データで分かる、確実に向上するグラフィックボードのコスパ

CPUはインテル主導の状況が続き、2016年末までは目立った進化が無かった。その一方で、グラボ(GPU)はNVIDIAとAMDの2社がシェアを分けており、グラボの性能は毎年進化している。

そして、とあるデータから「グラボの性能が進化し、性能あたりのコスト(コストパフォーマンス)も大幅に向上」してきたことが分かった。

※どうでもいいですが、AMDの色とNVIDIAの色を組み合わせると「スイカ」みたいですね。ここまでスイカっぽいのが想定外。

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年月を重ねるたび、確実にグラボのコスパは向上

以下の記事を作るために自前でまとめた123種のGPUデータを参考にします。データにはグラフィックススコアや発売価格、発売日など必要最低限の情報が揃っている。

データを発売日順に並べ替えて、「コスパ度数」の推移をグラフ化しました。見ての通り、新しいグラフィックボード(GPU)ほど、1スコアあたりの価格が低下しており、確実にコストパフォーマンスが向上しているのが分かる。

2010年あたりでは、1スコアあたり1.5ドル(約150円)必要だったのが、2016~2017年では1.0ドルを割り込んで0.5ドル(約50円)にまで低下した。この5年で少なくともグラボの性能は、3倍程度に進化したということ。

価格とPassmark Scoreを、発売日順に並べ替える。性能の最大スコアは確実に進化しているし、線形回帰を見ての通り平均的なパフォーマンスも着実に向上しています。それに対して価格はほとんど伸びていませんね。

性能が上がるが価格は上がらない。だから性能1単位あたりのコストがどんどん下がっていく。特にゲーミング性能においては、NVIDIA GeForce GTXが強烈。

コスパが1世代進化しただけで、2倍もコスパが向上した

GeForce 9シリーズでハイエンドにあたる「GTX 980」の性能と、次に登場したGeForce 10シリーズのミドルクラスにあたる「GTX 1060」の性能が互角なのだ。コスパは2倍になった。

100ドル台(100~199ドル)に絞ってみて見ても、傾向はまったく変わらない。Passmark Score1点を手に入れるために必要なコストが確実に下がっていますね。

1点あたり100円超えが当然だったのに、今や1点あたり25~35円程度で事足りる。

今後もグラボは進化し、3Dゲーミングの敷居は下がっていく

2015年頃は、フルHD画質で安定したパフォーマンスを手に入れようと思った場合、必ず4~5万円を超えるハイエンドGPUが必要だった。それが2016年に入ると2~3万円程度で買えるミドルクラスのGPUがあれば十分に安定するようになってしまった。

この調子で行くと、2017~2018年には1~2万円あれば、フルHDの3Dゲーミングを最高の状況で楽しめるようになるかも?。…そこで主要2社のロードマップを見てみよう。

NVIDIAのロードマップ

今、ゲーミングGPUで猛威を奮っているのが「GeForce 10」シリーズで、アーキテクチャは「Pascal」というモノ。この次は2018年に登場予定の「Volta」というアーキテクチャが待っている。

ロードマップの縦軸を見る限り、ワットあたりの性能は2倍近くまで伸びているが…。もし、本当に2倍の性能になると言うなら、13000~15000円くらいでGTX 1060相当のグラボが買えることになる…。

AMDのロードマップ

AMDは現在「Polaris」というアーキテクチャをメインにしている。Radeon RX 470やRX 580はPolaris世代のグラボですね。ゲーミング性能は最適化不足でNVIDIAに劣りますが、マイニング性能はコスパが良いため、現在在庫切れが続いています

さて、そのPolarisの次が「Vega」と呼ばれるアーキテクチャで、2017年7月時点で「Vega Frontier Edition」というグラボが登場した。

残念ながらGeForce 10シリーズほど、革新的な進歩は遂げていない。が、これはゲーミングモデルでは無いので2017年8月には登場予定の「Radeon RX Vega」への期待が高まる。

ロードマップの縦軸を見る限り、Vega世代はPolaris世代の1.4~1.5倍くらいの性能にはなるのかな。RX 580相当のグラボが17000~19000円程度で買える、というイメージだが。

個人的には一旦、GTX 1080 TiやTitan XpといったハイエンドGPUを一蹴りして欲しいところですが…。

結論

ロードマップ通りに開発が進めば、フルHD画質の重量級3Dゲーム※を軽々と動かすグラボが1~2万円で買える時代はすぐに訪れる(2018年夏には、十分に有り得る)。

※fallout 4、黒い砂漠、PUBG、The Witcher 3、Titanfall 2など

相対的にハイエンドGPUは、性能の上限をどんどん更新していくと思うので、4KゲーミングやVRも普及しやすくなりそう。以上「データで分かる、確実に向上するグラフィックボードのコスパ」について書きました。

あとがき:CPUも進化を始めた

CPUはインテル主導の状況が続き、2016年末までは目立った進化が無かった。その一方で…

序文にこう書いたのですが、CPUに関してもAMDがRyzenを投入したことでようやく目立った進歩が。それに伴ってインテルも重い腰を上げ始めたので、2017年以降はCPUの進化にも期待できそう。

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