75Hzや165Hzなど、リフレッシュレート別にディスプレイまとめ

いくら性能の良いグラフィックボードを積んで「フレームレートが60どころか100以上出る!」という状況になっても。使っているディスプレイが、フレームレート以上の「リフレッシュレート」に対応していなければ意味がない。

ということで、この記事にはリフレッシュレート別にディスプレイをまとめてみることに。

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そもそも「リフレッシュレート」とは

一応、表示できるフレームレートに制限をかけてしまう「リフレッシュレート」について解説を。

リフレッシュレートは「垂直走査周波数」「垂直同期周波数」とも呼ばれていて、英語では「vertical synchronous frequency」と言う。一般的には「リフレッシュレート」「Vsync」と呼ばれています。

リフレッシュレートのイメージ

ディスプレイは1秒間に映像を再表示(リフレッシュ)できる回数が決まっており、このことをリフレッシュレートで示している。単位は「Hz」(ヘルツ)。ちなみにこの画像のリフレッシュレートは「1.4」、激遅です。

リフレッシュレートが75Hzのディスプレイなら、最大で75fpsまで表示可能。逆に60Hzのディスプレイを使っていると表示されているフレームレートが60を超えることはない。

高性能な環境を最大限に活かそうと思えば、ディスプレイも高いリフレッシュレートを持っている製品にしたほうが良い。特にゲーミングの場合はそうです。

75Hz~76Hzのディスプレイ

AOC G2260VWQ6/11

21.5 inch

1920×1080

76Hz

Display-Port

HDMI

「AOC」は台湾に本社を置く多国籍企業のこと。アメリカでは既にかなりの知名度を獲得しているメーカーですが、日本での知名度はものすごく低いのが現状です。

この「G2260VWQ6」は格安ゲーミングモニターとして開発されていて、低価格ながら「Display Port」を備え「Free Sync」に対応している。リフレッシュレートは76Hzまで。

格安モデルなので期待のしすぎは禁物だけれど、安価にリフレッシュレートが60Hzを超えているディスプレイが欲しい人にとってはちょうど良い存在。

Iiyama ProLite XU2492HSU XU2492HSU-B1

23.8 inch

ベゼルレス

1920×1080

75Hz

Display-Port

HDMI

IIYAMAブランドのフルHDディスプレイ。2万円弱と少々高いディスプレイだが、約6mmしか無い極狭のベゼルが没入感があって良い感じ。

パネルはTNパネルではなく、ややコストが高いIPSが採用されている。IPSパネルは彩度が高く映像表現に強いのが特徴。HDMI、Display-Portを備え、応答速度は5msでリフレッシュレートは75Hzまで。

価格相応のディスプレイと言える。

LG 38UC99-W

37.5 inch

曲面

3840×1600

75Hz

Display-Port

HDMI

LGが販売している曲面仕様のディスプレイ。解像度は4Kよりも低いため、純粋に広いディスプレイが欲しいと言うだけなら正直いらないかな…という特殊な製品。面白いので一応紹介してみただけ。

その他、75~76Hzのディスプレイ

ディスプレイインチ解像度応答速度リフレッシュレートVRR
Philips 200V4QSBR/1119.531920×10808ms76Hz
AOC G2260VWQ6/1121.51920×10801ms76HzFreeSync
IODATA EX-LD2381DB23.81920×10806.1ms75Hz
IODATA EX-LD3151DB31.51920×10805.5ms75Hz
LG 27MP38VQ-B271920×10805ms75Hz
Acer EB321HQUBbmidphx31.52560×14404ms75Hz
Iiyama ProLite XU2492HSU XU2492HSU-B123.81920×10805ms75Hz
BenQ EW2775ZH271920×10804ms76Hz
LG 38UC99-W37.53840×16005ms75HzFreeSync
BenQ PD2700Q271920×10804ms76Hz

144Hzのディスプレイ

120Hz対応のディスプレイも過去、存在していたが最近は144Hzへと置き換えられていて、新しいモデルで120Hzのリフレッシュレートを持つ製品はほとんど見かけなくなってきた。

BenQ ZOWIE XL2411

24 inch

ゲーミング

1920×1080

144Hz

HDMI

台湾のメーカー「BenQ」が製造している、コストパフォーマンス重視のゲーミングモニター。応答速度1msにリフレッシュレートは144Hzまで対応している。しかもAMD「FreeSync」にまで対応。価格を考えると中々すごい。

この製品はTNパネルを採用しているので映像の美しさが気にあるところだが…。BenQのモニターは総じて彩度が高く、表現力に優れているのが良いところ。他のメーカーの安価モデルだと白っぽいことが多いですから(設定にも限界がある)。

