PUBGのテスト鯖で「砂漠マップ」(Miramar)が公開されて分かったことがある。それは既存のマップとは推奨スペックが変化する可能性が高いということです。格安PCで試したところ、既存マップは起動が可能だが砂漠マップでは起動すら無理だった。
というわけで、砂漠マップで平均60fpsを目指すための最新推奨スペックについて解説したい。
この記事の目次
PUBGの推奨スペックを考える

PUBGでフレームレートを出す時に重要なのが、以下3つのPCパーツ。
- グラフィックボード
- CPU
- メモリ
特に重要なのが映像を担当している「グラフィックボード」で、その次に大事なのがグラボの処理を間接的に支えている「CPU」です。「メモリ」はPUBGの場合、少ないと起動しないことが多いため必須。



というわけで、今回の記事ではフレームレートのデータに基づいて、合理的にPUBGの砂漠マップで平均60fpsを出すための最適な「CPUとグラボの組み合わせ」を決めていく。
よくあるのがデータなどの根拠は一切なしに、印象論で「Core i5なら性能は十分、グラボもとりあえずGTX 1080あたりを使えば間違いないだろう。」といったハイスペック論だ。
確かにGTX 1080を使えば60fpsは実現できるだろうが、ちょっと選び方がテキトーすぎやしないか…。GTX 1070なら?、GTX 1060でも本当は60fpsを狙えるのではないか。その点が全く考慮されていないので、とても不親切な解説なんですよね。
PUBGで60fpsを狙う、グラフィックボード編

では、まずはPUBGの推奨スペックでもっとも重要なグラフィックボードから見ていこう。比較的新しいグラボをいくつか取り上げている。テスト環境は以下の通り。
テスト環境 | ||
---|---|---|
CPU | Core i7 6850K | 6コア / 12スレッドを備えるエンスージアスト向けCPU |
GPU | NVIDIA 11種 | 比較的新しい世代(AMD Polaris、NVIDIA Pascal / Maxwell)のGPUが中心 |
AMD 4種類 | ||
合計15種 | ||
メモリ | DDR4-2666 8GB x2 | 2666MhzはIntelにとっては十分だが、Ryzenではボトルネック要因になりうる…が妥協 |
M/B | Gigabyte X99 UD7 WiFi | LGA2011-3ソケットを備えるハイエンドマザーボード |
電源 | SeaSonic製 1250W(80+ GOLD認証) | ハイエンド仕様の電源 |
参照したデータベースは露GameGPUの「PUBG Miramar map тест GPU/CPU」より。
グラフィックボードの検証には6コア搭載のエンスージアスト向けCPUが使われている。Turbo Boost 3.0を搭載するため最大4.00Ghzでの動作が可能。十分なシングルスレッド性能を発揮できるため、ボトルネックは大幅に排除されています。
メモリーもそれなりに高速なDDR4-2666が使用されているので、こちらもボトルネック要因にはほぼならない。ただしAMD Ryzenの場合はDDR4-3333にすると更にフレームレートが伸びることが分かっているので「CPUボトルネック編」では、その分を考慮する必要はある。
フレームレートの計測それ自体は、砂漠マップのロビーで行われた。PUBGはオブジェクトの読み込み数で大きくフレームレートが変動するので、ロビーで計測されたフレームレートは若干高め数値が出やすい。
ウルトラ設定の場合はこれから紹介するフレームレートから「-5~10fps」くらいが本来のフレームレートと思って見てください。たとえば68fpsと出ているグラボがあったら「実際には58~63fpsくらいか」という具合に。
割りとフツーな重さ、「フルHD」のおすすめグラボ

