初の6コア搭載「Core i5」など、第8世代「Coffee Lake」のラインナップ

現行の7世代が「Skylake」で、その次が「CoffeeLake」です。第8世代のインテルCPUは、来年に登場が予定されているが一部のラインナップは今年の後半に投入される見込み。やはり…AMDが頑張っていますから、インテルも悠長にはいられないらしい。

Sponsored Link

インテルの第8世代「Coffee Lake」とは

もともと2017年後半には、10nmプロセスで製造される「Cannon Lake」というシリーズが投入される予定だった。しかし、歩留まりが悪くダイの大きいハイエンドプロセッサを十分に用意出来ない、という事情があり…。

「Skylake」の14nmプロセスを改良した、今の第7世代「KabyLake」でしのぎ、更に更に14nmプロセスを改良して投入する予定なのが第8世代の「Coffee Lake」ということ。

Intel – Investor Meeting February 2017 より

事前に明らかになっている情報では、第8世代はKabylakeと比べて15%程度の性能アップに成功しているらしい。インテルによれば、モバイル向けCPU(Uシリーズ)はSkylakeと比べて最大30%の性能アップが見込めるとのこと。

内蔵GPU(統合グラフィックス)には「GT2」「GT3e」が登用される可能性が高い。型番は不明だが、今までのナンバリングのルールに従えば、単純に「HD Graphics 715~730」と「Iris Plus Graphics 740~750」といったところだ。

リークされているCoffee Lakeのラインナップ

Core i7 8700K & i7 8700

Coffee LakeのハイエンドCPU。オーバークロック可な「i7 8700K」は、6コア12スレッドで基本クロック周波数は3.70 Ghzである。想定されているTDPは95W。ターボブースト時のクロック周波数は不明。

スペックをそのまま見れば、完全に「Ryzen 5 1600X」と競合する製品だろう。1600Xは、基本クロック周波数が3.60  Ghzなので、i7 8700Kよりも100Mhzだけ低い。

世代Coffee LakeCoffee LakeKaby LakeZen
CPUCore i7 8700Ki7 8700i7 7700KRyzen 5 1600X
コア数6646
スレッド数1212812
ベースクロック3.7 Ghz3.2 Ghz4.2 Ghz3.6 Ghz
ブーストクロック??4.5 Ghz4.0 Ghz
L2キャッシュ1.5 MB1.5 MB1 MB3 MB
L3キャッシュ8 MB12 MB12 MB16 MB
OCX
CPUソケットLGA 1151 ?LGA 1151 ?LGA 1151AM4
TDP95W95W91W95W

ようやく普通のCore i7が4コア上限を突破してくれた感じ。AMDがRyzenを作っていなければ、今頃4コアのCoffee Lakeが予定されていたんだろうね…。市場における競争はやっぱり大事です。

Core i5 8600K & i5 8400

「Core i5」史上、初めての6コアモデルが登場する。Core i5 8600Kは6コアを搭載し、ハイパースレッディングは残念ながらオフに設定されている。初の「6コア搭載Core i5」という点は素直に喜んで良いところかな。

基本クロック周波数は3.60 Ghzで、ブースト時のクロック周波数は不明。しかし、想定されているTDPは95Wだ。無印のi5 8400は基本クロック周波数が2.80 Ghzとかなり低め。TDPは65Wになっており、「Ryzen 5 1600」と競合する可能性が極めて高い。

世代Coffee LakeCoffee LakeKaby LakeZen
CPUCore i5 8600Ki5 8400i5 7600KRyzen 5 1600
コア数6646
スレッド数66412
ベースクロック3.6 Ghz2.8 Ghz3.8 Ghz3.2 Ghz
ブーストクロック4.2 Ghz3.6 Ghz
L2キャッシュ1.5 MB1.5 MB1 MB3 MB
L3キャッシュ9 MB9 MB6 MB16 MB
OCX
CPUソケットLGA 1151 ?LGA 1151 ?LGA 1151AM4
TDP95W65W91W65W

