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X570 AQUAをコンポーネントレビュー:AM4マザーボード屈指のVRMフェーズを観る

全世界999枚限定で発売された、本格水冷向けのウルトラハイエンドマザーボード「ASRock X570 AQUA」のコンポーネントについてレビューします。ASRockのメインストリーム向けマザーでは最強クラスのVRMフェーズ電源など、「観る」だけでも非常に楽しいです。

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ASRock X570 AQUAの仕様とスペック

ASRock / チップセット : AMD X570 / フォーム : E-ATX / ソケット : Socket AM4 / フェーズ数 : 12+2 / LAN : 1.0 + 10.0 GbE / マルチGPU : SLI or CF対応 / 備考:本格水冷専用設計
スペックASRock X570 AQUA
ソケットSocket AM4第3世代Ryzenをサポート
チップセットAMD X570
フォームファクタE-ATX305 mm x 279 mm
CPU用コネクタ8 + 4 pin
VRMフェーズ14フェーズCPUに12フェーズ + SoCに2フェーズ
コンデンサ12Kブラックコンデンサ
ニチコン製(定格105℃@12000時間)
メモリ用フェーズ2フェーズ
拡張性
メモリスロット
  • 最大5200 MHzに対応(OC)
  • 4スロット(最大128 GBまで)
PCIeスロットx16スロット:3本分割パターン:x16 / – / x4 または x8 / x8 / x4
x1スロット:3本
マルチGPU
  • 2-way NVIDIA SLI
  • 3-way AMD CrossFire
M.2スロットM2_1(CPU側):PCIe 4.0 x4 または SATA 3.0
M2_2(X570側):PCIe 4.0 x4
SATAポート8個
USBポート
  • USB 3.2 Gen1 x6
  • USB 3.2 Gen2 Thunderbolt 3 Type-C x2
USBヘッダー
  • USB 2.0 x2
  • USB 3.2 Gen1 x4
  • USB 3.2 Gen2 Type-C x1
機能性
LANチップ
  • Intel I211AT(1.0 GbE)
  • Aquantia AQC107(10.0 GbE)
無線LANIntel Wi-Fi 6 AX200(2.4 Gbps / 2T2R)
サウンドチップRealtek ALC1220
ヘッドホンアンプ:NE5532を搭載(フロントパネル用)
映像出力
  • HDMI
音声出力
  • 3.5mmプラグ:5個
  • S/PDIF:1個
レガシー端子PS/2
その他
  • CMOSクリアボタン
  • BIOSフラッシュボタン
保証2年3ヶ月のピン折れ保証もあります
参考価格107800 円

価格は約10.8万円で、AM4向けマザーボードとしては屈指の値段です。しかし価格だけに目をつけると「高い。」としか感じないですが、実際のところ購入する側にとって圧倒的にメリットの多い製品も珍しいモノです。

たとえばApple製品は原価率が低すぎて「ボッタクリだ。」などと言われています。では10万円超えのX570 AQUAはどうかと言うと、販売価格は製造原価を下回っています。

結局ボッタクリどころではなく、売れば売るだけメーカーにとっては赤字になってしまうわけです。ユーザーにとって100%メリットだけが残る…実質無料のマザーボード。999枚限定販売なのも納得です。

そしてASRockによる「究極のファンサービス的」な位置づけのハイエンドマザーとも言えます。

ASRock X570 AQUAを開封レビュー

開封 & 付属品のチェック

まっさらなピュアホワイトにラミネート加工で「AQUA」のロゴが印刷された、極めてシンプルで上品なパッケージングです。

裏面もいつものASRockとは全く雰囲気が違います。普段のASRockなら「頑丈!堅牢!」をゴリゴリと打ち出したスペック紹介なのに、AQUAはただスペック表とデザインの線画だけを掲載するのみ。

あえてガラッとテイストを変えてしまうことで、他のマザーボードとの差別化を実現しています。

開封はスタンダードな見開き式。一番最初に視界に入るのはマザーボード本体、ではなくASRockのレター封筒でした。

「MEET THE AQUA」

Google翻訳いわく「AQUAに会う」です。AQUAとご対面、というニュアンスだと思います(たぶん)。

AQUAのレター封筒です。右下に「514 / 999」と数字が書いてあります。514枚目に製造されたAQUAです。

手紙にはAQUAファンクラブの会員カード(※実在はしない)と、ASRockのゼネラルマネージャーを務めているChris Lee(クリス・リー)氏のメッセージが添えられています。

