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ツクモ「G-GEAR」のパーツ交換と増設を解説【写真多めマニュアル】

ツクモ(tsukumo)のゲーミングPC「G-GEAR」は自分でパーツを増設・交換しても、保証を受けるときに元のパーツ構成に戻せば保証を受けられます。

というわけで本記事では、G-GEARのパーツ増設・交換のやり方をPC初心者向けに分かりやすく解説します。

(公開:2025/9/30 | 更新:2025/9/30

やかもち
筆者が買った「G-GEAR(プレミアムミドルタワー)」を、実際に自分でカスタマイズします。パーツ増設の参考にどうぞ。

「G-GEAR」のパーツ交換・増設ガイド

BTOパソコンを自分でカスタマイズすると、なんとなくメーカー保証が無効化される予感がします。さっそくツクモの保証規定を確認してみましょう。

保証サポート対象外となる事項

  • お客様ご自身の判断により増設された部品・周辺機器を原因とする故障および動作不良の場合。
  • お客様の故意、過失、改造またはお取扱い方法や、ご使用方法が適切でなかったためにおきた故障

eX.computer保証の免責事項
https://www.tsukumo.co.jp/bto/pc/info/annai/index.html#hosyo)より引用

パソコン工房やドスパラなど、主要な国内BTOメーカーと同じく、ツクモ「G-GEAR」もほぼ同じ内容の免責事項を書いています。

要するに、自分のパーツ増設が原因でうっかり故障したら保証の対象外です。自分でカスタマイズして構わないけど、壊さないように大事に取り扱いましょう。

たとえば、メモリを逆方向に挿し込みメモリスロットを破損した、グラフィックボードの補助電源コネクタにCPU用コネクタを無理やり挿し込み破損するなど。

誤った取り付け方法や、中途半端な取り付けでパーツをショートさせてしまうなど、とにかく自分の行為が原因でパソコンが壊れたら保証も消えます。

ツクモ G-GEARのパーツ交換に必要な道具
やかもち
PCパーツ交換の初心者でも間違えないように、なるべく写真(図解)を大量に使って解説していきます。

セルフ増設・交換にあると便利な道具

ツクモ G-GEARのパーツ交換に必要な道具

G-GEAR(プレミアムミドルタワー)モデルのパーツ交換に必要な道具は、ざっくり2つです。

VESSEL / 長さ : 200mm / 先端 : マグネット / 規格 : プラス2×100

一般家庭に1本ありそうな、もっとも定番なプラスドライバーです。「PH2」規格と呼びます。

ベッセル(VESSEL) / 長さ : 153mm / 規格 : プラス1×75 / 備考 : M.2スロット用の固定ネジでよく使う

M.2スロットやSATA SSDの取り付けに必要な、精密プラスドライバーも必要でした。「PH1」規格と呼びます。

フジ矢 / 長さ : 110mm / 切断能力 : Φ1.0~2.0mm

ニッパ」もあると便利です。ケースファンの配線が結束バンドでガチガチに固定されているので、ニッパがあれば有利に作業を進められます。

やかもち
基本的な道具だけでG-GEARを分解できます。汎用パーツで組まれたBTOパソコンの利点です。

「G-GEAR」PCケースの開け方(分解手順)

ツクモ G-GEAR(9800X3D)をレビュー(ケースを開けて中身を見る)

サイドパネルを取り外します。背面側にある2本のプラスネジを、プラスドライバーで回して外すだけです。

VESSEL / 長さ : 200mm / 先端 : マグネット / 規格 : プラス2×100
ツクモ G-GEAR(9800X3D)をレビュー(ケースを開けて中身を見る)

サイドパネルに脱落防止ネジが使われています。うっかり落としてネジを紛失する危険性を減らす、親切な設計です。

ツクモ G-GEAR(9800X3D)をレビュー(ケースを開けて中身を見る)

ネジを十分にゆるめたら、後ろへスライドするようにサイドパネルをゆるい力で引っ張って取り外し完了。

ツクモ G-GEAR(9800X3D)をレビュー(ケースを開けて中身を見る)

反対側のサイドパネルも同じ手順で取り外しました。

ツクモ G-GEAR(9800X3D)をレビュー(ケースを開けて中身を見る)

(クリックで画像拡大)

サイドパネル側から見た、ツクモ G-GEARのケース内部です。

ツクモ G-GEAR(9800X3D)をレビュー(ケースを開けて中身を見る)

10 mm程度のゆったりとした裏配線スペースがあり、各種PCパーツになるべく最短距離でアクセスしやすいように、ケーブルホール(配線穴)も設けられています。

直感的に理解しやすい整備性の高い設計です。各種パーツの増設・交換もかんたんです。

やかもち
めちゃくちゃ簡単に分解できました。では「メモリの交換」から解説します。

DDR5メモリの交換【難易度:かんたん】

ツクモ G-GEARのメモリ交換

(クリックで画像拡大)

