Intel最新作「Core i9」および「Core i5 / i7」の詳細スペックと価格

既にもう2017年も6月に入ろうとしている。うわさの「Core i9」は6月には発売される予定だから、夏のCPU戦争の前哨戦がもう始まろうとしているわけです。

なのにIntelから公式発表は未だに無いが…、ネット小売業者から販売情報がリークしているので、それらの情報を参考にSkylake-XおよびKabylake-Xの詳細仕様や価格についてまとめます。

 Intel公式発表

ほんの3時間前に、Intelが公式に「Core i9」のアナウンスを行い、公式サイト(Intel ARK)にも詳細なスペックが掲載されたためそれに合わせてスペック表を改訂。

 更に分かりやすいスペック表を作りました

→ 【スペック表】インテル焦る「Core i9」と「Ryzen 9」仕様まとめ

既に判明している「希望小売価格」などもまとめて、より両者の比較がしやすくなりました。結論、RyzenはThreadripperも同様にものすごく強いってことです。

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Intel最新CPU「Skylake-X」「Kabylake-X」

現時点の最新アーキテクチャが「Kabylake」で、その1世代前が「Skylake」だ。これに「-X」を付与したハイエンド版がそれぞれ「Skylake-X」「Kabylake-X」になります。

「X」が付与されるIntel CPUは過去にも何度が出ており、一般的にはExtreme Editionの名前で有名かも。10コアの「Core i7 6950X」も、Skylake最上位のExtreme Editionという位置づけですし。

さて、この最新世代のCPUの情報についてはIntelが公式発表をしていないしました。既に各国のネット小売業者から販売情報が漏れ出している。Intel ARKに掲載されているスペック情報と、小売業者からのリーク情報を元にまとめてみます。

  • Skylake-X:Core i9
  • Kabylake-X:Core i5 / i7

順番に行きます。

Skylake-X世代「Core i9」仕様 / 価格

 

CPUi7 7700Ki7 7800Xi7 7820XRyzen 7 1800Xi9 7900Xi9 7920Xi9 7940Xi9 7960Xi9 7980XE
プロセスルール14nm
コア数4681012141618
スレッド数812162024283236
ベースクロック4.2 Ghz3.5 Ghz3.6 Ghz3.3 Ghz
ブーストクロック4.5 Ghz4.0 Ghz4.3 – 4.5 Ghz4.0 Ghz4.3 – 4.5 Ghz
L2 Cache1 MB6 MB8 MB4 MB10 MB12 MB
L3 Cache8 MB8.25 MB11 MB16 MB13.75 MB16.5 MB
PCIe16282444
対応メモリDual-Channel DDR4-2133Qual-Channel DDR4-2400Qual-Channel DDR4-2666Dual-Channel DDR4-3200Qual-Channel DDR4-2666
CPUソケットLGA1151LGA2066AM4LGA2066
TDP91W140W95W140W165W
価格$ 303$ 389$ 599$ 460$ 999$ 1199$ 1399$ 1699$ 1999
発売予定発売済み2017年6月発売済み2017年6月2017年8月

※どうやら後ろ4桁が「7900」を超えると、「i9」というブランドネームに切り替わるようです。7900未満なら従来の「i7」という扱いに。

比較しやすいように「Ryzen 7 1800X」と「Core i7 7700K」もまとめた。こうしてみると、単なるアンロック版(K付き)と、ハイエンド版(X付き)では次元が違うということがよく分かる。

Core i9の中では最下位に位置する「7800X」ですら、コア数は6個(スレッド数は12)で、クロックもブースト時は4.0Ghzに達するため十分だろう。コア数だけが増えただけでなく、L2 Cacheが6倍にまで増量されているのも興味深い。

PCIeレーン数も7700Kの16から、28にまで増えていて複数のグラフィックボードをより高速に運用できるようになっている。メモリもデュアルチャンネルが限界だったが、X版ではクアッドチャンネルに完全対応。TDPは140Wと高め。

そして肝心の価格だが、389ドルとなっている。日本円だと42000円くらいか。現行のラインナップより、かなりコストパフォーマンスが改善されているものの、まだRyzen 5 / 7に及ばないな。

CPUi9 7820XRyzen 7 1800X
プロセスルール14nm
コア数8
スレッド数16
ベースクロック3.6 Ghz
ブーストクロック4.5 Ghz4.0 Ghz
L2 Cache8 MB4 MB
L3 Cache11 MB16 MB
PCIe2824
対応メモリQual-Channel DDR4-2666Dual-Channel DDR4-3200
CPUソケットLGA2066AM4
TDP140W95W
価格$ 599$ 460

「7820K」はRyzen 7とほぼ同等のスペックを持ちます。コア数は8だし、ベースクロックが3.6Ghzであることから、明らかに「Ryzen 7 1800X」をライバル視している。L2 CacheもRyzen 7より50%多い。が、L3 Cacheは倍近い差をつけられている。

