Amazonで電源ユニットの売れ筋ランクを眺めていると、19999円で容量1000 Wモデルを発見しました。
しかもCybenetics認証をパスして、12V-2×6コネクタを2個も備えています。・・・正気に戻った頃、「VETROO GV1000」が注文履歴に残ってしまい、無事届いたので詳しくレビューします。
安物買いの銭失いか、思いにもよらない穴場の発見となるか、果たしてどちらでしょうか?

(公開:2025/5/31 | 更新:2025/5/31)
VETROO GV1000の仕様
VETROO GV1000 型番:CP-PSU-VT-GV1000 | |
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製造元 (OEM) | Andyson 中国:安迪生國際股份有限公司 |
容量 |
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効率 |
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静音 |
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ケーブル | フルプラグイン |
保護 |
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ファン |
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セミファンレス | 対応 (切り替え可能) |
サイズ | 140 x 150 x 86 mm |
規格 |
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保証 | 10年 |
参考価格 ※2025/5時点 | ![]() |
Amazon |
「VETROO GV1000」は、悪く言えば謎中華メーカーが作った無名の電源ユニットです。
そこそこ電源ユニットに詳しい人ほど、あえて買おうとしないタイプに見えます。国内の有名店舗に販路を持たず、Amazon直販限定なところも怪しさが高まります。
しかし、メーカー仕様表を見てみるとCybenetics認証プログラムをパスしています。変換効率グレードが「ETA Platinum」認証、静音グレードが「LAMBDA A(3番目に高い)」認証です。
メーカー10年保証も付属します。保証期間の長さは必ずしも信頼性や品質を担保しないですが、無いよりあった方がマシです。
謎の中華メーカー「VETROO」
VETROOは低価格でそれなりに使えるコスパの良さから、主に北米やヨーロッパ市場で人気になりつつある謎の中華メーカーです。
北米市場向けの公式サイトがあり、一見するとアメリカ(US)のメーカーに見えますが、企業情報をくまなく探しても「どこの国」かがまったく不明です。
筆者は消去法で中華メーカーの可能性が高いと疑っています。本当は中国なのに、他の国に誤認させるマーケティング手法を使うメーカーは中国に多いからです。
取得している認証とレポート一覧

- 80 PLUS Certified – Gold
(https://www.clearesult.com/80plus/VETROO_1000G5_Report.pdf)
電源ユニットで定番の認証規格「80 PLUS」で「Gold」認証を取得します。負荷20%以上で約91%に達し、ピーク時に91%を超えるそこそこ優れた変換効率です。

- Cybenetics Test – Vetroo 1000G5
(https://www.cybenetics.com/evaluations/psus/2164/)
80 PLUSに取って代わろうとする新たな認証規格「Cybenetics ETA」で「Platinum」認証に合格済み。負荷率20~70%の広い範囲で約90%を上回る高い変換効率です。

電源ユニットの静音性を評価する規格「Cybenetics LAMBDA A」を取得済みです。平均値で「20 ~ 25 dB」以内を意味する、そこそこ静かな規格に合格しています。

ATX 3.0 ~ 3.1規格で要求される厳しい応答テストに耐えられるかテストする「ATX 3.1 PASS」認証もきちんと取得済み※。
瞬間的(0.0001秒未満)なスパイク電力に対して、電源容量の最大200%まで安定動作できます。つまり、VETROO GV1000のピーク容量は約2000 Wです。
※VETROO GV1000は旧規格「ATX 3.0」もPASS認証を取得済み。ATX 3.0より条件が緩和されるATX 3.1なら無条件で合格できます。

VETROO GV1000を開封
パッケージと付属品

Amazon公式サイトで「ATX 3.0」準拠をアピールしていますが、実際に届いたパッケージは最新ロット(ATX 3.1 & PCIe 5.1準拠)版に切り替わっています。

パッケージ裏面に、取得済みの認証ロゴや各国の安全規制ロゴのほか、ケーブルの長さや電源の出力表が記載されています。

パッケージ正面に「80 PLUS」と「Cybenetics」ロゴが印刷されています。10年保証や日本コンデンサもアピールしています。
左から順番に
- 80 PLUS Gold認証
- ETA Platinum認証
- LAMBDA A認証
以上3つです。
定番の「80 PLUS Gold」認証ロゴに加えて、厳格なCybenetics認証プログラムも記載しています。
高い変換効率を示す「ETA Platinum」認証と、そこそこ静かな静音性を示す「LAMBDA A」認証を取得しているようです。Cybenetics認証をパスしているなら、一定の性能は担保されてそうです。

