黒い砂漠の「推奨スペック」をデータに基づいて、自作マニアが徹底解説

「黒い砂漠は非常に重たい部類ゲーム」とよく言われている。しかし、その根拠も一切無しに割高な価格設定の「黒い砂漠推奨モデル」を並べただけのサイトや、確実に黒い砂漠が動くものの価格が高すぎるマシンを紹介しているだけのブログが多い。

  • 「根拠もなくハイエンドマシンをオススメするのはどうなのかな…。」

というわけで、この記事では16台の自作PC歴があり、黒い砂漠に約1年ほどハマっていた筆者「やかもち」が、各種データにもとづいて根拠のある推奨スペックについて。徹底解説します。

 2015年9月に書いた本記事を、2017年に合わせて大幅に修正しました。

前提:黒い砂漠の推奨スペックを定義する

「推奨スペック」と一言にいっても非常に曖昧です。2年前、やっちは「平均30fps」も出れば十分に快適だと思っていたので、2015年9月に本記事を書いた時点では「平均30fpsを達成できたら推奨スペック」と言っていました。

しかしその後、自作パソコンを組み立てたり、作ったパソコンをアップグレードすることで平均30以上が簡単に出るようになったんですね。そうして見ると…「平均60fps」前後は欲しいというのが本音に変化。

20~30fpsで動く黒い砂漠は、決してプレイできないわけではないが

  • 眼精疲労
  • 酔いやすい
  • 疲れやすい

など体に与える負担が意外と無視できないことに気づく。黒い砂漠をちょっとやってみるぐらいなら、それで良いと思います。

でも1ヶ月~6ヶ月と長い時間プレイし続けるつもりなら、体への負担が少なくヌルヌルと動く快適なグラフィックである「平均60fps」が一番大事だと確信しています。

ここで黒い砂漠の「画質の違い」を確認

どれくらいのグラフィック設定で動いてくれれば満足なのか。人それぞれ違ってくるため、画質別のスクリーンショットを撮ってきました。

  • 「これくらいなら妥協していいかな。」
  • 「うーん、最高設定じゃないと嫌だな。」

などなど、自分にとってベストな画質を決め、それを60fpsで動かせるマシンが「推奨スペック」になります。

画質設定の違い
最高仕様β
最高設定
中間設定
最低設定
最適化設定

「最高仕様β」と「最高設定」には目視でわかるほどの差がほぼ無いことが分かります。経済的に考えれば「最高設定を60fpsで動かせれば最もベスト」ということになりますね。

もう一つの基準は「中間設定」です。中間以下から画質の劣化が激しいけれど「中間設定」と「最高設定」の間にはそこまで派手な劣化が見られない。

だから「中間設定で良いや。」と思う人がいても違和感は無いかな。

テクスチャ品質の違い
High
Middle
Low

なお、テクスチャ品質は見た目に与える影響が非常に大きい設定です。テクスチャ品質はHigh / Middle / Lowの3種類が用意されていて、それぞれ次元の違う差があります…。

やかもち
どれくらいのスペックなら平均60FPSが出るの?
自作歴16台のやかもち
それを今から各種データに基づき、しっかりと説明していくよ。

画質別に、黒い砂漠の「推奨グラフィックボード」を解説

ゲームをする時に一番重要なPCパーツが「グラフィックボード」(GPU)と呼ばれる部分です。この画像のような厚みが3~5cmくらいで横に20~30cmくらいの長い板状のパーツのこと。

このボードの中に「黒い砂漠が要求する処理をこなして、画面上の映像を表示する仕事」をこなすGPUという映像専用のチップが搭載されている。このGPUの性能が良ければ良いほど、フレームレートが出やすい。

というわけで、画質別に推奨グラフィックボードを解説していきます。

テスト環境

テスト環境
CPUCore i7 4770K
GPUTitanZ 12GBRadeon R9 295X2 8GB
GTX 980 4GBRadeon R9 290X 4GB
GTX 970 3.5GBRadeon R9 290 4GB
GTX 780 Ti 3GBRadeon R9 285 2GB
GTX 780 3GBRadeon R9 280X 3GB
GTX 770 2GBRadeon R9 280 3GB
GTX 760 2GBRadeon R9 270X 2GB
GTX 750 Ti 2GBRadeon R9 270 2GB
GTX 750 2GBNVIDIA 10種 + AMD 8種
GT 740 1GB合計18種のGPU
メモリーDDR-4 2133 4GB*4(16GB)
マザーボードASUS MAXIMUS VI Extreme
ストレージPlextor M5 Pro 512GB(SSD)
電源1500W 80+ GOLD認証
OSWindows 7 Ultimate 64bit

