早くもドスパラがAMD Ryzen搭載マシンを販売開始してた

既存のIntel CPUとくらべて、圧倒的な性能とコスパを誇る「AMD Ryzen」だが、かなり人気を集めているらしく…対応しているマザボの供給がやや追いついていない。そんな中、BTOで有名なドスパラが「Ryzen搭載マシン」を早くとも発売してたのでちょっとまとめてみる。

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AMDの新作CPU「Ryzen」

日本では2017年3月3日に発売された「Ryzen」。PC Wacthや4 Gamerなどの有名サイトでも、その圧倒的な性能が確認されて「本物のCPU」などと賞賛されている。ここ数年はIntelがCPU界を席巻していて、毎年少しだけ性能と省電力性を向上させたCPUをチマチマと出している…という現状があった。

それがIntelの限界なのか、あるいは殿様商売で余裕だからチマチマだしているのかは知らない。けれど、今回のAMD Ryzenは技術的にまだまだすごいCPUは作れるということを証明した。やっぱりIntelの殿様商売だったんじゃないかと疑ってしまう。

で、このRyzenの何がすごいか…ですが。

  • 価格に対する性能がすごすぎる
  • 同じ価格のIntel CPUと性能を比較したら、ほぼRyzenが高いスコアを叩き出す
  • マルチスレッド性能は、今出ているCPUの中では屈指の強さ
ブランドモデルコア数L2 CacheL3 CacheクロックTDP価格
Ryzen 71800X8 core / 16 thread8 * 512KiB16MiB3.6 Ghz – 4.0 Ghz95W499 USD
1700X3.4 Ghz – 3.8 Ghz399 USD
17003.0 Ghz – 3.7 Ghz65W329 USD
Ryzen 51600X6 core / 12 thread6 * 512KiB16MiB3.6 Ghz – 4.0 Ghz95W249 USD
16003.2 Ghz – 3.6 Ghz65W219 USD
1500X4 core / 8 thread4 * 512KiB3.5 Ghz – 3.7 Ghz189 USD
14008MiB3.2 Ghz – 3.4 Ghz169 USD
Ryzen 31200X4 core / 4 thread3.4 Ghz – 3.8 Ghz149 USD
11003.2 Ghz – 3.5 Ghz129 USD

Ryzenをモデル別に、性能(コア数やクロック)や価格をまとめた。見ての通り、いろいろおかしいよね。久しく躍進の無かったCPU界をわっと沸かせるのも無理はない。

Intelの一般向けCPUでは最高の「Core i7」ですら、300ドル台で買えるのは4コア8スレッドがいいところです。しかし、Ryzen 1700は300ドル台でありながら、8コア16スレッドという内容。そして実際のベンチマークでも…

CPU価格Cinebenchスコアレシオ
Core i7 6950X1723 USD18270.94
Ryzen 7 1800X499 USD16180.31
Core i7 6900K1089 USD15490.70
Ryzen 7 1700X399 USD15270.26
Core i7 5960X999 USD13080.76
Core i7 7700K339 USD9600.35
Core i7 6700K8790.39
Core i7 4790K8360.41

圧倒的な性能を叩き出している。300ドル台のCPUがCinebenchで軽く1000点を突破してしまうとは…すごい性能です。一般的な用途では十分すぎる。

Ryzen搭載のBTOマシン

 

Amazonや価格コムなどでRyzen7を購入して、対応マザボを用意して自作するのもいいけれど。

  • そもそも自作が面倒くさい
  • マザボがちょっと品薄で…
  • コスパの良い真面目なゲーミングマシンが欲しい

こんな感じで作るよりも完成品がほしいという人も多いと思う(たぶん)。そんな人向けに、Ryzen発売からまだ1ヶ月も経過していないのにドスパラなどのBTOメーカーが「Ryzen搭載マシン」をひっそりと発売開始してます。

Thunderstrom AS(ドスパラ)

マシン構成
OSWindows 10 Home
CPUAMD Ryzen 1700 (8core / 16thread)
メモリ8GB (4GB * 2)
マザーボードAMD B350
グラフィックボードnVIDIA GeForce GTX 1050 2GB
SSD250GB
HDD1TB
光学ドライブDVD
サウンドオンボード
USB3.02個(前面)
6個(背面)
USB2.02個(背面)
電源500W (80PLUS Bronze)
キーボード付属
マウス
サイズ190(幅)x475(奥行き)x415(高さ)mm
保証1年間 持ち込み修理保証

