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be quiet! POWER ZONE 2レビュー:主流のゲーミングPCで「静かな!」電源ユニット【ATX3.1対応】

日本語で「静かに!」を意味する直球ネーミングなメーカー「be quiet!」より発売予定な、セミファンレス電源ユニットPOWER ZONE 2」をレビューします。

最近トレンドなATX 3.1 & PCIe 5.1規格に準拠しつつ、優れた効率と静音性も備える万人ウケする電源ユニットです。

やかもち
be quiet!国内代理店のテックウインド(@tekwind_)さんより、北米市場リテール版を筆者の住所に1台送ってもらいました。サンプル提供ありがとうございます。詳しく検証します。

(公開:2025/6/1 | 更新:2025/9/1

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be quiet! POWER ZONE 2の仕様

be quiet! / 容量:850 W / 効率:80 PLUS Platinum / 静音:Cybenetics A+(15~20 dB) / 製造元:FSP / 保証:10年
be quiet!
POWER ZONE 2
型番:BP007JP PWR-ZNE-2
製造元
(OEM)
FSP
台湾:全漢企業股份有限公司
容量
  • 1000 W
  • 850 W(レビュー)
  • 750 W
効率
  • 80 PLUS Platinum
  • ETA Platinum
静音
  • Lambda A+
ケーブルフルプラグイン
保護
  • OVP(過電圧保護)
  • UVP(低電圧保護)
  • OPP(過電力保護)
  • OTP(過熱保護)
  • OCP(過電流保護)
  • SCP(短絡保護)
  • SIP(サージ・突入電流保護)
  • FFP(ファン故障保護)
ファン
  • 140 mm径
  • ライフルベアリング
セミファンレス対応
(切り替え不可)
サイズ160 x 150 x 86 mm
規格ATX 3.1
保証10年
参考価格
※2025/9時点
Amazon
 楽天市場
Yahooショッピング

「POWER ZONE 2」は、静音性に特化したCPUクーラーやケースファン製品で知られる「be quiet!」が販売する、ゲーマー向け電源ユニットです。

少ない回転数で大風量を稼げる大口径140 mm冷却ファンと、ファンをゆるやかに回すヒステリシスなセミファンレス制御により、容量850 W電源でトップクラスの静音性を狙います。

変換効率が非常に高いため、組み合わせるPCスペック次第でほぼ無音に近い動作もおそらく可能です。

たとえば、最近流行っている感があるRyzen 7 9800X3D + RTX 5070 Ti(またはRX 9070 XT)程度の負荷なら、電源ユニットよりもたいてい他のパーツがうるさいでしょう。

「be quiet!」の電源ユニット【ラインナップ解説】

実は・・・個人的に「be quiet!」をあまり知らなかったので、予習も兼ねてざっくりメーカー自体の成り立ちや設計思想と、2025年時点の電源ユニットシリーズ一覧を解説します。

さっそくメーカー名「be quiet!」を翻訳サービスにかけると、ド直球に「静かに!」「静かにして!」と訳されます。メーカーの設計思想も名前のとおり、本当に静音性に特化したドイツのメーカーです。

be quiet!の設計思想を解説する「騒音を避けるべき理由(https://www.bequiet.com/en/nonoise)」によると、騒音は不快なだけでなく長期的に見て健康に良くないと考えています。

健康に良くないから、できるかぎり動作音が静かなPCパーツ製品を作りたいと、日々研究開発に勤しんでいる印象です。

製品ページの技術データ欄に、騒音データが掲載されています。自社の無響室にて、パーツ本体から1メートル離れた距離から測定した騒音グラフです。

社名どおり静音に対するこだわりが強いメーカーです。

be quiet電源のラインナップまとめ

(POWER ZONE = ミドルクラスの位置づけ?)

be quiet!公式サイトの説明をベースに、分かりやすく画像にまとめました。

どうやら電源ユニット担当者が、電源ユニットの技術的な仕様に造詣が深い様子がうかがえます。単に動作音や効率だけでなく、電源に採用されたトポロジーも製品グレード分類に使っています。

たとえば「STRAIGHT POWER」と「POWER ZONE」が端的な一例です。最初さっぱり何が違うのか理解できず混乱しますが、スペック表をよく読むと

  • STRAIGHT POWER
    (日本メーカーコンデンサ / フルブリッジLLC)
  • POWER ZONE
    (コンデンサ記載なし / ハーフブリッジLLC)

どちらも高い変換効率(Platinum級)で同じに見えて、搭載するコンデンサや採用トポロジーでグレードをきっちり差別化します。

今回レビューする「POWER ZONE 2」は、STRAIGHT POWERのコストカット版に相当します。

コンデンサ表記をあえて控えてパーツの自由度を高め(= 調達コスト低下)、ハーフブリッジLLC採用で製造コストを抑えつつ、コスパ良く上位モデル相当の性能を維持する狙いです。

