ハイエンドなAndroidスマホが欲しいけど、日本で買うとなぜか異様に高い。そんな時に便利なのが、海外の通販サイトからの個人輸入です。今回は諸費(消費税など)がとても安いとウワサの「イートレン(Etoren)」で実際にスマホを注文して、届くまでを解説してみます。
Etorenはどんな通販?
- Etoren公式サイト(日本版)
シンガポール、香港、イギリスに拠点を置くガジェット系の通販サイトです。在庫は基本的に香港、中国、台湾にあって、たまにシンガポールからのんびりと大陸を経由して荷物がやってくる場合もあります。
基本的には香港や台湾あたりから、国際宅配便で定番の「DHL」や「FedEx」社が運んでくるため、在庫がある場合は注文から3~4日で届きます。そしてイートレンの面白いところは、高価なハイエンドスマホを買っても届いた時に諸費(主に消費税など)を要求されないこと。
米尼など消費税を先払いする通販サイトを除けば、購入したモノが高価であればたいていは届いた時に消費税を求められるのですが、イートレンはなぜか消費税が掛からない場合が多いので「表示された価格通りの値段で買える」のが大きなメリットです。
実際にイートレンでスマホを買ってみる【手順を解説】
今回は実際に「Galaxy S10(香港版)」をEtorenで購入してみます。購入当時、Galaxy S10はSIMフリーモデルでも日本国内では約9万円でした。Etorenなら送料込みで7.4万円だったので、お試しで購入です。
1. 欲しいスマホをカートに入れる
欲しいAndroidスマホを「カートに追加」します。
ショッピングカートを開くと、本体価格と送料が表示されます。今回は本体が72400 円で、送料が2011 円の合計74411 円です。価格に問題がなければ「チェックアウトへ進む」をクリックします。
2. アカウントを作成する
ゲストで購入するかどうかが表示されるので、好きな方を選んでください。
わざわざ海外通販でAndroidスマホを買うような人は、おそらく2台目もすぐに購入する気がするのでアカウントを作成してしまって良いと思います。なので今回は「アカウントを作成する」を選びました。
3. 発送先の住所を登録する
アカウントが作成できたら、発送先の住所を登録します。「新しいアドレスを追加」をクリックして住所を入力してください。
一応、日本語化されているとはいえEtorenは海外通販です。だから発送先住所は原則として「アルファベット」で入力するように。たとえば住所が東京都都庁の場合は以下のようになります。
発送先住所の入力(例) | |
---|---|
姓名(フルネーム) | Yuriko Koike |
会社 / 学校 / 組織名 | Tokyo Metropolitan Government※普通は入力しなくてOK |
住所1(市町村番地) | Nishi-Shinjuku 2-8-1※西新宿2丁目8−1 |
住所2 | – |
国名 | Japan※日本 |
都道府県 | Tokyo※東京都 |
都市名 | Shinjuku City※新宿区 |
郵便番号 | 1638001※163-8001 |
電話番号 | 0353211111※03-5321-1111 |
なお、荷物が日本に入ってくる頃には日本人の配達員さんが住所を見て運んでくるため、多少誤った書き方をしても問題なく配送されます。よほど間違えていても、前日に配送業者から確認の電話が掛かってくるので大丈夫です。
発送先住所の入力が終わりました。「支払いへ進む」をクリックして次へ。
4. 支払い方法を選ぶ
支払い方法は「クレジットカード」「銀行振込」「PayPal」の3つから選べます。
日本版イートレンでの支払いは米ドルではなく日本円なので、クレジットカードかPayPalのどちらか好きな方を選べばいいです。今回はクレジットカードで支払いを行います。
※クレジットカードの為替レートは「F.E.Rates」でチェックできます。ドル円の「ASK」が換算に使用されるレートです。
5. 支払いが完了
イートレンはセキュアコード対応の通販サイトなので、このように別途パスワードが求められる場合があります。
無事、クレジットカードで支払いが完了しました。では注文履歴から購入した商品の状況をチェックしてみましょう。
6. 注文履歴で商品をチェック
注文状況が4段階で分かりやすく表示されています。
- Payment Pending(支払いの処理中)
- Processing(支払い確認完了)
- Shipped(発送が完了)
- Delivered(配達完了)
購入直後は「Payment Pending」です。
注文の翌日にチェックしてみると「Processing」に進み、支払いが承認されました。この時点で「出荷開始予定日」も表示されます。8月5日には発送される予定になっています。
半日くらいしてから確認すると予定よりも遥かに早く「Shipped」に進んでいました。今回の配送業者は「DHL便」です。「Tracking Number」をクリックすると、荷物の状況を追跡できます。
7. 購入したスマホを追跡する
購入したGalaxy S10(香港版)は、シンガポールからやって来るようです。
