【自作PC】驚異的コスパ、Ryzen 5とRX 470搭載のAMDマシンを作ってみよう

AMDがIntelに制空権を明け渡してから4年ほど経った。そして2017年になり、ついに「Ryzen」というCPUを発売。このCPUが既存のIntel CPUとくらべて圧倒的なコスパを叩き出せることが分かり、自作erの間ではさっそく流行り始める。

…自作をするならコスパが良いと噂の「Ryzen」で組みたい。そういう人も少なからず出てくる頃だと思う。ということで、「Ryzenで自作してみたい」という人に分かりやすいように、組み立てから解説してみます。

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今回の自作PC、テーマは「AMDマシン」

予算10万円で「黒い砂漠」「FF14」などに代表される3Dゲーミングも、ある程度はこなせるゲーミングPCを組むことにした。しかし、今回はテーマ縛りもある。「AMDマシン」ってことです。

自作PCはこのテーマに合わせてパーツを選んでいく過程も、非常に楽しい。なんでこのパーツにしたのか、一応根拠をまとめておきます。テキトーに選べばいいってもんじゃないからね。

1.【CPU】AMD Ryzen 5 1400

2017年現在、CPU界を最も驚かせたのがAMDの新作CPU「Ryzen」です。正直言って、IntelのCPUは「ぬるい」。いつまでたっても似たようなスペックの製品を、毎年ちまちまとマイペースに出していく。

そこに異を唱えるかのように出現したのが「AMD Ryzen」。どのようなCPUかと言うと、2万円で4万円のCore i7に匹敵する※性能も出せる「圧倒的なコストパフォーマンス」が最大のメリット。

※さすがにKabylake世代の「Core i7 7700K」には届きません。OCされると更に届かない。「Core i7 4790K」には届く、くらいのイメージ。どちらにせよコスパは驚異的だ。

せっかくAMDが「Intelの半額で同じ性能が出せるよ。」って本気出してくれてるのだから、消費者としてこれを買わない手はない。CPUはもっと進化するべきなのです。

で、今回選んだ「Ryzen 5 1400」のスペックは以下の通り。

  • コア数:4コア
  • スレッド数:8スレッド
  • ベースクロック:3.20 Ghz
  • ブーストクロック:3.40 Ghz
  • TDP:65W
  • 購入価格:19760円

2万円割れで「Core i7」並のスペックを誇る。PCを組み立てたあとに、性能の検証をします。

2.【GPU】AMD Radeon RX 470

2017年4月時点、価格コムのグラフィックボード部門で売れ筋1位。「NVIDIA GTX 970」に匹敵する性能を持ちながら、価格は脅威の16879円。性能は「GTX 1060」に劣りますが、コストパフォーマンスは圧倒的。

3.【メモリ】Corsair VENGEANCE 8GB *2 DDR4-2666

こちらの記事にもまとめた通り、AMD Ryzenは従来のCPUと違って、メモリクロックにパフォーマンスが左右される。極端な話をすると、Ryzenを使うならメモリは可能な限りスピードが速い製品を

今回はコスパを重視して「DDR4-2666」対応のCorsair製のメモリにしました。15979円と決して安くはないが、せっかくRyzenを使うのなら良いメモリを使いたかった。もちろん、あまり気にしないという人は「DDR4-2133」でいいと思います。

4.【M/B】MSI B350 TOMAHAWK ATX

ATX対応のPCケースを選んだので、マザーボードもATXサイズの中から選んだ。チップセットはハイエンドの「X370」と悩みましたが、コスパも捨てられないし、別にハードなオーバークロックをする予定が無かったので普通に「B350」を選択

購入価格は「B350」対応マザーボードの中では12636円と安くて、良いのですが…。唯一の不満はSATAポートが4本しかないこと。可能なら6本は欲しかったな。

5.【SSD】SAMSUNG 850 EVO

SSDは技術の進歩により、極端に安い製品でも無い限り、どれを選んでもかなりの年月動くと思います。それでもあえて、コスパがちょっと悪いサムスン製の「850 EVO」を選んのは、設計思想が好みだから。

マニアックな話をすると、SSDの性能はNANDメモリのプロセスの小ささに依存している。限られた面積の中に、チップを大量に突っ込めば突っ込むほど、容量あたりコストを下げられる。

