たまにはTOSのストーリーのお話でもしようかと。TOSはサブクエストなども意外と細かく作り込まれていることがあって、この記事ではクラペダにいる「リリアナ」というNPCと関係のある話を紹介します。
地味に長文です。しかもバッドエンド。
コバルトの森の物語
クラペダの東口(シャウレイ東の森側)の近くにリリアナはいます。話しかけてみると…。
「コバルトの森にいる家族に会いたいなぁ。それと…お兄ちゃんとケンカしたことを謝りたいの。」こんなセリフを言うんですよね。もう一度話しかけると、別のパターンも聞ける。
「家族がどうしているか気になるけど、モンスターが怖くて戻れないの。こんなことなら家を飛び出したりするんじゃなかったわ…。」要するにケンカして家出しているようです。しかし、家出をしている内にコバルトの森に戻れなくなったと。
コバルトの森と言えば
序盤のメインクエストを進めていくと、コバルトの森のクエストも当然クリアしていると思う。アンデール村の人たちを手伝っていたら、後から魔族であることをカミングアウトして村が全滅していたという悲劇。
4枚の「破れた日記の一部」
コバルトの森のクエストをクリアしていると、インベントリに「破れた日記の一部」という本が4枚ほど入っている。この中身から、コバルトの森で何が起こったのかが詳しく分かる。
X月4日
街との往来などほとんどないこの村にある家族が引っ越して来るので、歓迎の宴が開かれるそうだ。よそ者を見るのはいつ以来だろうか…。どうしてこんな辺鄙な田舎へ引っ越して来る気になったのかは分からないが、新樹の日以降、沈み込んでいた村が明るくなりそうで、気分は悪くない。明日のことは後にして、今日は私も楽しく過ごそう。
ものすごい田舎に、突然よく分からない家族が引っ越してくることになったんだよ。理由はよくわかんないけど、人が増えるのは嬉しいのでとりあえず受け入れてしまった。
X月5日
引っ越してきた隣の家の家族と親しくなるために、イモ饅頭を作って持っていった。ドアを叩くと、中からガタガタと大きな音が聞こえた。隣家の主は無表情に見えたが、私が持って行った饅頭を見ると、明るい表情で迎えてくれた。
隣家の主は息子が壁を塗る塗料でイタズラをして騒いでいることを詫びた。私もいつかこんな温かい家庭を築けるだろうか?
やや不気味な感じがしたものの、まだ誰も疑ってない感じ。日記を書いた人は家庭がうまく行っていないのだろうか…。
X月10日
向かいの小川のほとりに暮らしていたラマンおじさんの姿をもう何日も見ていない。奥さんはラマンが木を切りにいったと言うが…。まあ、久しぶりにクラペダへでも行ったのかもしれない。クラペダには美人が多いと私にこっそり教えてくれたりもしていたから。
X月13日
女神に祈りを捧げる日なのに、また隣家の人々はみんな腹を壊したと参加しなかった。どうして祈りを捧げる日になると腹を壊すのかは分からないが…。具合が悪いならば仕方が無い。あとでイモ粥でも持って行こう。
とても怪しい。よその家族が来てから、住民の一人が行方不明に。しかも女神に祈りを捧げる日には参加しない。それにしても親切だね、この人。啓示者になれそう。
X月14日
昨夜、妹と大喧嘩した。ここに書くのをためらわれるほどくだらない理由で…。いつか贈ろうと作っておいたネックレスがあるので、妹が戻ったら渡してしまおう。でも朝っぱらからどこかへ出かけて帰ってくる気配も無い。
そういえば、隣家から粥のお礼にと温かいスープをもらった。料理には自信があるからな。エッヘン。今日はもう遅いから、また今度温めて食べよう。
ここでやっと話がつながってくる。リリアナは喧嘩をして家出をしたと言ったが、どうやらこの日記を書いている人がその「お兄ちゃん」に当たるみたい。なるほどなぁ…。
X月16日
スープが傷んでいることに気づかず、口に入れてから吐き出した。食べる前に臭いを嗅げばよかったな。でも特に臭ったりはしてなかったような…。気分が悪くなって口をすすごうと井戸のところまで走って行ったが、もう井戸水すら受け付けなくなっているのを感じる。
胃の中のものを無理やり吐き出してみたら、少しマシになったようだ。明日の朝ゴードンおじさんのところへ行って薬草をもらって来よう。妹はまだ戻らない。部屋に入ってみると服が何着か無くなっていた。ラマンおじさんの件もあるので心配だ。
隣家の人たちに毒をもられる兄さん。普段のプレイではあんまり魔族たちのことを気にしていないが、こうして詳しく書かれると魔族って怖い。
X月17日
今日は何だか村が静かだ。ゴードンさんの家に薬草をもらいに行ったけど、人の気配が無いから帰って来た。
知らぬ間にコバルトの森の住民が減っている様子がわかる。ゴードンさんもいないようだ。村は恐ろしく静寂に包まれている。