POWER ZONE 2STRAIGHT POWER 12

技術データ欄に掲載されている騒音グラフも、グレード間の性能差を包み隠さず表記していて好印象。

やはりPOWER ZONEよりSTRAIGHT POWERの方が騒音値の増え方が穏やかで、グレード分けが機能しています。

やかもち
説明をまとめると「be quiet!」はドイツのラボで静音性にこだわった製品を開発設計して、台湾FSPやCWTなど各OEMと協力して製造するメーカーです。

取得している認証とレポート一覧

電源ユニットで定番の認証規格「80 PLUS」で「Platinum」認証を取得します。負荷20%以上で平均90%超、ピーク時に92%超の変換効率です。

80 PLUSに代わる新たな認証規格「Cybenetics ETA」でPlatinum」認証に合格済み。負荷率20~70%の広い範囲で約90%を上回る高い変換効率です。

電源ユニットの静音性を評価する規格「Cybenetics LAMBDA A+を取得済みです。平均値で「15 ~ 20 dB」以内を意味する、とても静かな規格に合格しています。

ATX 3.0(ATX 3.1)規格で要求される厳しい応答テストに耐えられるかテストするATX 3.1 PASS」認証もきちんと取得済み

瞬間的(0.0001秒未満)なスパイク電力に対して、電源容量の最大200%まで安定動作できます。つまり、POWER ZONE 2のピーク容量は約1700 Wです。

やかもち
80 PLUS認証に取って代わりつつある新しい認証「Cybenetics」をきちんと取得済みで安心感があります。

be quiet! POWER ZONE 2を開封

パッケージと付属品

be quiet!の公式サイトが真っ暗だったように、製品パッケージも真っ暗な背景色で塗りつぶして、製品の本体デザインを中央に配置したシンプルなデザインです。

パッケージ裏面に、取得済みの認証ロゴや各国の安全規制ロゴのほか、ドイツの国旗カラーと「Developed In Germany(ドイツで設計開発)」のテキストも記載されています。

パッケージ正面左側に「80 PLUS」「Cybenetics」ロゴが印刷されています。

左から順番に

  •  80 PLUS Platinum認証
  •  Cybenetics ETA Platinum認証

以上2つです。

静音性を示す「LAMBDA」認証ロゴは記載されていなかったです。静音に強いこだわりがあるbe quiet! 製品なら、LAMBDA認証ロゴも掲載した方がブランドイメージに沿っている気がしますが・・・なぜなのか?

やかもち
Cybenetics認証は80 PLUSと比較して認知度がまだまだ低いから、認知度の低いロゴをどこまで印刷するか、メーカーによって違いが大きいですね。

マザーボードの箱と同じく、底面からめくり上げるシンプルな開封方法です。

外箱をゆっさゆっさと縦に振り回して慣性で中身を押し出すタイプじゃなく、単に指でめくるだけで開封できます。

プチプチの梱包材で電源ユニット本体が包まれています。

国内想定売価がおそらく3万円近いと予想される電源ユニットなら、不織布を使った丁寧かつゴージャスな梱包を希望したい気持ちがちょっと出てきます。

でも海外だと定価が約170~180ドル程度だから、それほどゴージャスなお値段でもなく、SDGs仕様の低コスト梱包にならざるを得ないようです。

付属ケーブルの種類と長さ

be quiet! POWER ZONE 2に付属する、大量の電源ケーブル類を確認します。

「12V-2×6」ケーブルが1本付属します。

「12V-2×6」は、RTX 40 / RTX 50シリーズを中心に導入されている「12VHPWR」または「12V-2×6」コネクタで使える、グラフィックボード用の電源ケーブルです。

たった1本のケーブルで最大600 Wまで対応します。

コネクタ先端に「H++」刻印あり、最新の12V-2×6コネクタを示す目印です。

半挿し(挿し込み不良)を見分けやすくする、先端部のカラーリング塗装は一切なし。

ASRockは緑色、MSIは黄色など。先端に色を付けるメーカーが増えている傾向ですが、塗装しない方がコネクタの耐久性が高いです。

「H+」「H++」刻印を入れるかどうかはメーカーの裁量に委ねられています。

コネクタの両端が「12V-2×6」ネイティブ対応です。

片方だけ「L字型」に成形されていて、グラフィックボード側の端子に角度をつけて挿し込めますが、センスピン(4ピン)の向きが反対だったら逆に苦労するリスクも抱えています。

コネクタ両端どちらも直線型にしておいて、L字型アダプターをアクセサリーとして付属する形式が無難だったように思えます(筆者の経験上、L字型をほぼ使ってないから個人的な意見です)

CPU補助電源に挿し込む「EPS12V 8 pin」ケーブルと「EPS12V 4+4 pin」ケーブルが1本ずつ付属します。それぞれ長さ70 cmで、太さ16 AWGです。

