Tree of Saviorと黒い砂漠の人口推移を見て過疎具合を測る

人口の減ったMMORPGの悲しさはすごい。マビノギの頃はゲームそれ自体があまりにも面白かったので過疎ってもかなり長続きしたんだけど、TOSのような古典的なゲームだと「にぎわい」が無いとちょっと厳しいな…。

さてと、今日はオンラインゲームの人口推移を計測してみようという記事。黒い砂漠とTOSで比較してみる。

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ブログのアクセス解析で計測

「ちもろぐ」は黒い砂漠とTOSの持っているボリュームの少なくとも50%をカバーしています。例えば、TOSに関して検索するユーザーが1日20000人いたとしたら、そのうちの50%は「ちもろぐ」にたどり着く。

ここから逆算することで、そのオンラインゲームの人口をおおまかに推測できるのです。SimilarWebなどのツールでも計測できるんだが、実際の測定値とかなり乖離することが多い。このため、今回は生データを使っての解析なので、ほぼほぼ実態を映し出せると思います。

計測方法

「ちもろぐ」はカテゴリごとにURLを分けており、URL別のアクセス解析をします。Tree of Saviorなら「tos-」で、黒い砂漠は「black-desert-」で抽出。期間は2017年1月~3月とします。

TOSの人口推移

横軸はまぁ、アバウトに5000ずつだと思えばOKです。1月はまだまだTOSは人気のあるオンラインゲームで、1日あたり20000ですから、TOSについて調べる人が1日4~5万人はいたということに。純粋に、これは凄まじい人口です。

ただ、リピート率がオープンβテストの時期からずっと下落し続け90%付近に張り付いていたので、初心者が入ってこないという実情が見えてくる。正直な話、ネクソンはもっと広告打てよとは思った。

テイルズウィーバーや、マビノギは。余裕でテレビ広告も打ちまくってたので。

黒い砂漠の人口推移

同じく横軸は5000くらい。黒い砂漠は未だに初心者が流入しているそうですが、その割合はわずかです。リピート率は90%程度なので、やはり固定化が進んでいます。それでも、固定化で残った人口はものすごく多いことがこのグラフから分かります。

特に最近は黒い砂漠の記事の更新頻度は落ちているのですが、それでもこれだけの流入がある。いかに毎日、黒い砂漠のユーザーが情報を検索し、何かを調べているのかが分かる。

両者の相関を見よう

ふと、2つのグラフを見比べて「あれ?」と思ったので調べてみます。ExcelのCORREL関数では「-0.311」と出た。この3ヶ月という期間では、ややTOSから黒い砂漠に流れたプレイヤーがいたと思ってもいいかな。

「-0.3」程度では確定とまで言わないけど、若干そういう動きもあった。くらいの認識です。

各種メディアの状況

黒い砂漠の公式サイトです。今年に入ってから順調に右肩上がり。パールアビス開発の黒い砂漠は台湾でのオープンβテストに8万人が集まるなど、国際的に人気を集めています。北米版の黒い砂漠では個人ブログが月間4Mなんてところもあったので、すごいなぁ…と。

これは「ちもろぐ」です。しばらくの間、黒い砂漠の公式サイトと同じ規模を保っていたのですが、まぁ無理ですよね。

Tree of Savior公式サイト。絶頂期で8Mくらいあったのが、みるみる減って2.4M程度に。まだ黒い砂漠より多いようですが、ちもろぐの収集した生データからはもっと少ないのでは。と思ってます。

アルコス森や保管室で狩りをするパーティーも見かけなくなりましたし、こういったマクロの話だけでなく、ミクロレベルでも活気が減っている。早急にサーバー統合を実施するべきだと思う。

しかもTOSはパーティープレイが大事な部分が多いので、後から入ってくる初心者ほどキツイ環境になっているのも問題だと思う。オープンβ時はとにかく人がいたのでなんとかなっていたけど、今の人口ではマズイなぁと。

TOSの有名アンテナサイト。直近は持ち直し気味ですが、トータルでは微妙。

圧倒的な更新頻度でカバーしている、とあるTOSのブログもこんな感じ。

こちらは黒い砂漠の有名個人ブログ。今年に入ってから戻し気味です。やっちのデータとも一致しますし、黒い砂漠はおおむね安定しているね。

調査まとめ

  • Tree of Saviorは過疎が進行中
  • やっちの想定よりも固定人口が少ない
  • 黒い砂漠は依然として安定
  • 固定人口が多く、初心者の参入障壁も低い
  • TOSから黒い砂漠への流入も若干観測された

こんな感じですね。

ついでに今年に入ってからのSteam Chartも見ておきます。やっちの想定では5000(5k)は硬いと思っていたが、それを割れて3000(3k)程度にまで減っている。

立て直しは可能?