参考にするのは韓CoolEnjoyが公開しているデータベースより。フレームレートを計測するテストマシンには、4コア8スレッドの「Core i7 4770K」が採用され、メモリーは16GBと十分な量が。

そしてCoolEnjoyは78種類という大量のグラフィックボードを使ってデータの計測を行ったが、多すぎて逆に困惑してしまうと思うので特に有名なグラフィックボード18種にしぼりました。

なお、フレームレートの計測方法は黒い砂漠でスタート地点になっている「オルビア村」です。人口が少なくオブジェクトも普通の量なので、都市部と比較するとかなり良い数値が出やすい点は留意しておきたい。

フルHD(最低設定)は低スペでも大丈夫

黒い砂漠 – 最低設定(Low + VeryLow) – 1920×1080

  • TitanZ 12GB
    94.7
  • GTX 980 4GB
    94.5
  • GTX 970 3.5GB
    93.8
  • GTX 780 Ti 3GB
    93.8
  • GTX 780 3GB
    93.9
  • GTX 770 2GB
    94.5
  • GTX 760 2GB
    91.4
  • GTX 750 Ti 2GB
    71.6
  • GTX 750 2GB
    61.5
  • GT 740 1GB
    32.4
  • Radeon R9 295X2 8GB
    113.8
  • Radeon R9 290X 4GB
    112.3
  • Radeon R9 290 4GB
    112.9
  • Radeon R9 285 2GB
    103.2
  • Radeon R9 280X 3GB
    110.2
  • Radeon R9 280 3GB
    100.7
  • Radeon R9 270X 2GB
    93.4
  • Radeon R9 270 2GB
    86.2

テクスチャ品質を「Low」、グラフィック品質を「Very Low」にした最低設定だと非常に軽い。ローエンドGPUのGT 740で平均32.4fps、ミドルクラスのGTX 750 Tiで71.6fpsと出ていますね。

ただ、700番台のNVIDIAは古いモデルなので今の主流で言い換えると…

最低設定の推奨GPU:「GT 1030 2GB

になります。これもローエンドGPUですが、性能はGTX 750とGTX 750 Tiの間に位置する。とは言っても…黒い砂漠をわざわざ最低設定で楽しみたいなんて人は稀だよね…。

フルHD(中間設定)だと、ミドルクラスGPUが必要

黒い砂漠 – 中間設定(Middle + Middle High) – 1920×1080

  • TitanZ 12GB
    92.8
  • GTX 980 4GB
    78.8
  • GTX 970 3.5GB
    76.3
  • GTX 780 Ti 3GB
    76.4
  • GTX 780 3GB
    68.7
  • GTX 770 2GB
    63
  • GTX 760 2GB
    48.2
  • GTX 750 Ti 2GB
    34.7
  • GTX 750 2GB
    29.4
  • GT 740 1GB
    15.5
  • Radeon R9 295X2 8GB
    104.6
  • Radeon R9 290X 4GB
    80.3
  • Radeon R9 290 4GB
    78.5
  • Radeon R9 285 2GB
    56.3
  • Radeon R9 280X 3GB
    65.9
  • Radeon R9 280 3GB
    54.2
  • Radeon R9 270X 2GB
    47.4
  • Radeon R9 270 2GB
    44

だいぶ重たくなってきた。GTX 750 Tiは平均35くらいしか出なくなったので脱落です。平均60fpsを狙うには「GTX 770」や「GTX 970」など、ミドルクラスGPUが必須に。今の主流で言い換えますね。

2017年現在のグラフィックボードは性能がかなり進化していて、1.5万円くらいで買えるGTX 1050 Tiで十分なフレームレートを得られます。

実際に「Monarch IH」という安いゲーミングPCで試した時のデータがこれ。都市カルフェオン内部と郊外を馬で走って計測しました。街中は重たいですが平均値で60fpsを達成している。

