みんなの推奨スペックは信じるな?黒い砂漠の6万円PC

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黒い砂漠の推奨スペックは色々な論があります。公式の推奨スペックは全然足りていない、黒い砂漠を最低画質で動かすにはGTX980以上が必要だ、やっぱ10万以上のゲーミングPCでしょ。

などなど。立場によっても、黒い砂漠の推奨スペックマシンの基準は変わってくるのだろう。この記事では、たったの6万円で黒い砂漠の推奨スペックを余裕で満たした上、更に最高画質で30FPS以上の動作を可能にしたパソコンについて紹介したい。

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6万円で最高画質(30FPS)超えは言いすぎでしょう

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作った本人も・・流石に6万円で最高画質はキツイかな。というのが本音だったが、この結果を見て愕然とした。なんと、黒い砂漠が最高画質(High+VeryHigh)で、しかも60FPS近辺で動くんですよ。

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戦闘を始めると、大きく落ち込んで30FPS台にまで下がるが、恐ろしく軽快に動いて見せました。6万円という価格を考えると、あまりにも異常な性能だと思います。

黒い砂漠にかぎらず、パソコンを買う時のスタンスは色々ある

さて、このPCの詳しいことに入る前にパソコンを買う時のスタンス(立場)について紹介し、やっちがどこのスタンスに位置しているのかを紹介する。スタンスが合わない人の意見を参考にするのは難しいと思うからです。

  1. やっぱり買うなら最新のフルスペックPCを買いたい(5~10年先まで考える人)
  2. ゲーミングPCは欲しいけど、10万以上は出せないから標準的な画質で妥協する
  3. リスクリターン比率(コスト含め)が最もベストな選択をしてパソコンを手に入れたい
  4. 動けばいいので中古マシンを買いあさりに行く人

多分、この4パターンが考えられる。おそらく、黒い砂漠においては1~2番が最も多いスタンスで、3~4番は少ないと思います。さて、やっちはこの中で3番にあたる人です。

リスクリターン比率が最もベストなパソコン?

ものすごく簡単に言うと、色々なパソコンを比較してその中でも、最も払ったお金とリスクに対して、ベストな結果を出してくれるパソコンのことです。

例えば、Core i5搭載マシンは新品を買うと90000円~120000円くらいが相場です。しかし、黒い砂漠はCore i5が必須なので新品で買うとなると10万円は覚悟する必要がある。

「10万円くらいいいじゃん」と思う人と、「10・・10万円もするんですか?ゲーミングPCって、もう少し安くなりませんか?そうだ、自作なら安くなりません?」とか言い出す勘違いな人とか出てくる。

でも、やっちならその10万円PCを50~60%程度の価格で実現することは十分に可能だと思ってる。

別に新品を買っても良いんですが、その新品と同等、あるいは凌駕する性能のPCを、その新品よりも安く買えるのに、そっちを買う理由が分からないから。

  1. 10万円で黒い砂漠が高画質くらいで動くパソコン
  2. 6万円で黒い砂漠が最高画質で動くパソコン

この2つのパソコンが店頭に並んでいたら、間違いなく2番がバカ売れすると思います。4万円も安い上、しかも性能も高い。やっちも当然2番を選択するタイプです。だから、今回6万円で黒い砂漠が最高画質で動かせることを証明したんですよ。

人それぞれスタンスはあるけれど、やっちは「最低画質で動かすにはGTX980以上が必要?」とか言いたくないし、「お客さん、黒い砂漠はかなり高負荷なゲームですので、こちらの18万円モデルをおすすめします。」とも言いたくない。

でも・・やっちはパソコン屋さんで働けない人だなぁと思えてきた。こんなん厄介すぎる。同じ性能のPCを半額で作れるんだもの。

 

6万円で黒い砂漠の推奨スペックを満たしたうえ、最高画質で動かしたPC

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それがこのPC。当初はHigh+Highで動けばいいと思って作ったけれど、意外にもHigh+VeryHighで30FPS以上で動いてしまうパソコンに仕上がった。作った本人もビックリの性能。

その中身は?

