主要な通販サイトでかなりの頻度で売れ筋上位に入ってくる、MSIの電源ユニット「MAG A850GL PCIE5(White)」を1台買ってみた。
(筆者含め)電源オタクから支持率が高い台湾CWT製の電源なのに、なぜか約1.6~1.7万円くらいで謎に割安価格です。

(公開:2025/6/2 | 更新:2025/6/2)
MSI MAG A850GL PCIE5の仕様
MSI MAG A850GL PCIE5 型番:R-R-MSI-MAGA850GL | |
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製造元 (OEM) | CWT 台湾:Channel Well Technology |
容量 |
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効率 |
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静音 |
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ケーブル | フルプラグイン |
保護 |
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ファン |
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セミファンレス | 非対応 (切り替え不可) |
サイズ | 140 x 150 x 86 mm |
規格 |
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保証 | 7年 |
参考価格 ※2025/6時点 | ![]() |
Amazon 楽天市場 Yahooショッピング |
「MAG A850GL PCIE5(A-GLシリーズ)」は、2024年4月頃から発売が始まったそこそこ新しい電源ユニットです。
発売当初はATX 3.0とPCIe 5.1(12V-2×6)規格に対応し、レビュー時点で流通在庫のほとんどがATX 3.1準拠に切り替わっています。

MSIいわくロットにより、パッケージに記載されているATX規格の表記が違うらしいですが、ATX 3.0規格と書いてあってもATX 3.1規格と同一とみなして問題ありません。
「ATX 3.1ガイド記事」で解説したとおり、ATX 3.0に合格できる性能があれば、無条件でATX 3.1に昇格できます。そもそもATX 3.0の方が高性能ですから、基準が劣るATX 3.1なんて余裕で合格です。

取得している認証とレポート一覧

- 80 PLUS Certified – Gold
(https://www.clearesult.com/80plus/MSI_A850GL_Report.pdf)
電源ユニットで定番の認証規格「80 PLUS」で「Gold」認証を取得します。負荷20%以上で約91%に達し、ピークまで91%を維持する安定した変換効率です。

- Cybenetics Test – MSI MAG A850GL PCIE5
(https://www.cybenetics.com/evaluations/psus/2336/)
80 PLUSに取って代わろうとする新たな認証規格「Cybenetics ETA」で「Platinum」認証に合格済み。負荷率20~60%のやや広い範囲で約90%を上回る高い変換効率です。

電源ユニットの静音性を評価する規格「Cybenetics LAMBDA Standard+」を取得済みです。平均値で「35 ~ 40 dB」以内を意味する、大して静かでもない規格に合格しています。

ATX 3.0 ~ 3.1規格で要求される厳しい応答テストに耐えられるかテストする「ATX 3.1 PASS」認証を取得済み※。
瞬間的(0.0001秒未満)なスパイク電力に対して、電源容量の最大200%まで安定動作できます。つまり、MSI MAG A850GL PCIE5のピーク容量は約1700 Wです。
※MSI MAG A850GL PCIE5は旧規格「ATX 3.0」もPASS認証を取得済み。ATX 3.0より条件が緩和されるATX 3.1なら無条件で合格できます。


- PPLP INFO – MSI MAG A850GL PCIE5
(https://www.pplp.info/reports/msi/maga850glpcie5/)
Cybeneticsより要件が厳しい中国の認証機関「PPLP」にて、性能グレード「GOLD」とATX認証「ATX3+ PASS」を取得しています。
なお、PPLPはIntelからATX電源をテストする公式な認証機関としてガイドラインに挙げられていませんが、認証グレードの中身を見る限りIntel ATXやCybeneticsよりハードルが高いです。

MSI MAG A850GL PCIE5を開封
パッケージと付属品

グレーホワイトの背景に淡いバナナイエロー色をアクセントに使った、明るいパッケージデザインです。左上にMSIを象徴するドラゴンマークもしっかり入ってます。

パッケージ裏面に、準拠するIntel ATX & PCIe CEM規格の説明や、各ケーブルの長さと電源の出力表も記載されています。

パッケージ正面に「80 PLUS」「Cybenetics」「PPLP」認証ロゴがズラッと印刷されています。過去レビューした中で突出してロゴが多いパッケージです。
左から順番に
- PPLP Gold認証
- 80 PLUS Gold認証
- ETA Gold認証
以上3つです。
国内で知名度が皆無に等しい「PPLP Gold」認証に、定番の「80 PLUS Gold」認証、とても厳格な効率認証「ETA Gold」認証ロゴが記載されています。
静音認証「LAMBDA」は取得できて当然の「Standard+」だから、パッケージにロゴを記載しなかったようです。
なお、実際に取得しているはずの「ETA Platinum」認証ロゴは市販モデルの個体差を考慮して、あえて1ランク低いロゴを掲載しています。Corsairと同じ対応を取っています。

