問題が起こった時に原因を検証できる環境がある人向けです。検証用のパーツがない場合、何が原因かを特定するのは困難を極めます。
メモリランク
メモリランクは、メモリの基板上に実装されているチップの多さを示します。
初心者向けにザックリ解説するなら、基板の片面だけにチップがあるメモリは「シングルランク(1-Rank)」、基板の両面にチップが実装されているメモリは「デュアルランク(2-Rank)」です。
典型的なシングルランクのメモリ。チップが片面だけに実装されています。
こちらがデュアルランクのメモリ。基板の表と裏、両方にチップが実装されています。
メモリ1枚あたりの容量が大きいほど、デュアルランクが採用されている傾向が強いです。1枚で8 GBまでならシングルランク、1枚で16 GB以上はかなりの割合でデュアルランクが採用されています。
メモリランク | 容量 | 性能 | メモリクロック |
---|---|---|---|
シングルランク | 少ない | 普通 | 上げやすい |
デュアルランク | 多い | ちょっと高い | 上げづらい |
初心者さんは、ぶっちゃけメモリランクは気にしなくていいです。
AMD Ryzen環境でメモリクロックをオーバークロックしたい、と考えている中上級者(玄人)さんは、デュアルランクよりシングルランクの方が有利でしょう。
そんなことは無いです。もし、デュアルランクメモリはメモリクロックが低いから性能が悪い。なんて言ってる人がいたら、無視して構いません。
デュアルランクのメモリは、基板上で2組のメモリチップが並列化されている状態に近いため、実は同じメモリクロックでも実際の性能(= 帯域幅)が少しだけ速いです。具体的な数値で言うと、約7~8%くらい速い。
あと、メモリランクよりも「容量」の方が、体感性能に与える影響は大きいです。「容量多いメモリはデュアルランクなのかぁ・・・」と悩む必要は一切ありません。容量多いほうが実用上のメリットは遥かに多いですから。
ヒートシンクの有無
JEDEC準拠(ネイティブ対応)メモリは、そのほとんどが緑色の基板がむき出しの状態で、ヒートシンクは装着されてません。動作電圧が1.20 Vと低く発熱が少ないので、ヒートシンクは不要なんです。
JEDECの標準規格に従わない、メーカー独自のオーバークロック設定を有する「OCメモリ」には、↑写真を見ての通り「ヒートシンク」を標準で取り付けた状態で販売されています。
ヒートシンクが付いている理由は大きく2つ。
- 基板に使ってるチップを隠すため(激安なOCメモリにありがち)
- 冷却効率を高めて発熱を抑えるため(効果は製品によってマチマチですが)
基本的には、基板にのせているチップを隠すのが目的です。格安なOCメモリだと、出どころ不明の怪しいチップを隠すために、あえてプラスチック製の安っぽいヒートシンク※を付けてたりします。
※プラスチック製なので放熱性はほぼ無いです。もはやヒートシンクですら無い・・・ひどい。
マトモな価格のOCメモリは、ヒートシンクは割とまじめにデザイン性と冷却性能のために付けています。ただ、こちらも製品によってはあまり効果が無い場合もあるので、見た目だけの場合も少なくない。
メモリオーバークロックの玄人さんの中には、標準のヒートシンクを剥がして、別売りのヒートシンクを取り付けている人もいるくらいです。
メモリチップの種類
「メモリチップ」の種類は、これから初めて自作PCに挑戦するレベルの人は、そこまで気にしなくて大丈夫。興味がある人は、以下をクリックして開いてください。
メモリチップの種類 | ハイクロック耐性 | 低レイテンシ耐性 |
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Samsung A-die | 不明 | 不明 |
Samsung B-die | ||
Samsung M-die | ||
Micron E-die | ||
Micron H-die | 不明 | 不明 |
Micron J-die | 不明 | 不明 |
Hynix D-die | ||
Hynix C-die | ||
Hynix J-die | 不明 | 不明 |
Hynix A-die | ||
Hynix M-die | 不明 | 不明 |
Nanya A-die | 不明 | 不明 |
オーバークロックメモリに使われるメモリチップで、もっとも評価が高いのは「Samsung B-die」です。DDR4-5000以上のハイクロック動作から、DDR4-4133でCL12クラスの超低レイテンシ動作まで。
競技レベルのメモリオーバークロックに耐えられる実績を数多く持っています。もちろん、同じSamsung B-dieでも品質はピンキリですので、過信は禁物。
Samsung B-dieの次に評価が良いのは、Micron E-dieやHynix D-dieです。DDR4-5000以上を目指せるハイクロック耐性を持つ個体があります。ただ、Samsung B-dieほど低レイテンシ耐性は優れていません。
品質もピンキリ差がものすごく激しく、格安なOCメモリで採用されているのは高確率でHynix C-dieやD-dieです。XMPプロファイル通りなら割と動作しますが、それ以上は難易度が高くなる個体が多い印象。
「安かろう悪かろう」とまでは言いませんけど、Samsung B-dieほどの信頼性は無いですね。Micron E-dieはAMD Ryzen(第3世代)環境なら、それなりに遊びがいがある感覚です。
おすすめなDDR4メモリ:7選
初心者向けの王道メモリ「Crucial DDR4-2666」
Crucial 16GB Kit (2 x 8GB) DDR4-2666 | |
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型番 | CT2K8G4DFS8266 |
タイプ | JEDEC準拠メモリ |
ネイティブ対応 | DDR4-2666 |
メモリ容量 | 合計16 GB(8 GBの2枚セット) |
プロファイル | SPDDDR4-2666 : CL19-19-19 @1.20 V |
メモリランク | シングルランク |
メモリチップ | Micron製 |
保証 | 無期限保証※パッケージ・保証書・付属品の保管は必須 |
参考価格 | 7864 円 |
初心者におすすめのDDR4メモリは、米Micron社がCrucialブランドで出している「Crucial DDR4-2666」です。
Micron製のDDR4-2666ネイティブ対応チップを搭載していて、JEDECの標準規格に従ったSPDプロファイルを3つ(DDR4-2666 / 2400 / 2133)収録しています。
互換性に極めて優れた「ザ・定格DDR4メモリ」で、ほとんどのCPUとマザーボードで安定動作しやすいメモリです。保証は無期限で、パッケージと保証書をきちんと保管しておけば、いざと言う時の故障も安心。
