格安SIMの「LINEモバイル」を使ってみる【使い方や設定方法】

ぼくは基本的にドコモの「家族割」とか言う、安いのかオトクなのかイマイチ良く分からないキャリアSIMを使ってスマホを使っているのですが…。最近、よく帯域制限にかかって、遅くて遅くて不便だった。

そこで、以前スマホを新しくした時に余ってしまった、サムスンのGalaxyをサブスマホとして復活させることは出来ないか。と考えて、格安SIMのLINEモバイルを使ってみることにした。

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LINEモバイルとは

LINEモバイル

MM総研が発表したデータ*1によると、2015年の日本国内におけるスマートフォン普及率は56.9%となっており、未だ多く普及しているとは言い難いのが実状です。また、スマートフォンの利用環境においても、近年、音楽や動画といったリッチコンテンツの利用拡大に伴い、データ通信量超過による通信制限を受けてしまうケースや、データ通信料が大きな負担となるケースが増加している等、ユーザーの利用動向に合わせた選択肢が充分に提供されているとは言えない状況です

【LINEモバイル】MVNO事業「LINEモバイル」販売開始 より

2016年9月5日に、株式会社LINEがMVNO業界へ進出するために企画した「格安SIM」サービスのこと。スマートフォンはSIMカードという小さなチップによって、インターネットに接続できる仕組みになっている。

キャリア(ドコモとか、ソフトバンクとか)と呼ばれる大手携帯会社も、基本的に売っているのはスマホをインターネットに接続するための「電波」と「SIMカード」です。スマホ本体も売っているが、あれはキャリアがもっと儲けたくてやっている感じですね。

要するに、世間一般ではスマホを使うためにはキャリアに行って契約しなければならない…というのが主流だが、LINEが言うには

  1. スマホは意外と普及してない
  2. 最近は動画や音楽も使うので、キャリアが提供する通信量では不足気味
  3. しかし、キャリが提供するデータ通信料は高すぎる

ということらしい。その解決策として「LINEモバイル」ということですよ。わざわざキャリアと契約しなくても、安価なスマホと安価なSIMカードさえあれば簡単に、かつ割安でスマホを使えるようになる。

今回は「コミュニケーションフリー」を契約してみた

LINEモバイルには大きく分けて3つの料金プランが用意されていて、今回は「コミュニケーションフリー」というプランを選びました。

  1. LINEフリー:一番安い、とりあえずデータ通信とSMS通信がしたい人向け
  2. コミュニケーションフリー:真ん中のプラン、データ通信量は多めで、4つのSNSが使い放題(ここがすごい)
  3. MUSIC+:一番高い、コミュニケーションフリーに「LINE MUSIC」使い放題がついただけのプラン

ぼくはLINEだけでなく、Twitterも結構使ってる。ドコモで帯域制限によく引っかかるけど、毎月1.5GBくらいはTwitterが原因。あと0.5GBくらいをInstagramが…。インスタはタイムラインを見てるだけでデータ通信量を食いつぶすよね。

ということで「LINE」「Twitter」「Facebook」「Instagram」の4つのSNSが使い放題になる「コミュニケーションフリー」を選んだ。

プランデータ容量料金(税抜)
データSIM + SMS3GB1110円 / 月
5GB1640円 / 月
7GB2300円 / 月
10GB2640円 / 月
音声通話SIM3GB1690円 / 月
5GB2220円 / 月
7GB2880円 / 月
10GB3220円 / 月

肝心の料金はこんな感じ。通話はLINEでやってるので音声通話SIMではなく、データSIMを選びました。毎月2.0~2.5GBくらいは無いと、帯域制限食らうので月間3GBを。

月間3GBでも、月額1110円か…。ドコモで同じ内容を契約すると少なくとも月間3000円強はかかってしまうため、キャリアを使うのはイマイチ効率が悪い感じ。

LINEモバイルを使ってみる【設定編】

申し込みがすんなり通ったら3日ほどでSIMカードが郵送されてきました。

 LINEモバイルの支払いについて

お支払いはクレジットカード、LINE Pay カード又はLINE Pay決済(LINE Pay アカウントにクレジットカードが登録されている必要があります)がご利用いただけます。