厚紙の外箱パッケージをゆっさゆっさと縦に振り回して慣性で引っこ抜いてから、本体パッケージを底面からめくり上げる二度手間な開封方法です。

ケーブル類はビニール袋にまとめられ、ポリエステル製の袋に収納されています。電源ユニット本体は高密度な発泡スチロール製の梱包材に収まっています。
最近の安価な電源ユニットで珍しい、意外と豪華なパッケージングです。VETROO GV1000より価格が高いCorsair RM1000xより豪華だったりします。
付属ケーブルの種類と長さ

VETROO GV1000に付属する、大量の電源ケーブル類です。
ケーブルだけ「白色(ほぼ真っ白)」に塗装され、先端のコネクタ部分だけ黒色(未塗装)です。コネクタの耐久性を考えれば、先端を塗装しない判断はマトモです。

「12V-2×6」ケーブルが1本付属します。
RTX 40 / RTX 50シリーズを中心に導入されている「12VHPWR」または「12V-2×6」コネクタで使える、グラフィックボード用の電源ケーブルです。
たった1本のケーブルで最大600 Wまで対応します。

コネクタ先端に刻印が無いものの、基本的に「PCIe 5.1 CEM」準拠をアピールしていれば12V-2×6だと確定できます。
半挿し(挿し込み不良)を見分けやすくする、先端部のカラーリング塗装は一切なし。
ASRockは緑色、MSIは黄色など。先端に色を付けるメーカーが増えている傾向ですが、塗装しない方がコネクタの耐久性が高いです。
なお、Corsair製の12V-2×6ケーブルと比較して、内側の金属ピンが異様に外側まで露出しています(わずか0.2~0.3 mm)。明らかに形状が違う気がしますが、従来の12VHPWRコネクタとの互換性は維持されています。

コネクタの両端が「12VHPWR」ネイティブ対応です。
熱に強い太め(16 AWG)のケーブルに、最大105℃耐熱仕様のコネクタを組み合わせて、優れた耐久性と安全性を担保しています。

CPU補助電源に挿し込む「EPS12V 8 pin」ケーブルと「EPS12V 4+4 pin」ケーブルが1本ずつ付属します。それぞれ長さ70 cmで、太さ18 AWGです。

EPSコネクタ先端に「CPU」刻印が入っていて見分けやすいデザインです。4+4ピンタイプはラッチ(留め具)で固定され、バラけないように工夫されてます。
なお、太さが18 AWGでやや細めです。Core i9 14900Kを常時300 Wで動かすなど、高負荷な運用を想定している方は必ず2本使ってください。
18 AWGケーブル1本に300 W台を流し続けると溶融リスクが高まります。

グラフィックボードの補助電源に挿し込む「PCIe 6+2 pin」は4本付属します。
- 一本線タイプ:2本
- 分岐タイプ:2本
一本線タイプが長さ50 cm、分岐タイプが長さ50 + 15 cmで、どちらも太さ18 AWGです。
コネクタ先端に「PCI-E」と刻印が入っていて見分けやすいデザインです。

価格を抑えるためか、ケーブル線径にコストカットの影響が色濃く出ています。容量1000 WモデルのPCIeケーブルに、今どき18 AWGはなかなかの低コスト設計です。
分岐タイプは可能な限り使用を避けて、グラフィックボード側のPCIeコネクタ1個に対して、PCIeケーブルを1本ずつ使ってください。

マザーボードの補助電源コネクタに挿し込む「ATX 24 pin」ケーブルです。長さ60 cmでした。

挿し込みが簡単な、初心者に嬉しい24ピン一体成コネクタです。

SATAデバイス(3.5″ HDDや光学ドライブ)に電力を供給する「SATA」ケーブルは2本付属します。ケーブル1本につき、コネクタが4個付いています。

ケーブルの長さは約90 cmで、コネクタ間が約15 cmずつ離れています。

特殊仕様のサーバー向けHDDや、ケースファンコントローラに電力を供給する「Molex(ペリフェラル4ピン)」は2本付属します。

1本のケーブルに3個も付いています。コネクタ間が約15 cmずつ離れています。

昨今まったく見かけなくなった「FDD 4 pin」ケーブル(長さ10 cm)です。フロッピーディスクの取り付けに使います。

電源ユニットとコンセントをつなぐ「電源ケーブル(アース線つき)」です。
IEC320 C13規格の太いコネクタに、許容電流が12Aある1.5 mm径(断面積1.25 mm²)のやや太いケーブルを採用します。
ノイズを抑制する大型フェライトコアは付いていないです。
アクセサリー類も付属します

VETROOロゴが入った「ケーブルタイ(マジックテープ)」が6本付属します。テープ部分から小さな塵屑が大量に出てきて、なんだか不衛生な印象です。

「小ネジ」が4本付属します。電源ユニット本体をPCケースに固定するときに使います。予備がないので紛失に注意。

電源ユニットの動作検証に便利な「ATX 24 pinジャンパー」です。

電源ユニットにATX 24 pinケーブルを接続し、コネクタ先端に24 pinジャンパーを挿し込みます。

電源ケーブル(ACケーブル)を挿し込み、主電源スイッチをオン(ー)に入れると、電源が入って正常動作を確認できます。
PCパーツを一切使わず電源単体で動作検証を完結させられる、恐ろしく便利なアイテムです。

