【PUBG】推奨CPUを考えるため、CPU性能とフレームレートの関係を調べた

PUBGは重量級の3Dゲームなので、とりあえずグラフィックボードをしっかりしたモノにしよう。と思うんですが、それだけではなく「CPU」の性能も意外とフレームレートに影響を与えるんですよ。

この記事ではPUBGのfpsの変化を、CPU別にまとめてボトルネックについて調べた。

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【PUBG】CPUのボトルネック

ボトルネックとは簡単に言えば「足を引っ張る」というイメージ。グラフィックボードの処理性能が高くても、実際にはグラボだけでなくCPUにも一定の処理が回されています。

このため、グラボの性能が高いと要求してくる作業も多いんですが、この時にCPUの性能が低いとその要求に応えられずフレームレートが落ちるという現象が発生する。

だから「ハイエンドなグラボを載せるなら、Core i3では足引っ張るかもな。」とか言われるんですね。

検証環境

テスト環境
検証CPURyzen 7 1700
Ryzen 5 1600
Ryzen 5 1500X
Ryzen 4C/4T
Core i7 7700K
Core i7 5930K
Core i5 7500
Core i3 7100
GPUMSI GTX 1080 Gaming X 8G

PUBGにおける、CPUのボトルネックについてはPC GAMERが徹底的な検証を行っていたのでこちらを参考にしました。

グラフィックボードは「MSI GTX 1080 Gaming X 8G」で固定し、CPUは8種類使って検証された。驚異的なコスパを誇るAMD「Ryzen」から4種、今までは定番だったIntelの「Core i」から4種、合計8種ですね。

オーバークロック状況
Ryzen 7 17003.90 Ghz
Ryzen 5 16003.90 Ghz
Ryzen 5 1500X3.90 Ghz
Ryzen 4C/4T3.90 Ghz
Core i7 7700K4.80 Ghz
Core i7 5930K??? Ghz
Core i5 7500OC不可
Core i3 7100OC不可

なお、Core i3 7100とCore i5 7500はオーバークロックが施されている。特にRyzenに関しては4種とも3.90 Ghzにオーバークロックされています。

フルHD / 中間画質の平均フレームレート

PUBG Average FPS + Minimum FPS @ 1920×1080 Medium
Core i7 7700K : 113.2
Core i7 7700K : 75.3
Core i7 5930K : 109.9
Core i7 5930K : 70
Ryzen 7 1700 : 102.2
Ryzen 7 1700 : 68.4
Ryzen 5 1600 : 100.7
Ryzen 5 1600 : 63.5
Core i5 7500 : 101.3
Core i5 7500 : 61.1
Ryzen 5 1500X : 99
Ryzen 5 1500X : 61.1
Ryzen 4C/4T : 93
Ryzen 4C/4T : 59.8
Core i3 7100 : 74.4
Core i3 7100 : 45.2
平均フレームレート
最低フレームレート(全体の1%)

やはりゲーミングにおいては「Core i7」の方がパフォーマンスが高くなりやすいという傾向が、ここでも顕著に出ましたね。CPU自体の性能は当然、同価格帯で比較した場合はRyzenの方が強いのに…。

さて、現在ほとんどの3Dゲーミングは物理コアが「4つ」あれば十分とされている。コア数が4個という条件を満たした場合、そこから先は純粋にシングルスレッド性能やクロック周波数に左右される

グラフを見ての通り、「Core i7 5930K」は6コアCPUだが、4コアCPUの「Core i7 7700K」の方が優れたパフォーマンスを発揮しているのが分かる。このことから、コア数の次はクロック周波数だ。

「Core i7 7700K」は4.80 Ghzにオーバークロックされている上に、もともとシングルスレッド性能が優れたCPUでもある。3DゲーミングでこのCore i7が強いのはそういう理由。Ryzenはそもそも最適化不足が否定できませんし。

でですね、基本的にGTX 1080などのハイエンドGPUの場合は「Core i7」などにこだわった方が良いんですが、GTX 1050 TiやGTX 1060などのミドルクラスのGPUになってくると、そこまで気にする必要はない。

要するにCPUとGPUの性能に差がありすぎると「ボトルネック」は発生するのであって、差が小さければ問題にならない。GTX 1060程度のGPUを使うなら、CPUは「Core i5」「Ryzen 5」で十分と言える。

フルHD / ウルトラ画質の平均フレームレート

PUBG Average FPS + Minimum FPS @ 1920×1080 Ultra
Core i7 5930K : 92.6
Core i7 5930K : 65.9
Core i7 7700K : 93.5
Core i7 7700K : 58.8
Ryzen 7 1700 : 88.1
Ryzen 7 1700 : 60.3
Ryzen 5 1600 : 85.5
Ryzen 5 1600 : 57.4
Ryzen 4C/4T : 83
Ryzen 4C/4T : 57.8
Ryzen 5 1500X : 83.3
Ryzen 5 1500X : 55.3
Core i5 7500 : 84.1
Core i5 7500 : 43.4
Core i3 7100 : 66.4
Core i3 7100 : 37.4