Crucial / DDR5-5600 / 64 GB(2枚組)/ 型番:CP2K32G64C40U5B / 備考:互換性の高いネイティブ規格品

2025年時点、G-GEAR(プレミアムミドルタワー)の標準搭載メモリはすべて「DDR5」規格です。

DDR5メモリだから、基本的に最初から付いているメモリを再利用せず、全部丸ごと交換します。

初心者もち
メモリ2本足して「4枚組」にしたらダメなの?
  • DDR5メモリの4枚挿しは性能がやや下がる
  • DDR5メモリの4枚挿しは互換性が悪い

最初から付いているメモリにそのまま増設して「4枚組」にすると、パソコンがうまく起動しなくなったり、起動してもメモリクロックが下がって性能が悪化します。

互換性と性能の観点からデメリットが多いので、2枚まるごと交換がおすすめです。

ツクモ G-GEARのメモリ交換

(クリックで画像拡大)

DDR5メモリを交換する時、必ず「向き」に気をつけてください。

メモリスロットの接点に「切り欠け」があって、左右で長さが違います。左右反対だと挿し込めないので、必ず向きが正しいか確認してから、メモリスロットに挿し込みます。

やかもち
ふつうは気づくはずだけど、馬鹿力の人がメモリスロットを破壊するまで押し込む事例が・・・まれにあったりする。
ツクモ G-GEARのメモリ交換

(クリックで画像拡大)

取付済みの標準DDR5メモリを確認します。緑色の基板が2枚刺さっています。

ツクモ G-GEARのメモリ交換

メモリスロットの端っこに「ラッチ」と呼ばれるロック機構が付いています。親指でロックを押し込み、メモリの固定を解除してください。

ツクモ G-GEARのメモリ交換

ロックを解除してから、メモリの端っこを指でつまんでメモリスロットから引き抜きます。

やかもち
メモリスロットへの負担(ダメージ)が心配な方は、反対側も指でつまんで両手で引き抜くと、より安心です。
ツクモ G-GEARのメモリ交換

(クリックで画像拡大)

取付済みの標準メモリを1枚取り外せました。残りの1枚も同じ手順で外します。

ツクモ G-GEARのメモリ交換

ラッチ(ロック)を親指で押し込んで、ロックを解除します。

ツクモ G-GEARのメモリ交換

ロックを解除後、指でメモリの端っこをつまんで引き抜きます。反対側もつまんで両手で引き抜くと、メモリスロットへの負担(ダメージ)を軽減できます。

ツクモ G-GEARのメモリ交換

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2枚とも取り外し成功です。

新しく交換するDDR5メモリを用意して、同じメモリスロットに挿し込みます

ツクモ G-GEARのメモリ交換

「切り欠け」の向きが正しいか確認してから、メモリスロットに軽く挿し込み・・・

ツクモ G-GEARのメモリ交換

(クリックで画像拡大)

メモリ本体の左右端っこを、親指でグイっと押し込んでください。メモリのラッチ(ロック)から「カチッ」とクリック音が鳴ったら取り付け完了です。

どれだけ押し込んでも「カチッ」と音がならないときは、目視でロックが閉じてるか確認します。ロックがきっちり掛かっていれば大丈夫。
やかもち
すごく硬くて、初見の方はびっくりするかも。でも恐れずに「カチッ」と鳴るまで挿し込んでください。中途半端な挿し方が一番危ないです。
ツクモ G-GEARのメモリ交換

DDR5メモリの交換がやっと1本完了です。残りの1本も、先ほどと同じ手順で挿し込みます。

ツクモ G-GEARのメモリ交換

「切り欠け」の向きが正しいか確認してから、メモリスロットに軽く挿し込み・・・

ツクモ G-GEARのメモリ交換

メモリ本体の左右端っこを、親指でグイっと押し込むだけです。メモリのラッチ(ロック)から「カチッ」とクリック音が鳴ったら取り付け完了です。

どれだけ押し込んでも「カチッ」と音がならないときは、目視でロックが閉じてるか確認します。ロックがきっちり掛かっていれば大丈夫。
ツクモ G-GEARのメモリ交換

標準搭載のDDR5メモリを、大容量なDDR5メモリに無事交換できました。

ツクモ G-GEARのメモリ容量64GBに増設

パソコンの電源を入れて、タスクマネージャーからメモリ容量をチェックします。

  • 容量:64 GB
  • 速度:5600 MHz

容量が32 GBから64 GBに増え、メモリクロック(速度)は定格(DDR5-5600)で動作しています。

Adobe Premiere Pro
「Puget Bench」でベンチマーク
Premiere Pro
メモリ容量32 GB64 GB
総合スコア
Overall Score
1282613122
LongGOP編集のスコア
LongGOP Score
104108
RAW編集のスコア
RAW Score
243246
GPUエフェクト
GPU Score
94.897.1