最高設定は重たいけど、まだミドルクラスで行ける

黒い砂漠 – 最高設定(High + Very High) – 1920×1080

  • TitanZ 12GB
    93.4
  • GTX 980 4GB
    69.2
  • GTX 970 3.5GB
    63.7
  • GTX 780 Ti 3GB
    63
  • GTX 780 3GB
    53.2
  • GTX 770 2GB
    46.8
  • GTX 760 2GB
    36.1
  • GTX 750 Ti 2GB
    26.4
  • GTX 750 2GB
    21.7
  • GT 740 1GB
    11
  • Radeon R9 295X2 8GB
    100.3
  • Radeon R9 290X 4GB
    64.8
  • Radeon R9 290 4GB
    61.9
  • Radeon R9 285 2GB
    45
  • Radeon R9 280X 3GB
    45.4
  • Radeon R9 280 3GB
    39.9
  • Radeon R9 270X 2GB
    36.5
  • Radeon R9 270 2GB
    32.3

意外に思われるかもしれませんが、黒い砂漠の最高設定は割りと簡単に平均60fpsを達成できます。GTX 1070やGTX 1080などのハイエンドGPUが必須だよというサイトもありますが、「必須」は言い過ぎ感がある

GTX 970やGTX 980が平均60fpsを達成しているので、2017年現在の主流に言い換えれば

GTX 1060 6GBがあれば十分に行けます。GTX 1060の性能はGTX 970とほぼ互角なので、平均60fpsを狙うなら十分なんです。

GTX 1060搭載「ガレリアDT」で実際にやってみたデータがこのグラフです。内容はカルフェオン内部と郊外を馬で全力疾走。商人通りを通過する時は一時的に落ち込みますが、平均では68fpsでした。

人が一箇所に集まるコンテンツ※では60fpsを簡単に割り込みますが、それ以外のスクリーンショット撮影や狩りなど、日常的な遊び方をするなら全く問題になりません。

※税金馬車、フィールドボス、GvGコンテンツなどが該当します。GPUだけでなくCPUにも負荷が来るのでフレームレートが急落しやすい。

「最高仕様β」は超重量級ですが…

黒い砂漠 – 最高仕様β(High + Very High + β) – 1920×1080

  • TitanZ 12GB
    52.8
  • GTX 980 4GB
    44.6
  • GTX 970 3.5GB
    39.2
  • GTX 780 Ti 3GB
    36.8
  • GTX 780 3GB
    29.1
  • GTX 770 2GB
    25.7
  • GTX 760 2GB
    20
  • GTX 750 Ti 2GB
    14.4
  • GTX 750 2GB
    11.6
  • GT 740 1GB
    5.8
  • Radeon R9 295X2 8GB
    75
  • Radeon R9 290X 4GB
    39.7
  • Radeon R9 290 4GB
    36.7
  • Radeon R9 285 2GB
    28
  • Radeon R9 280X 3GB
    25.2
  • Radeon R9 280 3GB
    21.7
  • Radeon R9 270X 2GB
    20.3
  • Radeon R9 270 2GB
    17.9

オブジェクトの読み込み量や範囲を増やし、描写する解像度を2倍にするグラフィックオプション「最高仕様β」を有効化すると一気に重たくなります。

ハイエンドのGTX 980ですら平均60に届かず、更にハイエンドのTitan Zでも60に全く足りていません。2015年当時、黒い砂漠の最高仕様を60fpsで動かせたのは「R9 295X2」という巨大グラボ※だけでした。

※Radeon R9 295X2 = 2つのGPUを1枚のグラボに詰め込むという強引なコンセプトで誕生したモンスター級GPU。

しかし時代が過ぎて2017年。最高仕様βで平均60fpsを出すのは簡単になりました。「GTX 1070 8GB」以上のグラボがあれば十分に行けます。

ただし…最高設定を比べてパッと見で分かるほど違いは無いので、スクリーンショットにこだわりがある人以外は使うこと必要はない設定だったり。

多くの人にとって、この最高仕様βで60fpsを出せるかどうかはそこまで気にする必要は無いですね。というわけで60fpsを最高設定で出せれば十分「推奨スペック」です。

VRAMの使用量はテクスチャ品質で変化する

テクスチャ品質を高くすると、必然的にグラフィックボードが消費するVRAM(ビデオメモリ)の量は増えていく。

  • High:3.0~4.0GB
  • Middle:2.0GB前後

幸いなことに、最高設定で平均60fpsを出せる「GTX 1060 6GB」には、その名の通りVRAMが6GBも入っています。よってVRAM不足はそこまで心配することでは無くなった。