Ryzen自作PCにおすすめ「Crucial DDR4-3200」
Crucial 16GB Kit (2 x 8GB) DDR4-3200 | |
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型番 | CT2K8G4DFS832 |
タイプ | JEDEC準拠メモリ |
ネイティブ対応 | DDR4-3200 |
メモリ容量 | 合計16 GB(8 GBの2枚セット) |
プロファイル | SPDDDR4-3200 : CL22-22-22 @1.20 V |
メモリランク | シングルランク |
メモリチップ | Micron製 |
保証 | 無期限保証※パッケージ・保証書・付属品の保管は必須 |
参考価格 | 8055 円 |
人気の第3世代RyzenとB550マザーボードで、AMD Ryzenな自作PCを組みたい人におすすめなメモリが「Crucial DDR4-3200」です。
最初に紹介したメモリと同じく、米Micron社がCrucialブランドで展開している、Micron純正チップ搭載の定格向けメモリですね。Micron製のDDR4-3200ネイティブ対応チップ搭載で、JEDECの標準規格に対応しています。
SPDプロファイルは5種類(DDR4-3200 / 2933 / 2666 / 2400 / 2133)収録されているので、何も設定せずに挿し込むだけで、自動的に使っている環境にベストなメモリクロックが読み込まれます。
DDR4-3200対応の環境(例:第3世代Ryzen + B550マザボ)なら、自動的にDDR4-3200で起動するし、DDR4-2933対応(例:i7 10700 + H470マザボ)ならDDR4-2933で自動的に起動します。
互換性は極めて優秀なので、とりあえずRyzen環境でDDR4-3200を使いたいなら強くオススメです。
メモリ1枚で容量32 GB「M378A4G43MB1-CTD」
Samsung M378A4G43MB1-CTD | |
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型番 | M378A4G43MB1-CTD |
タイプ | JEDEC準拠メモリ |
ネイティブ対応 | DDR4-2666 |
メモリ容量 | 32 GB(単品) |
プロファイル | SPDDDR4-2666 : CL19-19-19 @1.20 V |
メモリランク | デュアルランク |
メモリチップ | Samsung製 |
保証 | 1年 |
参考価格 | 19800 円 |
メモリもSSDやHDDと同じで、年々少しずつ大容量化が進んでいます。サムスン純正メモリの「M378A4G43MB1-CTD」は、驚くことにメモリ1枚で容量32 GBです。
従来はサーバー向けのメモリを除き、1枚で16 GBが上限だったので、一般向けのプラットフォームで扱える最大メモリ容量を飛躍的に引き上げることとなりました。
実際、本メモリが登場する前はインテルのCPU製品情報サイトに「メモリは64 GBまで」と書いてあったのに、現在は「128 GBまで」に修正されているほどです。
少ないメモリ枚数で大容量を実現できるので、互換性や相性問題のリスクを下げられ、将来メモリ容量を増量できる余裕まで残します。64 GB以上のメモリ容量を求めている人に、強く推奨します。
実際に使ってみた詳しいレビュー記事は↑こちら。4枚でホントに容量128 GBを実現できたので、大容量が欲しい人にはたまらないメモリです。
なお、国内で購入すると1枚あたり約2万円と値段が高い・・・からMemory.netから購入すると安く済む。と思いきや、海外通販はそれなりにリスクもあるのが難点です。
というわけで、A-DATAから販売されてる「AD4U3200732G22-D」を選択肢として挙げておきます。チップの製造元は不明ですが、DDR4-3200ネイティブ対応のチップ搭載で、JEDEC準拠のDDR4-3200メモリです。
保証も「永久」ですし、入手性の悪いSamsung純正よりハードルが低くて良い感じ。
オーバークロックメモリは、JEDECの標準規格に従ったプロファイルではなく、OCメモリメーカーが独自に作成した「XMPプロファイル」が収録されています。
XMPプロファイルはザックリと言ってしまえば、オーバークロック用の設定です。本来はユーザーが手打ちでちまちまと設定するところを、あらかじめ収録されている設定で手間を省けるだけ、とイメージしてください。
あくまでも行為としては「オーバークロック」です。たとえXMPでDDR4-4000対応と書いてあっても、XMPプロファイル通りに正常動作するかどうかは、使っているマザーボード及びCPUの品質に大きく左右されます。
特にAMD Ryzen環境は、XMPプロファイルがあまりアテにならないです。手動で設定を打ち込んだ方が、むしろ安定動作してしまった上に、XMPより高性能になった経験もよくあります。
Ryzenでゲームなら「F4-3200C14D-16GFX」
G.Skill FLARE XF4-3200C14D-16GFX | |
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型番 | F4-3200C14D-16GFX |
タイプ | オーバークロックメモリ |
ネイティブ対応 | 不明 |
メモリ容量 | 合計16 GB(8 GBの2枚セット) |
プロファイル | SPDDDR4-2133 : CL15-15-15 @1.20 V |
XMPDDR4-3200 : CL14-14-14-34 @1.35 V | |
メモリランク | シングルランク |
メモリチップ | Samsung製(B-die) |
保証 | 限定ライフタイム保証 |
参考価格 | 11980 円 |
「F4-3200C14D-16GFX」は、G.SkillがAMD Ryzen向けに最適化したオーバークロックメモリです。メモリクロックはよくあるDDR4-3200ですが、後ろのタイミングをよく見ると「CL14」に設定されています。
実は、AMD Ryzen環境は単にメモリクロックを伸ばせばいいわけではなく、タイミング設定も小さく詰めないと効率よく性能が出ないです。
AMD公式の見解としては、効率が良いのはDDR4-3200(CL14)、DDR4-3600(CL16)、DDR4-3733(CL17)の3パターンです。ただし、AMD RyzenはDDR4-3733※に近づくほど、安定動作の難易度が上がります。
というわけで、「F4-3200C14D-16GFX」のDDR4-3200(CL14)は使い勝手のいいメモリクロック設定と言えます。ゲーム性能もそれなりに改善するし、Ryzen向けの入門OCメモリとしては悪くないです。
※補足:CPUの個体差に依存します。Ryzen CPUは個体によってはDDR4-3800まで行ける場合もあります。モノリシック設計な4000番台のAPUは、DDR4-4000まで行ける個体が存在するようです。(IF同期で狙えるクロックの話)