想定価格も599ドルで、日本円だと6万円を超えてしまう可能性が高い。Ryzen 7 1800Xは現在55000円だ。かなりコスパ・性能ともにIntelも追いついてきた…という感じですね。

「7900X」は10コアで動作する。現行の10コアは「6950X」で、価格が18万円ほど。それに対して「7900X」は999ドル(11万円くらい)と、半額近く安価に。率直に言うと「Intel、やれば出来るんだな。」と。

「7920X」は12コアで動作する。想定価格は1199ドルと、現行のCPUの中では相当にコスパに優れている。が、これもライバルの「Ryzen Threadripper」の価格次第だろう。

Kabylake-X世代「Core i5 / i7」仕様 / 価格

CPUi5 7640Xi7 7740X
プロセスルール14nm
コア数4
スレッド数48
ベースクロック4.0 Ghz4.3 Ghz
ブーストクロック4.2 Ghz4.5 Ghz
L2 Cache
L3 Cache6 MB8.25 MB
PCIe16
対応メモリDual-Channel DDR4-2666
CPUソケットLGA2066
TDP112W
価格$ 242$ 339
発売予定2017年6月

不明な点が多いが、Kabylake世代の上位版は2種用意されているらしい。基本的には、どちらも「i5 7600K」と「i7 7700K」の更に上位版という位置づけであるものの、ほとんど進化していないというのが素直な感想。

L3 Cacheは一切増えていないし、対応メモリもデュアルチャンネルのまま。クロック周波数も、i5に限ってはベースクロックが0.2 Ghzほど改善されたが、それ以外は全く違わない。

これだけ何も変化していないのに、CPUソケットはLGA1151ではなく、LGA2066へ変更されてしまい、互換性は完全に喪失。TDPも91Wから2割ほど増えて112Wへ改悪。

価格はi5が242ドルで普通。i7も339ドルと、普通。本腰を入れているのはやはりCore i9であり、こちらのi5 / i7は「おまけ」みたいなモノだろう。全く魅力を感じない。

まとめ

CPUi5 7640Xi7 7700Ki7 7740Xi7 7800Xi7 7820XRyzen 7 1800Xi9 7900Xi9 7920Xi9 7940Xi9 7960Xi9 7980XE
プロセスルール14nm
コア数4681012141618
スレッド数4812162024283236
ベースクロック4.0 Ghz4.2 Ghz4.3 Ghz3.5 Ghz3.6 Ghz3.3 Ghz
ブーストクロック4.2 Ghz4.5 Ghz4.0 Ghz4.3 – 4.5 Ghz4.0 Ghz4.3 – 4.5 Ghz
L2 Cache1 MB6 MB8 MB4 MB10 MB12 MB
L3 Cache6 MB8 MB8.25 MB8.25 MB11 MB16 MB13.75 MB16.5 MB
PCIe1616282444
対応メモリDual-Channel DDR4-2666Dual-Channel DDR4-2133Qual-Channel DDR4-2400Qual-Channel DDR4-2666Dual-Channel DDR4-3200Qual-Channel DDR4-2666
CPUソケットLGA2066LGA1151AM4LGA2066
TDP112W91W140W95W140W165W
価格$ 242$ 303$ 339$ 389$ 599$ 460$ 999$ 1199$ 1399$ 1699$ 1999
発売予定2017年6月発売済み2017年6月発売済み2017年6月2017年8月

Skylake-Xの「Core i9」は、さすがRyzen打倒を狙っているだけあって、全体的なスペックは高めだし、価格も今までのIntel製品を考えれば大幅に安くなっていると言える。(Kabylake-Xは何がしないのか謎だが)

まだ「Ryzen 5 / 7」と価格面でかなり負けているものの、これだけ安価になれば少なくとも今よりは競争しやすいだろう。ただ、少し懸念しているのはブランド力の違い。IntelとAMDでは、Intelの方が知名度が高い。そこから生じるバイアスで、性能では勝っているのに何故かAMDが売れにくい。

という現象が出てくると厄介かな…ということ。あとRyzenって内蔵GPUが無いのでCPUだけで完結させたいユーザーにとっては選択肢にならない、という点も売れ行きを引っ張っている要因。

※日本ではともかく、米国Amazonでも妙にRyzenが健闘出来ていない。時間が解決してくれる良いんだが。

まぁ、ぼくは断然AMD派ですけどね。Core i9は現行のRyzenに対しては十分に対抗馬として頑張れるとは思うが、AMDにも「Ryzen Threadripper」という化物CPUがありますから。

現時点の予想価格は、Intelの12コアで1199ドルということ。それに対してAMDの12コアが、もしも839ドルくらいで投下されたら勝てるのか…。なんてことも十分に考えられるからな。

以上、Intel最新作「Core i9」および「Core i5 / i7」の詳細スペックと価格まとめでした。

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