WQHD画質に必要なグラフィックボード

黒い砂漠 – 最高設定(High + Very High) – 2560×1440

  • TitanZ 12GB
    74.3
  • GTX 980 4GB
    48.7
  • GTX 970 3.5GB
    46.5
  • GTX 780 Ti 3GB
    44.3
  • GTX 780 3GB
    37.6
  • GTX 770 2GB
    33.8
  • GTX 760 2GB
    25.7
  • GTX 750 Ti 2GB
    17.3
  • GTX 750 2GB
    14.1
  • Radeon R9 295X2 8GB
    95.3
  • Radeon R9 290X 4GB
    45.8
  • Radeon R9 290 4GB
    42
  • Radeon R9 285 2GB
    31.5
  • Radeon R9 280X 3GB
    33.9
  • Radeon R9 280 3GB
    28.3
  • Radeon R9 270X 2GB
    25
  • Radeon R9 270 2GB
    22.4

まだ少数派だと思いますが、一応フルHDより更に大きい解像度「WQHD」(2560×1440)で黒い砂漠を実行した場合のフレームレートも確認しておきます。

ほとんどのグラフィックボードが平均60fpsを出せなくなっており、唯一「Titan Z」と「R9 295X」が平均60fpsを守りました。2017年時点で相当するグラボは

GTX 1080あたりが必要になる。

これは「GTX 1080 Ti」を使ってWQHD画質をテストしている動画。グラボのランクが一つ上ですが、参考にはなります。

フルHDの4倍「4K」画質に必要なグラボは…

黒い砂漠 – 最高設定(High + Very High) – 3840×2160

  • TitanZ 12GB
    40.7
  • GTX 980 4GB
    27.4
  • GTX 970 3.5GB
    24.6
  • GTX 780 Ti 3GB
    23
  • GTX 780 3GB
    19.4
  • Radeon R9 295X2 8GB
    50.2
  • Radeon R9 290X 4GB
    24.2
  • Radeon R9 290 4GB
    22.5
  • Radeon R9 280X 3GB
    18.8

更に高解像度の「4K」ともなると、驚異的な重さになり…ここに登場する全てのグラフィックボードが平均60fpsを下回る結果になった。よって2017年時点で選択肢は

これ一つしか無い。概ね平均60fps前後のパフォーマンスを出せる、唯一のグラフィックボードです。更に上には「Titan Xp 12GB」というグラボがあるが、価格が跳ね上がりすぎて選択肢にはならない。

4K画質にも参考動画を置いておきます。バラツキが大きいものの、GTX 1080 Tiで4K画質はある程度快適に動かせている。

ボトルネックから見る、黒い砂漠の推奨CPU

高いフレームレートを出すためにはグラフィックボードが一番重要ですが、その次に大事なのが「CPU」です。

CPUとグラボで性能の釣り合いが取れていないと「ボトルネック」という現象が起こり、上手くフレームレートがでなくなってしまうから。やっちは以前、黒い砂漠にはCore i3で十分と言っている頃もあったが…今は違います。

GTX 980 (GTX 1060相当)の場合

GTX 980 4GB – 最高設定(High + Very High) – 1920×1080

  • i7 5930K 6/12 @3.5Ghz
    68.4
  • i7 4770K 4/8 @4.5Ghz
    69.2
  • i7 4770K 4/8 @3.5Ghz
    68.7
  • i5 4670K 4/4 @3.4Ghz
    68.1
  • i3 4160 2/4 @3.6Ghz
    61.9
  • G3240 2/2 @3.1Ghz
    46.3
  • FX 8350 8/8 @4.5Ghz
    58.2
  • FX 8350 8/8 @4.0Ghz
    56.4
  • FX 8300 8/8 @3.3Ghz
    54.8
  • FX 6300 6/6 @3.5Ghz
    51.1
  • FX 4300 4/4 @3.8Gzh
    50.7

フルHD画質なら平均60fpsで動かせる「GTX 980」から見ていこう。結果はこの通りで、同じグラフィックボードなのに実際に出ているフレームレートは全然違いますよね…。

