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データで分かる。「Far Cry 5」の推奨スペックを解説。

約3年と3月ぶりのFar Cry最新作「Far Cry 5」が2018年3月27日に発売されました。ADVとFPSの要素を含むのが特徴のシリーズで、前作と同じく広大なオープンワールドを備えている。本記事ではFar Cry 5が快適に動く「推奨スペック」について。データで分かりやすく解説します。

更新情報

  • 2018/04/15:テスト環境を追記。
  • 2018/04/16:SLI & CrossFire時のパフォーマンスを追記。

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Far Cry 5の公式スペックを確認

Far Cry 5 / 公式スペック最低推奨
OSWindows 7 SP1
Windows 8.1
Windows 10
※64bit版のみ
CPUCore i5 2400 以上Core i7 4770
AMD FX 6300 以上AMD Ryzen 5 1600
メモリ8GB
GPUGTX 670 以上GTX 970 以上
Radeon R9 270 以上Radeon R9 290X 以上
ストレージ40GB必要
DirectX9.0c

Far Cry 5を開発したUbisoftによる公式スペックは以上の通り。開発が発表するスペックとしては、まぁまぁ重ためなスペックになっています。最低でもCore i5を必要とし、グラボはGTX 670以上と来てる。

基本的に「推奨スペック」は、この公式スペックを大きく超えることが傾向として多いので、Far Cry 5も同様にそれなりにハイスペックな環境がなければ快適なプレイは望めないと思われます。

ちなみに快適なプレイは人によって定義が変わってくるけれど、ぼくは「平均60fps以上」を一つの指針にしている。競技性が重視されるR6SやPUBGでは、「常時60fps以上」を目標に推奨スペックを考えている。

Far Cry 5はフォートナイトやPUBGのように、競技性 & スポーツ性を強く要求されるゲームではないと考えているため、「平均60fps以上」を達成できるスペックを「推奨スペック」とする。

では、平均60fpsを実現するスペックを決めるために

  • どんなグラフィックボードが必要?
  • CPUは手を抜いて良いのか?

この2点をデータに基いて、解説していきます。

Far Cry 5に最適なグラフィックボードを確認

高いフレームレートを出す上で、一番重要なPCパーツが「グラフィックボード」。映像処理を担当するチップが入っているので、これが無ければFar Cry 5はほぼ動かないと考えて構わない。

注意点:Far Cry 5はAMDが開発に協力している

AMDとUbisoftが協力して開発が進められた。

データを見る前に、Far Cry 5はAMDが開発に協力している点を留意すること。多くのゲームでNVIDIA製のグラボに最適化がされる中、Far Cry 5はAMD Radeon系のグラボに最適化がされています。

このため、最適化が不足している関係でなかなか日の目を見なかった「Radeon Vega」や「Polaris」(RX 500番台)が意外といい仕事をするかもしれません。Vegaの性能が上がっていたら「やれば出来るじゃんAMD…」と思ってあげよう。

テスト環境

参照したデータは米PC GAMERより。

テスト環境
CPUCore i7 8700K
メモリDDR4-3200 8GB x2
マザーボードMSI Z370 Gaming Pro Carbon AC
SSDSamsung 850 Pro 2TB
ドライバNVIDIA 391.35
AMD 18.3.4

グラフィックボードのベンチマークを行ったシステムは以上の通り。CPUは今のところもっともボトルネックが出ない、最強のゲーミングCPU「Core i7 8700K」を使用している。メモリは3200 Mhzで動作する16GB。

Far Cry 5とWindows 10はSSD上にインストールされているので、ストレージ由来のボトルネックは無し。可能な限りグラボ本来の性能を計測できる環境になっています。

低設定:ローエンドグラボで十分に動く

Far Cry 5 – 1920×1080 – 低設定(AA無効・MB無効)

  • GTX 1080 Ti
    176.1
  • GTX 1080 Ti
    127.4
  • RX Vega 64
    158.4
  • RX Vega 64
    126.9
  • GTX 1080
    150.0
  • GTX 1080
    114.8
  • RX Vega 56
    145.3
  • RX Vega 56
    121.2
  • GTX 1070
    135.2
  • GTX 1070
    106.4
  • RX 580 8GB
    100.6
  • RX 580 8GB
    87.4
  • GTX 1060 6GB
    99.6
  • GTX 1060 6GB
    79.8
  • RX 570 4GB
    89.8
  • RX 570 4GB
    77.8
  • GTX 1060 3GB
    92.2
  • GTX 1060 3GB
    73.4
  • GTX 970
    85.4
  • GTX 970
    67.1
  • R9 390
    80.4
  • R9 390
    68.4
  • R9 380
    60.8
  • R9 380
    53.2
  • GTX 1050 Ti
    60.6
  • GTX 1050 Ti
    48.6
  • GTX 1050
    53.7
  • GTX 1050
    43.0
  • RX 560
    51.1
  • RX 560
    43.5
  • Intel HD 630
    10.7
  • Intel HD 630
    9.0