付属のマニュアルはたった1枚のペラ紙です。当然のように英語のみ。
フルモジュラー仕様と白い粉体塗装デザイン

冷却ファンの外周に沿って切り抜かれた穴に、柵状のファングリルを取り付けています。
パンチホール加工より目が荒く、ネジなどの異物が混入しやすいです。

ザラザラッとした触り心地の粉体塗装で、電源ユニットの全面が真っ白に染められたシンプルなデザインです。

すべてのケーブルを着脱できる「フルモジュラー(フルプラグイン)」方式です。使うケーブルだけ任意で取り付けられるから、配線を最小限に抑えたスッキリした自作パソコンを組み立てられます。
各コネクタ(モジュラー)に「MB」「CPU「PCI-E」「12V-2×6」など、対応するハードが分かりやすく記載されていて便利です。

120 mm口径の冷却ファンを搭載。メーカー仕様表によるとFDB(流体動圧ベアリング)方式のファンです。
一般的に、FDBファンはスリーブベアリングやボールベアリングより耐久性と静音性に優れ、始動時の静かさも有利とされています。

本体側面のプラグインコネクタ直下に出力表が貼ってあります。
VETROO GV1000(出力表) 型番:1000 G5 / モデル:GV1000 | |||||
---|---|---|---|---|---|
AC入力 | 100 ~ 240V(50 ~ 60Hz) | ||||
DC出力 | +3.3V | +5V | +12V | -12V | +5Vsb |
出力電流 | 25A | 25A | 83.3A | 0.3A | 3A |
合計出力 | 125W | 996W | 3.6W | 15W | |
総合出力 | 1000W |
現代のPC向け電源ユニットで定番のシングルレール方式です。CPUやグラフィックボードなど、主要なPCパーツが接続される+12Vレールにて、最大1000 Wの出力に対応します。

電源ユニット側の対応コネクタをチェック。
対応コネクタ | |
---|---|
マザーボード用 (ATX 24 pin) | 1個 |
グラフィックボード用 (12V-2×6) | 2個 |
グラフィックボード用 (PCIe 6+2 pin) | 3個 |
CPU用 (EPS12V 4+4) | 2個 |
SATA / Molex兼用 (SATA / Molex 4 pin) | 4個 |
Molex (FDD 4 pin) | 1個 |
必要十分な拡張性が確保されています。
Core Ultra 9 285KやCore i9 14900K、またはRyzen 9 9950X3DなどハイエンドCPUに、RTX 5090を1枚組み合わせても大丈夫。
なお、12V-2×6コネクタが2個実装されているものの、付属する12V-2×6ケーブルは1本だけです。意味が無いように見えて、コネクタの挿し込み口を変えられるメリットが考えられます。
奥行き140 mmのコンパクト設計と合わさり、あらゆるPCケースと互換性が高いです。

コンセント側のインターフェイスです。
- 1個:電源コネクタ(IEC320 C14)
- 1個:電源のオンオフボタン
- 1個:セミファンレス切り替えボタン
ボタンでセミファンレスモードを切り替えられます。デフォルト設定は「OFF(常時回転モード)」です。


左右のサイドパネルは密閉されています。
奥行きが140 mmしかない、小型なATX電源です。たいていのPCケースと高い互換性を確保します。

電源ユニットの本体重量は実測1347 g(約1.35 kg)でした。
内部コンポーネント(腑分け写真)

フタを開けて内部コンポーネントを確認してみます。
六角(HEX 2.0 mm)ドライバーでサイドパネルのネジを外すだけで、かんたんにフタを開けられます。
記事の序盤にリンクを掲載したCybenetics Labsレポートと照らし合わせながら、今回の市販モデルでも同じ部品が確認できるかチェック。

柵状のファングリルです。目が粗いからファングリルの重要な役割「エアフローの確保」を問題なくクリアしますが、粗すぎて小ネジサイズの異物がかんたんに侵入できます。
もう少しコストを掛けてパンチホール加工を使って欲しかった感・・・。

冷却ファンは「Hong Hua(HA1225M12F-Z)」です。
SeasonicやCorsairなど、名の知れた有名ブランドでも数多くの採用実績がある、Hong Hua製の120 mm径FDB(流体動圧軸受)方式の静かな冷却ファンが搭載されています。
ただし、型番「F-Z」はいろいろ黒い噂があり、FDB(流体動圧軸受)方式じゃない可能性があります。

電源ユニットと冷却ファンがミニ2ピンコネクタで接続されています。ホットボンドで固定していないから、引っ張るだけでかんたんに外れます。

VETROO GV1000の製造元はCybenetics Labsのレポートに記載があるとおり、「Andyson(中国:安迪生國際股份有限公司)」社・・・ じゃないです。