PUBG Miramar(砂漠) / 最高設定 / フルHD(1920×1080)
平均フレームレート最低フレームレート(全体の1%)
意外と砂漠マップは動いてくれるようだが、既存マップと比較して大きく軽量化された印象はない。依然としてPUBGは「重たいゲーム」と言っていいかと。GTX 1050 Tiを使って平均60fpsが出ない時点で、それは重たいゲームだ。
PUBG(砂漠)を平均60fpsで動かすには、少なくともGTX 1060 6GBが必要。ほぼ同じ性能のはずであるRX 580 8GBは平均59fpsなので、AMD製GPUには相変わらず最適化が進んでいない…よってPUBGを遊ぶならNVIDIA製GPUを選ぶのが賢明。
- フルHD画質の場合、少なくとも「GTX 1060 6GB」が必要
- 安定性をもっと重視するなら、最低fpsが60を超えている「GTX 1070 8GB」がオススメ
もちろんこれはウルトラ設定なので、GTX 1060 6GBを選んでおいて中間設定や最低設定にすることでもっと高いフレームレートも目指せます。実際、PUBGは画質よりフレームレートを重視した方がいいので、設定を落とすのは全然アリ。
大画面もそれなりに標準的、「WQHD」のおすすめグラボ

PUBG Miramar(砂漠) / 最高設定 / WQHD(2560×1440)
フルHDより更に大画面なWQHD(2560×1440)ではこの通り。処理量は約80%ほど増えるため、やはり全体的に苦しくなってきている。GTX 1060では40fps程度。GTX 1070でやっと平均60fpsが可能。
平均60fpsを出すには最低でもRX Vega 56が必要になるが、このグラボは流通量が少なすぎて高騰しているので選択肢にならない。よってWQHD画質における推奨グラフィックボードは…
- 少なくとも「GTX 1070 Ti 8GB」が必要
ということ。それ以上のグラフィックボードはあまり必要がない。ゲーミングモニターを使うにしても…3桁fpsをシングルボードで出すのは極めて難しいので基本的にGTX 1070 Tiで決まりかと。
依然として激重、「4K」のおすすめグラボ

PUBG Miramar(砂漠) / 最高設定 / 4K(3840×2160)
フルHDと比較して4倍の処理が求められる「4K」(3840×2160)では、どのグラフィックボードも1枚では平均60fps達成できず。やっぱりPUBGって重たいよね。
- 平均60fpsを狙うには、画質を落として「GTX 1080 Ti 11GB」を使うこと
- ゲーミングモニター前提なら、画質を落として「GTX 1080 Ti」を2枚以上
ただ、あまり2枚刺しはオススメしません。PUBGは一応SLIサポート済みだが、環境によってSLIの効果が違うという報告が多いのでギャンブル要素が高い。それにたとえSLIが上手く行っても効果はプラス40%程度。
ウルトラ設定の場合、平均fpsは50前後なので40%プラスしてもせいぜい70fps程度にしかならない。3桁を目指そうと思ったら画質を落とした上で3枚、4枚と枚数を増やすしか無いし、コスパは枚数を増やすほど悪化します。
というわけでPUBGを4Kで遊ぶのは、今のところコスパが悪すぎるため…そもそもオススメしません。
PUBG Pro Settings and Gear Listによれば、登録されている68人のプロゲーマー(ストリーマー)の中で4Kを使っている人はゼロ。WQHDが3人いるだけで、それ以外はほとんどフルHDです。
PUBGは競技性が重視されるゲームなので、大画面でプレイすることに優位性はまったくない。むしろPCの要求スペックを無駄にあげるばかりで、ゲーミングモニターの活用も難しい…。「4KでPUBG」は本当にオススメしない。
VRAMの必要量をしっかり確認しておく
PUBG Miramar(砂漠) / 画質別のVRAM使用量
4K(3840×2160)WQHD(2160×1440)FHD(1920×1080)
解像度(画面のサイズ)が大きいほどVRAMの使用量が多くなります。特に注目したいのがVRAMの使用量が4000MB(4GB)を突破してしまっていること。
フルHD画質の場合、最大で4279MB(4.3GB)はVRAMを使っているため、3GBや4GBのグラフィックボードではVRAM不足がボトルネックになってしまう。VRAMの90~95%を使い切るとフレームレートが急落しやすいので、競技性重視のゲームでは問題だ。
このようにVRAMが残り僅かになった時に、フレームレートが一気に急落する現象が確認されている。というわけで、PUBGの推奨VRAM容量は…
- 余裕をもって「6GB」が推奨VRAM容量
- 「4GB」ギリギリを狙うのはやめよう、フレームレートが安定しない
なお、VRAMはテクスチャ品質が高いほど大量の使うので「安いゲーミングPCで、最低設定でプレイするんだ。」という人はVRAMが4GBくらいでも良い。例えば「GTX 1050 Ti」など。
予算重視で行く場合、最低限必要なグラボは「GTX 1050 Ti」で決まりです。
フレームレートが出づらい…CPUのボトルネック編

