Nox Playerの最新バージョン「6.2.6.3」に、更に互換性と安定性を高めるための新機能として、強化互換モード「OpenGL+」が追加されました。というわけで、新しい互換モードの検証と、ついでにバージョン「6.2.6.3」についてもカンタンにまとめておく。
最新版「6.2.6.3」のインストール

Nox Playerの公式サイトから「ダウンロード」を押して、最新のインストールファイルを落とします。

ダウンロードが終わったら、右クリックして「管理者として実行」で起動する。

既にNox Playerがインストールされている場合は「上書きインストール」と表示されるので、クリックする。

インストールは1分くらいで終わります。

開始ボタンをクリックして、最新(Ver 6.2.6.3)のNox Playerを起動するだけ。これで最新版へのアップデートが完了です。
2つの新しい機能を試してみる
1. 新機能「ウルトラ2K」への超解像度
PUBG Mobileを起動すると、自動でゲーム設定が表示されて、解像度を選べるようになった。

- 標準720P(1280 x 720)
- HD1080P(1920 x 1080)
- ウルトラ2K(2560 x 1440)
全部で3種類あって、PCゲームで主流のフルHD(1920 x 1080)だけでなく、新たにWQHDに相当するウルトラ2K(2560 x 1440)という更に高解像度な設定も追加されている。
その下にある「エクストリーム + HDR」は、ゲーム内から設定しなくても、常時「最高画質」に自動で切り替えてくれる便利機能。PCスペックに余裕があるならチェックを入れておく。
実際に試して、比較画像をまとめてみた。
やはり「標準720P」はオブジェクトの輪郭がギザギザになっていたり、表示画質が明らかに粗い。一方の「HD1080P」はだいぶ輪郭が滑らかに表示されていて、グラフィックがキレイになりました。
新機能の「ウルトラ2K」では、更にドットが細かくなり、ディティールや空気感が改善されています。大幅に変わるわけではないが、パッと見ではPC版の「低設定」くらいの画質になっている。
2. 新機能「OpenGL+」で性能アップ

システム設定のグラフィックスレンダリングモードに、新たに「強化互換モードβ版」が追加された。今までの互換モードより、更に互換性を高め、映像の動きもスムーズにするらしい。
というわけで、実際にPUBG Mobileで強化互換モードβ版を有効にして、平均フレームレートを計測してみた。
- CPU:Core i9 9900K
- メモリ:DDR4-2666 8GB x2(16GB)
- グラボ:GeForce RTX 2060
- OS:Windows 10 Pro 64bit(1809)

- 強化互換モードβ版(OpenGL+):平均60 fps
- 互換モード(OpenGL):平均60 fps
フレームレートはどちらのモードでも大差無かったが、OpenGL+の方が若干安定している感じです。フレーム飛び(コマ落ち)は減っているし、カメラを速く回した時もややスムーズになっている。

しかも、グラフィックボードの負荷(使用率)は大差無いので、負荷をあまり変化させずに動作を快適にできるようです。Nox Playerはソフトウェア面の「最適化」が上手な印象。

その他の改善点
- 操作アシスタントのスクリプト実行のUIデザインが使いやすく改善
- ワンクリックでカスタマイズを変更できるように最適化
- 同期アシスタントのUIデザインを見やすく最適化
- マルチマネージャのバックアップとエクスポート機能を最適化
- マルチマネージャのUIデザインを調整して使いやすく最適化
- エミュレータ追加機能のUIデザインを改善
- Android 7版における「Google Store」のクラッシュ問題を修正
バージョンアップしてみて体感できるほど大きな差は無いけれど、パッチノートを見た感じでは今回紹介した新機能2つだけでなく、いろいろと修正や改善が行われたようです。
パッチノートの原文は以下より。
- 6263リリースノート(Nox Player公式ブログ)
以上「Nox Playerに強化互換モード「OpenGL+」が追加【Ver.6263を紹介】」について、カンタンにまとめと解説でした。