今回買ったATX 3.1版と、2023年にCybeneticsが掲載したATX 3.0版を比較しました。
インダクタの位置、ヒートシンクの量、使用されているコンデンサやMOSFETのメーカーなどなど。完全に別物といって差し支えないレベルで中身が入れ替わっています。
ノイズフィルタ(EMI過渡フィルタ)は、Yコンデンサ4個 + Xコンデンサ2個 + コモンモードチョークコイル + MOVです。
保護機能を管理するスーパーバイザーICが「Grenergy GR8313」、アクティブPFC回路のMOSFETが「Lonten LSD55R140GF」、LLC共振コントローラが「EGmicro EG6599S」です。
二次側で+12Vを生成するドーターボードにMOSFET「Advanced Power AP4024GEMT」、PWMコントローラ「Aplustek AT8852ZSPD」です。
スタンバイ時のPWMコントローラ(5Vsb用)が「Chipown PN8141」でした。
ATX 3.0版で採用されていた「Infineon」や「Champion」といった、一流メーカー製品が軒並み排除され、謎の中華メーカー品ばかりに置き換わっています。
中華製の互換品でも、Cybenetics認証をパスできる程度の性能は確保できます。しかし、長期の信頼性を維持できるか不透明です。


(2025年5月31日に確認 → Web Archive)
Amazon製品ページで「100%日本のコンデンサ」「日本製105個のコンデンサー」採用を目立つようアピールしています。実際に日本メーカーコンデンサが使われているか、順番に見ていきます。

有名な日本ブランドで知られるルビコンのアルミニウム電解コンデンサ(定格電圧450 V / 容量820 uF / 定格105℃ / 2000時間モデル)が入っています。
コンデンサ1個で820 uFの静電容量を確保します。容量1000 Wに対して十分な静電容量(コンデンサ容量)です。
Cybeneticsで似た構成のレポートを見る限り、ホールドアップ時間(停電したあとも電力を供給しつづけるタイムリミット)は19~20ミリ秒を叩き出し、基準値(< 17 ms)を突破しています。

中国Samxonのアルミニウム電解コンデンサ(定格電圧16 V / 容量3300 uF / 定格105℃ / 4000~10000時間モデル)です。

中国X-con(ULR)の導電性高分子アルミ個体コンデンサ(ポリマーコンデンサ)です。

同じく、中国X-con(ULR)の導電性高分子アルミ個体コンデンサ(ポリマーコンデンサ)です。

5Vレールと3.3Vレールを生成する回路の周辺に、中国Samxonのアルミニウム電解コンデンサ(定格電圧16 V / 容量2200 uF / 定格105℃ / 4000~10000時間モデル)が配置されています。

小さな黒いコンデンサは、中国CapXonのアルミニウム電解コンデンサ(定格電圧50 V / 容量10 uF / 定格105℃ / 5000時間モデル)です。

モジュラーコネクタ周辺に、中国X-con(ULR)の導電性高分子アルミ個体コンデンサ(ポリマーコンデンサ)が敷き詰められています。

中国Samxonのアルミニウム電解コンデンサ(定格電圧16 V / 容量2200 uF / 定格105℃ / 4000~10000時間モデル)も1個実装されてます。

目視で見える範囲はすべて、中国X-con(ULR)の導電性高分子アルミ個体コンデンサ(ポリマーコンデンサ)で敷き詰められています。

・・・「100%」表記は誇大広告です。
1次側の大きなコンデンサだけが日本メーカー(ルビコン)ブランド品で、残りはすべてSamxonやCapXonなど中国ブランドで占められています。

VETROO GV1000を実際に使ってみる
テストPCスペックを紹介

テスト環境 「ちもろぐ専用 Intelベンチ機(2025 / 新)」 | ||
---|---|---|
スペック | 使用パーツ | |
CPU | Core i9 13900K | PL1 = PL2:253 W |
CPUクーラー | 280 mm水冷式クーラー | NZXT Kraken 280(2023) |
メモリ | DDR5-8000 48GB(24GB x2) | G.Skill Trident Z5 RGB |
マザーボード | Intel Z790チップセット | TUF GAMING Z790-PLUS WIFI |
グラボ #1 | RTX 5090 32GB | ZOTAC GAMING OC (Power Limit:104%に変更) |
グラボ #2 | – | – (Power Limit:-) |
SSD | 1 TB(NVMe SSD) | Samsung 970 EVO Plus |
電源ユニット | VETROO GV1000(1000 W) (レビュー対象) | |
OS | Windows 11 Pro 24H2 (KB5041587適用済み) | Windows 11 Pro(パッケージ版) |
今回は容量1000 Wの電源ユニットを検証するべく、ピーク負荷が1100 W近くに達するハイエンドGPU環境を用意しました。
実測で300 W台も消費するCore i9 13900Kに、実測で600 Wを超えられる弩級のハイエンドグラボRTX 5090を組み合わせています。
現時点で、ほぼ最上位のゲーミングPCを想定したスペックです。