お申し込みに必要な情報 / LINEモバイル公式 より

言い忘れてたけど、LINEモバイルは毎月の支払いにクレジットカード、またはLINE Pay系しか使えません。で、クレジットカードなんですが…。

デビットカードは無理と公式は言っていますが、ジャパンネット銀行のデビットカードで申し込みをしたら、普通に行けました。クレカが嫌という人もいるらしいけど、もしデビットカードを持ってたらそれで申し込みをしてみよう。

中には「納品書」と「SIMカード」が入っている。

SIMカードの封筒を開くと、更に「マニュアル」と「SIMカード本体」が出てきます。

SIMカードが封入されていることを確認。さて、次はこのSIMカードを使いたいスマホに差し込んでいく。

SIMカードをスマホへ挿入

今回、使うことにしたスマホは「サムスン / Galaxy / SC-03E」という機種。2017年1月時点では、動作未確認機種だったが、2月になってから動作確認済みの機種になっている。

→ 動作確認済み端末(LINEモバイル)

SIMカードのパッケージから、カード部分だけを取り外して…。

このようにして差し込んでいく。SIMカードの「欠けた部分」の向きに注意。間違って差し込むと、上手く動かないのでちゃんと入れよう。

SIMカードの挿入完了。電源パックを入れて、フタを締めてスマホを再起動する。

APN設定をしてLINEモバイルを使えるように

マニュアルに乗っているとおりの作業をします。APNとは「Access Point Name」の略称で、意味としては「通信先の設定」というところ。要するに、LINEモバイルに接続しようという話。

Galaxy SC-03Eの画面で説明していきます(一応ね)。「設定」を開いて「その他の設定」に行く。

「モバイルネットワーク」を開いて「APN」に行きます。

APNを開いたら「新規APN」をタップして、新しい接続先を作ります。設定をするのは以下の4点。

  • APN:line.me
  • ユーザー名:line@line
  • パスワード:line
  • 認証タイプ:PAPまたはCHAP

タイトルは設定しなくていいですが、分かりやすいように「LINEMOBILE」と設定した。この方が見やすいでしょ。これで設定は完了。

すぐにネットワークにつながると思うけど、なかなか繋がらない場合は「モバイルデータ」をいったんOFFにして、再度ONにしてみる。これで行けるはずです。

LINEモバイルを使ってみる【実践編】

LINEモバイル公式アカウントから、データ使用量を確認

新しいSIMカードなので、電話番号も新しいものが設定されています。LINEモバイルは「070」「080」「090」のどれかから自動で決まり、自分では選べない。今回は「070」の電話番号でした。

無事、SMS認証も成功して新しいLINEアカウントを作成完了。LINEアカウントを作ったら、LINEモバイルの公式アカウントを友だち追加しておく。

LINEモバイルの公式アカウントから、利用者連携などが出来る他、こんな感じで「データ使用量」をメッセージで教えてくれる。アプリや動画を見ていると、それなりのペースで消費する。

けれど、LINEやTwitterを使う分にはまったく減らない。SNS使い放題は思いのほか便利。

データ通信速度を調べる

オオクラのSPPEDTESTというアプリを使って、通信速度を計測してみる。

画像場所時間下り速度上り速度
左側自宅(田舎)早朝29.58 Mbps4.55 Mbps
右側電車12.34 Mbps1.91 Mbps

次は時間帯を変えて、もう一度計測してみる。

画像場所時間下り速度上り速度
左側自宅(田舎)28.15 Mbps20.49 Mbps
右側自宅(田舎)17.50 Mbps8.75 Mbps

ちょうどドコモのスマホが帯域制限が解除されたため、せっかくの機会ということで計測。(ドコモ / サムスン / Galaxy SC-04F にて)

画像場所時間下り速度上り速度
左側自宅(田舎)13.66 Mbps6.73 Mbps
右側自宅(田舎)9.33 Mbps10.07 Mbps

明らかにLINEモバイルの方がスピードが出ている。もちろん、朝の満員電車で計測した時はスピードが落ちているが、この程度なら実用上は全然いける。例えば、Twitterのタイムラインが読み込まれないとか、そういうことは無いわけですよ。