しかし、プロセスルールを小さくすればするほど、発熱や耐久性の面にリスクが生じる。そこでサムスンは、NANDメモリを1枚に敷き詰めるのではなく、2枚~3枚と複数枚にして敷き詰めることにした。

こうして発熱や耐久性のリスクを避けつつ、大容量化・高性能化に成功。一般向けでこの3D – VNAND技術を使ったSSDを販売しているのはサムスンだけなんですよね。250GBで11980円しました。

6.【電源ユニット】KRPW-N600W/85+

特に理由はなく。容量が600W、Bronze認証(85+)で6278円だったので十分でしょう。ちなみに、BrozenよりもSilverやGoldのほうが壊れづらい…という話は、たまに聞きますが…。Bronze以上の電源ユニットなら基本的に大きな問題はありません。

7.【ケース】Thermaltake Urban S31/White

「JONSBO U4」と悩んでいた。主にデザイン面の問題ですが、この「Urban S31」はデザインもいいし拡張性にも優れるということが決め手。狭いケースは作業が大変というデメリットもあったからね。

購入価格は8699円。ATX対応ケースの中では無難な価格です。

パーツまとめ

AMDマシン – 購入パーツ
CPUAMD Ryzen 5 140019760
GPUAMD Radeon RX 47016879
メモリCorsair VENGEANCE 8GB*2 DDR4-266615979
M/BMSI B350 TOMAHAWK ATX12636
SSDSAMSUNG 850 EVO11980
電源KRPW-N600W/85+6278
ケースThermaltake Urban S31/White8699
合計92211

購入したのは以上の7パーツで、合計92211円。すべてAmazonにて仕入れたので送料無料(Amazonプライムは神)。HDDやDVDドライブは、前のメインPCから流用します。

Windowsはどうするの、という話ですが…。個人で使うPCで、なおかつコスパを重視するのなら、OEM版を海外から購入したり…。Amazonやヤフオクで…。

多くは語りませんが、ググってみれば意外と安価に済むという事実に気づくはずです。自己責任でお願いしますね。

「AMDマシン」を組み立てていく

すでに自作に慣れている人は読み飛ばして大丈夫。ただ、Intel製品でしか自作をしてこなかった場合、今回のAMD Ryzenは戸惑う部分もある。作業工程は以下の通り。

  1. マザーボードに「CPU」「CPUクーラー」「メモリ」を乗っける
  2. PCケースにマザーボード付属のバックプレートをつける(好みで)
  3. PCケースにマザーボードを取り付ける
  4. グラフィックボードをマザーボードに取り付ける(4pin x2の補助電源コネクタを忘れずに!!)
  5. PCケースのケーブルをマザーボードへ接続
  6. 電源ユニットをケースに入れて、ケーブルをマザーボードに取り付ける
  7. この際、絶対にATX(24pin)とCPU(8pin)のコネクタを忘れないこと
  8. SSDに電源とSATAを取り付ける
  9. ここでいったん「起動実験」をする(BIOS起動を確認する)
  10. SSDやHDDを3.5インチベイに収納し、裏配線などを済ませる
  11. 適当に各種ケーブルがファンに衝突しないよう、結束バンドなどで固定しておく
  12. OSや各種ドライバー、ソフトウェアをインストールし、使えるように整備していく
  13. 完成

ここまでの作業は不器用なぼくだと3時間くらい掛かります。器用な人だと1時間程度かな。順番に詳しく見ていこう。

1-1. マザーボードに「CPU」を乗っける

マザーボードを取り出して、マザボが入っていた箱の上に、マザボが入っていた静電気保護シートを敷いて置きます。作業しやすいですよ、箱を動かせばマザボもいっしょに動くので。

さて、ここからがIntel CPUとひと味違う世界。マザボに付属している固定器具を、プラスドライバーを使って外します。

4箇所のネジを取り外したら完了。あとはCPUスロットのロック器具を右へ引っ張りながら上へ持ち上げて外します。

CPU本体と、付属のCPUクーラーを取り付けていく。なお、言い忘れていたがRyzenに付属するリテールクーラーは割りと優秀なので、特にこだわりが無ければ、CPUクーラーを別途購入する必要はありません。

