ToSにあふれるRMT業者を駆除する「対策法」を考えてみた

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Tree of Savior(ToS)は、今のところは日本国内で最も人が集まっているMMORPGのようだ。海外ではイマイチな状況になっているが、日本はやっぱり可愛いRPGが人気になりやすい。開発のIMC Gamesも日本での大ヒットを受けて真面目に頑張る気が出てきていますし。

さてと。ToSは不満の多いゲームであるが、その中でも最も不愉快なのが「RMT」の存在だと思う。4~5年前のやっちはRMTの存在をなんとも思っていなかったが、ToSの中でのRMT業者の暗躍を目にするにつれ、ある種の殺意が湧いてきたので…。

ToSのRMTで行われている手口と、有効な対処法について考えてみたよ。

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ToSのRMT…

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Googleで「ToS RMT」と検索してみた。1~2位は見ての通り「Adwords広告」というやつで、RMT業者がGoogleに金を払って掲載してもらっている。ちなみに掲載料だが、1クリック50円と推定している。

つまり、RMT業者は1クリック50円という決して安いとは思えない広告料を支払っているが、それでも十分に元が取れると判断しているのだろう。

「ToS RMT」の検索結果は、最悪なことに1~10位まで全部、RMT業者のページで埋め尽くされている。ということで、この記事を5位以内に食い込ませておきたい。

 

ToSのRMT対策はあまり意味がない

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※堂々の1位、大人気RMTタイトル

ToSでは個人間取引が面倒くさかったり、マーケットで購入したものが取引不可になったりチーム倉庫に入れることが出来なかったりと、何かとユーザーにとって不便な仕様がある。これらはすべて、RMT対策のために用意されたものだ。

  • 個人間取引が出来ない → シルバーの受け渡しを制限
  • 購入したものが取引不可 → 転売による価格のつり上げを防止
  • チーム倉庫に入れられない → ちょっとよく分からない
  • マーケットの販売額の受取が2日 → イライラするだけだが業者は気にしないし、購入者も2日くらいどうってことはない

これらの策は効果を出しているかどうか。ToSをプレイしている人なら誰でも「No!」といえる状況です。まったく、効果は、無い。

意味のある対策を打つには「手口」を知ること

なぜRMT対策がまったく効果を出さないのか。理由は簡単で、ネクソンがRMT業者の手口を知らないか、あるいは必要悪と思っているから(必要悪は冗談ですよ…)。どんな手口を使っているのか。RMT業者に聞くのが速い。

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2行目にシルバーの取引方法が書いてあるが、イマイチ意味がわからない。やはり詳細な手口は購入者にしか教えない…ということでしょうか。なるほど。さすが業者(法人)。こういう時は個人のRMTプレイヤーに聞いてみれば良いんですよ。

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ヤフオクで「ToS シルバー」などと検索すると、見ての通り個人による売買が賑わっている。しかもサーバーによっては安い。やっちのガビヤ鯖だと100万シルバーあたり780円で購入可能。マナマナが4200円くらいで手に入ることになる。

人によっては「4000円でマナマナが買えるならアリかな?」な~んて思ってしまうだろう。まぁ余談は置いておいて。

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2. 取引の流れ

キャラクター名:

取引方法:競売所に経由で取引(手数料お客様負担)

出品が完了しましたら、アイテム名、出品個数、出品額をご連絡ください。

ご入金予定時間:日時分

お取引希望日時:日時分

(銀行振込の方用)振込先銀行名:

お支払様の口座名義:

取引可能な時間帯:9時~24時

これでハッキリしました。彼らはマーケットを経由してシルバーを送金していたんです。

「150万シルバーを購入した○○です。ユコプスの葉を3枚ほど登録したので、購入してください。」

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「確認しました。ユコプスの葉を3枚購入したので確認どうぞ。」

これで送金は完了。49万*3枚=147万シルバーで、手数料を抜いた後は132万3000シルバーが残る。知っての通り、ユコプスの葉はそれほど需要があるわけではないし、集めるのも難しくありません。それなのに49万という値段はあまりにもおかしい。

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しかし、ToSの仕様ではマーケットに登録されている数が少ないと、自分の好きな値段をつけられる。登録時に1%の手数料を払うので、普通は売れないモノに法外な値段を付ける人はいません。損しかしないから。