平均フレームレート最低フレームレート(全体の1%)

アンチエイリアシング(AA)とモーションブラー(MB)を無効にし、低プリセットで計測すると意外にも軽いゲームであることが分かります。今のところ最高にコスパの良いグラボ「GTX 1050 Ti」があれば、十分に快適プレイが可能。

標準設定:安価で旧世代なグラボでもプレイ可能

Far Cry 5 – 1920×1080 – 中間設定(AA無効・MB無効)

  • GTX 1080 Ti
    156.5
  • GTX 1080 Ti
    121.2
  • RX Vega 64
    140.2
  • RX Vega 64
    117.6
  • GTX 1080
    131.8
  • GTX 1080
    104.0
  • RX Vega 56
    128.7
  • RX Vega 56
    110.5
  • GTX 1070
    118.0
  • GTX 1070
    97.1
  • RX 580 8GB
    89.2
  • RX 580 8GB
    77.1
  • GTX 1060 6GB
    86.3
  • GTX 1060 6GB
    72.2
  • RX 570 4GB
    74.9
  • RX 570 4GB
    64.9
  • GTX 1060 3GB
    80.6
  • GTX 1060 3GB
    66.9
  • GTX 970
    74.6
  • GTX 970
    62.8
  • R9 390
    72.3
  • R9 390
    61.7
  • R9 380
    54.3
  • R9 380
    47.5
  • GTX 1050 Ti
    52.9
  • GTX 1050 Ti
    44.5
  • GTX 1050
    47.5
  • GTX 1050
    39.6
  • RX 560
    45.0
  • RX 560
    38.8
  • Intel HD 630
    9.3
  • Intel HD 630
    7.8

平均フレームレート最低フレームレート(全体の1%)

アンチエイリアシングとモーションブラーは無効のまま、中間設定にするとやや重たくなりました。低設定で余裕だったGTX 1050 Tiはここで脱落し、少なくとも「RX 570」が必要になります。

もうひとつの選択肢は「GTX 1060 3GB」ですが、GTX 1060には3GB版と6GB版の2種類あり、以下の記事で解説しているとおり6GB版を選んだほうが何かと「長期的に見て安定」というメリットがある。

GTX 1060を選ぶつもりなら6GB版を推奨。AMD Radeonで行く人はRX 570 4GBで大丈夫ですね。ただし、マイニング需要の影響でRadeon系は全体的に割高なので要注意(2018/3時点)。

高設定:ミドルクラスのグラボが必須

Far Cry 5 – 1920×1080 – 高設定(SMAA・MB無効)

  • GTX 1080 Ti
    142.9
  • GTX 1080 Ti
    111.7
  • RX Vega 64
    128.8
  • RX Vega 64
    110.0
  • GTX 1080
    118.6
  • GTX 1080
    97.9
  • RX Vega 56
    116.7
  • RX Vega 56
    99.5
  • GTX 1070
    105.9
  • GTX 1070
    87.8
  • RX 580 8GB
    80.3
  • RX 580 8GB
    70.3
  • GTX 1060 6GB
    77.2
  • GTX 1060 6GB
    65.0
  • RX 570 4GB
    67.5
  • RX 570 4GB
    58.7
  • GTX 1060 3GB
    71.4
  • GTX 1060 3GB
    60.6
  • GTX 970
    66.4
  • GTX 970
    56.7
  • R9 390
    65.3
  • R9 390
    56.4
  • R9 380
    49.0
  • R9 380
    43.0
  • GTX 1050 Ti
    47.1
  • GTX 1050 Ti
    39.8
  • GTX 1050
    42.0
  • GTX 1050
    36.2
  • RX 560
    40.3
  • RX 560
    35.0
  • Intel HD 630
    8.3
  • Intel HD 630
    7.0

平均フレームレート最低フレームレート(全体の1%)