機種場所時間下り速度上り速度
LINEモバイル(SC-03E)自宅(田舎)早朝29.58 Mbps4.55 Mbps
電車12.34 Mbps1.91 Mbps
自宅(田舎)28.15 Mbps20.49 Mbps
自宅(田舎)17.50 Mbps8.75 Mbps
Docomo(SC-04F)自宅(田舎)13.66 Mbps6.73 Mbps
自宅(田舎)9.33 Mbps10.07 Mbps

ドコモも下り速度で10.00Mbpsを超えているので、ふつうに使えます。しかし、月額がほぼ半額のLINEモバイルの方がスピードが速いのは意外だ。

一応説明しておくと、LINEモバイルはドコモの電波を使っています。それなのにスピードにこれだけ「差」が出る理由ですが…要するにLINEモバイルの方がドコモよりも利用者がはるかに少ないんですよね。

花火大会など、人が一箇所に大量に集まる場所だとスマホの通信スピードは著しく落ちます。これと良く似た現象で、利用者が多いほど通信スピードは遅くなる傾向にある。

LINEモバイルは2016年に始まったばかりのサービスで、知名度もそこまで高いわけではない。利用者もキャリアと比較すれば圧倒的に少ないはず。だから速いんですね。逆に言えば、利用者が増えてくると今後遅くなる可能性はありえる…ってこと。

使ってみての感想

普通に使っている分には、まったく不便しない性能。通信スピードが超早いというわけではないし、正直に言って「普通」です。でも…1000円ちょっとの月額料金で、TwitterやLINEなどが使い放題かつ、毎月3.0GBのデータ容量。

日常生活においては、十分過ぎる性能です。今回使っているのは「データ通信+SMS」なので、いわゆる電話は出来ません。しかし、LINE通話なら使えます。LINEで電話している人なら「音声通話SIM」を使う必要は無いかと。

 LINE使い放題の「対象」について

対象機能詳しく
LINEトーク機能テキスト、または音声メッセージの送受信
スタンプ、画像、動画、その他ファイルの送受信
無料通話、ビデオ通話
タイムライン機能画面表示、投稿(画像、動画を含む)
その他の使い方スタンプのダウンロード
着せ替えのダウンロード
友だち一覧画面の表示・友だち追加
「その他」画面の表示

このように、コミュニケーションフリープランのSNS使い放題はかなり広範囲。LINEで通話する人なら相性が良い。

出典:格安SIM「LINEモバイル」の料金まとえ / LINEフリー / 月額基本利用料

すごいよね…LINEで電話すれば解決する話だから。ドコモ特有のSPメールも当然使えないけれど、そんなもんはGmailを使えばいい話。無理してキャリが提供するサービスを使わなくても、世の中便利なサービスはいろいろあるんだから使い倒すべきだと思ってます。

そして、個人的にLINEモバイルを使ってよかった最大のメリットはやはり「安さ」です。

  • 「月額1000円で、ちゃんと使えるの?」
  • 「場所によって通信できなかったりするオチでは?」
  • 「格安SIMって、なんかよく分からないんだよね…。」

なんか、こういう先入観を持っている人が多い気がするんですが、普通に使えるんですよね。

※データ量が追加されているが、これはLINEモバイルのキャンペーンでプレゼントされた分。なぜかプレゼントではなく、追加になっている…。

データ使用量もこんな感じで、ぼくみたいにLINEで連絡とっててTwitterを見たり、Instagramのタイムラインを流し見するくらいだと余りまくる。ドコモの時は、Twitterで逝ってたんだけど、LINEモバイルは使い放題。ここが特に大きい。

ということで…

  1. LINEを通話などに使ってたり
  2. 日頃からTwitterをやってたり
  3. メールはGmail、電話はLINEでやってたり
  4. ドコモもソフトバンクも、月額高すぎないか…と思ってたり

するような人は「LINEモバイル」と相性が良さそう。キャリアは頑張って「家族割」とか「メガパック」とか、あの手この手で複雑で分かりづらい料金プランを量産してますが、LINEモバイルはシンプルですよ。