翌日、また荷物を追跡してみるとものすごいスピードで日本に到着していました。シンガポールから大阪に入ってくるまで、24時間もかかっていません。
大阪の税関(Customs)でしばらく荷物が停滞したあと、6時間ほどでようやく日本国内に購入したGalaxy S10が入国できたようです。
8. 無事スマホが届いた
翌日の午前に購入したGalaxy S10(香港版)が手元に到着しました。注文履歴に表示されていた出荷開始予定は8月5日でしたが、実際に届いたのは8月3日です。注文からわずか4日ほどで届きました。
もちろん、荷物を受け取る時にとくに追加費用は発生しませんでした。ふつうに荷物を受け取って終了です。仕組みは不明ですが、イートレンで買ったスマホに諸費が掛からないのはホントです。
支払いは最初の本体価格 + 送料だけでOKで、あとは待ってるだけで届きます(しかも結構速い)。
9. 開封してみる
では開封して中身をチェックしてみます。
普通に使えました。docomoのSIMカードを挿して、問題なくネットにつながります(※香港版とはいえ、バンド仕様はほぼ同じなので当たり前です)。
AnTuTu Benchmark v7をテストすると約35.5万点をマークし、性能にも問題ありません。完全に新品で本物なGalaxy S10です。
10. 電子領収書も発行できる
領収書が必要な方は、注文履歴から「電子領収書発行」をクリックして手続きをすればかんたんに領収書を発行できます。
「宛名」と「但し」を入力して、右下の「領収書を表示」ボタンをクリックで手続きは完了です。
適当なところで右クリックして「印刷」すれば、領収書の発行が可能です。PDFに保存を選べばPDF形式で発行されます。
【番外編】2台目もイートレンで購入してみた
12月2日に、クリスマスプレゼント用として2台目のスマホを購入しました。買ったスマホは「Huawei Mate 20 Pro」です。
Galaxy S10の時は注文から4日で手元に届きましたが、Huawei Mate 20 Proは少し時間がかかりました。ぼくが購入したあとに在庫が無くなっていたため、おそらく在庫の確保に時間がかかったのかも?
注文から9日で、無事Mate 20 Proをゲットです。もちろん、Galaxy S10の時と同様に受け取り時に追加費用はかかりませんでした。やはりイートレンで購入すると諸費がまったく掛からないです。
中身も完全に新品です。ただ、プレゼント用に買ったので動作チェックはしません。
まとめ:イートレンは「諸費ゼロ」が強力です
Etoren(イートレン)でGalaxy S10とMate 20 Proを購入し、実際に届くまでを解説しました。
- Etoren公式サイト(日本版)
購入の手続きなどに難しいとこは一切なく、支払いから発送までスムーズで非常に使いやすい通販サイトです。そして特に魅力的なのが「諸費ゼロ」。届いてから追加費用がいっさい発生しませんでした。
もしかすると発生する場合もあるのかもしれませんが、今回の2台は本体価格 + 送料を支払ったあとは問題なく届いています。表示されている通りの価格で購入できるので、分かりやすくて安心感があります。
品揃えもよく、新作の入荷も早い
割と新作スマートフォンの入荷は早い方だと思います。少なくとも今年8月から4ヶ月くらい暇があればEtorenを眺めてますけど、他のサイトと比較して極端に遅いなんてことはないですね。
Xiaomi製品だとGearBestなど大手の中華系サイトに劣っていましたが、よほどの急ぎでもない限りEtorenで不満はないです。
以上「Etoren(イートレン)でスマホを購入して実際に届くまで解説」でした。SIMフリー版のハイエンドAndroidスマホを安く入手したい人は、一度使ってみてください。
私もETORENで Xperia XZ2 Compact 買いました。
auガラホ&ロック解除版Z3 Compact 格安SIM持ちでしたが、Z3cに限界を感じて日本発売前に注文しましたね。
ドコモSIMロック解除版が高くなりそうな気配だったので・・・auには無い、小さい高性能を求めて、色々調べた結果辿り着きました。
私の場合は、夜中発注~当日午前シンガポール発送~東京到着~メールで配達時間や場所変更通知~郵便局留~って感じで受け取りまでは3日でした。
SIMフリースマホを持ってる人って、私の周りはネット友人含めて自作erしかいないので、自作erの考えることは同じなのかもしれませんね。
海外の機種は技適マークがね…
あんま大っぴらに持ってます使ってますとは言えんのよ
Etorenは輸入消費税諸々を含んだ価格になっているみたいですよ
海外版って使えるけど電波法的に大丈夫なのかと…
某所で購入したFedex配達の製品は、関税払わされましたけど、どうなんですかね
入国時に課されるのをFedexが立て替えていて、商品配達時に代引き的に配達員に数千円支払いって形でした
関税についてはそうなるよって注文時に知らされてましたけど
fs.comという香港のケーブル屋さんからLANケーブル買った時は、Fedexさんの請求書が後から来たりしますが、Etorenさんから購入した場合は後から請求書も来ない…です。Fedex、DHL、どちらの場合も来てないです。