メモリ容量を増やすと、写真編集や動画編集で大きな素材を扱う場合に、若干の性能アップです。

MMORPGを長時間つけっぱなしにしたり、タルコフのようにメモリを大量に消費するゲームで、フレームレートの安定性が改善する効果も多少あります。

ただし、一般的なゲーミングPCにとってメモリ容量は32 GBで十分です。標準メモリ容量32 GBなら、わざわざリスクを冒して64 GBに増設するメリットはかなり限定的です。

やかもち
一応メモリ交換について解説したけど、すでに32 GBなら無理に増やさなくて大丈夫。

M.2 SSDの増設【難易度:かんたん】

ツクモ G-GEARのM.2 SSDの増設

(クリックで画像拡大)

Western Digital / NAND : KIOXIA製 3D TLC NAND / 性能 : 最大7250 MB秒 / 容量 : 2TB / 耐久性 : 1200 TBW / 保証 : 5年

おそらく、メモリの交換よりはるかに需要がある「M.2 SSDの増設」を解説します。

今回買ったG-GEAR(プレミアムミドルタワー)のM.2スロットは全部で3個あり、そのうち2個が空きスロットです。

空いているM.2スロットに新しいM.2 SSDを挿し込むだけだから、メモリの丸ごと交換作業よりずっとラクに終わります。

ツクモ G-GEARのM.2 SSDの増設

(クリックで画像拡大)

マザーボードに取り付けてある、横長の大きなヒートシンクを確認します。

一般的な安価なBTOパソコンはM.2スロットが剥き出しの状態ですが、G-GEAR(プレミアムミドルタワー)モデルには、放熱性に優れた大型ヒートシンクを標準搭載します。

ツクモ G-GEARのM.2 SSDの増設

(クリックで画像拡大)

精密プラスドライバー(PH1)で、ヒートシンクの両端にある小ネジを外します。

ツクモ G-GEARのM.2 SSDの増設

ヒートシンクを取り外しました。

裏側に、M.2 SSDとヒートシンクを密着させる「サーマルパッド」が貼ってあります。保護フィルム(水色)を事前に剥がすのを忘れないように。

やかもち
ちなみに保護フィルムを剥がさなくても、割と普通に冷えます。それほどヒートシンクの効果は偉大です。
ツクモ G-GEARのM.2 SSDの増設

ヒートシンクを取り外したあと、M.2スロットが露出します。

ツクモ G-GEARのM.2 SSDの増設

(クリックで画像拡大)

用意したM.2 SSDを、M.2スロットに斜めから挿し込みます。

必ず「斜め」を、具体的に言うと「30°」くらいをイメージしてください。真横(0~5°)から挿し込むと、一向に刺さらないです。

ツクモ G-GEARのM.2 SSDの増設

奥まで挿し込めたら、M.2 SSDを指で押し込み、ロックレバーを回して固定します。

初心者もち
今どきのマザーボードって、ネジじゃなくてレバーで固定するの?
やかもち
安物のBTOパソコンはネジ止めですが、G-GEARの標準マザーボードは「ツールレスデザイン」を採用してます。指で回すだけで、M.2 SSDを固定できます。
ツクモ G-GEARのM.2 SSDの増設

ヒートシンクを元の位置に戻して、両端の小ネジを固定して完了です。

なお、ネジをガチガチに締め切らないよう注意してください。気持ち0.5~0.7回転くらい緩めるイメージがいいです。

完全に締め切ってしまうと、M.2ヒートシンクの圧力が強すぎてM.2 SSD本体が微妙に曲がってしまって、動作不良の原因になりかねないです。

増設したSSDの初期設定
※クリックで画像拡大します
M.2 SSDの初期設定(スクリーンショット)
新品はまだ認識されない
M.2 SSDの初期設定(スクリーンショット)
右クリック → 管理
M.2 SSDの初期設定(スクリーンショット)
「GPT」を選択
M.2 SSDの初期設定(スクリーンショット)
増設したSSDを選択
M.2 SSDの初期設定(スクリーンショット)
右クリック → 新しいシンプルボリューム
M.2 SSDの初期設定(スクリーンショット)
次へ
M.2 SSDの初期設定(スクリーンショット)
そのまま次へ
M.2 SSDの初期設定(スクリーンショット)
こだわりなければ次へ
M.2 SSDの初期設定(スクリーンショット)
クイックフォーマットでOK
M.2 SSDの初期設定(スクリーンショット)
ラベルに任意の「名前」を設定
M.2 SSDの初期設定(スクリーンショット)
完了
M.2 SSDの初期設定(スクリーンショット)
新しいSSDが勝手に開きます

新品のM.2 SSDは、そのまま増設しただけではWindowsから認識されないです。上記のスクリーンショットを参考に、SSDの初期設定をします。

無事に新しいSSDが認識されました。

定番のSSDベンチマーク「CrystalDiskMark」で性能をテストした結果、シーケンシャル速度が約7350 MB/sに達し、ランダムアクセス速度がなんと100 MB/s超です。