つまり、普通のプレイヤーの考えをまとめると…。

  1. 登録時に1%の手数料を取られる
  2. ハナミンの花びらに5万シルバーをつけて売ってる人ってなんだろう
  3. 売れるわけがないのに、なんで莫大な手数料を払うんだろう

普通ならこう思うはずです。やっちもハナミンの花びらが1個5万は、どう考えてもおかしいと思ってる。

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でも現実はこうです。ハナミンの花びらも送金手段として便利。

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インフロラクターの皮も便利です。一番上があやしいですね。33000*187=6171000 → 5553900なので、5.5M分(約5000円相当)の送金が出来る。

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探していくと大量に「妙におかしな高額商品」がボロボロと出て来る。「材料」を値段の高い順に並び替えて見ていくと「これ、売れないだろ!」と言ってしまうモノであふれている。RMTは常習的に行われていると思っていいでしょう。

もうひとつの問題点「公式RMT」

ここまでで、RMTはマーケットを通して行われていることが分かったと思います。もちろん、この目で見たことは無いし、やっちは業者RMTを体験していないので本当は分かりません。

が、個人RMTプレイヤーが商品説明に「マーケットを経由して…」と記述していること。実際にマーケットで「妙に値段が高い需要のないアイテム」が大量に陳列されている事実を考えると…ほぼ確定です。

では、なぜRMTがここまで流行るのか。問題の原因は公式RMTにもある。

アメリカのどっかの州で、麻薬を合法化したらしいです。一見すると頭おかしいって話なんですが、本当の目的は麻薬を売っていた業者(要するにマフィア)を州から追い出すためでした。

つまり、公式RMTには一般のRMT業者を追い出す効果がある程度は期待できるということ。ネクソンが公式に認めたRMTなら、みんなオープンに使えますからね。逆に普通のRMT業者を利用するのは、紛れもない規約違反です。

でもネクソンって公式RMTやってるのでは?

そう。やってるんだけど…効果はほとんど無いのが現実です。理由も簡単

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例えば魔法付与スクロール。1枚あたり64円で購入できるが、マーケットでは1枚あたり3万シルバーです。

カビヤ鯖の最安値は10万シルバーあたり78円。同じ金額を魔法付与スクロールで稼ごうと思うと、約213円もかかってしまう計算になる。

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コスチュームはどうだろう。1着あたり1290円が、マーケットでは70万。カビヤ鯖の最安値で70万シルバーを購入する場合546円です…。

つまり公式RMTは利率が悪すぎるんです。だいたい3倍くらい効率に違いが出ている。しかも10%の税金もありますし、2日の受取制限もある。もうちょっと課金ユーザーを優遇するべきだと思うんですが、ネクソンの中の人の気持ちは分かりません。

 RMTってバレルの?

その気になればバレる。

過去、テイルズウィーバーやマビノギでは、RMTを乱用してBANされたプレイヤーが結構います。規約違反なんてバレなきゃ大丈夫と思っているようですが、今はデータベースにログを残すのが一般的ですから「統計的に見ておかしい売買をしたユーザー」を検索するのは難しくない。

例えば、ハナミンの花びらを1枚5万で100枚登録し、登録からほんの数分で完売した…なんていう変な売買ログがあったら誰だって「あやしい…」と思うよね。

本当のRMT対策を考える

ここまでのまとめ。

  1. RMTはマーケットで常習的に行われている
  2. 公式RMTがあるのに業者RMTを使うのは「効率」が2~3倍も違うから

これが分かれば「対策」を考えるのも簡単ですね。

  1. 需要に応じて、マーケットに登録できる金額に下限と上限を設定すること
  2. 公式RMTも、業者RMTに負けないくらい効率の良い価格設定にすること

たったのこれだけ。難しいことじゃない。ゲームシステムであれこれとやって、ユーザーに不便させるだけの今の仕様よりよっぽど良い。

成功例「黒い砂漠」

日本ではマイナーらしいですが、国際的には非常に高い評価を得ている「黒い砂漠」。このゲームのRMT対策は上手く機能している。

  1. 個人間取引は一切出来ない
  2. マーケットに登録できる価格は、過去の売れ行きと需要に基づく
  3. マーケットに登録できる価格には、上限と下限が設定されていて「釣り上げ」は不可能
  4. 業者RMTよりも公式RMTの方が利率もよく、遥かに安全である(しかも秒速で売れる!)