パーツ部位パーツ名価格
CPUCore i5 34508990
GPUR9 380 (VRAM 4GB)17841
メモリSK Hynix 4GB * 22980
マザーボードB75MPLUS8748
SSDSamsung 750 EVO 250GB7239
CPUクーラーSYURIKEN Rev.32904
CPUグリスMX-40
電源ユニットAntec NE550C5981
ケースQS-240 Window3981
合計額58664

HDD無いじゃん。とか思うかもしれないけど、黒い砂漠をプレイするのが目的なら別に必要ないので省いています。いらないものは省けばいい。

で、中身は意外と普通というか。ちょっと旧世代のパーツを採用しています。パーツにも新しい、古い。などありますが、パソコンにおいて重要なのは新旧ではなく性能です。新しいから性能が良いとは限らない。古いから悪いとも限らない。

ここがミソだと思ってます。Core i5 3450は実用上は余裕ですし、GPUにはR9 380(VRAM 4GB)を使っている。ビックリだよね、最新のパーツを選ばなければ、VRAM4GBのグラフィックボードが2万円以下で買えてしまう。

こうやって皆の思い込みで価格が実際の水準よりも安くなっている(いわゆるミスプライス)ようなパーツを徹底して選べば、簡単に新品の50~70%のくらいの価格で同等品、あるいは超えるPCを作れてしまう。

逆に言えば、皆の思い込みなどによって、余計なプレミアムが付加されて実際の水準よりも高くなっているパーツもあるわけだ。どこの、どの製品とは言わないけど、やっちなら買わないね。

 

6万円PCは推奨スペックを満たしているか・まとめ

さて、今回のパソコンに搭載したパーツが、黒い砂漠の必要スペックに事足りているか。一応順番に説明していきます。

CPU : Core i5 3450

ドスパラ中古にて、たったの8990円で新品同様品を入手。黒い砂漠の公式の推奨スペックには、一応Core i5が挙げられているが、どのCore i5までかは示してくれていません。

だけれど、やっちとしては黒い砂漠をプレイするなら、Core i5 2000番台~4000番台がおすすめです。最新は6000番台ですが、あまりにも性能がすごすぎるので世代が1~2つ前の3000~4000番台で十分です。

とりあえず、Core i5 2000番台以上がパソコンに入っていれば、あとはGPUとメモリの問題になってきます。

GPU : R9 380 (VRAM 4GB)

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国内PCパーツ市場において、最もミスプライスが多いのがAMD製品です。もう、信じられないくらいミスプライスだらけで、知見のある人間からすれば宝の山ですよ。

例えると、GTX960 と 970の間くらいの性能のGPUを、たったの2万円以下で買えるという感覚です。GTX 970は、未だに3万円以上しますがVRAM 3.5GBしかありません。

それに対して、このSapphireのR9 380は、GTX960を凌駕する性能を持ちながら、VRAMは4GBも乗っているすごいやつ。黒い砂漠は実用上は、3.5~4.0GBのVRAMがあれば事足りるので必要十分な性能だ。

この6万円PCが、黒い砂漠を最高画質で動かせる最大の要因が、今回のGPUです。殊勲賞をあげないと。さて、AMDのGPUが過小評価される傾向にあるのはなぜか。一応簡単に説明。

  1. ドライバーの不具合が多くて初心者におすすめできないという意見が多い
  2. 消費電力が大きいのではないでしょうか(ゲーミングPCに省電力性ね・・・
  3. パソコン屋さんがGTXのほうがおすすめって言ってる
  4. 米Passmark社がAMD製のGPUを過小評価している(かなり過小評価しています)
  5. R9とかR7とか、グレードがなんか分かりづらい

ざっとこんなところです。特にPassmark社がAMDのGPUを過小評価しているのは大きいと思います。今回のR9 380も、Passmark上はGTX960よりも格下です。しかし、実際の性能はもっと上なんですよ。

メモリ:SK Hynix 4GB * 2

SK Hynixってどこのメーカー? とか気にしない。もうね、メモリーなんて容量さえあれば良いんですよ。ノーブランドはよく分からないけど、一応SSDを作っているメーカーが作ってるメモリなんだから、ある程度は使えると思っただけ。

でも、人におすすめするならCFDのメモリかな。今はそこそこ安くて使えればどこでも良いやって悟りを開いていますが。

マザボ:B75M PLUS

安い。そして、メモリは32GBまで乗るし、今回のCPUを乗せられるし、ちょっとボード長が長めのGPUも載せられる。しかもVRMフェーズ数が3個ときてる。1万円以下ということを考えると、コスパ良すぎと思ったので採用。