こちらの記事でも解説しているとおり、同じグラフィックボードでもCPUによって実際に発揮できるフレームレートは「変化」する。
安く行きたいからと行って、グラボだけ極端にハイスペックにしてCPUをケチると…グラボ本来の性能を全く発揮できずにお金の無駄遣いで終わる可能性も…もちろんあります。
「グラボとCPUの組み合わせによるボトルネック」は推奨スペックを考える上でものすごく重要なので、今回は3種類のグラボに対するCPU別ボトルネックを確認していく。


ボトルネックだらけ、GTX 1080 Ti編
GTX 1080 Tiは一般向けのグラボとして現時点(2017/12)で最速。あまりにも速すぎるため、並のCPUではほぼ間違いなくボトルネックが発生しています。
PUBG Miramar(砂漠) / GTX 1080 Tiに対するボトルネック
平均フレームレート最低フレームレート(全体の1%)
結果はこの通り、やはりボトルネックが顕著に見られた。同じCore i5でも、世代が古いとフレームレートが低下しています。つまりシングルスレッド性能の影響を非常に受けやすいゲームということ。
シングルスレッド性能はインテル製の新しいCPUほど優秀だ。そして6コアの6850Kが1世代新しいi5 7600Kに対して同格のパフォーマンスを発揮しているので、6コアかどうかは重要だと考えられる。つまり、PUBGの推奨CPUの条件をまとめると…
- シングルスレッド性能が速いこと
- コア数が「4」以上であること
- コア数が多くてもシングル性能が遅いCPUはやめよう
ということ。じゃあさっそくCPU別にシングルスレッド性能を確認します。

Cinebench R15 – シングルスレッド性能
8th Intel CPU7th Intel CPUAMD Ryzen
【最新】オススメなCPUを10個厳選:自作歴17台が解説する
データを見ての通り、基本的に「世代が新しいインテル製CPU」であればあるほどシングルスレッド性能は優秀なことが分かりますね。特に「i7 8700K」はほぼ最速のシングル性能と6コアを備えるCPUです。
この記事でも解説しているように、i7 8700Kは2017年時点で「もっともGTX 1080 Tiの性能を引き出せるCPU」。よって結論は
- GTX 1080 Tiと組み合わせるなら「i7 8700K」が最適
以上です。
割りとボトルネックが少ない、GTX 1070編
PUBG Miramar(砂漠) / GTX 1070に対するボトルネック
GTX 1080 Tiではボロボロとボトルネックが出ていたが、GTX 1070レベルに性能が下がるとだいぶマシになった。ただ…どのCPUを使ってもあまり結果が変わっていないのは、やや不思議ですね…。
計測された方法がロビーを歩くだけなので、実際のパフォーマンスがどうなるかは十分に慎重になる必要がある。砂漠マップではないが、参考になる実例があるのでそれを少し紹介します。
グラボはどちらも「GTX 1060 6GB」。CPUは青線が「i5 8600K @4.9Ghz」で、赤線が「i5 7500 @定格」です。平均フレームレートはなんと20も違っており、PUBGはCPUの影響をとても受けやすいことが分かる。
これはシングルスレッド性能がi5 8600Kの方が優秀なのと、コア数が4か6かの違いが影響している。GTX 1060でこれだけ差が出るのだから、GTX 1070も…ちょっと怖いところ。
- 予算重視なら、GTX 1070クラスとの組み合わせは「i5 8400」を
- 性能重視なら、GTX 1070クラスとの組み合わせは「i5 8600K」を
ということになる。コストパフォーマンスの面から見ても、今からインテルの7000番台以下を選ぶメリットは少ない(同じ値段なのに、なぜわざわざ4コアのCPUを選ぶ必要があるのか、ということ)。
GTX 1060はCore i5で十分そう
PUBG Miramar(砂漠) / GTX 1060 6GBに対するボトルネック
GTX 1060になるとボトルネックがほぼなくなっている。4コアかつシングル性能がそこそこCPUを選べば、まず間違いないと言える。現時点(2017/12)のおすすめCPUは以下のようになるります。
- 予算重視なら、GTX 1060クラスとの組み合わせは「i3 8100」で
- 性能重視なら、GTX 1060クラスとの組み合わせは「i5 8400」を
「Core i3で良いのか?」と思うかもしれないが、8000番台からCore i3は「4コア」になったんですよ。今までは2コアしか無かったのに。実質Core i5並の性能になったので、コスパが大事ならi3 8100でOK。

