2017年のおすすめ「DDR4メモリー」を7枚まとめ【解説】

DDR4が登場してばかりの頃は、DDR3と比べて値段が高かったなどの理由であまり普及していなかった。しかし、CPUの世代更新に伴いDDR4規格が当たり前になり、2017年時点ではDDR4メモリーが主流になった。

というわけで、おすすめなDDR4メモリーと選び方の基準についてまとめてみます。

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メモリの選び方

オススメなメモリを紹介する前に、前提知識としてメモリのスペックについて解説しておきます。メモリをどのような基準で選ぶのかが分からないと、オススメされても分かりにくいと思うんです。

DDR3とDDR4の違い

DDR3とDDR4には「互換性」は一切無いので要注意

メモリーは数年ごとに規格をメジャーチェンジしています。年頃はDDR3が主流だったが、その後登場したDDR4にシェアはどんどん移っている。じゃあ、DDR3とDDR4で何が違うのか。

規格DDR3DDR4
消費電力1.5V1.2V
クロック周波数上限あり上限なし

簡単にまとめた。まず消費電力がエコです。そして消費電力が低いということは、発熱も低い傾向にある。発熱が低く、消費電力が低いため、オーバークロックの余地も大幅に広がった。

しかもDDR3にはメモリークロックに上限が存在したが、DDR4からは上限がない。限界のない冷却性能という仮定であれば、理論上は5000Mhzでも10000Mhzでも動作可能なのです(現実には無理だが)。

DDR4が「格上」「優秀」なのは間違いない。中古パーツでPCを作る、という理由でもない限りDDR3メモリーを選ぶ理由はありません。

メモリクロック

メモリーには「メモリクロック周波数」が設定されており、このスピードが速ければ速いほど性能の良いメモリー。ということになるが、実際のところメモリークロック周波数が体感できるほどの「差」をもたらすことは無い。

同じDDR4規格のメモリでも、最も遅いやつで「2133Mhz」で、最も速いやつは「4333Mhz」に達することもある。海外では液体窒素を使うことで「5000Mhz」を突破したという記録もある。

しかし、2000Mhz程度のクロック周波数を例えば3000Mhz程度までオーバークロックしたとしても、やっぱり得られる効果はごくわずかなんですよね。以下の記事にもまとめてあります。

2017年時点で、メモリークロックの高さが目に見えてパフォーマンスに影響を与える例は以下のとおり。

  • 特定のゲームタイトルのフレームレート(FF14、Metro Last Lightなど)
  • CPUにAMD Ryzenを使っている場合のパフォーマンス

FF14はメモリークロックが高いほど(VRAMの話ではありませんよ)、フレームレートも高くなる現象が確認されている。FF14をプレイするつもりなら、高速メモリーを選ぶ意味は大きい。

次は、CPUに「AMD Ryzen」を使っている場合。これも高速メモリーを使うことでCinebenchなどのベンチマークスコア、ゲーミング時のフレームレートが大きく向上することが知られています。

 追記:グラボを2枚以上使う「SLI / Crossfire」環境だと、メモリークロックは意外と無視できない影響があることが判明。詳細は以下の記事より。

メモリ容量

メモリーの容量は多いほうがいいとよく言われます。しかし、多ければ多いほどコストも高い。「どれくらいの容量がちょうどいいのか。」は、よく議論になるところではありますが…。

前提として、メモリーの容量が少ないと何が困るのか。それはメモリーを大きく消費するアプリのパフォーマンスが落ちることと、同時に動かせるアプリの上限が狭くなってしまう、という2点が困るところです。

この記事にもまとめてあるが、動画のエンコードやZip圧縮、高度な数的処理、シミュレーションなど。CPUの性能をフルに活用する場面で、メモリー容量によるパフォーマンスの差が目立っています。

逆にゲーミング性能への影響はあまり無い。ただ、ゲームもメモリーをがっつり消費しますから、ゲームが消費した分だけ、他のアプリが影響を受けてしまうのは間違いないですね。

最近の3Dゲーム(Battlefield 1やPUBG、黒い砂漠など)は特にメモリー消費量が大きく、4GBくらい使うのは当たり前になっている。

  • オフィス、ブラウジング用途:4GBでいける(8GBあったほうが余裕)
  • フルHD以上の動画視聴、3Dゲーミング:8GBが最低限
  • 重めのマルチタスク、3D/VRゲーミング:16GBは必須