申し込みをすると、家にSIMカードが届く。スマホに差す。簡単な設定をする。ネットにつながる。設定はこのようにいたって簡単だし、記事で説明したとおり。なにより「料金の仕組み」が分かりやすいのも良いところ。

ドコモなどの有名キャリアだと、こんな感じで「基本料 + データ + その他もろもろ = 毎月の支払額は~…」なんていう、とてもややこしい料金プランになっている。月額基本使用料だけを払えばいいはずなのに、他にもたくさんの料金がついてくる(苦笑)。

それに対してLINEモバイルは格段に分かりやすいよね。払う料金は、選んだプランの月額だけ。勝手にいろいろと変な料金がついてくることはありません。

初月は「事務手数料」が3000円だけ必要になるけれど、それ以降はこんな感じで最初に契約したとおりの料金になります。

まとめ

LINEモバイル

既存の、というか今まで一般的に使われてきたキャリアが提供する通信はだんだんと時代遅れになってきた感がある。安倍総理や総務省から「高い」とケチをつけられたりと、やはり値段が高すぎるのが問題だ。もちろん、彼らは国内全体に巨大な電波網を作った功労者でもあるので、先行者利益として高い料金をとってもいいとは思います。

しかし、こういった安い価格で普通に使える「スマホ通信」が提供されるようにもなったんですよね。今の時代。キャリアの独占的な価格は仕方ないと思うけど、それ以前にぼくたちユーザーには「何を使うか自由に選択」できるわけです。

  • SNSをよく使う
  • Twitterのやり過ぎで毎月「帯域制限」にかかってしまう
  • 通話はLINEで済ませてしまう(電話したいなら音声通話SIMで行けるし)
  • メールもGmailなど、フリーメールがメインだ…
  • 毎月のスマホ代を段違いに安くしたい

何を選べるか自由なら、やっぱり自分にとってメリットの大きい選択肢を取っていきたいものですよ。TwitterやInstagramの流し読みで、毎月帯域制限に引っかかって、月5000円くらい取られ続けるのはちょっと、どうなのかな…と。

そのうち「LINEモバイルに乗り換えないか?」と話をして、家族割とかいう高いのか安いのか(LINEモバイルと比較したら高いです)よく分からないキャリア通信は引退していこうと思うのであった。

以上「LINEモバイルについて解説してみる」という話でした。ちょっと気になったかも…という人は公式サイトを見てみてね。

→ LINEモバイル(公式サイト)

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2 件のコメント

  • やかもちさんには全く文句ないけど、
    こういった通信事業者の安い帯域買いにはいつも不満があります。

    実際にビルの屋上や地下から秘境の山頂までケーブルを敷設してアンテナを建て保守をして、それがどんなに危険な仕事で莫大なコストが掛かっているか誰も知らないでしょうし、それが例え赤字であっても完遂しなければならない。

    そして、決して公共事業ではないこの仕事から職人は一切守られていない現状。どんなにたくさんの可哀そうな職人たちを犠牲にしても、利益なしじゃ生きられないんですよ。

    非常に保守のコストが高く元から儲からない上に第5世代通信や全光量子通信に向けて研究開発したり、そんな中で新興国の人達は何十万人という規模で利用料を払わず使い続けたり物品を返却しない。

    正直者が馬鹿を見る、そんな日本にだけはなってはいけない。

    • 確かにそのとおりですね。LINEモバイルは、docomoの回線を借りてサービスを提供しています。一見すると後からやってきて、先行投資をしてきたキャリアたちの「資源」を食いつぶしているようにも見える。
      だけど、docomoも儲かるからLINEモバイルを含む、あらゆる「MVNO業者」に回線のレンタルをしているわけだし、2016年の時点で4兆5000億円の売上高に対して、純利益は5480億円。10%を超える利益率を出していて、決して儲かっていない…という感じではないです。
      docomoがLINEモバイル相手に回線貸出というビジネスをして、儲かっていて互いにWinWinなら特に問題はないという立場です。

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