Ryzenと相性が良いOCメモリ「Ballistix Elite」
Crucial Ballistix Elite | ||
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型番 | W4U3600BME-8G | BLE2K8G4D40BEEAK※国内取扱なし |
タイプ | オーバークロックメモリ | |
ネイティブ対応 | 不明 | |
メモリ容量 | 合計16 GB(8 GBの2枚セット) | |
プロファイル | SPDDDR4-2666 : CL19-19-19 @1.20 V | |
XMPDDR4-3600 : CL16-18-18-38 @1.35 V | XMPDDR4-4000 : CL18-19-19-39 @1.35 V | |
メモリランク | シングルランク | |
メモリチップ | Micron製(E-die) | Micron製(E-die) |
保証 | 限定ライフタイム保証 | |
参考価格 | 10867 円 | $ 180 ~ 210※並行輸入品が約3.5万円 |
「Ballistix Elite(略称:バリエリ)」は、米Micron社がCrucialブランドでゲーマー向けに展開しているオーバークロックメモリです。チップはMicron E-dieを搭載し、値段の割には悪くないハイクロック耐性が魅力的。
インテル環境(第10世代 + Z490マザボ)なら、DDR4-4000程度はケロッと起動しますし、AMD Ryzen環境ではDDR4-3600(CL16)程度なら意外と行けたり。
特にMicron E-dieは、AMD Ryzen環境でハイクロック動作を狙うなら相性が良い。という定評が付いてきている傾向があるので、AMD Ryzenでメモリオーバークロックを楽しむなら悪くないメモリでしょう。
なお、DDR4-3600版とDDR4-4000版がありますが、ぼくが使ってる個体に限って言えば明らかにDDR4-4000版の方が優秀です。しかし国内で取り扱いが無いので、国内正規品はDDR4-3600版一択です。
サムスンB-die入門メモリ「Viper Steel 4400」
Patriot Viper Steel 4400 | |
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型番 | PVS416G440C9K |
タイプ | オーバークロックメモリ |
ネイティブ対応 | 不明 |
メモリ容量 | 合計16 GB(8 GBの2枚セット) |
プロファイル | SPDDDR4-2133 : CL15-15-15 @1.20 V |
XMP #1DDR4-4400 : CL19-19-19-39 @1.45 V | |
XMP #2DDR4-4266 : CL19-19-19-39 @1.35 V | |
メモリランク | シングルランク |
メモリチップ | Samsung製(B-die) |
保証 | 永久保証 |
参考価格 | 15990 円 |
今のところ、ぼくが一番気に入ってるOCメモリです。なんと言ってもコストパフォーマンスに優れています。
国内価格は約1.6~1.7万円でありながら、チップはオーバークロック用で最高峰とされる「Samsung B-die」を搭載。品質はピンキリで、当たりを引けば競技レベルのスーパークロック、またはスーパータイト設定も耐え抜きます。
もちろん当たりではなく、そこそこの品質を引いてしまっても、DDR4-4000前後へ体験入学するのには十分な性能です。
なお、勘違いしないで欲しいのは、Viper Steel 4400を買ったからと言ってDDR4-4000超を体験できるかどうかは「環境次第」。おそらく、XMPを読み込むだけで正常動作する確率は低いです。
特にDDR4-4266 ~ 4400もの強烈なハイクロックを安定動作させるには、高品質なCPUとマザーボードが必要。最新の第10世代インテルCPUは、割とメモリクロック耐性が改善されていますが、個体差は依然として存在します。
仮にレビュー記事で「DDR4-4266で動いた」と検証結果があっても、自分の使っているCPUとマザーボードで動くかどうかは別問題です。Core i7で動いても、Core i5だと厳しい可能性だって十分あります。
メモリOCがインテルよりシビアなAMD Ryzen環境では、DDR4-3733以上は1 : 2モードで挑戦し、以下なら1 : 1モードのままタイミング設定を縮めていくと楽しいかも(※CPUの個体差が露骨に出るので、割とCPUガチャ感が・・・)。
メモリOCを嗜むなら「GALAX HOF OC Lab」
GALAX HOF OC Lab | ||||
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グレード | HOF II型番 : HOF4CRL1CST3600K17LD162CL | Aurora型番 : HOF4CJL4BST3600K17LD162CL | Arduino型番 : HOF4CRL4BST3600U17LD162CL | Master型番 : HOF4CXL3BST3600K17LD162CL |
タイプ | オーバークロックメモリ | |||
ネイティブ対応 | 不明 | |||
メモリ容量 | 合計16 GB(8 GBの2枚セット) | |||
プロファイル | SPDDDR4-2133 : CL15-15-15 @1.20 V | |||
XMPDDR4-3600 : CL17-18-18-38 @1.35 V | ||||
メモリランク | シングルランク | |||
メモリチップ | Samsung製(B-die)※100%の確率でSamsung B-dieです | |||
基板タイプ | 10層 / A2 | 8層 / A2 | 8層 / A2 | 10層 / A0 |
保証 | 1年間 | |||
参考価格 | 17380 円 | 17780 円 | 17980 円 | 30800 円 |
メモリOCを趣味として目的化するなら、GALAXがオーバークロック向けにリリースしている「HOF OC Lab」シリーズが魅力的。その最大の理由は、採用されているメモリチップと基板タイプをメーカー側が開示していること。
メモリチップは全てのグレードで当然のように「Samsung B-die」を採用。しかも、GALAXが独自に選別を行った上でのSamsung B-dieチップを搭載しています。
収録されているXMPプロファイルは、グレードごとに違いはありません。たとえばDDR4-3600版なら、HOF IIからMasterまで全て「DDR4-3600(17-18-18-38)」です。
上位モデルなら、もっとレイテンシ設定を小さくしてもいいのでは?