すみません。ご指摘を受けて再確認したところ、Chris Lee氏ではなくASRockの社長さんを務めているLL Shiu氏のメッセージでした。

レター封筒の梱包材の下に、X570 AQUAが特注の梱包材にピッタリ収まっています。AQUAの基板デザインに合わせて切り込みが入った特殊な梱包材なので、結束バンドなどで固定はされていません。

さらに下の段は、付属品の入った小部屋が4つです。

ウルトラハイエンドマザーなだけあって、さすがに付属品は多めですね。種類が多いので1つ1つ詳しく見ていきましょう。

付属品※画像はクリックで拡大します
Mini DP → DP変換ケーブル
2T2Rデュアルバンド対応WiFiアンテナWiFi 6(2.4 Gbps)はもちろん、Bluetooth接続にも対応
ASRock純正SLI HB Bridge
SATA 6GT/s ケーブル(4本)
M.2固定用ネジ
M.2スロット位置調整用ネジM.2 22110スロットにM.2 2280をセットしたい場合に使う
水冷ブロック固定用ネジの予備
サーマルパッドの予備
ドライバディスク
説明書(日本語)

必要最低限の付属品に、予備のサーマルパッドとネジまで。個人的にはSLI BridgeをASRock仕様の「NVLink SLI Bridge」にしてほしいところ。AQUAクラスのマザーでGTX 1080 Tiを使う人なんて、今更いないでしょう。

マザーボードデザインと外観をチェック

ASRock X570 AQUAのボードデザインを見ていきます。AQUAはクリエイター向けのX570 Creatorがベースにしつつ、巨大な水冷モノブロックを取り付ける都合上、変形PCBになっているなど。割と違いは多いです。

CPUソケットとVRMフェーズをすっぽりと覆い隠す巨大な水冷モノブロックです。クーラントを注入するためのホールは、イン・アウトともにスタンダードな「G1/4」規格ですが、直径は24 mmしかないので大きいフィッティングだと干渉するかもしれません。

ソフトチューブ用のフィッティング「EK-Torque STC-10/16」を取り付けてみた。かなりギリギリ感はありますが、取り外しに問題はないです。

基板の右下の方に行くと、シリアルナンバーが刻印されています。生産された999枚すべてにナンバーが刻印されているため、普通のマザーボードとは特別感がまったく違います。

やかもち
シリアルナンバーの特別感はやっぱり別格。ナンバー無かったら買ってない可能性もあった。

CPU用コネクタは「8 + 4ピン」の合計12ピン仕様です。他社ハイエンド製品では合計16ピン仕様なども存在しますが、ASRockは太い端子(= ソリッドピン)を採用して給電能力を大幅に高めています。

8ピンだけで軽く1000 W近い電力を供給可能です。だから8ピンだけで動作します。が、12ピンすべて挿し込む方が抵抗が下がってフェーズの発熱がわずかに下がるので、可能であれば12ピンすべて埋めてください。

メモリスロットは4本。最大で128 GBのメモリ容量に対応します。固定方法は上側のみの「片ラッチ」方式で、メモリの取り外しがしやすいユーザビリティを実現。

メモリスロットの配線はデイジーチェーンを採用しているので、高いメモリクロック耐性に期待できます。一応、仕様によれば最大5200 MHzまで対応。AM4マザーボード最強のメモリOC仕様です。

グラフィックボードを挿し込むPCI Express x16スロットは「ステンレススチールデザイン」によって、頑丈に補強されています。重さ1 kgを超える重量級グラフィックボードも安心して使えます。

M.2スロットを冷却するヒートシンクは、一見フルアーマー型に見えて実際にはスタンダードな「セパレート型」です。ネジを2つ取るだけでかんたんに取り外しが可能なので、SSDを交換するたびに水冷モノブロックを外すような手間はありません。

M.2スロットは全部で2箇所。トップ側がM.2 22110で、ボトム側のスロットはM.2 2280に対応しています。

M.2ヒートシンクはアルミニウム製。両方にサーマルパッドが貼付け済みです。トップ側は四角形のサーマルパッドは、Aquantiaの10 GbE LANを冷却する用です。