4コア搭載のCore i5以上ならだいたい同じ性能を発揮できますが、2コアになった途端にフレームレートが下がっています。面白いのは8コア搭載のFX 8350がとても苦戦しており、コア数だけが重要でもない様子。

そこで「Cinebench R15」というベンチマークソフトで計測したスコアを確認してみよう。

Cinebench R15 Single & Multi Score

  • i7 4770K 4/8 @4.3Ghz
    165.0
  • i7 4770K 4/8 @4.3Ghz
    822.0
  • i5 4670K 4/4 @3.4Ghz
    147.0
  • i5 4670K 4/4 @3.4Ghz
    559.0
  • FX 8350 8/8 @4.7Ghz
    114.0
  • FX 8350 8/8 @4.7Ghz
    767.0

FX 8350は8コア入っているけれど1コアあたりの性能がとても低い。一方、Core i5やi7は同じくらいのクロック周波数だと30~45%も高いシングルスレッド性能を持っています。

というわけで、黒い砂漠にオススメのCPUは「4コア以上で、1コアあたりの性能が高い」ということが条件になる。GTX 1060の場合はCore i5 4670Kでボトルネック無く動いていたので…

  • 「Core i5 7500」

i5 7500なら問題なく行けます。シングルスレッド性能は150前後、マルチスレッド性能は600点前後なのでGTX 1060程度なら問題ない。

GTX 770(GTX 1050 Ti相当)の場合

GTX 770 2GB – 最高設定(High + Very High) – 1920×1080

  • i7 5930K 6/12 @3.5Ghz
    48.7
  • i7 4770K 4/8 @4.5Ghz
    49.4
  • i7 4770K 4/8 @3.5Ghz
    48.8
  • i5 4670K 4/4 @3.4Ghz
    48.2
  • i3 4160 2/4 @3.6Ghz
    46.2
  • G3240 2/2 @3.1Ghz
    39.3
  • FX 8350 8/8 @4.5Ghz
    45.9
  • FX 8350 8/8 @4.0Ghz
    44.6
  • FX 8300 8/8 @3.3Ghz
    43.5
  • FX 6300 6/6 @3.5Ghz
    43.0
  • FX 4300 4/4 @3.8Gzh
    42.9

グラフィックボードの性能が下がるとボトルネックが起きづらくなります。GTX 770に落とすと2コアのCore i3でも7%くらいしかフレームレートを失っていませんね。

つまりGTX 770 / GTX 960 / GTX 1050 TiくらいのグラフィックボードならCPUは「Core i3 7100」あたりで十分に間に合うということ。

更に低性能なグラボの場合

【おすすめグラフィックボード】GT 1030

GTX 750 Ti 2GB –中間設定(Middle + Middle High) – 1920×1080

  • i7 5930K 6/12 @3.5Ghz
    34.5
  • i7 4770K 4/8 @4.5Ghz
    34.7
  • i7 4770K 4/8 @3.5Ghz
    34.4
  • i5 4670K 4/4 @3.4Ghz
    34.6
  • i3 4160 2/4 @3.6Ghz
    32.3
  • G3240 2/2 @3.1Ghz
    28.9
  • FX 8350 8/8 @4.5Ghz
    31.2
  • FX 8350 8/8 @4.0Ghz
    31.0
  • FX 8300 8/8 @3.3Ghz
    30.7
  • FX 6300 6/6 @3.5Ghz
    30.2
  • FX 4300 4/4 @3.8Gzh
    29.0

GTX 750 Tiまで性能が落ちると、どのCPUを使っても大きくは変化しない。

超、高性能なグラボにオススメのCPUは?

【おすすめグラフィックボード】GTX 1070

GTX 1060程度ならCore i5で十分だと分かりました。しかし、それより更に上のGTX 1070やGTX 1080になってくるとどうなのか。

黒い砂漠で実行したデータはないが、他の複数のゲームで得られたデータによればCore i5 7500とCore i7 7700Kで以下のような傾向になっています。

  • GTX 1070:- 0~5%程度
  • GTX 1080:- 10~20%程度
  • GTX 1080 Ti:- 10~30%程度

GTX 1070だと、まだCore i5で十分に追いつくのだが。GTX 1080以上になればボトルネックが開きやすくなり、グラフィックボード本来の実力を引き出しづらくなる。