マザーボードの箱と同じく、底面からめくり上げるシンプルな開封方法です。
外箱をゆっさゆっさと縦に振り回して慣性で中身を押し出すタイプじゃなく、単に指でめくるだけで開封できます。

ケーブル類はビニール袋にまとめられ、ポリエステル製の袋に収納されています。電源ユニット本体は高密度な発泡スチロール製の梱包材に収まっています。
最近の安価な電源ユニットで珍しい、充実したパッケージングです。MSI MAG A850GL PCIE5より価格が高いCorsair RM1000xより豪華だったりします。
付属ケーブルの種類と長さ

MSI MAG A850GL PCIE5に付属する、そこそこ数が多い電源ケーブル類です。
ケーブルだけ「白色(ほぼ真っ白)」に塗装され、先端のコネクタ部分だけ黒色(未塗装)です。コネクタの耐久性を考えれば、先端を塗装しない判断はマトモです。

「12V-2×6」ケーブルが1本付属します。
RTX 40 / RTX 50シリーズを中心に導入されている「12VHPWR」または「12V-2×6」コネクタで使える、グラフィックボード用の電源ケーブルです。
たった1本のケーブルで最大600 Wまで対応します。

コネクタの両端が「12V-2×6」ネイティブ対応です。
熱に強い太め(16 AWG)のケーブルに、最大105℃耐熱仕様のコネクタを組み合わせて、優れた耐久性と安全性を担保しています。

コネクタ先端に、12V-2×6規格を示す「H++」刻印を確認できます。
コネクタ先端部を「黄色」にあえて塗装して、半挿し(挿し込み不良)を見分けやすいデザインです。先端を塗装するとコネクタの耐久性がやや悪化しますが、MSIは耐久性よりユーザーエラーを回避させる方向性です。
12VHPWR(12V-2×6)コネクタの溶融事故の原因は、挿し込み不良による電流の偏り(抵抗値の急上昇)だと考えられているから、挿し込み不良を未然に防いだほうが合理的かもしれません。
どれほど頑丈な素材を採用しても、挿し込み不良をされると溶融リスクが一気に跳ね上がります。

比較写真を見る限り、たしかに「半挿し」が分かりやすいです。
しかも公差カツカツにコネクタが形成されていて、挿し込みが非常に硬かったです。かんたんに抜けそうにない溶融リスクの低い安全な設計に改良されてます。

CPU補助電源に挿し込む「EPS12V 4+4 pin」ケーブルが2本ずつ付属します。それぞれ長さ75 cmで、太さ18 AWGです。

EPSコネクタ先端に「CPU」刻印が入っていて見分けやすいデザインです。4+4ピンタイプはラッチ(留め具)で固定され、バラけないように工夫されてます。
なお、太さが18 AWGでやや細めです。Core i9 14900Kを常時300 Wで動かすなど、高負荷な運用を想定している方は必ず2本使ってください。
18 AWGケーブル1本に300 W台を流し続けると溶融リスクが高まります。

グラフィックボードの補助電源に挿し込む「PCIe 6+2 pin」は2本付属します。2本ともに分岐タイプで長さ60 + 15 cmです。ケーブルの太さは残念ながら18 AWGです。
コネクタ先端に「PCIE」と刻印が入っていて見分けやすいデザインです。

価格を抑えるためか、ケーブル線径にコストカットの影響が色濃く出ています。
グラフィックボードの消費電力が増加傾向にある今、あえて18 AWGを使い続ける理由はコストカットしか考えられないです。
分岐タイプは可能な限り使用を避けて、グラフィックボード側のPCIeコネクタ1個に対して、PCIeケーブルを1本ずつ使ってください。


マザーボードの補助電源コネクタに挿し込む「ATX 24 pin」ケーブルです。長さ60 cmでした。

挿し込みが簡単な、初心者に嬉しい24ピン一体成コネクタです。

SATAデバイス(3.5″ HDDや光学ドライブ)に電力を供給する「SATA」ケーブルは2本付属します。ケーブル1本につき、コネクタが4個付いています。

ケーブルの長さは約95 cmで、コネクタ間が約15 cmずつ離れています。

特殊仕様のサーバー向けHDDや、ケースファンコントローラに電力を供給する「Molex(ペリフェラル4ピン)」は1本付属します。

1本のケーブルに4個も付いています。コネクタ間が約15 cmずつ離れています。

昨今まったく見かけなくなった「FDD 4 pin」コネクタも付いています。フロッピーディスクの取り付けに使います。

電源ユニットとコンセントをつなぐ「電源ケーブル(アース線つき)」です。
IEC320 C13規格の太いコネクタに、許容電流が12Aある1.5 mm径(断面積1.25 mm²)のやや太いケーブルを採用します。
ノイズを抑制する大型フェライトコアは付いていないです。
アクセサリー類は皆無でした