ぼくの考えでは、目安はこの通りです。ぼく自身は16GBがメイン。Chromeでタブを大量に展開するし、黒い砂漠で放置ゲーもよくするので16GBは無いとすぐに使い切ってしまう。

ヒートシンクの有無

安いメモリーは「裸」の状態ですが、高いメモリーは金属の板ようなモノが付属しています。あれは「ヒートシンク」と言って、メモリーから発せられる熱を、外へ逃して冷却する目的があるんです。

そしてメモリーは、クロック周波数が早ければ速いほど、より多くの電力を消費するため発熱が激しくなる。熱が高いと安定動作しなくなるため、ヒートシンクで冷やして安定させよう、ということだ。

メモリーをオーバークロックして高速化するつもりなら、ヒートシンク装着済みのメモリーを選べばいいし、そのつもりが無いなら「裸」のメモリーで構いません。

おすすめなDDR4メモリ7枚

1. CFD Panram Value Series 8GB DDR4-2133

6945円

8GB (4GB2枚組)

2133Mhz

コスパ重視

CFDが販売しているDDR4規格のメモリ。「Value Series」というブランド名の通り、非常にコストパフォーマンスに優れたメモリーで非常に人気。安価ながらも、メモリーのデザインがブラック基調なのも高級感があって良い。

動作クロックは2133MhzでDDR4の中では、ごくごく標準的なスペック。ヒートシンクも装着していないが、2133Mhzという普通のクロック速度なら発熱も問題にならない。とにかく安く8GBの容量が欲しい、という場合はこのメモリーで問題ないと思います。

  • 無期限保証(初期不良も怖くない)
  • 安価ながらも高品質なDDR4メモリ
  • 背も低いので空冷ファンと干渉するリスクは皆無

2. Crucial 16GB Kit DDR4-2133

13620円

16GB (8GB2枚組)

2133Mhz

コスパ重視

SSDで有名なCrucialが製造・販売しているDDR4メモリー。NANDチップの製造元は米Micron社なので、製品の信頼性は極めて高い。メーカー側もそれを承知しているため、当然のごとく「永久保証」である。

確かにさっきのCFD販売のメモリーと比べると、安っぽさを感じてしまう「緑色」の基盤デザインが気になるかもしれない。しかし、高品質なメモリーをより安価で提供しようと努力した結果なので、デザインは気にしないであげよう。

ぼく自身も、依頼を受けて制作した自作PC2台に、このCrucial製のメモリーを2セット(合計4枚)使っているが何の問題なく動いています。「出来る限り安く、かつ耐久性も重視で」という依頼を受けた時に重宝しているDDR4メモリだ。

  • 永久保証(初期不良も怖くない)
  • 16GB(8GB2枚組)では、一二を争う「低価格」
  • 背も低いので空冷ファンと干渉するリスクは皆無
  • デザインがものすごく「普通」だが仕方ない

3. TEAM Elite U-DIMM 16GB DDR4-2400

14780円

16GB (8GB2枚組)

2400Mhz

コスパ重視

とても安価なオーバークロックメモリー。規格はDDR4-2400なので、基本的には2400Mhzまでクロックアップが可能。それ以上のオーバークロックも一応は可能だが、見ての通りヒートシンクが未装着なので、やめておきましょう…。

このメモリーは「せっかく速いDDR4メモリを使うんだから、どうせなら2133Mhzよりも2400Mhzくらいを使ってみたい」という人に最適だ。ただし、2133Mhzと2400Mhzでは、性能的な差はほとんど体感できないので注意が必要。

ただ、メモリーにそこまで予算は掛けられないが性能も少しは重視したい。少なからず、こう思っている人はいるので、そこそこの性能をコスパ良く入手するなら…。このTEAM製のDDR4-2400メモリがオススメということです。

  • 永久保証(初期不良も怖くない)
  • 2400Mhzで動作するDDR4メモリとしては「安い」
  • 背も低いので空冷ファンと干渉するリスクは皆無
  • OCメモリだがヒートシンクは未装着