見栄えがパッと良くなる高設定。アンチエイリアシングに「SMAA」を使用し、モーションブラー(MB)は無効のままです。だいぶ重たくなってきた。

RX 570、GTX 1060 3GBと6GB、そしてRX 580などミドルクラスのグラフィックボードが大活躍。自分の予算に応じて、この4つの中から選べばFar Cry 5の高設定は問題なく動く。

ウルトラ設定:最低でもGTX 1060 6GBが必要

Far Cry 5 – 1920×1080 – ウルトラ設定(TAA・MB有効)

  • GTX 1080 Ti
    133.5
  • GTX 1080 Ti
    98.0
  • RX Vega 64
    120.4
  • RX Vega 64
    103.0
  • GTX 1080
    109.6
  • GTX 1080
    87.8
  • RX Vega 56
    107.0
  • RX Vega 56
    91.5
  • GTX 1070
    98.0
  • GTX 1070
    80.8
  • RX 580 8GB
    73.4
  • RX 580 8GB
    63.4
  • GTX 1060 6GB
    70.2
  • GTX 1060 6GB
    59.3
  • RX 570 4GB
    61.5
  • RX 570 4GB
    54.2
  • GTX 1060 3GB
    65.3
  • GTX 1060 3GB
    56.7
  • GTX 970
    60.5
  • GTX 970
    52.0
  • R9 390
    59.0
  • R9 390
    51.7
  • R9 380
    44.7
  • R9 380
    39.7
  • GTX 1050 Ti
    42.8
  • GTX 1050 Ti
    37.0
  • GTX 1050
    35.9
  • GTX 1050
    30.8
  • RX 560
    36.6
  • RX 560
    31.9
  • Intel HD 630
    7.3
  • Intel HD 630
    6.1

平均フレームレート最低フレームレート(全体の1%)

もっとも画質がきれいなウルトラ設定。アンチエイリアシングは「TAA」で、モーションブラーを有効にしている状態。全体的に重たくなったが、他の最新ゲームと比較して極端に重たいというわけではないです。

最近のゲームで最高に重たいのは「FFXV Windows版」で、それと比べればFar Cry 5は随分と軽いとすら言える。AMD Radeon系のグラフィックボードがおおむね性能通りの結果を出せている点も、このゲームの強みと言えますね。

  • 安定した60fpsを目指す:Radeon RX 580 8GB
  • コスパ重視で60fpsを目指す:RX 570 4GB または GTX 1060 6GB

Far Cry 5をウルトラ画質で快適に動かす選択肢はまとめると、こうなった。予算に余裕があるなら「RX 580」で良いし、もう少し安く行くなら「GTX 1060 6GB」。コスパ重視の人は「RX 570」で構わないだろう。

WQHD & ウルトラ:最適化の成果、RX Vega 56が活躍

Far Cry 5 – 2560×1440 – ウルトラ設定(TAA・MB有効)

  • GTX 1080 Ti
    100.0
  • GTX 1080 Ti
    82.2
  • RX Vega 64
    86.5
  • RX Vega 64
    74.7
  • GTX 1080
    78.5
  • GTX 1080
    67.0
  • RX Vega 56
    75.3
  • RX Vega 56
    65.0
  • GTX 1070
    68.4
  • GTX 1070
    58.4
  • RX 580 8GB
    50.4
  • RX 580 8GB
    42.7
  • GTX 1060 6GB
    47.9
  • GTX 1060 6GB
    40.5
  • RX 570 4GB
    42.8
  • RX 570 4GB
    37.3
  • GTX 1060 3GB
    44.4
  • GTX 1060 3GB
    38.5
  • GTX 970
    41.3
  • GTX 970
    35.5
  • R9 390
    43.5
  • R9 390
    37.4
  • R9 380
    31.5
  • R9 380
    27.5
  • GTX 1050 Ti
    28.8
  • GTX 1050 Ti
    24.7
  • GTX 1050
    23.9
  • GTX 1050
    20.1
  • RX 560
    24.3
  • RX 560
    21.2

平均フレームレート最低フレームレート(全体の1%)

WQHDはフルHDよりも80%ほど面積が大きい解像度(2560×1440)。当然、グラフィックボードへの負荷が増えるので、フルHDで動いていたグラボでもダメになってきます。例えばRX 580は平均50fpsしか出ていないですね。

