絵が苦手でもイラストが描ける「AutoDraw」の使い方まとめ

イラストが苦手、絵が上手く描けない。そこでフリー素材サイトを使うのも一つの手だが…。自分の描いた絵を良い感じに「自動修正」してくれる「AutoDraw」というとても便利なサイトがあったので、使い方を紹介してみます。

Sponsored Link

AutoDrawとは

GoogleのAI実験部門が開発した、今までにない新しいイラストツール。それが「AutoDraw」です。

仕組みはシンプルで、最近日本でも流行りつつある「機械学習」の技術を使っている。例えばネコの絵を描いたとしよう(人によってはタヌキやイヌに見えたりする下手な絵)。

するとAutoDrawの機械学習の技術によって、描いた絵に近い感じのイラストをいくつか提案してくれるのだ。描いた人は、提案された絵の中から好きなイラストを選ぶだけだ。

 機械学習とは

人工知能(プログラム)に、様々な学習データを与えて、何らかの結果を予測する性能を高めていく技術。

囲碁の世界ではGoogleが開発した「AlphaGo」がプロ棋士相手に連勝するなど、快挙を成し遂げている。金融の世界でも機械学習は取り入れられており、「チャートの形がこうなっていると次は上昇しやすい」みたいなデータを与えて学習させることで予測精度を高めている例がある。

一見、万能のように見えるが大きな欠点もある。与える学習データが不適切だと、逆に予測精度が下がったり、とんでもない予測をしてしまったり…という問題だ。今のところ、技術者の腕で何とかするしか無いのが現実である。

AutoDrawの使い方

Google検索やYahooなどで「AutoDraw」と検索する。多分、一番上に公式サイトが来るはずなので、そのまま行く。

AutoDrawの公式サイトにたどり着くと、緑色の「Start Drawing」というボタンがあるのでそちらをクリック。

AutoDrawのキャンパスが開きます。あとは絵を描いて、AutoDrawに良い感じのイラストを提案してもらうだけです。

→ AutoDraw(公式サイト)

AutoDrawでイラストを描く

AutoDrawを開いたら、とりあえず絵を描いてみる。例えば「手紙」っぽい感じのイラストをマウスで描くと。

上部分に「Do you mean:」と表示され、その中に描いた絵に近いかもしれない候補が大量に出てきます。マウスで描いたヘタクソな手紙が、見事にアイコンのようにキレイになりました。

Google日本語入力と同じで、Google画像入力みたいなサービスですね。

パソコンのディスプレイを描くと、テレビやディスプレイ、パソコン本体など。本当に様々な候補を出してくれる。

フリー素材サイトで配布されているレベルのアイコンが完成しました。AutoDrar恐るべし。

三角形を描くと。

おしゃれな「山アイコン」に早変わり。この下に英語フォントで何か入れたら更にオシャレな感じだし、ブログのロゴデザインにも使えそう。

高層ビルもこの通り。

ネコなのかタヌキなのか分かりづらい、へんてこなイラストを描いても、大量に「これですか?」と候補を出してくれるので予測の結果はだいたい当たります。

実用性の高い「ネコ」のイラストが完成。本当にスゴイ…。

鳥もまったく問題ないですね。AutoDrawは動物に強い気がします。

「車」も余裕。車の場合、候補がものすごく多くて重宝しそう。救急車、消防車、パトカー、イラストっぽい車と、だいたい揃っています。

著作権の関係か、企業アイコンには弱い

知っている人も多いであろう「Windows」のロゴマークです。このままでも通じるとは思いますが、もう少しシャキッとさせたいところ。

候補をいくつか見ましたが、Windowsらしいイラストは用意されていなかった。代わりに地図アイコンをAutoDrawは提案してくれました。この地図アイコン、ふつうに完成度高いな。

これも知っている人は多いはず。「Twitter」の鳥マーク。ブログなどでTwitterアイコンを使う人は多いので、あれば便利だが(フリー素材で十分と言えば十分だけど)。

やはりTwitterらしき候補が出てきません。代わりにネスレのような鳩アイコンを提案してくれた。

人間のイラストは候補不足かも

棒人間を描いてみて、AutoDrawの反応を見てみよう。

ヨガのようなイラストは多いのですが、シンプルな立っているだけの人や、ファッションをしているイラストは全く無かった。

人の顔に関しても候補不足っぽい。これは女性の横顔ですが(…に見えるよね?)。

美女の横顔はまったく出てきません。まだ開発段階なので、人のイラストは少ないのかも。

AutoDrawの各種ツール

AutoDrawには目玉機能の「AutoDraw」以外にも色々とツールが用意されています。どれも一般的なイラストツールにはよくある機能ばかりですが、一応分かりやすく紹介しておきますね。

Select(選択ツール)