コネクタ先端に「CPU」と刻印が入っていて見分けやすいデザインです。

グラフィックボードの補助電源に挿し込む「PCIe 6+2 pin」は2本付属し、すべてシンプルな1本線です。どれも長さ60 cmで、太さ16 AWGです。

2つのコネクタに枝分かれする分岐タイプは付属しません。SNSで「分岐コネクタを使っていいですか?」と疑問を呈するスキを与えない親切な設計です。

消費電力が多い6ピン側が太さ16 AWGで、消費電力がそれほど多くない2ピン側に太さ18 AWGを使います。

コネクタ先端に「VGA」と刻印が入っていて見分けやすいデザインです。

マザーボードの補助電源コネクタに挿し込む「ATX 20+4 pin」ケーブルです。長さ59 cmでした。

20ピンと4ピンに分離されています。

24ピン一体成形の方が挿し込みやすく、初心者に嬉しい仕様です。今どき20ピンを必要とする自作PC向けマザーボードは存在しないですし、分離コネクタはやめていい気がします。

SATAデバイス(3.5″ HDDや光学ドライブ)に電力を供給する「SATA」ケーブルは2本付属します。ケーブル1本につき、コネクタが3個または4個付いています。

ケーブルの長さは約100 cmで、コネクタ間が約15 cmずつ離れています。

特殊仕様のサーバー向けHDDや、ケースファンコントローラに電力を供給する「Molex(ペリフェラル4ピン)」は1本付属します。

電源ユニットとコンセントをつなぐ「電源ケーブル(アース線つき)」です。

IEC320 C13規格の太いコネクタに、許容電流が12Aある1.5 mm径(断面積1.25 mm²)の太いケーブルを採用します。

ノイズを抑制する大型フェライトコアは付いていないです。

今回送ってもらったサンプルは海外リテール版だから、コンセントが海外仕様です。国内販売モデルは日本用コンセント(タイプA)を採用します。

アクセサリー類も付属します

自作パソコンの裏配線で活躍する「結束バンド」が5本付属します。

袋に5本入っている「小ネジ」は、電源ユニット本体をPCケースに固定するときに使います。余り1本が予備です。

付属のマニュアルでケーブルの長さやコネクタ数、各レールごとの出力表まで説明されています。

フルモジュラー仕様と無骨なデザイン

無骨なマットブラック塗装の本体に、be quiet!のロゴマークがエンボス加工で凹む形で入れられています。

通気性が良さそうなパンチング加工を施したファングリルです。

すべてのケーブルを着脱できる「フルモジュラー(フルプラグイン)」方式です。使うケーブルだけ任意で取り付けられるから、配線を最小限に抑えたスッキリした自作パソコンを組み立てられます。

各コネクタ(モジュラー)に「MB」や「PCIe」など、対応するハードが分かりやすく記載されていて便利です。

しかし、CPUを意味する刻印だけ「P8」表記でちょっと伝わりづらい印象あり。「EPS」や「CPU」表記に改めたほうがいいかもしれません。

140 mm口径の冷却ファンを搭載。メーカー仕様表によるとライフルベアリング方式のファンです。

一般的に、ライフルベアリングはFDBファンの耐久性と静音性に及ばないものの、スリーブベアリングやボールベアリングより優れた選択肢とされています。

be quiet!は一部のハイエンド(ほぼフラグシップ)のみにFDBファンを導入し、ほとんどの中間グレード製品にライフルベアリングを採用します。

本体の側面に出力表が貼ってあります。

be quiet! POWER ZONE 2(出力表)
型番:Z2-850W / モデル:POWER ZONE 2
AC入力100 ~ 240V(50 ~ 60Hz)
DC出力+3.3V+5V+12V-12V+5Vsb
出力電流20A20A70.8A0.5A3A
合計出力120W849.6W6W15W
総合出力850W

現代のPC向け電源ユニットで定番のシングルレール方式です。CPUやグラフィックボードなど、主要なPCパーツが接続される+12Vレールにて、最大850 Wの出力に対応します。

電源ユニット側の対応コネクタをチェック。

対応コネクタ
マザーボード用
(ATX 24 pin)
1個
グラフィックボード用
(12V-2×6)
1個
グラフィックボード用
(PCIe 6+2 pin)
2個
CPU用
(EPS12V 4+4)
2個
SATA / Molex兼用
(SATA / Molex 4 pin)
2個

必要十分な拡張性が確保されています。

Core Ultra 9 285KやCore i9 14900K、またはRyzen 9 9950X3DなどハイエンドCPUに、RTX 5090を1枚組み合わせても大丈夫。