平均60fpsを目指すには、少なくとも「GTX 1070」が必要と分かる。次に注目したいのが「Vega 56」と「Vega 64」。多くのゲームでGTX 1080やGTX 1070 Tiに劣るパフォーマンスを示しがちだったのが、Far Cry 5では改善されている。

さすがAMDが開発に協力しただけあって、AMD系GPUの最適化問題がFar Cry 5にはほとんど見られない。しかし…、せっかくAMDが性能を発揮できる環境があっても、マイニング特需で高騰しているAMD Radeonをあえて選ぶメリットが今はない。

コストパフォーマンスという観点から考えると、現実的な選択肢は「GTX 1070」や、「GTX 1080」ですね。GTX 1070 Tiはマイニングに人気があるため、価格がGTX 1080とそう変わりません。よって選択肢にならないので注意。

WQHD画質における推奨グラフィックボードは以上の2つで決まり。

4K & ウルトラ:グラボ1枚で60fpsは不可能

Far Cry 5 – 3840×2160 – ウルトラ設定(TAA・MB有効)

  • GTX 1080 Ti
    54.5
  • GTX 1080 Ti
    46.1
  • RX Vega 64
    44.7
  • RX Vega 64
    38.7
  • GTX 1080
    41.3
  • GTX 1080
    35.9
  • RX Vega 56
    38.9
  • RX Vega 56
    33.6
  • GTX 1070
    35.6
  • GTX 1070
    30.4
  • RX 580 8GB
    24.8
  • RX 580 8GB
    21.6
  • GTX 1060 6GB
    24.2
  • GTX 1060 6GB
    20.5
  • RX 570 4GB
    21.7
  • RX 570 4GB
    18.7
  • GTX 1060 3GB
    21.0
  • GTX 1060 3GB
    17.7
  • GTX 970
    20.9
  • GTX 970
    17.6
  • R9 390
    23.8
  • R9 390
    19.9
  • R9 380
    16.3
  • R9 380
    13.9
  • GTX 1050 Ti
    14.4
  • GTX 1050 Ti
    12.3
  • GTX 1050
    10.7
  • GTX 1050
    9.1
  • RX 560
    11.8
  • RX 560
    10.3

平均フレームレート最低フレームレート(全体の1%)

現在のゲーミングでもっとも重たい「4K」。フルHDと比較して、その負荷は約4倍になる。そのため大抵のグラフィックボードが、グラボ1枚で平均60fpsを出せないのが現実です。

Radeon Vegaたちは順当に頑張っていますが、平均60fpsには程遠い。一般向けで最強クラスのGTX 1080 Tiですら、平均55fpsがやっと。目標の平均60fpsに一歩及んでいない。

Far Cry 5を4K画質で動かす現実的な方法は以下の通り。

  • 確実に狙うなら「GTX 1080 Ti」を2枚使う(NVIDIA SLIという方法)
  • AMDの熱狂ファンなら「RX Vega 64」を2枚使う(AMD CrossFireという方法)
  • 画質を「中間設定」に落とす(計算上は平均64fpsくらいになる)

コスト度外視でとにかく「4Kで最高画質を目指す。」という人は、グラフィックボードを2枚使いましょう。Far Cry 5はSLI / CrossFireの両方に対応しているので、ウルトラ設定で4K60fpsを狙うならグラボ2枚使うのが確実な手法だ。

もうひとつの方法が、画質を落とすということ。ウルトラ設定から中間設定に落とすと、だいたい20%くらいはフレームレートが伸びるので、GTX 1080 Tiで平均60fps以上を実現可能です。

以下、SLIとCrossFireを使った場合のパフォーマンスを追記しましたので「グラボの2枚挿し」を検討している方は参考にどうぞ。

4K & ウルトラ:グラボ2枚あれば4K60fpsは可能

Far Cry 5 – 3840×2160 – ウルトラ設定(SMAA・MB有効)

  • GTX 1080 Ti SLI
    86.6
  • GTX 1080 Ti SLI
    68.1
  • RX Vega 56 CF
    74.6
  • RX Vega 56 CF
    57.4
  • GTX 1080 SLI
    68.3
  • GTX 1080 SLI
    57.6
  • GTX 1080 Ti
    55.6
  • GTX 1080 Ti
    46.5
  • RX 580 8GB CF
    49.1
  • RX 580 8GB CF
    40.1
  • RX Vega 56
    38.9
  • RX Vega 56
    33.6
  • RX 580 8GB
    24.8
  • RX 580 8GB
    21.6