「小ネジ」が4本付属します。電源ユニット本体をPCケースに固定するときに使います。予備がないので紛失に注意。
付属品は小ネジだけで、マニュアルや結束バンドなど一切付属しません。

フルモジュラー仕様と白い粉体塗装デザイン

冷却ファンのブレード面積に合わせて、六角形の細かいパンチホール加工でファングリルを開けています。自作PCでよく使う小ネジサイズなら、内部への侵入を防げます。

ザラザラッとした触り心地の粉体塗装で、電源ユニットの全面が真っ白に染められたシンプルなデザインです。

すべてのケーブルを着脱できる「フルモジュラー(フルプラグイン)」方式です。使うケーブルだけ任意で取り付けられるから、配線を最小限に抑えたスッキリした自作パソコンを組み立てられます。
各コネクタ(モジュラー)に「ATX 24P」「CPU & PCI-E」「12V-2×6」など、対応するハードが分かりやすく記載されていて便利です。


120 mm口径の冷却ファンを搭載。メーカー仕様表によるとFDB(流体動圧ベアリング)方式のファンです。
一般的に、FDBファンはスリーブベアリングやボールベアリングより耐久性と静音性に優れ、始動時の静かさも有利とされています。

本体底面に出力表が貼ってあります。
MSI MAG A850GL PCIE5(出力表) 型番:R-R-MSI-MAGA850GL / モデル:A850GL | |||||
---|---|---|---|---|---|
AC入力 | 100 ~ 240V(50 ~ 60Hz) | ||||
DC出力 | +3.3V | +5V | +12V | -12V | +5Vsb |
出力電流 | 20A | 20A | 70.5A | 0.3A | 2.5A |
合計出力 | 110W | 846W | 3.6W | 12.5W | |
総合出力 | 850W |
現代のPC向け電源ユニットで定番のシングルレール方式です。CPUやグラフィックボードなど、主要なPCパーツが接続される+12Vレールにて、最大850 Wの出力に対応します。

電源ユニット側の対応コネクタをチェック。
対応コネクタ | |
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マザーボード用 (ATX 24 pin) | 1個 |
グラフィックボード用 (12V-2×6) | 1個 |
グラフィックボード用 (PCIe 6+2 pin) | 4個 (兼用コネクタ) |
CPU用 (EPS12V 4+4) | |
SATA / Molex兼用 (SATA / Molex 4 pin) | 4個 |
Molex (FDD 4 pin) | – |
必要十分な拡張性が確保されています。
Core Ultra 9 285KやCore i9 14900K、またはRyzen 9 9950X3DなどハイエンドCPUに、RTX 5090を1枚組み合わせても大丈夫。

コンセント側のインターフェイスです。
- 1個:電源コネクタ(IEC320 C14)
- 1個:電源のオンオフボタン
セミファンレス非対応の電源ユニットだから、ファン制御を切り替えるボタンはありません。


左右のサイドパネルは密閉され、ドラゴンマークが描かれた白いシールが貼ってあります。
奥行きが140 mmしかない小型なATX電源です。たいていのPCケースと高い互換性を確保します。

電源ユニットの本体重量は実測1445 g(約1.45 kg)でした。
内部コンポーネント(腑分け写真)

フタを開けて内部コンポーネントを確認してみます。
プラス(PH1規格)ドライバーを使ってファングリルの四隅を固定する4本のネジを外すだけで、かんたんにフタを開けられます。
記事の序盤にリンクを掲載したCybenetics Labsレポートと照らし合わせながら、今回の市販モデルでも同じ部品が確認できるかチェック。

目が細かい六角形状のパンチホール型ファングリルです。
自作PCで多用する小ネジやミリネジを通さないサイズに中抜きされています。異物混入を防ぎつつ、ファングリルの重要な役割「エアフローの確保」を両立できるデザインです。

冷却ファンは「Hong Hua(HA1225H12F-Z)」です。
ADATA XPGやCorsairブランドで「ライフルベアリング」方式のファンとして知られています。一方で、今回のMSIや他社有名ブランド(Seasonic)で「FDB(流体動圧軸受)」方式としても知られます。
まったく同じ型番、仕様表記(12V x 0.58A)なのに、2種類の軸受方式が存在します。見分け方はファンブレードの形状です。
今回のようにファンブレードの面積が大きいなら高確率で「FDB」方式です。逆にファンブレードが細長く、ブレード間の隙間が大きいと「ライフルベアリング」方式の確率が高いです。