コンセント側のインターフェイスです。

  • 1個:電源コネクタ(IEC320 C14)
  • 1個:電源のオンオフボタン

セミファンレスを切り替える手動ボタンやダイヤルはありません。

左右のサイドパネルは密閉され、エンボス加工でbe quiet!ロゴが彫り込まれています。

電源ユニットの本体重量は実測1742 g(約1.7 kg)でした。

内部コンポーネント(腑分け写真)

フタを開けて内部コンポーネントを確認してみます。

六角(HEX 2.0 mm)ドライバーでサイドパネルのネジを外すだけで、かんたんにフタを開けられます。

記事の序盤にリンクを掲載したCybenetics Labsレポートと照らし合わせながら、今回の市販モデルでも同じ部品が確認できるかチェック

開封(分解)すると10年間のメーカー保証が無効になります。真似しないでください。

斜め格子状のシンプルなパンチング加工です。低コストな見た目に思えますが、ファングリルの重要な役割「エアフローの確保」を問題なく果たします。

見た目にこだわって通気性を損なうデザインよりはるかにマトモです。

冷却ファンは「Pure Wings 3(BQ PUW3-14025-HR)」です。be quiet!(※自社設計で中国製造)製の140 mm径、ライフルベアリング方式の静かな冷却ファンが搭載されています。

電源ユニットと冷却ファンがミニ2ピンコネクタで接続されています。ホットボンドでガチガチに固着していて、取り外せません。

be quiet! POWER ZONE 2の製造元はCybenetics Labsのレポートに記載があるとおり、FSP(台湾:全漢企業股份有限公司)」社です。

積極的に冷やすべき部分に小型ヒートシンクを配置し、全体的にスカスカとした印象を受ける設計です。

電源ユニット内部の熱を効率よく外部へ排出するうえで、スカスカした隙間の多い設計は有利に働きます。

台湾エリート(Elite)のアルミニウム電解コンデンサ(定格電圧420 V / 容量330 uF / 定格105℃ / 2000時間モデル)が入っています。

すぐとなりに台湾エリート(Elite)のアルミニウム電解コンデンサ(定格電圧420 V / 容量270 uF / 定格105℃ / 3000時間モデル)も配置して、合計600 uFの静電容量を確保します。

容量850 Wに対してコンデンサの静電容量がやや少ないです。少ないほうが変換効率を稼ぎやすいですが、ホールドアップ時間(停電時したあとも電力を供給しつづけるタイムリミット)は減ってしまいます。

しかし、心配無用です。Cybeneticsレポートによると18.6ミリ秒ものホールドアップ時間があり、ATX 3.1(> 12 ms)どころか、もっと厳しい旧基準ATX 3.0(> 17 ms)すらクリア済みです。

赤ピンク色の小さなコンデンサ群が、APAQ製の導電性高分子アルミ個体コンデンサ(ポリマーコンデンサ)です。

ポリマーコンデンサは生産時の供給状況に合わせて、CapXonやEliteシリーズに置き換わる場合もあります。

小豆色の細長いコンデンサ群が、台湾エリート(Elite)のアルミニウム電解コンデンサ(定格電圧10 V / 容量3300 uF / 定格105℃ / 6000時間モデル)です。

12Vレール用MOSFETの付近に、台湾エリート(Elite)のアルミニウム電解コンデンサ(定格電圧16 V / 容量3300 uF / 定格105℃ / 5000時間モデル)が配置されています。

マイナーレール(5V / 3.3V)用のDC/DCコンバータ周辺に、びっしりと導電性高分子アルミ個体コンデンサ(ポリマーコンデンサ)が敷き詰められています。

赤色がAPAQ製、青色がElite製です。

台湾エリート(Elite)のアルミニウム電解コンデンサ(定格電圧50 V / 容量47 uF / 定格105℃ / 6000時間モデル)です。

モジュラーコネクタの隙間に、台湾エリート(Elite)のアルミニウム電解コンデンサ(定格電圧10 V / 容量3300 uF / 定格105℃ / 6000時間モデル)が挟まっています。

コネクタの隙間からちらっと覗く青色のコンデンサが、台湾CapXonの導電性高分子アルミ個体コンデンサ(ポリマーコンデンサ)です。リップル電圧(ノイズ)を抑制する効果があります。

  • APAQ(台湾メーカー)
  • Elite(台湾メーカー)
  • CapXon(台湾メーカー)