さすが筆者イチオシSSD「WD_BLACK SN7100」の実力。まさに別格ですし、SN7100を標準搭載SSDに選んでいるツクモのパーツ担当者も彗眼そのもの。

やかもち
下の方のM.2スロットは性能がやや遅くなるハンデがあっても、SN7100はランダム速度が普通に100 MB/sを超えてきます。

SATA SSDの増設【難易度:かんたん】

ツクモ G-GEARのSATA SSDの増設

(クリックで画像拡大)

Samsung / NAND : Samsung製128L TLC NAND / 性能 : 最大560 MB秒 / 容量 : 1 TB / 耐久性 : 600 TBW / 保証 : 5年

今さら新品をわざわざ買ってくる人はほとんどいない・・・「SATA SSDの増設」を解説します。

SATA SSDの増設は2本のケーブルが必要です。そのうち「SATA電源ケーブル」はすでに搭載されていますが、「SATAケーブル」は1本も付属しません。

AINEX / SATA 3.0対応 / 長さ : 30cm / ソフトケーブル仕様

Amazonで売っている別売りのSATAケーブルを事前に用意しておきます。

ツクモ G-GEARのSATA SSDの増設

(クリックで画像拡大)

PCケース裏側にある「2.5インチトレイ」を1個外します。

ツクモ G-GEARのSATA SSDの増設

(クリックで画像拡大)

2.5インチトレイにSATA SSDを固定する、典型的な取り付けスタイルです。

ツクモ G-GEARのSATA SSDの増設

G-GEARの付属品からネジセットを取り出し、中に入っている「2.5インチ固定用ネジ(8本)」を用意します。

ツクモ G-GEARのSATA SSDの増設

2.5インチトレイにSATA SSDを合わせて、反対側から固定用ネジで固定します。

2.5インチ用ネジの固定は標準的なプラスドライバー(PH1)がおすすめ。
ツクモ G-GEARのSATA SSDの増設

(クリックで画像拡大)

SATA SSDを固定したあと、2.5インチトレイを元の位置に戻します。

ツクモ G-GEARのSATA SSDの増設

M.2 Amazonなどで買ってきた別売りのSATAケーブルを、SSD本体に挿し込みします。

なお、SATAコネクタは「L字型(左右非対称)」です。うまく挿し込めないときは、向きが反対になってないか要チェック。

ツクモ G-GEARのSATA SSDの増設

挿し込んだSATAケーブルを、ケーブルホール(配線用の穴)を通して、PCケース内部に回し込みます。

ツクモ G-GEARのSATA SSDの増設

(クリックで画像拡大)

マザーボード上の空いているSATAポートに挿し込んで、取り付け完了です。

ツクモ G-GEARのSATA SSDの増設

ケースの反対側に戻って、電源ユニットから伸びている大量のケーブルを漁ります。L字型」のケーブルが見つかりました。

ツクモ G-GEARのSATA SSDの増設

電源ユニットから引っ張ってきた「SATA電源ケーブル」を、正しい向きでSATA SSDに挿し込み、取り付け完了です。

増設したSSDの初期設定
※クリックで画像拡大します
SATA SSDの初期設定(スクリーンショット)
新品はまだ認識されない
SATA SSDの初期設定(スクリーンショット)
右クリック → 管理
SATA SSDの初期設定(スクリーンショット)
「GPT」を選択
SATA SSDの初期設定(スクリーンショット)
右クリック → 新しいシンプルボリューム
SATA SSDの初期設定(スクリーンショット)
次へ
SATA SSDの初期設定(スクリーンショット)
ラベルに任意の「名前」を設定
SATA SSDの初期設定(スクリーンショット)
新しいSSDが勝手に開きます

M.2 SSDと同じく、SATA SSDも増設しただけではWindowsから認識されません。ディスクの管理からクイックフォーマットが必要です。

無事に新しいSATA SSDが認識されました。

今回増設した「Samsung 860 EVO」は容量500 GBでも、先ほど紹介した「SN7100」の容量1 TBに相当する価格です。

容量単価が2倍近い法外な高さにもかかわらず、見ての通り絶望的に性能が悪いです。何度も言いますが、2025年時点でSATA SSDを新品で買うメリットはありません。

旧世代の遺物に近いレガシーシステムの延命が目的です。ツクモ「G-GEAR」に代表される最新鋭のシステムに、時代遅れのSATA SSDは不用品です。

やかもち
これくらい強く書いておかないと、勘違いしてSATA SSDに手を出す初心者さんがいるかもしれない・・・から厳しめに書いておきます。

SATA HDDの増設【難易度:かんたん】

ツクモ G-GEARのSATA SSDの増設

(クリックで画像拡大)

Western Digital / 容量 : 8 TB / 記録方式 : CMR / 回転数 : 5640 rpm / バッファ : 256 MB / 保証 : 2年