水冷モノブロックを観察したいので、いったん取り外します。マザーボード裏面から合計14箇所の小ねじを外してブロックを引っ張れば取り外し可能です。

ネジ14箇所は取りすぎたかもしれません。説明書によれば、水冷モノブロックを外すだけなら10箇所でした。14箇所も外すとほとんどすべてのモジュールが外れてしまいます。

CPUとVRMフェーズを冷却する水冷モノブロックです。フェーズ回路のMOSFETに接する部分にはサーマルパッドがびっしりと貼り付けてあります。

チップセットを冷却する水冷モノブロック。チップセットにもサーマルパッドが貼付け済み。

参考までに、可能な限りモジュールを取り外した場合の重量は766 gです。フル装備では2666 gだったので、マザーボードの重量の大部分が水冷モノブロックです。

やかもち
2 kg近い鉄塊に水を流して冷やすわけですから、冷却性能はスゴそう。

マザーボード基板上のコネクタ類をチェック。ボトム側PCIeスロットのすぐ直下には、RGB LED用のヘッダやUSB 3.2 Gen1ヘッダが実装されています。必要十分なコネクタです。

右側にはケースファン用ヘッダや、検証時に便利なボタンスイッチ(起動・再起動)があり、トラブル発生時に番号で状態を伝えてくれる「Dr.Debug」も実装済み。

どの番号が何を示すかは、公式サイトで確認してください。たとえば「00」ならCPUの取り付けミスや初期不良、「b0」ならメモリ関連のエラー。などなど、状況が分かりやすいです。

変形PCBの凹み部分に、SATAポートが8個あります。内4個はASMedia製「ASM1061」チップから伸びています。X570 AQUAはThunderbolt 3コネクタを2つも実装するため、SATAを8個実装するには他社のチップで帯域幅を補う必要があったのです。

メモリスロットの付近には、ケースファン用のコネクタやUSB 3.2 Gen1用ヘッダ、USB 3.2 Gen2 Typc-Cのヘッダが配置されています。Type-Cのヘッダはグラフィックボードと干渉しない位置にあるので安心を。

  1. BIOSフラッシュボタン
  2. WiFiアンテナ取り付け口
  3. PS/2
  4. USB 3.2 Gen1 x2
  5. DP IN
  6. HDMI
  7. USB 3.2 Gen 1 x1
  8. USB 3.2 Gen 2 Thunderbolt 3 Type-C x1
  9. LANポート(1.0 GbE)
  10. USB 3.2 Gen 1 x1
  11. USB 3.2 Gen 2 Thunderbolt 3 Type-C x1
  12. LANポート(10 GbE)
  13. USB 3.2 Gen1 x2
  14. HDオーディオコネクタ

バックパネル(IOパネル)のインターフェイスは全部で14個。USB 3.2は合計で8個もあり、内2つは最大40 Gbpsの帯域幅に対応するThunderbolt 3端子です。

LANポートはスタンダードな1.0 GbEと、NASなどとデータを高速転送する時に重宝する10 GbE、合計2つのポートがあります。インターフェイスの帯域幅はちょっとしたHEDT級に達しています。

10 GbE LANもThunderbolt 3も、まだまだ一般的にはなってないインターフェイスなので、今後2~3年は時代遅れになることが無さそうな内容です。

基板コンポーネントを実際に見る

ASRock X570 AQUAの実装コンポーネントについて、詳しく見ていきます。水冷モノブロックやIOカバーなど、取り外しが可能な外装はすべて除去してAQUAのコンポーネントを直に観察です。

VRMフェーズ回路は写真のような構成です。黄色がCPU用のVRMフェーズ、青色がSoC用のVRMフェーズ。赤色はVRMフェーズを制御しているPWMコントローラです。

やかもち
X570 Creatorと違って、AQUAではVRMフェーズの配置が左側に大きく偏っているのも特徴。

マザーボード裏面には、フェーズダブラーと呼ばれる小さなICチップが計6個実装されています。ダブラーの役割はフェーズ信号の分割で、VRMフェーズの発熱を抑えられる効果があります。

ASRock X570 AQUAのフェーズ回路を分かりやすくイラストにまとめてみた。

CPU用フェーズはフェーズダブラーによって2つに分割されて、物理6フェーズが仮想12フェーズに。SoC用フェーズはダブラーを使っていないため、物理2フェーズです。よって12 + 2の合計14フェーズ構成ですね。