注目するべきはAMD Radeonの最適化が本当によく出来ていることが分かる点です。AMDの2枚挿しは「CrossFire」(略:CF)で、RX 580単体で平均25fpsだったのが2枚にすることで平均50fps近くと。ほぼ2倍に伸びているのは驚き。

基本的に、グラボを2枚にしたところで性能が2倍になることはめったにありません。しかしFar Cry 5の場合は例外で、グラボを2枚にすることで性能も2倍近くまで向上します。RX Vega 56もだいたい2倍になっていますよね。

一方、NVIDIAの2枚差し「SLI」は、CrossFireほど効率が良いわけではないが、それでもよく最適化されている方です。だいたい60%くらい性能が伸びているなら、効率は十分に良い方だ。

  • コスパ重視で行くなら「GTX 1080」を2枚使うのがベスト
  • AMD好きなら「RX Vega 56」を2枚使うのも有効
  • 常時60fps以上を目指すなら「GTX 1080 Ti」を2枚使うのが最高

VegaとGTXどちらが良いかについてですが…、消費電力と入手性(それと価格)の関係上、GTX 1080 ~ 1080 Tiの方がオススメしやすい。AMDが好きな人はVega CF(2枚挿し)を選んでもOK。

VRAMは「4GB」以上を選ぶこと

Far Cry 5のVRAM使用量 – すべてウルトラ設定(MSAA・MB有効)

  • GTX 1080 Ti 11GB
    4.2
  • GTX 1080 Ti 11GB
    3.5
  • GTX 1080 Ti 11GB
    3.0
  • RX Vega 64 8GB
    4.2
  • RX Vega 64 8GB
    3.9
  • RX Vega 64 8GB
    3.5
  • RX 580 8GB
    4.1
  • RX 580 8GB
    3.7
  • RX 580 8GB
    3.3
  • RX 580 4GB
    3.8
  • RX 580 4GB
    3.5
  • RX 580 4GB
    3.0
  • GTX 1060 6GB
    4.0
  • GTX 1060 6GB
    3.5
  • GTX 1060 6GB
    3.0
  • GTX 1060 3GB
    2.9
  • GTX 1060 3GB
    2.9
  • GTX 1060 3GB
    2.8

4K(3840×2160)WQHD(2560×1440)FHD(1920×1080)

4K画質だと最大4.2GB、WQHD画質では最大3.9GB、フルHD画質は最大3.5GBに留まった。ほとんどの人はフルHDでプレイしようと考えているはずなので、VRAMは4GBくらい積まれているグラボを選べば大丈夫。

「RX 570 4GB」や「GTX 1060 6GB」が適任で、4GBより少ない「GTX 1060 3GB」や「GTX 1050 2GB」は避けたほうが無難ですね。

Far Cry 5の推奨CPUを確認

グラフィックボードはだいたい分かりました。次は「ボトルネック」について確認しておく。多くの推奨スペック系の記事で、このCPUボトルネックについて触れるサイトは少ない。

しかし、ゲーミングPCを選ぶ(または自作する)上で、グラフィックボードとCPUの相性はとても重要です。例えば「4コアCPUで大丈夫。」という記事があった場合、1万円の安い4コアで大丈夫なのかどうか…という話です。

同じ4コアでも「Ryzen 3 1300」や「Core i3 8100」「Core i5 7500」など。いろいろあります。どれも4コアですが、クロック周波数が全然違う。傾向としては「高性能なグラボほど、高いクロック周波数を要求する」ということ。

というわけで、以下よりデータを見ながらFar Cry 5に最適なCPUを決めていく。

効率よく使えるCPUのコア数とスレッド数

Core i7 5960X @4.2Ghz + GTX 1080 Ti / コア数の利用効率

  • 8コア / 16スレッド
    120
  • 8コア / 16スレッド
    95
  • 8コア / 16スレッド
    53
  • 8コア / 8スレッド
    120
  • 8コア / 8スレッド
    95
  • 8コア / 8スレッド
    53
  • 6コア / 12スレッド
    119
  • 6コア / 12スレッド
    95
  • 6コア / 12スレッド
    53
  • 6コア / 6スレッド
    117
  • 6コア / 6スレッド
    94
  • 6コア / 6スレッド
    53
  • 4コア / 8スレッド
    107
  • 4コア / 8スレッド
    93
  • 4コア / 8スレッド
    53
  • 4コア / 4スレッド
    111
  • 4コア / 4スレッド
    93
  • 4コア / 4スレッド
    52
  • 2コア / 4スレッド
    85
  • 2コア / 4スレッド
    83
  • 2コア / 4スレッド
    51