ウルトラ画質になると傾向が少し変化した。基本的に物理コア4以上のCPUは、平均fpsに関しては84.1~92.6と差が縮まっていますが、最低fpsは43.4~65.9と20以上も差が開いています

このことから画質が高くなってくるとCPUのコア数はフレームレートの安定に貢献している可能性が高いということになる。事実、最低fpsにおいては6コアの「i7 5930K」が4コアの「i7 7700K」を追い越しているのが分かる。

ただ、基本的な指針は変わりません。コスパ重視ならぼくも実際に使っている「Ryzen 5」系で十分だし、安定性にこだわるなら「Core i7」などを使えばいいということ。

使うグラフィックボードがミドルクラスのGTX 1060やGTX 1050 Tiなら、「Core i5」「Ryzen 5」あたりで十分に事足りる。

WQHD / ウルトラ画質の平均フレームレート

PUBG Average FPS + Minimum FPS @ 2560×1440 Ultra
Ryzen 7 1700 : 72.1
Ryzen 7 1700 : 54.5
Core i7 7700K : 70.7
Core i7 7700K : 54.9
Core i7 5930K : 69.9
Core i7 5930K : 55.6
Ryzen 5 1600 : 69.6
Ryzen 5 1600 : 50.4
Ryzen 4C/4T : 68.9
Ryzen 4C/4T : 51.2
Ryzen 5 1500X : 68.8
Ryzen 5 1500X : 49.6
Core i5 7500 : 68.3
Core i5 7500 : 50.2
Core i3 7100 : 64.8
Core i3 7100 : 43.9

処理量がフルHDから1.77倍に増える「WQHD」ではどうだろう。面白いことに、8コアCPUの「Ryzen 7 1700」が首位を取った。ただ4コアCPUの「i7 7700K」とは僅差ですね。

4コアCPUの傾向を見てみると、全体的に差がおだやかになった。平均fpsは68.3~72.1で、最低fpsは49.6~55.6と、WQHD画質の場合はどの4コアCPUを選んでもあまり大きな差が見られない…。

つまり、WQHD画質で遊ぶ前提という人は(使うグラフィックボードにもよるが)物理コアが4以上のCPUをコスパ重視で選べばいいという結論になる。例えば「Ryzen 5 1600」(6コア)とか。

4K / ウルトラ画質の平均フレームレート

PUBG Average FPS + Minimum FPS @ 3840×2160 Ultra
Ryzen 7 1700 : 37.4
Ryzen 7 1700 : 31.4
Ryzen 5 1600 : 37.4
Ryzen 5 1600 : 31.1
Core i7 7700K : 36.6
Core i7 7700K : 30.9
Core i7 5930K : 36.6
Core i7 5930K : 30
Ryzen 5 1500X : 36.4
Ryzen 5 1500X : 29.5
Ryzen 4C/4T : 35.8
Ryzen 4C/4T : 29.7
Core i5 7500 : 36.8
Core i5 7500 : 27
Core i3 7100 : 35.9
Core i3 7100 : 25.1

フルHDと比較した場合、その処理量は4倍にもなる「4K」画質での検証。見ての通り、GTX 1080では完全に力不足という結果だが、見るのはCPUごとの性能差だ。

とても面白いことに、最下位のCore i3から最上位のRyzen 7まで、その差は平均fpsがわずか「1.6」で、最低fpsも「6.3」しか違いがない。

コア数の多さと、クロック周波数の高さが安定性(最低fps)に影響を与えているのは間違いないのだが、グラフィックボードですら手に負えない処理量になるとボトルネックも消失してしまうようだ。

「Core i7」の出番は、PUBGがSLIをサポートしてGTX 1080を2枚刺しにする時や、GTX 1080 TiやTitan Xpなど、更に強力なシングルボードを使う時くらいですね。

コストパフォーマンスで考えるなら、価格の割に無難なパフォーマンスを発揮している「Ryzen 5 1600」あたりがオススメだろう。6コアCPUで、オーバークロック耐性も高めだし。

【PUBG】推奨CPUを考える

各種データから分かったこと。

  • 物理コアが「4」以上が、PUBGをプレイする時の推奨CPUになる
  • グラフィックボードの性能が高いほど、CPUのクロック周波数とシングルスレッド性能が重要に
  • 逆に1~4万円台のミドルクラスGPUなら、CPUは単純に4コアであれば良い
  • 物理コア「4」未満のCore i3やPentiumは、ボトルネックが発生しやすく推奨できない