初心者もち
最近レビューしてたX570 Taichiも14フェーズじゃん。

確かにフェーズ数は同じですが、X570 AQUAはフェーズ1つ1つに使っているコンポーネントがTaichiなどの普及帯とはまったく違います。そしてフェーズ数は多ければ多いほど良いといえるモノでもないです。

たとえば「フェーズ数が多い = 部品点数が多いため故障率が上がる」などが代表例。ではどうやって同じフェーズ数のまま限界性能を高めるのか、方法の一つがハイエンドな部品の採用です。

さっそくPWMコントローラから順番に見ていきましょう。

VRMフェーズを制御するPWMコントローラはInfineon製「IR35201」です。6 + 2フェーズ対応の非常に高級なPWMコントローラで、ハイエンドなAM4マザーボードでは割と定番になっています。

ASRockのAM4マザーボードでInfineon製のコンポーネントを採用しているのは、X570 Creatorくらいです。TaichiやPGXはインターシルやVichay製のコスパよく高パフォーマンスなコンポーネントが多用されています。

CPU用フェーズに使われているMOSFETはInfineon製「IR3555」。IR3555はワンチップ化された統合型MOSFETで、「Dr.MOS」とも呼ばれています。たった1つのIR3555で、最大60Aの電流に耐える高性能なMOSFETのひとつです。

マザーボード裏面に実装されているフェーズダブラーもInfineon製「IR3599」でした。

SoC(CPUのアンコア部分)用フェーズに使われているMOSFETは、CPU用と同じくInfineon製「IR3555」。全14フェーズすべてがIR3555で統一されています。さすがにウルトラハイエンドだけあって惜しみなく高級品を投入している印象。

固体コンデンサはASRockの名物「FP12K」です。ニチコン製の高品質コンデンサで、定格105℃の12000時間耐久品を採用しています。X570マザーボードで採用されているコンデンサの中ではトップクラスの品質です。

チョークコイルはASRockが「プレミアム60Aパワーチョーク」と呼んでいるメーカー不明品を採用。メーカー不明品とはいえ、60Aは最高クラスのチョークコイルです。特にコア電圧の安定性に関わっています。

メモリ用のVRMフェーズもチェック。PWMコントローラはuPI Semiconductor製「uP1647P」。2フェーズ対応のコントローラです。

メモリ用フェーズのMOSFETはSinopower製「SM7341EHKP」を2つ実装。ローサイドとハイサイド両方のMOSFETをパッケージ化した統合型MOSFETです。

参考までにX570 Taichiでは「FDPC5030SG」と呼ばれる統合型MOSFETが使われていました。仕様表をざっくりと見た感じでは、流せる電流がさらに向上しており、メモリOC耐性はかなり期待できます。

やかもち
ちなみに他社のAM4ウルトラハイエンドマザーは、びっくりするくらいアナログな実装だったり。

VRMフェーズ回路のコンポーネントレビューは以上で終わりです。ここからはフェーズ以外のコンポーネントも観察します。

Thunderbolt 3用のコントローラは、Intel製「JHL7540(Titan Ridge)」を搭載。デュアルポート対応のTB3コントローラです。

1.0 GbE LAN用のチップは、定番のインテル製「I211-AT」を実装。

10 GbE LAN用は、Aquantia製「AQC107」でした。

無線LANコントローラはインテル製「AX200NGW」。定番のWi-Fi 6対応コントローラです。

ASMedia製「ASM1061」は、SATAポート増設用のコントローラチップです。合計2つ実装されているので、1チップにつきSATA 2ポートを供給しているようです。帯域幅は十分に確保されるでしょう。

オーディオ回路をチェック。ノイズを抑えるために、左右チャンネルで分離されたレイヤー基板を採用しています。ASRockのハイエンド板では定番の回路設計です。

オーディオコーデックはRealtek最上位の「ALC1220」を採用。

フロントパネル用にテキサス・インスツルメンツ製のヘッドホンアンプ「NE5532」も実装されています。最大600Ωのヘッドセットに対応しているため、インピーダンスの高いヘッドセット(例:AKG K701など)も安心です。

ノイズ低減のため、ニチコン製ファインゴールドオーディオコンデンサを5個も実装。オーディオ周りも抜かりないです。

NuvoTon「NCT6683D-T」は、マザーボード上の温度やファン回転数などをモニターするICセンサーです。フリーソフト「HWiNFO」などを使って、リアルタイムに値を取得できます。