FHD(1920×1080)WQHD(2560×1440)4K(3840×2160)

Core i7 5960X(8コア16スレッド、4.2Ghzにオーバークロック状態)と、GTX 1080 Tiを使って検証された「効率よく使えるコア数とスレッド数」のデータです。

見ての通り、4K画質やWQHD画質では「4コア以上」なら性能があまり変化しません。これはグラフィックボード側にあまり余裕がなく、CPUの性能が十分グラボに追いつけるためだ。

一方のフルHD画質になると「6コア / 12スレッド」まで性能が伸びていることが分かります。4コアよりも6コア、さらに言えば6スレッドより12スレッドのCPUの方が、効率よくグラボの性能を引き出せている。

  • 8コア以上はほとんど変わらないので、選ぶメリットはゼロ
  • コスパよく行くなら「6コア / 6スレッド」のCPUで十分そう
  • 性能重視で選ぶなら「6コア / 12スレッド」のCPUがオススメ

とりあえず結論が出ました。4コアより6コアCPUの方が、Far Cry 5で効率が良い。さて…6コアと言えば「Core i5 8400」や「Ryzen 5 1600」が存在する。インテルとAMD、どっちがFar Cry 5に最適なのか?

AMD RyzenとインテルCPU、どちらがオススメか

Ryzen 7 1700 と Core i7 5960X / インテルとAMDの効率の違い

  • Core i7 5960X @4.2Ghz
    120
  • Core i7 5960X @4.2Ghz
    95
  • Core i7 5960X @4.2Ghz
    53
  • Ryzen 7 1700X @4.0Ghz
    109
  • Ryzen 7 1700X @4.0Ghz
    94
  • Ryzen 7 1700X @4.0Ghz
    53
  • Ryzen 7 1700X @定格
    103
  • Ryzen 7 1700X @定格
    93
  • Ryzen 7 1700X @定格
    52

FHD(1920×1080)WQHD(2560×1440)4K(3840×2160)

同じ8コア16スレッドのCPU、「i7 5960X」と「Ryzen 7 1700X」で比較したデータが以上。見ての通り、同じ8コアCPUでもCore i7の方が出せているフレームレートが多い。

主な原因はクロック周波数です※。ゲーミングの場合、クロック周波数が速いCPUほどグラフィックボードの性能を引き出しやすい傾向があるので、クロック周波数が遅いAMD Ryzenは不利になりやすい。

よって特にこだわりが無ければ6コア搭載の「Core i5 8400」や「Core i7 8700K」を選べば、まずハズレません。

※ 厳密にはクロック周波数だけでなく、レイテンシ(遅延)が遅いというRyzen特有の問題も影響しています。

Far Cry 5の推奨スペックをまとめる

ここまで、Far Cry 5を快適にプレイできる「グラフィックボード」「VRAM容量」「CPU」について、データを見ながらしっかりと確認してきた。最後にここまでの結論をまとめて終わります。

Far Cry 5の「推奨スペック」まとめ
設定フルHD(ウルトラ)WQHD(ウルトラ)4K(ウルトラ)
CPUCore i5 8400Core i7 8700K
グラフィックボードGTX 1060 6GBGTX 1080 8GBGTX 1080 Ti 2-way SLI
メモリ8GBできれば16GB
ストレージ40GB以上
OSWindows 10 64bit

CPUはコスパの良い6コアCPU「Core i5 8400」でOK。このCPUは最大4.0Ghzで動作できるし、Far Cry 5以外のゲームでも高いゲーミング性能を発揮しています。GTX 1080までなら相性に全く問題がないCPUです。

グラボは平均60fps以上で動作可能なモノをまとめた。フルHDなら「GTX 1060 6GB」、WQHDは「GTX 1080 8GB」、そして4Kは「GTX 1080 Ti」を2枚使ったSLIを。メモリは8GBで足りるけれど、同時に他の作業をするつもりなら余裕を持って16GBに。

これでFar Cry 5の推奨スペックはほぼ完全に理解できた。あとは自作パソコンを作ってしまうか、自作は面倒…またはトラブルがイヤだから完成品を選びたい場合は「BTO」をオススメします。