電解コンデンサはElite製(105℃品)で固められ、個体コンデンサにAPAQとCapXonを多用する、ややコストカット感ある構成です。

台湾メーカーコンデンサだけで固めていても、各種認証をパスしてプラチナ級の性能を出せているから、性能上の問題はまったく無いでしょう。

しかし本音を言うと、170~180ドル製品なら日本メーカーコンデンサを使って欲しいと(主観的に)感じます。

やかもち
公式サイトでコンデンサがアピールされてなかったから何が入ってるか少し不安でしたが、謎のメーカー品は一切なく、どれも名のしれた台湾コンデンサです。

be quiet! POWER ZONE 2を実際に使ってみる

テストPCスペックを紹介

テスト環境
「ちもろぐ専用 Intelベンチ機(2025 / 新)
スペック使用パーツ
CPUCore i9 13900KPL1 = PL2:253 W
CPUクーラー280 mm水冷式クーラーNZXT Kraken 280(2023)
メモリDDR5-8000 48GB(24GB x2)G.Skill Trident Z5 RGB
マザーボードIntel Z790チップセットTUF GAMING Z790-PLUS WIFI
グラボ #1RTX 5090 32GBZOTAC GAMING OC
(Power Limit:104%に変更)
グラボ #2
(Power Limit:-)
SSD1 TB(NVMe SSD)Samsung 970 EVO Plus
電源ユニットbe quiet! POWER ZONE 2(850 W)
(レビュー対象)
OSWindows 11 Pro 24H2
(KB5041587適用済み)
Windows 11 Pro(パッケージ版)

今回は容量850 Wの電源ユニットを検証するべく、ピーク負荷が1100 W近くに達するハイエンドGPU環境を用意しました。

実測で300 W台も消費するCore i9 13900Kに、実測で600 Wを超えられる弩級のハイエンドグラボRTX 5090を組み合わせています。

現時点で、ほぼ最上位のゲーミングPCを想定したスペックです。

グラフィックボードの消費電力を測定(Cybenetics)

各電圧レールの測定には、Cybenetics Labs謹製のPMD(Power Measurement Device)を使い、0.001 V(1 mV)単位かつ毎秒最大1000サンプル(1ミリ秒)の刻み値で記録します。

安物の8ビットマルチメーターやオシロスコープの安物プローブを、マザーボードやコネクタの隙間にぶっ刺すよりも、いくぶん精度が高いです。

容量110%近い超高負荷でも安定動作

負荷システム(DC側)
平均値911 W
中央値912 W
上位1%970 W
上位0.01%1041 W
  • CPU負荷:Prime95 Small FFTs(TDP:253 W)
  • GPU負荷:FurMark 2 3840 x 2160(TGP:600 W)

以上のベンチマークで、システム側(DC側)で約910 Wの負荷を連続して掛けられます。

約60分間そのまま放置して、何事もなく安定してベンチマークが正常に稼働しつづけます

be quiet! POWER ZONE 2(容量850 W)は、最大容量を1割近く超える消費電力(910 W)、ピーク時に1040 Wものハイエンド構成に余裕で耐えられます

並たいていのPCスペックなら十分な出力性能です。

各電圧レール測定グラフ
※クリックで拡大
PCIe 12V
EPS 12V
ATX +12V
ATX +5V
ATX +3.3V

負荷が上昇すると、各電圧レールが分かりやすく低下します。

be quiet! POWER ZONE 2は「ATX 3.1」と「PCIe 5.1」規格に準拠した電源ユニットなので、各電圧レールの許容範囲は±5%で、+12Vレールは+5% / -7%、12V-2×6レールは+5% / -8%が許容範囲です。

PCIe 12V [RTX 5090]変動幅基準値
最大値12.09 V0.76%< 5.00%
最低値11.86 V-1.15%> -8.00%
EPS 12V [Core i9 13900K]
最大値12.10 V0.80%< 5.00%
最低値11.90 V-0.87%> -7.00%
ATX +12V
最大値12.12 V0.99%< 5.00%
最低値12.01 V0.06%> -7.00%
ATX +5V
最大値5.09 V1.80%< 5.00%
最低値5.04 V0.70%> -5.00%
ATX +3.3V
最大値3.34 V1.24%< 5.00%
最低値3.29 V-0.42%> -5.00%

すべての電圧レールが問題なくATX 3.1規格で定められた許容範囲に収まっています。

連続的で急激な負荷変動でも安定動作

負荷システム(DC側)
平均値713 W
中央値879 W
上位1%1014 W
上位0.01%1035 W
  • CPU負荷:Prime95 Small FFTs(TDP:253 W)
  • GPU負荷:FurMark 2 3840 x 2160(TGP:600 W)

連続負荷ベンチマークを実行した状態で、FurMark 2でスペースバーを押しっぱなしにします。すると、グラフィック描画が500ミリ秒ごとにオンオフを繰り返し、連続的な負荷変動を再現可能です。

500ミリ秒ごとに負荷が止まって400 W前後まで下がり、また500ミリ秒たつと負荷が再開して1030 W前後まで上昇・・・を延々と繰り返す過渡応答に似た状況です。