まとめ:最高品質のコンポーネントを散りばめた設計

あ…後片付けしなきゃ(バラすのめっちゃ楽しかったです)

X570 AQUAは、バランスよく高品質なコンポーネントを散りばめた設計が大きな特徴です。

VRMフェーズに使われているMOSFETはInfineon製の「IR3555」、ダブラーは「IR3599」で固めてありました。ただ、IR電源を使った構成は他社ハイエンドでもよく見かけるので珍しくはないです。

では他社と顕著に違うのはどこか。やはり個体コンデンサやチョークコイルまで超高級品で揃えている点でしょう。メモリ用のMOSFETも抜かりないです。普通はハイサイドとローサイドを分けたアナログな実装が定番。

対してAQUAでは、ハイとローを統合したMOSFETを2つも使用して物理2フェーズ構成に仕上げています。メモリクロックの伸びやすさだけでなく、実際の実効性能(= クロックあたりの帯域幅)にも大きく貢献する可能性が高いです。

その他では、Thunderbolt 3端子をリアパネルに2つ実装し、Aquantia製の10 GbE LANも載せるなど。何かと規格外のスペックを実現したAM4マザーボード屈指のウルトラハイエンドマザーなのは間違いありません。

ASRock / チップセット : AMD X570 / フォーム : E-ATX / ソケット : Socket AM4 / フェーズ数 : 12+2 / LAN : 1.0 + 10.0 GbE / マルチGPU : SLI or CF対応 / 備考:本格水冷専用設計

X570 AQUAは999枚限定生産ですが、まだ国内に意外と在庫が残っています。導入コストがとても高額な「本格水冷」前提の設計になっているため、売れ行きは少し鈍い様子。

X570 AQUAの堅牢なフェーズ回路や突出した拡張性に魅力は感じるけれど、本格水冷前提なのがちょっと…な人は「X570 Creator」が選択肢です。微妙な違いはあるものの、おおむねX570 AQUAの空冷版といえる内容です。

ASRock / チップセット : AMD X570 / フォーム : ATX / ソケット : Socket AM4 / フェーズ数 : 12+2 / LAN : 1.0 + 10.0 GbE / マルチGPU : SLI or CF対応

以上「X570 AQUAをコンポーネントレビュー:AM4マザーボード屈指のVRMフェーズを観る」でした。

やかもち
最速で年末には水冷PCの組み立て動画でAQUAを出したいけど、もしかすると年初になるかもしれません…。

レビュー中で何度か話に出した「X570 Taichi」のレビューは↑こちらです。3万円台ではコストパフォーマンス最高、トータルバランスに秀でていてCPUとメモリの実効性能は特筆するべき強さがあります。

IR電源はありませんが60AチョークにFP12Kコンデンサは健在で、メモリ用フェーズは統合型MOSFETを使った物理2フェーズ構成。AQUA同様、まんべんなく高級なコンポーネントを使ったASRockならではの強みを持つマザーボードです。

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4 件のコメント

  • ん~
    よーつべ業界でわ、とあるグンマー県民が雷禅九・3950Xを搭載して水冷パソ製作してるやうですが、ママンの機能性能を含めて如何程に…。

  • こんにちは。
    こちらのレビュー記事を見て、ガレリアAXFを購入しようと思い見積もりを出したのですが、その際のドスパラの対応に不満がありドスパラで購入するのはやめました。

    パソコンのことは何もわからなかったのでわかりやすい記事でとてもありがたかったです。

    ガレリアAXFの代わりになるような、予算20万程度のオススメPCがあれば教えて頂けると嬉しいです。

  • 記事お疲れ様です。
    やかもちさんが”実質無料”と書くくらいの興奮が伝わってきますが、
    X570マザーのお高目な相場で多少金銭感覚が狂っていても、10万円はたけえです。
    TR40とかエンスー向けだったらまた違うんですけど・・・

    マザーとしてみた時に10万はたけえですが、
    超高級ハイエンドマザー+豪華専用設計CPU&チップセット冷却ブロックで
    10万円はお安いかもしんないですね。

    ただ、
    ASRockが無理して?これだけのマザーを出すくらいRyzen3000番台の威力がやべえとも取れますから、やっぱRyzenすげー!って感じです。
    Ryzen9 3950XとX570 AQUA、RTX2080Tiで
    メインストリーム向けプラットフォーム最強の本格水冷PCの記事か動画を心待ちにしています。

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