インテルCPUを使った自作はこちらの記事を参考にしてください。BTOで完成品を購入しようと思っている人は、以下にオススメなゲーミングマシンをまとめるので、ぜひ参考にしてみて。

フルHD向けのFar Cry 5推奨パソコン

Far Cry 5 – フルHD向けモデル
型番STYLE-M037-i5-RNR
OSWindows 10 Home 64bit
CPUCore i5 8400
メモリDDR4-2400 8GB (4GBx2)
グラボGTX 1060 6GB
マザーボードMSI Z370M S-01
ストレージSSD 240GB
HDD 1TB
電源500W (80PLUS Silver認証)
背面ポートUSB 2.0 x2
USB 3.0 x6
LAN(1Gbps)
映像出力DVI-D x1
HDMI x1
Display Port x3

「Core i5 8400」と「GTX 1060 6GB」を搭載する、ゲーミング向けBTO。ジャマになりにくいコンパクトなPCケースに収められているので、省スペース性にも優れている。コスパの良いマシンを探しているなら、かなりオススメ。

WQHD向けのFar Cry 5推奨パソコン

Far Cry 5 – WQHD向けモデル
型番GALLERIA ZG 8700
OSWindows 10 Home 64bit
CPUCore i7 8700
メモリDDR4-2400 8GB (4GBx2)
グラボGTX 1080 8GB
マザーボードZ370搭載ATXマザーボード
ストレージSSD 240GB
HDD 1TB
電源DELTA製 650W静音電源 (80PLUS / BRONZE)
前面ポートUSB 3.0 x2
背面ポートUSB 3.0 x6
LAN(1Gbps)
映像出力DVI-D x1
HDMI x1
Display Port x3

6コア12スレッドの「Core i7 8700」と「GTX 1080」を搭載するハイエンドなゲーミングマシン。このガレリアZG 8700の先代にあたるガレリアXGを実際に使ったことがあるので、オススメしておきます。

4K向けのFar Cry 5推奨パソコン

Far Cry 5 – 4K向けモデル
型番GALLERIA ZZ-SLI
OSWindows 10 Home 64bit
CPUCore i7 8700K
メモリDDR4-2400 16GB (8GBx2)
グラボGTX 1080 Ti 2-way SLI
マザーボードZ370搭載ATXマザーボード
ストレージSSD 640GB
HDD 3TB
電源Enhance EPS-1780GA1 (800W 静音電源 / 80PLUS GOLD)
前面ポートUSB 2.0 x2
USB 3.0 x2
背面ポートUSB 3.0 x2
USB 3.1 x2
LAN(1Gbps)
映像出力HDMI x1
Display Port x3

4Kゲーミングをヌルヌルと動作させるなら、GTX 1080 Tiを2枚搭載した「ガレリアZZ-SLI」を推奨。ドスパラの最上位シリーズで、容量たっぷりなストレージや、Enhance製のGOLD電源を搭載するなど。なかなかのハイエンドっぷり。

本気で4Kゲーミングをやるつもりならオススメのマシンですね。

以上「データで分かる。Far Cry 5の推奨スペックを解説。」でした。

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5 件のコメント

  • えぇ……………AMDが開発協力してるくせにRyzenのフレームレートがいまいち伸び悩んでるのが解せない
    マルチスレッド性能を活かせるようなゲーム設計が不可能ではないのは既にCOD:WW2が実証済みなので余計にそう思う

    まぁ一言でAMDと言えどGPU部門とCPU部門は別だろうから仕方ないのかもしれませんが……………それでも自社の製品に最適化するのが一般的でしょうに一体何を考えているのやら?

    某I社から圧力でも掛けられてるんですかね?(ボソッ)

    • 某I社は立場が危うくなると、汚い手を取るのでありえなくはないですね…。最近はイスラエルのダミー企業に、AMDの脆弱性を即時開示(セキュリティの慣行的にアウト)させるなんていう、大人げない行為を取るくらいですし。

      AMD Ryzenはクロック周波数が低いことに加え、CPU内部で2つのCPUを経由する時のレイテンシがどうしても大きいです。そのためCore i7並の最適化を施すのがかなり難しいようですね。次の「Zen+」(Ryzen 2000~)ではレイテンシがやや改善され、クロック周波数も4.0Ghzを突破できるようなので、Zen+以降は期待してます。

  • いつもブログ拝見しています。
    今回のベンチマークのデータ参照元は何処なのでしょうか?

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