と思いますが、HOF OC Labシリーズは基本的にユーザー側が好き勝手にオーバークロックを設定して、自由にメモリオーバークロックを楽しむためのOCメモリです。
グレードごとの価格差は、おそらく採用している基板タイプや、搭載しているSamsung B-dieチップの選別の度合いによるもの。実際、AuroraとMasterでは、Masterの方がよく回って詰めやすい傾向はあるらしいです。
ぼくはHOF IIとArduinoのDDR4-3600版を使ってますけど、あまり使いこなせてません。というか、Viper Steel 4400に結構ハマってるので、そちらに飽きたら真面目にHOFメモリも使ってみようかな・・・。
番外編:デザインで選ぶDDR4メモリ
RGB LEDとエッジが美しい「Trident Z RGB」
G.Skill Trident Z | ||
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シリーズ | RGB型番 : 4-3200C16D-16GTZRX | Neo型番 : F4-3600C18D-32GTZN |
タイプ | オーバークロックメモリ | |
ネイティブ対応 | DDR4-2133 | |
メモリ容量 | 合計16 GB(8 GBの2枚セット) | 合計32 GB(16 GBの2枚セット) |
プロファイル | SPDDDR4-2133 : CL15-15-15 @1.20 V | |
XMPDDR4-3200 : CL16-18-18-38 @1.35 V | XMPDDR4-3600 : CL18-22-22-42 @1.35 V | |
メモリランク | シングルランク | デュアルランク |
メモリチップ | Hynix製※Cダイ or Dダイの可能性が高い | |
保証 | 永久保証 | |
参考価格 | 11730 円 | 21100 円 |
手頃な価格で先進的なデザインを持つDDR4メモリ、やはり筆頭は「G.Skill Trident Z」シリーズです。最近は「RGB」「Neo」といった、RGB LEDライティング対応の光るTrident Zシリーズも登場しています。
特に「Neo」はAMD Ryzen向けに最適化アピールをしている製品なので、Ryzenでデザインの良いメモリを使うなら選択肢のひとつです。「RGB」の方は、型番によってRyzen向けかどうかが違うので、要注意です。
ぶっちゃけ低価格かつ見た目で選ぶOCメモリゆえ、メモリチップの品質には期待しないこと。安価なTrident Zはかなりの高確率でHynix C-die(または後継のD-die)が入ってます。
XMPプロファイルのゆる~い設定なら割と正常動作しやすい一方で、XMP以上にクロックを上げたり、クロックをそのままにタイミングを小さくするのには向いていません。「XMPで十分満足」な人向けです。
純白と金が上品な「Dominator Platinum RGB」
Dominator Platinum RGB | ||
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型番 | CMT16GX4M2Z3200C16W | CMT32GX4M2C3200C16W |
タイプ | オーバークロックメモリ | |
ネイティブ対応 | 不明 | |
メモリ容量 | 合計16 GB(8 GBの2枚セット) | 合計32 GB(16 GBの2枚セット) |
プロファイル | SPDDDR4-2666 : CL18-18-18 @1.20 V | SPDDDR4-2133 : CL15-15-15 @1.20 V |
XMPDDR4-3200 : CL16-18-18-36 @1.35 V | ||
メモリランク | シングルランク | デュアルランク |
メモリチップ | Hynix製※Cダイ or Dダイの可能性が高い | |
保証 | 限定ライフタイム保証 | |
参考価格 | 16276 円 | 25443 円 |
おしゃれで上品なデザインなら、今のところは「Dominator Platinum RGB」が最高峰ですね。はみ出している基板が黒色なのが惜しいものの、面積の多くはピュアホワイト塗装で、アクセントに金色のネジを使うセンスの良さがスゴイ。
なお、Dominator Platinumは2017~2018年頃はSamsung B-die確定メモリのひとつでしたが、最近はリビジョンによって入ってるチップは多種多様です。現行ドミプラはおそらく、Hynix製チップの可能性が濃厚。
DDR4-3200でCL16はゆる~い設定ですので、Samsung B-dieではなくHynix C-dieやD-dieで十分に実現できます。お値段的にはSamsung B-dieに期待したくなるけれど、値段のほとんどはブランド料とデザイン料です。
日本刀にインスパイアされた「KATANA」
Antec KATANA | ||
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型番 | AM4U32168G11-7DKR | AM4U36188G11-7DKR |
タイプ | オーバークロックメモリ | |
ネイティブ対応 | 不明 | |
メモリ容量 | 合計16 GB(8 GBの2枚セット) | |
プロファイル | SPDDDR4-2666 : CL19-19-19 @1.20 V | |
XMPDDR4-3200 : CL16-18-18-38 @1.35 V | XMPDDR4-3600 : CL18-20-20-44 @1.35 V | |
メモリランク | シングルランク | |
メモリチップ | Micron製(?) ※こちらもMicronチップ品を確認 | Micron製(?)※Micronチップ搭載の可能性あり |
保証 | 限定ライフタイム保証 | |
参考価格 | 11380 円 | 12780 円 |