ASUS VA326H

31.5 inch

ゲーミング

1920×1080

144Hz

HDMI

約32インチの大型モニター。没入感を高めるためにディスプレイは曲面になっている。リフレッシュレートは144Hzまで対応し、応答速度は4msです。大きな画面でゲームをするにはいいが、解像度がフルHDなので近くで見るとドットの粗さが気になる。

個人的には解像度がフルHDだと、大きくても24インチあたりが限界。それ以上の大きさになると、やはりドットの粗さが気になってしまうんですよね。シングルディスプレイでがっつりゲーミング、という人には適任なディスプレイということ。

EIZO FORIS FS2735

27 inch

ゲーミング

2560×1440

144Hz

HDMI

DisplayPort

いわゆる「ハイエンドディスプレイ」。EIZOが製造する27インチのゲーミングモニターで、解像度は2560×1440(WQHD)。ドットの粗さを心配する一切無いのが良い。

映像の美しさや彩度が際立つIPSパネルを採用しつつも、応答速度は4msを維持しておりリフレッシュレートも最大で144Hzまで。AMD FreeSync対応。値段相応のすさまじい映像体験が可能なディスプレイということです。

Dell S2716DG

27 inch

ゲーミング

ベゼルレス

2560×1440

144Hz

HDMI

DisplayPort

DELLが製造するベゼルレス採用のスタイリッシュなゲーミングモニター。リフレッシュレートは144Hzで動作する上、NVIDIAのグラボを使っている場合は「G-Sync」も使うことで更に安定した動作を実現できる。

TNパネルを使っているため応答速度も1msと非常に速い。もちろん映像の美しさもほとんど犠牲にしておらず、WQHD画質かつG-Sync対応のディスプレイでは極めてコストパフォーマンスが高い製品。

その他、144Hzのディスプレイ

ディスプレイインチ解像度応答速度リフレッシュレートVRR
LG 34UC79G-B342560×10805ms144HzFreeSync
Acer KG271Abmidpx271920×10801ms144Hz
Acer KG251QAbmidpx24.51920×10801ms144Hz
ASUS VG248QE-J241920×10801ms144Hz
ASUS MG248Q241920×10801ms144HzAdaptive Sync
ASUS MG279Q272560×14404ms144Hz
ASUS ROG SWIFT PG278Q272560×14401ms144Hz
LG 24GM77-B241920×10805ms144Hz
LG 24GM79G-B241920×10802ms144HzFreeSync
Dell S2716DG272560×14401ms144HzG-Sync

165Hz以上のディスプレイ

144Hzを超えてくると、165Hz / 185Hz / 200Hz / 240Hzなど更に上のリフレッシュレートを持った製品が出てきます。今のところ、日本では165Hz以上のディスプレイはあまり種類が多くないが、海外では既にかなり一般的な存在になっているようです。

ROG SWIFT PG258Q

24.5 inch

ゲーミング

3D対応

1920×1080

240Hz

HDMI

DisplayPort

ASUSのゲーミングブランド「ROG」のディスプレイ。TNパネル採用で、応答速度は1ms、リフレッシュレートは最大で240Hzまで対応する。ここまで高いレートになると、グラフィックボードもハイエンドで無ければほとんど使いこなせない。

なお、「G-Sync」に対応しているからNVIDIAのグラボを相性が良い。ASUS ROGらしい凝ったデザインも特徴的で、総じて超ゲーミングモニターと言える製品。

ViewSonic XG2703-GS

27 inch

ゲーミング

2560×1440

165Hz

HDMI

DisplayPort

AOCと同じく、ViewSonicも日本では知名度が高くないメーカーです。しかし海外ではそれなりに有名で、米Amazonではレビュー1000件超えの超コスパの良いゲーミングモニターも出しています。

そんなViewSonicの27インチ、WQHD画質のゲーミングモニター。パネルには独自のAHVA(VAの一種 IPSの一種でした)が使われていて高いコントラスト比を実現可能(黒が締まる)。

応答速度は4msで、リフレッシュレートは最大165Hzまで。NVIDIAの「G-Sync」に対応。なお、コスパが少し悪い(日本代理店がぼったくり気味か?)のは気になるところだ。

国内で入手可能なほぼ同じ条件のディスプレイには「ASUS ROG SWIFT PG279Q」という製品があります。ViewSonicが12万円程度なのに対し、ASUSだと9万円台で購入できる。

AHVAパネルにあまり関心がない。公称スペックにまったく違いがないならコスパが良いを選びたい…という場合(多分こちらが多数派)は以下のASUS ROGで良いと思います。