立て直しは難しいと思います。前から何度も書いている気がするけれど、要するにユーザーのニーズを幅広くカバーできる状態にしておかないとリスクが大きすぎる。TOSは大量の職業がありますが、結局差別化できていないし、コンテンツが複数あるわけではない。

黒い砂漠だと…

  • レベル上げするなら「狩り」すればいいし、美味しい狩場もある
  • 狩りが合わないなら「生産」すればいいし、生産のジャンルは多い
  • 加工などの放置コンテンツが無理なら、能動的な「採集」をすればいい

逃げ道がたくさん用意されています。やっちも黒い砂漠の「お使いゲーム」には最初滅入りましたが、途中でフレンドから「栽培面白いよ。放置で儲かる。クエストやめて栽培しようよ」と誘われてやってみたら、それがハマって一気に評価が変わった。

→ 黒い砂漠っておつかいばかりでツライじゃないかって思ってしまう人に

1年半前にこんな記事を書いている。完成度すごく低い記事だけど、このあたりで黒い砂漠にハマり始める。クエストを別に無理してやらなくても、他のことやればいいじゃんという逃げ道は良い。それに、何をやってもある程度は金策になる仕様も良い。

TOSの問題点は、あれだけの職業がありながら基本的には「狩り」に集約されてしまうことです。「生産」はありますが、その立場がまったく尊重されていない。すぐに価格競争が始まるんだよ。運営は需給に合わせて価格統制をするべきです。

なのでTOSは

  1. マーケットの価格統制(不正送金やRMTを防ぐ手段でもある)
  2. 過疎サーバー同士の統合(やっち、ガビヤ鯖なんです…)
  3. コンテンツの種類を増やす(ゲームコンセプトが変わってしまうので、まず実施されないと思うけど)

これくらいはしたほうが、良いかなと。あとは、広告を真面目に打つべきじゃないかな。

ネクソンのテレビCM

割りと有名そうな。7時とかに晩ごはんしてて、よく見かけた記憶がある。でも当時のやっちはMMORPGに全く興味なくてFF10ばっかやってた。

テイルズウィーバーも同じ時期にCMを打ってました。巨大ロボットのクリムゾンがビーム砲をぶっ放す部分は、なぜか未だに記憶に深く残ってます。逆にこのティチエルのコスプレは全然印象に残ってない謎。

このように、ネクソンってテレビ広告を撃っている時代があったんだよ。TOSも一時は月間10Mくらいのボリュームがあるおそろしいビッグタイトルだったんだから、CMを打ちまくってドーピングしたら良かったんだよ。

でも、今の時代は対費用効果が悪いからテレビCMはうかつに打てないんだろうね。例えプレイヤー人口が少なくても、一部の人達が猛烈に課金してくれる仕組みを作ったほうが儲かるんだもん。焼畑農業的だと言っても、それで儲かってしまう…。(悲しい)

ゲームとは思えない安定性を持つ事例

やっちはオンラインゲームにしろ、普通のゲームにしろ。圧倒的にコンテンツの内容が良ければ長続きすると思ってます。黒い砂漠も事例としては良いですが、リピート率90%という水準は微妙。

しかし、ブログ訪問者の60%が「新規」という状態を、ここ9ヶ月も維持している恐ろしいゲームが有ったので紹介。

更新頻度は悪いし、記事も全然無いんだけど、放置でボリュームが増えている。そう「マインクラフト」です。PC版だと3000円、PE版は700円からプレイできる。課金するのはその時だけです。以降は無料で遊び放題。

理系向けコンテンツもあるし、RPGが好きなだけという人も行けるし、クリエイティブな人にも向いている。一応マインクラフトはオフゲーなんですが、その安定性は異様。

普通はゲームのブログなんて時間が経てばボリュームは減っていくし、更新しなかったら衰退します。マインクラフトにはその傾向があまり無い。

  • 徹底したマルチプラットフォーム化
  • 幅が広すぎるコンテンツ
  • 素早いバグ修正
  • 有志のユーザーに依る自由なMOD・Addon開発
  • 良心的な課金設定

個人的には、マルチプラットフォーム化が効いている印象。TOSも現在、スマホ版を製作中らしい。

いつか、MMORPGにも黒い砂漠を遥かに凌駕するスーパーオープンワールドかつ、完全なメガサーバー。ユーザーの裁量が大幅に効きまくる(ここ超重要)サンドボックスなMMORPGが現れることを祈っています。(多分、その前にMMORPGがオワコン化してそう…)