PCケースや電源ユニットで有名な米Antec社が、日本刀をモチーフにデザインしたオーバークロックメモリが「KATANA」です。ド直球なネーミングの通り、まさに刀なデザインが最大のポイント。
漆黒のヒートシンクはCNC加工で作り出されたアルミニウム製で、格安OCメモリによくある安っぽいプラ感はきちんと排除。加えてアクセントとして、LEDライティングも対応。
マザーボードによるARGB制御は、主要4社(ASUS / MSI / GIGABYTE / ASRock)に対応済み。自由なメモリライティングで流行りの光り物PCも組めるし、あえて消灯して、漆黒アルミの無骨な存在感を主張することも可能。
なお、ヒートシンクやLEDライティングにかなりのコストが掛かっているため、メモリ本体の性能にはあまり期待しないように。XMPプロファイルと価格設定から予想すると、チップは高確率でHynix C-die / D-dieです。
Twitterで頂いた情報では、DDR4-3600モデルはMicron製のチップ搭載とのこと。海外レビューではDDR4-3200モデルにて、Micronチップ搭載品を確認できます。Antecさんはアメリカの企業なので、同じアメリカ企業のMicronからチップの供給を受けている可能性が高いです。
2020年時点のおすすめDDR4メモリの紹介と解説は以上です。
自作PC初心者さんや、メモリのオーバークロックにあまり関心がない安定動作・定格動作派は、JEDEC標準規格に準拠かつネイティブ対応チップを搭載したメモリを選んでください。
標準規格品はとにかく安定動作しやすいです。何も設定せずとも、自動的にCPUとマザーボードが対応しているメモリクロックに設定されます。
ハイエンドなPCスペックを揃えている人、自作PCの経験があり検証用の環境を持っている人は、メーカー独自のXMPプロファイルを収録する「オーバークロックメモリ」も選択肢です。
今回紹介した中で、ぼくが割とコスパ良いと思ってるOCメモリは「Ballistix Elite 3600」と「Viper Steel 4400」の2つです。バリエリは定価2万超えが、今となっては約1.1万円にまで値下がってます。
Ryzenでハイクロック動作を狙いやすい「Micron E-die」チップ搭載のOCメモリが、わずか1.1万円は安い。中身のチップが不明で、プラスチックの安っぽいヒートシンクがついてる激安OCメモリを買うより、遥かにお買い得です。
DDR4-3600程度では足りない、あるいはタイミング設定をできる限り小さく詰めたいなら、Viper Steel 4400が良い感じ。約1.6万円の安さで、Samsung B-dieチップ搭載のOCメモリが手に入ります。
ただし、GALAX HOFのようにメーカー側が明確にサムスンチップや基板タイプをアピールはしてないです。100%サムスンBダイという保証は無いし、競技レベルの個体に当たるかどうかも運です。
ぼくはRyzen環境でタイミングをCL14に固定したまま、どこまでクロックを伸ばせるかをチェックする用や、インテル環境でDDR4-4000以上の動作検証に役立ってます。
以上、「【2020年版】おすすめな「DDR4メモリー」を7枚+αまとめ」でした。
メモリはとにかく製品ラインナップがあまりにも多すぎて、どれを選べばいいか検討もつかない・・・という方の参考になれば幸いです。
[…] メモリの詳細な解説サイト見つけた お口チャックしない https://chimolog.co/2017/07/bto-best-ddr4-ram.html […]
[…] https://chimolog.co/2017/07/bto-best-ddr4-ram.html#1_CFD_Panram_Value_Series_8GB_DDR4-2133 […]
今ではDDR4-4500があるとか。http://blog.livedoor.jp/ocworks/archives/52061364.html
需要あるんかい。(Z370のメモリクロックの設定はDDR4-8533まであるとか)
[…] メモリに関しては「ちもろぐ 2017年のおすすめ「DDR4メモリー」を7枚まとめ【解説】」、 […]
消費電力の欄の値の単位がVなのはなぜでしょうか。Wでは?
本当ですね。消費電力の欄にVと書いていますね…、修正します。
SanMaxのやつが2400Mhzではなく3200Mhzになっていませんか?
ありがとうございます。修正しました。
Trident Z RGBはRyzen向けの3600Mhzもあるし、intel向けなら4600Mhzもある 光らないものあるし、結構バリエーション豊か
06番 DOMINATOR PLATINUM DDR4-3000のやつはSK Hynix製のやつとSamsung B-dieが混在してませんでしたっけ?手持ちのやつはHynix製でした。
G.Skill SniperXのところ。
>牛柄の可愛いヒートシンクのデザイン
アーバン・カモフラージュ柄だと思うのです。
ドスパラだと17,450円でDDR4 2666 8Gb二枚組が売っていたりします。
DDR4 2400と価格もそう変わらないのでこっちの方がお得かも。
RYZENでOCメモリのこと書くなら シングルランクと デュアルランクの違いについても書かなくちゃいけないと思うけどなあ。メモリの速度重視なら両面実装になるメモリ基盤での4枚刺しは安定しないので推奨されてないし、その逆で容量重視でなるべく多くメモリ積まなくちゃいけないような環境だとOCメモリは使えないことを書いとかないと
メモリにヒートシンクなんていらないでしょ
高速メモリだとXMP有効化して電圧高めにかけるのでCPUとかと同様発熱するようになります。だからいるんです。
まあ、「これが我が社の作ったメモリだぞ!」ってアピールするためについてたりしますけどね。
参考にどうぞ。
http://kowadaru.com/memory-heatsink
初心者なんですけど2666って設定しないと使えないの?差すだけじゃだめなの?このモデルだけ?
