最強のXeonが登場、28コアのPlatinumと16コアのGoldモデル

中国の巨大ショッピングサイト「タオバオ」にて、Skylakeアーキテクチャに基づいた最新のXeonプロセッサの情報がリークされた。Xeon Platinumは最大で28コア56スレッドを備え、Xeon Goldは最大で16コア32スレッドを備える。

Cinebenchのスコアなどもリークされている。記事にまとめてみました。

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Skylake-EP世代の「最新Xeon」

今までのXeonプロセッサは「v4」や「v3」という型番でグレードが分けられていたが、中国からリークしたXeonの名称は「Platinum」と「Gold」になっている。

どちらもCPUソケットは「LGA 3647」という巨大なソケットが必要。LGA 3647に対応したマザーボードはほとんど流通しておらず、SuperMicro社製の「K1SPE」などでなければ取り付けられない。

Xeon Platinumの仕様と性能

Xeon Platinum 8176

Xeon Platinum 8176には28個のコアが搭載されており、スレッド数は56個にもなる。ベースクロックは2.1 Ghzで、ターボクロック時は最大で2.8 Ghzまで上昇する。クロック面に関しては「E7-8894 v4」の方が優秀だが…。

Cinebench R15のスコアは「6525 cb」と圧倒的なスコア。「Intel Xeon E7 V4 96 cores / 192 threads」の動画では約8000cb程度のスコアが出ていて、どうやらCPU単体の性能も大幅に伸びているようですね。

その動画ではSupermicro社製の「8048B-TR4FT」というマザーボードを使って、「E7-8894 v4」を贅沢に4個も使っている。にも関わらず8000程度なので、今回のXeon Platinumを4個使えば10000点を超えてしまうのかも。

上記、タオバオにて3222ドルで入手可能(Intelの正式な希望小売価格ではない)…。

Xeon Platinum 8168

8176の1つ下のモデル「8168」には、24個のコアが搭載されている。スレッド数は48個でスペックとしては現行最強クラスだった「E7-8894 v4」と同じです。ベースクロックは2.7 Ghzもあり、ブーストクロックは最大で3.4 Ghzに達する。

Xeon Platinum 8168を2個搭載して、Cinebench R15を回した結果。スコアは「7212 cb」と、なぜか28コアモデルの「8176」よりも10%程度優秀なスコアになっている。

理由としては、もともと両者ともにコア数が異常に多いため、コア数の微妙な増減よりもクロック周波数の増減の方がパフォーマンスに与える影響が大きいということです。

コア数が大量でもクロック周波数が低いと全体のパフォーマンスは落ち着いてしまうので、コア数と出せるクロック周波数のバランスが重要になってくる…というところだ。

上記、タオバオにて3814ドルで入手可能(Intelの正式な希望小売価格ではない)…。

Xeon Goldの仕様と性能

Xeon Gold 6161

Xeon Gold 6161は22コアと44スレッドを持つ。ベースクロックは2.2 Ghzで、ターボクロックは最大で3.8 Ghzで動作する…はずだが、何らかの仕様が干渉しているのか、実際には全コアで2.7 Ghzで安定している。

今回はデュアルソケットによるベンチマークは無く、「Gold 6161」1個によるCinebench R15です。1個で「3249 cb」という圧倒的マルチスレッド性能。

上記、タオバオにて2488ドルで入手可能(Intelの正式な希望小売価格ではない)…。

Xeon Gold 6142

Xeon Gold 6142は16コア32スレッドと、親近感を覚える仕様ですね。以前はXeonじゃないと、このレベルのマルチコアCPUは入手できなかったが…最近はRyzenやCore i9のおかげで、手に届きやすくなったからね。

で、Gold 6142のスペックですが。ベースクロックは2.6 Ghzで、ブーストクロックは最大3.7 Ghzに達する。ただ、Cinebench R15を実行中の全コアのクロック周波数を見ると3.3 Ghzしか出ていない。

デュアルソケットを使い、Gold 6146を2個使ってのCinebench R15。スコアは「4904 cb」に達した。このスコア、今までは遠い世界の話だったが、今は事情が違っていて参考にできるスコアなんですよ。

これは2CPUのスコアだから、単純にその半分である約2500 cbが、今後登場する「Core i9 7960X」や「Ryzen 9 1998X」の比較対象になるのだから。

Ryzen 9 1998Xは、849ドルで発売される可能性が濃厚だが、1000ドル以下のCPUが2000 cb超えとなると…。破壊的だよね。なお、このGold 6146はタオバオにて1751ドルで販売されています。

Intelの正式価格では無いが、7960Xが1699ドルだからあまりお買い得感は無いかも。Ryzenもありますし。

Skylake-EP世代のXeonまとめ

今回リークされた、Skylake-EP世代のXeonプロセッサは全体のごく一部に過ぎず、用意されているラインナップは相当に多い。最上位モデルに至っては、28コアを備えながらもベースクロックが2.5 Ghzという恐ろしいスペックだったりする。