Intel CPUと同様に、Ryzenにも「向き」があるため要注意。左下の三角形マークを目印に、向きを合わせて設置すること。

ポトンッ。と設置完了。あとは右のロック器具を下ろしてCPUを固定します。

1-2. マザーボードに「CPUクーラー」を乗っける

さてさて…。AMD Ryzenの自作で最も苦労するのが「CPUクーラー」の取り付けです。人に頼まれてRyzen 7マシンを組んだときもそうだったが、やはりこのリテールクーラーの取り付けが難しい。

画像を見ての通り、プラスドライバーを使ってネジを締めていくのだが、4箇所とも同じペースで締めていく必要がある。どこか1箇所だけ速く締めてもバランスが取れずに固定できないのだ。

4箇所のネジの進み具合を確認しながら、順番にネジを締めていきます。簡単そうで難しい。ぼくが不器用なだけ…という可能性は否定できないが。

30分経過して、ようやく固定できた。「固定できた!!!」と思ったら、CPUクーラーを片手で掴んで、マザーボードを安心して持ち上げられるか確かめてください。もし、これで不安になる感じであれば、固定が甘い可能性が濃厚。固定をやり直すべきです。

 B350 TOMAHAWKというマザボについて

もう一つ厄介な点がある。今回使ったマザーボードは、このCPUクーラーの固定部分に「バックプレート」が使われている。

もし、どれだけやってもネジが上手く固定できない時は、マザボの裏側のバックプレートが緩んでいないがチェックしてください。緩んでいたら、手で抑えつけて、その状態でネジを固定していきます。強引だけれど、ぼくの場合はこれですんなり行きました。

1-3. マザーボードに「メモリ」を乗っける

次はメモリを取り付ける。自作に慣れているなら特に説明する部分はないが。

メモリを取り付ける時は、必ず、事前にメモリのロックを外しておくこと。画像のように傾いていれば大丈夫。

あとはメモリの形に合わせて装着するだけ。初めての人は驚くだろうが、このメモリの装着は意外と力がいる。左右のロックが「カチッ」と閉まるまで、しっかりと押さえつけていくこと。

2. PCケースにマザーボード付属のバックプレートをつける(好みで)

PCケースを開いて、中を整理しておく。付属品が入っていたりするから、ちゃんと取り除いておくように。

マザーボードには大抵「バックプレート」が付属しています。あっても無くてもどっちでもいいが、あった方がホコリが入りづらいし、見た目もかっこいい。

PCケースの内部からバックプレートを取り付ける。割りと付けづらいが、対角線を意識して押さえつければハマるはず。

PCケースの外から見ると、バックプレートはこんな感じ。…あった方が、良い気がしない?「面倒くさい」と思ったら付けなくてもいいですが。

3. PCケースにマザーボードを取り付ける

今回はATXケースなのでマザーボードの取り付けは簡単です。ネジ穴にあわせて配置して、ネジを締めて固定していくだけ。逆にこれがMicroATXケース(特に安価なやつ)だと、狭くて狭くて大変苦労します。

4. グラフィックボードをマザーボードに取り付ける

グラフィックボードを取り付ける時は、画像のようにPCケースのバックプレートを事前に取り外しておきます。こうしないとグラフィックボードを設置できない。

※画像ではうっかり3箇所も取り外しているが、実際には一番上だけ取り外す必要が無かった。

グラフィックボードは一般的に、この横に長い「PCI Express x16」という部分にも差し込みます。差し込み部分の形に気をつけて取り付けよう。

取り付け完了。

バックプレート部分の固定を忘れずに。この固定を忘れるとPCケースを直立させた時に重力の影響でマザボに負担が掛かってしまう。(グラフィックボードの重量でね)

5. PCケースのケーブルをマザーボードへ接続

PCケースから伸びている各種ケーブルをマザボに取り付けていく。最近のPCケースには、それが何のケーブルなのか親切に書いてあるので、そこまで難しくない。

「えっ。POWER LED+ってどこに差し込むの??」と悩んだ時は、マザーボードの説明書を読んでみよう。詳細にコネクタの位置や内容が解説されているので、それを見ながら差し込んで行けば良い。