あと、安いと耐久性が・・と心配する人もいますが、それは5年以上前の話。今はどのマザボメーカーも固体コンデンサを採用しており、液漏れなどによる物理的な故障はほぼ皆無です。つまり、今のマザボは非常に高耐久なんですよ。

SSD : Samsung SSD 750 EVO

850 EVOの下位モデル。安いけど、ちゃんと動きます。そういう製品なので買いました。ちなみに、構造的に壊れづらいと理解できるのは850 EVOです。しかし、予算の関係上、750を選んだ。

可もなく不可もなく、普通に、普通の性能を出すSSDって感じです。黒い砂漠をプレイする上で不満はゼロ。

電源 : Antec NE550C

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「安く作ったパソコンだから故障しやすい。」

誰でしょう。こんなことを言い出した人は・・。やっちは今回のも含めて、作ったPCは11台に登ります。そのうち、故障していった哀れなパソコンは5台。そして、故障の原因は5台とも電源でした。

次に多かったのがHDDの故障。可動部品が多いパーツなので、壊れても仕方がない。つまり、パソコンが故障する原因のほとんどが電源ユニット、HDDです。

CPU・メモリ・GPUが自発的に故障することは本当に稀。(他のパーツが追いついていないのに、過度なオーバークロックをするとか、そういうアフォな使い方をしない限りの話)

ではマザボはどうなのかと言うと、これも壊れた経験がない。じゃあ、なんで安く作ったPCは壊れやすいのかと言うと、まずパソコン屋さんの言い分。次に、ドスパラの安いモデルには故障しやすい電源が採用されていること。

実際にこの目で見たことはないのですが、ドスパラの300W電源は絶対に使わないほうがいいそうです。さすがに今は改善されているかもしれないけれど、故障が多いんだって。

だから安く済ませたくても、電源だけはやっぱりそこそこのモノを選びました。+80認証のブロンズで、有名なAntecの製品を。玄人志向は安いけど、コイル鳴きが多いらしいのでやめた。

本当にここに挙げたパーツを積んでるんですか?

まぁ6万以下で、最高画質で動かすんだから疑うのも無理は無いと思って、CPU-Zでちゃんとここに挙げたパーツを載せていることを証明(一応)。

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CPUの世代差による性能差は、Sandy Bridgeや、このIvy Bridgeあたりから縮まるようになりました。

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同じくIvy Bridgeのチップセットを搭載するB75M PLUS。

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メモリーは4GBを2枚で合計8GB。本当は16GBは欲しい。

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AMD Radeon R9 380。VRAMは4GB(4095MB)。1万8000円で買ったことを考えると、コスパが良すぎる印象。

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CPU-ZはCPUのベンチマークができるのでやってみた。

  • シングルスレッド:1243点
  • マルチスレッド:3519点

これではどれくらいの性能なのか分かりづらいので、Core i5 4690を使っているシュヴァルツァー氏にベンチマークを拝借しました。

i5 4690 bench
  • シングルスレッド:1664点
  • マルチスレッド:6433点

シングルでも40%の差、マルチスレッドに至っては80%も差をつけられた。なにこれ、世代差はベンチマークには顕著に出るんですか。素直にCore i5 4000番台強すぎ・・って思いました。

ちなみにドスパラ中古では、Core i5 3450が8000~10000円で、Core i5 4690が20000円以上なので、要するに価格相応の性能ってことです。これで15000円くらいで買えるなら負けたって思うところでした。

 

ドスパラの7万円台と比較

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税込みで7万円台です。6万円台で比較をしないのは、あまりにも差がひどいことになっていたから。

  1. Core i3 4170
  2. GT730 1GB
  3. 4GB * 1
  4. 500GB HDD

なんというか・・色々と心配な性能ですね。ちなみに、この性能のパソコンで黒い砂漠がどこまで動くのか。似たような自作パソコンがあるのですが、最低画質でも30FPS安定しません。

ハイデルなど、人が集まる地域に行くと最適化モードを走らせないと蔵落ちします。そんな性能です。なお、このドスパラさんの7万円モデル。自分で作るとどうなるか?