電源ユニットと冷却ファンがミニ2ピンコネクタで接続されています。ホットボンドで固定していないから、引っ張るだけでかんたんに外れます。

MSI MAG A850GL PCIE5の製造元はCybenetics Labsのレポートに記載があるとおり、「CWT(台湾:Channel Well Technology)」社です。
けっこうあっさりした内部設計です。悪くいえばスカスカな印象を受けますが、発熱が激しいMOSFET周りに大きめのヒートシンクが配置してあるし、パーツ間がスカスカだから風通しが良いはずです。
見える範囲で部品チェック (※クリックで画像拡大) | |
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ノイズフィルタ | スタンバイ PWMコントローラ |
![]() | ![]() |
フォトカプラ | 保護機能コントローラ |
![]() | ![]() |
5V & 3.3Vレール用 MOSFET | ブリッジ整流器 |
![]() | ![]() |
アクティブPFC用 MOSFET | |
![]() |
目に見える範囲に限るものの、2年前のレポートとほぼ同じ部品を確認できます。
- 2年前ロット:Silan Microelectronics SVF20N50F
(500 V / 12.6 A @ 100 °C / Rds (on): 0.27Ω) - 現行ロット:CR Micro CS20N60
(600 V / 14.0 A @ 100 °C / Rds (on): 0.36Ω)
アクティブPFC回路のMOSFETだけが別の製品に入れ替わっているくらいです。

(コンデンサ表記なし)
製品ページで、コンデンサについてまったく記載がありません。
上位モデル「MPG」は日本コンデンサ表記があって、下位モデルにあたる「MAG」は表記がないです。要するに、台湾や中国コンデンサなど何が入っていても文句を言えません。

1次側に、台湾エリート(Elite)ののアルミニウム電解コンデンサ(定格電圧420 V / 容量560 uF / 定格105℃ / 2000時間モデル)が入っています。
コンデンサ1個で560 uFの静電容量(コンデンサ容量)を確保できますが、容量850 Wに少ない気がします。
Cybeneticsレポートを見る限り、ホールドアップ時間(停電したあとも電力を供給しつづけるタイムリミット)は17.3ミリ秒を記録していて、基準値(> 17 ms)をなんとか超えています。


中国CapXonの導電性高分子アルミ個体コンデンサ(ポリマーコンデンサ)です。

台湾Teapoのアルミニウム電解コンデンサ(定格電圧16 V / 容量3300 uF / 定格105℃ / 2000~5000時間モデル)です。

中国APAQの導電性高分子アルミ個体コンデンサ(ポリマーコンデンサ)です。

スタンバイ電力(+5Vsb)を生成する回路の周辺に、中国CapXonのアルミニウム電解コンデンサ(定格電圧16 V / 容量1000 uF / 定格105℃ / 2000~5000時間モデル)が配置されています。
周囲を囲むように並ぶ小さなコンデンサは、台湾エリート(Elite)のアルミニウム電解コンデンサ(定格電圧50 V / 容量47 uF / 定格105℃ / 2000~5000時間モデル)です。



小さな黒いコンデンサが中国CapXonのアルミニウム電解コンデンサ(定格電圧25 V / 容量220 uF / 定格105℃ / 2000~5000時間モデル)、小豆色が台湾エリート(Elite)です。

モジュラーコネクタ周辺に、導電性高分子アルミ個体コンデンサ(ポリマーコンデンサ)が敷き詰められています。黒色が中国APAQ製、青色は不明です。

目視で見える範囲はすべて、メーカー不明品または中国APAQの導電性高分子アルミ個体コンデンサ(ポリマーコンデンサ)で敷き詰められています。

台湾エリート(Elite)のアルミニウム電解コンデンサ(定格電圧25 V / 容量100 uF / 定格105℃ / 2000~5000時間モデル)が1個入っています。

メイン基板の電源カプラ直下に、製造年月を示す4桁のコード(2420 = 24年20週目)と、OEM元のプラットフォーム名が記載されています。
2024年5月頃に製造され、台湾CWT製「GPX(PCIe 5.0 Rev.E)」プラットフォームを使用していると読み取れます。

MSI MAG A850GL PCIE5を実際に使ってみる
テストPCスペックを紹介

テスト環境 「ちもろぐ専用 Intelベンチ機(2025 / 新)」 | ||
---|---|---|
スペック | 使用パーツ | |
CPU | Core i9 13900K | PL1 = PL2:253 W |
CPUクーラー | 280 mm水冷式クーラー | NZXT Kraken 280(2023) |
メモリ | DDR5-8000 48GB(24GB x2) | G.Skill Trident Z5 RGB |
マザーボード | Intel Z790チップセット | TUF GAMING Z790-PLUS WIFI |
グラボ #1 | RTX 5090 32GB | ZOTAC GAMING OC (Power Limit:104%に変更) |
グラボ #2 | – | – (Power Limit:-) |
SSD | 1 TB(NVMe SSD) | Samsung 970 EVO Plus |
電源ユニット | MSI MAG A850GL PCIE5(1000 W) (レビュー対象) | |
OS | Windows 11 Pro 24H2 (KB5041587適用済み) | Windows 11 Pro(パッケージ版) |
今回は容量850 Wの電源ユニットを検証するべく、ピーク負荷が980 W近くに達するハイエンドGPU環境を用意しました。
実測で300 W台も消費するCore i9 13900Kに、実測で600 Wを超えられる弩級のハイエンドグラボRTX 5090を組み合わせています。
現時点で、ほぼ最上位のゲーミングPCを想定したスペックです。