6. 電源ユニットをケースに入れて、ケーブルをマザーボードに取り付ける

次は電源ユニットを搭載していく。

まずは電源ユニットをPCケース内に固定する。画像のように、大抵の場合は「電源コンセント」の部分が外側になるはずです。ネジ穴に合わせて固定するだけ。

7. この際、絶対にATX(24pin)とCPU(8pin)のコネクタを忘れないこと

電源ユニットから伸びているケーブルをマザーボードへ差し込みます。この際、もっとも注意するべきポイントが、この2本。

  1. ATXケーブル(24pin)
  2. CPUケーブル(8pin)

絶対にマザーボードに差し込むのを忘れないように。これを刺さないと絶対にPCが起動しません。

 グラフィックボードの補助電源コネクタも忘れない

今回使ったSapphire Radeon RX 470は、4pin *2本の補助電源コネクタが必要です。グラボの右側にコネクタを挿せるような部分あると思うので、電源ユニットのケーブルと接続するのを忘れずに

8. SSDに電源とSATAを取り付ける

とりあえずSSDを接続する。

今は固定しなくていいです。単に電源とSATAケーブルを接続するだけ。

9. ここでいったん「起動実験」をする(BIOS起動を確認する)

HDDやSSDを固定し、配線を整えて行きたいところだが。その前に「起動実験」をしておく。電源ボタンを押したときに、ちゃんとPCが起動するのかどうか。確かめないと、後々面倒くさいでしょ。

電源ユニットに付属していたコンセントをつないで、PCに通電したら、PCケースの電源ボタンを押して起動させてみる。

 本来の「最小構成」について

ぼくは相当に面倒くさがりな性格をしているため、ケースに色々と突っ込んでから「起動実験」をしています。

しかし、本来この起動実験は「最小構成」で行うものです。BIOSが起動する必要最小限の状態に組み上げて、起動をするのがセオリーであって、ケースにこれだけ組み上げてから起動実験をするのは一般的ではありません…。

ある程度を自作PCをやった経験のある人なら「いや、この起動実験は順序進み過ぎじゃないか?」と疑問に思えるのですが、全くの初心者さんが見たら多分違和感を感じないと思うので、一応追記しておきます。

無事、CPUファンが回転し、画面にはBIOSが表示された。ここまで動いたら問題ない。電源ボタンを押してシャットダウンし、電源ユニットからコンセントを抜いて組み立て作業へ戻る。

10. SSDやHDDを3.5インチベイに収納し、裏配線などを済ませる

今回使ったPCケース「Thermaltake Urban S31」は、今まで自作して来て初めて出会った仕様だった。3.5インチベイを一度取り外して、そこにSSDやHDDを固定して、再度収納するという形式。

HDDに関してはネジを使わずに固定できるようになっていた。ちょっと力が必要だが、頑張れば普通にはめ込んで固定できます。

収納したら、裏からケースを開いて、電源ケーブルやSATAケーブルを接続します。この裏配線スペースがやや狭いので苦労した(不器用にはつらい)

一通り、配線が完了。裏配線もなんとか収まってケースを閉められた。上手い人が見れば「雑っ」と思われそうな配線だが…まぁ、これで動くので別にこだわりは無いです。

※なお、人に頼まれて作る時はもう少し気を使って配線しますが。

12. OSや各種ドライバー、ソフトウェアをインストールし、使えるように整備していく

SSDにWindowsをインストールして、マザーボードに付属してきたCDから各種ドライバーをインストールすること。ドライバーは必ずインストールして、ユーティリティやソフトウェアは好みで入れればいい。

ぼくは場合は、以下のユーティリティ / ソフトウェア以外は導入しました。

  • Gaming APP(使っているグラボが対応していない)
  • Google Toolbar(いらない)
  • Google Drive(Dropbox派なので)
  • Nortonセキュリティ(Windows Defenderで事足りる)

この4つ以外はインストールした。必要ないと感じたら後からアンインストールすれば問題ないですし。

13. 完成

一通りドライバーのインストールなどが完了し、PCを稼働させている間に気になる不具合がなければ完成です。

使い終わった付属CDや、PCケースの付属ネジ、マザーボードの付属ネジ、各種パーツの保証書などは、マザーボードの箱にしまっておく。何かトラブルがあった時、一箇所にまとめて収納しておくと楽なんですよ。

「AMDマシン」のパフォーマンスを検証

組み立てが終わったら、いよいよ「どの程度の性能を叩き出せるのか」を検証していく作業に。これが自作の醍醐味じゃないかな~。もちろん、妄想を膨らませながらPCパーツを選定していく過程も醍醐味ですよ。