X月23日
もしかしたら、この日記が最後になるかもしれない。この世にたったの一人の私の家族、リリアナ…。お前だけは、どこかで生きていてくれ…。
(何かを書いて、慌てて消したような痕跡がある。)
村の異様な静けさから、ほぼ1週間が経過。多分、この間に隣家の人たちが豹変して災厄が起こっていたんだろう。クラペダに逃げる元気も無いようだ。そして、ここでリリアナの兄であることが確定する。
日付不明
もう何日経ったのだろうか。二日は飲まず食わずで眠りもせずに走り続けたと思う。クラペダの方へ逃げた人たちはみんな殺されてしまった。
もしかしたら、生き残っているのは私一人なのかもしれない。すべては影のように静かに、すばやく…狂おしいほどの恐怖がじわじわと迫っている。彼らは騒ぎや混乱を望んではいなかった。
人のようで人でない奴ら…。どうにかしてクラペダに伝えなければ…。それが、隣家の奴らの汚らわしい化けの皮を剥ぐ最後の手段になるだろう。
コバルトの森(アンデール村)は、突然引っ越してきた隣家によって全滅。クラペダに逃げたものの、追いかけられて殺害されてしまった。
コバルトの森に残されている「古い井戸」を調べると「井戸の中から何かが腐った臭いがします。」というテロップを確認できる。つまり…アンデール村の住民たちの遺体が、ここに放棄されている可能性が高いんだよね。
バンシーたちに対して憎悪を感じます…。いつも思うけど、ストーリーの緊迫感というか、没入感を高めるためにクエストが一定の水準進むとムービーを挟むとか、そういう演出をしたらもっと面白いゲームになった気がする。
今回も、話をよく読んでいて結構「グロいな…」と思ってしまったので。
で。この願いを叶えてやりたいのですが…。七彩谷ミッションの隠しクエスト「二度と会えない」というクエストを進めていくと、兄の亡霊に会って妹に渡す予定だったネックレスを受取り、リリアナに渡せるイベントがあるらしいんですよ。
隠しクエスト「二度と会えない」
Wikiに詳しく前提条件が書いてあったので載せておきます。
- 破れた日記の一部 1, 2, 3, 4をクエスト等を含めてすべて入手し、全部読む。
- コバルトの森のサブクエ「奇妙な井戸」を達成する。
- コバルトの森の「古い井戸」を調べ「臭い」関連のメッセージを確認する。(要求:ランク5)
- クラペダのNPC鍛冶屋ザラスの右上にいるNPCリリアナと会話する。
- 傭兵所の「七彩谷ミッション」にて3部屋目の北側奥に霊魂のNPCがいるので会話する。
一応、前提条件を満たして七彩谷ミッションに来たんだけど、どうしても北側のポータルが解除されず、兄の亡霊に会えません…。無念。
ここまで詳しく調べると、さすがに「続き」が気になるのに、なぜよりにもよって隠しクエストにしたんだろう。話がまだ完結していないのでちょっとモヤッとします。
ということで、以上「リリアナと日記の一部から分かる、コバルトの森の物語」という話でした。
「おかしな井戸」というサブクエスト
前提条件のサブクエストのクリア方法です。当時、意外と分からないという人が多かった。最近のTOSは序盤地域に全く人がいなくて寂しいですね。魔族が完全勝利を収めたみたい。
このゲーム割としっかりシナリオ作られてるのにあっさりというか勿体無い
「あっさりというか…」
本当にそう思います。演出も特になく、淡々と進んでいってしまうので感情移入しづらいんですよね。
クエストの量とシナリオはすごいですよね。あまりにモンスターのエキスとか集めすぎて啓示者ってなんなんだろうって自問しちゃうけど。
グラフィック、BGMも文句をいってる人を聞いたことない。
唯一問題あるのはゲームバランスくらいじゃないかと思うと意外とまだまだ可能性を感じる。
七彩のバリアのようなものは
一度一番奥のボスエリアまでいって戻ったら消えてたりします。
消えてないこともあり原因は分かりません
原因が分からないですね…。普通にやっても、ボスまで全部倒してから戻ってみても、やっぱり最後のバリアが開いてくれない。他の方のコメントにもありましたが、おそらく不具合の可能性が高いかも。
サブクエストを完了しても七彩谷のドーム状のオブジェクトが消えません。
Wikiも参考にしながら進行したのですが変化がないのでバグ報告をしています。
やっちも同様に、条件を満たしてもドーム状が消えてくれず兄の亡霊に会えません。おそらく不具合だと思うので修正してほしいところです…。(つづきが気になる)
今日のメンテ後から、該当クエストに関して不具合で上がってますね。
今はターネット聖堂までメインクエを進めて空間の紋章取って、50レベルに足りない分は花園や聖堂での狩りで埋める方針の人が多いんでしょうね。