追記:Core i3 8350K & 8100

世代8th CoffeeLake
CPUCore i3 8350KCore i3 8100
コア数44
スレッド数44
ベースクロック4.0 Ghz3.6 Ghz
ターボクロック未実装未実装
L2 Cache(1024 KB)(1024 KB)
L3 Cache8 MB6 MB
OC可否可能不可
対応メモリx2 DDR4-2400x2 DDR4-2400
TDP91W65W
対応ソケットLGA1151LGA1151
内蔵GPU
GPUベースクロック0.35 Ghz0.35 Ghz
GPUターボクロック1.15 Ghz1.10 Ghz
HTT未実装未実装
拡張機能AVX2.0AVX2.0

モバイル向けのCoffee Lake

情報は少ないが、モバイル向けのCoffee Lakeでは「4コア搭載」のUシリーズが登場する予定。内蔵GPUにはGT3e相当が搭載される見込み(Iris Plus Graphics 740など)だから、かなりパワフルなモバイルCPUということ。TDPは28Wほど(倍近い…)。

CPU内蔵GPUコア / スレッドクロックL2 / L3TDP
Coffee Lake UIris Plus Graphics 740 – 7504 / ??28W
Core i7 7660UHD Graphics 6302 / 42.5 ~ 4.0 Ghz512KB / 4MB15W

あとは…、モバイル向けとしては初めて6コア搭載のCPUを出すという話もある。基本クロック周波数は2.0 Ghz台で、TDPは45W。おそらくハイエンドクラスの「HK / HQ」シリーズに6コアが登場することになると思われる。

Sponsored Link

まとめ

世代Coffee Lake
CPUCore i7 8700Ki7 8700i5 8600Ki5 8400
コア数6666
スレッド数121266
ベースクロック3.7 Ghz3.2 Ghz3.6 Ghz2.8 Ghz
ブーストクロック
L2キャッシュ1.5 MB1.5 MB1.5 MB1.5 MB
L3キャッシュ8 MB12 MB9 MB9 MB
OCXX
CPUソケットLGA 1151 ?LGA 1151 ?LGA 1151 ?LGA 1151 ?
TDP95W95W95W65W

まだまだ不確定要素も多いけれど、とりあえず第8世代のCoffee LakeもAMD Ryzenの影響をひしひしと感じるラインナップだ。呑気にハイエンドクラスのCPUを4コアで売っているわけにもいかない…という感じ。

価格は不明だが型番どおり受け取るなら、6コアのCore i7も329ドル。国内で4万円前後で登場するのではないかな。おそらくRyzen 5よりも高いスコアを叩き出せるとは思うから、ゲーミング向けには売れる可能性が高いかと。

コスパで考えれば間違い無く「Ryzen」の方が強いですが、それでも「i7 7700K」が売れ続けているのは秀でたシングルスレッド性能と最適化のおかげ。だいぶAMDに侵略されてしまった感はあるけどね。

ということで、個人的には「6コアのi7」よりも「6コアのi5」が琴線に触れた。i7はどうせ4万円くらいするので、そもそも興味が無い。i5なら25000円前後になるため、同じコア数のRyzen 5の良いライバルになる可能性がある。

世代Coffee LakeZen
CPUCore i5 8600KRyzen 5 1600X
コア数66
スレッド数612
ベースクロック3.6 Ghz3.6 Ghz
ブーストクロック4.0 Ghz
L2キャッシュ1.5 MB3 MB
L3キャッシュ9 MB16 MB
OC
CPUソケットLGA 1151 ?AM4
TDP95W95W

※ハイパースレッディングの有無を除き、似た者同士の「8th Core i5」と「Ryzen 5」。i7よりもi5の方が、競争力はありそうだ。これでHTを解禁すれば…。

互いに似た要素が多い「6コアのCore i5」と「6コアのRyzen 5」、どちらが強いのか。そのあたりに興味が惹かれるわけですよ。以上、「インテルの最新CPU、第8世代「Coffee Lake」のラインナップ」まとめでした。

CPUの記事

Ryzenに対抗するために急遽用意した「Core i9」は、Ryzen Threadripperに脅かされている。

AMDの本命は「EPYC」という気がしなくもない。自作erやBTO向けのCPUよりも、サーバー向けCPUの方が市場は大きく利益も出しやすいから。

Sponsored Link

1 個のコメント

  • 1600xは価格的にも性能的にもi5対抗だから
    i7対抗に参考にいれてあげるのは可哀そうかもなのです(´・ω・`)

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。