各電圧レールの測定には、Cybenetics Labs謹製のPMD(Power Measurement Device)を使い、0.001 V(1 mV)単位かつ毎秒最大1000サンプル(1ミリ秒)の刻み値で記録します。
安物の8ビットマルチメーターやオシロスコープの安物プローブを、マザーボードやコネクタの隙間にぶっ刺すよりも、いくぶん精度が高いです。
容量110%近い超高負荷でも安定動作

負荷 | システム(DC側) |
---|---|
平均値 | 1020 W |
中央値 | 1020 W |
上位1% | 1063 W |
上位0.01% | 1111 W |
- CPU負荷:Prime95 Small FFTs(TDP:253 W)
- GPU負荷:FurMark 2 3840 x 2160(TGP:600 W)
以上のベンチマークで、コンセント側(AC側)で約1000 W前後、システム側(DC側)で約1020 Wの負荷を連続して掛けられます。

約60分間そのまま放置して、何事もなく安定してベンチマークが正常に稼働しつづけます。
VETROO GV1000(容量1000 W)は、最大容量をわずかに超える消費電力(1020 W)、ピーク時に約1111 Wもの超ハイエンド構成に余裕で耐えられます。
世に出回っているほとんどすべてのPCスペックに対応できる、パワフルな出力性能です。
負荷が上昇すると、各電圧レールが分かりやすく低下します。
偏差(変動幅)がやや大きめですがIntel ATXで決められた範囲内にきちんと収まってます。
PCIe 12V [RTX 5090] | 変動幅 | 基準値 | |
---|---|---|---|
最大値 | 12.19 V | 1.59% | < 5.00% |
最低値 | 11.87 V | -1.13% | > -8.00% |
EPS 12V [Core i9 13900K] | |||
最大値 | 12.18 V | 1.53% | < 5.00% |
最低値 | 11.68 V | -2.68% | > -7.00% |
ATX +12V | |||
最大値 | 12.19 V | 1.61% | < 5.00% |
最低値 | 12.04 V | 0.33% | > -7.00% |
ATX +5V | |||
最大値 | 5.11 V | 2.16% | < 5.00% |
最低値 | 4.98 V | -0.46% | > -5.00% |
ATX +3.3V | |||
最大値 | 3.38 V | 2.45% | < 5.00% |
最低値 | 3.25 V | -1.52% | > -5.00% |
VETROO GV1000は「ATX 3.0(ATX 3.1)」と「PCIe 5.0(PCIe 5.1)」規格に準拠した電源ユニットです。
各電圧レールの許容範囲はそれぞれ±5%で、+12Vレールは+5% / -7%、12VHPWR(12V-2×6)レールは+5% / -8%が許容範囲です。
すべての電圧レールが問題なくATX 3.0(ATX 3.1)規格で定められた許容範囲に収まっています。
連続的で急激な負荷変動でも安定動作

負荷 | システム(DC側) |
---|---|
平均値 | 864 W |
中央値 | 1029 W |
上位1% | 1130 W |
上位0.01% | 1144 W |
- CPU負荷:Prime95 Small FFTs(TDP:253 W)
- GPU負荷:FurMark 2 3840 x 2160(TGP:600 W)
連続負荷ベンチマークを実行した状態で、FurMark 2でスペースバーを押しっぱなしにします。すると、グラフィック描画が500ミリ秒ごとにオンオフを繰り返し、連続的な負荷変動を再現可能です。
500ミリ秒ごとに負荷が止まって500 W前後まで下がり、また500ミリ秒たつと負荷が再開して1140 W前後まで上昇・・・を延々と繰り返す過渡応答に似た状況です。
最大容量(1000 W)を何度も行き来する過酷な連続負荷に対して、VETROO GV1000は非常に安定した動作でした。
ピーク時に約1140 Wに達し、電源の最大容量を超えた電力を引き出しても、システムは安定して動き続けます。スパイク由来の強制シャットダウンも発生しなかったです。
ATX 3.0(ATX 3.1)規格に準拠した設計だから、0.1ミリ秒以内のスパイクなら容量の2倍にあたる2000 Wまで耐える仕様です。