ネイティブでのクロックが2666なら、挿すだけで2666になりますが、基本的に多くのDDR4メモリーはネイティブ2133MHzなのでBIOSからの設定が必要です。
設定と言っても、プロファイルを選ぶだけなので難しくはないです。
なるほど、とりあえず設定が必要なのですね勉強になります。
初心者にも分かりやすいので助かってますこれからも、更新楽しみにしてます。
ぜんぜん違う話だけど
このサイトって ’ち も’ ろぐだったんだ
餅ろぐだと勝手に思い込んでたわw
メモリのラベルがCから始まってるので初めて気がついた
うっかりうっかり
ですよね~。
たまに来る営業のメールでも、相手方から「もちろぐ」と間違えられているので、どうしようも無いことだと受け入れていますw
メモリのチャネルについてよくわからないことがあったので質問します
G.SkillのTrident Z RGB(for AMD)のメモリをG.Skillのホームページで調べていたのですが検索欄のところにMulti-Channel Kitというのがあって選択肢にDual,Quad,Dual/Quadとあって、特にQuadとDual/Quadで違うメモリが検索先に挙がるのがよくわかりませんでした
私の認識だとQuadのメモリもDualのマザーに挿せばDualx2として動くと思っているのですが違うのでしょうか?
逆のパターンで同じメモリだとしてもDualメモリを二組買い集めてQuadマザーに挿すのは良くないというのは知ってるのですが……
すいません、こちらの商品がここで紹介されている他の8gb×2のDDR-4 3000メモリと比べて1000~2000円ほど安いのはなぜなのでしょうか?
特に問題がなければ購入を検討したいのですが、調べても理由がわからなくて困っています。お願いしますm(_ _)m
< こちらの商品がここで紹介されている すみませんが...どのメモリーのことですか? 基本的に本記事で紹介しているOCメモリーは、どれも信頼に値するメモリーだと思ってます。特に問題が起こったこともないので。
いつも参考にさせていただいておりますm(_ _)m
G.Skill SniperX F4-3600C19D-16GSXWBの項目で質問があります。
やかもち様は利点に「無期限の永久保証(オーバークロック含む)」と書かれていらっしゃるのですが、
商品紹介リンク先のドスパラのページでは1年保証と記載があります。
これは代理店のドスパラで最初の1年は保証して、
その後はメーカー側で永久保証を受けられるということなのでしょうか?
またこの「無期限永久保証」についてはドスパラないしG.Skillのどこかに記載があるのでしょうか。
自分でも探してみたのですが情報を見つけられず・・・
もしご存知ならご教示いただけますと助かりますm(_ _)m
G.Skillの正規代理店はマスタードシード社で、代理店の保証規定いわく…
と記載があります。保証規定のページは「G.SKILLオーバークロックメモリモジュール保証規定」を確認してみてください。
ご回答いただきありがとうございます。
元締めの代理店の情報から探るということを考えておらず、各ショップの商品ページとG.Skillのサイトでばかり情報を探していました。。。
リンク先も拝見しました。
情報ありがとうございますm(_ _)m
いつも丁寧な解説有難うございます。初めて自作したPCをそろそろハイエンドに完全新調しようと思っていたところなのでとても感謝しています。
品質の良いものをできるだけ長く使用していきたいので、耐久性が高いというCorsair Dominator Platinumの3200mhzを検討しています。
そこで質問なのですが、このメモリを3400mhzにOCして常用すると、やはり3200や3000で常用する場合よりも劣化速度の差が顕著になるのでしょうか?
一応4~5年持ってくれれば御の字とは思っているのですが、この年数で問題なく使用するには何ヘルツまで設定してもいいのでしょうか?
用途としては重めのゲームをほどほどにプレイする程度なのであまり酷使することは無いと思います。マザボはASRockのPhantom Gaming 6を購入予定です。
お忙しい中申し訳ありません。ご回答の程よろしくお願い致します。
キングストンのDDR4 8GBx2枚 HyperX Predator 4000mhzがアマゾンで28,220円という他の4000mhzメモリと比べても破格の値段のメモリがあったんですが、これどうなんでしょうか?
キングストンはかなり評価の高いメーカーらしいですけどさすがにコスパ良すぎて怖いですw
買っていいものなんでしょうかね...
KingstonのHyperX Predatorは、最高クラスのDRAMチップと呼ばれる「Samsung B-die」を搭載しているわけではないので、本当に4000 MHzで動作するかは分かりません(※販売店のARKにも「高速選別タイプなのでスペック通りに動くかは分からない」と記載があります)。でも3000~3333くらいなら安定して動きそうなので、コスパが良いのは間違いないですね。
Z390 Phantom Gaming 9のメモリーサポート一覧表のHyperX 4000mhz HX440C19PB3K2/16のチップ欄には「Samsung B-die」と表記されていました。
asusやmsiのマザボのメモリサポート表にもチップは「samsung」と書いてあったのですが、本家のキングストンの製品紹介ページには特に「samsung」という単語は見当たらないんですよねぇ...
ハイスペックのSamsung B-dieが搭載されてるなら普通自分のところの紹介ページでフィーチャーするはずと思うし...一体どうなってるんでしょう?(困惑)
ロットによって入ってたり、入ってなかったりする可能性…ですかね。マザボのQVLは掲載されてても相性出たり、されてなくても普通に動いたりするので、参考程度にしかならないと思ってます。
米国のToms Hardware(レビュー)によれば、使われているチップはHynix製(Hynix H5AN8G8NMFR-UHC)とのこと。CL15でDDR4-3200をパスしたため、レビューで良い結果が出るように「選別品」を受け取った可能性すらあると報告してます。
個人的な考えでは、十分に安いですし、4000で動かなくても3600(少なくとも3200)くらいで動いてくれればラッキー。という感じで見てます。
なるほど、やっぱり変に安いものはあまり信用できないということですね。取り合えずSamsung B-dieが使われてるメモリを買った方が確実なんですね
という事で当記事で紹介されているSamsung B-Die搭載のメモリでも買おうかなと調べてみたら、CORSAIR DOMINATOR PLATINUM
CMD16GX4M2B3000C15を買ったけど、実はバージョンの違いでHynixチップが搭載されていた、という他の方の記事がヒットしました...