最大容量(850 W)を何度も行き来する過酷な連続負荷に対して、be quiet! POWER ZONE 2は非常に安定した動作でした。

ピーク時に約1040 Wに達し、電源の最大容量を超えた電力を引き出しても、システムは安定して動き続けます。スパイク由来の強制シャットダウンも発生しなかったです。

ATX 3.1規格に準拠した設計だから、0.1ミリ秒以内のスパイクなら容量の2倍にあたる1700 Wまで耐える仕様です。

スパイクに該当しない持続的な容量オーバーの場合は、過負荷保護(OPP)機能によって容量の135~145%前後(= 1150 ~ 1230 W)で自動的に停止させられます。
やかもち
マトモに設計された電源ユニットは、容量を多少超える負荷ですらド安定です。ほとんどのPCスペックにこれ1台で対応できます。
各電圧レール測定グラフ
※クリックで拡大
PCIe 12V
EPS 12V
ATX +12V
ATX +5V
ATX +3.3V

負荷の変動に合わせて、各電圧レールが分かりやすく乱高下します。

PCIe 12V [RTX 5090]変動幅基準値
最大値12.09 V0.77%< 5.00%
最低値11.83 V-1.44%> -8.00%
EPS 12V [Core i9 13900K]
最大値12.03 V0.28%< 5.00%
最低値11.89 V-0.92%> -7.00%
ATX +12V
最大値12.13 V1.12%< 5.00%
最低値12.00 V-0.02%> -7.00%
ATX +5V
最大値5.08 V1.50%< 5.00%
最低値5.03 V0.66%> -5.00%
ATX +3.3V
最大値3.33 V0.79%< 5.00%
最低値3.29 V-0.42%> -5.00%

すべての電圧レールが問題なくATX 3.1規格で定められた許容範囲に収まっています。急激な負荷変動に対しても問題なく正常動作です。

各ケーブルや電源本体の表面温度

約910 Wの連続負荷テストを2時間ほどつづけたあと、サーモグラフィカメラで電源ユニット本体の表面温度を撮影します(撮影時の周辺気温:28.2℃)

ファングリル正面の表面温度です。冷却ファンが勢いよく回っているから、正常な温度を取得できません。

コンセント側から撮影すると、電源ユニット内部の温度を確認できます。

  1. コモンモードチョーク:50.6℃(Δ22.3℃)
  2. ブリッジ整流器:80.6℃(Δ52.3℃)
  3. インダクタ:68.9℃(Δ40.6℃)

もっとも熱いエリアで80℃台(Δ50℃)まで上昇します。ETA Platinum認証を取得できるほど超高効率なだけあり、発熱がとても控えめです。

電源ユニット底面の表面温度をチェック。一番熱いエリアで約54℃(Δ26℃)です。

プラグインコネクタ周辺の表面温度です。12V-2×6コネクタ付近が40℃前後(Δ22℃前後)、EPS 12VやATX 12V付近は33~42℃(Δ5~14℃)程度に収まります。

今回あえて根本(PSU)側をL字型コネクタにして検証しましたが、まったく異常な発熱がなく拍子抜けです。やはりPSU側の発熱はそれほど問題にならず、溶融事例の少なさと相関性があります。

システム側の各コネクタケーブルの表面温度です。

約600 Wが流れている12V-2×6で54℃前後(Δ26℃前後)ほど、約330 Wが流れるEPS 12Vで45℃前後(Δ17℃前後)、ATX 24 pinがわずか36℃(Δ8℃)でした。

PCI-SIGが策定した規格最低温度(= 70℃)まで十分すぎるほどのマージンが確保されています。

12V-2×6ケーブルの表面温度を細かく確認します。

撮影時で600 Wもの電力が流れていますが、表面温度は56~65℃台(Δ28~37℃)です。

まだまだ余裕があるように見えますが、グラフィックボード本体に近づくと表面温度はどうなるでしょうか。

グラフィックボード側の12V-2×6コネクタの表面温度を、正面から見たサーモグラフィー画像です。

離れた位置なら50~60℃で済んでいた温度ですが、グラフィックボードに近い位置だとグラボ本体の激しい発熱に炙られて、コネクタ先端で約80℃(Δ52℃)まで上昇します。

反対側から見ると、もっとも熱いエリアで約84℃(Δ56℃)まで上昇します。

幸い、be quiet!電源に付属する12V-2×6ケーブルの許容温度は105℃なので、80℃台ならそれほど心配ないはずです。

12V-2x6ケーブルの耐熱温度

be quiet! POWER ZONE 2は競合する他社の電源ユニットと同様に、「105℃耐熱」仕様の12V-2×6ケーブルを採用。RTX 5090(TGP:600 W)を運用しても「コネクタの溶融」に到達する可能性が非常に低いです。

やかもち
ケーブルの発熱よりも、グラボ本体が放出する熱気が原因で温度がけっこう上がります。

負荷ごとの電源ユニットの騒音値

電源ユニットから約50 cmほど離れた位置に「デジタル騒音計」を設置して、負荷ごとに1秒ずつ騒音値(デシベル値)を測定します。

消費電力(DC側)騒音値
0 W31.1 dB
100 W31.1 dB
200 W31.1 dB
300 W31.1 dB
400 W31.1 dB
500 W32.1 dB
600 W32.7 dB
700 W36.8 dB
800 W40.9 dB
900 W42.8 dB
1000 W