負荷の変動に合わせて、各電圧レールが分かりやすく乱高下します。
PCIe 12V [RTX 5090] | 変動幅 | 基準値 | |
---|---|---|---|
最大値 | 12.13 V | 1.09% | < 5.00% |
最低値 | 11.80 V | -1.66% | > -8.00% |
EPS 12V [Core i9 13900K] | |||
最大値 | 11.80 V | -1.67% | < 5.00% |
最低値 | 11.60 V | -3.31% | > -7.00% |
ATX +12V | |||
最大値 | 12.14 V | 1.17% | < 5.00% |
最低値 | 11.98 V | -0.16% | > -7.00% |
ATX +5V | |||
最大値 | 5.05 V | 1.06% | < 5.00% |
最低値 | 4.97 V | -0.52% | > -5.00% |
ATX +3.3V | |||
最大値 | 3.33 V | 0.79% | < 5.00% |
最低値 | 3.25 V | -1.61% | > -5.00% |
すべての電圧レールが問題なくATX 3.0(ATX 3.1)規格で定められた許容範囲に収まっています。急激な負荷変動に対しても問題なく正常動作です。
各ケーブルや電源本体の表面温度
約1020 Wの連続負荷テストを2時間ほどつづけたあと、サーモグラフィカメラで電源ユニット本体の表面温度を撮影します(撮影時の周辺気温:26.8℃)。

ファングリル正面の表面温度です。冷却ファンが勢いよく回っているから、正常な温度を取得できません。

コンセント側から撮影すると、電源ユニット内部の温度を確認できます。
- コモンモードコイル:88.3℃(Δ61.5℃)
- MOSFET(ヒートシンク):93.4℃(Δ66.6℃)
- インダクタ:106.3℃(Δ79.5℃)
もっとも熱いエリアで100℃台(Δ80℃)まで上昇します。
ETA Platinum認証を取得している割に発熱が大きいです。中華メーカーの互換品を使っているから?

電源ユニット底面の表面温度をチェック。一番熱いエリアで約50℃(Δ23℃)です。

プラグインコネクタ周辺の表面温度です。12V-2×6コネクタ付近が50℃前後(Δ23℃前後)、EPS 12V付近は52℃(Δ25℃)程度、ATX 12Vが43℃(Δ16℃)程度に収まります。

システム側の各コネクタケーブルの表面温度です。
約600 Wが流れている12V-2×6で59℃前後(Δ32℃前後)ほど、約330 Wが流れるEPS 12Vで85℃前後(Δ58℃前後)、ATX 24 pinがわずか40℃(Δ13℃)でした。
12V-2×6はまったく問題がない一方で、EPS 12Vケーブルの発熱が大きいです。やはり太さ18 AWGの細いケーブル1本に、300 W台を流し続けるのはリスクが高いです。
必ず2本使って負荷を分散しましょう。

12V-2×6ケーブルの表面温度を細かく確認します。
撮影時で600 Wもの電力が流れていて、出力側の表面温度は94℃台(Δ67℃)です。
妙に温度が高いですが、グラフィックボード本体に近づくと表面温度はどうなるでしょうか。

グラフィックボード側の12V-2×6コネクタの表面温度を、正面から見たサーモグラフィー画像です。
先ほど90℃超えだったはずが、グラフィックボードに近い位置だと逆に下がってコネクタ先端で約78℃(Δ51℃)で済んでいます。

反対側から見ると、もっとも熱いエリアで約87℃(Δ60℃)まで上昇します。
付属する12V-2×6ケーブルの許容温度は105℃なので、90℃手前なら特に問題ないでしょう。
VETROO GV1000は競合する他社の電源ユニットと同様に、「105℃耐熱」仕様の12VHPWR(12V-2×6)ケーブルを採用。RTX 5090(TGP:600 W)を運用しても「コネクタの溶融」に到達する可能性が非常に低いです。

負荷ごとの電源ユニットの騒音値

電源ユニットから約50 cmほど離れた位置に「デジタル騒音計」を設置して、負荷ごとに1秒ずつ騒音値(デシベル値)を測定します。

消費電力(DC側) | 騒音値 |
---|---|
0 W | 31.1 dB |
100 W | 31.6 dB |
200 W | 31.7 dB |
300 W | 31.9 dB |
400 W | 31.9 dB |
500 W | 32.2 dB |
600 W | 33.0 dB |
700 W | 37.0 dB |
800 W | 40.0 dB |
900 W | 43.2 dB |
1000 W | 46.9 dB |
デジタル騒音計による測定値は以上のとおりです。
なお、測定値(dB)だけだとかなり誤解を生む可能性が高いから、負荷ごとに聴いてみた主観的なコメントを書いておきます。
消費電力 (DC側) | 冷却ファン | コメント |
---|---|---|
100 W | わずかに回転 (600 rpm) | 至近距離でごくわずかな軸音 |
200 W | ||
300 W | わずかに回転 (700~800 rpm) | 距離50 cmでわずかにファンの風切り音 |
400 W | ||
500 W | やや回転 (1200~1300 rpm) | |
600 W | やや回転 (1300~1400 rpm) | 距離50 cmでファンの風切り音が少し聞こえてくる程度 |
700 W | しっかり回転 (1400~1600 rpm) | 50 cmの距離でファンの送風音がサーッと聞こえる |
800 W | しっかり回転 (1600~1800 rpm) | 50 cmの距離でファンの送風音がサーッとしっかり聞こえる |
900 W | しっかり回転 (1800~2000 rpm) | 50 cmの距離でファンの送風音がフオオオーとしっかり聞こえる |
1000 W | フル回転 (2000~ rpm) | ノートパソコン並みの大きな送風音 |
負荷500 Wまでとても静かです。冷蔵庫の稼働音に似た「ジーーー」系の電子音がまったく鳴っていないから、ゆるゆると回転する冷却ファンの動作音だけで騒音を作っています。
負荷に関係なく全体的に一貫して「コイル鳴き」に類する電子音がほとんど聴こえない、衝撃的な電源ユニットです。純粋のファンの動作音 = 電源ユニットの騒音に一致します。
負荷600 W以上から冷却ファンがしっかり回り始め、負荷700 W以上でハッキリとファンの風切音と送風音を聴き取れる状態です。
個人的に、VETROO GV1000は負荷500 W(約50%)まで極めて静音な電源ユニットで、600 W以上から静音と言えるかちょっと怪しい挙動です。