各電圧レールの測定には、Cybenetics Labs謹製のPMD(Power Measurement Device)を使い、0.001 V(1 mV)単位かつ毎秒最大1000サンプル(1ミリ秒)の刻み値で記録します。
安物の8ビットマルチメーターやオシロスコープの安物プローブを、マザーボードやコネクタの隙間にぶっ刺すよりも、いくぶん精度が高いです。
容量105%もの超高負荷ですら安定動作

負荷 | システム(DC側) |
---|---|
平均値 | 890 W |
中央値 | 899 W |
上位1% | 968 W |
上位0.01% | 994 W |
- CPU負荷:Prime95 Small FFTs(TDP:253 W)
- GPU負荷:FurMark 2 3840 x 2160(TGP:600 W)
以上のベンチマークで、システム側(DC側)で約890 Wの負荷を連続して掛けられます。

約60分間そのまま放置して、何事もなく安定してベンチマークが正常に稼働しつづけます。
MSI MAG A850GL PCIE5(容量850 W)は、最大容量を約5%も超える消費電力(890 W)、ピーク時に約1000 W近いハイエンド構成にあっさり耐えられます。
約1.5~1.6万円の電源ユニットと組み合わせられる可能性が高い、ミドルクラス~ややハイエンドのPCスペックに問題なく対応できる、必要十分な出力性能です。
負荷が上昇すると、各電圧レールが分かりやすく低下します。
偏差(変動幅)も十分に抑えられ、Intel ATX規格で決められた範囲内に余裕で収まってます。
PCIe 12V [RTX 5090] | 変動幅 | 基準値 | |
---|---|---|---|
最大値 | 11.97 V | -0.22% | < 5.00% |
最低値 | 11.73 V | -2.25% | > -8.00% |
EPS 12V [Core i9 13900K] | |||
最大値 | 11.97 V | -0.28% | < 5.00% |
最低値 | 11.71 V | -2.39% | > -7.00% |
ATX +12V | |||
最大値 | 11.99 V | -0.09% | < 5.00% |
最低値 | 11.87 V | -1.09% | > -7.00% |
ATX +5V | |||
最大値 | 4.98 V | -0.32% | < 5.00% |
最低値 | 4.96 V | -0.76% | > -5.00% |
ATX +3.3V | |||
最大値 | 3.33 V | 0.76% | < 5.00% |
最低値 | 3.30 V | 0.09% | > -5.00% |
MSI MAG A850GL PCIE5は「ATX 3.0(ATX 3.1)」と「PCIe 5.0(PCIe 5.1)」規格に準拠した電源ユニットです。
各電圧レールの許容範囲はそれぞれ±5%で、+12Vレールは+5% / -7%、12VHPWR(12V-2×6)レールは+5% / -8%が許容範囲です。
すべての電圧レールが問題なくATX 3.0(ATX 3.1)規格で定められた許容範囲に収まっています。
連続的で急激な負荷変動でも安定動作

負荷 | システム(DC側) |
---|---|
平均値 | 678 W |
中央値 | 667 W |
上位1% | 957 W |
上位0.01% | 981 W |
- CPU負荷:Prime95 Small FFTs(TDP:253 W)
- GPU負荷:FurMark 2 3840 x 2160(TGP:600 W)
連続負荷ベンチマークを実行した状態で、FurMark 2でスペースバーを押しっぱなしにします。すると、グラフィック描画が500ミリ秒ごとにオンオフを繰り返し、連続的な負荷変動を再現可能です。
500ミリ秒ごとに負荷が止まって500 W前後まで下がり、また500ミリ秒たつと負荷が再開して980 W前後まで上昇・・・を延々と繰り返す過渡応答に似た状況です。
最大容量(850 W)を約5~12%も繰り返しオーバーランする過酷な連続負荷に対して、MSI MAG A850GL PCIE5は非常に安定した動作でした。
ピーク時に約980 Wに達し、電源の最大容量を15%も上回る電力を引き出しても、システムは安定して動き続けます。スパイク由来の強制シャットダウンも発生しなかったです。
ATX 3.0(ATX 3.1)規格に準拠した設計だから、0.1ミリ秒以内のスパイクなら容量の2倍にあたる1700 Wまで耐える仕様です。