メモリ購入は運なのか(´;ω;`)
メモリを調べていたら、8gbメモリのSamsung B-Die搭載チェック表というものを見つけました。
Die ultimative HARDWARELUXX Samsung 8Gb B-Die Liste – alle Hersteller
最新のメモリにも対応しているし、バージョン違いで別チップが搭載されている、レビュー用のサンプルのみ搭載(なんと不誠実な…)、といった情報もあるので信頼できそうなサイトっぽいです。
ご存知でしたらお節介で申し訳ありませんm(_ _)m
ぼくはRedditのスレにアップされてるThaiphoon Burnerの画像を探しまくって調査してましたが、こちらの方が情報がまとまっていて遥かに分かりやすいですね。
ありがとうございます、さっそくブクマしました(`・ω・´)ゞ
Viper Steel Series DDR4 16GB (2 x 8GB) 4400MHz が米尼で$249.99なんですが、4000mhzくらいで安定運用できそうですかね?
Samsung B-Dieが搭載されてるようですが、かなり安いので不安です…
自分がマークしていた米尼のPatriotのViper Steel Series DDR4 16GB (2 x 8GB)の商品ページに少し前までは、4400MHzのものが売られていて、4400MHzを購入した方が「OCしても最高3800でしか安定しない。サポセンに連絡しても無反応。自分以外の他の9人のレビューが全て★5なのも怪しい。安いだけの駄物。」みたいな内容の★1のレビューをしていました
しかしその数日後、商品ページから4400MHzが削除、その★1のレビューも消され、★5のレビューだけが残るような状態になっていました
確かに高周波数にしてはかなり安く、品質もまあその程度なのかなとは納得していましたが、商品ごと批判的なレビューが消されていたことにはさすがに不信感が残りましたね
これってやっぱり高評価をキープしたいがために意図的に操作したのでしょうか?
Patriotって特に悪評を見掛けないんですけど実際どうなんでしょう
Patriot自体は、安い中では…それほど悪くないメーカーだと思います。Amazonのレビューを操作しているのは、Amazonに出店している販売店の方でしょう。
スペック通りにまじめに動くメモリを求めているなら、SEC製モジュール積んでるDominator Platinumや、G.SkillのOC向けメモリの方が遥かに安全です。
corsairのメモリはverによって搭載されているチップセットが違うという情報を見掛けました。Ver3:Micron Ver4:Samsung Ver5:Hynix らしいです
CORSAIR DOMINATOR PLATINUMでもver4以外なら期待通りのOCができないということでしょうか?
見分け方も実際に現物に書かれている番号を目視で確認する以外なさそうですし、コルセアのメモリは避けた方が良いのでしょうか?
[…] 【2018年版】おすすめな「DDR4メモリー」を7枚まとめ 更新日2018.09.07 […]
RyzenでDDR4-3600~3800で回すには以下を確認
・CPUがZen+以降(Zen2含む)であること
・BIOSが去年の7月以降に更新されたものであること
・マザーボードのDDR4スロットの配線がデイジーチェーン接続であること(ASRockは全滅、最低でもASUS PRIME X470-Pro以上)
・DDR4メモリがSamsung B-dieやHynix C-die等のIntel環境で高クロック動作確認出来ているもの
・DDR4メモリがシングルランクであること
・DDR4メモリの基板がJEDEC B1 Garberベースの高クロックに向いているものであること
・Ryzen Dram Calculatorでサブタイミングを計算しBIOSに手動で設定していること
上記1つでも満たせていない場合は3466前後が限界、何やっても回らない結果になることがあります。
4コアや6コアは8コアよりメモリ負荷が軽いので上記を満たしていなくても行ける場合があります。
それと、PATRIOTはゴミです。
型番をそのままに勝手にチップをSamsung B-dieからやや遅いHynix C-dieに変更したりしています。
海外フォーラムでは有名な話。
詳しい情報ありがとうございます。「B1ガーバー」という規格を知らなかったので非常に参考になりました。自分でも色々と調べてみますね。
2019年度版への更新、お待ちしてます!!
あとHDDのおすすめ紹介記事をお願いしますm(_ _)m
あと既出でしたら申し訳ないのですが、クロック数や規格が同じなら、容量違いのメモリを組んでも大丈夫でしょうか?(8×2と16×2の組み合わせ等)
現在おすすめのDDR4-2666メモリを教えていただきたいです。
色々調べてたら、AMD自作記事の3200C16Dと、ここの3600C19Dが同じ値段で、
レイテンシは3200C16Dが、帯域幅は3600C19Dが優れてました。
どちらがおすすめでしょうか?
Ryzenの場合は3200C16Dがおすすめです。
自作記事のコメント欄で回答がありました。
初デスクトップなのでとても参考になります。
ありがとうございます。
迷彩メモリおすのはなくない?
b450 slでポストしなかったよ、、最新bios 3700x
x570 unifyなら動いた
2020年版の更新を責任持って
更新してほしい
メーカーのメモリーサポート一覧表を確認してから購入すれば済むことではないでしょうか。
ネイティブ3200がないのはなぜ?
あとアニメ絵パッケージOCMEMORYってどうなんですかね?
こんにちは。久しぶりに自作しようかと思っています。
amazonにある V-colorのSkywalker Plusはどうなんでしょうか?