デジタル騒音計による測定値は以上のとおりです。

なお、測定値(dB)だけだとかなり誤解を生む可能性が高いから、負荷ごとに聴いてみた主観的なコメントを書いておきます。

消費電力
(DC側)
冷却ファンコメント
100 W停止完全に無音
200 W
300 W停止至近距離でわずかな電子音(ジーーーー)
(※負荷により30秒くらいでセミファンレス挙動を繰り返す傾向)
400 W停止
500 Wわずかに回転
(0~1000 rpm)
600 Wやや回転
(1000~1100 rpm)
700 Wしっかり回転
(1100~1200 rpm)
明らかにサッーとファンの動作音が聞こえる
800 Wしっかり回転
(1400~1500 rpm)
明らかにサッーとファンの動作音がしっかり聞こえる
900 Wしっかり回転
(1500~1600 rpm)

そこそこ良好な静音性です。

負荷100 ~ 400Wまで、ほとんど無音と言ってもいい状態です。電源本体に耳を至近距離まで寄せると、ほんのわずかに電子音が聴こえますが、50 cmの距離なら何も聴こえません

ファンがゆっくりと回り始める負荷500 ~ 600 Wもとても静かで、CPUクーラーやグラフィックボードの動作音がずっと大きいです。

負荷700 Wでファンが勢いよく回っているものの、風切音が意外と目立たないです。周期的な大小変化が少なく安定した送風音だから、主観的に音が気になりにくい調整がなされている予感。

負荷800~900 Wのフル負荷領域でようやくファンの風切音がしっかり聴こえます。

なお、冷蔵庫の稼働音に似た「ジーーー」と聴こえる電子音は負荷を問わず一貫して静かに抑えられていて、ファンが回っていると風切音に紛れて何も聴こえないです。

個人的に、be quiet! POWER ZONE 2は負荷600 W(約70%)まで極めて静音な電源ユニットで、フル負荷に近い800 W以上から静音と言えるかちょっと怪しい挙動です。

やかもち
コロコロ、カラカラとした軸鳴りや、キュルキュルと目障りな高周波ノイズ(コイル鳴き)はまったくなかったです。ファンの風切音とわずかな電子稼働音で構成されています。

USBポートの5V電圧をチェック

USB 5Vの電圧変動グラフ

(7.5 W負荷で電圧変動をチェック)

USBポートに約7.5 W(5.0 V x 1.5 A)の負荷をブラ下げて、USBテスター経由でUSB 5V電圧の変動を比較したグラフです。

USB 5V最大変動ブレ幅5Vの偏差
be quiet!
POWER ZONE 2 850W
232.6 mV0.45 mV1.88%
Corsair RM1000x
ATX 3.1
273.0 mV0.16 mV3.81%
ASRock TC-1300T245.9 mV0.10 mV4.02%
KRPW-GA850W/90+312.9 mV0.46 mV5.81%
ASRock SL-850GW
(5V BOOST)
313.4 mV0.33 mV2.49%
Corsair HX850i272.3 mV0.68 mV5.04%

be quiet! POWER ZONE 2は、USB +5V電圧を許容範囲内(-5~10%)に収められます。

(Universal Serial Bus Specification, Revision 2.0 より)

電圧降下幅が大きすぎると、USB機器が必要とする電力を十分に満たせない※など、実用上のデメリットが生じる可能性を考えられます。

USB 5V(給電性能)
目標(1500 mA)7.50 W
VETROO GV10007.38 W
be quiet! POWER ZONE 27.26 W
ASRock SL-850GW(5V BOOST)7.23 W
KRPW-GS850W/90+7.21 W
ASRock TC-1300T7.13 W
Corsair RM1000x ATX 3.17.11 W
MSI MAG A850GL PCIE57.07 W
Corsair HX850i 20217.05 W
be quiet!
DARK POWER 13 1000W
7.03 W
KRPW-GA850W/90+6.97 W

be quiet! POWER ZONE 2は負荷1500 mAに対して、平均7.26 W(4840 mV)の電力を返します。平均を上回るUSB 5V給電性能です。

※7.5 Wも消費するUSB機材には、おそらくACアダプターが付属するはずだから、実用上あり得るシチューエーションかどうか不明。

【参考程度】電源ユニットの変換効率を測定

be quiet! POWER ZONE 2は、厳格なCybenetics ETA認証を取っているから、わざわざ変換効率を調べる必要はありません。

しかし、自分の環境でも本当に変換効率が高いかどうか気になったので、参考程度にちょっと調べてみます。

  • ベンチマーク機材の消費電力(DC側):Cybenetics PMDで測定
  • コンセント側の消費電力(AC側):ラトックシステムで測定

DC側とAC側それぞれの消費電力を個別に測定して割り算すると、いわゆる「変換効率」をざっくり計算できます。

注意点:DC側とAC側で使っている機材の測定精度が100倍も違います。しかもCPU + GPUベンチマークを使ったブレ幅の大きい負荷だから、あくまでも参考程度に。