「4コアになったとしてもなんとなくCore i3は不安だな…」と感じる人は6コア搭載のCore i5 8400で決まりだ。i7 7700並のゲーミング性能を持つCPUなので、GTX 1060程度なら何の問題もない。
マルチスレッド対応は最大8コア、その割には…
CPUボトルネック編はこれで終わりだが、最後にPUBGがどれだけCPUのコアを効率よく使っているかを確認します。
PUBG Miramar(砂漠) / マルチスレッドへの対応状況(単位:使用率)
Core i7AMD Ryzen
注目してほしいのは同じ6コアCPUの「i7 6850K」と「Ryzen 5 1600X」の効率が全然違うという点です。どちらも同じ6コア12スレッド。最大クロック周波数も両方とも「4.0Ghz」※です。しかし効率が違う。
※i7 6850K = Turbo Boost 3.0発動時に4.0Ghz / R5 1600X = XFR発動時に4.0Ghz
つまり、今のPUBGはあまりにもAMD Ryzenに「最適化」されていない…。今は分かりませんが、今後最適化が進んでRyzenのゲーミング性能が一気に改善する可能性はゼロではありませんね。


PUBGのメモリ使用量を確認
PUBG Miramar(砂漠) / 画質別のメモリ使用量
4K(3840×2160)WQHD(2160×1440)FHD(1920×1080)
Windows 10 + PUBGだけのメモリ使用量です。VRAMが足りていれば8GB以下でも問題なく動く。たとえVRAMが不足してもフルHD画質なら、メモリは6GBしか使っていないので8GBで大丈夫だ。
しかしWQHD画質を超えると一気にメモリへの負担が増えていますね。PUBGを大画面でプレイする人は少ないと思いますが、もし大画面でプレイするつもりならメモリは8GB以上載せておくのが安全です。
推奨は16GBだが、無理やり8GBで起動は可能
なお、PUBGはメモリが8GBあっても起動しない場合があります。最初の読み込み時にかなりのデータをメモリに入れているようなんだが、環境によってその時に使用されるメモリ量が違うのが原因。
特にVRAMが少ない人ほどこの現象は起きやすい。だからメモリは可能なら16GBあった方が良いんだが、最近のメモリはやたらと値段が高い…というわけで、無理やりメモリを増やす方法を使うことでなんとかしてしまうのはアリ。
「16GBは高くて手が出せない…」という人は、この記事で解説している方法を使ってください。予算に余裕がある人は16GBにしておこう。
Win10 + PUBGなら合計6GBで済むので、残り2GBもある。という風に感じますが、残り2GBのメモリなんてChromeをつけたりYoutubeを見たりすれば意外とアッサリ使い切れます。

PUBGをしながらYoutubeやTwitchでスタヌー(Stylish Noob)の神プレイを見ているような人は8GB以上のメモリを入れよう。
(参考:5分で終わる「メモリーの増設」のやり方【デスクトップ編】)
PUBGのおすすめゲーミングBTO

ここまで各種データに基づいて、PUBGの推奨スペックをひとつひとつ確認してきました。ここからは明らかになった推奨スペックに基いて、おすすめ出来るゲーミングマシンをまとめていきます。
なお、これを読んでいる人の中には「自作PC」に興味がある人もいると思います。自作をやってみたいかも…と思っている人は以下の記事でかなり詳しく解説しているので参考にどうぞ。

と思った人は、BTOメーカーが販売しているマシンを買うのが手っ取り早い。プロが組み立てていますし、マシンによっては1~2日後に届くスピード感も良い。速さと安心を求めるならBTOで決まりです。
1. とにかく安くPUBGを遊びたい人におすすめ