結論「GTX 1080以上を使うなら、CPUはCore i7の方が良い」ということ。

メモリーの容量はどれくらい必要か

黒い砂漠はかなりメモリーを消費します(単体で3.7~4.9GBほど)。システム全体では8GBに迫りますが、それ以上になることは無かった。

  • コスパ & 予算重視:メモリーは8GBでも構わない
  • マルチタスクを重視:やっぱり16GBは欲しい

黒い砂漠しかしない、という使い方なら8GBで十分。しかし、ぼくのように黒い砂漠をしながらAdobe系のソフトで画像を作ったり、Chromeで20~50タブも開く使い方だと絶対に足りませんので注意。

特にChromeは予想以上にメモリーを食いまくる(特にYoutubeなど動画サイトは酷い)性質があるので、Web閲覧をがっつりする人は余裕を持って16GB積んだ方がいいですね。

黒い砂漠の「推奨パソコン」をまとめ

ここまでに解説してきたデータで、黒い砂漠の推奨スペックは十分に理解できたと思います。その推奨スペックにもとづき、自作できる人は自作したり、パーツを変えたりして対処すればいいかと。

しかし「自作するのは面倒だし、プロが組み立ててくれて保証もついてるBTOがいい」という人も決して少なくない。そういう人向けに、個人的にオススメできるゲーミングマシンをいくつかまとめておきます。

1. コスパ重視、「中間設定」でも良いという人向け

「中間設定」のグラフィック例
中間設定

コストパフォーマンス重視。予算は10万円までに抑えたい。という人には「中間設定が平均60fpsで動くくらい」のマシンがおすすめ。

Monarch IH
OSWindows 10 Home 64bit
CPUCore i3 7100 (2コア / 4スレッド / 3.90Ghz)
GPUGTX 1050 Ti 4GB
メモリーDDR4-2400 8GB
マザーボードIntel H270搭載マザーボード(ATX)
SSDカスタマイズでHDDからSSDに変更してください
HDD500GB
電源550W 静音電源
保証1年間 持込修理保証
Core i3 7100 搭載

生産系コンテンツを楽しむという用途なら、Core i3 7000番台のCPUで十分な性能です。Core i3は2コアですが、ハイパースレッディングのおかげで4スレッドあるので意外といい仕事をしてくれる。

ボトルネックについても途中のCPU編で解説した通り、GTX 1050 TiならCore i3で十分に間に合うので心配をする必要はありません。

GTX 1050 Ti 搭載

「GTX 1050 Ti」は安価なグラフィックボードで、性能は高くコストパフォーマンスは最強クラス。見ての通り、中間設定の黒い砂漠を平均60fpsで動かすことが可能。ちなみに最高設定だと平均45fps前後で動きます。

黒い砂漠をゆる~く楽しむライトユーザー向け
  1. 中間設定で生産、狩り、冒険を楽しみたい
  2. スクリーンショットは美麗な最高設定で撮りたい
  3. フィールドボスや拠点戦(占領戦)は積極的に参加しない

このような遊び方を想定しているなら「Monarch IH」が一番コスパに優れた選択肢。

 推奨カスタマイズ

  • SSD:250GB

実際にこのマシンで黒い砂漠をやってみたので、さらに詳細を知りたい方はレビュー記事もどうぞ。

2. 「最高設定」で快適かつヌルヌルな映像を

「最高設定」のグラフィック例
最高設定

せっかくグラフィックの美麗さがウリの黒い砂漠をプレイするんだから、常に「最高設定」でそれも平均60fpsで動いてほしいよ。という人には「ガレリアDT」が一番コスパが良いと思います。

GALLERIA DT
OSWindows 10 Home 64bit
CPUCore i5 75004コア / 4スレッド / 3.40~3.80Ghz)
GPUGTX 1060 6GB
メモリーDDR4-2400 8GB
マザーボードIntel B250搭載マザーボード(MicroATX)
SSD250GB
HDD1TB
電源500W 静音電源(80+ BRONZE)
保証1年間 持込修理保証
Core i5 7500 搭載

Core i5 7500が搭載されている。インテルの第7世代「Kaby Lake」のCore i5です。そのため、シングルスレッド性能がかなり高いのでボトルネックを心配する必要はない。

GTX 1060 6GB 搭載

GPUには「GTX 1060」の6GB版を採用。このグラボはほとんどのゲームを平均60fpsで動かしてしまう性能を持つが、黒い砂漠も例外ではない。…実測したところ平均68fpsだったので余裕です。