27 inch

ゲーミング

2560×1440

165Hz

HDMI

DisplayPort

ちなみに、米国価格はどちらも720~750ドル程度でほとんど違いがありません。これだけの価格差が出ているのは日本だけという…。

まとめ

基本的に高リフレッシュレートを備えるディスプレイは「割高」です。9000~12000円くらいのディスプレイのほとんどが、60Hzまでしか対応していない(AOCの「G2260VWQ6/11」は例外)。

一般的にゲーム以外の用途だと、60Hz以上のリフレッシュレートはあまり必要性がない。アニメや映画など、鑑賞をする場合においては60fpsというだけで非常に滑らかな映像に感じるからね。

しかし、ことゲーミングになってくると事情は変わってくる。グラフィックボードに高い投資をしたところでディスプレイに表示できなければ意味が無い、という問題もあるが…。

それ以上に情報量が重要になる。FPSやTPSといった競技性の強いゲームにおいては可能な限り高いフレームレートを表示させ、画面上から少しも情報が失われないようにする必要があるからだ。

PCでゲームをがっつりとプレイするゲーマーにとって、高リフレッシュレートのディスプレイはグラボと同じくらい重要なパーツということです。以上「75Hzや165Hzなど、リフレッシュレート別にディスプレイまとめ」でした。

人気ゲームで60fpsを出す推奨スペック

「PUBG」を始め、Fallout4や黒い砂漠など。色々と推奨スペックまとめを書いています。

「ゲーミングモニター」について、もっと知りたい人へ

ゲーミングモニターの世界は意外と深いです。「リフレッシュレート」以外にも、「応答速度」「G-SYNC」「パネルの種類」「表面仕様」などなど細かい仕様がたくさんある。

「スタッタリング」「テアリング」といった技術的な問題と、それらを解決する技術もある。ゲーミングモニターに関する、あらゆることをまとめたガイド記事です。

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8 件のコメント

    • 標準は「V-SYNC」なんですが、この方法はかなり無理矢理にフレームレートをリフレッシュレートに同期してしまう。場合によっては、ぎこちない(歯切れの悪い)描写になりがちで、OFFにしている人も多い(ぼくもV-Syncは切っています)。
      それに対してグラボメーカーが提供する機能(NVIDIAはG-SYNC、AMDはFreeSync)の場合、グラボが出力するフレームレートに適応的にリフレッシュレート(可変式)を調整するため、より自然でスムーズな同期化が出来る。
      搭載されているディスプレイは割高になりがちだけど、ゲーミング用途であればあった方が良い機能です。

  • 高リフレッシュレートのディスプレイはとても大事ですね

    過去に一世を風靡したBM98もブラウン管CRTから液晶へ買い替えが進み、激しい残像や位置ズレであまりの見辛さに一気に下火になってしまいました。また普通のテレビ番組なんかも激しい横スクロールは残像で見えないし酔うので意図的に少なくなりました。

    高速な物を買えば確かにマウスの軌跡からブラウザのスクロールに至るまで劇的に改善され目のゲーム以外でも疲労感の改善を見込めるのですが、、とにかく高く付きます。
    ちなみに黒い砂漠で3D_Visionをすると2Dと3Dが入り混じった世界になります。

  • 私は、高リフレッシュレートの液晶ディスプレイも使っていますが、スクロールタイプのシューティングゲームではどうしても敵弾などに残像が出て、快適にプレイできません。それでいまだに昔買った25インチの業務用アーケードモニターを手放せないでいます。ただし、重いし、場所もとります。もっともアップスキャンコンバータは使わずに昔のゲーム機専用ですが。

  • 面白い記事をありがとうございます。質問があるので答えてくださるとうれしいです。IODATA EX-LD3151DBが1920×1080環境で75hz表示可能と言うのはどこからの情報なのでしょうか?
    同じ31.5型フルHDモニターでも、LG・PHILIPS・iiyama製のものは1920×1080で75hz表示はできないようです。これらはパネルにAH-IPSが採用されていました。
    EX-LD3151DBはADSパネルが採用さてれいます。パネルの違いにより可能なのでしょうか?またEX-LD3151DBのみがDisplayPort端子を搭載しています。DisplayPortが重要なのですか?


    • 公式サイトより
      IODATAの仕様表には、垂直走査周波数(リフレッシュレート)が最大75Hzまでと記載されています。

      Display Portはバージョンによって対応している最大リフレッシュレートが違いますが、フルHDなら大抵の場合は75Hzの動作が可能です。

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