Monarch IH | |
---|---|
CPU | Core i3 7100(2コア4スレッド / 3.90Ghz) |
GPU | GTX 1050 Ti 4GB |
メモリ | DDR4-2400 4GB x2 |
マザーボード | Intel H270搭載マザーボード(ATX) |
ストレージ | HDD 500GB |
電源 | 550W 静音電源 |
OS | Windos 10 Home 64bit |
最低設定でPUBGが動けばいいので、安く済ませたいという人には「Monarch IH」(モナークIH)がオススメのマシン。

最低設定(フルHD)にて、平均60fpsを出せているので低予算でPUBGをプレイするなら今のところはこれで確定。詳しい実機レビューもあるので、もっと詳しく知りたい人は以下の記事もどうぞ。
- ストレージ:HDD 500GB → SSD 250GB
- メモリー:8GB → 16GB
2. フルHD画質でヌルヌルと動いて欲しい

STYLE-M037-i3-RNJR | |
---|---|
CPU | Core i3 8100(4コア4スレッド / 3.60Ghz) |
GPU | GTX 1060 6GB |
メモリ | DDR4-2400 8GB x2 |
マザーボード | Intel Z370搭載マザーボード(MircoATX) |
ストレージ | SSD 240GB |
HDD 1TB | |
電源 | 500W 静音電源(80+ SILVER認証) |
OS | Windos 10 Home 64bit |
※スペック表は筆者のカスタマイズを反映済み |
フルHD画質をウルトラ設定でヌルヌルと動かしたい場合は、パソコン工房のカスタマイズモデルがおすすめ。カスタマイズから「i3 8100 + GTX 1060 6GB」の組み合わせにして、メモリを16GBにすれば問題ない性能に。

GALLERIA DT 16GBモデル | |
---|---|
CPU | Core i5 7500(4コア4スレッド / 3.40Ghz ~ 3.80Ghz) |
GPU | GTX 1060 6GB |
メモリ | DDR4-2400 8GB x2 |
マザーボード | Intel B250搭載マザーボード(MicroATX) |
ストレージ | SSD キャンペーンで変動 |
HDD 1TB | |
電源 | 500W 静音電源(80+ BRONZE認証) |
OS | Windos 10 Home 64bit |
「GALLERIA DT ver.16GB」の詳細を見てみる
もうひとつのオススメはCore i5搭載のガレリアDT。7世代のCore i5ですが、実際に試してPUBGがマトモに動くことを確認済みなのでオススメできます。

ウルトラ設定では平均60fpsを実現している。ただし、都市部(Yasnaya、Pochinki、Rozhokなど)に行くとフレームレートが出づらくなります。

最低設定にすると60fpsを割り込むことはほとんどなくなり、安定して平均80fps前後を叩き出せます。総じてコスパは良いのでガレリアDTもオススメしやすい。実機レビューは以下よりどうぞ。
3. WQHDやウルトラワイドで視野を広く

G-Master Spear Z370-Mini | |
---|---|
CPU | Core i5 8400(6コア6スレッド / 2.80Ghz ~ 4.00Ghz) |
CPUファン | Intel純正クーラー |
GPU | MSI GTX 1070 Ti 8GB ARMOR |
メモリ | DDR4-2400 8GB x2 |
マザーボード | ASRock Z370 Pro4 |
ストレージ | Crucial MX300 525GB |
– | |
電源 | Antec製 650W 静音電源(80+ GOLD認証) |
OS | Windos 10 Home 64bit |
※スペック表は筆者のカスタマイズを反映済み |
「G-Master Spear Z370-Mini」の詳細を見てみる
WQHDやウルトラワイド(視野が30%ほど広い、アスペクト比が21:9のモニター)の画面でPUBGをプレイするなら、余裕を持って「GTX 1070 Ti」搭載のマシンがオススメ。
CPUには「i5 8400」(6コア / 最大4.0Ghz)が使われているのでボトルネックの心配もない。なお、標準でついているCPUクーラーは価格が高いので…インテル純正に戻してOK。
i5 8400は定格でしか使えないので、そこまで高い冷却性能は不要だからだ。
4. 大画面「4K」画質でPUBGに没入