さて、今後のXeonは従来から使われてきた「E7」や「E5」というグレード分けが使われなくなり、記事で紹介したように「Platinum」や「Gold」という分類になっていく。

  • Xeon Platinum 81XX
  • Xeon Gold 61XX

現時点ではこのような命名法が使われているようだ。そしてこれだけでなく、更に2つのグレードが用意される予定である。

  • Xeon Platinum 8100
  • Xeon Gold 5100 / 6100
  • Xeon Silver 4100
  • Xeon Bronze 3100

搭載されるコア数の範囲は10~28と想定されている。

Xeon Gold 61XXのラインナップ

型番ベースクロックステッピングProduct CodeS-SpecMM#
Intel Xeon Gold 5122 Processor3.6 GHZHOCD8067303330702S R3 AT955974
Intel Xeon Gold 6126 Processor2.6 GHZHOCD8067303405900S R3 B3956004
Intel Xeon Gold 6126T Processor2.6 GHZHOCD8067303593100S R3 39958190
Intel Xeon Gold 6128 Processor3.4 GHZHOCD8067303592600S R3 34958179
Intel Xeon Gold 6130 Processor2.1 GHZHOCD8067303409000S R3 B9956019
Intel Xeon Gold 6130T Processor2.1 GHZHOCD8067303593000S R3 J8958189
Intel Xeon Gold 6132 Processor2.6 GHZHOCD8067303592500S R3 J3958178
Intel Xeon Gold 6134 Processor3.2 GHZHOCD8067303330302S R3 AR955887
Intel Xeon Gold 6134M Processor3.2 GHZHOCD8067303330402S R3 AS955889
Intel Xeon Gold 6136 Processor3.0 GHZHOCD8067303405800S R3 B2956002
Intel Xeon Gold 6138 Processor2.0 GHZHOCD8067303406100S R3 B5956008
Intel Xeon Gold 6138T Processor2.0 GHZHOCD8067303592900S R3 J7958188
Intel Xeon Gold 6140 Processor2.3 GHZHOCD8067303405200S R3 AX955989
Intel Xeon Gold 6140M Processor2.3 GHZHOCD8067303405500S R3 AZ955996
Intel Xeon Gold 6142 Processor2.6 GHZHOCD8067303405400S R3 AY955993
Intel Xeon Gold 6142M Processor2.6 GHZHOCD8067303405700S R3 B1956000
Intel Xeon Gold 6148 Processor2.4 GHZHOCD8067303406200S R3 B6956010
Intel Xeon Gold 6150 Processor2.7 GHZHOCD8067303328000S R3 7K955037
Intel Xeon Gold 6152 Processor2.1 GHZHOCD8067303406000S R3 B4956006
Intel Xeon Gold 6154 Processor3.0 GHZHOCD8067303592700S R3 J5958186

型番(4桁)の後ろにある「T」「M」は消費電力の違いなどを示すものです(Yがつくと低電圧モデル、HQで高電圧モデル。といった前からある命名法)。あと、驚きなのがステッピング。「H0」※って相当改善に改善を重ねているということ。

※A/B/C/D/E/F/G….H…なので、やはり相当な改訂回数です。

Xeon Platinum 81XXのラインナップ

型番ベースクロックステッピングProduct CodeS-SpecMM#
Intel Xeon Platinum 8153 Processor2.0 GHZHOCD8067303408900S R3 BA956021
Intel Xeon Platinum 8156 Processor3.6 GHZHOCD8067303368800S R3 AV955978
Intel Xeon Platinum 8158 Processor3.0 GHZHOCD8067303406500S R3 B7956012
Intel Xeon Platinum 8160 Processor2.1 GHZHOCD8067303405600S RBO955998
Intel Xeon Platinum 8160M Processor2.1 GHZHOCD8067303406600S R3 B8956014
Intel Xeon Platinum 8160T Processor2.1 GHZHOCD8067303592800S R3 36958187
Intel Xeon Platinum 8164 Processor2.0 GHZHOCD8067303408800S R3 BB956023
Intel Xeon Platinum 8168 Processor2.7 GHZHOCD8067303327701S R3 73955036
Intel Xeon Platinum 8170 Processor2.1 GHZHOCD8067303327601S R3 7H955035
Intel Xeon Platinum 8170M Processor2.1 GHZHOCD8067303319201S R3 BD956027
Intel Xeon Platinum 8176 Processor2.1 GHZHOCD8067303314700S R3 7A955028
Intel Xeon Platinum 8176M Processor2.1 GHZHOCD8067303133605S R3 7U955112
Intel Xeon Platinum 8180 Processor2.5 GHZHOCD8067303314400S R3 77955025
Intel Xeon Platinum 8180M Processor2.5 GHZHOCD8067303192101S R3 7T955111

以上、「最強のXeonが登場、28コアのPlatinumと16コアのGold」についてまとめでした。

 なお、32コアモデルも存在するらしいが

今回のリーク元からは32コアモデルが確認できませんでした。AMDが32コア搭載の「EPYC」を出す予定なので、Intelも対抗して32コアCPUを出してもおかしくはないが…。

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