PUBGのグラフィック設定の中に「画面スケール」という項目があるんですが…。実はイマイチ意味を分かっていなくて初期値のまま放置してました。気になったのであらためて画面スケールについて調べてみたところ、意外と意味があるので紹介します。
PUBGの「画面スケール」を解説

グラフィック設定の「画面スケール」という項目。最小値が70で、最大値が120まで設定できる。海外のフォーラムを徘徊して調べたところ、画面に描写されている「解像度」を変更する項目とのこと。

実際に見比べてみると非常に分かりやすい。画面スケールを120まで上昇させると映像がとてもクッキリと鮮明になっています。逆に画面スケールを70まで落とすと、描写が粗くなっているのが分かる。
画面スケール | 描写される解像度 | ||
---|---|---|---|
100 | 1920px | 1080px | 2073600画素 |
120 | 2304px | 1296px | 2488320画素 |
70 | 1344px | 756px | 1451520画素 |
画面スケールの効果を表にまとめてみた。120にすると1.2倍の解像度で出力されるので、フルHDとWQHDの中間くらいの画質になっている。逆に70だと0.7倍なので、HD相当の画質で出力されるということ。
ここですぐに思いついたのが、ディスプレイのサイズそのものを変更しているに等しい設定だから、フレームレートに与える影響も相当に大きいはずなんじゃないか…。さっそく計測してみた。
画面スケール別のフレームレート

「MSI Afterburner 4.4.0」という無料ソフトを使って計測(→MSI Afterburnerの使い方はこっち)。使っているグラフィックボードは「Radeon RX 470」です。
画面スケール「70」だと、平均65.8fpsで動いている。快適ですね。標準の画面スケール「100」だと、平均42.2fpsでした。隠密プレイをするなら致命的ではない。そして画面スケールを「120」にすると、平均34fpsまで低下…体感するほど重たい。
この結果から「画面スケール」は無視してはいけない、重要な軽量化設定のひとつということが分かりました。
PCスペックに合わせて画面スケールは調整するべき
描写する解像度そのものを変えているため、グラボに掛かる負担も一気に変わる。画面スケールが大きいほど重たくなるし、画面スケールが小さいほど軽くなります。
- 性能が足りなくて重たい:画面スケールを70にする
- 今の画質なら十分足りている:画面スケールは100のままで良い
- 高画質にしても十分に動く:画面スケールを120にしても構わない
こんなところですね。
画面スケールを上げる意味

画面スケール:120で覗き込む「2x スコープ」
グラボの負担が大きくなるのに画面スケールを上げる必要はあるのか。
個人的に、画面スケールを上げると体感できるほど画質が鮮明になり、よりハッキリと細かい描写がされる。視界に入った敵を見逃さないためにも、画面スケールを高くして解像度を高めることには一定の意味があると思います。

VRAMはほとんど使い切っている状態
なお、PUBGは不安定なゲームなのか、画面スケールを120にしている状態で建物に入ると一気にフレームレートが落ちます。VRAMの消費量がかなり大きいのが原因なので、VRAMが4GBしか無い人は画面スケールを無理に上げなくて良いかも。
以上、「PUBGの画面スケール設定の意味と、フレームレートに与える影響」について書きました。
PUBGの軽量化設定について更に知りたい人は上記の記事がオススメ。
画面スケール70にしても重たいという人へ
画面スケールを70に落として、それでも重たい…という人は残念ながらPCスペックが足りていない可能性が高い。上記の記事で、推奨スペックを満たすマシンを用意するのがオススメ。
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