黒い砂漠のあらゆるコンテンツを、ひととおり最高画質で楽しみたい人向け
  1. とにかく「最高設定」で黒い砂漠をしたい
  2. 大人数コンテンツでは多少、妥協してもかまわない

ガレリアDTは最高設定の黒い砂漠をちゃんと60fpsで動かしますが、人が多く集まるフィールドボスなどでフレームレートが大幅に低下します。これはグラボだけでなく、CPUの性能も要求されるから。

そのあたりを妥協できるなら「GALLERIA DT」はもっともコストパフォーマンスに優れたゲーミングマシンだ。

3. 安定したフレームレートを追求したい

「60fps前後…では個人的には不足で、もうちょっと高い水準のフレームレートが出て欲しい。」という感じで、安定性を追求したい人も中にはいると思う。

GALLERIA XF
OSWindows 10 Home 64bit
CPUCore i7 7700 (4コア / 8スレッド / 3.60~4.20Ghz
GPUGTX 1070 8GB
メモリーDDR4-2400 4GB*2 (8GB)
マザーボードIntel H270搭載マザーボード(ATX)
SSD250GB(キャンペーンで変動)
HDD2TB
電源500W 静音電源(80+ BRONZE)
保証1年間 持込修理保証
Core i7 7700 搭載

優れたシングルスレッド性能を持ち、4コア8スレッドで動作するCPU。レスポンスに優れたCPUで体感上の快適さは相当なもの。GTX 1070の実力もほぼ完全に引き出せるのもメリット。

「GTX 1070」搭載

GTX 1070はフルHDの黒い砂漠を簡単に動かせるハイエンドGPU。非常に重たい「最高仕様β」ですら平均78fpsで動かし、「中間設定」なら平均109fpsに達します。

ハイデル倉庫前や、クザカ戦に参加するとガタッと落ちて40fps前後で、中間設定では60fps前後だった。Core i7 7700のおかげでフレームレートの急落現象はかなり抑えられている。

6
黒い砂漠を最高設定 & 安定性重視で遊びたい、ややヘビーユーザー向け
  1. 常時、最高設定(または最高仕様β)で黒い砂漠を遊びたい
  2. フィールドボス、拠点戦など、多人数コンテンツもプレイする
  3. 最高設定だけど、60fps前後での安定動作を求める

このような環境を求めているなら「GALLERIA XF」が適任です。

4. 黒い砂漠を「大画面」でプレイしたい

※クリックすると4Kサイズに拡大します。

黒い砂漠を大画面のWQHD(2560×1440)や4K(3840×2160)でプレイしたい人には、必然的に「GTX 1080 Ti」が必要になってきます。

GALLERIA ZZ
OSWindows 10 Home 64bit
CPUCore i7 7700K (4コア / 8スレッド / 4.20~4.50Ghz
GPUGTX 1080 Ti 11GB
メモリーDDR4-2400 8GB*2 (16GB)
マザーボードIntel Z270搭載マザーボード(ATX)
SSD500GB(キャンペーンで変動)
HDD2TB
電源650W 静音電源(80+ BRONZE)
保証1年間 持込修理保証
Core i7 7700K 搭載

オーバークロック可能な「7700K」が搭載されています。無印との違いはクロック周波数が常に4.20Ghz以上で動作している点です。

2017年の時点で、最強のシングルスレッド性能を持つCPU。数あるCPUの中で最も「GTX 1080 Ti」の性能を忠実に引き出せるため、ゲーミングCPUとして最強の地位についています。

「GTX 1080 Ti」搭載

WQHDや4Kといった「大画面の黒い砂漠」を平均60fpsで動かすには「GTX 1080 Ti」が必要。WQHDならかなり快適に動かすが、4Kになると場合によっては妥協も必要になってくるだろう。

黒い砂漠を大画面でプレイしたいヘビーユーザー向け
  • フルHDでは満足できない、もっと大画面で…

現状、「GALLERIA ZZ」が一番コストパフォーマンスは良いです。更に上を求めるなら「ZZ-SLI」などもありますが…だいぶ価格が高いですし。

余談「黒い砂漠推奨モデル」って?