ということでしたね。以下にPUBGをプレイする上でオススメのCPUをまとめていく。

あらゆる状況に最適、「Core i5 7500」

Intel Core i5 7500 / 4コア4スレッド / 3.40 Ghz – 3.80 Ghz / 65W

ゲームメインで、ある程度のマルチタスク性能も欲しいという場合。「Core i5 7500」で大抵の場合は事足りると思います。ゲームの録画や配信、動画のエンコードをやらないなら、Core i5で十分だろう。

ボトルネックもGTX 1080で遊ぶ場合は、10%(フルHD / ウルトラ画質)程度に収まっていたので、その10%のために価格が倍近いCore i7に手を出す必要もない。総じてオススメしやすいCPUだ。

Intel Core i5 7600K / 4コア4スレッド / 3.80 Ghz – 4.20 Ghz / 91W

「Core i5 7500」ではちょっと不安だ。という人はベースクロックが高く、ブースト時は4Ghzを突破してくれる「Core i5 7600K」で良いかと。こちらはアンロックモデルだからオーバークロックも可能。

オーバークロックは簡単にクロック周波数を高め、シングルスレッド性能を改善できる手段なので4コアCPUの中で争う場合は極めて有効だ。なお、オーバークロックは自己責任なのでよく調べてから。

マルチタスク性能も欲しいんですが…なら「Ryzen 5 1600」

Ryzen 5 1600 / 6コア12スレッド / 3.20 Ghz – 3.60 Ghz / 65W

「Core i5」や場合によっては「Core i7」に並ぶ安定性を求めつつも、ゲームの録画や配信、そして動画のエンコードをこなしたい場合は6コア搭載の「Ryzen 5 1600」がオススメ。

6コア12スレッドという、Core i7の上位モデル並のスペックを持ちながら、価格は27000円と非常にリーズナブル。この価格は「Core i5 7600K」よりも安い。

マルチタスク性能だけでなく、さらなるコスパを重視する場合も、この「Ryzen 5 1600」は最高の選択肢の一つになると思います。要約するとコスパ良すぎってことです。

「PUBG用にRyzenで自作したい!!」と考えている方は、上記の記事をおすすめします。インテルの自作と比べると少しだけ厄介な点がありますので。

ゲーミング最重要視「Core i7 7700K」

Core i7 7700K / 4コア8スレッド / 4.20 Ghz – 4.50 Ghz / 91W

GTX 1070やGTX 1080 TiといったハイエンドGPUと組み合わせて使う場合は、やはり「Core i7」が優位な状況。PUBGでは意外とRyzenがいい勝負をしていましたが、全体的に見るとCore i7の方がパフォーマンスが良い。

そういう事情もあって、ゲーミング性能をもっとも重視する場合は「Core i7 7700K」が価格的にも最適解となっている。

なお、「Core i7 7700K」と「GTX 1070」の組み合わせで実際にPUBGをプレイした記事があるので、「Core i7搭載のハイエンドゲーミングPCでドン勝したい」と考えている人は必見。

 Core i7の方がフレームレートが出やすい理由

CPUCinebench R15 S/M価格
Ryzen 7 1700145141136000
Core i7 7700K19899639000

ゲーミング時のフレームレートの出やすさは、グラフィックボードの性能の高さと、CPUのシングルスレッド性能から影響を受けています。PUBGもその例外ではない。

「Ryzen 7」はCPU全体の性能が高いけれど、1コアあたりの性能が低い。逆に「Core i7」はRyzenに全体性能は劣るけれど、1コアあたりの性能はとても優秀なんです。

だからGTX 1070やGTX 1080 Tiといった高性能グラボを使うと、Ryzen 7ではフレームレートが落ちてしまうんですね。ゲーミング性能を一番重視したいなら「Core i7」一択です※。

※コスパ重視なら「Core i5 7600K」をオーバークロックするのも可。

まとめ

最後にここまで書いてきたことを2行でまとめると。

  • GTX 1050~GTX 1060で遊ぶ:「Core i5 7500」または「Ryzen 5 1600」
  • GTX 1070以上で遊ぶ:「Core i5 7600K」または「Core i7 7700K」

ということですね。以上「推奨CPUを考えるため、CPU性能とフレームレートの関係を調べる」という記事でした。

さらにPUBGのfpsについて知る

CPUの状況がわかったら、当然「グラフィックボード」の状況も知っておくべき。想像以上にPUBGはヘビーな3Dゲームということが分かる。

実際にぼくが使っているPCで「PUBG」をプレイして、そこから逆算してPUBGの推奨スペックを考えてみた記事。動画も多めで分かりやすいよ。

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PUBGで60fpsを出すための、推奨スペックとおすすめなゲーミングPC

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