では、順番にビフォーアフターを確認していこう。

タスクマネージャーの様子

以前のメインマシンだった「Core i5 2500K 3.6 Ghz OC」(当時25000円)です。4コア4スレッドなので、表示されている「窓」の数も4枚ですね。

そして「AMDマシン」に搭載された「Ryzen 5 1400」はこの通り。4コア8スレッドだから、表示される窓も8枚と豪華な雰囲気が漂う。わずか19700円程度で8スレッドCPUが買えるとは、いい時代になったね。

CPU-Z Benchmark

CPU-Zのベンチマークをやってみた。Core i5 2500Kは、シングルスレッド性能が「1511点」で、マルチスレッド性能は「5796点」でした。

対するRyzen 5 1400は、シングルスレッド性能が「1876点」で、マルチスレッド性能は「8151点」と圧倒的だ。シングルスレッド性能が改善されているため、ゲーミング性能も向上が期待できる。

Cinebench R15

Cinebench R15のマルチスレッド性能は「534点」と、ごくごく普通のCore i5という感じ。2万円くらい払えば、Cinebenchで500点は出る。これが今までの常識的な性能でした。

対するRyzen 5 1400のマルチスレッド性能は「690点」になった。調整無しでここまでのスコアが出るとは。2万円以下ということを考えると、びっくりする性能。さて…

色々と調整を施して「758点」と、Core i7に迫るマルチスレッド性能に化けた。700点超えを果たせたので、とりあえずは満足。行った調整は以下の通り。

  • BIOSを1.2から1.5(最新版)へ更新
  • BIOS設定「CPU Frequency」を「3600」に
  • BIOS設定「XMP」を「ON」に
  • BIOS設定「Memory Try It !」を「DDR4-2667 16-18-18-18-36 1.36V」に

これで、クロック周波数は3.60 Ghzで、メモリクロックは2667 Mhzで安定動作しています。コア電圧はCPU-Zで確認する限り、高負荷時(Cinebenchなど)でも「1.270V」前後なので割りと余裕そう。

黒い砂漠などの3Dゲーミング時は「1.256V」で安定しているため、頑張れば3.7~3.8 Ghz常用もできそうなんですが、これ以上は特に求めていないため3.6 Ghz常用※で行きます。

※Cinebench R15で750点も出せたから、もう満足…。Intelには同じ値段で同じスコアを出せるCPUは現状、存在しないですし。

3DMark Fire Strike Score

GTX 950では「5413点」になった。まぁ、こんなもんでしょう。

そしてRadeon RX 470は「10034点」とギリギリ1万点超え。GTX 950(当時18000円)よりも安いのに、性能が2倍近いとは…。恐れ入った。

「黒い砂漠」のフレームレート検証

テクスチャ品質「High」で、グラフィック品質は「Very High」。低電力モードは当然OFFにしています。カルフェオン内部を2分間走ったときのフレームレートをFrapsを使って計測した。

以前のメインマシンでは30FPSがやっとという性能だったが、今回のAMDマシン(Ryzen 5 + RX 470)では30FPSをほとんど割れることが無くなったので満足※です。

※少なくとも30FPSを割れない。という性能では足りない人にはRadeon RX 470はオススメしません。

 Radeon RX 400 / 500はドライバを最新に

最近の黒い砂漠はかなり不安定。特にRadeon系と相性が悪いみたいなので、強制終了の頻度が多いとか、ログインして1分程度で強制終了を食らう場合は、ドライバを最新版にすること。

→ 【黒い砂漠】「Failed to Create Device」と出て起動できない時の対処法

Radeonのドライバ更新はこの記事を参考に。

ひとまず、Ryzen + Radeon RX + Windows 10 Proで黒い砂漠の安定動作を確認。問題なく遊べます。動作状況を更に知りたいという用心深い方は、以下の記事も読んでおくと良いだろう。

「AMDマシン」を作ってみて【感想 / まとめ】

9万円弱で作れた、ということを考えると異質のコストパフォーマンスだと思います。黒い砂漠やFF14など、3Dゲームを最高設定で常時60FPSで安定させる。というような用途には性能が足らないのは事実です。

しかし、60FPSにこだわらないので、とりあえず最高設定でも「カクつかない」程度のスペックが欲しい。あるいは同時にニコ動やYoutubeを見たり、Chromeでタブを何十枚も開いたりするような使い方をしたい。