7

途中の解説で何度か出した「黒い砂漠推奨モデル」についても、少し解説しておきます。2016年中旬にモデルチェンジが行われて、全体的に大幅な性能アップを遂げました。

だからどれを買ってもハズレないと言えば、たしかにそうなんですが…問題はコスパの悪さ。どのモデルも搭載されているグラボに関係なく一貫して「Core i7 6700」が採用されており、バランスが悪い。

グラボの性能を引き出せない「ボトルネック」という現象は、グラボの性能が高ければ高いほど起きやすい。だからGTX 1060程度のグラボに「Core i7」を使うのはオーバースペックなんです。

まだ不満がある。Core i7を使うのは良いとして、なぜ「i7 7700ではなく i7 6700」なのか。理由は2017年になってから一度もモデルチェンジがされていないから。

  • グラボに関係なく「Core i7」が採用されていてコスパが悪い
  • 採用されているCore i7がなぜか1世代前の「i7 6700」ばかり

以上2つの理由より、やっちは「黒い砂漠推奨モデル」をオススメしない。

最高設定に関しては「ガレリアDT」または「ガレリアXF」を使えば問題ないです。

 以上、「黒い砂漠の推奨スペックをデータに基づいて、自作マニアが徹底解説」でした。黒い砂漠用のPC選びの参考になれば幸いです。
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4 件のコメント

  • 1番下のGTX1060のやつを購入したんですけど、いざHigh+very Highにしてみると、「グラフィックカードのメモリが不足しています」となり、FPSが7とかしかでません。なんででしょう?

    • GTX 1060はVRAMが6GBもあるため、物理的な容量は絶対に足りているはず。
      ということは、ハードウェアでは無く、ソフトウェア側の問題が考えられます。

      ・ディスプレイのリフレッシュレート設定
      ・nVIDIAの垂直同期化設定をOFF
      ・nVIDIAのドライバーの最新版をDL
      ・黒い砂漠を、全画面表示、ウィンドウ表示など、切り替えてみてFPSに変化がないか
      ・Windowsの電源オプションを「高パフォーマンス」にする
      ・あえて古いバージョンのDirectXをダウンロード(http://www.microsoft.com/ja-jp/download/confirmation.aspx?id=35)

      このあたりを試してみると解決するかもしれません。

      参考URL
      http://service.pmang.jp/blackdesert/discussions/questions/8714
      http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13146408193

      • フレームレートを少し上げて調節し、垂直を解除してできました!
        ありがとうございます(>人<;)

  • 黒い砂漠を4Kでプレイしていますので、参考までにw

    CPU : Core i7-6700K(4.5GHz常用)
    MEM : DDR4-2133 8GBx2
    SSD : Samsung 960EVO
    という構成で、画質はHIGH/VERYHIGH 解像度3840×2160 フルスクリーンで垂直同期オフ

    GTX980Tiシングル – プレイ可能なものの、フィールドでの平均fps30~40くらい、ソロ狩りでの最低fpsは20を切る事が多々あります。ピークGPU使用率100%
    GTX980Ti-2waySLI – 平均fps50~60、ソロ狩りでの最低fpsは何とか30を維持 時々下回る。 ピークGPU使用率 各80%台程度
    GTX1080Tiシングル – 平均fps60以上可能なものの、ソロ狩りでの最低fpsはチョイチョイ30を切り、20を下回ることも。 ピークGPU使用率100%

    こう書くと980Ti-SLIが良さそうにも見えますが、全ウインドウモードでは効果が薄れる(平均fpsが下がる)のと、2枚のグラボの同期を取る都合上からか、fpsが下がった時のスタッターはGTX1080Tiシングルよりもヒドいです。
    あと、軽い場所では割と盛大にティアリングが出ますw fps90とか出ても対応モニターが4Kには無いので無意味・・・w
    (最近、ドライバがSLIのFastSyncに対応したっぽいけど、もう売っちゃったw)

    SLIは電気を食うし、扱いが面倒なので4Kでは、やや性能不足なものの現状ではGTX1080Tiの一択かな?とw
    たぶんGTX1080では、も少し厳しいかと・・・

    わたしの結論:黒い砂漠で4Kを高画質で常に快適に は、まだちょっと厳しいw
    ちなみに、画質をMIDDLEまで落としても、最低fpsは少ししか上がらないです。エフェクトがベラボーに重い気がする・・・w
    SLIでは最低fpsが高いので、総シェダー数が効くのかもしれないですね。

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