個人向けSATA HDDの需要は年々減っていますが、ゲーム配信者にとってまだまだ重要なストレージです。

SSDより大幅に安い容量単価がメリット。2万円台で容量8000 GB(8 TB)、4万円台出せば容量24000 GB(24 TB)に手が届きます。

低コストで大量の容量を得られます。その代わり、SATA SSDすら下回る貧弱な性能がデメリット。

それほど性能を要求されない「倉庫」が主目的です。ゲーム内で撮影したスクリーンショットや、OBSで録画したゲーム録画を大量保存する用途に適しています。

AINEX / SATA 3.0対応 / 長さ : 30cm / ソフトケーブル仕様

SATA HDDの増設は2本のケーブルが必要です。そのうち「SATA電源ケーブル」はすでに搭載されていますが、「SATAケーブル」は1本も付属しません。

Amazonで売っている別売りのSATAケーブルを事前に用意しておきます。

ツクモ G-GEARのSATA SSDの増設

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PCケース底面にある「3.5インチトレイ」を指でつまんで引っ張り出します。

ツクモ G-GEARのSATA SSDの増設

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3.5インチトレイにSATA HDDをはめ込む感じで固定する、ツールレス(道具不要)な取り付けスタイルです。

ツクモ G-GEARのSATA SSDの増設

3.5インチトレイの突起に合わせて、SATA HDDをすっぽりはめ込みます。突起部分がSATA HDD側面にあるネジ穴にうまくハマったら固定完了です。

ツクモ G-GEARのSATA SSDの増設

SATA HDDを固定した3.5インチトレイを、元の位置に戻します。

ツクモ G-GEARのSATA SSDの増設

(クリックで画像拡大)

「ガシャッ」と3.5インチトレイがぴったり収まります。

ツクモ G-GEARのSATA SSDの増設

Amazonなどで買ってきた別売りのSATAケーブルを、HDD本体に挿し込みします。

なお、SATAコネクタは「L字型(左右非対称)」です。うまく挿し込めないときは、向きが反対になってないか要チェック。

ツクモ G-GEARのSATA SSDの増設

挿し込んだSATAケーブルを、ケーブルホール(配線用の穴)を通して、PCケース内部に回し込みます。

ツクモ G-GEARのSATA HDDの増設

ケースの反対側に戻って、電源ユニットから伸びている大量のケーブルを漁ります。L字型」のケーブルが見つかりました。

ツクモ G-GEARのSATA SSDの増設

(クリックで画像拡大)

電源ユニットから引っ張ってきた「SATA電源ケーブル」を、正しい向きでSATA HDDに挿し込み、取り付け完了です。

増設したHDDの初期設定
※クリックで画像拡大します
SATA HDDの初期設定(スクリーンショット)
新品はまだ認識されない
SATA HDDの初期設定(スクリーンショット)
右クリック → 管理
SATA HDDの初期設定(スクリーンショット)
「GPT」を選択
SATA HDDの初期設定(スクリーンショット)
右クリック → 新しいシンプルボリューム
SATA HDDの初期設定(スクリーンショット)
次へ
SATA HDDの初期設定(スクリーンショット)
ラベルに任意の「名前」を設定
SATA HDDの初期設定(スクリーンショット)
新しいHDDが勝手に開きます

先に紹介したM.2 SSDやSATA HDDと同じく、SATA HDDも増設しただけでWindowsから認識されません。ディスクの管理からクイックフォーマットが必要です。

無事に新しいSATA HDDが認識されました。

ベンチマークでシーケンシャル速度が約200 MB/s程度、ランダム速度に至ってはわずか1 MB/sにすら届かないです。

体感で分かるほどレスポンスが劣悪です。データの保存と保管に適していて、ゲーム用に使えない性能です。

やかもち
DirectStorage技術を使うオープンワールドゲームが増えているから、なおさらM.2 SSD(NVMe SSD)がゲーム用に主流です。HDDはあくまでも保管庫(倉庫用)が目当てです。

ケースファンの交換と増設【難易度:ふつう】

ツクモ G-GEARのケースファン交換

(クリックで画像拡大)

G-GEAR(プレミアムミドルタワー)の静音性はもっぱら平凡です。

静音性を悪化させる原因のひとつに、標準搭載のケースファンを挙げられます。最低回転数が約1000 rpm近くもあり、負荷が掛かっていない状態でも、そこそこ音がします。

ツクモ G-GEARのケースファン交換

(クリックで画像拡大)

ARCTIC / サイズ:120 mm(25 mm厚) / 回転数:400~3300 rpm / 規格:4 pin(PWM)
ARCTIC / サイズ:140 mm(27 mm厚) / 回転数:400~2800 rpm / 規格:4 pin(PWM)

微妙にうるさい標準搭載ケースファンを、定評のあるマトモなケースファンに交換します。

今回は120 mm規格に「ARCTIC P12 MAX」を1個、140 mm規格に「ARCTIC P14 MAX」を3個用意しました。合計およそ6000円の追加コストです。

ツクモ G-GEARのケースファン交換

(クリックで画像拡大)

最大3個のケースファンを1つのコネクタに連結(PWM 4 pin対応)