→ Dosparaの7万円モデルを自作するといくらになるのか検証

5・・・58000円? あれ、自作しても今は価格差が無いとか誰が言い出したのか。安価なモデルだと、価格差は出るってことなのかな。とりあえず、意外にも自作の優位性はまだまだあるようです。

とは言っても、誰かが組んでるわけだから人件費出さないとブラック企業にしかならない。メーカー品が割高になってるのは、仕方がないと思うところはあります。

 

出来る限り安価に、黒い砂漠の推奨スペック以上を満たすポイント

そろそろまとめていきたいと思います。ここまで読んでくる人は、多分3番のスタンスの人だと思って、安価に高性能なPCを作るポイントを紹介。

  1. CPUには必ず、Core i5 2000番台以上を採用すること。そしてドスパラ中古で安いのを探す
  2. GPUには、GTX960クラス、VRAM2GB以上のものを採用すること。これもドスパラ中古で探す
  3. メモリーは中古でも新品でも構わない(価格差があまり無い)が、可能なら16GBは欲しい

この3つが最重要。CPU・GPU・メモリには堂々と中古を使っても良い。

 中古CPUの選び方

Core i5で9000~12000円くらいのCPUだと、概ね黒い砂漠をプレイする分には十分な性能に達します。だから、狙うのはそのあたり。

次に「K付き」モデルを選ばないこと。これはオーバークロックモデルなので、以前の持ち主がどんな使い方をしていたのか分からない。リスクを取る勇気があるなら、別にK付きでも良いですが。

あとは、CPUの裏面をチェックすること。妙な傷がないかなど、外傷はよく見ておきます。基本的にK無しモデルで、外傷も無いなら、問題の無いCPUです。

 

 GPUは何を選ぶべき?

GTX960などを普通に狙いに行くと、あまりお得感が無いと思います。やっぱり、GeForceの900番台モデルは、中古市場においてもプレミアムがかかっている傾向にあります。

狙うべきは、過小評価されているGPUを狙うこと。例えば、性能はGTX970と同じなのに、1万以上も安いモデルを探すということ。とか思ったんですけど、今はGTX1000番台の登場で、900番台のプレミアムが一気に剥がれ落ちていて・・。

つまり、本来はR9 390やR9 290XがGTX970よりも安いのに勝ってるGPUだったんですが、GTX970が鬼のように値下がりしていて25000円とかで買える。これだと、ちょっと勝負にならない。

なので、今はGTX970が中古市場で暴落するところを狙うのがお得だと思います。多分、この調子だと2万円つけてもおかしくないので。(2016年7月時点)

 

あとは選んだCPU・GPUに合わせて、マザボや電源を選ぶだけ。電源は絶対に+80以上の認証を受けているモノを買うこと。おすすめなメーカーはAntecやCorsairです。

 

動作状況(FPS)について

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首都バレンシアだと、こんな感じ。FPS40~58くらいをウロウロ。

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カルフェオンの商店街を馬で全力疾走すると、こんな感じ。結構ブレます。FPS25~45まで。

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動作が重たいとの噂があるハイデルの倉庫前では・・。あれ、意外と落ちなくてFPS21~40くらいで推移。

30FPS以上は軽く出すので、常時60FPS安定を目指さないやっちとしては、この6万円PCは過去最高の傑作PCとなりました。なんで今までやっちは新品にこだわってきたんだろう。普通に動くのに・・。

 

【まとめ】黒い砂漠の推奨スペックは安価に実現可能

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6万円PCで撮影したHigh+VeryHigh(最高画質)のスクリーンショット。この画質を30FPS前後で安定させ、場合によっては40~50FPSすら叩き出すパソコンは、意外と安価に作れることがわかった。

自作パソコンに慣れていて、リスクを取る勇気がある人は、ぜひ中古部品で圧倒的な推奨スペックを満たした黒い砂漠マシンを作ってみると良いと思う。今回は6万円だが、8万円くらい掛ければ最高画質で50FPS前後で安定するマシンも十分に作れる。

 

今回のPCを作るにあたって参考にしたサイト

→ ドスパラ中古

→ Passmark(GPU)

→ 黒い砂漠の推奨パソコンが闇だ・・4万円で動作PC作ってみた(今回のベースマシンです)

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