似た者同士の、ガレリアXZ(特価モデル)とガレリアZZって何が違うのか?

ドスパラが売ってるシングルボード搭載モデルでは最強性能に君臨している「ガレリアXZ」ですが、割りと最近になってから「ガレリアZZ」というモデルも登場したようなんだ。で、一見すると「XZ」は特価モデルを名乗っているためそっちの方がコスパ良いのかなと思ってたら、実は「ZZ」の方が良い疑惑があるのでちょっとまとめます。

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ガレリアXZとガレリアZZ

ドスパラが表示してるスペック表を見ると、まったく同じ性能。

モデルGALLERIA XZGALLERIA ZZ
OSWindows 10 Home 64bit
CPUCore i7 7700K
メモリーDDR4-2400 16GB
マザーボードH270 ATXZ270 ATX
GPUNVIDIA GeForce GTX 1080 Ti FE 11GB
HDD3TB(Tohshiba製)
SSD500GB(Crucial製)
DVD書き込み22倍 / 読み出し16倍
サウンドオンボード
LAN1000BASE-T LAN
前面IOUSB 3.0 x2
SDカードリーダー
マイク x1
ヘッドフォン x1
背面IOUSB 2.0 x2
USB 3.0 x4USB 3.0 x6
マイク x1
ライン入力 x1
ライン出力 x1
LAN x1
PS / 2 x2
映像出力HDMI x1
Display Port x3
拡張スロットPCIe 16 x1
PCIe 4 x1
PCIe 1 x4PCIe 1 x3
PCI x1
拡張ベイ5inch x5
3.5inch x5
内部IOSATA 6GB x6
M.2 Slot x2
電源700W 静音電源(80+ BRONZE)800W 電源(80+ GOLD)
重量13.9kg

でも細かい仕様を見比べていくと…微妙に違いが多い。XZとZZでは価格が約10000円ほど離れているのですが、スペックをまとめた限りでは確かに10000円差という感じ。特に価格差に大きく響いているのが…

  • ATX 700W 静音電源(BRONZE) → EPS 800W 電源(GOLD)
  • H270搭載マザーボード(Asrock製) → Z270搭載マザーボード(Asrock製)

この2つです。さて、問題はこれ以外の部分は全くと言っていいほど差がないこと。1万円高いですが、この仕様変更にその価値はあるのか…というところですね。それを知るには「H270」と「Z270」の違いが分かってないといけない。

H270とZ270の違い

チップセットZ270H270
HSIO レーン数30
PCIe レーン数x24x20
PCIe 3.0 設定x16 x1x16 x1
x8 x2
X8 x1 + x4 x2
オーバークロック可否可能不可
メモリチャネル2
SATA 3.0ポート数6
USBポート数14
USB3.0ポート数108

基本的に、チップセットのランクが高いと「対応しているインターフェイスの数」が多いということ。もうひとつは「オーバークロックが出来るか出来ないか」です。Z270とH270の場合、比較表を見て分かる通りZ270の方が格上なんですよね。

対応しているPCIeレーン数が4本多いし(これは多くの人にとってそこまで影響は大きくない)、USB3.0の最大ポート数も2個多い。そして最大の違いがオーバークロック可能であること。ガレリアXZもZZも、CPUは「Core i7 7700K」というアンロックCPUが搭載されている。

アンロックCPUとは、BIOSからCPUの動作周波数を掛け算式で変更できるモデルのこと。クロック周波数は「100Mhz * 36倍率 = 3600Mhz(3.6Ghz)」という感じで決まっていて、普通のCPUは前しか変更できない。

しかし倍率設定が解禁されている「i7 7700K」だと「100Mhz * 48倍率 = 4800Mhz(4.8Ghz)」という具合に、後ろ側の数値を変更できるからアッサリとオーバークロックが出来てしまう。

更に言うと、前側(ベースクロック)を変更すると他のPCパーツまで影響をモロ受けしてしまう。後ろ側(倍率)の変更はなるべくCPUだけに影響するので、オーバークロックの難易度それ自体も、倍率設定のほうが遥かに簡単なんですよ。

次、電源の違い

容量が700Wから800Wへ変更され、ランクもBRONZEからGOLDへアップグレードされています。理由はやっぱりオーバークロックから出来るので、余裕を持った電源ユニットにしないと不安要素が多いからですね。

電力効率の比較
電圧115V230V
負荷率20%50%100%20%50%100%
80+ BRONZE82%85%82%81%85%81%
80+ GOLD87%90%87%88%92%88%

これはランク別の電力効率です。電圧が230Vの場合、BRONZEだと15~19%は熱になってしまう。GOLDだと8~12%程度に抑えられている。

700W
80+ BRONZE595W~623W
80+ GOLD616W~644W

電力効率が良いということは、同じ容量の電源でも実際に使える電力に違いが出るということ。つまりGOLD電源のほうが、パーツの拡張性に富んでおりオーバークロック時の安定性は高い。

 ランクが高い電源の寿命が長いと言われる理由

これに関しては実際にデータなどが無いのでなんとも言えないところですが、電力効率がいいほど熱に変換される電力が少ない。仮に100%すべて変換できるなら、熱が一切発生しないという意味。

熱が一切無いなら、当然パーツの寿命は伸びます。逆に電力効率が悪い電源はガンガン発熱しますから、結果的に電源ユニット自体の寿命や、他のPCパーツの寿命に悪影響を及ぼす可能性がある。

1万円余分に払って、そのプレミアムを得られるなら「安い」と言える。とは言っても最近の電源ユニットはたとえSTANDARDモデルでも簡単には壊れませんけどね。

オーバークロックするなら「ガレリアZZ」

ここまで見てきたとおり、ガレリアZZはオーバークロック前提で作られています。

DOTA2 – フルHD(1920×1080) / 最高設定 / Core i7 7700K 定格 VS OC4.9Ghz
Core i7 7700K @4.9Ghz :174.3
Core i7 7700K @4.9Ghz :93.5
Core i7 7700K @4.9Ghz :44.0
Core i7 7700K :164.0
Core i7 7700K :88.0
Core i7 7700K :43.5
平均フレームレート(Avg Fps)
最低フレームレート(全体の1%)
最低フレームレート(全体の0.1%)

オーバークロックすることでゲーミング時のフレームレートを更に上げられるので、最高のゲーミング環境を求めるならオーバークロック可能な「ガレリアZZ」の方がお得。

オーバークロックしないなら「ガレリアXZ」で良いと思いますが、半年後、1年後もそのスタンスを維持できるかは分からない。PCに関する知識を得て、急に「オーバークロックしたいな…」なんて時が訪れたら困るよね。

「消費税をちょっと余分に払う気持ち※で、ガレリアZZを選べばいい。」

これが筆者の結論です。

※1万円の差といっても、率で言えばわずか4.4%に過ぎない。

以上「似た者同士の、ガレリアXZ(特価モデル)とガレリアZZって何が違うのか?」について解説でした。

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