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ブルーレイディスクの画質に関するアリそうな勘違い

画質・音質ともに優秀なディスクとして有名なブルーレイディスク。

まだまだDVDほどのメジャーにはなれていないけど、時間の問題だろう・・。

と思いきや。

ブルーレイディスクとは、青レーザーを使ったディスクで、存在が出てきた

当時はHDDVDというDVDの上位互換と戦っていた。

しかし、2004年頃にPlaystation3がBDを採用すると言い出して、完全に

BD陣営に傾き始め、ハリウッド業界もBDに傾き、トランスフォーマーの

マイケル・ベイ監督がHDDVDに対して暴言を吐いたのは有名。

ちなみに、DVDが普及したのもPlaystation2がDVDを採用したのが

影響しているらしい・・。真相は不明。

さて、BDってのは度々「高画質・高音質」として謳われているが、これだけ

そういうふうに宣伝するとみんな思い込みで変な勘違いをするようになるんだよね。

BD画質はDVDでは実現不能なのか?

やかもちファザーが、「BD画質のアニメがDVDに入るの?」とか言い出したのが

発端。

BD画質というのは、つまり1920*1080のHD画質で高精細な画質に、

音質も5.1chで・・。っていうイメージだよね。

その画質をDVDで出せるのか、疑問だという。確かに、今までDVDでレンタルしてきて

見る映像というのは決してBDに叶うものじゃない。

明らかにDVD画質というのは雑い。だいたいDVDだと700*400くらいだったと思う。

で、その画質の悪いDVDでBD並みの綺麗な映像が出るわけないじゃないか。

という理屈なんだけど。

これが勘違いで、努力すればDVDでもBD並みの画質・音質を出すことは出来る。

まず、DVDの中に入ってるのは「.VOB」というファイル形式の映像データが

入ってる。

正直言って容量を使う割には画質が悪い拡張子という印象だ。

そして、BDの中に入ってるのは「.m2ts」というファイル形式の映像データで

凄まじいビットレートや、画質を誇っているのだが、やはり容量を食い過ぎている

印象だ。

要するに、入ってるファイルの圧縮方式に問題があると思う。

そこで、BD画質の映像をエンコードして、画質を維持したまま容量を減らすことが

できればDVDでBD画質を実現できる。

ここまで言っても、やかもちファザーは疑問らしい・・。

DVDというのはそもそも、HDDやSDDと同じく、単なる記憶媒体にすぎない。

HDDにBD画質の映像を保存したからと言って、その映像が著しく劣化する

ことなんて経験したことないでしょう?

それと同じで、DVDの中に何を入れようが、単に保存しているだけなので

劣化が起こったり、画質が低下したり・・なんてことは起こりえない。

トランスフォーマー・ロストエイジだと、中には確か30GBくらいの映像ファイルが

入っているんだけど、これをH.265(最新のMP4)でVBR(可変ビットレート)で

エンコードすると、画質をほとんど落とさずに容量を8GB程度に落とすことが出来る。

8GBまで落ちれば、DVD片面2層などに書き込むことが出来る。

要するに、DVDやBDの画質はディスクの性能によるものではなく、

中に入ってる映像の画質がすべてなのである。

DVDでも中にBD画質の映像を入れれば、それはBD画質だし、

BDにDVD画質の映像を入れれば、それはDVD画質なのである。

両者の違いは画質なんではなく、単に容量が大きいか少ないかの違いでしか無い。

ちなみにBDの容量は一番安価なBD-Rで25GB。

だいたい50枚入りを2500円程度で買うことが出来る。

25GBが50枚だと1250GBで、約1TBに達する。

1TBあたり2500円というのは、中々に安いね。

DVDはまだまだDVD-Rが人気であり、容量は4.7GB。

50枚入りが1000円程度。

片面2層のDVD-R DLはマイナー。容量は8.5GB。

30枚入りが2000円程度。

容量比では、BDとくらべてDVDのコスパは悪いということになる。

が、DVDにも強みはある。

BDを再生するのはDVDを再生するよりも金が掛かるからね。

DVDがBD画質なら、無理してBDを使う必要もないわけで。

思うに、ディスクの容量を増やすことも悪いとは言わないけど、ディスクの中身を

改善する努力も必要だったのでは。

VOBやらm2tsやら・・。

MP4が一番優秀だとは思う。特に最新のH.265なんて、H.264と同じ画質を

半分の容量で実現してしまう。

なのに、H.265に対応しているハードは殆ど無い。PS4ですら対応していない。

東芝のBDプレーヤーでもH.265は再生できなかった。

H.265形式は、BD画質のハリウッド映画を片面1層のDVDで実現できる実力がある。

ツタヤなんかでレンタルしたアニメって4話くらい入ってるけど、圧縮次第では

DVD1枚に全話(24話)入れることも案外簡単に出来てしまう。

BDがたしかに良い商品だけど、BD画質がDVDに入るなら無理してBDを

買う必要もないと感じる。

DVDのほうがBDに比べて頑丈だし、再生するのに掛かるコストも安いし、

DVD本体もBDより安いし、書き込みに掛かる時間も節約できる。

最近のBDは出てきた当時のBDよりもかなり頑丈にはなったが、やはり

DVDのほうが頑丈という印象。

ということで。

まとめると、「DVDとかBDとか関係なく、画質・音質はディスクの中に入ってる


ファイル次第でしかない。」

< 著 : やかもち >
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5 件のコメント

  • DVDにブルーレイ画質を入れてもDVD再生機でその画質を映すべく出力方式が無いのではあるまいか?。
    その理屈だとD5端子のPS2で1980×1080のサイズで見れる理屈になります。

    • DVDを再生機に掛けるのではなく
      ストレージとして使う
       
      と言う意味でしょう。
      ですのでパソコン必須ですね、この方法。

  • ブルーレイ 圧縮 へ返信する コメントをキャンセル

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