マザーボード側のファン用コネクタがギリギリだったので、「ケースファン分岐コネクタ」も用意します。

最大3個のケースファンを、1本のコネクタに連結できる便利なアイテムです。

ツクモ G-GEARのケースファン交換
  • ケースファン本体
  • 固定用のネジ(全16本)
  • ケースファン分岐コネクタ

必要なアイテムを箱から全部出しておきます。

ツクモ G-GEARのケースファン交換

標準搭載されている2個のケースファンを取り外します。

フロントパネルに1個、背面パネルに1個取り付け済みです。

ツクモ G-GEARのケースファン交換

(クリックで画像拡大)

背面パネル側から外します。標準プラスドライバーを使って、4箇所のネジを外します。

プラスドライバーを回すとき、ネジ穴を押し込む力90%:ネジを回す力10%くらいの比率を意識してください。力付くで回すとネジ穴が潰れてしまいます。

ツクモ G-GEARのケースファン交換

ケースファンを取り外せましたが、マザーボードからケーブルが伸びていて取り外せないです。

ツクモ G-GEARのケースファン交換

マザーボード上のケースファンコネクタ(CHA_FAN)に、ケーブルが刺さっています。コネクタを指でつまんで引き抜きます。

ツクモ G-GEARのケースファン交換

(クリックで画像拡大)

無事、ケースファンの摘出完了です。

ツクモ G-GEARのケースファン交換

フロントパネル側のケースファンも外します。

いったんPCケース本体を横倒しにして、底面にある2本のネジを外してください。

ツクモ G-GEARのケースファン交換

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2本のネジを外したあと、フロントパネルを両手でつかみ、真下にずり下ろすイメージで引っ張るとかんたんに外れます

ツクモ G-GEARのケースファン交換

マグネット式の防塵フィルターをいったん取り外します。

ツクモ G-GEARのケースファン交換

ようやくケースファンにアクセス可能に。

4本のネジを標準プラスドライバー(PH1)で取り外します。ネジを押し込む90%:ネジを回す10%の比率を忘れずに。

ツクモ G-GEARのケースファン交換

合計2個の標準ケースファンを無事に摘出できました。

ツクモ G-GEARのケースファン交換

140 mm規格のケースファン「ARCTIC P14 MAX」2個を、フロントパネルに増設します。

フロントパネルのネジ穴に合わせてケースファンを設置して、それぞれ4本のネジを使ってプラスドライバーで固定するだけです。

ツクモ G-GEARのケースファン交換

ファンコネクタを分岐コネクタに挿し込み連結します。

ツクモ G-GEARのケースファン交換

(クリックで画像拡大)

ケーブルホール(配線用の穴)を通して、連結した分岐コネクタをPCケース内部に回し込み、マザーボード上のファンコネクタ(CHA_FAN)に接続します。ツクモ G-GEARのケースファン交換

140 mm規格のケースファン「ARCTIC P14 MAX」残り1個を、トップパネル後方に増設します。

ツクモ G-GEARのケースファン交換

またケーブルホール(配線用の穴)を通してコネクタをPCケース内部に回し込み、マザーボード上のファンコネクタ(CHA_FAN)に接続します。

ツクモ G-GEARのケースファン交換

最後に120 mm規格のケースファン「ARCTIC P12 MAX」残り1個を、リアパネルに増設します。

ツクモ G-GEARのケースファン交換

ケースファンからぶら下がっているコネクタを、マザーボード上のファンコネクタ(CHA_FAN)に接続します。

ツクモ G-GEARのケースファン交換

(クリックで画像拡大)

合計4個のケースファンに交換できました。

フロントパネル(前方)に外気を取り込む吸気ファンを2個、トップパネル(天面)とリアパネル(背面)に、熱気を吐き出す排気ファンを2個です。

標準搭載の2個から4個に増えた分、送風量が大幅に増えます。ファン1個あたりの回転数を減らしても、以前よりも多い送風量を維持でき、静音性を改善しつつ冷却性能を両立できるはず。

ツクモ G-GEAR(9800X3D)のパーツの温度

(クリックで画像拡大)

標準ケースファンのまま、30分間の連続負荷テストをした温度グラフです。

  • CPU(9800X3D):約59~60℃
  • グラボ(RTX 5070):約77~78℃
  • SSD(SN7100 1TB):約61~62℃

もっとも温度が高いグラフィックボードが、約78℃で飽和しました。

ツクモ G-GEAR(9800X3D)のパーツの温度

(クリックで画像拡大)

標準ケースファンから、合計4個のケースファン(ARCTIC MAXシリーズ)に交換した結果です。

  • CPU(9800X3D):約52~53℃
  • グラボ(RTX 5070):約74~75℃
  • SSD(SN7100 1TB):約55~56℃

グラフィックボードが約75℃で飽和します。周辺気温が下がった分(0.8℃)を加味して、ざっくり2℃ほど冷却性能が改善されています。

CPUは約5~6℃下がり、SSDも約5~6℃ほど冷えるように。

騒音値※交換後
(ARCTICファン4個)
標準
(標準ファン2個)
アイドル時34.6 dB
(評価:静か)
35.6 dB
(評価:やや静か)
ゲーミング時
(FF14:黄金のレガシー)
40.0 dB
(評価:普通)
42.3 dB
(評価:普通)
CPUベンチ
(Cinebench R23)
38.6 dB
(評価:やや静か)
38.0 dB
(評価:やや静か)