USBポートの5V電圧をチェック

(7.5 W負荷で電圧変動をチェック)
USBポートに約7.5 W(5.0 V x 1.5 A)の負荷をブラ下げて、USBテスター経由でUSB 5V電圧の変動を比較したグラフです。
USB 5V | 最大変動 | 偏差(変動幅) |
---|---|---|
VETROO GV1000 ATX 3.1 | 64.6 mV | 1.29% |
be quiet! DARK POWER 13 1000W | 335.3 mV | 6.52% |
Corsair RM1000x ATX 3.1 | 273.0 mV | 5.44% |
KRPW-GA850W/90+ | 312.9 mV | 6.29% |
Corsair HX850i 2021 | 272.3 mV | 5.44% |
VETROO GV1000は、USB +5V電圧を許容範囲内(-5~10%)にきっちり抑えます。
過去レビューしてきた電源ユニットで、もっともUSB +5V電圧の変動幅が小さいです。

(Universal Serial Bus Specification, Revision 2.0 より)
電圧降下幅が大きすぎると、USB機器が必要とする電力を十分に満たせない※など、実用上のデメリットが生じる可能性を考えられます。
- VETROO GV1000:平均7.38 W
- be quiet! DARK POWER 13 1000W:平均7.03 W
- Corsair RM1000x ATX 3.1:平均7.11 W
- ASRock TC-1300T:平均7.13 W
- ASRock SL-850GW(5V BOOST):平均7.23 W
- KRPW-GA850W/90+:平均6.97 W
- Corsair HX850i 2021:平均7.05 W
VETROO GV1000は負荷1500 mAに対して、平均7.38 W(7378 mW)の電力を返します。5V BOOST有効時のSteel Legend電源すら超える、最高の数値です。
※7.5 Wも消費するUSB機材には、おそらくACアダプターが付属するはずだから、実用上あり得るシチューエーションかどうか不明。
【参考程度】電源ユニットの変換効率を測定
VETROO GV1000は、厳格なCybenetics ETA認証を取っているから、わざわざ変換効率を調べる必要はありません。
しかし、自分の環境でも本当に変換効率が高いかどうか気になったので、参考程度にちょっと調べてみます。
- ベンチマーク機材の消費電力(DC側):Cybenetics PMDで測定
- コンセント側の消費電力(AC側):ラトックシステムで測定
DC側とAC側それぞれの消費電力を個別に測定して割り算すると、いわゆる「変換効率」をざっくり計算できます。

(DC消費電力 / AC消費電力 = 変換効率)
負荷率10%時点で89%程度の変換効率にとどまり、負荷率20 ~ 75%まで90%超の変換効率です。80%以上からみるみる効率が下がり、フル負荷で86%台です。
以前レビューしたCorsair RM1000xよりピーク値が高いですが、一定の負荷を超えるとRM1000xに負けてしまい、高負荷になるほど騒音値が跳ね上がる理由を一部説明します。