4. CORSAIR VENGEANCE LPX Series 16GB DDR4-2666

15507円

16GB (8GB2枚組)

2667Mhz

メモリクロック重視

電源ユニットやCPUファンの製造販売で知られる米国のメーカー、「Corsair(コルセア)」が販売しているオーバークロックメモリー。規格はDDR4-2666だから、メモリクロックは最大2667Mhzに達する。

BIOSから「XMP」を有効化するだけで、2667Mhzで動作するというお手軽さも良いところ。電圧は1.35Vくらいにしないと安定しないので、温度も上がる。だから、メモリに覆いかぶさる「ヒートシンク」が役立つというわけ。

DDR4-2666の中では安価な部類なので、コストパフォーマンスも意外と良い。「AMD Ryzen」で自作をしようと思っている人や、FF14などメモリークロックでパフォーマンスが変化するゲームをする予定の人には非常にオススメ。

なお、ぼくが実際にこのメモリを使った時の設定や調整については、以下の記事に書いてあるので詳細が気になる人はついでにどうぞ。

  • 永久保証(初期不良も怖くない)
  • 2667Mhzで動作するDDR4メモリとしては「低価格」な部類
  • ヒートシンクは高さが抑えられているので、干渉の心配も皆無
  • デザインも洗練されているし、カラーも「黒・赤・青」の3種と豊富
 カラーによって価格が1000円ぐらい違う時がある。コスパ重視なら一番安い色を選ぶと良い。個人的には「赤色」がツボなんですけどね、AMDにお似合いだし。

5. G.SKILL Ripjaws V Series 16GB DDR4-2666

18900円

16GB (8GB2枚組)

2667Mhz

オーバークロック重視

ハイエンドなメモリーを輩出している有名メーカー「G.Skill」が製造販売しているDDR4メモリー。先代「Ripjaws 4」の後継モデルということで、ヒートシンクの冷却性能は更に改善し、冷却性の向上とともに安定性も高まっている。

特にDDR4-3000規格のRipjaws Vはかなりオーバークロック耐性が高い製品であることが知られていて、電圧を調整することで容易に3200Mhzや3333Mhzといった高速な環境を実現できる。

しかし、今回ここに載せたのはDDR4-2666規格の方。残念ながら、まだ日本国内では在庫が十分届いていないのか、DDR4-3000以上のモデルが極端に高額になっている。コスパを考えれば、DDR4-2666あたりがちょうど良い。

マザボに刺したら、BIOSからXMP有効化にて2667Mhzで動作する。メモリのオーバークロックに関して知識のある人なら、電圧やタイミング(CL)を調整して2800~2933Mhzで動かすことも可能だ。

  • OCも含めた永久保証(G.Skillの太っ腹ぶり)
  • それなりに優れたオーバークロック耐性
  • エッジの効いたクリムゾンレッドのヒートシンクデザイン
  • やや割高である
  • 背は高い部類なのでCPUファンとの干渉に注意

6. CORSAIR DOMINATOR PLATINUM 16GB DDR4-3000

19224円

16GB (8GB2枚組)

3000Mhz

オーバークロック重視

Corsair(コルセア)が製造販売するラスボス級のDDR4メモリー。動作クロックは3000Mhzと、DDR4メモリーとしては「中の上」くらいの性能。更にDominator Platinumは、安定性を高めるために独自技術を複数採用しているのが特徴。

見た目からも分かると思うが、ヒートシンクが異様に大きいですよね。コルセアが特許を取得している「DHX」と呼ばれる冷却技術を使っているからです。PCB(基盤)とチップの両方を放熱させることで、効率よく冷却が出来る。

「DHX」だけでなく、PCBの表面には「銅」が使用され、ヒートシンク部分はアルミニウムをふんだんに使用している。とにかく良く冷えるように作られている。それがDominator Platinumです。

PCに刺したあとはBIOSからXMPを有効化するだけで、3000Mhzで動作するので「お手軽」。専門的な知識がなくても、安定した3000Mhz環境を得られるので、結果的にコスパの良いOCメモリと言える。

更に突っ込んだ話をすれば、定格状態で既にかなり安定しているため電圧も盛りやすい。オーバークロックをすることでメモリクロックを更に高速化できる余地がある。1.4V程度は十分に盛れるため、3333~3400Mhzは容易に手が届くだろう。