※パソコン本体から50 cm離れた位置に、デジタル騒音ロガー(マイク)を設置してタスクごとの騒音値(デジベル)を測定しました。暗騒音は31.0~31.2 dBです。

騒音値もやや改善しました。

アイドル時の動作音が体感できる程度に静かになり、ゲーム中の動作音も多少マシです。一方で、CPUベンチマーク時の騒音値がまったく改善されなかったです。

なお、アイドル時の騒音値はもっと静かにできると予想していました。32~33 dBを狙える予定でしたが、想定以上に電源ユニットの動作音が目立っていました。

さすがに電源ユニットの交換は、PC初心者にとって非常に苦難を伴うタスクになるため、あえて解説しないです。

グラフィックボードの交換【難易度:難しい】

ツクモ G-GEARのグラボ交換

(クリックで画像拡大)

最後に紹介する作業は「グラフィックボードの交換」です。

筆者のように年間100回以上もグラボを交換する一部オタクなら、さほど難しくもない作業内容ですが、・・・初めて挑戦する人からすれば相当に難しいです。

うっかりミスで故障の原因を作りかねないです。自信がないならスルー推奨、または標準メーカー保証が切れてから挑戦するといいでしょう。

PNY / ブーストクロック : 2572 MHz / ファン : 3個 / 厚み : 3スロット(59.6 mm) / TDP : 300 W(16 pin) / 保証 : 3年
やかもち
今回は「PNY RTX 5070 Ti」に交換します。定価モデルながら珍しくメーカー保証3年が付属する、高コスパなグラボです。
ツクモ G-GEARのグラボ交換

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グラフィックボードを支えている「VGAサポートステイ」を取り外します。

ツクモ G-GEARのグラボ交換

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トップパネル側のネジは精密プラスドライバー(PH1)で、ボトムパネル側は標準プラスドライバー(PH2)で外せます。

ツクモ G-GEARのグラボ交換

無事にVGAサポートステイを取り外せました。

ツクモ G-GEARのグラボ交換

グラフィックボードに電力を供給する「12V-2×6」コネクタを引き抜きます。

強固なロック機構でガッチリ固定されているから、定規を使ってテコの原理でロックを押し込みながら、ケーブルをまっすぐ引き抜いてください。

やかもち
横方向にグリグリしないように。まっすぐ「スッ」と引っこ抜くイメージが大事。
ツクモ G-GEARのグラボ交換

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「スポッ」と12V-2×6コネクタを引き抜きました。

ツクモ G-GEARのグラボ交換

グラフィックボードをガッチリ固定している「PCIeブラケット」を、標準プラスドライバーで外します。

ツクモ G-GEARのグラボ交換

割り箸や定規(プラ製)を挿し込み、PCIeスロットのロックレバーを押し込みます。

ツクモ G-GEARのグラボ交換

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ロックレバーを最後まで押し込み、グラフィックボード本体が少し浮き上がったら解除完了です。

ツクモ G-GEARのグラボ交換

両手でグラフィックボードの左右をつかみ、手前に引っ張って取り出します。

ツクモ G-GEARのグラボ交換

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グラフィックボードを抜いたあと、PCIeブラケットをあらかじめ1本開けておきます

新しく交換するグラフィックボードが3スロット占有モデルなので、PCIeブラケットを3本開けておかないと、物理的に取り付け不可能です。

ツクモ G-GEARのグラボ交換

交換するグラフィックボードを用意します。

ツクモ G-GEARのグラボ交換

PCIeスロットに合わせて、両手でしっかりと挿し込みます。

ツクモ G-GEARのグラボ交換

PCIeスロットのロックレバーが「スコッ」と閉じたら完了です。

ツクモ G-GEARのグラボ交換

ロックレバーが閉じた状態なら、手を放してもグラフィックボードがその場にとどまります。

ツクモ G-GEARのグラボ交換

PCIeスロットのロックレバーを目視で確認します。きちんとレバーが手前に閉じていて、グラフィックボード本体も密着した状態です。

ツクモ G-GEARのグラボ交換

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PCIeブラケットをネジで固定します。一番上のブラケットから順番に固定すると、位置がぴったり決まりやすくおすすめです。

ツクモ G-GEARのグラボ交換

補助電源コネクタ「12V-2×6」をグラフィックボード本体にしっかり挿し込みます。

絶対に中途半端な挿し方は厳禁です。12V-2×6を中途半端に挿し込むと、コネクタ内部の安全機構※が働いて、グラフィックボードに電力が供給されません。

一向に画面がつかないしパソコンが起動しない状態に陥るので、必ず奥まできっちり挿し込みましょう。

※ 12V-2×6のセーフティー設計:コネクタ内部の金属ピンが短く作られていて、挿し込みが甘いとピンに接触できず、電気を流せません。挿し込み不良による急激な劣化を防ぐために新設された安全設計です。

