2024年のAmazonプライムデー【解説とおすすめセール品】
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食わず嫌いしてたAmazonパントリーが意外と悪くない話

Amazon Primeを始めてもう4年くらいが経過するわけですが、未だにAmazonパントリーというサービスを真面目に使ったことがなかった。理由としてはやはり手数料。Primeの月額の迫る手数料を取られるのが、なんだかバカらしくて…。

でも、日頃の買い物額からすれば微々たる金額なのでパントリーを使ってみたよ。

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そもそも「Amazonパントリー」って

画像は「ShelfGenie」から拝借。

「パントリー」(画像みたいなやつ)はアメリカ家庭で非常に重要視されているというか、一般的な機能の一つ。もともとは中世ヨーロッパが発祥の地で、長い歴史を経て現代では米国と英国で当たり前の文化になったらしい。

食料保存の専用倉庫として始まり、ベーコンや牛肉だけを収納するパントリーや、薬品や劇物だけを補完するパントリーなど色々とあったけれど、もっぱら家庭で使われるパントリーは「食品用」なので、食材庫と言った方がピッタリ。

で…Amazonさんはこの「パントリー文化」に着想を得て、ダンボールを食材庫に見立てて、「パントリーボックス」として配送できるようにしたら良いんじゃね。と思ってAmazonパントリーが生まれたんだってさ。

とりあえず「Amazonパントリー」を実際に試す

Amazonパントリーの仕様やサービス内容、メリットとデメリットを詳しく解説するのもアリかなぁ~と最初は思ったけれど。実際に使ってるところを見た方が「そういうサービスなのね。」と分かりやすいので先に使ってるところを紹介。

アマゾンプライム会員にはパントリーの公式ページが用意されているので、そこから色々とパントリー対応品(主に食品や日用品が多い)をパントリーボックスにポチポチと詰め込んでいきます。

商品によって1個あたりのパントリーボックス使用率が違う。1.5リットルのコーラだと、たったの1本で13.5%も消費してしまいます。今回はなるべく100%に近づけて受け取ることにしたので、こういう大きいので水増ししていく。

1.5L飲料で効率よくボックスを満杯に近づけた。どうせ使うなら、可能な限り100%に近づけた方が得だからね。Amazonパントリーは1箱につき手数料が掛かってしまうので、チマチマ買うのはあまり賢いとは言えない。

96.5%で残りわずかだったから、完熟裏ごしトマト(使用率3%)を追加して…

無事、パントリーボックスの使用率を99.5%まで詰め込みました。

あとは送るだけ。プライムお急ぎ便は選択できないので、パントリーお届け日指定瓶便で送ることに。

頼んだパントリーボックスはこんな感じ。こじんまりとした正方形のボックスになっていて、普段の馬鹿でかい過剰梱包のダンボールよりは遥かに邪魔くささがマシになってます。

梱包材は割りともこもこと入っているけれど、幸いポリ袋タイプの梱包材なので空気を抜いてしまえばほとんど邪魔にならない。普通のアマゾンでよくあるのが紙タイプの梱包材で、潰してもかなり体積があるので本当にジャマなんだよね。

パントリーがそのあたりを考慮して、ポリ袋タイプの梱包材を入れているかどうかはわからないけれど。

パントリーボックス内に商品が全て詰まっている。

やかもち
思ったより「隙間」あるじゃん。頑張ったらまだ入りそう…。

その気になればあと15%くらいは空き容量がありそうに見える。梱包材を端折ればなんとかなったのでは感は無視できないかなぁ。

パントリーボックスから中身を全部出すとこんな感じに。うーん…商品を出すのも良いが、この量は冷蔵庫に入り切らないし。かと言って出したまま置いておくのもなんだか邪魔くさいな。というわけで、

そのまま収納ボックスにしました。サイズ感がちょうど良いので、扱いやすい。置き場が無かったティッシュ箱の予備やネスレの予備などを入れる余裕があったので詰め込んだ。Amazonパントリーと描かれた箱のデザインもまぁ、悪くはない。

ふむ…パントリーボックスが収納ボックスとして使えるのは嬉しい誤算でした。ある程度、食料品や日用品に最適化されているのが原因だろうね。面積を取りすぎず、高さもちょうど良い。これで持ち運びに便利な横穴まであったら完璧だが、さすがにそれは求めすぎか。

「290円の箱」と考えれば、もう少しパントリーボックスのデザインは頑張っても良いとは思いますが。

Amazonパントリーの良いところ

実際に使ってみて良かった部分だけでなく、パントリーそれ自体の「スペック」で優秀な部分についてもまとめていきます。

1. 「単品買い」に特化してる

Amazonは食料品や日用品の場合、「1個だけ欲しいのに…」という希望に対して弱いところがある。スポンジが1個だけ欲しいのに普通に買えるのは5個セットだったり。あるいは1個で買えるけれど「お買い合わせ対象品」だったり。

お買い合わせ対象品 = 合計2000円以上の注文をしないと買えない仕様。

それを解決するのがAmazonパントリーです。

歯磨き、シャンプー類、シェーバー、スポンジ、小さい飲料(250mlや500ml)、化粧品などなど。色々な商品が単品で買える。お買い合わせ対象品に入りやすい(その上プライム対象外になりやすい)単価が100~200円といった商品も、パントリーなら問題なし。

100円の買い物をするのに、追加で1900円の買い物をするのは痛手なので…そういう状況を考えると290円の手数料はまぁ妥当なのかなと。

2. パントリー日時指定便

プライムお急ぎ便が無い代わりに「パントリー日時指定便」が用意されている。ぶっちゃけの話、お急ぎ便は速いけれどかなりの確率で再配達になっているので、指定便の方が便利だったりします。1日中在宅の人なら関係ないけれど。