V

指定した範囲内のオブジェクト(描いたもの)を選択するツール。

選択したオブジェクトはこのように、好きなサイズに変更したり、回転したりすることが出来る。無いと不便な定番ツールです。

 選択中に出来るテクニック

選択ツールでオブジェクトを指定している間は、Ctrl + Cで「オブジェクトのコピー」が出来て、Ctrl + Vで「オブジェクトのペースト」です。同じオブジェクトを量産したい時に使えます。

AutoDraw(自動描画ツール)

A

先ほどの「AutoDrawでイラストを描く」で解説したとおりなので、そちらを参照してください。

Draw(ブラシ)

D

普通のブラシです。

ブラシの太さは変更可能なので、AutoDrawで描いたイラストに「味」を出したい時に使うと良いかもしれません。例えば、飛行機をAutoDrawで描いて、雲は手書きで描いてみる…といった具合に。

Type(文字ツール)

T

文字を入力するツールです。特に英字フォントは色や配置を工夫すれば、簡単にしまったイラストを描ける。おしゃれな広告を参考にすると良いかも。

しかも、AutoDrawの文字ツールは全15種類の英字フォントが使えるようになっている。オシャレフォントで有名な「Roboto」を筆頭に、かなり良い感じのフォントが揃っています。すごい。

Fill(塗りつぶしツール)

F

ペイントにもある「塗りつぶし」です。ブラシツールで描いた線の内側を、キレイに塗りつぶしてくれる。線がつながっていないとこぼれてしまうので注意。

Shape(形ツール)

P(三角形)

L(丸)

M(四角形)

形を自動で描くツール。

AutoDrawでは「丸」「四角形」「三角形」の3種類が使える。塗りつぶしツールと相性が良い。

Swatch(スウォッチ)

不明

スウォッチとは簡単に言えば「色ツール」みたいな機能。使っているブラシの色を指定できる。

使える色は全40色と意外と豊富。フラットデザインに使えそうな落ち着いたカラーも揃っている。発色がハッキリしているビビットカラーは工夫しないと使いづらいので、これは助かる。

Zoom(拡大ツール)

;

その名の通り、拡大するツール。

50%刻みで、最大300%まで拡大可能。いちいち倍率をクリックするのが面倒くさいのでCtrlキーを押しながらマウスホイールを回すと便利。

なお、縮小ツールは用意されていなくて、マウスホイールを使うテクニックでも縮小はちゃんと出来ないようだ。

Undo(元に戻すツール)

Ctrl + Z

SAIなどのイラストソフトを使った人なら非常に有名なツールです。ショートカットの「Ctrl + Z」も有名。回数制限は不明だが、とりあえず50回くらいなら元に戻せたので、割りと高機能。

Delete(削除ツール)

Delete

選択ツールで選んだオブジェクトを削除するツール。消しゴムの代わりみたいなツールです。

AutoDrawの各種機能

AutoDrawの左上にあるアイコンをクリックすると、このようなウィンドウが展開される。

機能
Start over用紙サイズの変更
Download描いたイラストをダウンロード(PNG形式)
ShareSNSでシェアしたり、リンクURLを生成
How-ToAutoDrawのチュートリアルを開始
Artists’ Drawings候補イラストを描いている人たちの紹介
AboutAutoDrawの開発サイトへ

それぞれこのような機能になっています。

Start over

横長、正四角形、縦長の3つの用紙サイズを選択できる。なお、用紙サイズを変更すると既に描いたイラストなどが初期化されるので要注意です。

Download

作成したイラストをPNG形式でダウンロードできる。しかし、背景が真っ白のままダウンロードされるため、アイコン目的の人には一手間かかるのが難点。

Share

TwitterやFacebookなどのSNSで共有可能。専用のURLも生成できる(Copy Linkから)ため、AutoDrawで作ったイラストは簡単に共有できる。

How-To

チュートリアルが始まる。基本的な使い方や、AutoDrawがウェブ上から簡単に使え、デバイスの隔てなく自由に使えるという内容になっています。

Artists’ Drawings

AutoDrawで提案される「候補イラスト」を描いたクリエイターの紹介ページが開く。

About

AutoDrawを開発したGoogleの研究サイト(A.I. Experiments)へ飛びます。

AutoDrawまとめ

AutoDrawと、文字ツール、塗りつぶしツールなどで頑張って描いてみた。

Googleの機械学習技術が詰め込まれた「AutoDraw」は、絵が描けない人でもそれっぽいイラストやアイコンを簡単に描けるようにしてしまった。

AutoDraw以外の、コピペや元に戻る、塗りつぶしや色の変更など、イラストツールとして一般的なツールも一通りそなえているのも良い。ウェブ上から利用できるためデバイスやOSに制限がないのも利便性が高いし。

→ AutoDraw(公式サイト)

全体的に、非常に高機能なイラストツールでした。以上「絵が苦手でもイラストが描ける「AutoDraw」の使い方まとめ」でした。

Sponsored Link