以上「Tree of Saviorと黒い砂漠の人口推移を見て過疎具合を測る」という話でした。要するにここ10年でMMORPGってずいぶんと変わってしまったな…ということですね。

 

調査系の記事

→ データでよく分かる、TOSのプレイヤー人口の推移

→ 国際版Tree of Saviorが早くも過疎り始めているので原因を解説

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9 件のコメント

  • ここの記事更新自体黒い砂漠に切り替わっている影響も大きそうですが、315IDから赤レシピが出るだとか、ヌーケラでボスキューブ取得不可デバフが剥がされるだとか、ここがと○こと同レベルのデマブログとして周知されてきている影響もありそうですね

  • 黒い砂漠のほうが楽しいですね
    ToSは外人の業者が多すぎて萎えてしまいました
    ところでやっちさんのアフィブログ収入って一月でどのくらい儲かるんですか?

    • TOSは本当にRMT業者がひどいですよね。RMTが蔓延している以上、マーケットの価格統制は必須になりつつあります。例えば「ハナミンの花」のようなゴミアイテムを1個10万シルバーで100個販売し、それをRMT業者に購入してもらって「送金」するという手法が使われる原因になるからです。
      あと…ブログの収入に興味があるなら、実際にブログをやってみると良いかもしれません。オンラインゲームの場合、流行り廃りがありますから毎月のサービス課金代くらいはなんとかならなくもない…くらいのイメージがリアルです。

    • 市場規模が違いすぎるので…。グラブルはもちろん、収益率が他のソシャゲより悪いとされているシャドウバースですらCMは打ってた気がするので、儲かるんでしょうね。逆に言えば、NEXONが当時テレビCMを打ってたのは、それに見合うリターンがあったからでしょう。打たなくなったら効率が悪いということだし、撃っている間は効率が良いという認識です。

  • ゲームオンも昔はREDSTONEのCMやってましたね。DSかなんかのソフト出したりとか既存ユーザー以外へのアピールかな、とも思いますが結果につながったのかどうか。いろいろ問題も起こしましたが、ゲームも会社もいまだ健在ですね。

    NEXON運営のオンゲ(RPGではありませんが)で、ゲームの面白さ如何ではなくローカルルールで新規が定着せずサービス終了と評価されているものもありますし、残る理由、終わる理由っていろいろありそうで、なかなか読めないなぁとも思います。

    スーパーオープンワールドで裁量効きまくりゲー、わたしもこういうの楽しみですが、万人向けかと言われると微妙ですよね・・・。MMOって家庭用ゲームなんかでよくある、装備を買い替えながら魔王を倒してクリア的なわかりやすい目標がないので、なじみがないととっつきにくいうえ、「何してもいい」みたいな世界観だと「何すればいいですか難民」があふれそうです。黒い砂漠ですでにいますし。

    スマホあればいいとか、ワード使えればいいという層にはスペック的な壁もありますし、MMORPGのオワコン化、心配です・・・。

    • MMORPGは着々とオワコン化…というよりは、作る側からしたら儲からないジャンルになってきたのかなーという感じ。結果的に、冒険や挑戦ができず、テンプレート的なMMORPGが量産され、それが更に飽きられる要因になり、市場が縮小し…という悪循環に陥っている。という認識です。期待してた「ペリアクロニクルズ」ですら、最新のPVを見る限り「なんか微妙」という出来に落ち着いてしまったし。

  • 韓国は非常に規制が厳しいので面白味が元々少ない
    そこへ更に利益構造を追加するのでより窮屈な物になる
    ゲームに馴染みの薄い人から見れば凄い事でも日本のような醸成されたゲーム環境では直ちに陳腐化してしまう。
    9年も前から協議して来たが黒い砂漠も時間とスタイルに縛られ難いという部分を少し達成したに過ぎない。それでもこれは魚群を湾に留めておける効果は充分にあると感じる。

    例えば課金してゲームコインを買いゲーム内カジノで遊ぶとか、ゴールドソーサー的な気晴らしミニゲーム満載だったり、もっと奥が深いポケモン要素とか、指定の言語に翻訳されるプラグインとか、拡大しても現実と変わらないような草木とか、VRでやりたい放題とか枚挙に暇がないが、韓国で作られる内はどれも達成不可能な現実がある。

  • TOSはシステムが金を食いすぎるのも問題
    インフレ対策とは思いますが
    それは強化費用などのエンドコンテンツですべき
    バフ屋などの金策コンテンツで固定費が大きいと
    利幅が極端に圧縮されてしまって稼げないので
    放置狩りが蔓延る原因にもなっていた

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