負荷の変動に合わせて、各電圧レールが分かりやすく乱高下します。
PCIe 12V [RTX 5090] | 変動幅 | 基準値 | |
---|---|---|---|
最大値 | 11.94 V | -0.54% | < 5.00% |
最低値 | 11.73 V | -2.22% | > -8.00% |
EPS 12V [Core i9 13900K] | |||
最大値 | 11.82 V | -1.47% | < 5.00% |
最低値 | 11.71 V | -2.38% | > -7.00% |
ATX +12V | |||
最大値 | 11.96 V | -0.32% | < 5.00% |
最低値 | 11.87 V | -1.05% | > -7.00% |
ATX +5V | |||
最大値 | 4.98 V | -0.46% | < 5.00% |
最低値 | 4.96 V | -0.76% | > -5.00% |
ATX +3.3V | |||
最大値 | 3.32 V | 0.52% | < 5.00% |
最低値 | 3.30 V | 0.12% | > -5.00% |
すべての電圧レールが問題なくATX 3.0(ATX 3.1)規格で定められた許容範囲に収まっています。急激な負荷変動に対しても問題なく正常動作です。
各ケーブルや電源本体の表面温度
約890 Wの連続負荷テストを2時間ほどつづけたあと、サーモグラフィカメラで電源ユニット本体の表面温度を撮影します(撮影時の周辺気温:29.8℃)。

ファングリル正面の表面温度です。冷却ファンが勢いよく回っているから、正常な温度を取得できません。

コンセント側から撮影すると、電源ユニット内部の温度を確認できます。
- コモンモードコイル:75.1℃(Δ45.3℃)
- MOSFET(ヒートシンク):104.8℃(Δ75.0℃)
- インダクタ:87.1℃(Δ57.3℃)
もっとも熱いエリアで105℃前後(Δ75℃)まで上昇します。

電源ユニット底面の表面温度をチェック。一番熱いエリアで約47℃(Δ17℃)です。

プラグインコネクタ周辺の表面温度です。12V-2×6コネクタ付近が40℃前後(Δ10℃前後)、EPS 12V付近は35℃(Δ5℃)程度、ATX 12Vが32℃(Δ2℃)程度に収まります。

システム側の各コネクタケーブルの表面温度です。
約570 Wが流れている12V-2×6で57℃前後(Δ27℃前後)ほど、約260 Wが流れるEPS 12Vで45℃前後(Δ15℃前後)、ATX 24 pinがわずか34℃(Δ4℃)でした。
今回は約890 Wの負荷しか掛けてないから、各パーツの消費電力も全力を出せていません。ケーブルの規格限界に近い電力も当然流れず、発熱がおだやかです。
太さ18 AWGのEPS 12Vケーブルは330 Wで80℃を超えていたのに、260 W程度だとたった45℃で済んでいます。どうやら上限に近づくほど加速度的に温度が急上昇する傾向がありそうです。

12V-2×6ケーブルの表面温度を細かく確認します。
撮影時で570 Wもの電力が流れていて、出力側の表面温度は75℃台(Δ45℃)です。
まったく問題ない温度ですが、グラフィックボード本体に近づくと表面温度はどうなるでしょうか。

グラフィックボード側の12V-2×6コネクタの表面温度を、正面から見たサーモグラフィー画像です。
グラフィックボードに近い位置でも温度はそれほど変化がなく、コネクタ先端で約72℃(Δ42℃)で済んでいます。

反対側から見ると、もっとも熱いエリアで約86℃(Δ56℃)まで上昇します。
付属する12V-2×6ケーブルの許容温度は105℃なので、885前後なら特に問題ないでしょう。
MSI MAG A850GL PCIE5は競合する他社の電源ユニットと同様に、「105℃耐熱」仕様の12VHPWR(12V-2×6)ケーブルを採用。RTX 5090(TGP:600 W)を運用しても「コネクタの溶融」に到達する可能性が非常に低いです。