→ 【ドスパラ公式】Thunderstorm AS

ドスパラで売っているRyzenマシンで最も安価なのが、このモデル。価格は10万円弱(税込みで11万円くらい)だが、CPU性能だけを見れば18万円くらいのIntel Core i7搭載マシンを遥かに凌駕している性能なんだよね。おそろしい。

10万円ちょっとでCore i7マシンよりも良いPCを買えるのは良いけれど、一つだけ難点を挙げるとすればグラフィックボードか。FF14やPSO2など、無難なオンラインゲームをするならGTX 1050で十分といえるけれど、最近安くなってるAMD RX480あたりが搭載されていれば最高だった。

GALLERIA AJ (ドスパラ)

マシン構成
OSWindows 10 Home
CPUAMD Ryzen 1700 (8core / 16thread)
メモリ8GB (4GB * 2)
マザーボードAMD B350
グラフィックボードnVIDIA GeForce GTX 1060 3GB
SSD250GB
HDD2TB
光学ドライブDVD
サウンドオンボード
USB3.02個(前面)
6個(背面)
USB2.02個(背面)
電源500W (80PLUS Bronze)
キーボード付属
マウス
サイズ207(幅)x520.7(奥行き)x450.2(高さ)mm
保証1年間 持ち込み修理保証

→ 【ドスパラ公式】GALLERIA AJ

次にワンランク上のモデルが、このガレリアAJとかいうやつ。先のモデルよりも少しだけ大きいサイズになっていて、違いはグラフィックボードがGTX 1050 → GTX 1060になり、HDDが1TB → 2TBへとアップグレードされている点。

 GTX 1050 と 1060の違い

グラフィックボード3DMark価格(最安)レシオ
RX 48013290189801.43
GTX 1060 (3GB)12330226801.84
RX 47011830172571.46
GTX 1050 Ti7730155872.02
GTX 10506760127971.89
RX 460562099801.78

国内での最安価格と、3DMarkのスコアを簡単にまとめてみた。GTX 1050と1060はまったくの別物であることがよく分かる。GTX 1050はGTX 950と同等品で、GTX 1060はGTX 970より少し上の製品なんですよね。

そして…こうしてみるとグラフィックボードでも、AMD製品は価格の割に高いスコアを叩き出す傾向にあるのが分かる。

3万円ほど価格が上がってしまっているのがちょっと納得行かないが、ゲーミング目的で買うならガレリアAJだと思う。

他にもいろいろなモデルがあるが

→ ドスパラのRyzenマシンを検索…

どれも基本的にはグラフィックボードに「GTX 1000番台」が使われていて、そこまで違いがない。まぁRyzenが搭載されている以上、同じ価格のIntelマシンを買う必要は無いから、どれ買っても「お得」な状況ではあるね。

例えばサンダーストームAGだと「Ryzen 1700X」と「GTX 1080」が乗っていて約20万円なわけですが。

同じ価格で比較するとせいぜい「Core i7 6700K」と「GTX 1070」くらいのマシンになるんですよ。いかにRyzenのコスパがすさまじいかがよく分かる一面です。

まとめ

Ryzenの性能が半端ないので、とりあえず「Ryzen 7 1700」が載っているマシンであれば、あとはグラフィックボードで選べばいい状況になっている。という感じですね、ホント。今までよくあったのが…

  • Core i5 と i7でどうしようか
  • Core i5にする代わりにグラボをちょっと欲張ろうか

こんな感じで微妙に悩む部分があったんだけど、Ryzenの登場でグラフィックボードの都合だけで選べば良いってことになった。Ryzen 1700がすでに一般向けに販売されているCore i7をだいたい駆逐してしまったからね。

→ データに基づいた黒い砂漠の推奨スペックとおすすめパソコン

以前に黒い砂漠という比較的、重量級のMMORPGの推奨マシンまとめとか書いたんだけど、AMDの「Ryzen」や「RX シリーズ」の登場により…かなり事情が変わってきたので近いうち更新するかも。

ということで以上「早くもドスパラがAMD Ryzen搭載マシンを販売開始してた」という話でした。欲を言うと、ドスパラさんはグラボにRX400シリーズを使ってくれると最高です。

なお、黒い砂漠におけるRyzenの動作具合については以下の記事にまとめてあるので興味のある人はどうぞ。

→ AMDの新星CPU「Ryzen」と黒い砂漠の動作状況のレポ

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