インテル第9世代では8コア搭載i7やHTT搭載のi5が登場予定..という噂

12月にCoffee Lake世代を使って、予算15万ほどのゲーミングPCを自作するつもりでした。しかし、ここにきて都合の悪い「噂」が出てきてしまった。それがCoffee Lake Refresh(9世代)のカタログスペックです。

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Coffee Lake RefreshはRyzenと徹底抗戦のかまえ

ジムケラー氏が生み出した意欲作「AMD Ryzen」は、従来のインテルCPUを圧倒した。焦ったインテルは上位ダイを下位モデルに繰り下げるなど、かなり強引な方法でRyzenに対抗(= Coffee Lake)。

しかし、それでもCore i7は6コア搭載でありRyzen 7の8コアには届かない。性能的にはRyzen 7に肩を並べているが、コスパではまだまだ足元を見られているだろう。

ならば、更に性能で圧倒するしか無い…というのがインテルの考えらしい。

CPUCore i5 8600Ki5 9600Ki7 8700Ki7 9700K
プロセスルール14nm++14nm++
コア数6668
スレッド数6121216
ベースクロック3.6 Ghz3.7 Ghz
ブーストクロック4.3 Ghz4.7 Ghz
TDP95W92W95W
L3 Cache9 MB12 MB12 MB16 MB
MSRP$257$359
発売予定2017/112018/?2017/112018/?

うーん…すごい。噂とはいえ、こんな情報が出回っている状態で今のCoffee Lakeを使って自作をしようとは思えないですね…。

Core i5は伝統を破り、やっと「HTT有効化」

Core i5 9600Kは更なる革新を遂げる。初のCore i5から8年ほど、ずーっとハイパースレッディングは無力化された状態で売られていたのに、9世代にてやっと有効化される。

Cinebench R15 – シングルスレッド性能(9600Kのみ概算値)

  • i5 9600K @4.8Ghz
    208
  • i5 9600K
    188
  • Ryzen 5 1600X
    160
  • Ryzen 5 1600
    150
  • i5 8600K @4.8Ghz
    208
  • i5 8600K
    188
  • i5 8400
    175
  • i7 7700K
    198

Cinebench R15 – マルチスレッド性能(9600Kのみ概算値)

  • i5 9600K @4.8Ghz
    1625
  • i5 9600K
    1469
  • Ryzen 5 1600X
    1250
  • Ryzen 5 1600
    1155
  • i5 8600K @4.8Ghz
    1196
  • i5 8600K
    1052
  • i5 8400
    976
  • i7 7700K
    991

既に判明しているデータに対して、マルチスレッド係数を使って概算値を出しました。なお、シングルスレッド性能は単にi5 8600Kのスコアを流用しただけです。

ひとまずハイパースレッディング実装により、スレッド数は6から12へ倍増。よってRyzen 5 1600Xなどに対して届かなかったマルチスレッド性能の低さは確実に完全に解消されるはずだ。

つまり、i5 9600Kは250ドル前後で買える「i7 8700K」になるかもしれない…ということです。本当にそうならヤバイ。

更に伝統を破り、Ryzen 7と肩を並べる「8コア搭載Core i7」

6コア化しただけでも「革新」だったCore i7 8700Kですが、9世代ではさらに2コア増やして8コア化する…とのこと。

RyzenがCoreシリーズを意識したラインナップで襲い掛かってきた以上、インテルもそのまま「お返し」をするつもりなんでしょうね。

それにRyzen 7は8コアなのに、Core i7は6コアなのは確かにパッと見の印象が悪い(あまりCPUに詳しくない人から見れば、尚更のことかもしれない)。

Cinebench R15 – シングルスレッド性能(9700Kのみ概算値)

  • i7 9700K @4.8Ghz
    211
  • i7 9700K
    193
  • Ryzen 7 1800X
    158
  • Ryzen 7 1700
    139
  • i7 8700K @4.8Ghz
    211
  • i7 8700K
    193
  • i7 7700K
    196

Cinebench R15 – マルチスレッド性能(9700Kのみ概算値)

  • i7 9700K @4.8Ghz
    2210
  • i7 9700K
    2022
  • Ryzen 7 1800X
    1655
  • Ryzen 7 1700
    1433
  • i7 8700K @4.8Ghz
    1615
  • i7 8700K
    1445
  • i7 7700K
    1003

同様にi7 9700Kのスコアは概算値です。さて、「同じ価格で勝負すればAMDが勝つ」というのがRyzenシリーズの最大の強みでした。一方「同じコア数で勝負すると負ける」のが弱みだった。