ツクモ G-GEARのグラボ交換

ようやく、グラフィックボード本体の交換が完了です。

ツクモ G-GEARのグラボ交換

グラフィックボードを物理的に支える「VGAサポートステイ」を、グラフィックボードの一番端っこに合わせて固定します。

ツクモ G-GEARのグラボ交換

固定したら、VGAサポートステイの高さを微調整します。プラスドライバーでネジを少し緩めて、指で高さをいい感じに調整します。

ツクモ G-GEARのグラボ交換

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目視でグラフィックボードの傾きをチェック。キレイに横一直線に調整※できたら、VGAサポートステイの高さ調整を確定(ネジで固定)します。

※筆者はシンワ測定株式会社の水平器をグラボのバックプレートに当てて、ほぼ水平かどうか確認しています。

やかもち
ここまでスムーズに作業を終えられるなら、たぶん自作PCの適性があります。気が向いたら、次のパソコンは自作でもいいでしょう。
ツクモ G-GEARのグラボ交換

パソコンを起動すると、グラフィックボードが無事に認識されました。

インターネットに繋がっている環境であれば、おそらく自動的にGeForceドライバも適用されるはずです。

一向にグラボが認識されない場合は、上記リンクからGeForceドライバをダウンロードして、手動でアップグレードします。

【参考】グラボの交換でどれくらい性能が変わる?

定番のグラボ用ベンチマーク「3DMark」で、どれくらい性能が伸びているかをざっくり比較します。

標準グラボ
(RTX 5070)
交換したグラボ
(RTX 5070 Ti)
58456点
(GPU Score)
74940点
(GPU Score)

フルHD向けベンチマーク「Fire Strike」は、GPUスコアが約58000点から約75000点へ、およそ1.29倍の性能アップです。

標準グラボ
(RTX 5070)
交換したグラボ
(RTX 5070 Ti)
5166点
(GPU Score)
7109点
(GPU Score)

重量級ベンチマーク「Steel Nomad」は、GPUスコアが約5170点から約7110点へ、およそ1.37倍の性能アップです。

標準グラボ
(RTX 5070)
交換したグラボ
(RTX 5070 Ti)
14076点
(GPU Score)
20008点
(GPU Score)

レイトレーシング向けベンチマーク「Port Royale」は、GPUスコアが約14000点から約20000点へ、なんと1.4倍超の性能アップを見せました。

標準グラボ
(RTX 5070)
交換したグラボ
(RTX 5070 Ti)
5686点
(GPU Score)
7961点
(GPU Score)

レイトレ対応WQHDベンチマーク「Speed Way」は、GPUスコアが約5690点から約7960点へ、およそ1.4倍の性能アップです。

RTX 5070からRTX 5070 Tiにアップグレードすると、レイトレ性能の伸びが目立っています。

標準グラボ
(RTX 5070)
交換したグラボ
(RTX 5070 Ti)
23675
平均161.8 fps
29402
平均198.1 fps

「FF14:黄金のレガシー(WQHD最高画質)」は、平均160 fps台から、ほぼ200 fps前後まで伸びます。1.25倍の性能アップです。

ちなみに、CPUがRyzen 7 9800X3Dだから効率よく伸ばせただけで、Ryzen 5 7500FやCore i5 14400Fなど安価なCPUだとこれほど伸びません。

やかもち
VRAM容量が12 GB → 16 GBに増えるから、4K解像度で高品質なテクスチャを適用した場合でも、高いフレームレートを維持しやすいです。

その他のパーツ交換について

ツクモ G-GEARのグラボ交換

今回のガイド記事で、「ツクモG-GEAR(プレミアムミドルタワー)」モデルの基本的なパーツ増設・交換について、おおまかに解説できました。

難易度(リスク)の都合で解説しなかったですが、当然ながら電源ユニットの交換や、CPU水冷式クーラーの交換も可能です。

マザーボードの下の方を見ると、まだ使っていないPCIeスロットがあり、キャプチャボードやUSBポート増設カードも追加できます。

ツクモ G-GEARのパーツ交換に必要な道具

G-GEARの新しくなったPCケースは内部が広々としていて、全体的にセルフカスタマイズの難易度がやや優しい印象です。

あとからDDR5メモリを増量したり、M.2 SSD(NVMe SSD)を足したり、将来的に新世代のグラフィックボードへアップグレードしたり・・・長期的に使っていけるデザインです。

以上「ツクモ G-GEARのパーツ交換と増設を解説【写真多めマニュアル】」でした。

ツクモ「G-GEAR」を買ったレビュー

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実際にゲーミングPCを使ってみた【レビュー】

RTX 5000シリーズ搭載ゲーミングPC【解説】

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