3. 梱包が最小限に抑えられる

パントリーの最大のメリットだと思うよ。壁にかけてある他のAmazon箱を見れば分かるが、とにかくアマゾンは過剰梱包。それに対してパントリーは割りと詰め込んでくれるのでゴミが少ない。

4. 収納ボックスとしても行ける

しかも普通のアマゾン箱が、部屋の一角を占めるゴミになるのに対して、パントリーボックスは収納ボックスとしても使いやすい形状をしている。ダンボールと中身を分けると、その分面積を取る。

でもボックスと中身をいっしょにすれば、使う面積が少なくなるのは当然だよね。

5. 「パントリーまとめて割引」で手数料ゼロ

「パントリーまとめて割引」の対象になっている商品を6点以上、ボックスに含めることで290円の手数料がタダになるというシステム。ボックス使用率が1.5%~2%の商品も、頻繁に対象になっているので…。

手数料目当てで、安くてBox使用率の小さい対象品をあえて含めるのもテクニックの一つになる。

6. パントリー限定のクーポンがばらまかれている

毎日、ばらまかれているクーポンの種類は変わっているけれど…毎日何かしらクーポンがばらまかれている。

かつお節が200円引きだったり。極端に値下げ幅が大きいクーポンに関しては、Keepaなどを用いて価格を調査する必要はあると思いますけど。アマゾンはたまに値上げしてからクーポン商法が見受けられるので。

ちなみに、このかつお節については直近3ヶ月で444~547円で推移していたので200円引きは悪くありません。非常にお得です。

Keepaとは

「Amazon Price Tracker」というChromeの拡張機能(アドオン)。文字通り、アマゾンの商品ページに過去の価格をチャートで示してくれる超便利なアドオンだ。値上げしてからのセール商法や、参考価格商法を見抜くのに使えます。

7. パントリー向けの在庫一掃セール

パントリー限定で在庫一掃セール、というのも開催しているものの…。実はあまり安くなってないので本当にこれがセールといえるのか、悩ましいところです。

8. 「お米」が嬉しい

持ち運びが面倒くさい「お米」も、パントリーボックスに詰め込んで送ってくれるため非常に便利。やはり重量物や大量購入で、パントリーは猛威を振るうんですよね。そしてクーポン対象になっていることもあるので、それを狙えばスーパーと同じような価格でも手に入る。

9. 「ドリンク類」も便利

同じ飲料をケース買いしても良いんだけれど、飽きるので色々な種類のドリンクをまとめ買いする時も。パントリーボックスに詰め込んでくれるパントリーが便利…割と安いし。

10. QOLが上がる

そんなわけでAmazonパントリーは生活の質にものすごく好影響。一度の買い物ではカバーしきれないモノは、基本的にパントリーに任せることで時間と体力の節約にもなっている。

逆に言えばダメ人間化を促進するツールにも成りうるのだが、まぁ…パントリーのおかげで浮いた時間をしっかりと有効活用すれば問題ないと思います。自分でやらなくても良いことは、なるべく外部に任せたほうが効率が良いのです。

Amazonパントリーのダメなところ

パントリーは利益度外視のAmazonならではの、優良サービスではあるものの。まだカバーしきれていない部分や、ここはちょっと微妙かな…という部分もあるので紹介。

1. 毎回290円は高い気がする

「パントリーまとめて割引」を使えば290円の手数料はゼロに出来るけれど、使う頻度が多いと常に「まとめて割引」の対象品が必要になるわけではないんだよね。

そうなると290円の手数料が気になってくるわけですが。ちょっと高いと感じる…。290円を回避できない場合は、手数料に対して値段が十分に高い「お米」とかで対処したりするけれど。

やっぱり限界はあるわけで、プライム会員の月額をちょっと値上げしたりして1箱100円(できるなら無料)くらいの手数料にして欲しいところだよ。

2. パントリー対象商品がまだ完璧じゃない

「午後の紅茶・ミルクティー」がパントリーストアに置いていないのが割りと不満です。

3. 逆にパントリーでしか入手できないアイテムもある

パントリーの対象商品に入っていないアイテムがある一方で、パントリーでしか入手できないアイテム(ウィルキンソン、鼻セレブなど)があるのも、ある意味でデメリットかな。

Amazonパントリーの感想まとめ

アマゾンは数あるネット通販企業の中で、もっとも純利益を度外視する企業。顧客(ユーザー)への還元度こそがアマゾンにとっての純利益なので、さすがにイケてる内容のサービスかと。

パントリーボックス1個あたり290円の手数料は確かに高いように感じられるが、日頃の買い物で「面倒くさいなぁ…。」と感じている内容をパントリーに任せることで290円の価値は十分に感じられます。

ぼくの場合は1.5~2.0Lの飲料やお米でボックスの内70~80%を使い切って、余った部分に小さめの日用品を詰め込むような使い方を定期的に行ってます。日用品は頻繁に買うものじゃないし、大量の飲料も自分で買いに行くのは面倒だ。

無駄に体力を使いたくない性格…というより、別に自分でやらなくても良いことは他のサービスに任せたいと思っている自分にとって「Amazonパントリー」はかなりツボなサービスでした。

特に歩いて数分の距離で行ける位置にスーパーなどが無い人にとって、非常に良いサービスだと思う。歩いていける距離にコンビニはあるけど、明らかにパントリーのほうが安いのでね…。

  • パントリーはちょっとした買い物には向かない
  • 面倒くさい買い物を押し付けるなら、パントリーは最高

以上「食わず嫌いしてたAmazonパントリーが意外と悪くない話」でした。

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