(DC消費電力 / AC消費電力 = 変換効率)

負荷率10%未満の変換効率がそれほど高くなく、負荷率20 ~ 90%まで安定して90%超の変換効率です。

フル負荷で約89%だと、差分の11%が熱(ロス)として放出されます。システムに850 Wを供給するために、88 Wもの熱が出てしまいます。

140 mm大口径ファンをしっかり回さないとフル負荷を冷やしきれないわけです。・・・と思いましたが、冷却ファンのプロファイルについて、製品ごとに思想が違う可能性も高いです。

先日レビューした「PURE POWER 13M」は、POWER ZONE 2より温度が高いエリアが目立っていました。

13M以降で採用されている技術がまったく違うのか、単にPOWER ZONE 2が保守的すぎるだけか、正確な判断はつかないです。どちらにせよ、メーカー保証期間は同じ10年です。

まとめ:主流のゲーミングPCスペックなら本当に「静かに」

「be quiet! POWER ZONE 2」の微妙なとこ

  • わずかに大きい(奥行き160 mm)
  • 負荷800 W以上で動作音が目立つ
  • セミファンレス切り替えなし
  • 各種ケーブルがやや硬い
  • 日本メーカーコンデンサなし
  • 定価がやや高い

「be quiet! POWER ZONE 2」の良いところ

  • 定評ある台湾105℃コンデンサ
  • 容量850 Wを110%使えます
  • 許容範囲内に収まる安定した電圧
  • 負荷500 Wまで「ほぼ無音」
  • 負荷600 Wまで静かな動作音
  • 穏やかなセミファンレス制御
  • 変換効率がとても高い
  • まったく問題ない表面温度
  • 12V-2×6ケーブル付属(最大600 W対応)
  • メーカー10年保証

消費電力が約400~500 Wに収まる、主流のゲーミングPCスペックで非常に静かな電源ユニットです。

並のスペックならほとんどのシーンで冷却ファンがまったく回転せず、ほぼ無音に近い静音運用ができます。煩わしさを感じやすい原因になる、セミファンレス制御も、ゆったり穏やかヒステリシスです。

負荷に応じてファン回転数をいきなり変動させず、ゆっくりと回転数を変化させる制御です。

負荷率100%超でも、回転数が1500~1600 rpmまでフル回転するのに約3分もかかりました。ファンを回すにしても、止めるにしても、とにかく変化が静かで主観的により静かに感じやすいです。

be quiet公式サイトの説明でも「頻繁な始動音を避けるためにファンをあえて2~5分ほど回します」と、ヒステリシスなセミファンレス制御をさり気なくアピールしていました。

価格はおそらく安くならないですが・・・ 多少高くても、とにかく静音性を重視したいPCゲーマーに価値ある電源ユニットです。

以上「be quiet! POWER ZONE 2レビュー:主流のゲーミングPCで「静かな!」電源ユニット【ATX3.1対応】」でした。

「be quiet! POWER ZONE 2」を入手する

be quiet! / 容量:850 W / 効率:80 PLUS Platinum / 静音:Cybenetics A+(15~20 dB) / 製造元:FSP / 保証:10年

2025年9月時点で、容量850 W版が約2.9万円から、容量1000 W版は約3.3万円です。

「be quiet!」代理店が運営する公式ショップ

be quiet!国内代理店のテックウインドさんより、Amazon.co.jpに直営の公式ショップがあると教えてもらったので、一応紹介しておきます。

公式ショップで購入する最大のメリットは最大10年間のメーカー保証が付与される点です。うっかり並行輸入品を掴むと保証を受ける手間が跳ね上がりますが、正規品ならラクにサポートを受けられます。

ただし、Amazonのアルゴリズム次第で怪しい業者のマケプレ出品が優先的に表示される場合が多々あるため、出荷元と販売元が「be quiet! 公式通販」かどうか要チェックです。

電源ユニットレビュー記事まとめ

グレード的にPOWER ZONE 2が格上なのに、なぜか後から発売された「PURE POWER 13M」が最上位の静音グレード「LAMBDA A++」認証を取得しています。

その割に価格も全体的に安く抑えられていて、コストパフォーマンスが逆転する謎の状況です。コスパ重視ならPURE POWER 13Mが優秀です。

おすすめ電源ユニットまとめ

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2 件のコメント

  • 色々提供してくれるあたり、テックウインドさんもやる気ですね
    良いブランドだから今度こそ国内で地位を確立してほしい

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