まとめ:意外と性能は良いけど・・・中身が別物です

「VETROO GV1000」の微妙なとこ
- 負荷600 W以上で動作音が目立つ
- ゴミが混入しやすいファングリル
- 一部ケーブルの太さが「18 AWG」
- 各種ケーブルがやや硬い
- 中華メーカーコンデンサが大量
- 「100%日本コンデンサ」は誤り
「VETROO GV1000」の良いところ
- コンパクトな設計(奥行き140 mm)
- 容量1000 Wを115%使えます
- 許容範囲内に収まる安定した電圧
- USB 5V電圧の安定性
- 低負荷時もファンをわずかに回転
- 負荷500 Wまで「ほぼ無音」
- 緩やかなセミファンレス制御
- セミファンレス切り替え対応
- 変換効率がそこそこ高い
- おおむね問題ない表面温度
- 12V-2×6ケーブル付属(最大600 W対応)
- メーカー10年保証
- 価格は安い
「VETROO GV1000(ATX 3.1版)」は、性能に関してあまり文句がないです。
コイル鳴きがほとんどしない優れた静音動作、緩やかなセミファンレス制御で、負荷率50%(500 W)まで本当に静かな電源です。変換効率はおおむね高く、高負荷時の安定性も問題ありません。
しかし、消費者を欺こうとするマーケティングが問題です。
Amazon商品ページに「100%日本のコンデンサ」と記載がありますが、実際は1次側だけ日本ブランド、残りはすべて中華メーカー品でした。
Cybenetics認証を流用している点も悪質で、ATX 3.0版(Andyson製)で取得したロゴを、まったく別物に入れ替わってしまったATX 3.1版(Jiumeng製)にそのまま使っています。
設計と部品構成が変わりすぎて、当時のレポートどおりの性能を出せる保証がまったく無いのに、当時の認証ロゴを現行ロットに流用するのは・・・普通に考えて良くないはずです。
加えて、MOSFETやICコントローラが一流メーカー品から中華互換品に入れ替わったため、長期の信頼性に疑問が残ります。性能に対するコスパだけは優秀です。
以上「VETROO GV1000レビュー:約1.9万円で買える格安1000 W電源を検証【ATX 3.1 & PCIe 5.1準拠】」でした。
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Amazon |
2025年5月時点で、容量1000 W版が約1.9~2.0万円、容量850 Wが約1.2~1.3万円です。
性能の割に安いですが、個人的に中華部品だらけの電源に2万円を費やすくらいなら、一流メーカー品で固められた「Corsair RM1000x」をおすすめします。
わずか差額2000~5000円です。差額に見合う価値が十分あります。
電源ユニットレビュー記事まとめ
おすすめ電源ユニットまとめ
いくらスペック上は問題なくても怖すぎるw
1000w級となると巻き込み事故したときに諦められるような構成じゃないだろうし、まして昨今のグラボ炎上問題がある中では初心者には地雷なんじゃないかな?
検証のために一時的とはいえよく5090繋ぎましたね
inwinの1300w電源「IW-PS-PII1300W」ってどうなんでしょうか?
同ワット帯の中では比較的安価な割に80PLUS PLATINUM認証を取得していたりと少し気になりました。
Thermaltake Toughpower GF3シリーズで有名な「High Power (Sifra)」が作ってる電源ユニットです。無難に性能が良いし、MOSFETやコンデンサは基本的に一級品(InfineonやChampionなど)で固められてます。
ただ、効率認証が80 PLUS Platinumだけなので、Cybenetics ETA基準でPlatinumに達しない可能性があります。ETA Gold相当は高負荷時の効率があまり良くなく、静音性の期待値が下がります。ざっくり負荷600~700 Wまでが静かな目安です。
これ相当良い例なので真似して変な中華パーツ買おうとする人が現れないことを祈ります
○○認証取得系も、認証機器一覧ページがないものだと言ったモノ勝ちなのが無名中華なので…
発送がAma倉庫なら良いですが、発送元が異なる場合は返品先も販売者になり、初期不良以外(説明と異なるなど)の返品先に中国拠点を指定されたりすることもあるので、ドブに捨てるつもりで買うかある程度有名な中華メーカーのちゃんとした製品を買うかしましょうねほんと
電源ユニットは結局、原価がそのまま価格に反映されやすい様子だから、相場より安い電源は何かある・・・と警戒するべきでした。
それにしても中華市場。Mini LEDモニター、デジタルアンプ、USB DAC、イヤホン(IEM)などは安くて驚くほど高性能なモノを作っているのに、電源ユニットはまだまだダメそうでがっがりです。
VETROOの商標権利者が美拓斯科技(深せん)有限公司
結局謎の中華メーカーグループだった
105個は日本製(チップコンデンサ含む)とかか?
PSU Tier List見ても2023 Andyson、2024 Jiumengになってますね。
中身の似てるTeraMax II SE 1000WもCybeneticsの12Vの過渡応答テストの結果が微妙ですね。
SUPER FLOWERのLEADEX III GOLD 1000W ATX 3.1が購入当時2万切ってたのと、記載されてる内容も用途的に問題なかったので知名度を信頼して買いましたが、Cybeneticsの認証レポートが公開されて無いらしく買ってから微妙な気持ちになりました笑
LTT Labsで性能レビューがあったので見てみたところ、特に問題なさそうな結果は出てたので若干救われましたが、こういうのはしっかりして欲しいですね
アンテックのGSK850が安いし( 6/1時点で15782円)アンテックなので買ってしまったけど、安いにはわけがあるとしたらやっぱり訳ありなんでしょうかね?