…マザーボード側がそれだけ高速のメモリクロックに対応していればの話ですが。

もうひとつ当然のことを言っておくと、「背の高さ」に注意しておきたい。これだけヒートシンクが大きいと、CPUファンと干渉してしまう(ぶつかる)可能性が高い。刺しても行けるかどうか、事前にチェックしておくこと。

  • 永久保証(初期不良も怖くない)
  • 3000Mhzという高速クロックだが、とても安定している
  • 圧倒的な冷却性能
  • 洗練されたデザイン、控えに光るLED
  • 価格は少々お高い
  • ヒートシンクの身長がかなり高いので、干渉に注意

ヒートシンクのLEDはこんな感じ。派手さは無いけど静かに光ってる感じが良い。

7. G.Skill Trident Z RGB Series 16GB DDR4-3200

20980円

16GB (8GB2枚組)

3200Mhz

デザイン重視

RGBで点灯するシステムは、マザーボードやCPUファン、グラフィックボードにおいてはあまり珍しい存在ではなかった。しかし、メモリーで実用性を損なわずにRGBのLED点灯システムを搭載したのは、おそらく「Trident Z RGB」が初です。

特に優れている点が、RGB LEDを搭載しながらも、追加の電源を必要としないことだ。過去にもGEILというメーカーが、RGB LEDを搭載したメモリ「EVO X」を製造していたが、これには4pinコネクタが必要でした(1枚につき4pin!!)。

G.Skillの「Trident Z RGB」シリーズは、追加の電源を一切使わずにLEDを点灯させられる。しかも、パフォーマンスに悪影響を与えることなく動くため、デザイン性と実用性の兼ね備えたメモリということ。

付属のアプリケーションで、10個の点灯パターンを切り替え可能な他、手動で5つの点灯パターンを作ることも可能。ただし、もっと複雑なオリジナルパターンを作ることは出来ない。これだけあれば…十分だとは思いますけど。

  • OCも含めた永久保証(G.Skillの太っ腹ぶり)
  • エッジの効いたソリッドデザインのヒートシンク
  • 高機能なLEDを搭載したにも関わらず、補助電源なし
  • LEDはASUSの「AURA SYNC」と同期可能
  • 高いデザイン性と十分に優れたパフォーマンス
  • あえて欠点を言えば、オリジナルパターンを作れないこと

そのRGB LEDがどのように輝くのか、G.Skill公式が動画をアップしているのでそちらを参考に。

「DDR4メモリー」まとめ

2017年時点で特にオススメな7枚のメモリーをまとめました。まとめた7枚はそれぞれ「速い」「安い」「冷える」「光る」など、個性的な特徴を持っているわけだが、一つ言えることがある。

それは、パソコンを使っているほとんどの人にとって、最も安価で最も低速な「DDR4-2133」規格のメモリーで十分ということだ。最初にも説明したとおり、メモリークロックが高いほど性能が上がるというわけではないからね。

なるべく安価で、かつ高品質な「メモリー容量」が欲しい

  • 足りなくなってきたので容量が増やしたい
  • とりあえずDDR4メモリーに乗り換えたい
  • オフィスソフトやオンラインゲームがメイン用途

このように、ただ単に大容量なメモリー環境が欲しいだけなら、こういったヒートシンク未装着「裸」状態の安価なDDR4メモリーで十分です。

より速い「メモリークロック」が必要な人には

 

「FF14」をプレイしたり、CPUにRyzenを使う予定。だから2133Mhzよりも速いメモリークロックをコスパ良く欲しい人には以下のようなメモリーがオススメ。「Ripjaws V」はOCも少し可能だ。

メモリーのオーバークロックをしたい

がっつりオーバークロックを行って、更に高速なメモリクロックが欲しい…という物好きには以下のメモリーがオススメ。

とにかくデザインを重視したい、イルミネーションさせたいという人は

LEDを点灯させて、カラフルでイルミネーションなゲーミングPCを自作したい人には「G.Skill Trident Z RGB」がオススメ。

以上、「2017年のおすすめDDR4メモリーを7枚まとめ」について解説しました。メモリーって無駄にいろいろあるけど、どれを選べばいいか分からない…という人の参考になれば幸いです。

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