という人もいるわけです。そういった人にとって、今回作った「AMDマシン」は十分に適任だと言える。負荷のかかるゲームを動かしながら、同時に様々な作業を難なくこなす「Ryzen 5」の力はすごい。

今も「黒い砂漠」を最高画質で最小化せずに空いているディスプレイ※に表示させながら、こうしてブログ記事を書いて、ブログに使う画像をAdobe Illustratorで制作している。iTunesで音楽も再生させているし、Chromeも2クライアント起動してタブ数は50を超える。

※ディスプレイはFull-HD画質を3枚使っています。

これだけのマルチタスクをさせても、妙なラグは発生しないしフリーズもしない。もちろんゲーム内に「カクつき」が生じることもない。9万円でここまで作れるのか、素直にAMDはすごい。としか言えない状況に陥っている。

ゲーミング重視という人へ

コスパも重視しつつ、ゲーミング性能も捨てたくない。という人はグラフィックボードに「GTX 1060」を採用すれば良い

VRAMを3GBに抑えたバージョンなら、22000~23000円程度で入手可能。今回の構成ならギリギリ10万円以内に収まる計算だ。

WQHD画質で遊びたい。遊ぶ予定のゲームはVRAM 3GBでは足りない。という人は、27000~28000円程度で入手できる6GBモデルがおすすめ。10万円は超えてしまうが…。

 GTX 1060とRX 470の「差」

歴然とした差があります。Fire Strike ScoreはRX 470が10000点程度に対して、GTX 1060は13000点を叩き出す。黒い砂漠においても、フレームレートの安定性は確実にGTX 1060に軍配が上がる。

そもそもNVIDIAが強い理由は、多くの3DゲームがDirectX11で制作されており、結果的にDX12に強いPolaris世代のRadeonはNVIDIAに負けやすいのだ。Vulkan APIを使えば改善するが、対応しているタイトルは多くない。

※実はものすごく葛藤してます。RX 470が17000円弱で、GTX 1060 3GBが22000円弱。5000円出せば、確実に安定したパフォーマンスを得られる。経済的合理性から考えれば、間違いなくGTX 1060のほうが良い。そうわかってても、今回のテーマは「AMDマシン」であり、NVIDIAを混ぜることは感情的に許せなかった。

AMDを応援したい人は「AMDマシン」を

まだまだ国内では少数派かもしれないが、最近のAMDの活躍を受けて「AMDを応援したい」という人も増えつつあると思う。

そういう人は、ぜひ「Ryzen」を買って、「Radeon RX 4XX / 5XX」を使ったAMDマシンを作ってあげると良い。グラフィックボードに関しては「Radeon Vega」を待ったほうが良いかも。

以上、「驚異的コスパ、Ryzen 5とRX 470搭載のAMDマシンを作ってみよう」という記事でした。Ryzenで自作したいと思っていたけど…という人の参考になれば幸いです。

なお、自作初心者さんはこの記事を参考にして、いきなり挑むのはやめてください(冷汗)。書店などで自作PC雑誌を立ち読みするなりして、事前に勉強しておいたほうがいい。この記事のやり方は省いている部分もあるから。

おすすめの専門書は「今すぐ使えるかんたん 自作パソコン [Windows 10 対応版]」です。図解が丁寧で感心した…。

「自作PC」関連記事

「黒い砂漠」がある程度快適に動くパソコンを、たった6万円で作ってみようという馬鹿げた企画。しかし、実家の帰省したときのメインマシンとして活躍しています。意外と動くんですよ。

近年のBTOメーカーはかなり安価になってきたため、自作をする金銭的メリットがだいぶ減ってしまっている…という記事。まぁ、中古パーツを使ったり、OSをどうにか安く済ませれば、まだまだ自作の方が有利だとは思いますけど。

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6 件のコメント

  • 組み立てや安定するまで難航していたようですしちょっと残念な内容でしたね
    結局CPUをケチったせいで寿命が短くなる良い例でした。

    ちなにみ5820kは平穏時は0.7ボルトの11ワットで動作しています
    定格3.6Gで砂漠時0.9vの50w前後、ストレステスト時1.0vの80w前後です
    45倍の4.5GHzでやっとTDPラインの140wに到達しますがそれでも1.250vで安定です。

    微妙にOCしているのも意味不明ですが…カルフェオンのFPSも乱高下していて安定と呼べるものではなく、5820k同様に最高設定のままゴールデンタイム時のカランダやカルフェやハイデルでのドリ連瞬も難なくこなせるのか非常に怪しいです。