大容量のわりに値段が安くて購入するのを躊躇しています。
https://chimolog.co/bto-ram-v-color-ddr4/
V-colorのメモリは一度レビューしたことがあります。
そのSkywalker Plusも、スペック的には高確率でHynix D-die(or C-die)チップ搭載で、XMPプロファイルで動かす分には問題はないメモリだと思います。
回答ありがとうございます。
該当レビューの記事拝見させていただきます。
DDR4-3600の32GBメモリ(16GB×2枚 or 8GB×4枚)でオススメはありますか?
intel環境で使いたいと考えています。
・F4-3600C16D-32GTZRC(G.Skill Trident Z RGB)
https://www.gskill.com/product/165/166/1562743478/F4-3600C16D-32GTZRC
・F4-3600C16D-32GVKC(G.Skill Ripjaws V)
https://www.gskill.com/product/165/184/1562831784/F4-3600C16D-32GVKC
・Crucial Ballistix 32GB Kit DDR4-3600
https://www.crucial.jp/memory/ddr4/bl2k16g36c16u4b
入手性を考慮すると、Crucialの「Ballistix 32GB Kit DDR4-3600」がいい感じですね。
→ https://amzn.to/2NVKcxP
ありがとうございます。
F4-3600C16D-32GVKCについてですが、価格.comで探していたところ、似たような製品(https://kakaku.com/item/K0001198734/)を見つけました。こちらは紹介していただいたメモリとどのような点が違うのでしょうか。
OCMEMORYの3200とかそこらへんはどうなんでしょうか?
OCMEMORYさんの「どこどこのチップを採用しました!」と、アピールしているバルクメモリ(ヒートシンクが無いメモリ)は、割とアリだと思います。
一時的、Samsung B-die搭載のバルクメモリも売ってましたね。
初自作でG.Skill Trident Z RGB 32GB(16×2)とRyzen7 3700Xの3200Mhzで稼働させています
淡いLEDが綺麗で満足してます
安いし
>基板の片面だけにチップがあるメモリは「シングルランク(1-Rank)」、基板の両面にチップが実装されているメモリは「デュアルランク(2-Rank)」です。
とありますが、片側だけにメモリチップが16枚実装されていても1-Rankですか?
片側実装でも2-Rankになると思うのですが。
ご指摘ありがとうございます。確かに記事中で紹介した判別方法だと、SO-DIMM規格のように、実装面積が限られているから仕方なく両面実装(実際はシングルランク)になったメモリを説明できないですね。
メモリランクの説明は少しややこしいですが、なんとか修正しようと思います。
追加です。
表に4枚、裏に4枚実装のメモリモジュールもあるので、「片側だけ」「両面」で
Rank判断することはできないと思いますが。
i7 10700Kと組み合わせるメモリで悩んでいます。
やかもちさんの意見を聞きたいです。
マザボの対応表を見るとDDR4-4800くらいまでサポートしているのですが
安定性を考えるとDDR4-3600くらいに抑えたほうが良いのでしょうか?
値段や安定性の問題もありますがゲームのfps比較などを見ると
やはり周波数でfpsの差が出てくるので悩ましいです。
Super Piというベンチソフトで遊ぶならDDR-4000以上は意味があると思いますが、純粋にゲーミングが目的なら、DDR4-3600くらいで良いと思います。
個人的にはDDR4-3200(CL14)で十分かなぁ・・・と。
G-SkillのNeoやRGBでも3200/cl14や3600/cl14は大体中身はsamsung b-dieだったりします。オーバークロックを狙うならそれもありですね。
まさかのコルセアのメモリが無い!!
自作PC定番のコルセアメモリはありですか?
自作初心者です。
ちもろぐ先生教えてください。
corei5 10400fとZ以外(OC不可)のLGA1200マザーボードの組み合わせの場合に、JEDEC準拠の3200mhzメモリを使用した際、SPDプロファイルにより自動で2666mhzでの動作になるのでしょうか?それとも、マザーボードが3200mhzに対応していない為、起動さえできないのでしょうか?
2666mhzと3200mhzの値段があまり変わらなくなってたので気になりました。
意味不明な質問であれば申し訳ないです。
ちもろぐ先生忙しいのかな。
一般的な自作用マザーボードならメモリのOCに対応していますよ。
メーカーPCのマザーボードだと無理ですが。
メモリのOCはCPUやチップセットとは関係ないので
IntelのKなしCPUやZなしのチップセットでもメモリのOCはできます。
OC設定したらmemtest86などのテストツールで、メモリにエラーが出ないことを確認してくださいね。
回答有難うございます!無事起動できました!
ちもろぐ先生、ご教示頂けたら嬉しいです。
ベースクロックを上げると、レイテンシが延びるので
「ネイティブ設定」で使用する場合は、単位時間あたりにアクセス可能な回数は、ほぼ同じだと思うので、メモリの性能は向上しないのでは?
DDR4-2133 , 15-15-15 , 2133/15/3= 47.4
DDR4-2400 , 17-17-17 , 2400/17/3= 47.1
DDR4-2666 , 19-19-19 , 2666/19/3= 46.8
DDR4-3200 , 22-22-22 , 3200/22/3= 48.5
2018.05.15 のRyzenの記事は既読です。
レイテンシを固定すれば、2666より3200の方が
メモリ性能は上がります。
Ryzenの性能を引き出すには、ネイティブ設定では
意味がなくOver Clock 設定する使用する必要がある。
という解釈で良いのでしょうか?
自己解決しました。
レイテンシは、HDDでいう所のシークタイムのようなものなので、完全なランダムでなければ、クロックが高い方が性能が高くなるようです。 お騒がせしました。
メモリークロックが速いとPCの性能はどれほど変化するか?の記事で聞こうと思ったのですがコメントを残せなかったので同じカテゴリのこちらの記事で…
現在9700k+RTX3080でメモリクロック2666、16-18-18-35を使用しています
モニターはWQHD+144Hzで配信や動画編集などはしません
記事によるとモンハンワールドなどはハイエンドグラボではそれなりに効果があるようなので
3200~3600くらいのクロックのメモリに交換しようかなと考えています
記事はフルHDだったのでWQHDや4kになると効果はもっと薄くなるのでしょうか?
フルHDではCPUがボトルネックになる事が多いですがメモリはどうなのでしょうか?
20000円以上払う価値あるのかな…
SSとDSの解説がほしい
最近16GBから乗り換えで
Crucial Pro 32GB Kit (2x16GB) DDR4-3200 UDIMMを購入したので
その性能が他と比べてどんななのか気になってます。。。
kbrfap