知ってますか。黒い砂漠って10万シルバーあたり800円が相場なんですよ。ちなみに黒い砂漠は時給10Mとか出すのは簡単です。だから、誰も業者RMTなんて見向きしない。

公式RMTもしっかりしています。2500円で約3000万シルバーの価値が生まれますから、10万シルバーあたり8.33円。業者RMTの100倍も効率が良い。見事にRMT業者を排除することに成功。

BOTはいないし、鬱陶しいRMT宣伝シャウトもない。価格統制があるため、特定のプレイヤーによる不正な「釣り上げ」も無い。

もちろん、一時期はマーケットを使ったRMTがありました。だけど運営が気付いて、しっかりと価格制限してくれたので解決しています。今後も同じことは起きると思いますが、所詮はいたちごっこでしょう。

→ 黒い砂漠を取り巻くRMTの現状(どす黒い砂漠日記)

興味のある方はこちらの記事もどうぞ。

 

「ToSのRMTを追い出す方法」まとめ

ToSは今ある様々な邪魔くさい仕様をやめて、価格統制と公式RMTの効率アップを行えば良い。あと、個人間取引は今後もきっちり制限すること。

  • 個人間取引は今の仕様で良いと思う
  • マーケットの登録価格は、需要と入手先の確率的な期待値にもとづいて制限すること
  • 公式RMTがマズすぎるので業者RMTを駆逐する勢いで改良すること
  • 具体的に言うと、課金アイテムには「利率」にもとづいた価格統制を
  • トークンなど、必需品クラスの課金アイテムもマーケット登録可能にしていいかと

こんな感じですね。トークン(約1000円)を、せめて下限価格100万シルバーくらいで登録可能にしてほしいね。じゃないと業者RMTが普通に蔓延してきて目障りだ。

余談、公式RMTならやってもいいの?

あるある話ですけど、RMTは悪なのに、どうして公式RMTはやってもいいの?という疑問。やっちも数年前なら、そう思っている時期がありました。ですが、公式と業者ではやってることの次元が違うんです。

  • 業者RMT → シルバーを得るためにBOTを生み出し、鬱陶しい宣伝シャウトを生み出し、マーケットでの独占とつり上げを生み出す
  • 公式RMT → シルバーを得るために課金アイテムなどの「サービス」を提供するだけ。しかも利用されれば開発にも利益がちゃんと入る

ね。性質がぜんぜん違うんです。どう見たって業者RMTは「悪」そのもの。健全なユーザーにとって邪魔でしか無い。

それに対して公式RMTは運営と開発の利益に貢献できるし、公式RMTはシルバーを生み出すために「BOT」「宣伝シャウト」「釣り上げ」を使う必要はありません。互いに利益の出る関係です。

すると次に出てくるのが「公式RMTのせいで物価が上昇するからダメだ」という話。これも性質が違う。物価が上昇するためには相対的にシルバーの価値が下落する必要がある。ここでまた比較を。

  • 業者RMT → シルバーを生み出すために、大量のBOTや不正システムを投入して、実際にシルバーを生産してしまう
  • 公式RMT → シルバーをゲーム内に供給しているわけではないし、元からシルバーを持っている人から、課金アイテムを売った人に移動するだけ

業者RMTは実際にシルバーを供給してしまうから厄介なんです。しかし、公式RMTはシルバーを供給していません。だからインフレが発生しづらいんですよね。

ということでやっち自身は業者RMTを駆逐し、淘汰し、排除し、抹消し、追い出すためなら、公式RMTは歓迎という立場。以上、ToSのRMT対策に本当に有効な手段という話でした。

 ネクソンクオリティ

と言っても、ネクソン歴6年のやっちから見れば、当分の間は今の状況が続くかなーと思ってたり。ネクソンって本当にテキトーな運営なんですよ…。

ToSの金策

→ ToS金策

色々と金策ネタをまとめています。

→ 金策のまとめ帳 – シルバーを稼ぎたい啓示者に送る

ちゃんと金策したい人向けに、ToSのあらゆる金策をまとめた記事。随時更新してます。

→ 145IDで金策するためのビルド案を2つ紹介

もっとも再現性の高いToS金策。1日90~180万シルバーを稼げるので本気の人ならオススメ。

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