    AMDならではの92200円は多少評価しますが大半の人は性能がアップして快適に動くなら更に1万2万と上積みして1秒1秒の積み重ねを大切にしたりストレスフリーに使いたいのでR5-1400は微妙でしたね。

    ※一番重要な部分ですが、この説明の通り組み立てては絶対にダメです!!
    少しでも自作している人には常識ですけど必ずケースに組み込む前1-3辺りの「最低構成」で一旦電源を入れて各パーツは正常に動くか、CPU温度は正常かを確認して下さい。
    初期不良の切り分けやメモリの接触不良、CPUクーラー・グリスの不具合、ケースとのショートなどは全て取り付けてからでは非常に修正に苦労したり人知れず致命傷になったりしますのでこれから自作する人も「最小構成」を検索してみましょう。

    • 「カルフェオンのFPSも乱高下していて安定と呼べるものではなく」
      Radeon RX 470ではこの程度ですよ。Very High画質で30FPSをほとんど割り込まなくなったので満足です。しかし、フレームレートをできる限り安定させたい人なら、RX 470では全く性能不足ですね。
      「※一番重要な部分ですが、この説明の通り組み立てては絶対にダメです!!」
      これについては間違いないですね。自分も、最低構成は認識していますが…ズボラな性格なのでついつい組み上げてしまいます(運が良いのか、一発で起動しなかったケースは過去15台中2台です。しかもその2例は、1.ATXの挿し忘れ 2.電源ユニットの使い回しが原因)。とは言いつつも、この記事の組立は再現性が高くないと言えるため、もう少し釘を差しておきます。一応、最後の方で自作初心者に対しては釘を指したつもりです。

  • 以前よりブログの記事を楽しく読ませていただいております。
    Ryzen 5とRX 470を使った自作PCの記事はとても参考になりました。
    AMDが好きでFX 9590を使ってみたのですが、高負荷時のCPUクーラーの騒音に耐えかねて、メインPCをまたCore i7 4770Kにもどしてしまいました。もう少しRyzenの技術等が熟したら自作をしたいと考えています。ビデオカードは、AMDだとR9 390Xを使っていますが、RX 470や480の省電力化は魅力的ですね。

    マニアの方からすれば色々ご意見もあるでしょうが、自作は趣味の部分もあるので、人によって目的や満足する部分も違うでしょうから、自由に製作すればいいのではないかと思います。

    • RyzenはBIOSのアップデートや、ソフトウェア側の最適化(すでにベネズダソフトウェアはRyzenにも対応していくと発表)によって性能が向上するため、伸びしろがまだあるんですよね。
      あと、グラボですが、2017年7月ごろにAMDが「VEGA世代」のグラボを投入する予定なので、Ryzenが熟すのを待つなら、グラボも新製品が出るのを待ったほうがいいかもしれません。

  • 4万円PCの記事(約1年前の記事ですが)を参考に正月に中古で組みました。
    組んだといっても、自分で1から組むのは自信がないのでOS入りのBTOをベースに
    特価品を買い漁り5万でHasRefresh i5+GTX1060 3G+SSD240GBのPCを何とか完成。
    今intel i5(Has)で中古を組むと電源やらケース交換+非特価の場合で7万
    (GTX1060 6Gだと7.5万)コースでコスパあんまよくないかもです。

    3Gですし、CPUも弱いですし。。Cinebench R15 513cb(´・ω・`)
    Ryzen5はi7に迫ってますね。羨ましぃい。
    OC無しでi7-3770くらいとはAMD頑張ってますなぁ。

    ともあれ、色々と勉強になる記事、感謝です。
    おかげ様でそこそこのPCができました。

    • 中古CPUは「安い」と思ったら、対応しているソケットを持つマザーボードが品薄で高騰していることが多いので難しくなってきましたね(1年前の当時はまだ在庫が安定していた)。
      中古グラボもRadeon系ならコスパ良好であることが多いですが、ここ最近は暗号通貨のマイニング需要でRadeon系は買い漁られている傾向。
      …2017年以降は、中古自作PCよりはRyzenを採用したほうが、ある意味コスパがいいのかもしれません。再び中古市場が美味しくなるのは2018~2019年以降になりそうですね。

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