負荷ごとの電源ユニットの騒音値

電源ユニットから約50 cmほど離れた位置に「デジタル騒音計」を設置して、負荷ごとに1秒ずつ騒音値(デシベル値)を測定します。

消費電力(DC側) | 騒音値 |
---|---|
100 W | 34.6 dB |
200 W | 34.8 dB |
300 W | 34.8 dB |
400 W | 34.9 dB |
500 W | 34.9 dB |
600 W | 35.0 dB |
700 W | 44.4 dB |
800 W | 54.2 dB |
850 W | 57.1 dB |
900 W | 57.0 dB |
デジタル騒音計による測定値は以上のとおりです。
なお、測定値(dB)だけだとかなり誤解を生む可能性が高いから、負荷ごとに聴いてみた主観的なコメントを書いておきます。
消費電力 (DC側) | 冷却ファン | コメント |
---|---|---|
100 W | しっかり回転 (1100~1200 rpm) | 50 cmの距離でファンの送風音がサーッと聞こえる |
200 W | ||
300 W | ||
400 W | ||
500 W | ||
600 W | ||
700 W | しっかり回転 (1900~2100 rpm) | ノートパソコン並みの大きな送風音 |
800 W | フル回転 (2200~2300 rpm) | まるでゲーミングノートを彷彿とさせる送風音 |
850 W | フル回転 (2300~ rpm) | ハイエンドゲーミングノート並みの騒がしい送風音 |
900 W | 上記に加えて夜虫のような微振動する動作音も発生 |
率直に言って、負荷に関係なく一貫して静かじゃないです。
「低負荷時でもファンが回っていて故障を疑います」と口コミをした一般人がいます。とても正確な口コミで、たしかにMSI MAG A850GL PCIE5は負荷に関係なく、ファンの最低回転数が高すぎます。
起動してすぐにファンの風切音が聴こえてきて、Core i9 13900KとRTX 5090を搭載したメインシステムより、はるかに電源ユニットの騒音が目立つ動作状況です。
負荷700 W以上からファンの回転数が勢いよく上昇し続け、ゲーミングノートパソコンに負けず劣らず激しい送風音を撒き散らす惨状に。
加えて、ファンの回転数が変化したときに「ジジジジ」と甲高い音を立てます。電源ユニットの中にセミが住み着いたのかと、勘違いするタイプの音質です。

USBポートの5V電圧をチェック

(7.5 W負荷で電圧変動をチェック)
USBポートに約7.5 W(5.0 V x 1.5 A)の負荷をブラ下げて、USBテスター経由でUSB 5V電圧の変動を比較したグラフです。
USB 5V | 最大変動 | 偏差(変動幅) |
---|---|---|
MSI MAG A850GL PCIE5 | 253.0 mV | 5.07% |
VETROO GV1000 ATX 3.1 | 64.6 mV | 1.29% |
ASRock SL-850GW (5V BOOST) | 313.4 mV | 6.08% |
KRPW-GA850W/90+ | 312.9 mV | 6.29% |
Corsair HX850i 2021 | 272.3 mV | 5.44% |
MSI MAG A850GL PCIE5は、USB +5V電圧を許容範囲内(-5~10%)から逸脱します。
過去レビューしてきた多くの電源ユニットと同じく、下限値(4.75 V)を維持できないです。

(Universal Serial Bus Specification, Revision 2.0 より)
電圧降下幅が大きすぎると、USB機器が必要とする電力を十分に満たせない※など、実用上のデメリットが生じる可能性を考えられます。
- MSI MAG A850GL PCIE5:平均7.07 W
- VETROO GV1000:平均7.38 W
- be quiet! DARK POWER 13 1000W:平均7.03 W
- Corsair RM1000x ATX 3.1:平均7.11 W
- ASRock TC-1300T:平均7.13 W
- ASRock SL-850GW(5V BOOST):平均7.23 W
- KRPW-GA850W/90+:平均6.97 W
- Corsair HX850i 2021:平均7.05 W
MSI MAG A850GL PCIE5は負荷1500 mAに対して、平均7.07 W(7066 mW)の電力を返します。平均的なUSB 5V給電性能です。
※7.5 Wも消費するUSB機材には、おそらくACアダプターが付属するはずだから、実用上あり得るシチューエーションかどうか不明。
【参考程度】電源ユニットの変換効率を測定
MSI MAG A850GL PCIE5は、厳格なCybenetics ETA認証を取っているから、わざわざ変換効率を調べる必要はありません。
しかし、自分の環境でも本当に変換効率が高いかどうか気になったので、参考程度にちょっと調べてみます。
- ベンチマーク機材の消費電力(DC側):Cybenetics PMDで測定
- コンセント側の消費電力(AC側):ラトックシステムで測定
DC側とAC側それぞれの消費電力を個別に測定して割り算すると、いわゆる「変換効率」をざっくり計算できます。

(DC消費電力 / AC消費電力 = 変換効率)
負荷率10%時点で88%程度の変換効率にとどまり、負荷率25 ~ 70%まで90%超の変換効率です。80%以上からみるみる効率が下がり、フル負荷で86%台です。
まとめ:雑なファン制御でせっかくの性能が台無し

「MSI MAG A850GL PCIE5」の微妙なとこ
- 負荷に関係なく動作音が目立つ
- セミファンレス非対応
- 一部ケーブルの太さが「18 AWG」
- PCIeケーブルが2本しかない
(Radeon用に3本は欲しい) - 各種ケーブルがやや硬い
- 中華メーカーコンデンサ多め
- レビューを大量に購入した可能性
「MSI MAG A850GL PCIE5」の良いところ
- 1次側に台湾105℃コンデンサ
- コンパクトな設計(奥行き140 mm)
- 容量850 Wを115%使えます
- 許容範囲内に収まる安定した電圧
- 変換効率がそこそこ高い
- おおむね問題ない表面温度
- 12V-2×6ケーブル付属(最大600 W対応)
- メーカー7年保証
- 価格は安い
「MSI MAG A850GL PCIE5」は、動作音がうるさい電源ユニットです。
負荷100 Wでも冷却ファンが1000 rpm超で「フーーーン」と送風音が目立っています。わずか負荷20~50 W程度のアイドル状態ですら、お構いなく冷却ファンが一貫して回り続けます。
冷却ファンの回転数が変化するときに発生する、セミの鳴き声に似たノイズも不快指数が高いです。特に負荷100~600 Wエリアから、回転数が急変する負荷700 W以上のエリアへ移行すると高い確率でセミ声をあげます。
おそらく、初期ロットの頃より抵抗値(RDS)が高いMOSFETに入れ替わった影響で、各コンポーネントの発熱が増している可能性があります。
発熱が増えた分、以前より積極的に冷却ファンを回さないと・・・ メーカーがアピールする「7年保証」を維持できなかったのかもしれません。
以上「MSIの売れ筋電源 MAG A850GL PCIE5 レビュー:白カラーのCWT製で割安価格」でした。