GALLERIA ZZ | |
---|---|
CPU | Core i7 8700K(6コア12スレッド / 3.70Ghz ~ 4.70Ghz) |
CPUファン | DeepCool製 140mm大型空冷(静音パック) |
GPU | GTX 1080 Ti 11GB |
メモリ | DDR4-2400 8GB x2 |
マザーボード | ASRock Z370 Pro4 |
ストレージ | SSD 500GB |
HDD 2TB | |
電源 | Enhance 800W 静音電源(80+ GOLD認証) |
OS | Windos 10 Home 64bit |
4Kで動かすなら現状は「GTX 1080 Ti」と、最高のゲーミングCPU「i7 8700K」が入っているガレリアZZで決まり。とは言ってもPUBGを4Kでプレイすること自体があまり優位性にならないのでオススメはしません…。
PUBG向けのベストマシンは「GALLERIA ZV」



GALLERIA ZV | |
---|---|
CPU | Core i7 8700K(6コア12スレッド / 3.70Ghz ~ 4.70Ghz) |
CPUファン | DeepCool製 140mm大型空冷(静音パック) |
GPU | GTX 1070 Ti 8GB |
メモリ | DDR4-2400 8GB x1(カスタマイズ推奨) |
マザーボード | ASRock Z370 Pro4 |
ストレージ | SSD 500GB |
HDD 2TB | |
電源 | 500W 静音電源(80+ BRONZE認証) |
OS | Windos 10 Home 64bit |
i7 8700K搭載はややオーバースペック感があるものの、やはり凄い。たとえばPUBGの動画を後から見直す時に録画して、その録画動画を編集してエンコードする場合などに猛威を振るうんですよ。
とにかくエンコードが速いので何かと便利。PUBGをしながら他のアプリを同時に使ったり…といった使い方もヌルヌルと行ける。
あとはボトルネックの心配も一切無いため、将来新しいグラフィックボードに切り替えたいと思った時にそのグラボのボトルネックを気にする必要もない(i7 8700Kは少なくとも今後2年はグラボに追いつける性能)。

肝心のPUBGはこんな感じで安定して動く。ウルトラで平均70fps、中間で平均83fps、最低設定では平均94fpsとなかなかの安定感。実機レビューは以下よりどうぞ。
- メモリ:8GB → 16GB
なお、ゲーミングモニターを使うのでなるべく3桁のフレームレートが出てくれないと困る。という人は「GALLERIA ZZ」がベストマシン。シングルボードで3桁を出せるのは、現状GTX 1080 Tiくらいしか無い。
以上「【PUBG】砂漠で平均60fpsを狙う、最新の推奨スペックガイド」について書きました。PUBGの新しい推奨スペックを探している人の参考になれば幸いです。
確か祖父地図難波で、Pentium(型番忘れた)+1080かTiの組合せでFF14ベンチ回しまくってる、謎過ぎるデモ機があったなぁ(何
じゃあ、TITANXにatomは頭オカシイってこと?
CPUを端折ることによって得られる利益より、ボトルネックで失われる性能の損失が上回るのでAtomとTitan Xはかなり痛手かと。
15万のグラボを買ったとして、ボトルネックで50%のフレームレートが喪失した場合、それで7.5万円の損失。再現度が97%くらいのi7 7700Kを導入するコストが、今ならマザボ込みで4.3万円くらいなので、差し引き-3.2万円。
こんなイメージでCPUとグラボの組み合わせを考えています。だからCore i5からi7に乗り換えてもフレームレートが5%しか伸びない場合は、乗り換えないことで得られる利益のほうが大きいので「別にi7じゃなくてもいいか。」といった具合です。
ですよね……ありがとうございました
GTX1000番台はそもそもSLI2枚までじゃなかったですか?3way.4waySLIは研究用とかベンチマーク用の特殊な用途だけでゲームなどは非対応だったはす。
そういえばそうでしたね。確か、GeForce 10シリーズを3枚以上でSLI化するには、NVIDIAから特殊なキーデバイスをもらわないとできなかった…。