Coffee Lake Refreshは、前者の弱みを解消する可能性が極めて高い。同じ価格で勝負してもRyzenを圧倒するし、同じコア数で勝負してもRyzenに圧勝する。そんな状況が2018年に訪れてしまう。

それにしても…マルチスレッド性能が1000点、1500点、2000点とこの1年で大きく更新されていったが、正直なところ一般向けとしてはもう十分すぎる性能に到達した感がすごい。

あくまでも概算値に基づいた話にしかならないが、2000 cbというマルチスレッド性能は強烈です。実況配信しながらエンコードをする…という作業すらそれなりにこなせてしまう。

そういったハードな作業は、現状ではRyzen ThreadripperCore i9が得意とする分野だが、この8コア搭載のCore i7はそこにも侵略できる可能性を秘めている。

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まとめ:第9世代のIntelは強い

1コアあたりの処理性能が高いインテル製CPUは、コア数を増やすだけで容易にRyzenを超えられる可能性を持っています。

6コア化でもかなり強かったのに、8コア化までされたらAMD Ryzenにとって非常に手強いライバルになる…。

対抗馬になりそうなAMD Ryzenの第2世代「Zen 2」は、リークされたロードマップによれば2019年に登場予定で、2018年は「Pinnacle Ridge」(最大8コア)と「Raven Ridge」(最大4コア)が登場予定。

Pinnacle Ridgeがどの程度戦えるによってCoffee Lake Refreshの戦況は大きく変わりそうだが、現状ではマズイ状況かと。

互換性はどうなるか?

今のところはCoffee Lake RefreshもIntel 300シリーズ(Z390 / Z370 / H370 / H310)でサポートされるとのこと。CPUソケットのほうは不明。

またピン配列が変更されて「LGA 1151 v3」になる可能性は否定できない。ここが変更されると面倒くさいので、今の「LGA 1151 v2」のまま通して欲しいところですね。

自作歴16台のやかもち
はやく出てきて欲しいです…自作欲が湧いてきているというのに。

というわけで、以上「インテル第9世代は8コア搭載i7や、HTT搭載のi5が登場予定..という噂」でした。

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6 件のコメント

  • 上位ダイの流用では無いんだけども…(配置全然違うしバス構造も違う
    ダイ的にはI/OやIGPは従来の7700同様のパターンで2コア足したものになってる
    それでも新規プリントのRyzen対策ダイが半年遅れでリリース出来るIntelが異常なんだけどね

  • インテルさん、それよりもCore i7-8700やi5-8600K,8400の超絶望的な品不足をなんとかしてくださいよ(挨拶

    まあRyzenの爆売れが切っ掛けで、コア数競争の様相が来年は更にヒートアップしそうですねえ。
    まあ私の使い方では現行CPUでも既にオーバースペックの感があるので、先のことは敢えて気にしませんけど。

    あ、密かにわたくしも2009年に建造した自作パソコン@Core 2最終型(E8400→途中からQ9650に換装)の世代コータイを、第8世代Coreでする予定が確定しております。
    たとえこの記事の話が本当でも、既に一部の部材(値上がりが更に加速しているRAMメモリそしてCPUクーラー・顔認証用カメラ)を先行して調達済みなので、予定通りに新規建造していきますよ。
    (当初はi7-8700で考えてたが、入荷の見通しが立たないようなので、8700Kにして当面は定格運用になるかも)

    • ぼくもDDR4メモリーは来年になっても安定しそうにないと踏んで、Amazonで何故か安く売られていたHyperXのOCメモリーを調達済みです。もうM/BとCPUさえ揃えば自作を実行できる状態なのに、こんな情報が出てきてしまって非常にもどかしい気持ち…orz

  • Intelがコア数勝負に出ればいずれ追いつくのは分かっていましたね。
    コア数がスケーラブルが容易なのがリングバスですし、現状14nmでダイサイズを8コアにしてもまだライゼンよりチップサイズが小さいんですね(GPU付きでも)。
    どっちにせよ、次の手を考えないといけないのはAMDですね。
    Intelはコア数を合わせれば勝てる状況になってますし、このままコア数を増やし続ければいいって話でもないですらね。
    スングルスレッドを上げる方法等が必要でしょう。

  • これが本当に出てくるとして(ほぼ間違い無いでしょうけど)、時期はいつ頃になるでしょうね
    2018年上半期に来るなら待ちたいところですが……
    ROG maximus X formulaが出たら我慢出来ずに8700kと一緒に組んでしまいそうです

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