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2025年6月時点で、容量850 W版が約1.6~万円です。
出力性能は十分にパワフルでRTX 5090も安定動作できます。低負荷時の動作音を気にしない人なら、コスパが高い買い物です。
逆に動作音を気にする方は買わないほうが良いです。約1000~2000円の差額で買える「Corsair RM850x 2024(ATX 3.1)」にしましょう。
日本メーカー105℃コンデンサ群に、InfineonやChampion製の一級品コンポーネントで構成され、静音性を攻めたファン制御なのに10年保証まで付いてきます。
彼らはレビューの買収費用を節約した分、製品のクオリティアップにお金を回しました。どこにお金を投じるかはメーカーの個性が出る部分ですが、筆者自身は製品そのものにお金を投じるメーカーが好きです。
電源ユニットレビュー記事まとめ
おすすめ電源ユニットまとめ
MSIはRTX4090 SUPRIM LIQUID Xで、1週間だけ安売してレビュー評価を稼ぎまくってから、唐突に値上げするとかやってますからね。
https://gazlog.jp/entry/msi-rtx4090-reviewpriceup/
それ以前にも、マイニングブームで空前のGPU不足が発生した時期に、RTX3080の転売とかやってますし。
https://www.nichepcgamer.com/archives/msi-has-sold-the-rtx-3080-at-an-unusually-high-price.html
少なくともユーザー第一なメーカーとは言いがたいですね。価格以上の価値がある商品など、出てくるはずもないと思って見ております。
MS-5169とかSocket7の頃からMSIのパーツを愛用していたのだけれども
ビデオカードも作りがイマイチだったりここ数年MSIが信用できなくなってきたなぁ…
気の所為だと思いたい
ASUSはサポート問題やらq-releaseで度々ユーザー舐めて炎上しているし、asrokもサイレントで色々やってるみたいだし、ぶっちゃけ信用できるところが……
gigabyteは知らんけど
最近のCWT=高品質電源なイメージが強いけどCorsair RMxとXPG Core Reactorが別格なだけで正直ピンキリ
GPXはCWTの中でもローエンド、コンデンサもほとんど日本製じゃないとか素性割れてない電源よりはマシくらいの性能だからなぁ
この黄色のコネクタ、塗装なのか..
てっきり2色成形?かと思ってた
水冷を使わない民からすると電源ユニットからの排気は大事なエアフロ―の一部なので、低負荷でもちゃんと回っていてほしい派
レビュー1件あたり約2000円を支払っているからです。ってどういうこと?
商品買ったら「レビューしたら2000円キャッシュバックしますよ」ってメールでも届いたってこと?
ttps://jp.msi.com/Promotion/golden-week-2024
ttps://jp.msi.com/Promotion/2024-christmas-happy-new-year
ttps://jp.msi.com/Promotion/JP_Review-campaign
この電源限定じゃないけどレビューでキャッシュバックキャンペーン頻繁にやってるからってことかな
最低1100〜1200rpmはちょっと酷いな
低負荷時はそんなぶん回さなくても冷やせると思うんだけど…
初自作でこの電源使ってて、7900XTXにグラボを変更したらPCIeケーブルが2本しかなくて別の電源に買い替えた初心者がここに、、
msi最近Radeonの取り扱いもやめてしまったし、このままRadeon向けの電源って出なくなってしまうんだろうか、、、
静穏性も問題なく高評価だったので購入しましたが、うるさかったのですぐに売りました。
ムカついたのでファンがうるせえ的なレビューをこの記事で挙げられている某価格サイトで投稿しましたが、動作音に関するレビューを未だに誰も投稿していないのには驚きます。
ファンの音が明らかにうるさいのに。
とても参考になりました
前のコルセアレビュー見てRM850x買って快適に使ってます
MSI、信用なくすわ~
製品ページにLAMBDA認証のロゴがなかったからうるさいんだろうなと思ってスルーしましたが、やはりそうでしたね。それにしても最低1000rpmはやり過ぎでは…